JPH06256074A - 壁用断熱パネルの製造方法 - Google Patents

壁用断熱パネルの製造方法

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JPH06256074A
JPH06256074A JP5062512A JP6251293A JPH06256074A JP H06256074 A JPH06256074 A JP H06256074A JP 5062512 A JP5062512 A JP 5062512A JP 6251293 A JP6251293 A JP 6251293A JP H06256074 A JPH06256074 A JP H06256074A
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Japan
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heat insulating
reinforcing bar
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Yasuo Miyoshi
康雄 三好
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HOKKAIDO NOZAI KOGYO CO
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HOKKAIDO NOUZAI KOGYO KK
HOKKAIDO NOZAI KOGYO CO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁用断熱パネルを、水平逆打ち製造方法の長
所を採り入れながら、しかも仕上げ材の揃列状況を目視
し適宜矯正しつつ製造すること。 【構成】 コンクリート層4を打設形成し、その上に断
熱板5を重合乗載するとともに、該断熱板5の上に鉄筋
ネット6を乗載敷設し、さらにその断熱板5の上にモル
タル層12を形成し、その後、セラミック陶板13等の
仕上げ材を、モルタル層12に押し付けながら該仕上げ
材の横筋嵌合部14,15を鉄筋ネット6の横筋8に嵌
合させることにより、鉄筋ネット6に張り付け装架す
る。コンクリート層4に起立支持したアンカーボルト3
に鉄筋ネット6を締結し、コンクリート層4と断熱板5
と鉄筋ネット6を一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁用断熱パネル、さら
に詳しくは、コンクリート層に断熱板を介して重合する
鉄筋ネットにセラミック陶板等の仕上げ材を係合してな
る壁用断熱パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の壁用断熱パネルの製造方法とし
ては、例えば特開平4−124344号公報に記載の発
明がある。その発明は、いわば水平逆打ち製造方法とも
いうべきもので、函形型枠の底板上に仕上げ材であるセ
ラミック陶板を裏返しにしてすなわち外面を下向きにし
て揃列敷設し、その上に、鉄筋ネットをその対応部分を
各セラミック陶板に係合させて乗載設置し、そこにモル
タル層を打設形成するとともに断熱板を重合乗載し、さ
らにその上に、所要の配筋後コンクリート層を打設形成
することによって行う壁用断熱パネルの製造方法であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この製造方法では、製
品の外表面を形成することになる仕上げ材の揃列状況を
目視しながら製造することができないという重大な欠点
がある。すなわち、一旦鉄筋ネットを乗載設置した後に
おいて、あるいはモルタル層の硬化前において、既に敷
設してある仕上げ材に不陸を生じまたは好ましくない隙
間を生じている等の不都合があっても、その仕上げ材が
下側になっているので、もはやそれを直すことができな
い。
【0004】このような欠点を解消するために、出願人
は起立吹き付け製造方法とも称することができる工法、
すなわち、底盤上に鉄筋ネットを起立固定しておき、そ
れの一側面にセラミック陶板等の仕上げ材を装架固定
し、他側面に合成樹脂断熱層およびコンクリート層を順
次形成する製造方法を開発提供した(特願平3−351
291号)。
【0005】しかし、この起立吹き付け製造方法は、仕
上げ材の揃列状況を目視し適宜矯正しながら製造工程を
進めることができるとはいえ、上記水平逆打ち製造方法
にくらべると、鉄筋ネットの起立支持、合成樹脂断熱層
およびコンクリート層の吹き付け形成という不安定な工
