JPH08302710A - 設備機器用機械基礎及びその築造方法 - Google Patents

設備機器用機械基礎及びその築造方法

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JPH08302710A
JPH08302710A JP10671895A JP10671895A JPH08302710A JP H08302710 A JPH08302710 A JP H08302710A JP 10671895 A JP10671895 A JP 10671895A JP 10671895 A JP10671895 A JP 10671895A JP H08302710 A JPH08302710 A JP H08302710A
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JP
Japan
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foundation
concrete
foundation concrete
anchor
machine
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Application number
JP10671895A
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English (en)
Inventor
Shohei Osato
昌平 大郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】床スラブコンクリート1の上側に床面レベルL
まで打設した第1の基礎コンクリート4と、この第1の
基礎コンクリートの上側に所定高さまで打設した第2の
基礎コンクリート10とから構成し、床スラブコンクリ
ートと第1の基礎コンクリートとは差し筋2により一体
化し、第1と第2の基礎コンクリートは、第1の基礎コ
ンクリートから後打ちしたアンカー6と鉄筋により一体
化している設備機器用機械基礎である。 【効果】従来では必要であった、仮設部分におけるウレ
タン等の充填物の搬出、除去、清掃等の作業が全く不要
となり、従って増設に伴う本工事の工期の短縮および大
幅なコストダウンが可能となる。また仮設期間における
機械基礎築造部分の床面強度が大きいので、重量物の通
過により床面の陥没や、ひびわれの発生を防止すること
ができ、作業の安全性が確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は設備機器用機械基礎及び
その築造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地域冷暖房プラント、ビル機械室等にお
けるボイラー、冷凍機等の設備機器を設置するための基
礎、即ち機械基礎(機械台とも云う)は、一般的に機械
室等の床面レベルより一段高く(100〜500mm前後高く)
築造して、その上に機器を設置することにより、運転操
作、維持管理、排水等が容易にできるようにしている。
一方、上記地域冷暖房プラント、ビル機械室等において
は、開発スケジュールや入居率等の関係から熱源機械工
事を2〜4期に分けて行う場合が多く、このため、将来
増設する予定の機器の基礎部分は、第1期工事において
は仮設を行って将来の本工事の時点まで維持し、そして
本工事の際に仮設構造を除去して所定の高さまで機械基
礎を築造するようにしている。
【0003】図5は従来における機械基礎の仮設部分の
構造を示すもので、第1期工事では、将来工事を行う機
械基礎の部分aに差し筋bをし、次いで、その上に木製
の箱状覆いを被せたり、床面レベルcまでの空間にウレ
タンフォームや砂等の充填物dを充填したりした後、表
のみをコンクリート仕上げし、このような仮設構造を将
来の本工事まで維持していた。尚、図中符号eは床スラ
ブコンクリート、fはシンダーコンクリート、gは表仕
上げのシンダーである。
【0004】そして本工事においては、仮設部分の取り
壊しを行い、残材を除去、搬出した後、図5の仮想線で
示すように、差し筋bを利用し、鉄筋hを配設して基礎
コンクリートの打設を行うことにより所定の高さの機械
基礎を築造していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の機械
基礎の築造方法では、次のような課題がある。 仮設部分におけるウレタン等の充填物の搬出、除去、
清掃等の作業が必要であり、工程の長期化や、コストア
ップの原因となる。 仮設部分の強度が弱いので、床面が重量物の通過によ
り陥没したり、ひびわれを起こしたりして、作業安全上
問題がある。そこで本発明では、このような課題を解決
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、まず床スラブコンクリートの上側
に床面レベルまで打設した第1の基礎コンクリートと、
この第1の基礎コンクリートの上側に所定高さまで打設
した第2の基礎コンクリートとから構成し、床スラブコ
ンクリートと第1の基礎コンクリートとは差し筋により
一体化し、第1と第2の基礎コンクリートは、第1の基
礎コンクリートから後打ちしたアンカーと鉄筋により一
体化している設備機器用機械基礎を提案する。
【0007】また本発明では、将来、本工事を行う機械
基礎の部分に床面レベルまで第1の基礎コンクリートを
打設して維持し、本工事に際して、打設済みの第1の基
礎コンクリートの上側から後打ちアンカーを設置した
後、鉄筋を配置して所定の高さまで第2の基礎コンクリ
ートの打設を行う設備機器用機械基礎の築造方法を提案
する。
【0008】そして本発明では、上記の構成において、
第2の基礎コンクリートの打設前に機器固定用のアンカ
ーボルトを配置すること、そして第1の基礎コンクリー
トは、差し筋によりスラブコンクリートと一体化するこ
とを提案する。
【0009】そして本発明では、上記の構成において、
後打ちのアンカーはケミカルアンカー又はホールインア
ンカーとすることを提案する。
【0010】
【作用】第1期工事において仮設する機械基礎築造部分
は、床面レベルまで打設した基礎コンクリートであるの
で、本工事までの仮設期間において十分な床面強度を保
持でき、機械室等の作業の安全性を確保できる。
【0011】本工事においては、仮設の基礎コンクリー
ト上に次の基礎コンクリートを打設して所定の高さまで
構成するので、仮設部分の取り壊し、そしてそれに伴う
残材搬出、除去、清掃作業等が不要となる。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例を添付図面を参照して説
明する。まず図1は第1期工事における仮設部分の構成
