JP5758927B2 - ホース継手 - Google Patents

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Description

本発明は、ホースと他の装置とを接続して流体を通過させるホース継手に関し、特に、ホースと他の装置とを簡易なワンタッチ操作で接続および取り外しすることができるホース継手に関する。
ホース継手は、一端にホースを接続し、他端に雄型の他の継手部材や水道蛇口(図9(a)参照)、散水ノズル(図9(b)参照)、ホースリール(図9(c)参照)などの液体を供給しまたは液体の供給を受ける他の装置(以下、単に「他の装置」という)を接続して、ホースと他の装置との間で流体を通過させる中空の器具である。
これらの散水ノズル、ホースリール等のように散水に用いる装置を、以下では「散水装置」という。
特許文献1には、ホースに接続されるホース側部材と、他の装置に接続される装置側部材とを着脱可能に連結するホース継手が記載されている。
装置側部材は上方からホース側部材に差し込まれるニップルを有し、他方、ホース側部材は、ニップルを受ける受け口を有する略円筒状に形成されるとともに周面にツメ用開口を形成したコネクター本体と、コネクター本体の外周に嵌合される部材であって径方向に弾性変形可能でツメ用開口からコネクター本体内に突出する抜止ツメ部を有する抜止部材と、コネクター本体の外周に軸方向にスライド可能に取り付けられる略円筒状のスライドリングと、スライドリングを所定の連結ポジションへ軸方向に付勢するコイルスプリングとを有していた。
スライドリングがコイルスプリングにより連結ポジションに保持されているときに、ニップルを受け口へ差し込むと、ニップルが抜止ツメ部の傾斜面に沿って進入するとともに、進入後は抜止ツメ部がニップルを抜け止めすることにより、ホース側部材と装置側部材とが連結される。このとき、スライドリングが抜止ツメ部の径方向の弾性変形を阻止しているため、ニップルが抜けることはない。
コイルスプリングに抗してスライドリングを解除ポジションにスライドさせると、スライドリングの内周面と抜止ツメ部との間に空間が形成され、抜止ツメ部が径方向に弾性変形してニップルを抜き出すことができる。
従来のホース継手では、スライドリングの可動範囲が狭く、コイルスプリングにはわずかな圧縮量で強い反発力が必要だったため、スライドリングを付勢するためにSUS(ステンレス鋼)等の金属を材料としたコイルスプリングを用いていたが、材料コストが大きかった。
特許文献1には、樹脂製のコイルスプリングを用いることも記載されているが、樹脂製のコイルスプリングは専用の治具や機械を用いなければ成形することができなかった。
また、汎用性の高いPP(ポリプロピレン)やPOM(ポリアセタール)等の樹脂を材料としたコイル(螺旋)形状のコイルスプリングを用いた場合、反発力が不足したり、繰り返しの使用による塑性変形や経年変化によって反発力が低下したりして、スライドリングを連結ポジションに十分に付勢できず、ホース継手の連結がひとりでに解除されてしまうおそれがあった。
樹脂製のコイルスプリングで巻き数を少なくすることで反発力を上げると、コイルスプリングの成形性が不安定になり、成形不良を起こしたり組み立て容易性が悪化したりしていた。コイルスプリングの成形性を安定させるために巻き数を3以上にすると、上記の通り圧縮量の少ないホース継手では反発力が不足してしまっていた。
特許3450789号公報
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、低コストで、連結状態を保持するためにスライドリングを十分に付勢することができるホース継手を提供することを課題とする。
本発明において、上記課題が解決される手段は以下の通りである。
