JPH08300971A - 自動車トランスファケース・システム及びその制御回路 - Google Patents

自動車トランスファケース・システム及びその制御回路

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JPH08300971A
JPH08300971A JP8110735A JP11073596A JPH08300971A JP H08300971 A JPH08300971 A JP H08300971A JP 8110735 A JP8110735 A JP 8110735A JP 11073596 A JP11073596 A JP 11073596A JP H08300971 A JPH08300971 A JP H08300971A
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microprocessor
mode
reset
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JP8110735A
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Inventor
James David Warren
ジェームズ・デーヴィッド・ウォーレン
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BorgWarner Inc
Original Assignee
Borg Warner Automotive Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K23/00Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
    • B60K23/08Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for changing number of driven wheels, for switching from driving one axle to driving two or more axles

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2WD−4WD間の切換えを確実に制御する
こと。 【解決手段】 トランスファケース・システムのための
電子制御回路16はリセット回路70、マイクロプロセ
ッサ72及び駆動モード間の切換を行うための軸継手を
操作するための出力段74を備える。マイクロプロセッ
サ72は自動車点火装置がオフのときには待機モードに
入り、点火装置がオフにされたときには進行中のタスク
を終了する。リセット回路70は点火装置オンに応答し
てマイクロプロセッサ72を待機モードから覚醒させ、
動作モードに入れる。動作モードに入ると、マイクロプ
ロセッサ72は所望のモードを決定し、必要とされる駆
動モード間の切換を行う。リセット回路70はマイクロ
プロセッサ72が動作モードにあるならばリセットしな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的にはフル
タイム及びパートタイム四輪駆動型の自動車のためのト
ランスファケース・システムに関するもので、更に詳細
にはマイクロセッサ式の回路の制御の下で駆動モードを
切り換えるトランスファケース・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】トランスファケースは、フルタイム及び
パートタイム四輪駆動(4WD)型の自動車において自
動車のトランスミッションから入力軸に受けた駆動力を
一対の出力駆動軸、すなわち一方は自動車の前輪を駆動
する軸、他方は自動車の後輪を駆動する軸、に分配する
ために使用される。二輪駆動(2WD)モードと4WD
モードとの間での切換が可能である自動車においては、
入力軸は連続的駆動力を一方の出力軸に供給すると共
に、選択的に駆動力を、ある形式の切離し可能な又は他
の方法で調整可能な軸継手、例えば粘性継手、電磁クラ
ッチ又は位置決め可能な平歯車を介して他方の出力軸に
供給する。高い方の4WD速度のための四輪駆動ハイ
(4H)、低い方の4WD速度のための四輪駆動ロー
(4L)、トランスミッションを前車軸及び後車軸から
切り離して牽引を可能にするためのニュートラル、及び
車輪滑りを制御するための固定(locked)4WD
を含むその他の駆動モードが設けられることもある。
【0003】歴史的には、調整可能な軸継手を作動させ
て駆動モード間の切換を行うことは、機械的なシフト・
アクチュエータを用いて手動で行われてきた。シフト・
アクチュエータの電子制御は、現在では、回転駆動源、
例えばモーターにより操作され得るシフト・アクチュエ
ータにおいては特に一般的である。米国特許第4664
