JPH08302769A - 水栓の取付装置 - Google Patents
水栓の取付装置Info
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- JPH08302769A JPH08302769A JP10543095A JP10543095A JPH08302769A JP H08302769 A JPH08302769 A JP H08302769A JP 10543095 A JP10543095 A JP 10543095A JP 10543095 A JP10543095 A JP 10543095A JP H08302769 A JPH08302769 A JP H08302769A
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Abstract
周に縮径自在に取り付け、この係合具によって水栓本体
の取付部材に対する結合を行うようにして、水栓の取付
作業時における係合具の紛失を防止することができて、
結果として水栓の取付作業を短時間内に確実にかつ容易
に行えるようにすることのできる取付装置を提供するこ
と。 【構成】水栓本体40を水栓取付部50に取付けるため
の取付装置であって、この取付装置を、水栓本体40を
差し込むための支持孔11を有して水栓取付部50に固
定される取付部材10と、この取付部材10の支持孔1
1に挿入された水栓本体40の結合を行うべく弾性材料
によってリング状に形成され、水栓本体40の下部外周
に縮径自在に嵌合されて、常態では支持孔11の径より
外径が大なる係合具20と、この係合具20による水栓
本体40と取付部材10との結合を解除すべく、取付部
材10の下端に支持した係合解除部材30とにより構成
したこと。
Description
や洗面化粧台等の天板を代表とする水栓取付部に取付け
るための、水栓の取付装置に関するものである。
水混合水栓であっても、むき出しのままにされた水道管
や給湯管に直接接続することは殆どなされてはおらず、
システムキッチンのシンク台や洗面化粧台を構成してい
る天板等を水栓の取付部として、この水栓取付部に水栓
本体を取付けるようにすることが行われている。このよ
うな場合に必要になるのが水栓の取付装置である。
や洗面化粧台が規格品として大量生産されるものである
こと、及び天板等の水栓取付部の下面において固定作業
をなさなければならないこと等を考慮すると、その取付
作業を容易に行えるようにすることができるものである
必要がある。そこで、例えば、特開平5−214749
号公報にて、「カランの取付を短時間に且容易に行うこ
とができる」ようにすることを目的として、「カランの
差し込み部が差し込まれる筒状であって、カランと係合
してカランの回り止めを行う回り止め係合部を有して被
取り付面に固着される筒状の取付部材と、この取付部材
に着脱自在に取り付けられるとともに取付部材に差し込
まれたカランの差し込み部に設けられている係合部に弾
性係合してカランの抜け止めを行う係合具とを備え」た
「カランの取付構造」が提案されている。
ば、図16に示すように、天板等の水栓取付部に予じめ
取付けられた取付部材に対して、カランの差し込み部を
差し込むとともに、係合具を取付部材の取付溝に嵌め込
めば、カランは取付部材に対する回り止めと、係合具の
弾性係合による抜け止めがなされるものであり、カラン
の取付作業をそれなりに簡単に行えるものである。
は、図示の通り非常に小さな部品であり、しかも取付部
材等とは完全に独立した別体のものであることから、そ
の取付作業を行う際に紛失し易いものとなっており、一
旦紛失した係合具を探し出すには相当時間が掛かること
も十分あり得る。しかも、この「取付構造」を採用した
カランは、新規に建設されるホテルや集合住宅等の多数
の部屋に短時間内で多数取付なければならない場合が多
いものであり、係合具が紛失してしまって、これを探し
出すのに時間が掛かるようでは、限定されている施工期
間内に納品することができなくなる。
合具は、取付部材側の細かい取付溝内に差し込まなけれ
ばならないから、前述した紛失をしないように注意しな
がら細かい取付溝の場所を確認しなければならず、非常
に注意を払わなければならない。しかも、取付部材側の
取付溝は、天板等の水栓取付部の下方に位置していて、
暗くて見えにくい場所であり、例えば日没後にその確認
作業を行おうとすれば明りを用意しなければならないこ
とにもなって、カランの取付作業は円滑に行えないこと
もあり得るものである。
層簡単に行えるようにするにはどうしたらよいかについ
て種々検討を重ねてきたところ、係合具を水栓全体また
は取付本体に取り付けたものとすることがよい結果を生
むことを新規に知見して、本発明を完成したのである。
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、水栓の天板等の水栓取付部に対する取付作業
をより一層簡単にすることである。
るところは、リング状に形成した係合具を水栓本体の下
部外周に縮径自在に取り付け、この係合具によって水栓
本体の取付部材に対する結合を行うようにして、水栓の
取付作業時における係合具の紛失を防止することができ
て、結果として水栓の取付作業を短時間内に確実にかつ
容易に行えるようにすることのできる取付装置を提供す
ることにある。
ころは、係合具を水栓本体を水栓取付部に取付けるため
の取付部材側に拡径自在に取り付けて、この係合具の紛
失を防止し、水栓の取付作業を短時間内に確実かつ容易
に行えるようにすることのできる取付装置を提供するこ
とにある。
ところは、請求項1または2の発明における係合具の係
合解除部材による縮径または拡径を確実に行えるように
して、水栓の変換または交換作業を確実かつ簡単に行え
るようにすることのできる取付装置を提供することにあ
り、また、請求項4に係る発明の目的とするところは、
係合具の係合解除部材をも取付部材または水栓本体側に
取付けて、その紛失を防止するとともに、その操作を押
動または引き出しによって簡単に行えるようにし、請求
