JPH08300619A - 金属化画像をシート要素に転写する機械における金属化ベルトの移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、特別な問題なく、ベルトを
巻き解すことができる位置で、ベルトを容易、迅速、か
つ確実な装填を可能にする、金属化画像をシート要素に
転写するための機械内に、金属化ベルトを装填する装置
を提供することである。 【解決手段】 金属化ベルト（３７）を装填する装置
は、シート要素に金属化画像を転写するための機械の最
後のステーション（１０）の２つの側壁の各々の間に回
転的に取り付けられた一対の平行なアーム（５０）を備
える。これらのアームは、クロスビーム（６０）によっ
て互いに連結され、各クロスビームは、小さい直径のボ
ビン（３６）用支持レバー（６６）を受けるのに適して
いる。各アーム（５０）は、大きい直径のボビン（３
０）を支持する、横断する軸（３４）のためのベースプ
レート（５１、５２、５３）を有する。また、装置は、
機械内の引込み位置から伸長位置（５０’）へ、アーム
（５０）の対の回転駆動する手段（７０−７７）を備
え、伸長位置で、アーム（５０）の対は、機械の下流面
を少なくとも部分的に越えて突出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、金属化画像をカー
ドボード、紙、プラスチックなどのシートのようなシー
ト要素上に転写するための機械における金属化ベルトの
装填装置に関する。さらに詳しくは、本発明は、上固定
支持ビーム及び下可動支持ビームを備え、そのビームの
間にカードボードシートを導き、このシートと支持ビー
ムの一つとの間に導かれたベルトから来る金属化フィル
ムを、所定のパターンに従って、シートに印刷すること
ができる平圧印刷器に使用される装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の印刷器は通常は、シートのスタ
ックを設置する第一の供給ステーションを有し、各シー
トはレイアウトボードに送られるために、スタックの上
から次々に取り出される。各シートは横バーに沿って取
り付けられた一連のクランプによって前縁に掴まれる前
に、前横ストップに当たってこのボード上の所定位置に
置かれる。横バーの各端はバーを、かくしてシートを引
き続く加工ステーションへ導く側チェーン列に取り付け
られる。加工ステーションは１つ又は数個の平圧印刷器
であり、恐らく、切断プラテンプレスがこれに続き、屑
排除ステーションがこれに続く。最後には、これらの加
工ステーションに受けステーションが続く、この受けス
テーションで、クランプから開放された各シートが、取
り出しパレット上に溜まるスタックの上に四角に落ちる 平行な金属化ベルトの独立の移送装置はベルト供給ボビ
ン支持体と、ベルトの間欠的な繰り出し及び前進のため
の装置と、これらのベルトを、圧盤間でのシートの移動
方向と平行に案内し、次いでベルトを平圧印刷器の圧盤
の一方の周りに係合してない状態で案内するための案内
装置と、少なくとも圧盤間のシートの進路に沿ってベル
トを張力下におくためのテンション機構と、遣い尽くさ
れたベルトを機械から、通常は側窓を通して取り出すた
めの装置とを有する。間欠的な繰り出しの等しい速度を
有する金属化ベルトは同じ前進及び繰り出し装置を通
り、テンション機構は、この場合には、最高速度の関数
として制御される。

