JP2561926B2 - パワ−ユニット揺動型車輌 - Google Patents

パワ−ユニット揺動型車輌

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JP2561926B2 JP62192156A JP19215687A JP2561926B2 JP 2561926 B2 JP2561926 B2 JP 2561926B2 JP 62192156 A JP62192156 A JP 62192156A JP 19215687 A JP19215687 A JP 19215687A JP 2561926 B2 JP2561926 B2 JP 2561926B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンを含むパワーユニットが車体に揺
動自在に支持されたパワーユニット揺動型車輌に係り、
特にエンジンへ燃焼用空気を供給する吸気パイプの空気
取入口の配置の改良に関し、スクーター、ファミリーバ
イク、ソフトバイク等と言われるいわゆるステップスル
ータイプの自動二輪車、スリータと言われる三輪車、そ
の他のパワーユニット揺動型車輌に利用できる。
〔従来の技術〕
従来、パワーユニット揺動型車輌において、エンジン
に燃焼用空気を供給するためのエアクリーナはパワーユ
ニット側に取り付けられるとともに、このエアクリーナ
に取り付けられた吸気パイプの空気取入部が車体側に設
けられた例として、特開昭60−174323号公報に記載され
たものがある。この従来例においては、車体後部の可及
的高所に空気取入口が設けられるとともに、この空気取
入口とエアクリーナとはU字形に配置されたフレキシブ
ルホースにより連結されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来例においては、パワー
ユニット側のエアクリーナと車体側の空気取入口とを連
結する吸気パイプがフレキシブルホースとされるととも
に、このフレキシブルホースの配置位置がパワーユニッ
トの揺動中心であるピボット部から遠く離れた位置にあ
るため、パワーユニットと車体とが相対揺動した場合、
フレキシブルホースが大きく変位することとなる。この
ため、空気取入口からエアクリーナに至る管長、すなわ
ち吸気管長が大きく変化し、エンジンの吸気特性に影響
を与えるという問題点がある。
本発明の目的は、塵埃等が少なく、かつ、外気温と同
等の温度の空気がエンジに送られるようになるうえ、パ
ワーユニットの揺動によっても吸気パイプの管長変化が
少ないパワーユニット揺動型車輌を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、シートの下方を当該シートの周縁に沿って
延びるボディカバーで覆い、かつ、エンジンを含むパワ
ーユニットを車体に揺動自在に支持するとともに、この
パワーユニットのエンジンに燃焼用空気を供給する吸気
パイプの空気取入部を車体側に取り付けたパワーユニッ
ト揺動型車輌において、前記ボディカバーの内部には、
前記シートの下方位置に所定の容積を有するラゲッジボ
ックスが設けられ、このラゲッジボッスクの周縁と前記
ボディカバーとの隙間に空気取入口を開口させた吸気ダ
クトが設けられ、かつ、前記ボディカバー側に設けられ
るとともに、前記パワーユニットの揺動中心の近傍位置
に配置されたエアチャンバに前記吸気ダクトを連通さ
せ、前記吸気パイプの一部に可撓性部を設けるととも
に、この可撓性部を前記パワーユニットの揺動中心の近
傍に配置されたエアチャンバに接続し、前記パワーユニ
ットの揺動に伴う吸気パイプの揺動中心を、パワーユニ
ットの揺動中心近傍の可撓性部としたことを特徴とする
パワーユニットの揺動型車輌である。
また、本発明において、パワーユニットの揺動中心
を、パワーユニットの支持のためのリンク機構で構成す
るとともに、このリンク機構の上方に前記吸気パイプの
可撓性部を配置するのが好ましい。
〔作用〕
前記構成において、車体とパワーユニットとが相対揺
動すると、吸気パイプも揺動するが、この吸気パイプの
揺動は、パワーユニットの揺動中心の近傍に配置された
可撓性部を中心として行われるので、吸気パイプ全体の
