JP2001254885A - ホース継手の抜止部材及びホース継手 - Google Patents

ホース継手の抜止部材及びホース継手

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JP2001254885A JP2000063243A JP2000063243A JP2001254885A JP 2001254885 A JP2001254885 A JP 2001254885A JP 2000063243 A JP2000063243 A JP 2000063243A JP 2000063243 A JP2000063243 A JP 2000063243A JP 2001254885 A JP2001254885 A JP 2001254885A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業が容易なホース継手を提供するこ
と。 【解決手段】 受口20内に差口90を差し込んだと
き、差口90の係合部91に係合して差口90の抜け出
しを阻止する抜止部材60を備え、受口20の外側に進
退自在に嵌められた摺動筒50を移動させることによ
り、抜止部材60と差口90との係合を解除するように
構成したホース継手の抜止部材60を、切り欠き部が形
成されて略C形をなし、上記受口の周囲に形成された環
状の凹溝に嵌め込んで取り付けられる環状基部61と、
この環状基部61から受口20に設けた開口22に向け
て立設され、外側方向に向け弾性的に湾曲する立設部6
2と、この立設部62の先端部の内側から斜内側に向け
て延設された係合爪部63とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホース継手に係
り、特にホースをワンタッチで接続、取り外しを行なう
ことができるホース継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来上述のようなホース継手として、図
11ないし図13に示すものがある。以下説明の便宜上
図中で下側を下方、図中で上側を上方という。
【0003】このホース継手100は、受口110と、
この受口110内に着脱自在に差し込まれる差口130
と、受口110内に差口130を差し込んだとき、差口
130の係合部131に係合して差口130の抜け出し
を阻止する抜止部材111と、受口110の外側に進退
自在に嵌められた摺動筒140とからなり、この摺動筒
140を移動させることにより、前記抜止部材111と
差口130との係合を解くように構成されたものであ
る。
【0004】また、本例に係るホース継手100では、
合成樹脂等の弾性材料で形成された4つの抜止部材11
1が受口110に設けた4か所の開口116に向けて立
設されている。それぞれの抜止部材111は、受口11
0の外側に形成した凹所117にはまるアーム部112
と、このアーム部112の上側端部の内側から斜下方に
向けて設けられ弾性を有する爪部113と、この抜止部
材111のアーム部112の下端にアーム部112と一
体に形成され、受口110の外周のリブ127に回動自
在にはまる軸部114を備えている。
【0005】更に、本例に係るホース継手100では抜
止部材111が上記軸部114を中心として内外方向へ
揺動して、上記爪部113の下端が前記開口116から
受口110内に挿脱自在となっており、前記爪部113
の下端が受口110内に挿入されたとき受口110内に
差し込んだ差口130の外側の係合部131に係合する
ものとして構成されている。
【0006】そして、前記摺動筒140はコイルスプリ
ング150により上方に押し出されるとともに、この摺
動筒140の内側には、摺動筒140が上方に位置して
いるとき抜止部材111を内方へ押す保持面141と、
摺動筒140がコイルスプリング150を圧縮して下方
へ移動したとき抜止部材111を外方へ逃す凹所142
とが設けられている(特公昭63−29155号参
照)。
【0007】なお、図11において、符号118は受口
110の下部に設けたねじ部、119はねじ部118の
下部に設けた連結筒、120は上記ねじ部118にねじ
込まれるホースロックナット、121はホース、123