【０００３】大きい幅及び半径、例えば幅20cm、半径20
cm程度の比較的重いボビンが、好ましくは、各側が機械
の側壁に設けられた、対応するベースプレートに保持さ
れた横断剛性軸に設けられる。軸上で、ボビンは、２つ
のブレーキディスクの間につかまれ、ディスクの一つ
は、制御可能な弾性手段によって押圧される。かくし
て、繰り出しは、一定の摩擦力に抗して制御された方法
で起こり、これにより、ボビンの外形を常に正しく維持
することができる。より小さいボビン、例えば幅７cm、
半径10cmのボビンを、最初に、支持レバーの端部に位置
した小さな軸に押嵌める。この軸は、力が調整できるバ
ネからの圧力で、レバーの固定ディスクに対してこすり
つける一つ又は複数の小さなブレーキディスクに固定的
に取り付けられる。レバーの他端は、機械に永久的に設
置された目盛り付きクロスビームに沿って、選ばれた位
置に固定される。じゃまの理由で、大きいボビンを横断
する軸のベースプレート及び／又は小さなボビンを支え
る目盛り付きクロスビームは、ベルトの間欠巻き解し及
び前進用のローラーに近い、金属化フィルムの転写用ス
テーションに続くステーションの上部に置かれる。機械
のこの部分への困難な接近は、生産中のベルトの交換又
はある生産から次の生産へのベルトの形体の変更を特に
面倒にし、それに対応して、機械を使用しない“あそび
時間”並びに事故の危険を増大させる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、意図
した効果を生ずる、即ち、特別な問題なく、ベルトを巻
き解すことができる箇所で、ベルトの容易、迅速、かつ
確実な装填を可能にする、金属化画像をシート要素に転
写するための機械における、金属化ベルトの装填装置で
ある。装置の設計は、より良い長期の信頼性及び実施の
合理的なコストを確保するために、簡単なままでなけれ
ばならない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】これらの目的は、機械の
最後のステーションで互いに面する２つの側内壁の各々
に、それぞれ回転的に取り付けられ、そして、特に、ホ
ビン保持用レバーを受けるのに適している、少なくとも
１つのクロスビームによって、互いに連結された一対の
平行なアームを備え、各アームが、横断するボビン支持
軸のための少なくとも１つのベースプレートを有し、さ
らに、機械内の一対の平行なアームの引込み位置から一
対の平行なアームが機械の下流面を越えて、少なくとも
部分的に突出する伸長位置まで、アームの少なくとも１
つを回転駆動するための手段を備えている装置によって
達成される。好ましくは、アームは、第一端部が、つか
みバー用移送チェーンの下流戻りホイールのわずか上
に、そしてその上流に置かれた軸に回転的に取り付けら
れ、位置は、ほぼ水平で、上流方向に向けられており、
伸長位置は、120 °から200 °の間の角度上方にそして
機械の下流方向に回転した後に引込み位置に達する。か
くして、一対のアームは、少なくとも一対のベースプレ
ート及びクロスビームを、それぞれ、アームの中間部及
び他端に備える。

【０００６】有利には、アームは、その中間部で、２つ
の枝部に分かれ、その一つは、アームが引込み位置にあ
るとき、ほぼ水平でり、もう一つは、つかみバーが戻り
ホイールを離れるとき、つかみバーの進路とほぼ平行な
方向に上方に向けられる。上方そしてつかみバーの通路
の方向における第二枝部のこの向きは、水平に対して、
45°と80°の間の角度をなす。かくして、２つの枝部の
各端に一つずつ及び分岐点に一つの、レバー用の少なく
とも三つの支持クロスビーム及びボビン支持軸用の三対
のベースプレートを設けることが可能である。有利に
は、各アームは、回転軸と分岐点との間のスカロップ状
部を形成するＵ形湾曲部を呈する。この形状は、アーム
の回転軸の点で止められるつかみバーのまわりに適合す
ることによって、出て行く回転角度の増大を可能にす
る。好ましい実施形態によれば、ベースプレートは、水
平に対して45°程度の角度をなす下縁、100 °程度の角
度をなす下流縁、15°程度の角度をなす上縁及び上流開
放面を備えた台形を有する。すると、剛性のボビン支持
軸の端部は、好ましくは、三角形の断面を有する。この
形状により、これらの軸端部は、ベースプレートに容易
に位置決めされ、引込み位置へのアームの全回転の間、
そこにとどまり、作動位置で下縁と下流傾斜縁との間に
固定される。ベースプレートのこの台形形状は、45°
に、そしてネジによって枝部の面に固定された小さな側
方バーを備えた矩形ノッチに基づいて得られる。ベース
プレートのこの実行は、さらに、アームの伸長位置で、
いかなる保持部品をも分解することなく、ボビン支持部
の取り外しを可能にする。

【０００７】駆動手段は、機械の最後のステーションの
側壁の一つの上部に取り付けられた電動機であり、その
出力軸は、この同じ面の近くに位置したアームの回転軸
に固定的に連結されたノッチ付き駆動ホイールに、チェ
ーン又はベルトによって連結される。所望ならば、この
駆動は、中間ギアに固定的に取り付けられたホイールに
よって、減速され、ホイールは、外部チェーン又はベル
トによって電動機の出力軸に連結され、ギアは、チェー
ン又はノッチ付きホイールによってアームの回転軸の駆
動ホイールに連結される。アームの軸の駆動ホイール又
は中間ホイールは、通常、第二ホイールから分けられ、
第二ホイールの周囲は、位置が調節できる２つの接触子
に作用する二重カムを形成し、接触子の一つは、アーム
の引込み位置を定め、もう一つは、伸長位置を定める。
下枝部の端部は、また、引込み位置の停止部に載るのが
有用である。