項1〜3の発明の目的を達成することができるととも
に、水栓の取付・交換作業をより一層簡単に行うことが
できる取付装置を提供することができる。
ところは、係合具をだ円状のものとすることによって、
請求項1〜請求項4の発明の目的を達成することができ
る他、水栓本体と取付部材との結合をより確実に行える
ことのできる取付装置を提供することにある。
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、「水栓本体
40を水栓取付部50に取付けるための取付装置100
であって、この取付装置100を、水栓本体40を差し
込むための支持孔11を有して水栓取付部50に固定さ
れる取付部材10と、この取付部材10の支持孔11に
挿入された水栓本体40の結合を行うべく弾性材料によ
ってリング状に形成され、水栓本体40の下部外周に縮
径自在に嵌合されて、常態では支持孔11の径より外径
が大なる係合具20と、この係合具20による水栓本体
40と取付部材10との結合を解除すべく、取付部材1
0の下端に支持した係合解除部材30とにより構成した
ことを特徴とする水栓の取付装置100」である。
00は、水栓本体40の下部外周に円環状に形成した係
止溝41内に、弾性材料によって一部に切断部21を有
するリング状のものとして形成した係合具20を嵌合し
て、この係合具20が水栓本体40に取付けられたもの
としたものであり、この係合具20が、水栓取付部50
に取付けられた取付部材10と、その支持孔11内に挿
入された水栓本体40との間に介在することにより、取
付部材10と水栓本体40との結合を行うものである。
勿論、この取付装置100は、その係合具20を切断部
21によって縮径自在なものとすることにより、これを
嵌合した水栓本体40の支持孔11内への挿入時におけ
る係合具20の縮径と、水栓本体40の取付部材10か
らの取外し時における係合具20の拡径とを可能にして
いるものであり、水栓本体40の取付部材10に対する
結合と取外し作業を容易に行えるようにしたものであ
る。
2に係る発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「水栓本体40を水栓取付部
50に取付けるための取付装置100であって、この取
付装置100を、水栓本体40を差し込むための支持孔
11を有して水栓取付部50に固定される取付部材10
と、この取付部材10の支持孔11に挿入された水栓本
体40の結合を行うべく弾性材料によってリング状に形
成され、取付部材10の支持孔11の下部内周に拡径自
在に嵌合されて、常態では支持孔11の径より内径が小
なる係合具20と、この係合具20による水栓本体40
と取付部材10との結合を解除すべく、取付部材10ま
たは水栓本体40の下端に支持した係合解除部材30と
により構成したことを特徴とする水栓の取付装置10
0」である。
00においては、切断部21を有したリング状の係合具
20を、取付部材10の支持孔11の下部内周に形成し
てある係止溝12内に拡径自在に嵌合したものであり、
これにより、取付装置100を構成している係合具20
を取付部材10側に結合させて、その紛失を防止するよ
うにしてあるのである。勿論、この取付装置100にお
いては、その係合具20が、取付部材10の支持孔11
内への水栓本体40の挿入時には水栓本体40自身のテ
ーパ面42により、また水栓本体40の取外し時には係
合解除部材30のテーパ面32により拡径されるものと
してあって、水栓本体40の取付部材10に対する結合
と取外し作業を容易に行えるようにしたものである。
請求項1または2に係る取付装置100について、その
リング状の係合具20の端縁に、係合解除部材30の先
端部に形成してあるテーパ面32によって押動されたと
き、当該係合具20を縮径または拡径するためのテーパ
面22を形成したことであり、これにより、係合解除部
材30による係合具20の係合解除を確実に行えるよう
にしたものである。
は、上記請求項1〜3のいずれかの取付装置100につ
いて、その係合解除部材30を、取付部材10の支持孔
11内または水栓本体40の内側に進退自在に嵌挿され
るものとして構成するとともに、この係合解除部材30
の外周面に、取付部材10または水栓本体40に形成し
た係止穴15・43または係止溝12に係止される係止
部31を突出形成したことであり、これにより、係合解
除部材30を取付部材10または水栓本体40側に結合
させて、その紛失を防止するとともに、係合解除作業を
明りが全くなくても行えるようにしたものである。
は、上記請求項1〜4のいずれかの取付装置100につ
いて、さらにリング状の係合具20をだ円状のものとし
て、水栓本体40の下部外周または取付部材10の支持
孔11の下部内周に弾性的に嵌合させたことであり、こ
れにより、係合具20による取付部材10と水栓本体4
0との結合をより確実に行えるようにしたものである。
いて以下に説明するが、各実施例に示した取付装置10
0は、上記請求項の発明を次のように実質的に含むもの
であるから、それぞれの実施例に係る取付装置100の
作用を、その取付・取外し施工を含めて項を分けて説明
することにより、各発明の作用説明とする。
00が示してあり、この取付装置100においては、縮
径自在なリング状の係合具20を水栓本体40の下部外
周面に嵌合させたものである。すなわち、この取付装置
100を構成する係合具20は、例えば図8の(イ)に
示したように、弾性材料によって切断部21を有するリ
ング状のものとしてあるから、その内径が水栓本体40
の外径よりも小さなものであっても、この係合具20を
水栓本体40の下端から強制的に嵌め込んで係止溝41
まで移動させれば、この係合具20は拡径されて水栓本
体40側の係止溝41内に簡単に嵌合し得るのである。
係合具20は、図3の(イ)に示したように、それ自身
の弾性力によって縮径するから、これを無理に拡径しな
い限り係止溝41内から外れることはない、つまり水栓
本体40と結合されたままの状態を維持することになる
のである。この場合において、この係合具20は、図3