を示すものである。符号1は床スラブコンクリートであ
り、機械基礎を築造する部分Mに差し筋2を構成してい
る。この差し筋2を利用して、部分Mに第1の基礎コン
クリートを打設し、床スラブコンクリート1と一体化す
る。この例において差し筋2はよこ鉄筋であり、このよ
こ鉄筋と、たて鉄筋3とによる適宜の鉄筋を配置して上
述したように第1の基礎コンクリート4を打設する。こ
の第1の基礎コンクリート4は床面レベルLまで構成
し、従って機械基礎を築造する部分M以外の床を構成す
るシンダーコンクリート5の床面と同一面に構成する。
【0013】以上の仮設状態において本工事まで維持す
るのであるが、機械基礎築造部分Mは、床面レベルまで
打設した基礎コンクリート4であるので、むしろシンダ
ーコンクリート5よりも強度の大きい床面が構成され、
本工事までの仮設期間において十分な床面強度を保持で
き、機械室等の作業の安全性を確保できる。
【0014】次に本工事においては、まず図2、図3に
示すように、第1の基礎コンクリート4の上側から後打
ちアンカー6を設置する。後打ちアンカー6としてはケ
ミカルアンカー(樹脂アンカーとも云う)やホールイン
アンカーを利用することができる。図2に示すように後
打ちアンカー6の先端側は、床スラブコンクリート1内
にまで達するようにすることが好ましい。また、後打ち
アンカー6は、機械基礎築造部分Mの面積に応じて適数
を適所に設置するものであり、例えば図3では機械基礎
築造部分Mの角部近傍の4個所に設置した例を示してい
る。
【0015】次いで図4に示すように、第1の基礎コン
クリート4の上側に、よこ鉄筋7とたて鉄筋8とによる
鉄筋を適宜に配置し、後打ちアンカー6と適宜接合を行
うと共に、設備機器固定用のアンカーボルト9を適宜に
配置して、所定の高さまで第2の基礎コンクリート10
の打設を行い、こうして所定の高さの機械基礎が築造さ
れる。そしてアンカーボルト9に締付ナット11を利用
して設備機器を固定することができる。尚、アンカーボ
ルト9は場合によっては後打ちとすることもできるもの
である。
【0016】このように本工事においては、仮設の基礎
コンクリート、即ち第1の基礎コンクリート4上に次の
基礎コンクリート、即ち第2の基礎コンクリート9を打
設して所定の高さまで構成するので、仮設部分の取り壊
し、そしてそれに伴う残材搬出、除去、清掃作業等が不
要となる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 従来では必要であった、仮設部分におけるウレタン等
の充填物の搬出、除去、清掃等の作業が全く不要とな
り、従って増設に伴う本工事の工期の短縮を図れると共
に、大幅なコストダウンが可能となる。 仮設期間における機械基礎築造部分の床面強度が大き
いので、重量物の通過により床面の陥没や、ひびわれの
発生を防止することができ、作業の安全性が確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による機械基礎の築造例の、最初の工
程の構成を示す断面図である。
【図2】 本発明による機械基礎の築造例の、次の工程
の構成を示す断面図である。
【図3】 図2の平面図である。
【図4】 本発明による機械基礎の築造例の、さらに次
の工程の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 床スラブコンクリート 2 差し筋(よこ鉄筋) 3 たて鉄筋 4 第1の基礎コンクリート 5 シンダーコンクリート 6 後打ちアンカー 7 よこ鉄筋 8 たて鉄筋 9 アンカーボルト 10 第2の基礎コンクリート 11 締付ナット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】 従来における機械基礎の仮設部分の構造を示
す断面図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブコンクリートの上側に床面レベ
    ルまで打設した第1の基礎コンクリートと、この第1の
    基礎コンクリートの上側に所定高さまで打設した第2の
    基礎コンクリートとから構成し、床スラブコンクリート
    と第1の基礎コンクリートとは差し筋により一体化し、
    第1と第2の基礎コンクリートは、第1の基礎コンクリ
    ートから後打ちしたアンカーと鉄筋により一体化してい
    ることを特徴とする設備機器用機械基礎。
  2. 【請求項2】 後打ちのアンカーはケミカルアンカーで
    あることを特徴とする請求項1記載の設備機器用機械基
    礎。
  3. 【請求項3】 後打ちのアンカーはホールインアンカー
    であることを特徴とする請求項1記載の設備機器用機械
    基礎。
  4. 【請求項4】 将来、本工事を行う機械基礎の部分に床
    面レベルまで第1の基礎コンクリートを打設して維持
    し、本工事に際して、打設済みの第1の基礎コンクリー
    トの上側から後打ちアンカーを設置した後、鉄筋を配置
    して所定の高さまで第2の基礎コンクリートの打設を行
    うことを特徴とする設備機器用機械基礎の築造方法。
  5. 【請求項5】 第2の基礎コンクリートの打設前に機器
    固定用のアンカーボルトを配置することを特徴とする請
    求項4記載の設備機器用機械基礎の築造方法。
  6. 【請求項6】 第1の基礎コンクリートは、差し筋によ
    りスラブコンクリートと一体化することを特徴とする請
    求項4記載の設備機器用機械基礎の築造方法。
  7. 【請求項7】 後打ちのアンカーはケミカルアンカーで
    あることを特徴とする請求項4記載の設備機器用機械基
    礎の築造方法。
  8. 【請求項8】 後打ちのアンカーはホールインアンカー
    であることを特徴とする請求項4記載の設備機器用機械
    基礎の築造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104727339A (zh) * 2015-03-31 2015-06-24 河北省电力勘测设计研究院 电力设备基础两步式施工方法
CN108867686A (zh) * 2017-07-24 2018-11-23 武汉炼化工程设计有限责任公司 一种泵基础二次灌浆层防脱落结构及其浇铸工艺
JP2019052417A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 大和ハウス工業株式会社 差し筋ユニット、基礎と土間の接合構造およびその作製方法
CN115126139A (zh) * 2022-07-08 2022-09-30 宁海国基模材有限公司 一种用于楼面二次浇筑的操作方法

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