【０００８】

【実施形態】本発明を、限定的でなく、添付図面に示す
例示の実施形態に基づいて以下により詳細に説明する。
参照番号が常に同じ部品を指しているこれらの図には、
金属化画像をシート要素に転写するための機械の最後の
ステーション、この場合には受けステーション１０が示
してある。このステーションでは、チェーン列２０に固
定的に取り付けられたつかみバー２２が、本実施例で
は、カードボードで作られたシートを機械の中を移送す
る。これらのシートは、山形鋼間に解放され、図１によ
り明確に示す取り出しパレット１７上に順次形成する積
み重ね１６上に垂直に落ちる。チェーン列２０及びそれ
らのつかみバー２２は、駆動ホイール２４のまわりを通
り、機械の下流部分のレイアウトボードの方に上方に送
られる。このステーション１０の上部は、本発明による
装置を収容する補充空間を作るために高められている。
特に、チェーン列２０は、変わった方法で、水平に関し
45°より大きい、この場合には60°程度の大きな角度に
配置される。これらの図に示すように、ベルト装填装置
は、一連のクロスビーム６０によって互いに平行に保持
された一対の同一の側方アーム５０にもとづかれる。こ
れらの側方アーム５０の各々の下端は、ステーション１
０の上部と対応して側壁の内面に軸５５によって回転的
に維持され、側方アーム５０の回転は、これらの側壁と
平行な平面で起こる。

【０００９】かくして、図２に示すように、これらの側
方アーム５０は、チェーン列の進路の内部にある引込み
位置（実線で示す）から、これらのアームの一部分が、
予め持ち上げられた入れ子式窓１２を通して、ステーシ
ョン１０の下流面を越えて突出する伸長位置（破線で示
す）まで回すことができる。側方アーム５０は、一般的
なＹ形状を呈す。図２の引込み位置でわかるように、こ
れらのアームは、これらの中央部分で、ほぼ水平である
第一の下枝部５６と上枝部５４に分かれ、上枝部は、最
初はほとんど垂直上方を向けられ、次いで、約20°の角
度に機械の下流方向に向けられた曲がり部を形成する。
共通部分、即ち、枝部５４、５６の分岐点と回転軸５５
との間に連結部を作る部分は、下方に向けられたＵ形曲
がり部又はスカラップ状部を形成する。このように形成
されると、これらの側方アーム５０は、金属化ベルトボ
ビンの軸３４の支持体の３つのベースプレート５１、５
２及び５３を有する。上ベースプレート５１は、上枝部
５４の端部に配置される。中間ベースプレート５２は、
２つの枝部、即ち上枝部５４及び下枝部５６の分岐点付
近にあり、下ベースプレート５３は、下枝部５６の端部
に設けられている。

【００１０】アーム５０を保持し、レバー６６の同時支
持の３つのクロスビーム６０が、それぞれ、レバー６６
の長さに対応する距離に、ベースプレート５１、５２及
び５３から引っ込めて、直交する軸による小さい直径の
ボビン３６の支持のために設けられた上枝部５４の間、
下枝部５６の間に置かれる。クロスビーム６０は、ま
た、レバー６６の支持体としても役立つ。各支持レバー
６６は、その下部が、フックブロック６２にしっかりと
取り付けられ、該ブロックは、目盛り定規に沿う任意の
位置で、クロスビーム６０の上縁に引っ掛かる。フック
ブロック６２は、ネジによってブロックに固定されたプ
レート６４によって、選ばれた位置に係止される。図示
するように、各ベースプレート５１、５２及び５３は、
45°から60°程度の角度に矩形ノッチを切った小さなバ
ー５８の存在によって得られた、台形の横断形状を呈
す。かくして、これらのベースプレートには、斜め下方
に向けられた下縁を有し、該下縁は、水平に対して100
°程度傾けられ、15°傾いている上縁によって覆われて
いる、下流の縁と遭遇し、その下流部分は開いている。
これらの台形のベースプレートは、大きい直径のボビン
３０の支持軸３４の三角断面を有する端部３２を受ける
ために設けられる。