の(イ)及び図4の(ハ)に示したように、水栓本体4
0の外周面から当該係合具20の幅の半分程度の高さで
突出しているのであり、この係合具20の突出した部分
によって、特に図4の(ハ)において詳記したように、
水栓本体40の取付部材10に対する結合がなされるの
である。
栓取付部50に対しては、図1〜図3に示すように、水
栓本体40を取付けるための取付部材10が固定される
のであるが、この取付部材10は上端にフランジ13を
有しているから、このフランジ13が上端になるように
して、当該取付部材10を図3の(イ)等において示し
たように、水栓取付部50に形成した穴内に挿入するの
である。そして、この取付部材10の下端から取付ナッ
ト14を螺着すれば、この取付部材10の水栓取付部5
0に対する取付は完了する。この取付部材10の下端に
は、後述する係合解除部材30が取付けてあるが、この
係合解除部材30のフランジ35の外径は、取付部材1
0の外径と同じかそれ以下としてあるから、上記した取
付ナット14の取付作業に対してこの係合解除部材30
が邪魔になることはない。
る取付前であっても、また取付後であっても、この取付
部材10の図示下端に係合解除部材30が取付けられる
のであるが、この係合解除部材30は、図3及び図7に
示すように、円筒状のものとして形成してあり、しかも
図7の(イ)に示すように、その一部に軸方向の切断部
33が形成してあるから、前述した係合具20と同様に
縮径自在なものとなっている。従って、この係合解除部
材30を取付部材10に取付けるには、取付部材10に
形成してある支持孔11内に下方から縮径させながら強
制嵌入するのである。実施例の取付部材10において
は、図3の(イ)及び図4の(ハ)に示すように、その
支持孔11の下端部の内径が当該係合解除部材30の上
端部にある係止突起31を挿入しておくのに都合のよい
ように大径にしてあるため、この係合解除部材30の取
付部材10に対する強制嵌入は全く無理なく行えるもの
である。
図3の(イ)に示したように、その基体部分の外径より
も大径となっているフランジ35が形成してあり、この
フランジ35の位置は、図5の(イ)に示すように、当
該係合解除部材30の係止突起31の上端が取付部材1
0の係止溝12の上端に位置する直前に取付部材10の
下端に当接するような場所としてあるため、この係合解
除部材30の下端の手のひら等で押してやれば、取付部
材10の支持孔11の所定位置に簡単に取付けられるの
である。
後の係合解除部材30にあっては、図3の(イ)に示し
たように、それ自身の弾性力によって拡径することにな
り、その上端に形成してある係止突起31の下端の係合
段部34が、取付部材10側の係止溝12に形成してあ
る係止段部12aに自動的に係合することになるのであ
る。この場合、実施例の取付部材10においては、図6
の(ロ)及び(ハ)に示したように、係止溝12に連通
する四角形状の係止穴15が左右一対してあって、これ
ら係止穴15内に嵌合し得るように、係合解除部材30
の上端に形成してある各係止突起31も、図7の(イ)
に示すように、四角形状の左右一対のものとしてある。
これにより、各係止突起31が取付部材10側の係止穴
15内に係合し易くしてあるのであるが、その位置は、
取付部材10に対して嵌入した係合解除部材30を「カ
チッ」という音がするまで回転することにより簡単に決
定し得るものである。
に係る取付装置100においては、図3の(イ)を代表
して示したように、これを構成している係合具20は水
栓本体40側に結合されており、係合解除部材30は取
付部材10側に結合されているのであるから、これらの
係合具20や係合解除部材30はバラバラになることは
なく、紛失してしまうこともないのである。勿論、これ
らの係合具20や係合解除部材30は、水栓本体40を
取付部材10に取付ける前に予めそれぞれ結合させてお
けば、施工現場で係合具20や係合解除部材30の取付
作業を行わなくても済むことは当然である。
ける作業であるが、係合具20を下部外周に取付けた水
栓本体40を、水栓取付部50に取付けてある取付部材
10の支持孔11内に、図3の(ロ)に示したように、
単に差し込むことにより完了するのである。何故なら、
まず、水栓本体40の下端を取付部材10の支持孔11
内に、図3の(イ)に示したようにして挿入してからさ
らに押し込めば、係合具20の下端外周に形成してある
テーパ面22が支持孔11の上端縁に係合して当該係合
具20を縮径するため、係合具20の外径は簡単に支持
孔11の内径と一致することになり、この係合具20を
取付けた水栓本体40は支持孔11内に嵌挿されるから
である。
取付部材10側のフランジ13上に載れば、図4の
(イ)に示すように、その時係合具20が取付部材10
側の係止溝12に丁度対向することになる。従って、こ
の係合具20は、自身の弾性力によって、それまでの支
持孔11より内径が広くなった取付部材10の係止溝1
2内で拡径することになり、その上端面が係止溝12の
上面に係合することになるのである。なお、このとき、
係合解除部材30の係止突起31が係止溝12の上方に
位置していたとしても、支持孔11内を下がってきた係
合具20によって下動されるため、図4の(ハ)に示す
ような位置に押し下げられるものである。
水栓本体40を取付部材10の支持孔11内に強制的に
挿入すれば、図4の(ハ)に示したように、係合具20
の内側の約半分は水栓本体40側の係止溝41内に係合
したままであり、しかもこの係合具20の外側の約半分
は取付部材10側の係止溝12内に係合したままとなる
のである。換言すれば、その内側部分が水栓本体40の
係止溝41内に上下動不能に係合したままにある係合具
20の外側部分が取付部材10の係止溝12内に係合し
ているのである。これにより、水栓本体40の取付部材
10に対する上方への抜け止めがなされているのであ
る。勿論、水栓本体40の大径部44が取付部材10側
のフランジ13上に載っていることにより、水栓本体4
0の図4に示した状態以上に下方へ動くことはないこと
は当然であり、結果として、この水栓本体40は水栓取