217号はそのような一つの例を与えており、これにお
いては、カム式シフト・アクチュエータを回転させてト
ランスファケース内の駆動歯車をニュートラル、2W
D、低速4WDモード及び高速4WDモードの間で選択
的に切り換えるために可逆直流モーターが用いられてい
る。所望の駆動モードの選択はマイクロプロセッサ式の
制御回路の制御の下でモーターを操作することによって
行われる。マイクロプロセッサは、所望の駆動モードを
達成するために必要とされる回転方向を決定したうえ
で、二つのリレーを利用したモーター駆動回路に対して
モーターを時計回り又は反時計回りの方向に回転するよ
うに指令する。
【0004】これらのマイクロプロセッサ式のトランス
ファケース制御回路の中には、RCリセット回路を利用
して、自動車点火装置がオンにされ且つマイクロプロセ
ッサがパワーアップされたときには常に適切にリセット
されるようにしたものである。このリセット回路には、
回路電源(VCC)とマイクロプロセッサのアクティブ
ロー・リセット入力との間に接続された抵抗、及び、こ
のマイクロプロセッサのリセット入力と接地との間に接
続されたコンデンサが設けられる。電源VCCは自動車
点火装置の状態に依存する。すなわち、自動車点火装置
がオフのときにはオフであり、自動車点火装置がオンに
切り換えられたときにはパワーアップし、点火装置がオ
ンであるかぎり動作状態を維持する。電源VCCはマイ
クロプロセッサに給電するためにも使用される。それゆ
え、点火装置がオンに切り換えられ、VCCが立ち上っ
たときには、マイクロプロセッサはパワーアップされ、
マイクロプロセッサのリセット入力は、抵抗を介しての
コンデンサの徐々の充電に起因して、パワーアップ後に
短時間の間ローの状態を続ける。リセット信号の持続時
間は、周知のように、抵抗及びコンデンサの時定数に依
存する。マイクロプロセッサはこのリセット信号に応答
して初期設定モードに入る。このモードにおいて、マイ
クロプロセッサはモーター駆動回路を安全な不動作状態
(例えばモーター・オフ)に置き、トランスファケース
が利用可能な駆動モードのうちのどれにあるかを決定す
る。電子切換式のトランスファケース・システムにおい
ては、この決定は電気切換用モーターに取り付けられた
位置符号器からのフィードバック信号を解析することに
よって行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マイクロプロセッサの
リセット入力は高い入力インピーダンスを持っているの
で、自動車点火装置がオフにされ、VCCが加わらない
とき、リセット回路のコンデンサが放電する低インピー
ダンスの経路は存在しない。それゆえ、回路がパワーダ
ウンしたときには、コンデンサは、パワーアップ期間中
に充電するのに使用されたのと同じ抵抗を介して主とし
て放電する。この構成に固有の一つの問題は、点火装置
が瞬間的にオフに切り換えられ、その後オンに戻ったな
らば、電源電圧はマイクロプロセッサを動作させるのに
必要な最小の電圧レベルより一時的に低くなるが、コン
デンサはゆっくりと放電し、リセット入力を活性化する
のに必要な電圧レベルより低くなるほどには放電しない
ということである。従って、VCCが再び立ち上ったと
きには、マイクロプロセッサはリセットされず、未知の
望ましくない状態において又はそれの制御プログラム内
の望ましくない場所においてパワーアップすることがあ
る。
【0006】この構成に固有の第2の問題は、部分的に
は、駆動モードを切り換えるために必要とされる時間量
に起因して生じる。大抵の場合、駆動モード間の完全な
切換えは比較的短時間(すなわち、おおよそ2〜4秒)
で行うことができるが、他の場合には、より長い期間が
必要とされることができる。例えば、駆動モード間の切
換えに何らかの障害がある場合には、マイクロプロセッ
サはタイムアウト期間(例えば、30秒)が経過するま
で切換えを周期的に試みるようにプログラムされる。切
換えが2秒と30秒のいずれで行われるにせよ、これら
の期間は充分に長いので、自動車点火装置をオフに切り
換えることにより制御回路を駆動モード間の切換えの途
中でパワーダウンし得る。これが望ましくないのは、ト
ランスファケースが不確定状態に放置される、すなわ
ち、2つの駆動モード間の中間に切り換えられる結果と
なるからである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、自動
車トランスファケース・システムの電子制御式の軸継手
のための電子制御回路が提供される。この電子制御回路
はリセット回路、マイクロプロセッサ及び出力段を含
む。リセット回路にはマイクロプロセッサに結合された
点火入力及びリセット出力が設けられる。マイクロプロ
セッサは、出力段にコマンド信号を与えるために結合さ
れた少なくとも一つの出力を有する。出力段は、コマン
ド信号に応答して電子制御式の軸継手に制御信号を提供
するための出力を有する。