第1の発明は、ホースに接続されるホース側部材と、他の装置に接続される装置側部材とを着脱可能に連結するホース継手において、上記装置側部材は上方から上記ホース側部材に差し込まれるニップルを有し、上記ホース側部材は、上記ニップルを受ける受け口を有する略円筒状に形成されるとともに周面にツメ用開口を形成したコネクター本体と、上記コネクター本体の外周に嵌合される部材であって径方向に弾性変形可能で上記ツメ用開口から上記コネクター本体内に突出する抜止ツメ部を有する抜止部材と、上記コネクター本体の外周に軸方向にスライド可能に取り付けられる略円筒状のスライドリングと、上記スライドリングを連結ポジションへ軸方向に付勢する付勢部材とを有し、上記スライドリングの連結ポジションで上記ニップルを上記受け口へ差し込むと、上記スライドリングが上記抜止ツメ部の弾性変形を阻止し、上記抜止ツメ部が上記ニップルを抜け止めし、上記付勢部材に抗して上記スライドリングを解除ポジションにスライドさせると、上記抜止ツメ部が径方向に弾性変形して上記ニップルを抜き出すことができ、上記付勢部材は、上記スライドリング側に当接するスライドリング側端部と、上記コネクター本体側に当接する本体側端部と、上記スライドリング側端部および上記本体側端部の間に張り渡された形状のばね部とを有する樹脂製の樹脂ばねであることを特徴とする。
第2の発明は、上記ばね部が、上記スライドリング側端部および上記本体側端部の間に張り渡されたジグザグ形状に形成されることを特徴とする。
第3の発明は、ジグザグ形状の上記ばね部の折り返し部分が、上記ばね部の線状部分の幅以上の半径を有する円形状を含む形状に形成されることを特徴とする。
第4の発明は、上記スライドリングの内周面から内側に突出し、径方向に弾性変形可能な舌片状のスライドツメ部を形成し、上記コネクター本体の外周面に上記スライドツメ部が当接して弾性変形しながら軸方向にスライド可能な誘導面を形成したことを特徴とする。
第5の発明は、上記誘導面は、上記連結ポジションにおいて上記スライドツメ部が位置する部分が相対的に径方向内側に凹んでいるとともに、上記解除ポジションにおいて上記スライドツメ部が当接する部分の側へ次第に径方向外側に突き出る勾配を有することを特徴とする。
第6の発明に係る散水装置は、第1の発明から第5の発明までのいずれかのホース継手を備えたことを特徴とする。
第1の発明によれば、上記付勢部材は、上記スライドリング側に当接するスライドリング側端部と、上記コネクター本体側に当接する本体側端部と、上記スライドリング側端部および上記本体側端部の間に張り渡された形状のばね部とを有する樹脂製の樹脂ばねであることにより、反発力が強く、材料コストが小さい付勢部材を得ることができる。
第2の発明によれば、上記ばね部が、上記スライドリング側端部および上記本体側端部の間に張り渡されたジグザグ形状に形成されることにより、樹脂ばねの反発力を向上させることができる。
第3の発明によれば、ジグザグ形状の上記ばね部の折り返し部分が、上記ばね部の線状部分の幅以上の半径を有する円形状を含む形状に形成されることにより、ばね部の反発力および強度を向上させることができる。
第4の発明によれば、上記スライドリングの内周面から内側に突出し、径方向に弾性変形可能な舌片状のスライドツメ部を形成し、上記コネクター本体の外周面に上記スライドツメ部が当接して弾性変形しながら軸方向にスライド可能な誘導面を形成したことにより、誘導面の勾配を変更することで、スライドツメ部の弾性変形によってスライドリングの付勢される方向が変更され、スライドリングの操作に必要な荷重を調整することができる
第5の発明によれば、上記誘導面は、上記連結ポジションにおいて上記スライドツメ部が位置する部分が相対的に径方向内側に凹んでいるとともに、上記解除ポジションにおいて上記スライドツメ部が当接する部分の側へ次第に径方向外側に突き出る勾配を有することにより、樹脂ばねの変形量が小さく反発力が弱い連結ポジション付近において、スライドツメ部の弾性変形によってスライドリングを連結ポジションへ付勢することができる。
第6の発明によれば、第1の発明から第5の発明までのいずれかのホース継手を備えたことにより、適切な操作荷重を有するホース継手を備えた散水装置を安価に製造することができる。