付部50に対してしっかりと固定されていることになる
のである。
係る発明のように、だ円状のものとして、水栓本体40
の下部外周または取付部材10の支持孔11の下部内周
に弾性的に嵌合させたものとしてあれば、図8の(ロ)
に示したように、その大径部が取付部材10側の係止溝
12内に納められることになり、その小径部は水栓本体
40側の係止溝41内に完全に納められることになる。
換言すれば、この場合の係合具20は、取付部材10側
の係止溝12と水栓本体40側の係止溝41内に完全に
同時に位置することになり、取付部材10の水栓本体4
0に対する位置保持を確実に行うのである。従って、こ
の係合具20を係合具20を外形がだ円状となるものと
し、かつその長径側の外径が取付部材10の支持孔11
の径以上で、短径側の内径が支持孔11の径以下とした
場合には、取付部材10の支持孔11に対する水栓本体
40の取付けを確実に行えるのである。
ているため変換しなければならない場合、あるいはこの
水栓本体40が古くなって交換しなければならない場合
には、この水栓本体40を水栓取付部50から取外さな
ければならないが、その場合には、図5に示したよう
に、係合解除部材30を図中の矢印で示したように上動
させるのである。係合解除部材30の上端部には、四角
形状の左右一対の係止突起31が形成してあって、これ
ら各係止突起31の上部内端面には、係合具20側のテ
ーパ面22と当接し得るテーパ面42が形成してあるか
ら、係合解除部材30が上動されると、そのテーパ面4
2が係合具20側のテーパ面22を押動してこの係合具
20を縮径させるのである。このとき、各係止突起31
は係合解除部材30の上端に形成してあって係合解除部
材30から独立したものではないから、これら自身が拡
径されることはなく、係合具20の縮径を確実に行うも
のである。
たように、その外径が取付部材10の支持孔11の内径
以下のものとなって、取付部材10と水栓本体40間に
は両者を結合させるものが無くなるから、水栓本体40
は取付部材10から簡単に出せることになるのである。
からの取外し作業は簡単に行えるのであり、取外した後
の水栓本体40においてはその外周に係合具20が取付
けられたままとなる。係合解除部材30も、取付部材1
0側に取付けられたままとなるのであり、これらの係合
解除部材30及び係合具20は紛失することはないので
ある。
来は紛失し易すかった係合具20が水栓本体40側に取
付けられているものであり、係合解除部材30も取付部
材10側に取付けられているものでるから、その紛失を
心配することがないことは前述した通りである。しか
も、これらの係合具20や係合解除部材30は、水栓本
体40の取付部材10に対する取付作業時等において、
これを水栓本体40や取付部材10に改めて取付けなけ
ればならないというものではないから、従来のもののよ
うな取付場所を探すという作業は全く不要となっている
のである。換言すれば、この取付装置100において
は、係合具20は勿論のこと、係合解除部材30につい
ても、その存在確認や取付場所の確認等の注意を、全く
払わなくてもよいものとなっているのである。
水栓本体40を取付部材10から取外す作業を暗闇でも
行えるものとなっているのである。何故なら、係合解除
部材30は、そのフランジ35が、手探ぐりでも容易に
確認できる取付部材10の下端に突出しているのであ
り、位置決めされるものだからである。しかも、係合具
20も水栓本体40の下部外周に取付けられたままであ
るから、この係合具20に対して何等操作をする必要が
ないからである。
装置100は、上記請求項1に係る取付装置100と、
その係合具20が、水栓本体40の取付部材10からの
取外しに際して拡径されるものである点が異なっている
ものである。そのために、この係合具20は、図10に
示したように、取付部材10の係止溝12内に予め嵌合
されているものであり、取付け前の水栓本体40側には
取付けられないものである。換言すれば、この請求項2
に係る取付装置100は、水栓本体40とは全く無関係
に、図10に示したように、取付部材10自体に係合具
20と係合解除部材30とを予め取付けておけるもので
あり、これら三つの構成部材を互いに離れないように一
まとめのものとしておけるものである。
置100を、図10に示したように、水栓取付部50の
所定箇所に取付けておいて、その取付部材10の支持孔
11内に水栓本体40を挿入するのである。水栓本体4
0が挿入される前の係合具20は、その内側部分が支持
孔11内に突出したものとなっているが、挿入されてき
た水栓本体40の下端外周面にはテーパ面42が形成し
てあるから、このテーパ面42によって係合具20は拡
径されることになり、水栓本体40は簡単に支持孔11
内に挿入される。
側のフランジ13上に載せられた時には、図11に示し
たように、係合具20が水栓本体40の外周に形成して
ある係止溝41に対向することになり、この係合具20
がそれ自身の弾力性によって縮径するから、この係合具
20はその内側の約半分が水栓本体40の係止溝41内
に嵌入することになる。従って、水栓本体40はこの係
合具20の存在によって、取付部材10の支持孔11内
にしっかりと抜け止めされるのである。
0から取外すには、実施例1の取付装置100の場合と
同様に、取付部材10の下端に組付けてある係合解除部
材30を、図12に示したように上動させるのである。
この係合解除部材30の上端には、上端外側面にテーパ
面32が形成してある係止突起31が一体的に形成して
あるから、この係止突起31の上動に伴ってそのテーパ
面32が係合具20の下部内面に形成してあるテーパ面
22を押動するため、この係合具20は取付部材10の
係止溝12内にて拡径するのである。そして、係合具2
0の内径が、図12に示したように、取付部材10の支
持孔11の径と同じになれば、水栓本体40はそのまま
上方へ簡単に引き出せることになるのである。
失し易すかった係合具20が水栓本体40側に取付けら
れているものであり、係合解除部材30も取付部材10
側に取付けられているものでるから、その紛失を心配す