【0008】電子制御回路は、マイクロプロセッサが第
1モード及び第2モードにおいて選択的に動作可能であ
り、第1モードにあるときにはマイクロプロセッサはプ
ログラム制御の下で出力段にコマンドを送るように動作
可能であることを特徴とする。マイクロプロセッサはリ
セット回路に結合されたデータ出力を備え、マイクロプ
ロセッサは第1モードと第2モードとのいずれかにある
ときにはデータ出力にモード信号を発生するように動作
可能である。リセット回路は、マイクロプロセッサが第
2モードにあるときには点火系統の活性化を示す信号を
点火入力に受けたことに応答して、リセット出力にリセ
ット信号を発生するように動作することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すように、この発明の電
子制御式のトランスファケース・システム10は動力伝
達系路12の一部として接続されている。トランスファ
ケース・システム10には、トランスファケース14、
及び、これにより与えられる駆動モードを制御するため
にトランスファケース14に接続されるマイクロプロセ
ッサ式の電子制御回路16が設けられる。普通のよう
に、動力伝達系路12は、トランスミッション20を介
してトランスファケース14に駆動力を提供するエンジ
ン18を含んでいる。トランスファケース14の第1出
力軸22は、後部差動装置28を介して後部車軸26を
駆動する後部駆動軸24に動力を供給する。トランスフ
ァケース14の第2出力軸30は、前部差動装置36を
介して前部車軸34を駆動する前部駆動軸32に動力を
供給する。後述するように、トランスファケース14は
種々の駆動モード、例えば二輪駆動、ニュートラル並び
に低速及び高速の四輪駆動を与え、駆動モード間の切換
えは電子制御回路16の制御の下で行われる。
【0010】図2はトランスファケース14及び電子制
御回路16を一層詳細に示している。トランスファケー
ス14の例示的形態が線図で図解されている。一般に、
電気切換え式のトランスファケースは、単一の軸の回転
位置を制御することによって種々の駆動モードの選択を
可能にする位置決め可能な平歯車組立体38を備えてお
り、特に、平歯車セット42を駆動するトランスミッシ
ョン20からの入力軸40を有している。後部出力軸で
ある第1出力軸22及び前部出力軸である第2出力軸3
0は、一対のそれぞれのアクチュエータ・ヨーク48,
50によって平歯車セット42内の種々の歯車と選択的
に結合・離脱される一対のそれぞれの歯車44,46に
よって駆動される。トランスファケース14により与え
られる種種の駆動モードは平歯車セット42に対する歯
車44,46の適切な位置決めによって選択される。ア
クチュエータ・ヨーク48,50は、ウォームギヤ装置
(図示されていない)その他の適宜な減速装置を介して
モーター58によって駆動される回転可能な軸56にそ
れぞれ取り付けられたカム52,54を用いて位置決め
できる。位置決め可能な平歯車組立体38及びモーター
58は、電子制御回路16に接続され操作される電子制
御式の軸継手を構成している。他のそのような軸継手は
当業者には周知である。位置決め可能な平歯車組立体3
8及びモーター58を含む、トランスファケース14の
更なる詳細は、上記の米国特許第4,664,217号
に記述されており、その全部の開示内容をここに援用す
る。トランスファケース14はボルグワーナー・トラン
スファケース部品番号44−08−000−001、4
4−08−000−002、44−21−000−00
1及び44−21−000−002のいずれかである。
モーター58は、望ましくは、ブラシレス直流モータ
ー、例えばボルグワーナー・シフトモーター部品番号4
4−08−648−001である。
【0011】時計回り及び反時計回りの両方向における
モーター58の動作は、マイクロプロセッサ式の電子制
御回路16によって、種々のセンサ及びスイッチからそ
れに与えられる情報を用いて制御される。軸56のため
のフィードバック位置情報は、その回転位置を検出する
ためにモーター58に取り付けられた位置符号器60に
よって与えられる。電子制御回路16は5個の入力、す
なわち、点火信号IGN、車速信号、ニュートラル位置
信号、及び二輪駆動、四輪駆動ハイ又は四輪駆動ローの
ドライバによる選択を示すために使用される一対の排他
的な駆動モード入力信号を受け取る。点火信号は、自動
車の点火スイッチ62から得られ、点火スイッチ62か
ら直接求めてもよく、マイクロプロセッサが低電力待機
モードへ切り換わるべき時点を知るように自動車の一般
的動作状態(すなわち、点火系統がオンであるからオフ
であるか)を示すために使用される。車速信号は磁気ピ
ックアップその他の通常の速度センサ64によって与え
られる。車速信号は、電子制御回路16に車速の表示を
与え、駆動モード間の切換えを行うモーター58の動作
が駆動モードの所望の変更にとって適切な速度条件の下
でのみ実施されるように使用される。ニュートラル位置