本発明の第一実施形態に係るホース継手の分解正面図である。 同ホース継手の断面図である。 同ホース継手のコネクター本体を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 同ホース継手の抜止部材を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 同ホース継手のスライドリングを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 同ホース継手のコネクター本体を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はばね部の説明図である。 同ホース継手のホース継手のスライドツメ部を示す断面図であり、(a)は連結ポジション、(b)はスライド途中、(c)は解除ポジションを示し、(d)は(a)の拡大図を示している。 (a)から(c)は、それぞれ、本発明の他の実施形態に係るホース継手のスライドツメ部を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るホース継手の使用例を示す図であり、(a)は蛇口−ホース継手、(b)は散水ノズル−ホース継手、(c)は散水ノズル−ホースリール継手を示している。
以下、本発明に係るホース継手について説明する。
ホース継手1は、ホースと他の装置とを接続して流体を通過させる器具であり、図9(a)に示すようにホースと蛇口等とを接続するもの、図9(b)に示すように散水ノズル40に設けられてホースに接続するもの、図9(c)に示すようにホースリール41のホースHと散水ノズル40とを接続するものなど、多種多様なものが含まれる。
以下では、本発明の第一実施形態として、図9(a)のようにホースと蛇口とを接続するホース継手1について説明する。
このホース継手1は、図2に示すように、ホースに接続されるホース側部材2と、蛇口に接続される装置側部材3とからなり、両者を着脱可能に連結することができる。
図1、図2に示すように、装置側部材3の上部には、蛇口に取り付けられる蛇口取付部4が設けられている。水道の蛇口を蛇口取付部4に差し込んで、装置側部材周面の複数のネジ孔4aからネジで締め付けることにより、装置側部材3を蛇口に固定することができる。
装置側部材3の下部には、ホース側部材2に上方から差し込まれるニップル5が形成されている。ニップル5には、後述する抜止部材15の抜止ツメ部18が配置される抜止溝6と、抜止ツメ部18に係止して抜けを防止する係止突出部7とが形成されるとともに、その下の位置に、水漏れ防止用のゴム製のシールリング8が嵌合されている。
装置側部材3の内部には、蛇口取付部4からニップル5までを水が通過できる流路が形成されている。
図1に示すように、ホース側部材2は、ニップル5を受ける受け口10を有する略円筒状に形成されたコネクター本体9と、このコネクター本体9の外周に嵌合される抜止部材15と、コネクター本体9の外周に軸方向(上下方向)にスライド可能に取り付けられる略円筒状のスライドリング19と、このスライドリング19およびコネクター本体9の間に配置され、スライドリング19を上方へ軸方向に付勢する付勢部材としての樹脂ばね23と、コネクター本体9に下方から取り付けられ、下部にホースを接続するホース接続管32と、ホース接続管32に被せたホースを外周から押さえるホース保持リング33と、ホース接続管32にネジ結合され、ホース保持リング33を締め付け可能なロックナット34とを有する。
コネクター本体9およびホース接続管32の内部には、水が通過できる流路が形成されている。
予めホースの外周にホース保持リング33とロックナット34とを配置し、ホースをホース接続管32の下部に被せ、ロックナット34を下方からホース接続管32にネジ結合すると、ロックナット34下部の細い部分がホース保持リング33を締め付け、ホース保持リング33によってホースが外れないように押さえられる(図2)。
ロックナット34とホース接続管32とのネジ結合を緩めると、ロックナット34によるホース保持リング33の締め付けが解除されて、ホースをホース接続管32から取り外すことができる。
図3に示すように、コネクター本体9は、装置側部材2のニップル5を受け入れられる大径な受け口10を有する円筒状に形成されている。
コネクター本体9の周面上部には、抜止部材15を嵌め込む環状溝部11に形成されるとともに、その上に抜止部材15の抜止ツメ部18をコネクター本体9内に突出させるためのツメ用開口12が周上4箇所に形成されている。