揺動範囲が小さくなると同時に、可撓性部の全長が短く
なる。このため、可撓性部の変位量は少なく、吸気パイ
プの管長の変化も少ない。
また、ラゲッジボッスクの周縁およびボディカバーと
の隙間に空気取入口を開口させた吸気ダクトを設けたの
で、空気取入口の位置は、ボディカバーの上端縁等に任
意に設定できるようになる。このため、空気取入口は、
塵埃等が少なく、かつ、外気温と同等の温度の空気が得
られる位置であるボディカバーの上部位置に設けること
が可能となり、エンジンには、車輪等に巻き上げられた
砂ぼこり等が少なく、かつ、エンジンに加熱されていな
い、清浄かつ低温の空気が送り込まれるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第7図には本発明をステップスルー型自
動二輪車に適用した一実施例が示されている。全体構成
を示す第1図において、車体10は、フレーム11を備え、
このフレーム11の前部に設けられたヘッドパイプ12には
フロントフォーク13が回動自在に取り付けられ、このフ
ロントフォーク13にはフロントショック14およびピボッ
トアーム15を介して前輪16が取り付けられている。ま
た、フレーム11の後部は二股に分岐されたリアパイプ17
とされ、このリアパイプ17は、その前部、中央部および
後部の3点においてそれぞれクロスメンバ18A,18B,18C
により連結され、補強されている。
前記車体10の前部において、フロントカバー21および
インナーボックス22からなるレッグシールド24がフレー
ム11に取り付けられるとともに、このインナーボックス
22の下部にはステップフロア24の一端が連結され、この
フロア24の他端にはボディセンターカバー25が立設さ
れ、さらにフレーム11の後部のリアパイプ17には、ボデ
ィセンターカバー25の後方においてラゲッジボックス26
が支持されている。このラゲッジボックス26のフレーム
11への支持は、ラゲッジボックス26の下面両側にわたっ
て長手方向に形成された凹部26A(第2図参照)にリア
パイプ17が嵌合されるとともに、ラゲッジボックス26の
後部に突設された一対のリブ26Bの下面にリアパイプ17
の後端のクロスメンバ18Cが当接されることにより行わ
れる。また、リブ26Bにはリアフェンダ27が一体に成形
されるとともに、このリアフェンダ27上にはバッテリケ
ース28が形成され、さらにリアフェンダ27上には比較的
軽量の部材であるバッテリ29およびオイルタンク30等が
支持されている。このようにリアフェンダ27で軽量の部
材を支持することにより、リアパイプ17は後方突出部が
短くされ、軽量化されている。
前記ラゲッジボックス26の上部にはシート31が配置さ
れ、このシート31はその前端部でヒンジ32を介してラゲ
ッジボックス26に開閉可能に支持されるとともに、ラゲ
ッジボックス26内にはヘルメット33の他、小物が入るよ
うになっている。また、ラゲッジボックス26の周囲には
リアボディカバー35が設けられている。ここにおいて、
このリアボディカバー35およびボディセンターカバー25
を含んで、シート31の下方を覆うとともに、当該シート
の周縁に沿って延びるボディカバーが構成されている。
前記レッグシールド23、ステップフロア24およびボデ
ィセンターカバー25により囲まれた空間によって脚部収
納空間38が構成されている。
前記ラゲッジボックス26の下方位置において、パワー
ユニット40がリンク機構70の支持軸71を介してフレーム
11の下部に揺動自在に支持され、これによりパワーユニ
ット40は車体10に揺動自在とされている。このパワーユ
ニット40は、エンジン41、図示しない動力伝達機構を内
蔵したユニットケース42、このユニットケース42に回転
自在に支持された後輪43、およびエンジン41に排気管44
を介して連接されユニットケース42とは後輪43を挟んで
反対側に配設された排気マフラ45を備えており、このユ
ニットケース42の後部とフレーム11の後端クロスメンバ
18Cとの間にはリアクッション46が設けられている。
前記パワーユニット40のユニットケース42の後部に
は、エアクリーナ50がブラケット51を介して支持されて
いる。このエアクリーナ50は、第3図にも示されるよう