信号は、トランスミッション20がニュートラルになっ
ているか否かを示すニュートラル安全スイッチ66によ
って与えられる。上記の2つの駆動モード信号は手動操
作式のモード選択スイッチ68によって与えられる。モ
ード選択スイッチ68は、電子制御回路16の一つの入
力にアクティブ・ローの二輪駆動モード信号を与えるた
めの第1の選択可能な位置、四輪駆動ハイ・モードを選
択するための第2の選択可能で接続されない位置、及
び、電子制御回路16の第2入力にアクティブ・ローの
四輪駆動ロー・モード信号を与えるための第3の選択可
能な位置のいずれかを取る。モード選択スイッチ68の
第2の選択可能な位置の電子制御回路16への接続は不
要である。これは、電子制御回路16はモード選択スイ
ッチ68により与えられる2つのアクティブ・ロー信号
の欠如によって四輪駆動ハイ・モードの選択を認識する
からである。電子制御回路16により使用される入力信
号を発生するためのスイッチ及びセンサの特定の実現及
びこれらの信号の電子制御回路16による特定の利用
は、当業者には周知であって、例えば上記の米国特許第
4,664,217号に記述されており、ここに援用す
る。
【0012】電子制御回路16はトランスファケース1
4内で利用される他の電子制御式装置(図示されていな
い)を動作させるためにも使用される。電子制御回路1
6は、例えば、二輪駆動から四輪駆動への変更時に前部
ハブを係合させる真空装置を制御するソレノイドを動作
させるために使用され、また、二輪駆動から四輪駆動へ
の切換え時に非係合出力駆動軸の回転を入力駆動軸と同
期させるための、トランスファケース14内の磁気同期
クラッチを制御するためにも使用される。そのような装
置を制御する電子制御回路16の使用は当業者には周知
である。
【0013】図3は、電子制御回路16の一部分として
含まれるリセット回路70、マイクロプロセッサ72及
び電動機駆動回路74を示している。以下の説明におい
て、一つの信号の反転は、その信号を表す符号の前に−
を付して表すものとする。リセット回路70及びマイク
ロプロセッサ72は電源VCCに接続されているが、こ
の電源は自動車電池から得られるものであって、自動車
点火装置がオフであるときでも使用可能である。自動車
電池は、モーター58を付勢するべくモーター駆動回路
74により必要とされる動作電力を供給するためにも使
用される。一般に、マイクロプロセッサは2つのモー
ド、すなわち活動状態の動作モードと不活動状態の低電
力待機モードとのどちらかで動作する。動作モードにあ
るときには、マイクロプロセッサ72は、利用可能な種
々の駆動モード間の切換えを行うために、信号MOTO
R,−MOTORを用いて必要に応じてモーター58を
付勢するようモーター駆動回路74を制御する。この目
的のために、マイクロプロセッサ72は車速信号、ニュ
ートラル位置信号、2つの駆動モード信号、並びに位置
符号器60からのフィードバック信号を受け取る。待機
モードにあるときには、マイクロプロセッサ72は「ス
リープ」モードにあって、非常に小さな休止電しか流れ
ないので、非常にわずかの電力しか消費しない。マイク
ロプロセッサ72は自動車点火装置がオフであるときに
は待機モードにある。リセツト回路70は自動車点火装
置がオンに切り換えられるとマイクロプロセッサ72の
ハードウェア・リセット(−RESET)を供給し、マ
イクロプロセッサ72を待機モードから動作モードへ移
行させる。この目的のために、リセット回路70は点火
信号IGN及びリセット禁止信号IGNRIを受け取
る。リセット禁止信号はマイクロプロセッサ72がどの
動作状態にあるかの表示として出力するもので、マイク
ロプロセッサ72が既に動作状態にあるときにリセット
されるのを防止するためにリセット回路70によって使
用されるものである。リセットされると、マイクロプロ
セッサ72はその動作プログラムに従ってタスクの実施
を開始することができる。例えば、覚醒して動作モード
に入ると、マイクロプロセッサ72は位置符号器60か
らのフィードバックを利用してトランスファケース14
がどの駆動モードにあるかを決定し、その後、モード選
択スイッチ68によって駆動モードが指定されたなら
ば、別の駆動モードへトランスファケース14を切り換
えることができる。
【0014】自動車点火装置がオフであるときでさえ
も、マイクロプロセッサ72及びモーター駆動回路74
に動作電力を供給することによって、及び、マイクロプ
ロセッサ72の動作モードを示す信号(IGNRI)を
リセット回路70に供給することによって、幾つかの利
点が実現される。第1に、自動車点火装置の状態の変化
はマイクロプロセッサ72への動作電力の供給に影響を
及ぼさないので、マイクロプロセッサ72が不確定状態
で又はほぼその制御プログラムの途中で活動状態になる
という危険性はない。それゆえに、マイクロプロセッサ
72は電源(VCC)ピンにおいてパワーアップされる