ることがないことは前述した通りである。しかも、これ
らの係合具20や係合解除部材30は、水栓本体40の
取付部材10に対する取付作業時等において、これを水
栓本体40や取付部材10に改めて取付けなければなら
ないというものではないから、従来のもののような取付
場所を探すという作業は全く不要となっているのであ
る。換言すれば、この取付装置100においては、係合
具20は勿論のこと、係合解除部材30についても、そ
の存在確認や取付場所の確認等の注意を、全く払わなく
てもよいものとなっているのである。
水栓本体40を取付部材10から取外す作業を暗闇でも
行えるものとなっているのである。何故なら、係合解除
部材30は、そのフランジ35が、手探ぐりでも容易に
確認できる取付部材10の下端に突出しているのであ
り、位置決めされるものだからである。しかも、係合具
20も水栓本体40の下部外周に取付けられたままであ
るから、この係合具20に対して何等操作をする必要が
ないからである。
装置100では、その係合解除部材30を水栓本体40
の下端部内側に取付けたものである点が、上記の実施例
1または2に係る取付装置100とは異なっているもの
である。この実施例3の取付装置100を構成している
係合解除部材30は、図13に示したように、その基体
部分の上面に、合計4本の係止突起31を一体的に形成
したものであり、これら各係止突起31の先端は、図1
3〜図15に示したように、水栓本体40の下部に形成
した係止穴43内に挿入されることになるものである。
0は、水栓本体40の略中心に給水管や給湯管を挿通す
るための孔が形成してあるのであるが、この孔を利用し
て水栓本体40の下端に取付けられるものであり、その
各係止突起31の外端は水栓本体40側の各係止穴43
に係止されるものである。そして、この係合解除部材3
0の下端に形成してあるフランジ35の外径は水栓本体
40の下端の外径以下のものとなっているのである。
20は、図14及び図15に示したように、取付部材1
0の支持孔11の内側に形成してある係止溝12内に拡
径自在に嵌合してあるので、取付部材10に結合したも
のとなっている。そして、この係合具20の上端内側に
は、水栓本体40の下端部外側のテーパ面42と係合解
除部材30側の係止突起31に形成してあるテーパ面3
2とに係合するテーパ面22が形成してあって、水栓本
体40が取付部材10の支持孔11内に挿入されたと
き、係止溝12内にて拡径して水栓本体40の挿入を可
能にするものである。
40を取外す場合には、図15に示したように、係合解
除部材30を水栓本体40の下端から引き下げるのであ
る。これにより、係合解除部材30の各係止突起31に
おけるテーパ面32が係合具20側のテーパ面22を外
方に押すことになって、係合具20は拡径されるのであ
り、水栓本体40は取付部材10から引き抜き可能とな
るのである。
係る取付装置100について説明するが、各実施例にお
いて共通する部材については、図面中に代表的な同一符
号を付してその詳述を省略する。
装置100が示してあり、この取付装置100を利用す
ることにより、図1及び図2に示したように、水栓本体
40は水栓取付部50に固定されるものである。この水
栓本体40には、水栓取付部50の下側に配管されてく
る給水管や給湯管に接続されるものであるが、そのため
にこの水栓本体40の中心には、図3の(イ)あるいは
図9等に示したように、給水管等を接続するための孔が
形成してある。また、この水栓本体40の下端部は、取
付部材10の支持孔11内に挿入されるものであるが、
その途中に形成してある大径部44が取付部材10上に
当接することにより、それ以上の支持孔11内への挿入
が規制されるものである。そして、この水栓本体40の
下部外周には、取付装置100を構成する係合具20が
収納または係合するための係止溝41を形成してある
が、図13に示すような実施例3に係るものの場合に
は、係合解除部材30のための係止穴43が形成される
こともあるものであり、下端外周には取付部材10の支
持孔11内への挿通等を容易にするためのテーパ面42
が形成してある。
40を実質上支持する取付部材10と、この取付部材1
0側かあるいは上記水栓本体40側に取付けられるリン
グ状の係合具20と、この係合具20を縮径または拡径
してその係合を解除する係合解除部材30とを備えたも
のである。これらの各部材の材料は適宜選定し得るが、
取付部材10は水栓本体40を支持するものであること
から硬質の合成樹脂材料によって、また係合具20や係
合解除部材30はある程度の弾力性を有したものとする
必要上、一般的な軟質の合成樹脂を材料としたものであ
る。
(イ)等において示したように、水栓本体40を水栓取
付部50に取付けるためのものであり、その内部には水
栓本体40の外径と略同一の径を有する支持孔11が形
成してある。この支持孔11の下端に近い内側には、後
述する係合具20を係合するための係止溝12が円環状
に形成してあり、この係止溝12の下端は係止段部12
aとしてある。換言すれば、取付部材10の支持孔11
は、この係止段部12aより下方部分が他の部分より大
径となるようにしてあり、この係止段部12aより下方
部分の支持孔11に後述する係合解除部材30を支持し
易くしてあるのである。
っては、図6の(ロ)及び(ハ)に示すように、係止溝
12を外部に連通させるための係止穴15が左右一対の
ものとして形成してある。この係止穴15は、後述する
係合解除部材30の係止突起31が係止される部分であ
り、その係止を十分行える程度の大きさの四角形状のも
のとしてある。この取付部材10は、天板等の水栓取付
部50に形成した穴に挿通してこれに係止されるもので
あるため、その上端にはフランジ13が形成してあり、
またこの取付部材10は、図1及び図2に示したよう
に、取付ナット14を締着することにより水栓取付部5
0に対する固定が行われるものであるため、図6の
(ハ)に示したように、そのフランジ13より下方部分
の外周には取付ナット14のためのネジ部が形成してあ
る。なお、この取付部材10は、これに対する水栓本体