法となり作業性が必ずしもよくない。
【0006】発明者はこのような事情を改良すべく鋭意
研究し、本発明を完成するに至ったもので、それは上記
水平逆打ち製造方法の長所を採り入れながら、仕上げ材
の揃列状況を目視し適宜矯正できるようにしたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】本発明壁用断熱パネルの製造方法は、コン
クリート層4を打設形成し、そのコンクリート層4の上
に断熱板5を重合乗載するとともに、該断熱板5の上に
鉄筋ネット6を乗載敷設し、さらにその断熱板5の上に
モルタルを上記鉄筋ネット6を埋没させる程度の厚さに
なるまで打設してモルタル層12を形成し、その後、セ
ラミック陶板13等の仕上げ材を、モルタル層12に押
し付けながら該仕上げ材の横筋嵌合部14,15を鉄筋
ネット6の横筋8に嵌合させることにより、鉄筋ネット
6に張り付け装架するものである。上記において、コン
クリート層4に起立支持したアンカーボルト3に鉄筋ネ
ット6を締結すると、コンクリート層4と断熱板5と鉄
筋ネット6を一体化することができ強度等の点で好適で
ある。
【0009】
【作用】本発明は、要するにコンクリート層、断熱板、
鉄筋ネット、モルタル層を順次積層状態とし、最後にセ
ラミック陶板等の仕上げ材を、上記モルタル層に押し付
けながら該仕上げ材の横筋嵌合部を鉄筋ネットの横筋に
嵌合させることにより、上記鉄筋ネットに張り付け装架
するもので、前記起立吹き付け製造方法の場合のよう
に、製品の外表面を形成することになる仕上げ材の揃列
状況を外方から目視し適宜矯正することができる。しか
し、その起立吹き付け製造方法の場合のように、鉄筋ネ
ットの起立支持、合成樹脂断熱層およびコンクリート層
の吹き付け形成という不安定な作業ではなしに、簡単確
実に所期の製品を製造できる。
【0010】
【実施例】以下図示の実施例について詳述する。1は底
盤2上に設置した型枠で、製造しようとする壁用断熱パ
ネルa(図6)に適合する所要の寸法と大きさの空処を
囲繞形成している。この型枠1の底部に鉄筋コンクリー
ト用の鉄筋を縦横に配筋(図示していない)するととも
に、それに基端を係合または溶接させたアンカーボルト
3を所要の間隔で起立支持(図5参照)した後、コンク
リートを打設し、所要の厚さのコンクリート層4を形成
する。5は、例えば木毛板またはスレート板と発泡合成
樹脂板とを重合してなる複合板あるいは合成樹脂単板等
の断熱板で、この断熱板5を、それに予め形成してある
貫通孔5′を通じアンカーボルト3の先端を上方に突出
させて(図5参照)、打設直後の上記コンクリート層4
に圧着乗載する。
【0011】6は、複数本の縦筋7と横筋8とを多数の
方形区画を形成して溶接等の固定手段を使用して組み立
てた鉄筋ネットで、この鉄筋ネット6を上記断熱板5に
乗載敷設する。9は所要の間隔で透孔10を列設した固
定部材で、この固定部材9を敷設した鉄筋ネット6の縦
筋7に重合し、各透孔10から上記アンカーボルト3の
先端を突出させ、その先端にナット11を螺合し緊締す
る。これによりコンクリート層4と断熱板5および鉄筋
ネット6が一体化することになる(図5)。
【0012】次に、上記断熱板5の上に、少なくても鉄
筋ネット6の横筋8を埋没させる厚さになるまでモルタ
ルを吹付け等により打設して所要の厚さのモルタル層1
2を形成する。13は仕上げ材の一つであるセラミック
陶板で、図5に示すように、それは、外面を平坦にし、
内面上下に横筋嵌合部14,15を形成するとともに、
上端面に凸部16を、下端面には上記横筋嵌合部15に
連続する嵌合開口17を開口させている。
【0013】このセラミック陶板13は、モルタル層1
2の打設直後にすなわちそれが未だ硬化しないうちにそ
のモルタル層12に押し付けながら、横筋嵌合部14,
15を上記横筋8に嵌合させることにより、鉄筋ネット
6に張り付け装架する。この場合、上段のセラミック陶
板13の嵌合開口17が下段のセラミック陶板13の凸
部16に被さった状態になるとともに、モルタル層12
が各セラミック陶板13の内面に充満する。上記モルタ
ル層12はセラミック陶板13の接着剤として作用する
ものであること明らかであるが、モルタルは無機質で経
年変化がなく剥離等の問題を起こさない。所定期間養生
した後、これを脱型することよって図6に示すような所
望の壁用断熱パネルaが製出される。
【0014】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明製造方法によれば次の効果を奏する。コンクリー
ト層、断熱板、鉄筋ネット、モルタル層を順次積層状態