ことによってではなく、低電力待機モードから覚醒する
ことによって活動状態になる。第2に、マイクロプロセ
ッサ72はハードウェア・リセットによってその動作モ
ードに入るので、マイクロプロセッサ72は既知の望ま
しい場所でその制御プログラムの実行を開始できる。第
3に、マイクロプロセッサ72及びモーター駆動回路7
4は自動車点火装置がオフに切り換えられた後も動作し
続けることができるので、マイクロプロセッサ72は、
どのようなタスク(例えば駆動モード間の切換え)を実
施していても、不活動状態になる前に終了することがで
き、従って、トランスファケースは常に既知の状態(す
なわち、利用可能な駆動モードの一つへ完全に切り換え
られた状態)に置かれる。第4に、リセット回路70
は、マイクロプロセッサ72から動作状態にある間はリ
セット禁止信号IGNRIを受取るので、雑音又は点火
装置の瞬時のオン,オフ切換えに起因して生じることが
あるハードウェア・リセットの発生を回避することがで
きる。
【0015】更に図3を参照して、リセット回路70の
構成及び動作を一層詳細に説明する。リセット回路70
は入力フィルタ段76、組合せ論理回路78及びRC回
路80を含んでいる。フィルタ段76は、リセット信号
−RESETを偶然発生させ得る高周波雑音を除去する
ために使用される。組合せ論理回路78は、点火信号I
GNがアサートされたこと(すなわち、論理ハイのレベ
ルへの変化)に応答して、RC回路80により決定され
たパルス幅を有するアクティブ・ローのパルスとして信
号−RESETを発生する。信号IGNRIは、マイク
ロプロセッサ72がその動作モードにあるときに信号−
RESETが発生されるのを防止する。
【0016】フィルタ段76は点火信号IGNと接地と
の間に接続されたコンデンサ82、これに続く直列接続
の抵抗84及びフィルタ段76の出力側において接地に
接続された第2のコンデンサ86からなるπ形低域フィ
ルタを含む。コンデンサ82はEMIを抑制するもので
あり、抵抗84及びコンデンサ86はほぼ210Hzの
−3db点において遮断周波数を有する低域フィルタを
作るように選択されることが望ましい。
【0017】組合せ論理回路78は、それぞれが74H
C27の3分の1であり得る3つの3入力ノアゲート8
8〜90を用いて実現され、反転用のnpnトランジス
タ92を含んでいる。トランジスタ92は、マイクロプ
ロセッサ72のアクティブロー・リセットピンに供給さ
れる信号−RESETを出力する。ノアゲート88は2
入力ノアゲートとして構成されていて、その2つの入力
はフィルタ段76からのフィルタ処理された点火信号I
GNを受け取るように互いに結ばれている。接地とこれ
らの入力との間に接続されたプルダウン抵抗87は、点
火信号IGNがアサートされたときにノアゲート88に
適切な論理電圧レベルを与える分圧器を形成するよう
に、抵抗84の抵抗値に従って選択された抵抗値を有す
る。ノアゲート88の他方の入力は、信号−RESET
がアサートされている間は点火信号IGNの正の遷移を
ラッチするフィードバック信号を受ける。ノアゲート8
8の出力は信号−IGNONであり、ノアゲート89,
90の第1の入力に供給され、また、マイクロプロセッ
サ72のデータ入力に自動車点火装置の状態(オン又は
オフ)の表示として供給される。信号−IGNONは本
質的には点火信号IGNの反転であるが、ノアゲート9
0からノアゲート88へのフィードバックにより与えら
れるラッチ動作の故に常に点火信号IGNの鏡像になる
とは限らない。ノアゲート89はインバータとして構成
されており、従って、他の2つの入力は接地されてい
る。インバータであるノアゲート89の出力はRC回路
80に供給される。RC回路80は、接地されたコンデ
ンサ94、及び、このコンデンサ94とノアゲート89
の出力との間に直列に接続された抵抗96を含む。コン
デンサ94は抵抗96を介してノアゲート89により充
放電される。コンデンサ94の両端間に現れる電圧はノ
アゲート90の第2の入力に供給される。ノアゲート9
0の第3の入力はマイクロプロセッサ72からの信号I
GNRIである。ノアゲート90の出力はトランジスタ
92を駆動する信号RESETであり、トランジスタ9
2によって反転される。信号IGNRIと接地との間に
プルダウン抵抗98が接続され、リセット回路70の出
力信号−RESETにプルアップ抵抗100が接続され
て、これらの出力をその正常なアサートされていない論
理レベルへバイアスする。ノアゲートチップのVCC入
力に接続されたコンデンサ104はノアゲート88〜9
0のスイッチングのための瞬時エネルギーを供給する。
【0018】リセット回路70の動作は次のとおりであ
る。点火信号IGNが無い場合には、組合せ論理回路7
8は安定し、従ってノアゲート90から出力される信号
RESETはローレベルにある。これはノアゲート89
の入力及び出力がノアゲート90への定常状態入力とし
て使用され、従って、点火信号IGNの変化のない場合
