JPH08300195A - 等高圧による粉末加圧成型方法及び粉末加圧成型用ゴム型 - Google Patents

等高圧による粉末加圧成型方法及び粉末加圧成型用ゴム型

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JPH08300195A
JPH08300195A JP13568395A JP13568395A JPH08300195A JP H08300195 A JPH08300195 A JP H08300195A JP 13568395 A JP13568395 A JP 13568395A JP 13568395 A JP13568395 A JP 13568395A JP H08300195 A JPH08300195 A JP H08300195A
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    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
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    • B30B15/024Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form using elastic mould parts

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 成型可能な形状を多様化して、成型性能、生
産性を向上して省力化、コスト節減を可能とする。 【構成】 ゴム型本体に分割ゴム型2組み合せた組合せ
ゴム型10内に加圧成型する粉末5を充填し、等高圧P
で組合せゴム型を介し粉末5を所定の粉末成型体に加圧
成型後、等高圧を解除し膨脹したゴム型本体に対し分割
ゴム型を抜き取つて粉末成型体を取り出す等高圧による
粉末加圧成型方法。粉末加圧成型用ゴム型は上部に注入
穴1aを設け下部内に嵌合面1cを形成した筒状のゴム
型本体1と、外周に嵌合面2cを形成しゴム型本体に嵌
合した後に抜き取られる筒状の分割ゴム型2とからな
る。ゴム型本体の下部内に端部拡大形の傾斜嵌合面を形
成し、分割ゴム型の外周に端部縮小形の傾斜嵌合面を形
成した。分割ゴム型の嵌合部の周囲に拡形用の切断線を
縦に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の粉末冶金用の粉
末(超硬合金の粉末や鉄粉等)を、等高圧によりゴム型
を介し所定の粉末成型体に加圧成型する等高圧による粉
末加圧成型方法及び粉末加圧成型用ゴム型に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】粉末冶金用の粉末は、粉末加圧成型用の
ゴム型内に定量充填して、等高圧(油圧や水圧)により
ゴム型を介し充填粉末を冷間で加圧成型して所定の粉末
成型体に形成した後、この粉末成型体を焼結して粉末焼
結体に製造されている。
【0003】また、前記の粉末加圧成型において、図3
に示すように棒状の粉末成型体cの場合は(図3A参
照)、成型後の粉末成型体cを粉末加圧成型用ゴム型a
の上下部穴eから容易に取り出すことができ、段状の粉
末成型体c1の場合も(図3B参照)、成型後の粉末成
型体c1を粉末成型用ゴム型a1から容易に取り出すこ
とができるが、中央部が大きい粉末成型体c2の場合は
(図3C参照)、粉末成型用ゴム型a2を壊して粉末成
型体c2を取り出すことが必要となり、この粉末成型体
c2は、図3(D)に実線で示すような段状の粉末成型
体c3に成型した後、粉末成型体c3の点線部分dを切
削加工して形成されている。中央部に比較的に大きい凹
部を形成する粉末成型体等を成型する際にも(図2E参