は差口130の先端に当接するゴム製のパッキンを示し
ている。
【0008】また、符号133は差口130の上部に設
けたねじ部、134はねじ部133の上部に設けた連結
筒、135は上記ねじ部133にねじ込まれるホースロ
ックナット、136はホースを示している。
【0009】したがって、この例に係るホース継手10
0によれば、差口130を受口110に挿入する際に、
受口110の開口116から斜下方に突出している抜止
部材111の爪部113が差口130の外周によって開
口116内に押し込まれるので差口130の挿入が容易
となる。
【0010】また、差口130を受口110に挿入した
状態で、爪部113が差口130の外側の係合部131
に係合して抜止めとなり、このとき、差口130に抜け
出し方向の力が加わっても、抜止部材111のアーム部
112の外側が摺動筒140の保持面141で押さえら
れていて外方へは逃げられない他、爪部113の上面
が、開口116の上面により支持されているので、抜け
止めを確実に行なうことができる。
【0011】また、差口130を受口110から抜く際
には、外側の摺動筒140をコイルスプリング150の
弾力に抗して下方に移動させることにより、摺動筒14
0の凹所142が抜止部材111のアーム部112の外
側に位置して、保持面141によるアーム部112の保
持が解除され、抜止部材111が下端の軸部114を中
心として外方へ回動できるので差口130を容易に引き
抜くことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のホース継手にあっては、ホース継手の組立てに手間
ががかり、コストが上昇してしまうという問題がある。
すなわち、上述した従来のホース継手では抜止部材を4
か所にそれぞれ取り付けなければならず、その取り付け
作業が煩雑である。そこで本発明は、組立て作業が容易
なホース継手を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、受口と、この受口内に着脱自在に差し込
まれる差口と、受口内に差口を差し込んだとき、差口の
係合部に係合して差口の抜け出しを阻止する抜止部材
と、受口の外側に進退自在に嵌められた摺動筒とからな
り、この摺動筒を移動させることにより、前記抜止部材
と差口との係合を解除するように構成したホース継手の
抜止部材において、切欠個所が形成された略C形をなし
た環状基部と、この環状基部から立設され、受口の外側
に配置されて外側方向に向け弾性的に湾曲する立設部
と、この立設部の先端部の内側から斜内側に向けて延設
され、上記受口内に突出して上記差口に係合する係合爪
部とからなるホース継手の抜止部材をその手段とする。
【0014】また、上記課題を解決するため、本発明
は、受口と、この受口内に着脱自在に差し込まれる差口
と、受口内に差口を差し込んだとき、差口の係合部に係
合して差口の抜け出しを阻止する抜止部材と、受口の外
側に進退自在に嵌められた摺動筒とからなり、この摺動
筒を移動させることにより、前記抜止部材と差口との係
合を解除するように構成したホース継手において、前記
抜止部材は、切欠個所が形成された略C形の環状基部
と、この環状基部から受口に設けた開口に向けて立設さ
れ、受口の外側に配置され、外側方向に向け、弾性的に
湾曲する立設部と、この立設部の上側端部の内側から斜
内側に向けて延設された係合爪部とからなり、上記立設
部及び係合爪部の少なくとも一方を弾性的に受口の径方
向に沿って変形できるものとして上記係合爪部の先端が
前記開口から受口内への挿脱を自在とし、前記差口の先
端が受口内に挿入されたとき、差口の外側に形成された
係合部に係合するものとして構成し、前記摺動筒は、弾
性部材により一方向に付勢されているとともに、この摺
動筒の内側には摺動筒が弾性部材で付勢されている位置
にあるとき抜止部材を内方へ押して上記係合爪部の上記
係合部への係合状態を保持する保持面と、摺動筒が弾性
部材を圧縮して摺動させられた位置にあるとき抜止部材
の係合爪部を開口外に移動可能とし、上記係合爪部の上
記係合部への係合状態を解除できるものとする凹所とが
設けられるものとしたホース継手をその手段とする。
【0015】また、本発明では上記各手段において、環
状基部の立設部が設けられた個所の近傍位置または立設