40の回り止めを行わなければならないから、図6の
(イ)に示すように、水栓本体40の大径部44側に形
成した図示しない突起が係合する係合凹所13aがフラ
ンジ13に形成してある。
内に挿入された水栓本体40の取付部材10に対する抜
け止めを行うものであって、図3の(イ)に示したよう
に水栓本体40側の係止溝41に取付けられるこのとも
あり、また後述の実施例2を示す図10のように、取付
部材10側の係止溝12に取付けられることもあるもの
である。いずれにしても、この係合具20は、円環状の
係止溝12または41内に嵌合されるものであるから、
図8に示すように、切断部21を入れた円環状、つまり
リング状のものとしてある。勿論、この係合具20は、
弾力性を有したものであり、その切断部21の存在によ
って縮径または拡径自在なものとなっている。この縮径
または拡径という表現は、当該係合具20による係合解
除が、係合具20の外形を縮めて行うのか拡げて行うか
に着目して区別しているもので、切断部21が存在して
いれば、係合具20の縮径と拡径はいずれも可能なもの
である。
具20の係合解除部材30による押動によってなされる
ものであり、その作動が確実になされるようにするため
に、当該係合具20には係合解除部材30によって押動
されるテーパ面22が形成してある。このテーパ面22
の形成位置及び形状は、当該係合具20と係合解除部材
30とがどのような位置関係にあるかによって種々変更
されるものであり、当該実施例1の取付装置100にお
いては、特に図4の(ハ)において明瞭にしているよう
に、係合具20の下端外周面にテーパ面22を形成して
いるのである。なお、切断部21の長さは、この係合具
20の縮径または拡径が行えるのであれば、また通常時
において取付部材10または水栓本体40側にしっかり
と取付けられるのであれば、図8の(イ)に示した程度
のものに限らず、適宜変更し得るものである。
縮径時にも拡径時にも取付部材10側の係止溝12また
は水栓本体40側の係止溝41内に取付けておかなけれ
ばならないものであるから、当該実施例の係合具20に
おいては、例えば図4の(ハ)に明示したように、テー
パ面22と反対側の端面を軸方向に対して直交するもの
としてあり、ここを係合段部23としてあるものであ
る。この係合段部23によって、切口が直角になってい
る取付部材10側の係止溝12または水栓本体40側の
係止溝41にしっかりと係合するのである。
グ状のものとしてもよいが、図8に示したように、係合
具20をだ円状のものとして、水栓本体40の下部外周
または取付部材10の支持孔11の下部内周に弾性的に
嵌合してもよい。この場合には、当該係合具20によっ
て、取付部材10に対する水栓本体40の抜け止めを行
った際、その一部が取付部材10側の係止溝12内に入
るとともに、他の一部が水栓本体40側の係止溝41内
に入ることになって、当該係合具20が水栓本体40側
の係止溝41内に弾性的に嵌合することになる。従っ
て、当該係合具20は、常に水栓本体40側の係止溝4
1内に弾力的に支持されることになって、取付部材10
に対する水栓本体40の抜け止めを確実に行うことがで
きて有利となるからである。
た場合には、その長径側端部または短径側端部に力を加
えるだけで、当該係合具20の縮径または拡径を簡単に
行うことができるのである。以上のことは、だ円形状の
係合具20を取付部材10側に嵌合した場合も同様であ
る。
7に示したように、軸方向の切断部33を有する円筒状
のものであり、その内径は取付部材10側の支持孔11
と略同一のものとしてある。従って、この係合解除部材
30は、切断部33の存在及び自身の弾性力によって縮
径または拡径自在なものとなって、この係合解除部材3
0を取付部材10の下部等に取付けるに際しては、縮径
されるものであり、その加えられた力が無くなれば、図
3の(イ)等に示したように、取付部材10の下部に弾
発的に保持されるものである。
は、図3の(イ)及び図7の(イ)に示したように、外
周にテーパ面32を有した係止突起31が四角形状のも
のとして左右一対形成してある。各係止突起31は、前
述した取付部材10側の図6の(ハ)に示した係止穴1
5内に内側から係合するものであり、これにより、当該
係合解除部材30の取付部材10に対する取付けがなさ
れるものである。また、これら各係止突起31の外方下
端には、図7の(ロ)の左側部分において示したよう
に、取付部材10側の係止溝12における係止段部12
a上に係合する係合段部34が形成してある。この係合
段部34は取付部材10側の係止段部12aに係合させ
なければならないから、係止段部12aと同様に、係合
解除部材30の軸方向に対して直交するものとしてあ
る。勿論、これらのテーパ面32及び係合段部34を有
した各係止突起31は、係合解除部材30の上端縁にて
円環状に連続したものとして一体的に形成して実施して
もよいものであり、その場合には、例えば取付部材10
側を厚く形成して係止穴15を無くせばよいものであ
る。
してあるから、その内側には穴30aが存在しており、
この穴30aは、当該係合解除部材30が取付部材10
の下端に取付けられたとき、取付部材10側の支持孔1
1と略同径のものとなるものである。そして、この穴3
0aには、係合解除部材30の上部内側に形成してある
案内テーパ面36が連続しているものであり、この案内
テーパ面36によって取付部材10側の支持孔11内に
挿入された水栓本体40の下端を円滑に案内するのであ
って、水栓本体40の取付部材10に対する挿入が簡単
に行えるようにしてある。一方、この係合解除部材30
の下端には、図7の(ロ)に示したように、取付部材1
0の外形以下であって取付部材10の支持孔11より大
きい径のフランジ35が一体的に形成してあるのであ
り、このフランジ35が、当該係合解除部材30を取付
部材10の下端に強制的に挿入したときのストッパの役
割を果たすものである。
5と、取付部材10の下端との間に、図3の(イ)に示
したように、両者を弾発的に離間するスプリング60を
介装することもある。このスプリング60は、例えば係