に、内部にスポンジ、濾紙等からなるエアクリーナエレ
メント52を備え、このエレメント52の一側、下流側は途
中にキャブレタ53を有するコネクティングパイプ54を介
してエンジン41に連結されている。一方、エレメント52
の他側、上流側には、吸気パイプ55の一端が連結される
とともに、この吸気パイプ55の他端近傍であって前記リ
ンク機構70の上方位置近傍には(第6図参照)、コルゲ
ートパイプ状の可撓性部56が一体に形成されている。さ
らに、吸気パイプ55の他端部である空気取入部55Aは、
前記ラゲッジボックス26の下方においてラゲッジボック
ス26の下面の一部を利用して形成されたエアチャンバ57
の側面に固定され、チャンバ57内に開口されている。チ
ャンバ57の前面に形成された角穴57Aには、ゴム等の可
撓性部材から形成された連結ダクト58の一端の連結部58
Aが嵌合され、この連結ダクト58の他端開口部は、前記
ボディセンターカバー25の内面およびラゲッジボックス
26の前部外面にそれぞれ形成された各一対のリブ25A,26
Cで囲まれた吸気ダクト59(第4図参照)の下端に連結
されている。この吸気ダクト59の上端開口、すなわち、
空気取入口59Aは、シート31の前端下面の直下に開口さ
れている。これにより、エアクリーナ50には、吸気ダク
ト59の空気取入口59Aからダクト59内を通り、さらに連
結ダクト58およびエアチャンバ57内を通って空気が取り
入れられるようになっている。
第1図中、前記ステップフロア24の下方位置には、燃
料タンク61が配設されてフレーム11に支持され、さら
に、この燃料タンク61の近傍においてフレーム11にはス
タンド64がスタンドステー65を介して回動可能に支持さ
れている。
前記リンク機構70は、第5図ないし第7図にも示され
るような構造とされているが、これらの図では手前の片
側のみ示されており、同様構造が反対側にも形成されて
いる。これらの図においてリンク機構70は、パワーユニ
ット40のユニットケース42の前端部が固定された支持軸
71を備え、この支持軸71は、前後一対の第1リンク72の
一端に固定された支持パイプ73に図示しないメタルブッ
シュを介して回動自在に支持されている。これにより、
パワーユニット40は第1リンク72に揺動自在とされてい
る。これらの各第1リンク72の他端部には、第1連結部
材74を介して前後一対の第2リンク78の一端部が揺動可
能に連結されている。前記第1連結部材74は、外周両端
近傍が前後の第1リンク72に溶接等によりそれぞれ固着
された外筒75と、この外筒75の内部に挿通されるととも
に両端を外筒75から突出されそれぞれ前後の第2リンク
78に溶接等により固着された中心軸76と、これらの外筒
75と中心軸76との両端部近傍において両者間に所定幅で
それぞれ回動可能に嵌合されたゴム等からなる防振ブッ
シュ77とから構成され、第1リンク72と第2リンク78と
の防振がなされている。また、各第2リンク78の他端部
には、第2連結部材79を介して前後一対のフレームボデ
ィ83が揺動可能に連結され、これらの各フレームボディ
83は、車体10に設けられたフレーム11の2本のリアフレ
ーム17にそれぞれ固着されている。前記第2連結部材79
は、前記第1連結部材74と同様構造であり、外周両端近
傍が一対の第2リンク78に溶接等によりそれぞれ固着さ
れた外筒80と、この外筒80の内部に挿通されるとともに
両端を外筒80から突出されそれぞれ前後のフレームボデ
ィ83に溶接等により固着された中心軸81と、これらの外
筒80と中心軸81との両端部近傍において両者間に所定幅
でそれぞれ回動可能に嵌合されたゴム等からなる防振ブ
ッシュ82とから構成され、第2リンク78とフレームボデ
ィ83との防振がなされている。さらに、第2リンク78の
中央突出部78Aに設けられたU字溝78B内には、リンクス
トッパーピン84が挿入後、溶接等により固着されてい
る。このストッパーピン84は、第2リンク78を貫通して
両端が第1リンク72側およびフレームボディ83側にそれ
ぞれ突設され、このストッパーピン84の両端部には硬質
ゴム等からなる弾性部材86および91が予め焼付け等によ
り固着されている。これらの弾性部材86,91に対向する
