JPH08301075A - 車両用ワイパー装置 - Google Patents

車両用ワイパー装置

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Publication number
JPH08301075A
JPH08301075A JP7129306A JP12930695A JPH08301075A JP H08301075 A JPH08301075 A JP H08301075A JP 7129306 A JP7129306 A JP 7129306A JP 12930695 A JP12930695 A JP 12930695A JP H08301075 A JPH08301075 A JP H08301075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper arm
wiper
gear
arm
plane rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7129306A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Saeki
壮一 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP7129306A priority Critical patent/JPH08301075A/ja
Publication of JPH08301075A publication Critical patent/JPH08301075A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率よくガラス面を払拭させ、ワイパーアー
ムの反転時に理想的なエラーアングルとなる構造の車両
用ワイパー装置を提供する。 【構成】 ワイパーアーム4が回動する範囲の下方のピ
ポットホルダ表面6にピポット軸2を中心とする円弧状
の平面レール10を設けると共にその両端に円弧状ラック
ギヤ11a,11b を形成させ、ワイパーアーム4の平面レー
ル10の上方に対応する位置に下半分の半円状ギヤ12を固
着し、半円状ギヤ12の下部にワイパーアーム4のアーム
カバー9に軸支したピニオンギヤ13を係合させると共に
ピニオンギヤ13を平面レール10に接触させ、半円状ギヤ
12の上面にスプリング16を下方に付勢して設けた。平面
レール10上では、ワイパーアーム4の軸心が回転しない
ので、ワイパーブレード5は垂直状態を保つ。また、平
面レール10の両端部の位置ではラックギヤ11a 11b によ
り各々エラーアングルができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントガラス等につ
いた水滴などを払拭するための車両用ワイパー装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のワイパー装置はワイパー
ブレードをガラス面に沿って所定角度、回動させるよう
にリンク機構が設けられている。図7に示すウインドガ
ラス1を一例にすると、ウインドガラス1の下部にはリ
ンクアーム(図示略)に連結されたピポット軸2が配置
され、ピポット軸2にはアームカバー3を介してワイパ
ーアーム4が固定されている。ワイパーアーム4は着脱
自在にワイパーブレード5を支持しており、A−B間を
回動する中間位置では、図8の(a)に示すように、ワ
イパーブレード5が真っ直ぐに立ってガラス面をわずか
に圧接するようにされている。
【0003】ワイパーアーム4の回動端Aでは、E方向
からワイパーブレード5を見て、図8の(b)に示すよ
うに、角度θのエラーアングルが起きるように設定され
ている。エラーアングルはワイパーアーム4の反転時に
ガラス面との摩擦を軽減するように、ワイパーアーム4
が反転する前の段階で軸に角度をつけるようにしてい
る。この構成の一例としては、ワイパーアームを回転さ
せるギヤの回転から往復上下運動を取り出し、ワイパー
アームに設けた軸受部材を往復上下運動により揺らすこ
とにより、ワイパーアームを回動させながら軸心を回動
させるようにしている(特開平3-86654 号公報参照)。
【0004】このようにして、図7に示すA、Bの位置
におけるガラス面1とブレード5とのエラーアングル
は、A位置ではx軸上プラス側に、B位置ではマイナス
側にエラーアングルを持たせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各種自動車
においてフロントウインドシールドの形状が異なり、特
に、形状の曲率が一定でないもの(左右、上下共)で
は、A位置において理想的なエラーアングルを取るよう
にさせると、B位置においては必ずしも理想的なエラー
アングルとはならない。また、前述した構造のもので
は、常に、ワイパーアーム4の軸心が回動し、ワイパー
ブレード5がガラス面に真っ直ぐな状態を維持する時間
(間隔)はわずかであり、払拭作業の効率を悪くするこ
とになる。
【0006】本発明は、ワイパーアームの反転時に理想
的なエラーアングルとなる構造で、効率よくガラス面を
払拭させることのできる車両用ワイパー装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ワイパーアームが回動する範囲の下方のピ
ポットホルダ表面にピポット軸を中心とする円弧状の平
面レールを設けると共にその両端に円弧状ラックギヤを
形成させ、前記ワイパーアームの前記平面レールの上方
に対応する位置に下半分の半円状ギヤを固着し、該半円
状ギヤの下部に前記ワイパーアームのアームカバーに軸
支したピニオンギヤを係合させると共に該ピニオンギヤ
を前記平面レールに接触させ、前記半円状ギヤの上面に
スプリングを下方に付勢して設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成したものであり、ワ
イパーアームが回動するとき、平面レール上では、スプ
リングによって半円状のギヤが回転を抑制され、ピニオ
ンギヤが無回転で摺動する。これにより、ワイパーブレ
ードは所定の姿勢を維持して回動する。また、平面レー
ルの両端部の位置ではピニオンギヤがラックギヤと噛み
合って回転する。これにより、進行方向にワイパーブレ
ードの先端を向けて傾かせエラーアングルを作る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1、図6に示すように、ピポットホルダ表
面6からピポット軸2が突出し、アームカバー基部7が
固定されている。アームカバー基部7はピン8によって
アームカバー9を支持し、アームカバー9に軸支したワ
イパーアーム4をウインドガラスに近接または離間させ
るようになっている。また、ワイパーアーム4にはワイ
パーブレード5が着脱自在に設けられている。
【0010】ピポットホルダ表面6にはピポット軸2を
中心とする円弧状の平面レール10が設けられ、平面レー
ル10の両端部に円弧状ラックギヤ11a ,11b を形成させ
ている。
【0011】ワイパーアーム4の、平面レール10の上方
に対応する位置に下半分の半円状ギヤ12を固着し、この
半円状ギヤ12に係合させ、平面レール10に接触し、か