合解除部材30を図示上方へ押動して、係合具20の拡
径または縮径を行った後に、この係合解除部材30が図
3の(イ)に示した状態に自動復帰させるものであり、
当該取付装置100による取付部材10と水栓本体40
との結合を安定化させることのできるものである。
100が示してあるが、この取付装置100の前述した
実施例1のそれと異なる点は、係合具20を水栓本体4
0側ではなくて取付部材10側に取付けたことである。
そして、その他は実施例1の取付装置100と共通する
部分が多いので、共通する部材について図面中に同一符
号を付してその説明を省略し、異なる点を中心に説明す
ると、次の通りである。
0側の係合段部34内に取付けられるものであり、何等
の力も加えなければ、係合解除部材30内にて図10に
示した状態となっているものである。すなわち、この係
合具20は、図10に示した状態にあるときに、その上
面の略中心に取付部材10側の係止溝12を形成してい
る内端縁が当接するのであり、これにより、係止溝12
からの抜け止めがなされているものである。そして、こ
の係合具20は、図10に示したように、取付部材10
の上方から水栓本体40が挿入されてきたときには、こ
の水栓本体40の下端のテーパ面42によって拡径され
るものである。
パ面22が形成してあり、このテーパ面22が図11に
示したように、下方から押動されてきた係合解除部材3
0のテーパ面32に係合するのであり、係合解除部材3
0がさらに挿入されれば、図12示したように拡径され
るのである。換言すれば、取付部材10の係止溝12内
に取付けられた係合具20に何等の力も加えられていな
ければ、この係合具20の外側には、図10に示したよ
うな拡径のための空間が確保できるように、係合具20
及び係止溝12の大きさが決められているのである。
置100が示してあるが、この取付装置100の上記実
施例1及び2のそれと異なる点は、係合解除部材30が
水栓本体40の下端に取付けられるようにしたことであ
る。すなわち、この取付装置100における係合解除部
材30は、図13に示したように、その基部の上端に突
出する複数の係止突起31を一体的に形成したものであ
り、これら各係止突起31は、水栓本体40側に形成し
た係止穴43内に係合されるものである。勿論、水栓本
体40側の各係止穴43は、水栓本体40を取付部材1
0に対して結合させたとき、図14及び図15に示した
ように、取付部材10側の係止溝12と同一位置に位置
するものとなるように形成したものである。
13等において示したようにテーパ面32が形成してあ
り、このテーパ面32に当接する係合具20側のテーパ
面22は、図14及び図15に示したように、係合具2
0の上端縁内側に形成してあるのである。
係合解除部材30は、図14に示したように、水栓本体
40の下端に取付けた状態で、取付部材10の支持孔1
1内に水栓本体40とともに挿入されることもあるもの
であるから、その下端に設けたフランジ35の外径は支
持孔11の径よりも小さくなるようにしてある。
る発明においては、上記実施例にて例示した如く、「水
栓本体40を水栓取付部50に取付けるための取付装置
100であって、この取付装置100を、水栓本体40
を差し込むための支持孔11を有して水栓取付部50に
固定される取付部材10と、この取付部材10の支持孔
11に挿入された水栓本体40の結合を行うべく弾性材
料によってリング状に形成され、水栓本体40の下部外
周に縮径自在に嵌合されて、常態では支持孔11の径よ
り外径が大なる係合具20と、この係合具20による水
栓本体40と取付部材10との結合を解除すべく、取付
部材10の下端に支持した係合解除部材30とにより構
成したこと」にその構成上の特徴があり、これにより、
リング状に形成した係合具を水栓本体の下部外周に縮径
自在に取り付け、この係合具によって水栓本体の取付部
材に対する結合を行うようにして、水栓の取付作業時に
おける係合具の紛失を防止することができて、結果とし
て水栓の取付作業を短時間内に確実にかつ容易に行える
ようにすることのできる取付装置を提供することができ
るのである。
「水栓本体40を水栓取付部50に取付けるための取付
装置100であって、この取付装置100を、水栓本体
40を差し込むための支持孔11を有して水栓取付部5
0に固定される取付部材10と、この取付部材10の支
持孔11に挿入された水栓本体40の結合を行うべく弾
性材料によってリング状に形成され、取付部材10の支
持孔11の下部内周に拡径自在に嵌合されて、常態では
支持孔11の径より内径が小なる係合具20と、この係
合具20による水栓本体40と取付部材10との結合を
解除すべく、取付部材10または水栓本体40の下端に
支持した係合解除部材30とにより構成したこと」にそ
の構成上の特徴があり、これにより、係合具を水栓本体
を水栓取付部に取付けるための取付部材側に拡径自在に
取り付けて、この係合具の紛失を防止し、水栓の取付作
業を短時間内に確実かつ容易に行えるようにすることの
できる取付装置を提供することができるのである。
上記請求項1または2に係る取付装置100について、
その係合具20に、係合解除部材30側のテーパ面32
に当接するテーパ面22を形成したので、請求項1また
は2に係る発明と同様な効果を発揮できる他、この係合
具20の係合解除時における縮径または拡径を確実に行
うことができるのであり、水栓本体40の交換または交
換作業をより一層確実かつ簡単に行うことのできる取付
装置100とすることができるのである。
は、上記請求項1〜3に係る取付装置100について、
その係合解除部材30を、取付部材10の支持孔11内
または水栓本体40の内側に進退自在に嵌挿されるもの
として構成するとともに、この係合解除部材30の外周
面に、取付部材10または水栓本体40に形成した係止
穴15・43または係止溝12に係止される係止部31
を突出形成したことにその特徴があり、これにより、請
求項1〜3の発明と同様な効果を発揮できる他、係合解
除部材30自体の操作を簡単に行える取付装置100と
することができるのである。
上記請求項1〜4に係る取付装置100について、その