部には、立設部を傾倒させるのに必要な力を調整する切
込凹部を形成することができる。
【0016】更に、本発明では上記各手段において、環
状基部の上記立設部が設けられた個所の下端部には、立
設部を傾倒させるのに必要な力を調整する切欠部を形成
することができる。
【0017】〔作用〕本発明に係るホース継手によれ
ば、抜止部材には複数の係合爪部が形成されているの
で、1つの抜止部材で複数の係合爪部を受口に配置する
ことができ、部品点数の減少と、取付けの工数の減少を
図ることができる。
【0018】また、抜止部材を受口に取り付ける際に
は、抜止部材の環状基部が弾性部材であり、切欠個所が
形成された略C形の環状基部で形成されているので、環
状基部を径方向に容易に押し広げることができ、上記受
口の下方の周囲に形成された環状の凹溝に嵌め込んで取
り付ける際、受口の環状溝部に極めて容易に嵌め込むこ
とができ、抜止部材の取付けに要する時間を短いものと
できる
【0019】更に、抜止部材の環状基部のうち、立設部
が設けられた個所の近傍位置には、当該部分の断面積を
環状基部の他の部分より小さくして、当該部分の断面積
を変更することにより、立設部を所定量傾倒させるのに
必要な力を調整できる。従って、差口を受口に小さな力
で差し込めるよう、また差口と受口とが差し込まれた状
態で抜止部材によって確実に抜けないようにでき、さら
に差口を受口から取り外すときに容易に取り外すことが
できる適正な値に定めることができる。
【0020】また、環状基部のうち、上記立設部が設け
られた個所の下端部に切欠個所を設け、当該部分の断面
積を変更することにより、立設部を所定量傾倒させるの
に必要な力を調整できる。従って、差口を受口から取り
外すときに容易に取り外すことができる適正な値に定め
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るホース継手の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】〔発明の実施の形態の構成〕図1ないし図
10は、本発明に係るホース継手の実施の形態を示すも
のである。このホース継手10は、蛇口とホースとをワ
ンタッチで接続するものであり、受口20を含むホース
側継手11と、上記受口20に差し込まれる差口90を
含む蛇口側継手12とから構成されている。
【0023】ホース側継手11は、受口20と、受口2
0内に差口90を差し込んだとき、差口90に係合して
差口90の抜け出しを阻止する抜止部材60と、受口2
0の外側に進退自在に嵌められ、受口に沿って移動させ
ることにより、前記抜止部材60と差口90との係合を
解く摺動筒50とを備えている。
【0024】抜止部材60は、弾性を備えた合成樹脂製
で一体成形され、図8ないし図10に示すように、環状
基部61、立設部62、及び係合爪部63から構成され
る。
【0025】また、受口20は硬質合成樹脂製で、図
1、図3、ないし図7に示すように円筒形の部材であ
り、その周囲に上記抜止部材60の環状基部61が嵌め
込まれる環状溝部21が形成されるとともに、この環状
溝部21に装着された抜止部材60の係合爪部63の先
端が受口20内に突出する4か所の開口22が開設され
ている。そして、上記環状溝部21から開口22に向け
軸方向に沿って、抜止部材60の立設部62が配置され
る溝部23が形成されている。
【0026】また、上記抜止部材60の環状基部61
は、切欠個所65が形成された略C形をなし、径方向に
拡開し易いよう薄肉に形成されており、上述のように受
口20の環状溝部21に嵌め込まれる。
【0027】立設部62は、抜止部材60を受口20に
取り付けた状態で、この環状基部61から受口20に設
けた開口22に向けて等角度(90°)を隔てて4本立
設され、受口20の径方向外側に湾曲するように薄肉に
形成され、上記受口20の溝部23に配置される。
【0028】係合爪部63は、上記立設部62の先端か
ら斜め下方内側に向け延設され、抜止部材60を受口2
0に取り付けた状態で、上記受口20の開口22からそ
の先端部が突出するように形成され、この係合爪部63
の下端が受口20内に差し込んだ差口90に係合するも
のとして構成されている。