照)、成型後に膨脹したゴム型の内面凸部が前記の凹部
から出ない場合は、同様にゴム型を壊すことが必要にな
るため、凹部を形成しない粉末成型体に加圧形成した
後、この中央部を切削加工して凹部を設け形成されてい
る(図示省略)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の等高圧による粉
末加圧成型において、前記のように中央部が大きく又は
中央部に大きい凹部を形成する粉末成型体等を成型する
場合は、この粉末加圧成型用ゴム型を壊して粉末成型体
を取り出すことが必要となり、取り出しに手数、手間を
要し粉末成型体が損傷されたりゴム型を再び使用できな
い。また、前記のように粉末成型体を成型後に切削加工
すると、切削に手数、手間を要し多量の粉末ロスができ
るなど、粉末成型体の成型性能や生産性、省力化、コス
ト節減などの課題がある。
【0005】本発明は、前記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、ゴ
ム型本体と分割ゴム型を着脱可能に嵌合した組合せゴム
型により充填粉末を加圧成型し、成型可能な粉末成型体
の形状を多様化して、粉末成型性能、生産性を向上して
省力化、コスト節減を可能とした等高圧による粉末加圧
成型方法及び粉末加圧成型用ゴム型を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴム型本体に
分割ゴム型を着脱可能に嵌合した組合せゴム型内に加圧
成型する粉末を充填して、等高圧により組合せゴム型を
介し充填した粉体を所定の粉末成型体に加圧成型した
後、等高圧を解除してゴム型本体に対し分割ゴム型を抜
き取ることにより、粉末成型体の抜き取りを容易としゴ
ム型の再使用を可能にして、加圧成型可能な粉末成型体
の形状を多様化し連続的に能率良く高精度で成型可能に
している。
【0007】また、上部に注入穴を設け下部内に嵌合面
を形成した筒状のゴム型本体と、外周に嵌合面を形成し
ゴム型本体に着脱可能に嵌合される筒状の分割ゴム型と
からなり、ゴム型本体に対し分割ゴム型を嵌合して組み
合せ充填した粉末を等高圧で所定の粉末成型体に加圧成
型する組合せゴム型に構成して、粉末の充填や組合せセ
ツト、粉末成型体の取り出し及びゴム型の使用頻度等を
効果的に高めて、前記のような粉末加圧成型を可能にし
ている。
【0008】さらに、前記の組合せゴム型において、ゴ
ム型本体の下部内に端部拡大形の傾斜嵌合面を形成し、
分割ゴム型の外周を端部縮小形の傾斜嵌合面を形成し
て、ゴム型本体と分割ゴム型との嵌合、抜き取りをさら
に容易にしている。また、分割ゴム型の嵌合部の周囲に
拡形用の切断線を縦に設けて、粉末成型体の抜き取りを
容易とし加圧成型可能な粉末成型体の形状をさらに多様
化している。
【0009】
【作用】ゴム型本体に分割ゴム型を嵌合した組合せゴム
型に加圧成型する粉末を充填して、等高圧により組合せ
ゴム型を介し充填した粉末を所定の粉末成型体に加圧成
型した後、等高圧を解除してゴム型本体に対し分割ゴム
型を抜き取つて、中央部が大きい粉末成型体等でも容易
に形成される。この着脱可能な組合せセツトで粉末成型
体を格別に損傷しないで容易に取り出して高精度に形成
でき、組合せセツトの繰り返しで前記の粉末成型体を連
続的に能率良く形成することができる。
【0010】前記の粉末加圧成型に使用する粉末加圧成
型用ゴム型において、上部に注入穴を設け下部内に嵌合
面を形成した筒状のゴム型本体と、外周に嵌合面を形成
しゴム型本体に着脱可能な筒状の分割ゴム型とを組み合
わせた組合せゴム型に構成して、粉末の充填や組合せセ
ツト、粉末成型体の取り出しなどを容易とし、ゴム型の
再使用を可能にして前記のような粉末成型体の成型性能
を高めている。
【0011】また、ゴム型本体の内面に端部拡大形の傾