【００１１】シートの移動方向及び伝わっている反対側
に従って見られるように、ステーション１０の右側壁
は、その上部で電動機を支持する。この電動機の出力軸
７１は、外部チェーン７２によって、外部中間歯車７３
に連結される。この歯車７３は、壁を横断する軸によっ
て、内部ギア７４に連結され、該ギアは、引っ張りアイ
ドラー７５によってテンション状態に置かれたチェーン
又はノッチ付きベルト７６によって、アーム５０の軸５
５を駆動するための内部歯車７７に連結される。外部歯
車７３はディスクと結合し、その周囲は、回転の２つの
端位置を定める一対の断続器７９と対応して二重カム作
用を形成し、これらの位置は、アーム５０の引込み位置
５０及び伸長位置５０’にそれぞれ対応する。好ましく
は、下枝部５６の下流端部は、停止部１４上に載り、ベ
ルトの巻き解しで、次の過度のテンションによる入射角
を減らす。一つ又は幾つかのボビン３０又は３６がほと
んど空のとき、印刷機械は止められ、つかみバー２２の
一つは、ほとんどアーム５０の軸５５のレベルに位置決
めされる。“伸長”位置への制御ボタンの切り換えによ
り、まず、入れ子式窓１２を持ち上げる。次いで、電動
機７０が働いて、チェーン７２及び７６を駆動し、２つ
のアーム５０及びクロスビーム６０で作られた構造物に
回転を与え、この回転は、130 °程度の角度で、下流方
向に向けられ、この構造物を位置５０’に導く。特に、
この点で、つかみバー２２のまわりに適合するスカロッ
プ状部５７によってこの大きな角度を可能にする。

【００１２】図１により明確に示すように、伸長位置で
の装置は、下ベースプレート及び上ベースプレートにそ
れぞれなっているベースプレート５１、５３に又は中間
ベースプレート５２に三角形の端部３２を設置すること
によって、新しいボビンを支える剛性の軸３４の簡単な
取り外し及び装填を可能にする。別のやり方として、レ
バー６６のフックブロック６２を、直接近づける目盛り
付きクロスビーム６０に沿う、どんな位置にも引っかけ
ることも大変容易である。この装填が行われると、制御
ボタンは、“引込み”位置に置かれ、再び電動機７０を
作動するが、回転が逆方向であり、この回転はアーム５
０に機械の下流方向に向いた回転を与える。対応する断
続器７９を始動させるときに、電動機７０は自動的に止
める。この位置では、下枝部５６の端部は、停止部１４
で再び支持される。転写ステーションに属する側方の窓
によって、かくして、操作者は、対応する圧力アイドラ
ー３９に係合する前に、ベルト３７を巻き解し、それら
を繰り出し及び送りローラー３８のまわりに通すために
ボビンに容易に近づくことができる。本発明によるこの
取り付け装置と関連して、特に、関係している金属化ベ
ルト特定の消費に対応する繰り出し速度毎に一対づつ三
対の繰り出し及び前進ローラー３８と圧力アイドラー３
９が設けられている、。好ましくは、これらのローラー
は、機械内のシートの通り平面の僅かにすぐ上の水平平
面に配置され、この面は、通常、操作者の腰部又は腕部
の高さに位置する。この高さは、特に、最後の前のステ
ーションの側壁に設けられた窓の下縁の高さに対応す
る。

【００１３】この明細書を読んでわかるように、本発明
による装置は、機械の下流末端面を通って、金属化ベル
トのボビンの非常に容易な取り出し及び装填を可能にす
る。これらのボビンが、引込み位置への装置の回転によ
り、機械に再び挿入されると、操作者は、最後の前のス
テーションの側方の窓に通すことによって、ベルトを容
易に繰り出し、それらを間欠前進ローラーに係合させる
ことができる。かくして、接近性が大きく向上するか
ら、これらの操作を、それらの増大した簡単さに対応す
る程度まで、より速くそして確実にする。さらに、図２
により明確に示されるように、アームの寸法形状、並び
に、クロスビーム６０の厚さと等しい20mm程度の厚さの
結果、構造は、絶対的に中実で、剛性であり、かくし
て、いかなる余計な振動にも耐えることができる。加え
て、この構造は、実行が簡単である。特許請求の範囲の
範囲内でこの装置に多くの改良をなすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】金属化画像をシート要素に転写するための機械
の最後のステーション内の装置の設置の概略斜視図であ
る。

【図２】装填装置の概略側面図である。

【符号の説明】

１０ 受け取りステーション １２ 入れ子式窓 １４ 停止部 １６ 積み重ね １７ 取り出しパレット ２０ チェーントレイン ２２ つかみバー ２４ 駆動ホイール ３０ ボビン ３４ 支持軸 ５０ アーム ５１ ベースプレート ５２ ベースプレート ５３ ベースプレート ５４ 上枝部 ５６ 下枝部 ６０ クロスビーム ６６ レバー ７０ モータ ７２ 外部チェーン ７４ 内部ギア ７５ 引っ張りアイドラー ７６ チェーン