【0029】また、本例では、環状基部61のうち立設
部62が設けられた個所の近傍位置である横位置66に
は当該環状基部61の断面積を環状基部61の他の部分
より小さくして、立設部62を内側及び外側に傾倒させ
るのに必要な力を調整する切込凹部67を上側から形成
している。この切込凹部67の大きさは差口90を受口
20に小さな力で差し込めるよう、また差口90を受口
20から取り外すときに容易に取り外すことができる適
正な値となるよう定められる。なお、本例では、切込凹
部67を立設部62の横位置66に設けるようにした
が、図9に仮想線で示したように、切込凹部67を立設
部62の両横側縁から内側に向けて形成するようにして
もよい。
【0030】更に、本例では環状基部61の上記立設部
62が設けられた個所の下端部68にはその断面積を変
更し、立設部を所定量傾倒させるのに必要な力を調整す
る切欠部69を形成している。この切欠部69の大きさ
は差口90を受口20に小さな力で差し込めるよう、ま
た差口90と受口20とが差し込まれた状態で抜止部材
60によって確実に抜けないようにでき、更に差口90
を受口20から取り外すときに容易に取り外すことがで
きる適正な値となるよう定められる。
【0031】また、この受口20内には、差口90の先
端に接触して、水漏れを防止する軟質ゴム製のパッキン
45が配置されている。
【0032】摺動筒50は、上記受口20の外側に上下
方向に摺動自在に配置され弾性部材であるコイルスプリ
ング30により上方に付勢されているとともに、この摺
動筒50の内側には、摺動筒50が上方に位置している
とき抜止部材60の係合爪部63は外方への湾曲を規制
する保持面51と、摺動筒50をコイルスプリング30
を圧縮して下方へ移動させたとき抜止部材60の係合爪
部63を外方へ逃す凹所52とが設けられている。ま
た、上記弾性部材として、合成樹脂性のコイルスプリン
グを摺動筒50内に一体的に形成することもできる。
【0033】なお、図1において、符号40は受口20
の下部に設けられホース取付部材、41はこのホース取
付部材の外周に形成されたねじ部、42はホースが挿入
される連結管部、43は径方向に縮径してホースの外周
を押さえてホースを固定するホルダ部材、44は内側上
部に上記ホース取付部材40のねじ部41に螺合される
ねじ部を設け、内側下部に上記ホルダ部材43を縮径さ
せるテ−パ部を設けたホースロックナットを示してい
る。
【0034】蛇口側継手12は、差口90を備える。本
例では、差口90の下端は上記受口に挿入できる寸法に
形成されており、その外周には係合部91が環状に凹設
され、その下端部に形成された段部92に上記抜止部材
60の係合爪部63が係合する。
【0035】また、符号93は差口90の上部に設けた
拡径部、94は差口90が受口20に差し込まれたとき
受口20の内周壁に当接して受口20と差口90との間
からの水漏れを防止するOリング、95は水道の蛇口を
取り付ける蛇口取付部、96は水道の蛇口が蛇口取付部
95に差し込まれたとき、蛇口の外周に密着して蛇口と
差口90との間からの水漏れを防止する軟質ゴム製のパ
ッキン、97は差口90内に差し込まれた蛇口を三方か
ら締めつけ固定する固定ねじを示している。
【0036】〔実施の形態の作用、効果〕本例に係るホ
ース継手10を組み立てるに際して、受口20に抜止部
材60を取り付けるには、環状基部61を径方向に押し
広げ、受口20の下方の周囲に形成された環状溝部21
に嵌め込み、抜止部材60の立設部62を溝部23に配
置し、かつ係合爪部63を開口22に挿入するようにす
ればよい。このとき、抜止部材60の環状基部61は、
切欠個所65が形成された略C形をなしているので、容
易に径方向に押し広げることができ、取付けは一回の操
作で極めて容易に行うことができる。
【0037】また、本例に係るホース継手10によれ
ば、抜止部材60には複数の係合爪部63が形成されて
いるので、1つの抜止部材60を受口20に取り付ける
だけで複数の係合爪部を受口に配置することができ、部
品点数の減少と、取付けの工数の減少を図ることができ
る。
【0038】そして、この例に係るホース継手10を使
用する際には、差口90を受口20に挿入すると、受口
20の開口22から斜下方に突出している抜止部材60