斜嵌合面を形成し、分割ゴム型の外周に端部縮小形の傾
斜嵌合面を形成して、ゴム型本体と分割ゴム型の嵌合、
抜き取り分離をさらに容易とし、さらにまた、分割ゴム
型の嵌合部の周囲に拡形用の切断線を縦に設けて、嵌合
部の拡形で中央部に大きい凹部を設けた粉末成型体等も
容易に精度良く成型可能とし、成型可能な粉末成型体の
形状をさらに多様化している。
【0012】
【実施例】図1に本発明の粉末加圧成型方法の一実施
例、図2(A,B,C)に粉末加圧成型用ゴム型の第1
実施例、図2(D)に粉末加圧成型用ゴム型の第2実施
例、図2(E,F,G)に粉末加圧成型用ゴム型の第3
実施例を示す。図中1,21はゴム型本体、2,22は
ゴム型本体に対し着脱可能に嵌合して組み合せる分割ゴ
ム型、5は加圧成型する粉末、6は冷間静水加圧装置の
本体、7,8は冷間静水加圧装置の下蓋と上蓋、5a,
5bは成型した粉末成型体、10,20,30は各実施
例の粉末加圧成型用ゴム型である。
【0013】さらに詳述すると、第1実施例の粉末加圧
成型用ゴム型10は(図2A,B,C参照)は、中央部
が大きく両端部が比較的に小さい粉末成型体5a(図1
D参照)に成型するゴム型であつて、ウレタン樹脂等で
形成した筒状のゴム型本体1と分割ゴム型2とからな
り、ゴム型本体1は、上部に凸部1b付き注入穴1aを
設けて、注入穴から粉末5を注入しかつ冷間静水加圧装
置の上蓋8の突起8aを注入穴1aに嵌合する。さら
に、下部を上部の半分程度の薄肉とし内側を嵌合面1c
に形成して、嵌合面1cに分割ゴム型2を着脱可能に嵌
合する構造にしている。また、分割ゴム型2は、下部に
凸部2b付き嵌着穴2aを設けて、嵌着穴を冷間静水加
圧装置の下蓋7の突起7aに嵌合するともに、全体的に
薄肉とし外側をゴム型本体の嵌合面1cに着脱する嵌合
面2cに形成して、ゴム型本体1の下部内に分割ゴム型
2を嵌合すると、図1(C)に示すように中央部が大き
い粉末成型体5aの全周面に対し適度に収縮可能な相似
形状の成型空間を形成する組合せゴム型10となり、こ
の組合せゴム型は、等高圧Pで適度に収縮して充填した
粉末5を所定の粉末成型体5aに加圧成型し、等高圧を
解除すると粉末成型体に対し適度に膨脹してゴム型本体
1に対し分割ゴム型2が容易に抜き取られ、粉末成型体
の取り出しを容易にした構造になつている。
【0014】また、図1に示す冷間静水加圧装置は、筒
状の本体6と、本体下部に適宜の手段で着脱可能に強固
に装着される突起7a付き下蓋7と、本体上部に適宜の
手段で着脱可能に強固に装着される突起8a付き上蓋8
と、本体内に流体を注入して高圧(等高圧P)としかつ
等高圧Pを解除して抜き取る適宜の加圧手段(図示省
略)等からなり、本体6や下蓋7と上蓋8さらに蓋の着
脱手段(図示省略)は等高圧に対応した耐力を有し、組
合せゴム型10を装置内に図示のようにセツトして、等
高圧P(油圧、水圧等)により組合せゴム型を介し充填
した粉末5を冷間で加圧成型して成型する構造になつて
いる。
【0015】図1に示す実施例は、例えば各種の超硬金
属の粉末(WC,Co,TiC,TaC等の粉末)を、
組合せゴム型10(図2A〜C参照)を使用して粉末成
型体5aに加圧成型する場合であり、図1(A)に示す
ように分割ゴム型2の凸部2b付き嵌着穴2aを下蓋7
の突起7aに嵌合して、分割ゴム型2にゴム型本体1を
嵌合して組合せゴム型10とし冷間静水加圧装置の本体
6内にセツトして、ゴム型本体1の注入穴1aから所定
量の粉末5を注入して充填し、図1(B)に示すように
注入穴1aに上蓋8の突起8aを嵌着して上蓋を本体6
の上部に強固に装着した後、本体6内に液体(油や水
等)を充填して高圧にすると、等高圧Pが組合せゴム型
10の全面に均等に負荷されて、等高圧により組合せゴ
ム型の全面が均等に縮小して充填した粉末5が高精度に