位置において、第1リンク72の他端側下端およびフレー
ムボディ83の先端には、それぞれほぼU字状とされた揺
動阻止部材87および92が固定されている。第1リンク72
側の揺動阻止部材87は、第1連結軸74を中心とした弾性
部材86の揺動を阻止するようにこの弾性部材86を挟持す
るように形成され、これらの弾性部材86と揺動阻止部材
87とにより第1ストッパ機構85が構成されている。ま
た、フレームボディ83側の揺動阻止部材92は、第2連結
軸79を中心とした弾性部材91の揺動を阻止するようにこ
の弾性部材91を挟持するよう形成され、これらの弾性部
材91と揺動阻止部材92とにより第2ストッパ機構90が構
成されている。
なお、前記第1連結軸74の中心とリンクストッパーピ
ン84の中心とを結ぶ線と、第2連結軸79の中心とリンク
ストッパーピン84の中心とを結ぶ線とは、比較的直角に
近い角度に形成され、異なる方向の振動成分を有効に吸
収できるようになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
エンジン41の始動に伴う必要空気の供給は、エアクリ
ーナ50を介して行われるが、このエアクリーナ50への空
気の取り入れは、ステップスルータイプの車輌に特有の
脚部収納空間38の後方のボディセンターカバー25の上部
から行われる。すなわち、ボディセンターカバー25の上
部とシート31の前部下方との間に形成された空気取入口
59Aから吸気ダクト59内へ矢印ように空気が取り入れら
れ、この空気は連結ダクト58および吸気パイプ55を介し
てエアクリーナ50のエアクリーナエレメント52の上流に
導入される。
一方、車輌の走行に伴いパワーユニット40は、リンク
機構70の支持軸71の部分を揺動中心として揺動し、これ
に伴いエアクリーナ50も揺動するが、エアクリーナ50に
連結された吸気パイプ55はその一部に可撓性部56を有す
るため、この可撓性部56が撓むことによってエアクリー
ナ50の揺動に対応する。この際、可撓性部材56は、リン
ク機構70の支持軸71の近傍に配置されているため、その
撓み量は少なく、吸気パイプ55の管長の変化はほとんど
生じることはない。
次に、エンジン41の運転に伴う振動および車輌走行に
伴う車体10の揺動等を防止する作用につき説明する。
エンジン41の振動は、第1リンク72と第2リンク78と
を連結する第1連結軸74の防振ブッシュ77および第2リ
ンク78とフレームボディ83とを連結する第2連結軸79の
防振ブッシュ82によりそれぞれ吸収される。
一方、第1リンク72と第2リンク78とが第1連結軸74
を中心として揺動しようとすると、第1ストッパー機構
85の揺動阻止部材87が弾性部材86の周面に当接して揺動
が阻止される。この揺動の阻止は正、反いずれの方向に
も有効であり、その阻止力は弾性部材86の硬度により規
定される。また、第2リンク78とフレームボディ83との
揺動は、第2ストッパー機構90により、第1ストッパー
機構85と同様に阻止される。
前述のような本実施例によれば、パワーユニット40と
ともに揺動する吸気パイプ55の揺動に対し、パワーユニ
ット40の支持軸71の近傍に設けた可撓性部56で対応する
ようにしたから、パワーユニット40の揺動に伴う吸気管
長の変化も極めて少なくて済み、エンジン性能へ影響を
与えることはほとんどない。
また、車体10に揺動自在なパワーユニット40のエンジ
ン41に対する空気の取り入れを、シート31の下方でボデ
ィセンターカバー25の上部にある吸気ダクト59の空気取
入口59Aから行うようにしたから、レッグシールド23、
ステップフロア25等により区画されて走行に伴う塵埃、
雨水、路面からの水等が入り込むことのきわめて少ない
脚部収納空間38からエンジン供給用空気を吸い込むこと
ができ、塵埃、水等の吸い込みが極めて少なく、かつ、
エンジン41の放熱の影響もない。また、空気取入口59A
は、シート31の下面に近接して設けられているから雨水
の侵入の虞れもない。さらに、吸気ダクト59は、ボディ
センターカバー25とラゲッジボックス26とにそれぞれ一
体に設けられた各一対のリブ25A,26Cにより形成される
から、構造も簡単で安価に作成できる。
