JPH08301166A - 収納室付き自動二輪車 - Google Patents

収納室付き自動二輪車

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JPH08301166A
JPH08301166A JP7112175A JP11217595A JPH08301166A JP H08301166 A JPH08301166 A JP H08301166A JP 7112175 A JP7112175 A JP 7112175A JP 11217595 A JP11217595 A JP 11217595A JP H08301166 A JPH08301166 A JP H08301166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
article storage
storage chamber
motorcycle
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP7112175A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikushi Sakota
育史 迫田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車体の重心位置を低くすることが可能な収納室
付き自動二輪車を提供するにある。 【構成】エンジン23の上方にヘルメット28等が収納
可能な物品収納室29を設け、この物品収納室29の後
方に配置された運転シート33の下方に燃料タンク34
を配置した自動二輪車11において、上記物品収納室2
9底面と上記燃料タンク34上面とを結ぶ線αを地上面
と平行にすると共に、上記エンジン23後端と上記燃料
タンク34前面とを結ぶ線βを地上面に垂直とし、この
垂直線βの前方に上記物品収納室29を配置すると共
に、上記垂直線βの後方、かつ上記燃料タンク34の上
方にエアクリーナ25bを配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は収納室付き自動二輪車に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スクータ型の自動二輪車は、その
開閉自在の運転シート下方に物品収納室を設け、ヘルメ
ット等を収納可能にしている。一方、一般的ないわゆる
スポーツ型自動二輪車にはこのようなヘルメット等を収
納可能な物品収納室はスペースの関係上設けられておら
ず、僅かに整備工具等が収納可能な小スペースを運転シ
ートの下方やシートカウリング内に設けているのが現状
である。
【0003】ところが、近年、特開昭64−28082
号公報や、特開平3−224885号公報に示すよう
に、従来燃料タンクが配置されていた場所にヘルメット
等が収納可能な物品収納室を設けた自動二輪車が開発さ
れた。特開昭64−28082号公報に示された自動二
輪車の概略図を図5に、また、特開平3−224885
号公報に示された自動二輪車の概略図を図6にそれぞれ
示す。
【0004】図5および図6に示すように、これらの自
動二輪車1は、いずれもエンジン2の上方で、ヘッドパ
イプ3から二股に拡開して斜め後方に延出されたメイン
フレーム4の上部にヘルメット5等が収納可能で、開閉
自在の蓋6を備えた物品収納室7を設け、この物品収納
室7の後方に配置された運転シート8の下方に燃料タン
ク9を設けている。そして、物品収納室と燃料タンクと
の間のスペースにエアクリーナ10を配置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の自動二輪車も物品収納室底面と燃料タンク上面とを結
ぶ線χが地上面と平行でなく、さらに、燃料タンクの後
方が尻上がりになっているため、車体の重心位置が上方
になり、操縦安定性を損なう虞がある。また、エアクリ
ーナの一部または全部が物品収納室の下方に配置されて
いるため、物品収納室の容量を多く取れない。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、車体の重心位置を低くすることが可能な収納室
付き自動二輪車を提供することを目的とする。
【0007】この発明の他の目的は、物品収納室の容量
を多く確保できる収納室付き自動二輪車を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る収納室付き
自動二輪車は、上述した課題を解決するために、請求項
1に記載したように、エンジンの上方にヘルメット等が
収納可能な物品収納室を設け、この物品収納室の後方に
配置された運転シートの下方に燃料タンクを配置した自
動二輪車において、上記物品収納室底面と上記燃料タン
ク上面とを結ぶ線を地上面と平行にすると共に、上記エ
ンジン後端と上記燃料タンク前面とを結ぶ線を地上面に
垂直とし、この垂直線の前方に上記物品収納室を配置す
ると共に、上記垂直線の後方、かつ上記燃料タンクの上
方にエアクリーナを配置したものである。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、エンジ
ンの上方にヘルメット等が収納可能な物品収納室を設
け、この物品収納室の後方に配置された運転シートの下
方に燃料タンクを配置した自動二輪車の上記物品収納室
底面と上記燃料タンク上面とを結ぶ線を地上面と平行に
すると共に、上記エンジン後端と上記燃料タンク前面と
を結ぶ線を地上面に垂直とし、この垂直線の前方に上記
物品収納室を配置すると共に、上記垂直線の後方、かつ
上記燃料タンクの上方にエアクリーナを配置したため、
燃料タンクの後方が尻上がりにならず、車体の重心位置
を低くすることができる。また、エアクリーナの一部ま
たは全部が物品収納室の下方に配置されることがないの
で、物品収納室の容量を多く確保できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。また、図2はこの自動二輪
車の平面図であり、図3は図1のIII −III 線に沿う断
面図、図4は図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【0012】図1〜図4に示すように、この自動二輪車
11は車体フレーム12を有する。この車体フレーム1
2は例えばツインチューブ型のもので、車体フレーム1
2の前方に設けられたヘッドパイプ13の直後で左右方
向に拡開された後、互いに平行に斜後方に延びる左右一
対のメインフレーム14を備える。メインフレーム14
の後端側は下方に向かって折曲され、ピボット部15が
設けられる。
【0013】ヘッドパイプ13にはステアリング機構1
6が設けられる。このステアリング機構16には、前輪
17を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク
18やハンドルバー19等が設けられ、ハンドルバー1
9により前輪17が左右に回動自在に操舵される。
【0014】一方、ピボット部15にはピボット軸20
が架設され、このピボット軸20にスイングアーム21
がピボット軸20廻りにスイング自在に枢着されると共
に、このスイングアーム21の後端に後輪22が回動自