にはノアゲート90の出力が常に論理ゼロに安定すると
いう事実のためである。これらの状況下では、ノアゲー
ト88の出力は論理1になり、ノアゲート89の出力は
コンデンサ94を完全に放電させる論理ゼロレベルにな
る。ノアゲート88の出力によって与えられた論理1
は、ノアゲート90の出力を信号IGNRIの状態に関
係なく論理ゼロレベルに保持する。信号RESETは論
理ゼロにあるので、トランジスタ92はオフに切り換え
られたままであり、アクティブロー・リセットは抵抗1
00によって論理1にプルされる。また、自動車点火装
置はオフである(すなわち、信号IGNは論理ゼロであ
る)ので、マイクロプロセッサ72はその制御プログラ
ムに従って待機モードに入り、信号IGNRIは論理ゼ
ロになる。その結果、マイクロプロセッサ72は、ハー
ドウェア・リセット又は割込みによってのみ覚醒される
スリープ状態になる。
【0019】自動車点火装置がオンに切り換えられる
と、点火信号IGNがアサートされ、ノアゲート88の
出力は論理ゼロになり、ノアゲート89の出力は抵抗9
6を介してコンデンサ94を充電し始める論理1レベル
になる。コンデンサ94の両端間の電圧は直ちには論理
1レベルへ上昇しないので、ノアゲート90への3つす
べての入力は論理ゼロレベルにあり、その出力は論理1
レベルに切り換わる。その結果、トランジスタ92は導
通し始め、リセット回路70の出力信号−RESETを
ローにし、マイクロプロセッサ72をリセットして待機
モードから覚醒させる。ノアゲート90の出力は、コン
デンサ94がノアゲート90により論理1として認識さ
れる電圧レベルに充電されるまで論理1レベルにとどま
る。コンデンサ94が論理1の電圧レベルまで充電され
た時点で、ノアゲート90の出力は論理ゼロに復帰する
ので、出力信号−RESETは論理1に復帰して、マイ
クロプロセッサ72のリセットを終了させる。それゆ
え、リセット回路70は、点火信号IGNのアサートに
よりトリガされるアクティブローの信号−RESETを
発生するので、単安定マルチバイブレータと同様に動作
する。出力信号−RESETのパルス幅はコンデンサ9
4及び抵抗96により与えられる時定数によって決定さ
れる。望ましくは、この時定数はほぼ5ミリ秒であり、
これはマイクロプロセッサ72をリセットするのに必要
なパルス幅よりも2桁ほど大きい。
【0020】出力信号−RESETがアサートされてい
る期間に点火信号IGNが論理ゼロのレベルに再び切り
換えられることにより出力信号−RESETが短くなる
のを防止するために、ノアゲート90の出力信号RES
ETはノアゲート88の入力にフィードバックされるの
で、ノアゲート88の出力は、点火信号IGNの論理状
態に関係なく信号RESETの期間中は論理ゼロに保持
される。マイクロプロセッサ72は望ましくは信号−I
GNONを監視する。信号−IGNONが出力信号−R
ESETに続く所定の時間量(例えば、全体で40ミリ
秒)の間アサートされた状態に連続してとどまると、マ
イクロプロセッサ72は信号IGNRIをハイにセット
し、その種々のルーチン(例えば、トランスファケース
14の現在の状態を決定すること)を開始する。トラン
スファケース14を制御するためにマイクロプロセッサ
72により実施されるルーチンは当業者には周知であ
る。更に、上に論述された種々の入力に応答してモータ
ー駆動回路74に供給されるコマンドを発生するための
マイクロプロセッサ72のプログラミングは、当該技術
分野の技術水準内にあり、従ってここでは詳述しない。
【0021】自動車点火装置がオンの状態にあるかぎ
り、信号−IGNONはアサートされた状態に(すなわ
ち、論理ゼロに)とどまり、マイクロプロセッサ72は
動作モードで動作し続け、論理1の信号IGNRIはリ
セット回路70からの更なるリセット信号を防止する。
自動車点火装置がオフに切り換えられ、信号−IGNO
Nが論理1に復帰すると、マイクロプロセッサ72は現
在進行中のタスクを終了し、再び待機モードに切り換わ
る。モードを切り換える前に、マイクロプロセッサ72
は信号−IGNONがほぼ200ミリ秒の間連続的にア
サートされない状態を続けるまで待つ。その後、マイク
ロプロセッサ72はスリープ状態になり、リセット回路
70からの別の出力信号−RESETを待つ。
【0022】マイクロプロセッサ72の出力側には、ト
ランスファケース14の電子制御式の軸継手を駆動する
出力段が設けられる。図に例示された電気切換式のトラ
ンスファケース・システム10においては、この出力段
は、トランスファケース14の電子制御式の軸継手によ
って利用されるモーター58を動作させるモーター駆動
回路74の形になっている。モーター駆動回路74は、
いずれかの方向にモーター58に動作電流を供給してモ
ーター58の回転の二方向制御を行う通常のモーター駆
動回路でよい。モーター駆動回路74の適切な実現は当
業者には周知である。このような回路の1つは前記の米