加圧成型される。
【0016】次に、図1(C)に示すように等高圧Pを
解除して液体を抜き取り、組合せゴム型10が膨脹して
原形に復帰し、内部に適度を空間が形成されて所定の形
状に加圧成型された粉末成型体5aが得られる。例えば
図1(D)に示すように下蓋7を本体6から矢示のよう
に取り外すと、ゴム型本体1は凸部1bで上蓋の突起8
aに嵌着されて装置内に残置され、分割ゴム型2は、凸
部2bで下蓋の突起7aに嵌着されてゴム型本体1の下
部から抜き取られて離脱し、粉末成型体5aも装置から
取り出されて、分割ゴム型2から粉末成型体5aを容易
に出り取すことができる。粉末成型体5aの取り出し後
に、この分割ゴム型2に前記のゴム型本体1を嵌合して
セツトし、同様な工程で粉末成型体5aを連続的に能率
良く大量に成型加工することができる。
【0017】前記の等高圧による粉末加圧成型方法にお
いて、下蓋7上にセツトした組合せゴム型10内に粉体
5を充填した後、この下蓋7を図1(A)のように装置
に装着してゴム型を粉体5とともにセツトしたり、上蓋
8と突起8aの部分に注入穴(図示省略)に設けて、組
合せセツトしたゴム型に上蓋を嵌合して装置に装着した
後、上蓋の注入穴から組合せゴム型内に粉体5を充填す
るなど、充填工程を多様化することができる。
【0018】また、成型後に上蓋8をゴム型本体1とと
もに取り外して、装置内に残置された分割ゴム型2内の
粉末成型体5aを取り出したり、ゴム型本体1上部の注
入穴1aの凸部1bを設けないで上蓋の突起8aをこの
注入穴に緩く嵌合し、成型後に上蓋のみを取り外した
後、ゴム型本体1を分割ゴム型2から抜き取り分離して
粉末成型体を取り出すなど(上蓋の突起8aをゴム型本
体の注入穴1aに容易に着脱できる)、取出工程を多様
化することができる。
【0019】さらに、組合せゴム型10は、粉末成型体
5aの断面形状に対応させて多様な相似形状に形成さ
れ、格別に損傷されないで使用頻度が高められ、中央部
が比較的に大きく多様な断面形の粉末成型体等を連続的
に加圧成型することができる。前記の等高圧Pは、粉末
成型体の加圧成型条件に対応した100〜5000kgf/
cm2 とし、粉末成型体に対応した所要の密度に加圧成型
される。また、図1の冷間静水加圧装置を、複数の組合
せゴム型を同時に組合せセツトできる構造とし、複数の
粉末成型体を同時に成型加工して生産性をさらに高める
ことができる。
【0020】前記の粉末加圧成型は、容易に嵌合、及び
抜き取り離脱されるゴム型本体1と分割ゴム型2からな
る組合せゴム型10で加圧成型加工され、従来の加圧成
型に比べ比較的に簡単、容易な嵌合、離脱の工程の追加
程度で、中央部が大きい断面形状の粉末成型体5a等を
容易に加圧成型して取り出すことができ、この粉末成型
体5aは格別に損傷されず高精度に形成される。この組
合せゴム型10は、前記の嵌合、抜き取り離脱により格
別に損傷されないで多数の粉末成型体の加圧成型に使用
されて能率良く成型加工できる。また、ゴム型本体1と
分割ゴム型2とを嵌合、離脱する構造にしているにもか
かわらず、その肉厚はほぼ均等に形成されて、粉末成型
体5aの圧縮度はほぼ均等になるなど優れた高精度の成
型体に形成される。
【0021】図2(D)に示す第2実施例の粉末加圧成
型用ゴム型20は、第1実施例に比べゴム型本体1の下
部内に、端部(下側)が次第に拡大する形状に適度に傾
斜した傾斜嵌合面11cを設け、この傾斜嵌合面11c
に対応させて分割ゴム型2の外周に、端部(上側)が次
第に縮小する形状に適度に傾斜した傾斜嵌合面21cを
設けた構成に特徴を有し、その他の構成は基本的に第1
実施例と同様になつている。
【0022】この第2実施例の粉末加圧成型用ゴム型2
0は、基本的に第1実施例と同様な粉末成型体5aを同
様な工程で加圧成型され、分割ゴム型2の傾斜嵌合面2