在に軸支される。
【0015】車体フレーム12の前方下部にはエンジン
23が搭載される。エンジン23は、主にシリンダ23
aとクランクケース23bとから構成され、シリンダ2
3aの前側にはエンジン排気系24を構成するエキゾー
ストパイプ24aが接続され、このエキゾーストパイプ
24aの下流側にマフラ24bが接続される。また、シ
リンダ23aの後側にはエンジン吸気系25を構成する
キャブレタ25aが接続され、キャブレタ25aの上流
側にはエアクリーナ25bが配置される。
【0016】ところで、この自動二輪車11は、車体フ
レーム12の上面が車体カバー26で覆われて外形を構
成すると共に、車体前部は流線形のカウリング27で覆
われて、走行中の空気抵抗低減と、走行風圧からのライ
ダの保護とが図られている。
【0017】前記エンジン23の上方にはヘルメット2
8などが収納可能な物品収納室29が設けられる。この
物品収納室29は、左右のメインフレーム14間に配置
された底板30と、車体カバー26の一部をヒンジ31
等により開閉自在とした蓋32とから構成される。
【0018】一方、物品収納室29後方の車体カバー2
6上には運転シート33が開閉自在または着脱自在に設
けられ、この運転シート33の下部に燃料タンク34が
設置される。この燃料タンク34は車体フレーム12の
一部を兼ねており、燃料タンク34の前部が左右のメイ
ンフレーム14で狭持されると共に、燃料タンク34の
後部とメインフレーム14のピボット部15との間には
サイドフレーム35が架設される。また、燃料タンク3
4の後端からは後部フレーム36が延設される。
【0019】ここで、エンジン23、エアクリーナ25
b、物品収納室29、そして燃料タンク34の相互の配
置関係について述べる。
【0020】図1に示すように、物品収納室29の底面
と燃料タンク34の上面とを結ぶ線α(平行線)は地上
面と平行に設定される。また、エンジン23の後端と燃
料タンク34の前面とを結ぶ線β(垂直線)は地上面と
垂直に設定される。そして、物品収納室29は垂直線β
の前方に配置されると共に、垂直線βの後方、かつ燃料
タンク34の上方の車体カバー26内にエアクリーナ2
5bが配置される。
【0021】次に、本実施例の作用について説明する。
【0022】品収納室29の底面と燃料タンク34の上
面とを結ぶ平行線αを地上面と平行に設定することによ
り、従来と異なって燃料タンク34の後方が尻上がりに
ならず、車体の低重心化が可能になる。また、エンジン
23の後端と燃料タンク34の前面とを結ぶ垂直線βを
地上面と垂直に設定し、物品収納室29を垂直線βの前
方に配置し、また、垂直線βの後方、かつ燃料タンク3
4の上方の車体カバー26内にエアクリーナ25bを配
置することにより従来のようにエアクリーナ25bの一
部または全部が物品収納室29の下方に配置されること
がない。よって、物品収納室29の容量を多く確保でき
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る収納
室付き自動二輪車によれば、エンジンの上方にヘルメッ
ト等が収納可能な物品収納室を設け、この物品収納室の
後方に配置された運転シートの下方に燃料タンクを配置
した自動二輪車において、上記物品収納室底面と上記燃
料タンク上面とを結ぶ線を地上面と平行にすると共に、
上記エンジン後端と上記燃料タンク前面とを結ぶ線を地
上面に垂直とし、この垂直線の前方に上記物品収納室を
配置すると共に、上記垂直線の後方、かつ上記燃料タン
クの上方にエアクリーナを配置したため、燃料タンクの
後方が尻上がりにならず、車体の重心位置を低くするこ
とができる。また、エアクリーナの一部または全部が物
品収納室の下方に配置されることがないので、物品収納
室の容量を多く確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納室付き自動二輪車の一実施例
を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】図1に示す自動二輪車の平面図。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】物品収納室を備えた従来の自動二輪車の概略側
面図。
【図6】物品収納室を備えた従来の自動二輪車の概略側
面図。
【符号の説明】
11 自動二輪車 12 車体フレーム 14 メインフレーム 23 エンジン 25b エアクリーナ 26 車体カバー 28 ヘルメット 29 物品収納室 32 物品収納室の蓋 33 運転シート 34 燃料タンク α 平行線(物品収納室底面と燃料タンク上面とを結ぶ
線) β 垂直線(エンジン後端と燃料タンク前面とを結ぶ
線)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン23の上方にヘルメット28等
    が収納可能な物品収納室29を設け、この物品収納室2
    9の後方に配置された運転シート33の下方に燃料タン
    ク34を配置した自動二輪車11において、上記物品収
    納室29底面と上記燃料タンク34上面とを結ぶ線αを
    地上面と平行にすると共に、上記エンジン23後端と上
    記燃料タンク34前面とを結ぶ線βを地上面に垂直と
    し、この垂直線βの前方に上記物品収納室29を配置す
    ると共に、上記垂直線βの後方、かつ上記燃料タンク3
    4の上方にエアクリーナ25bを配置したことを特徴と
    する収納室付き自動二輪車。
JP7112175A 1995-05-10 1995-05-10 収納室付き自動二輪車 Pending JPH08301166A (ja)

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JP7112175A JPH08301166A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 収納室付き自動二輪車

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JPH08301166A true JPH08301166A (ja) 1996-11-19

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JP7112175A Pending JPH08301166A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 収納室付き自動二輪車

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145131A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145131A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP4627253B2 (ja) * 2005-11-25 2011-02-09 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車

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