係合具20をだ円状のものとしたことにその特徴があ
り、これにより、請求項1〜4の発明と同様な効果を発
揮することができる他、水栓本体40と取付部材10と
の結合をより確実に行える取付装置100とすることが
できるのである。
栓本体を水栓取付部側の取付部材に取付けた状態を示す
部分正面図である。
の取付部材に水栓本体を取付けようとしている状態を示
すもので、(イ)は取付装置の断面図、(ロ)は斜視図
である。
合させたときを示すもので、(イ)はその断面図、
(ロ)はその斜視図、(ハ)は(イ)の要部拡大断面図
である。
示すもので、(イ)は取付装置の断面図、(ロ)は斜視
図、(ハ)は(イ)の要部拡大断面図である。
(イ)はその平面図、(ロ)は(イ)中の1−1線に沿
ってみた縦断面図、(ハ)は正面図である。
で、(イ)は平面図、(ロ)は(イ)中の2−2線に沿
ってみた縦断面図である。
で、(イ)は平面図、(ロ)は取付部材と水栓本体間に
介装させたときの平面図である。
ので、(イ)はその部分破断正面図、(ロ)は平面図で
ある。
ある。
を結合させたときの状態を示す断面図である。
の結合を解除するときの状態を示す断面図である。
係合解除部材と、これが取付けられる水栓本体との斜視
図である。
を結合させたときの状態を示す部分断面図である。
の結合を解除したときの状態を示す部分断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】水栓本体を水栓取付部に取付けるための取
付装置であって、 この取付装置を、前記水栓本体を差し込むための支持孔
を有して前記水栓取付部に固定される取付部材と、この
取付部材の支持孔に挿入された前記水栓本体の結合を行
うべく弾性材料によってリング状に形成され、前記水栓
本体の下部外周に縮径自在に嵌合されて、常態では前記
支持孔の径より外径が大なる係合具と、この係合具によ
る前記水栓本体と取付部材との結合を解除すべく、前記
取付部材の下端に支持した係合解除部材とにより構成し
たことを特徴とする水栓の取付装置。 - 【請求項2】水栓本体を水栓取付部に取付けるための取
付装置であって、 この取付装置を、前記水栓本体を差し込むための支持孔
を有して前記水栓取付部に固定される取付部材と、この
取付部材の支持孔に挿入された前記水栓本体の結合を行
うべく弾性材料によってリング状に形成され、前記取付
部材の支持孔の下部内周に拡径自在に嵌合されて、常態
では前記支持孔の径より内径が小なる係合具と、この係
合具による前記水栓本体と取付部材との結合を解除すべ
く、前記取付部材または水栓本体の下端に支持した係合
解除部材とにより構成したことを特徴とする水栓の取付
装置。 - 【請求項3】前記リング状の係合具の端縁に、前記係合
解除部材の先端部に形成してあるテーパ面によって押動
されたとき、当該係合具を縮径または拡径するためのテ
ーパ面を形成したことを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の取付装置。 - 【請求項4】前記係合解除部材を、前記取付部材の支持
孔内または前記水栓本体の内側に進退自在に嵌挿される
ものとして構成するとともに、この係合解除部材の外周
面に、前記取付部材または水栓本体に形成した係止穴ま
たは係止溝に係止される係止部を突出形成したことを特
徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の取付装
置。 - 【請求項5】前記リング状の係合具をだ円状のものとし
て、前記水栓本体の下部外周または前記取付部材の支持
孔の下部内周に弾性的に嵌合させたことを特徴とする請
求項1〜請求項4のいずれかに記載の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10543095A JP3613718B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 水栓の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10543095A JP3613718B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 水栓の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302769A true JPH08302769A (ja) | 1996-11-19 |
JP3613718B2 JP3613718B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=14407387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10543095A Expired - Fee Related JP3613718B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 水栓の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3613718B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105569128A (zh) * | 2015-12-03 | 2016-05-11 | 宁波奥雷士洁具有限公司 | 一种用于水龙头的台上式快速安装方法 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10543095A patent/JP3613718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105569128A (zh) * | 2015-12-03 | 2016-05-11 | 宁波奥雷士洁具有限公司 | 一种用于水龙头的台上式快速安装方法 |
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