1cに対しゴム型本体1の下部の嵌合面11cを容易に
嵌着及び離脱でき、ゴム型の組み合わせセツトや抜き取
り分離、粉末成型体の取り出しなどがさらに容易にな
り、基本的には第1実施例と同様な作用、効果が得られ
る。また、前記のように分離が容易になるため、分割ゴ
ム型の嵌着穴2aを下蓋7の突起7aに比較的に強く嵌
着し、あるいはまたゴム型本体の注入穴1aを上蓋8の
突起8aに比較的に強く嵌着する構造にすると、嵌着穴
2aや注入穴1aの凸部1bや2bを必要に応じ省略す
ることが可能になる。
【0023】図2(E,F,G)に示す第3実施例の粉
末加圧成型用ゴム型30は、図示のように中央部を凹部
付き大径部に、上下部を比較的に小径部に形成する粉末
成型体5bに成型するのに使用するゴム型であつて、こ
のゴム型本体21は、上部に凸部21b付き注入穴21
aを設け、中央部から下部を比較的に薄肉にして内側を
嵌合面21cに形成した構造とし、分割ゴム型22は、
下部に凸部22b付き注入穴22aを設け、嵌合面21
cに嵌合される嵌合面22cを外周に設けて内側を粉末
成型体5bの凹部付き大径部に対応した相似形状とし、
嵌合面22cの周囲に拡形用の切断線25を縦に設けた
構造にして、ゴム型本体21に対し分割ゴム型22を着
脱可能に嵌合すると、粉末成型体5bの全周面に対し適
度に収縮可能な相似形状の成型空間を形成する組合せゴ
ム型になつている。
【0024】この第3実施例の加圧成型用ゴム型30
は、分割ゴム型22の嵌合面22cにゴム型本体21下
部の嵌合面21cが容易に嵌着及び抜き取り離脱され、
基本的に第1実施例と同様な工程で粉末成型体5bを同
様に成型加工できる。即ち形成後にゴム型本体21を分
割ゴム型22から抜き取つて、分割ゴム型22の上部を
切断線25で拡大することにより、図示ような形状の粉
末成型体5bでも分割ゴム型22中から格別に損傷しな
いで容易に取り出され、また、分割ゴム型22を縮小し
て原形に復帰せしめゴム型本体21を同様に嵌合してセ
ツトすることが可能であり、基本的に第1実施例と同様
に作用、効果が得られて、粉末成型体5bのような形状
の加圧成型も同様に精度良く連続的に成型加工できる。
このゴム型本体21下部の嵌合面21cを第2実施例の
ような傾斜嵌合面とし、分割ゴム型22の嵌合面22c
を第2実施例のような傾斜嵌合面にして、組合せゴム型
の嵌合、及び抜き取り離脱をさらに容易にすることも可
能である。凸部1bや2bは必要に応じ省略することが
可能である。
【0025】前記の各実施例において、図示の粉末成型
体5a及び5bは代表例を示したものであつて、本発明
によれば、粉末成型体の形状に対応させてこの組合せゴ
ム型の形状を形成することにより、成型可能な粉末成型
体の形状をさらに多様化することができる。また、ゴム
型の使用頻度が高められて格別に面倒な工程もなく連続
的に能率良く成型可能になり、切削加工等や粉末ロスが
著しく低減されて効果的にコスト節減される。
【0026】
【発明の効果】本発明は、前述のようにゴム型本体に分
割ゴム型を嵌合した組合せゴム型に加圧成型する粉末を
充填して、等高圧で組合せゴム型を介し充填した粉末を
所定の粉末成型体に加圧成型した後、等高圧を解除して
ゴム型本体に対し分割ゴム型を抜き取つて、中央部が大
きい粉末成型体等も格別に損傷しないで容易に取り出し
て高精度に形成され、この組合せセツトの繰り返し使用
で粉末成型体の加圧成型を連続的に能率良く成型加工で
きるなど、粉末成型体の成型性能や生産性を著しく向上
して省力化、コスト節減を可能にしている。
【0027】前記の粉末加圧成型に使用する粉末加圧成
型用ゴム型において、上部に注入穴を設け下部内に嵌合
面を形成した筒状のゴム型本体と、外周に嵌合面を形成
しゴム型本体に着脱可能な筒状の分割ゴム型とを組み合
わせた組合せゴム型に構成して、粉末の充填や組合せセ