とし、最後に、セラミック陶板等の仕上げ材を、上記モ
ルタル層に押し付けながら該仕上げ材の横筋嵌合部を鉄
筋ネットの横筋に嵌合させることにより、上記鉄筋ネッ
トに張り付け装架するから、前記起立吹き付け製造方法
の場合のように、製品の外表面を形成することになる仕
上げ材の揃列状況を外方から目視し適宜矯正することが
できる。しかし、その起立吹き付け製造方法の場合とは
異なり、鉄筋ネットの起立支持等の不安定な作業をする
ことなく簡単にしかも確実に所期の製品を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】底盤上に設置した型枠に打設したコンクリート
層に断熱板および鉄筋ネットを重合乗載した状態の縦断
面図である。
【図2】同上の状態においてさらにモルタル層を形成し
た状態の縦断面図である。
【図3】さらに仕上げ材であるセラミック陶板を張り付
けた状態の縦断面図である。
【図4】セラミック陶板を張り付けている状態の要部拡
大平面図である。
【図5】同じく要部拡大縦断面図である。
【図6】製出した壁用断熱パネルの斜視図である。
【符号の説明】
a 壁用断熱パネル 1 型枠 2 底盤 3 アンカーボルト 4 コンクリート 5 断熱板 5′ 貫通孔 6 鉄筋ネット 7 縦筋 8 横筋 9 固定部材 10 透孔 11 ナット 12 モルタル層 13 セラミック陶板 14 横筋嵌合部 15 横筋嵌合部 16 凸部 17 嵌合開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート層を打設形成し、そのコン
    クリート層の上に断熱板を重合乗載するとともに、該断
    熱板の上に鉄筋ネットを乗載敷設し、さらにその断熱板
    の上にモルタルを上記鉄筋ネットを埋没させる程度の厚
    さになるまで打設してモルタル層を形成し、その後、セ
    ラミック陶板等の仕上げ材を、上記モルタル層に押し付
    けながら該仕上げ材の横筋嵌合部を鉄筋ネットの横筋に
    嵌合させることにより、上記鉄筋ネットに張り付け装架
    することを特徴とする壁用断熱パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート層に起立支持したアンカー
    ボルトに鉄筋ネットを締結してコンクリート層と断熱板
    と鉄筋ネットを一体化することを特徴とする請求項1記
    載の壁用断熱パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 アンカーボルトと鉄筋ネットとの締結
    を、鉄筋ネットに乗載した固定部材を介して行うことを
    特徴とする請求項2記載の壁用断熱パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 鉄筋コンクリート用の鉄筋を配筋すると
    ともに、それに基端を係合または溶接させたアンカーボ
    ルトを所要の間隔で起立支持した後、コンクリートを打
    設して上記アンカーボルトの先端を突出させたコンクリ
    ート層を形成し、そのコンクリート層上に断熱板5を、
    その断熱板に予め形成してある貫通孔を通じ上記アンカ
    ーボルトの先端を上方に突出させて重合乗載し、その上
    に、縦筋と横筋とからなる鉄筋ネットを乗載敷設し、所
    要の間隔で透孔を列設した固定部材を上記鉄筋ネットの
    縦筋に重合載置し、そ各透孔から突出させたアンカーボ
    ルトの先端にナットを螺合緊締し、さらに、断熱板の上
    にモルタルを少なくても鉄筋ネットを埋没させる厚さに
    なるまで打設してモルタル層を形成し、その後、内面に
    横筋嵌合部を有する仕上げ材であるセラミック陶板を、
    モルタル層に押し付けながら、その横筋嵌合部を上記横
    筋に嵌合させることにより、鉄筋ネットに張り付け装架
    することを特徴とする壁用断熱パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 上段のセラミック陶板の下端面の嵌合開
    口を下段のセラミック陶板の上端面の凸部に被さった状
    態にすることを特徴とする請求項4記載の壁用断熱パネ
    ルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104452991A (zh) * 2014-11-11 2015-03-25 威海隆济时节能科技有限公司 一种保温叠合板及施工方法

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