コネクター本体9の内周面には、ニップル5に接触して水漏れを防止する軟質ゴム製のパッキン13が配置されている(図2)。
また、コネクター本体9の周面下部には、樹脂ばね23を当接させるためにばね台座14を径方向外側に突出させている。
コネクター本体9は、ABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合)樹脂から形成されている。
図4に示すように、抜止部材15は弾性を有する樹脂から一体成形され、平面視C字状の環状基部16と、この環状基部16の周上4箇所から上方に立設されたアーム部17と、このアーム部17から斜め下方内側に突設された抜止ツメ部18とからなる。
抜止部材15の環状基部16はC字状に形成されているため、径方向に弾性変形しやすく、拡開させてコネクター本体9の環状溝部11に嵌合することができる。
抜止部材15をコネクター本体9に取り付けると、抜止ツメ部18がツメ用開口12を貫通してコネクター本体9内に突出する(図2)。この状態で装置側部材3を連結すると、ニップル5の係止突出部7が下方に傾斜した抜止ツメ部18を弾性変形させながらコネクター本体9内に進入し、抜止ツメ部18はニップル5の抜止溝6に配置される。
図5に示すように、スライドリング19は、略筒状に形成され、コネクター本体9および抜止部材15の外周に軸方向(上下方向)にスライド可能に取り付けられる。スライドリング19の外周面には、スライド操作時の指掛け用の凹凸つき斜面が形成されている。
スライドリング19の材料には、各種樹脂、金属、ゴム類を用いることができるが、大量生産が容易な樹脂を用いることが好ましく、その中でも射出成形ができ、低コストで生産できる熱可塑性樹脂(ハードセグメントとソフトセグメントからなる熱可塑性エラストマーを含む)を用いるのが好ましい。スライドリング19には薄肉な部分があるため、さらにその中でも成形性に優れた樹脂を用いるのが好ましく、特に表面の美観や印刷性に優れるとの理由でABS樹脂を用いるのが好ましい。
第一実施形態では、スライドリング19は、ABS樹脂から形成されている。
スライドリング19の内周面の周上4箇所では、舌片状のスライドツメ部20が上方内側に延出されている。コネクター本体9の上方からスライドリング19を取り付けると、コネクター本体9の外周上部に設けられた誘導凹部27にスライドツメ部20が入り込み、スライドリング19が上方に抜けなくなる。また、スライドツメ部20の下部には樹脂ばね23が当接し、スライドリング19を上方に付勢する。
また、スライドリング19の内周面には、スライドリング19が可動範囲の上限である連結ポジションに位置するときに、抜止部材15のアーム部17および抜止ツメ部18が径方向外側に弾性変形しないように外側から押さえる変形阻止面21が突出形成されている。
変形阻止面21の上方には、変形阻止面21よりも内径の大きい逃がし凹部22が形成されている。スライドリング19が連結ポジションから下方に移動して解除ポジションになると、この逃がし凹部22が抜止部材15の外側に配置され、アーム部17および抜止ツメ部18が径方向外側に弾性変形させて、ニップル5をコネクター本体9から抜き取ることができる。
変形阻止面21および逃がし凹部22は、スライドツメ部20と互い違いになるように周上4箇所に形成される。
図6(a)に示すように、樹脂ばね23は弾性を有する樹脂から一体成形され、スライドリング19のスライドツメ部20に当接する環状の上端部24と、コネクター本体9のばね台座14に当接する環状の下端部25と、上端部24および下端部25の間に張り渡されたばね部26とからなる。
上端部24が当接するのは必ずしもスライドリング19である必要はなく、スライドリング19に一体に取り付けられた他の部品であってもよい。
また、下端部25が当接するのは必ずしもコネクター本体9である必要はなく、コネクター本体9に一体に取り付けられた他の部品であってもよい。
上端部24および下端部25の直径(外径)は、20〜50mmに設定するのが好ましい。
上記外径を20mm未満とすると、周長も短くなり、ばね部のジグザグ形状の折り返し部分間の距離が十分に確保できず、付勢部材としての反発力が不足してしまう。22mm以上にするのがより好ましく、25mm以上にするのが特に好ましい。