国特許第4,664,217号に記述されている。望ま
しくは、モーター駆動回路74は、駆動トランジスタそ
の他の半導体スイッチのHブリッジを用いて2本のモー
ター線58a,58bのそれぞれを電源又は接地に選択
的に接続し又は切り離すことによって実現される。モー
ター駆動回路74はマイクロプロセッサ72と駆動トラ
ンジスタとの間にインタフェース回路(図示せず)を含
むことができる。このインタフェース回路は、マイクロ
プロセッサ72がモーター駆動回路74に指令して、駆
動トランジスタの導通及び非導通状態の望ましくない組
合せを含む、短絡状態その他の動作モードになるのを防
止する。望ましくは、このインタフェース回路はマイク
ロプロセッサ72から時計方向コマンド、逆時計方向コ
マンド及びイネーブル信号を受け取る組合せ論理回路を
用いて実現される。時計方向コマンド及び逆時計方向コ
マンドはモーター58の回転方向を指定するために使用
され、イネーブル信号はこれら2つのコマンドのどちら
が実施するべきかを指定するために使用される。望まし
くは、モーター58の付勢後、モーター58はマイクロ
プロセッサ72によって、電流が供給された方の線を開
路し他方の線を接地したままに維持することにより減磁
状態になるように指令される。減磁に続いて、モーター
58は制動モードに置かれることが望ましく、この制動
モードにおいては両方のモーター線58a,58bは適
宜の駆動トランジスタによって接地される。モーター駆
動回路74はマイクロプロセッサ72にステータス・フ
ィードバックを供給することができる。これは、モータ
ー駆動回路74の2つの出力が低インピーダンス状態と
高インピーダンス状態のいずれにあるかを示すので、マ
イクロプロセッサ72はモーター58の動作を監視して
故障状態の発生を検出することができる。
【0023】極めて好適な実施の形態においては、マイ
クロプロセッサ72はモトローラ製のMC68HC70
5C4であり、トランジスタ92もモトローラ製のMU
N2214T1トランジスタであり、抵抗84,96,
98はそれぞれそ47kΩの抵抗値を有しており、抵抗
87は100kΩの抵抗値を有しており、抵抗100は
3.3kΩの抵抗値を有しており、コンデンサ82は1
000pFの容量を有しており、コンデンサ86,9
4,104はそれぞれ0.1μFの容量を有している。
【0024】以上述べたところから明らかなように、こ
の発明は、前記の目的及び利点を達成する電気切換式ト
ランスファケース・システム及びこれのための電子制御
回路を提供する。これまでの記述は、この発明の好適な
実施の形態についてのものであり、この発明は図示され
た特定の実施の形態に限定されるものではない。種々の
変形及び修正は当業者には明らかである。例えば、リセ
ット回路70を用いてマイクロプロセッサ72をその待
機モードから抜け出させるハードウェア・リセットを与
える代わりに、点火信号IGNを使用して割込みを発生
させてマイクロプロセッサを覚醒させ動作モードに入ら
せることができる。その場合、マイクロプロセッサが動
作モードに入ったときに生じる信号IGNの変化によっ
て発生される割込みを処理するために、適宜の割込みサ
ービスルーチンを使用することができる。この及び他の
すべてのこのような変形及び修正は、特許請求の範囲内
に入るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る電気切換式のトランスファケ
ース・システムを含み、且つ、子のトランスファケース
・システムにより使用される電子制御回路を概略的に表
す自動車動力伝達系路の上面図。
【図2】 トランスファケース及び電子制御回路を含
む、図1の電気切換式のトランスファケース・システム
の部分概略図。
【図3】 図1及び2の電子制御回路に使用されるマイ
クロプロセッサ用リセット回路を示す概略図。
【符号の説明】
10 トランスファケース・システム、 14
トランスファケース、16 電子制御回路、
22 第1の出力軸、30 第2の出
力軸、 38 平歯車組立体、4
0 入力軸、 52,54
カム、58 モーター、
70 リセット回路、72 マイクロプロセッサ
74 出力段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火系統並びに第1及び第2の電子的に
    選択可能な駆動モードを有する自動車のためのトランス
    ファケース・システム(10)であって、このシステム
    がトランスファケース(14)と電子制御回路(16)
    とを有する形式のものであり、 前記トランスファケース(14)は、回転可能な入力軸
    (40)、第1及び第2の回転可能な出力軸(22,3
    0)、及び、前記入力軸から前記第2出力軸へ駆動トル
    クが伝達されることを可能にするために前記入力軸と前
    記第2出力軸との間に設けられる電子制御式の軸継手
    (38,58)を有しており、 前記電子制御回路(16)は、マイクロプロセッサ(7