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部固定支持ビーム及び下部可動支持ビ
   ームを備え、そのビームの間にカードボードシートが導
   かれ、このシートと支持ビームの一つとの間に導かれる
   ベルト（３７）から来る金属化フィルムが、所定のパタ
   ーンに従って、シートに印刷される平圧印刷器での、カ
   ードボード、紙、プラスチックなどのシートのようなシ
   ート要素上に金属化画像を転写するための機械に金属化
   ベルト（３７）を装填する装置において、該装置は、機
   械の最後のステーション（１０）内で対面する２つの側
   内壁の各々に対して、それぞれ回転的に取り付けられ、
   そして、特に、ホビン（３６）用支持レバー（６６）を
   受けるのに適している、少なくとも１つのクロスビーム
   （６０）によって、互いに連結された一対の平行なアー
   ム（５０）を備え、各アーム（５０）は、ボビン（３
   ０）用横断支持軸（３４）のための少なくとも１つのベ
   ースプレート（５１、５２、５３）を備え、さらに、機
   械内の一対のアーム（５０）の格納位置から伸長位置
   （５０’）まで、少なくとも１つのアーム（５０）を回
   転駆動するための手段（７０−７７）を備え、一対のア
   ーム（５０）は、機械の下流面（１２）を越えて、少な
   くとも部分的に突出することを特徴とする装置。
2. 【請求項２】 アーム（５０）は、つかみバー（２２）
   用移送チェーン（２２）用の下流の戻りホイール（２
   ４）のわずかに上で、かつ上流に置かれた軸（５５）上
   の第一端部に回転的に取り付けられ、引込み位置は、ほ
   ぼ水平で、上流方向に向いており、伸長位置は、120 °
   から200 °の間の角度で上方に回転して、機械の下流方
   向に伸びることを特徴とする、請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】 アーム（５０）は、その中間部で、２つ
   の枝部（５４、５６）に分かれ、その一つ（５６）は、
   アームが引込み位置にあるとき、水平であり、もう一つ
   は（５４）は、つかみバーが戻りホイール（２４）を離
   れると、つかみバー（２２）を支持するチェーンにほぼ
   平行な方向に上方に向けれられ、さらに、レバー（６
   ６）のための少なくとも３つの支持クロスビーム及びボ
   ビン（３０）用支持軸のための３対のベースプレート
   （５１、５２、５３）が設けられ、２対のベースプレー
   ト（５１、５３）は、２つの枝部（５４、５６）の各端
   部にあり、１対のベースプレート（５２）は、枝部（５
   ４、５６）の合流点にあることを特徴とする、請求項２
   に記載の装置。
4. 【請求項４】 第二枝部（５４）、並びに、つかみバー
   （２２）のチェーンの進路の上方の向きは、つかみバー
   が下流の戻りホイールを離れると、水平に対して45°と
   80°の間の角度を形成する、請求項３に記載の装置。
5. 【請求項５】 各アーム（５０）は、回転軸（５５）と
   枝部（５４、５６）の合流点との間にスカラップ状部
   （５７）を形成するＵ形部分を有することを特徴とする
   請求項３に記載の装置。
6. 【請求項６】 ベースプレート（５１、５２、５３）
   は、（アームが引込み位置にあるとき）水平に対して45
   °程度の角度をなす下縁、100 °程度の角度をなす下流
   縁、15°程度の角度をなす上縁及び上流開放面からなる
   台形を有し、ボビン用の剛性の支持軸（３４）の端部
   は、三角形の断面を有することを特徴とする、前述の請
   求項の一つに記載の装置。
7. 【請求項７】 駆動手段（７０）は、機械の最後のステ
   ーション（１０）の側壁の一つの上部に取り付けられた
   電動機からなり、その出力軸（７１）は、この同じ面の
   近くに置かれたアーム（５０）の回転軸に固定的に連結
   されたノッチ付き駆動ホイール（７７）に、チェーン又
   はベルト（７２、７６）によって連結され、所望なら
   ば、減速のための中間ギア（７４）に固定的に取り付け
   られたホイール（７３）を横切り、アームの軸の駆動ホ
   イール（７７）又は中間ホイール（７３）は、位置が調
   節可能である２つの接触子に作用する二重カムを周囲が
   形成する第二ホイールから分けられ、その一つは、アー
   ムの引込み位置を構成し、もう一つは、伸長位置を構成
   することを特徴とする、前述の請求項の一つに記載の装
   置。