上記外径を50mmより大きくすると、ホース継手1が大型化しすぎて扱いにくくなってしまう。40mm以下にするのがより好ましく、35mm以下にするのが特に好ましい。
第一実施形態では、上端部24および下端部25の直径(外径)を、31.6mmとした。
樹脂ばね23の材料は、射出成形ができ、低コストで生産できる熱可塑性樹脂(ハードセグメントとソフトセグメントとからなる熱可塑性エラストマーを含む)を用いるのが好ましい。この中でも、弾性率(反発力)の大きいPOM(ポリアセタール)、PC(ポリカーボネイト)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)がより好ましく、特に弾性率が大きいとともに材料コストが安いPOMが特に好ましい。
第一実施形態の樹脂ばね23には、POMを採用した。
図6(b)に示すように、ばね部26は、ジグザグ形状あるいは蛇行形状に屈曲しながら上下方向に延設されている。
図6(a)に示すように、ばね部26は、樹脂ばね23の周上等間隔に4本設けられている。ばね部26の本数は、1本では樹脂ばね23の形状が安定しないこと、十分な反発力を得ること、および金型の構造上2方向のスライドで成形できることから、2本以上設けることが好ましい。ばね部26の本数を多くすると樹脂ばね23の反発力が強くなるが、成形に要する金型の構造が複雑になり、成形が難しくなるため、8本以下とするのが好ましく、6本以下とするのが特に好ましい。第一実施形態では、ばね部26を4本設けたことにより、樹脂ばね23の反発力を向上させ、かつ、比較的容易に成形することができる。
図6(b)に示すように、各ばね部26の2箇所の折り返し部分26aは、線状部分26bの幅以上の半径を有する円形状を含む形状に形成されている。
ばね部26の折り返し部分26aの円形状の半径は1.7mmであり、線状部分26bの幅は1.3mmに設定されている。
また、上端部24または下端部25と線状部分26bとの結合部分も、線状部分26bの幅以上の半径(1.75mm)を有する円形状の扇形(半円)状に形成されている。
なお、上端部24、下端部25およびばね部26の径方向の厚みは、1.3mmである。また、上端部24および下端部25の幅(高さ)は1.0mmである。
折り返し部分26aは、1つのばね部26につき1つ以上設けられる。十分な反発力を得るためには2つ以上設けることが好ましい。ただし、折り返し部分26aの数を増やすと成形が難しくなり、量産が困難になったり、樹脂ばね23が圧縮された際に上下の折り返し部分26aが互いに干渉して圧着、破損するおそれがある。
このため、第一実施形態では1つのばね部23に2つの折り返し部分26aを設けた。
樹脂ばね23の自由状態での高さは、ホース側部材2を組み立ててスライドリング19を連結ポジションにしたときの、樹脂ばね23の高さと等しくすることが好ましい。上記高さよりも自由状態での高さを高くすると、ばね部26に常に荷重がかかって変形することになり、ばね部26が塑性変形して付勢部材としての反発力が低下してしまうおそれがある。
そのため、第一実施形態では、樹脂ばね23の自由状態での高さを、連結ポジションにおける樹脂ばね23の高さと等しい12.3mmとした。
この樹脂ばね23では、自由状態から軸方向に最大で4.6mm圧縮することができ、そのときの最大反発力は17.2Nになる。
樹脂ばね23の最大反発力は3〜35Nとなるようにするのが好ましい。3N未満では反発力が不足し、使用者が意図せずにスライドリング19を押し下げる誤作動のおそれがある。8N以上になるようにするのがより好ましく、12N以上になるようにするのが特に好ましい。
また、35Nより大きくなってしまうと、女性や老人など力の弱い人にとって押し下げることが難しくなってしまう。30N以下になるようにするのがより好ましく、20N以下になるようにするのが特に好ましい。
また、樹脂ばね23が耐久しうる最大応力は101.1MPaになる。
図5、図7に示すように、スライドリング19のスライドツメ部20の上部には、軸方向(上下方向)に対して径方向内側に約22度傾いた内面(当接面)を有している。