    2)及び出力段(74)を有しており、前記出力段は前
    記電子制御式の軸継手(38,58)に接続されてお
    り、前記マイクロプロセッサは、前記軸継手により第1
    及び第2の駆動モード間で切り換えさせるコマンドを前
    記出力段へ送出するようにプログラム制御の下で動作可
    能である。 トランスファケース・システムにおいて、 前記マイクロプロセッサ(72)は第1モード及び第2
    モードにおいて選択的に動作可能であって、前記第1モ
    ードにあるときには前記出力段(74)にコマンドを送
    出するようにプログラム制御の下で動作可能であり、 前記電子制御回路(16)は、データ入力と前記マイク
    ロプロセッサ(72)の入力に結合されたリセット出力
    とを有するリセット回路(70)を備えており、前記マ
    イクロプロセッサが前記第2モードにあるとき、前記リ
    セット回路は、点火系統の活性化を示す信号を前記デー
    タ入力に受け取ったことに応答して前記リセット出力に
    リセット信号を発生するように動作する、ことを特徴と
    するトランスファケース・システム。
  2. 【請求項2】 前記第1モードが動作モードであり、前
    記第2モードが低電力待機モードであって、前記マイク
    ロプロセッサ(72)が前記待機モードにあるとき、前
    記動作モードにあるときよりも少ない電力を消費する、
    請求項1に記載のトランスファケース・システム。
  3. 【請求項3】 前記マイクロプロセッサ(72)が、前
    記リセット信号に応答して前記第1モードに入るように
    動作可能である、請求項2に記載のトランスファケース
    ・システム。
  4. 【請求項4】 前記マイクロプロセッサ(72)が前記
    リセット回路(70)に結合されたデータ出力を含んで
    おり、前記マイクロプロセッサが前記第1モード及び前
    記第2モードの一つにあるとき、前記マイクロプロセッ
    サが前記データ出力に信号を発生するように動作可能で
    ある、請求項1に記載のトランスファケース・システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記リセット回路(70)が組合せ論理
    回路(78)及びRC回路(80)を備える、請求項1
    に記載のトランスファケース・システム。
  6. 【請求項6】 前記組合せ論理回路(78)がそれぞれ
    出力を有する複数のディジタル論理回路素子(88〜9
    0)を含んでおり、前記RC回路(80)が容量性素子
    (94)及び抵抗性素子(96)を備えていて、前記抵
    抗性素子は前記容量性素子と前記論理回路素子の前記出
    力の少なくとも一つとの間に直列に接続されている、請
    求項5に記載のトランスファケース・システム。
  7. 【請求項7】 車両のトランスファケース(14)内の
    電子制御式の軸継手(38,58)を制御するための電
    子制御回路(16)であって、リセット回路(70)、
    マイクロプロセッサ(72)及び出力段(74)を有す
    る形式のものであり、 前記リセット回路(70)は点火入力と前記のマイクロ
    プロセッサ(72)に結合されたリセット出力とを有し
    ており、前記マイクロプロセッサは前記出力段(74)
    に結合されていてコマンド信号を与える少なくとも一つ
    の出力を有しており、前記出力段は前記コマンド信号に
    応答して前記電子制御式の軸継手(38,58)に制御
    信号を供給するための出力を有している電子制御回路
    (16)において、 前記マイクロプロセッサ(72)は第1モード及び第2
    モードで選択的に動作可能であって、前記第1モードに
    あるときには前記出力段(74)にコマンドを送出する
    ようにプログラム制御の下で動作可能であり、前記マイ
    クロプロセッサは前記リセット回路(70)に結合され
    たデータ出力を有しており、前記マイクロプロセッサ
    は、前記第1モードと第2モードとのうちの一つにある
    とき、前記データ出力にモード信号を発生するように動
    作可能であり、 前記リセット回路(70)は、点火系統の活性化を示す
    信号を前記点火入力に受け取ったことに応答して動作
    し、前記マイクロプロセッサ(72)が前記第2モード
    にあるとき前記リセット出力にリセット信号を発生する
    ことができることを特徴とする電子制御回路。
JP8110735A 1995-05-01 1996-05-01 自動車トランスファケース・システム及びその制御回路 Pending JPH08300971A (ja)

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