ツト、粉末成型体の取り出しなどを容易とし、ゴム型の
再使用を可能にして前記のような粉末成型体の成型性能
を高めている。
【0028】また、ゴム型本体の内面に端部拡大形の傾
斜嵌合面を設け、分割ゴム型の外周に端部縮小形の傾斜
嵌合面を設けて、ゴム型本体と分割ゴム型の嵌合、抜き
取り分離をさらに容易とし、分割ゴム型の嵌合部の周囲
に拡形用の切断線を縦に設けて、分割ゴム型の嵌合部を
拡形して中央部に大きい凹部を設けた粉末成型体等も容
易に精度良く成型可能とし、成型可能な粉末成型体の形
状をさらに多様化している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉末加圧成型方法の一実施例を示す各
工程断面図(A)(B)(C)(D)
【図2】組合せゴム型の第1実施例を示す断面図(A)
とゴム型本体の平面図(B)と分割ゴム型の下面図
(C)及び第2実施例を示す断面図(D)及び第3実施
例を示す断面図(E)とゴム型本体の平面図(F)と分
割ゴム型の下面図(G)
【図3】従来のゴム型を示す断面・平面図(A)と他の
従来例を示す断面図(C)及び特殊形状の粉末成型体の
側面図(D)である。
【符号の説明】
1,21 ゴム型本体 1a,21a 注入穴(ゴム型本体) 1c,11c 嵌合面(ゴム型本体) 2,22 分割ゴム型 2c,21c 嵌合面(分割ゴム型) 5 粉末 5a,5b 粉末成型体 10,20,30 組合せゴム型 11c, 傾斜嵌合面(ゴム型本体) 12c 傾斜嵌合面(分割ゴム型) 25 切断線 P 等高圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム型本体に分割ゴム型を嵌合して組み
    合せた組合せゴム型内に加圧成型する粉末を充填して、
    等高圧によつて組合せゴム型を介し充填した粉末を所定
    の粉末成型体に加圧成型した後、等高圧を解除し膨脹し
    たゴム型本体に対し分割ゴム型を抜き取つて粉末成型体
    を取り出すことを特徴とする等高圧による粉末加圧成型
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の等高圧による粉末加圧成
    型方法に使用する粉末加圧成型用ゴム型において、上部
    に注入穴を設け下部内に嵌合面を形成した筒状のゴム型
    本体と、外周に嵌合面を形成しゴム型本体に嵌合した後
    に抜き取られる筒状の分割ゴム型とからなり、ゴム型本
    体に対し分割ゴム型を嵌合して組み合せ充填した粉末を
    等高圧で所定の粉末成型体に加圧成型する組合せゴム型
    に構成したことを特徴とする等高圧による粉末加圧成型
    用ゴム型。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の等高圧による粉末加圧
    成型用ゴム型において、前記のゴム型本体の下部内に端
    部拡大形の傾斜嵌合面を形成するとともに、前記の分割
    ゴム型の外周に端部縮小形の傾斜嵌合面を形成したこと
    を特徴とする等高圧による粉末加圧成型用ゴム型。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の等高圧に
    よる粉末加圧成型用ゴム型において、前記の分割ゴム型
    の嵌合部の周囲に拡形用の切断線を縦に設けたことを特
    徴とする等高圧による粉末加圧成型用ゴム型。
JP7135683A 1995-05-10 1995-05-10 等高圧による粉末加圧成型方法及び粉末加圧成型用ゴム型 Expired - Fee Related JP2916523B2 (ja)

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