また、図7(d)に示すように、連結ポジションでスライドツメ部20嵌入する誘導凹部27の下には、やや上方を向くように傾けた誘導面28が延設されている。この誘導面28も、軸方向(上下方向)に対して約22度の傾斜を有している。
図7(a)(d)に示すように、連結ポジションではスライドツメ部20が誘導凹部27に入り込み、スライドツメ部20と誘導面28とは接触せず、両者の間には0.1mmの隙間が形成されている。この隙間は、成形品の実寸法のばらつきや組み立て時の片寄り等でスライドツメ部20と誘導面28とが過剰に接触した状態になると、脱着動作時に摩擦抵抗の上昇や傾きが発生し動作に支障をきたすおそれがあるため、遊びとして設けられている。
この隙間は、0.01〜0.2mmに設定することが好ましい。0.01mm未満にすると、実質的に隙間がなくスライドツメ部20と誘導面28とが干渉してしまい、摩擦抵抗が発生してスライドリング19を連結ポジションに戻せなくなるおそれがある。0.05mm以上にするのがより好ましく、0.07mm以上にするのが特に好ましい。
また、0.2mmよりも大きくすると、スライドツメ部20を連結ポジションから下げ始めたときに後述のように付勢力を得ることができなくなるおそれがある。0.15mm以下とするのがより好ましく、0.12mm以下とするのが特に好ましい。
第一実施形態では、0.1mmの隙間を設けた。
誘導面28および誘導面28より下の外周面は、スライドツメ部20先端の径方向最も内側の部分よりも外側に膨出している。
連結ポジションからスライドリング19を下方にスライドさせると、図7(b)に示すように、スライドツメ部20が誘導面28に接触し、誘導面28の勾配に沿って次第に径方向外側に弾性変形させられる。そのため、スライドツメ部20が元の形状に復帰しようとする弾性力が働き、これに対し誘導面28から受ける反作用の分力がスライドリング19を上方の連結ポジションへ押し上げようとする。
スライドリング19を連結ポジションから2mm以上押し下げた位置では、スライドツメ部20が自由状態よりも径方向外側に0.7mm変形し、このときに当接面に働く弾性力は5.5Nとなる。
連結ポジションからスライドリング19を押し下げ始めるときに生じる反発力は、1〜20Nとなるようにするのが好ましい。1N未満では反発力が不足し、使用者が意図せずにスライドリング19を押し下げる誤作動のおそれがある。3N以上になるようにするのがより好ましく、5N以上になるようにするのが特に好ましい。
また、20Nより大きくなってしまうと、女性や老人など力の弱い人にとって押し下げることが難しくなってしまう。15N以下になるようにするのがより好ましく、10N以下になるようにするのが特に好ましい。
第一実施形態では、樹脂ばね23による反発力と、スライドツメ部20による反発力との協働により、SUS等の金属を材料とした従来のコイルスプリングと同等の反発力を、より安価な樹脂によって達成することができる。
また、スライドリング19が解除ポジションから連結ポジションへスライドし、スライドツメ部20が誘導面28を通過するときには、樹脂ばね23の力に加えて、スライドツメ部20の弾性変形により、上記のようにスライドリング19を上方の連結ポジションへ押し上げようとする力が働く。
ここで、コネクター本体9およびスライドリング19はともにABS樹脂から成形されるので、ABS樹脂材/ABS樹脂材間の動摩擦係数μ=0.4となり、tan−10.4=21.8度となる。
したがって、スライドツメ部20と誘導面28との当接面の角度が22度である第一実施形態では、スライドツメ部20が上方へスライドするときにスライドツメ部20と誘導面28との当接面に働く摩擦力を、スライドツメ部20の弾性変形によりスライドリング19を上方へ押し上げようとする力が上回る。
なお、第一実施形態とは逆に、コネクター本体9にスライドツメ部を設け、スライドリング19に誘導面を形成してもよい。
もっとも、第一実施形態のようにスライドリング19にスライドツメ部20を設け、コネクター本体9に誘導面28を形成したほうが、スライドリング19ならびにホース継手1を小型化することができるため、より好ましい。