の係合爪部63が差口90の外周により開口22内に押
し出されるので、差口90を受口に容易に挿入すること
ができる。
【0039】また、差口90を受口20に挿入した状態
で、抜止部材60の係合爪部63が差口90の係合部9
1の段部92に係止されて抜止めとなり、このとき、差
口90に抜け出し方向の力が加わっても、抜止部材60
の立設部62の外側が摺動筒50の保持面51で押さえ
られており外側へは逃げられない他、係合爪部63の上
面が開口上面によって支持されているので、抜け止めを
確実に行なうことができる。
【0040】また、差口90を受口20から抜く際に
は、外側の摺動筒50をコイルスプリング30の弾力に
抗して下方にスライドさせることにより、摺動筒50の
凹所52が抜止部材60の立設部62の外側に位置し
て、保持面51による立設部62の保持が解除され、差
口90を容易に引き抜くことができる。
【0041】更に、抜止部材の環状基部のうち、立設部
が設けられた個所の横位置には当該部分の断面積を環状
基部の他の部分より小さくして、当該部分の断面積を変
更することにより、立設部を所定量傾倒させるのに必要
な力を調整できる。したがって、差口を受口に小さな力
で差し込めるよう、また差口を受口から取り外すときに
容易に取り外すことができる適正な値に定めることがで
きる。
【0042】また、環状基部のうち、上記立設部が設け
られた個所の下端部に切欠部を設けると、当該部分の断
面積を変更することができ、立設部を所定量傾倒させる
のに必要な力を調整できる。したがって、差口を受口に
小さな力で差し込めるよう、また差口を受口から取り外
すときに容易に取り外すことができる適正な値に定める
ことができる。
【0043】なお、上記実施の形態では、ホース継手の
一方に水道の蛇口を接続するものとして説明したが、ホ
ース継手の両方の継手にホースを接続するようにして差
し支えない。また、受口、差口、抜止部材の形状は適宜
変更を加えることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るホー
ス継手によれば、抜止部材には複数の係合爪部が形成さ
れているので、1つの抜止部材で複数の係合爪部を受口
に配置することができ、部品点数の減少と、取付けの工
数の減少を図ることができ、また、抜止部材を受口に取
り付ける際には、抜止部材の環状基部が切欠個所が形成
された環状の略C形をなしているので、環状基部を径方
向に押し広げることができ、上記受口の下方の周囲に形
成された環状の凹溝に嵌め込んで取り付ける際、受口の
環状溝部に一回の操作で極めて容易に嵌め込むことがで
き、抜止部材の取り付けに要する時間を短いものとで
き、製造コストを低減させることができる。
【0045】更に、抜止部材の環状基部のうち、立設部
が設けられた個所の近傍位置は当該部分の断面積を環状
基部の他の部分より小さくして、当該部分の断面積を変
更することにより、立設部を所定量傾倒させるのに必要
な力を調整できる。したがって、差口を受口に小さな力
で差し込めるよう、また差口を受口から取り外すときに
容易に取り外すことができる適正な値に定めることがで
きる。
【0046】また、環状基部のうち、上記立設部が設け
られた個所の下端部に切欠部を設けると、当該部分の断
面積を変更することができ、立設部を所定量傾倒させる
のに必要な力を調整できる。したがって、差口を受口に
小さな力で差し込めるよう、また差口を受口から取り外
すときに容易に取り外すことができる適正な値に定める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るホース継手の分解正
面図である。
【図2】図1に示したホース継手のうち受口側の組み立
て状態を示す正面図である。
【図3】図1に示したホース継手の構造を示す縦断面図
である。
【図4】図1に示したホース継手の構造を示す縦断面図
である。
【図5】図1に示したホース継手の受口と抜止部材の構
造を示す縦断面図である。
【図6】図1に示したホース継手の受口と抜止部材の組
み立て状態を示す縦断面図である。
【図7】図1に示したホース継手の受口と抜止部材の組
み立て状態を示す斜視図である。
【図8】図1に示したホース継手の抜止部材を示す平面
図である。
【図9】図1に示したホース継手の抜止部材を示す一部