さらに、吸気パイプ55の可撓性部56をリンク機構70の
上方近傍に配置したから、車輌の走行に伴う跳ね石ある
いは路面の突出部等が吸気パイプ55に当たるのをリンク
機構70で防ぐことができる。
また、リンク機構70は、1本のストッパーピン84の両
端に設けられた第1、第2のストッパー機構85,90によ
り、リンク機構70の大きな揺動を有効に阻止できるとと
もに、機構を小型にでき、かつ、その構成部品も少ない
から安価に提供できる。
さらに、第1図において、矢印Sで示すように、走行
風はスタンドステー65の間からエンジン41の上部へ流
れ、エンジン41を有効に冷却できる。
なお、本発明は、前記実施例の構成に限定されるもの
ではなく、本発明の目的を達成できる範囲の変形は本発
明に含まれるものである。例えば、対象車輌としては二
輪車に限られるものではなく、後輪を二輪とした三輪
車、その他の車輌にも適用でき、要するに車体に対して
揺動自在なパワーユニットを備える型式の車輌であれば
よい。また、吸気パイプ55の可撓性部56は、必ずしもリ
ンク機構70の上方位置である必要はなく、下方でもよ
く、いずれにしても可撓性部56がパワーユニット40の揺
動中心近傍にあれば足りる。この際、可撓性部56をリン
ク機構70の上方に設ければ、リンク機構70により保護さ
れる利点がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、塵埃等が少なく、かつ、外気温と同
等の温度の空気がエンジに送られるようになるうえ、パ
ワーユニットのエンジンに空気を供給する吸気パイプの
管長の変化を、パワーユニットの揺動に関係なく極めて
少なくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図には本発明の一実施例が示され、第
1図は全体構成を示す一部を省略した縦断面側面図、第
2図はその要部の分解斜視図、第3図および第4図はそ
れぞれ第1図の略III−III線およびIV−IV線に沿う拡大
断面図、第5図はリンク機構の拡大側面図、第6図は第
5図の一部断面平面図、第7図はリンク機構の分解斜視
図である。 10…車体、25…ボディセンターカバー、26…ラゲッジボ
ックス、31…シート、35…リアボディカバー、40…パワ
ーユニット、50…エアクリーナ、50A…空気取入口とし
ての開口部、55…吸気パイプ、55A…空気取入部、56…
可撓性部、57…エアチャンバ、59…吸気ダクト、59A…
空気取入口、70…リンク機構。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの下方を当該シートの周縁に沿って
    延びるボディカバーで覆い、かつ、エンジンを含むパワ
    ーユニットを車体に揺動自在に支持するとともに、この
    パワーユニットのエンジンに燃焼用空気を供給する吸気
    パイプの空気取入部を車体側に取り付けたパワーユニッ
    ト揺動型車輌において、 前記ボディカバーの内部には、前記シートの下方位置に
    所定の容積を有するラゲッジボックスが設けられ、この
    ラゲッジボッスクの周縁と前記ボディカバーとの隙間に
    空気取入口を開口させた吸気ダクトが設けられ、かつ、
    前記ボディカバー側に設けられるとともに、前記パワー
    ユニットの揺動中心の近傍位置に配置されたエアチャン
    バに前記吸気ダクトを連通させ、 前記吸気パイプの一部に可撓性部を設けるとともに、こ
    の可撓性部を前記パワーユニットの揺動中心の近傍に配
    置されたエアチャンバに接続し、前記パワーユニットの
    揺動に伴う吸気パイプの揺動中心を、パワーユニットの
    揺動中心近傍の可撓性部としたことを特徴とするパワー
    ユニット揺動型車輌。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記パワ
    ーユニットの揺動中心にはリンク機構が設けられるとと
    もに、このリンク機構の上方に前記可撓性部が配置され
    たことを特徴とするパワーユニット揺動型車輌。
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