第一実施形態のホース継手1において、スライドリング19が連結ポジションにあるときに、装置側部材3のニップル5を受け口10に差し込むと、抜止ツメ部18と係止突出部7とが係止する。
このとき、スライドリング19の変形阻止面21によってアーム部17および抜止ツメ部18の変形が阻止されるため、ニップル5が抜け止めされる。
スライドリング19を連結ポジションから下方の解除ポジションへスライドさせると、スライドリング19の逃がし凹部22が抜止ツメ部18の外側に位置するため、アーム部17および抜止ツメ部18を弾性変形させてニップル5を抜き出すことができる。
スライドツメ部20が誘導面28を通過するとき、樹脂ばね23の反発力に加えて、スライドツメ部20が径方向外側に弾性変形し、スライドリング19を上方の連結ポジションへ付勢する力が働く。
第一実施形態のホース継手1では、付勢部材としての樹脂ばね23を、弾性率が大きく安価な樹脂であるPOMを材料として形成したことにより、反発力を向上させるとともに材料コストを低減させることができる。
また、樹脂ばね23を、上端部24および下端部25の間にジグザグ形状のばね部26を張り渡した形状としたことにより、螺旋形状(コイル形状)に比べて、樹脂ばね23の反発力を大きくすることができる。さらに、射出成形により容易に製造することができ、加工コストを低減させることができる。
また、樹脂ばね23の変形時にはばね部26の折り返し部分26aに応力が集中するが、折り返し部分26aを線状部分26bの幅以上の半径を有する円形状を含む形状に形成したことにより、折り返し部分26aの体積が大きくなってばね部26の反発力を向上させることができるとともに、折り返し部分26aの円形状に応力が分散するためばね部26の強度も向上させることができる。
また、スライドリング19を連結ポジションから下方へスライドさせると、スライドツメ部20が誘導面28を通過するときに、樹脂ばね23の反発力に加えて、スライドツメ部20の弾性変形により、スライドリング19を連結ポジションへ押し上げようとする力が働くため、樹脂ばね23の変形量が小さく反発力が弱い連結ポジション付近においても、充分な付勢力を得ることができる。
また、誘導凹部27を設け、連結ポジションにおいてスライドツメ部20と誘導面28との間に0.1mm以上の隙間を設けたことにより、スライドツメ部20と誘導面28との不要な摩擦が防止され、スライドリング19の操作を円滑にすることができる。
<その他の実施形態>
第一実施形態では、コネクター本体9の誘導面28が上を向くように傾斜させることで、スライドリング19を上方に付勢したが、樹脂ばねの反発力が強すぎる場合には、図8(a)に示すように、誘導面28の下方に延長誘導面29を設け、この延長誘導面29が下を向くように傾斜させてもよい。
この場合には、スライドリング19を上方にスライドさせると、スライドツメ部20が延長誘導面29の勾配に沿って次第に径方向外側に弾性変形させられ、元の形状に復帰しようとする弾性力が働く。これに対し延長誘導面29から受ける反作用の分力が、スライドリング19を解除ポジションへ押し下げようとする力となる。
この力が樹脂ばね23の反発力を相殺するため、使用者がスライドリング19を解除ポジションにスライドさせるために必要な力を軽減することができる。
また、樹脂ばね23の反発力が不足する場合には、図8(b)に示すように、誘導面28の下方に延長誘導面30を設け、この延長誘導面30が上を向くように傾斜させてもよい。
この場合には、連結ポジションを除くスライドリング19の可動範囲の全域で、スライドツメ部20の弾性変形により、スライドリング19を連結ポジションへ押し上げようとする力が働く。
また、図8(c)に示すように、延長誘導面31の上半分は上を向くように傾斜させ、延長誘導面31の下半分は下を向くように傾斜させてもよい。
この場合には、スライドツメ部20の弾性変形により、スライドリング19の可動範囲の上半分では連結ポジションへ付勢する力が働くため、樹脂ばね23の変形量が小さく反発力が弱い連結ポジション付近において付勢力を補うことができる。また、スライドリング19の可動範囲の下半分では解除ポジションへ付勢する力が働くため、樹脂ばね23の変形量が大きく反発力が強い連結ポジション付近において、使用者がスライドリング19を解除ポジションにスライドさせるために必要な力を軽減することができる。