つ、平面レール10の両端部の円弧状ラックギヤ11a ,11
b に係合可能なピニオンギヤ13を、ワイパーアーム4に
沿う軸14によりアームカバー9に取付けている。図4な
いし、図6に示すように、ワイパーアーム4とピニオン
ギヤ13の軸受15は並列してアームカバー9に固着されて
いる。
【0012】また、図1および図6に示すように、アー
ムカバー9の天井面と半円状ギヤ12の上面との間に、半
円状ギヤ12の上面両側を押すように一対のスプリング16
を設けたことにより、ワイパーアーム4の軸心停止位置
が設定される。この停止位置に合わせてワイパーアーム
4にワイパーブレード5を、ウインドガラス面のエラー
アングルがゼロになるように取付ける。
【0013】以上のように構成したワイパー装置は、平
面レール10の中間部Cをワイパーアーム4が回動してい
るときは(図2、図3参照)、スプリング16の付勢によ
り半円状ギヤ12およびピニオンギヤ13が固定され、平面
レール10の平坦面を滑動し、ワイパーブレード5は図2
の(a),(b)に示すC位置の姿勢を取る。
【0014】また、ワイパーアーム4がA位置に近付く
と、ピニオンギヤ13が円弧状ラックギヤ11a に係合して
回転し、ワイパーアーム4の軸心が回転する。これによ
り、ワイパーブレード5は、角度θ1のエラーアングル
を持ち、図2(a)のA位置の姿勢になる。この場合、
円弧状ラックギヤ11a のギヤ枚数を設定することでエラ
ーアングルの角度θ1を自由に設定することができる。
そこで、B位置においても、B位置のガラス曲面に合わ
せて円弧状ラックギヤ11b のギヤ枚数を設定することで
理想的なエラーアングルを取ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるので、ワイパーブレードは平面レールの中間部の位
置で、平面レールの平坦部およびスプリングの付勢力等
により、エラーアングルをゼロにさせ、両端部に接近す
るときに円弧状ラックギヤにピニオンギヤを係合させワ
イパーアームの軸心を回転させる。このため、ガラス面
を効率よく払拭することができ、また、平面レールの両
端部においては所定のエラーアングルを取ることができ
る。また、円弧状ラックギヤのギヤ数を両端部において
別々に変更することができ、ガラス面の曲率が場所によ
って変わっていてもワイパーブレードの反転時に理想的
なエラーアングルを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の車両用ワイパー装置を示
す斜視図である。
【図2】図1に示す車両用ワイパー装置のワイパーブレ
ードの動作姿勢を説明する模式図である。
【図3】図1に示す車両用ワイパー装置の要部外観を示
す斜視図である。
【図4】図1に示す車両用ワイパー装置の要部側面図で
ある。
【図5】図4に示すホルダの斜視図である。
【図6】図1に示す車両用ワイパー装置の要部側断面図
である。
【図7】従来の車両用ワイパー装置を装備したウインド
ガラスの正面図である。
【図8】図7に示す車両用ワイパー装置のワイパーブレ
ードの動作姿勢を説明する模式図である。
【符号の説明】
2 ピポット軸 4 ワイパーアーム 6 ピポットホルダ表面 9 アームカバー 10 平面レール 11a,11b 円弧状ラックギヤ 12 半円状ギヤ 13 ピニオンギヤ 16 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパーアームが回動する範囲の下方の
    ピポットホルダ表面にピポット軸を中心とする円弧状の
    平面レールを設けると共にその両端に円弧状ラックギヤ
    を形成させ、前記ワイパーアームの前記平面レールの上
    方に対応する位置に下半分の半円状ギヤを固着し、該半
    円状ギヤの下部に前記ワイパーアームのアームカバーに
    軸支したピニオンギヤを係合させると共に該ピニオンギ
    ヤを前記平面レールに接触させ、前記半円状ギヤの上面
    にスプリングを下方に付勢して設けたことを特徴とする
    車両用ワイパー装置。
JP7129306A 1995-04-28 1995-04-28 車両用ワイパー装置 Pending JPH08301075A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7129306A JPH08301075A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 車両用ワイパー装置

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JP7129306A JPH08301075A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 車両用ワイパー装置

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JPH08301075A true JPH08301075A (ja) 1996-11-19

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ID=15006309

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JP7129306A Pending JPH08301075A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 車両用ワイパー装置

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JP (1) JPH08301075A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2557703A1 (es) * 2015-04-30 2016-01-27 Doga S.A. Dispositivo limpiaparabrisas para parabrisas curvados de grandes dimensiones
CN105313783A (zh) * 2015-10-30 2016-02-10 徐州一呼机械制造有限公司 一种外置倒车镜雨刮器
JP2021070359A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社デンソー ワイパ装置及びワイパシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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ES2557703A1 (es) * 2015-04-30 2016-01-27 Doga S.A. Dispositivo limpiaparabrisas para parabrisas curvados de grandes dimensiones
CN105313783A (zh) * 2015-10-30 2016-02-10 徐州一呼机械制造有限公司 一种外置倒车镜雨刮器
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