切断した正面図である。
【図10】図1に示したホース継手の抜止部材を示す斜
視図である。
【図11】従来のホース継手の構造を示す要部縦断面図
である。
【図12】図11に示したホース継手の構造を示す要部
拡大縦断面図である。
【図13】図11に示したホース継手の図11中のXIII
-XIII 線断面図である。
【符号の説明】
10 ホース継手 20 受口 21 環状溝部 22 開口 23 溝部 30 コイルスプリング(弾性部材) 40 ホース取付部材 50 摺動筒 51 保持面 52 凹所 60 抜止部材 61 環状基部 62 立設部 63 係合爪部 65 切欠個所 67 切込凹部 69 切欠部 90 差口 91 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J106 AA02 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE29 BE33 EA03 EB02 EC01 EC07 ED14 EE02 EF04 EF07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口と、この受口内に着脱自在に差し込
    まれる差口と、受口内に差口を差し込んだとき、差口の
    係合部に係合して差口の抜け出しを阻止する抜止部材
    と、受口の外側に進退自在に嵌められた摺動筒とからな
    り、この摺動筒を移動させることにより、前記抜止部材
    と差口との係合を解除するように構成したホース継手の
    抜止部材において、 切欠個所が形成された略C形をなした環状基部と、 この環状基部から立設され、受口の外側に配置されて外
    側方向に向け弾性的に湾曲する立設部と、 この立設部の先端部の内側から斜内側に向けて延設さ
    れ、上記受口内に突出して上記差口に係合する係合爪部
    とからなるホース継手の抜止部材。
  2. 【請求項2】 受口と、この受口内に着脱自在に差し込
    まれる差口と、受口内に差口を差し込んだとき、差口の
    係合部に係合して差口の抜け出しを阻止する抜止部材
    と、受口の外側に進退自在に嵌められた摺動筒とからな
    り、この摺動筒を移動させることにより、前記抜止部材
    と差口との係合を解除するように構成したホース継手に
    おいて、 前記抜止部材は、 切欠個所が形成された略C形をなした環状基部と、 この環状基部から受口に設けた開口に向けて立設され、
    受口の外側に配置され、外側方向に向け、弾性的に湾曲
    する立設部と、 この立設部の先端部の内側から斜内側に向けて延設され
    た係合爪部とからなり、 上記立設部及び係合爪部の少なくとも一方を弾性的に受
    口の径方向に沿って変形できるものとして上記係合爪部
    の先端が前記開口から受口内への挿脱を自在とし、 前記差口の先端が受口内に挿入されたとき、差口の外側
    に形成された係合部に係合するものとして構成し、 前記摺動筒は、弾性部材により一方向に付勢されている
    とともに、この摺動筒の内側には摺動筒が弾性部材によ
    り一方向に付勢されている位置にあるとき抜止部材を内
    方へ押して上記係合爪部の上記係合部への係合状態を保
    持する保持面と、摺動筒がスプリングを圧縮して摺動さ
    せられた位置にあるとき抜止部材の係合爪部を開口外に
    移動可能とし、上記係合爪部の上記係合部への係合状態
    を解除できるものとする凹所とが設けられたホース継
    手。
  3. 【請求項3】 上記環状基部の上記立設部が設けられた
    個所の近傍位置または立設部には、立設部を傾倒させる
    のに必要な力を調整する切込凹部を形成した請求項1記
    載のホース継手の抜止部材及び請求項2記載のホース継
    手。
  4. 【請求項4】上記環状基部の上記立設部が設けられた個
    所の下端部には、立設部を傾倒させるのに必要な力を調
    整する切欠部を形成した請求項1記載のホース継手の抜
    止部材及び請求項2記載のホース継手。
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