また、可動範囲の中間では、スライドリング19が連結ポジションか解除ポジションかのいずれかに付勢されるため、スライドリング19が半端な位置で停止してしまうことを防止することができる。
このように、延長誘導面29,30,31の勾配を変更することにより、スライドリング19が付勢される方向が変更され、スライドリング19の操作に必要な荷重を調整することができる。
1 ホース継手
2 ホース側部材
3 装置側部材
4 蛇口取付部
4a ネジ孔
5 ニップル
6 抜止溝
7 係止突出部
8 シールリング
9 コネクター本体
10 受け口
11 環状溝部
12 ツメ用開口
13 パッキン
14 ばね台座
15 抜止部材
16 環状基部
17 アーム部
18 抜止ツメ部
19 スライドリング
20 スライドツメ部
21 変形阻止面
22 逃がし凹部
23 樹脂ばね
24 上端部
25 下端部
26 ばね部
26a 折り返し部分
26b 線状部分
27 誘導凹部
28 誘導面
29,30,31 延長誘導面
32 ホース接続管
33 ホース保持リング
34 ロックナット
40 散水ノズル
41 ホースリール

Claims (6)

  1. ホースに接続されるホース側部材と、他の装置に接続される装置側部材とを着脱可能に連結するホース継手において、
    上記装置側部材は上方から上記ホース側部材に差し込まれるニップルを有し、
    上記ホース側部材は、上記ニップルを受ける受け口を有する略円筒状に形成されるとともに周面にツメ用開口を形成したコネクター本体と、上記コネクター本体の外周に嵌合される部材であって径方向に弾性変形可能で上記ツメ用開口から上記コネクター本体内に突出する抜止ツメ部を有する抜止部材と、上記コネクター本体の外周に軸方向にスライド可能に取り付けられる略円筒状のスライドリングと、上記スライドリングを連結ポジションへ軸方向に付勢する付勢部材とを有し、
    上記スライドリングの連結ポジションで上記ニップルを上記受け口へ差し込むと、上記スライドリングが上記抜止ツメ部の弾性変形を阻止し、上記抜止ツメ部が上記ニップルを抜け止めし、
    上記付勢部材に抗して上記スライドリングを解除ポジションにスライドさせると、上記抜止ツメ部が径方向に弾性変形して上記ニップルを抜き出すことができ、
    上記スライドリングまたは上記コネクター本体の一方から他方に向かって突出し、径方向に弾性変形可能な舌片状のスライドツメ部を形成し、
    上記スライドリングまたは上記コネクター本体の他方には、上記スライドツメ部が当接して弾性変形しながら軸方向にスライド可能な誘導面を形成したことを特徴とするホース継手。
  2. 上記付勢部材が、上記スライドリング側に当接するスライドリング側端部と、上記コネクター本体側に当接する本体側端部と、上記スライドリング側端部および上記本体側端部の間に張り渡された形状のばね部とを有する樹脂製の樹脂ばねであることを特徴とする請求項1記載のホース継手。
  3. 上記ばね部が、上記スライドリング側端部および上記本体側端部の間に張り渡されたジグザグ形状に形成されることを特徴とする請求項記載のホース継手。
  4. ジグザグ形状の上記ばね部の折り返し部分が、上記ばね部の線状部分の幅以上の半径を有する円形状を含む形状に形成されることを特徴とする請求項記載のホース継手。
  5. 上記誘導面は、上記連結ポジションにおいて上記スライドツメ部が位置する部分が相対的に径方向内側に凹んでいるとともに、上記スライドリングを上記連結ポジションから上記解除ポジションへスライドさせる際に上記スライドツメ部が当接する上記誘導面の少なくとも一部が、当接する上記スライドツメ部を弾性変形させることにより上記スライドリングを上記連結ポジションの側へ付勢するように、軸方向に対して傾斜した勾配を有することを特徴とする請求項記載のホース継手。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載のホース継手を備えたことを特徴とする散水装置。
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