JPH08300173A - イットリウム・アルミニウム・ガーネットレーザーを用いた間仕切りパネルの溶接方法 - Google Patents

イットリウム・アルミニウム・ガーネットレーザーを用いた間仕切りパネルの溶接方法

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JPH08300173A
JPH08300173A JP7127077A JP12707795A JPH08300173A JP H08300173 A JPH08300173 A JP H08300173A JP 7127077 A JP7127077 A JP 7127077A JP 12707795 A JP12707795 A JP 12707795A JP H08300173 A JPH08300173 A JP H08300173A
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JP
Japan
Prior art keywords
welding
surface material
welded
laser
yttrium
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Pending
Application number
JP7127077A
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English (en)
Inventor
Kunio Honzou
邦雄 本造
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Comany Inc
Original Assignee
Comany Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面材に補強材を溶接して取着する間仕切り
パネルにおいて、表面材の表面に溶接跡が残らないよう
にする間仕切りパネルの溶接方法の提供。 【構成】 本発明は表面材1に補強材2、3…を溶接し
て間仕切りパネルを製作する訳であるが、この溶接手段
としてイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YA
G)レーザーを使用して、溶け込み量を発生パルスにて
調整可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は間仕切りパネルの表面材
をYAGレーザーにて溶接する為の方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】間仕切りパネルは石膏ボードを裏打ち材
として使用し、該石膏ボードにはスチール製の表面材を
貼着して構成している。又ペーパコアの両面に表面材を
貼着して成る間仕切りパネルも使用されているが、これ
らパネルには補強材が設けられており、該補強材と表面
材も接着剤にて接着されている。
【0003】接着剤によって表面材を接着する場合、そ
の接着強度はそれ程高くはなく、該表面材が剥離して表
面から浮き上がることがある。それに、接着剤を使用し
て表面材を貼着することはランニングコストが高くな
り、ひいてはパネルコストを引き上げてしまう。従っ
て、接着剤に代わって補強材に表面材を溶接することも
ある。
【0004】溶接手段としては一般にスポット溶接が用
いられるが、上下面を治具で挟んで溶接する為に、表面
にはキズが付き、表面材を塗装しても該キズを隠すこと
が出来ない。まして、塗装してしまったカラー鋼板を溶
接することは出来ず、クロスを貼着した表面材の溶接は
不可能である。勿論、炭酸ガスアーク溶接を用いても同
じであり、溶接後の表面材には溶接跡が残ってしまう。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】このように、間仕切
りパネルの表面材を貼着するには上記のごとき問題があ
る。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であ
り、表面材に溶接跡が残ることなく、又表面材がカラー
鋼板であっても、クロス貼着板であっても溶接すること
が出来る間仕切りパネルの溶接方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の溶接は従来のス
ポット溶接や炭酸ガスアーク溶接ではなく、イットリウ
ム・アルミニウム・ガーネット(YAG)レーザーを使
用した溶接方法である。このYAGレーザーは高密度に
エネルギーを集中する為に炭酸ガスレーザー溶接に比べ
て熱影響の及ぶ範囲が小さく、溶接面の熱歪みによる変
形が起きにくい利点がある。従って、間仕切りパネルの
表面材をYAGレーザーにて溶接する場合、表面材には
溶接跡が残らずパネルの外観が損なわれることはない。
【0007】光強度が強くて指向性の高いレーザー光を
得る為には光を閉じ込める共振器が必要であり、レーザ
ー結晶の両側に置かれたミラーを光が往復することで増
幅され、ビームの指向性も高くなる。本発明の上記YA
Gとは宝石イットリウム・アルミニウム・ガーネットの
略であり、光学特性に優れたレーザー用結晶である。と
ころでYAGレーザーは放射するエネルギー量を変える
ことで溶け込み量を調整することが出来、表面材の厚み
に応じた溶接を可能とする。以下、本発明に係る実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1は一般的な間仕切りパネルを表している
具体例であり、同図の1は表面材、2、3は補強材をそ
れぞれ表している。補強材3、3…は両サイドの補強材
2、2間に位置して表面材1に溶接され、補強材2、2
は両表面材1、1を互いに平行に溶接している。従っ
て、このパネルは充填材としてのペーパーコアを用いて
おらず、上記補強材3、3…がペーパーコアの役割を成
してパネル強度を補強している。
【0009】ところで、このパネルは表面材1に上記補
強材2、3が溶接されて構成される訳であり、この溶接
は表面材1の表面4に溶接跡が残らないようにしてい
る。すなわち、イットリウム・アルミニウム・ガーネッ
ト(YAG)レーザーを用いていて、従来の炭酸ガスレ
ーザー溶接よりも波長が短く、又放射エネルギーの量を
調整し、表面には溶接跡が残らないようにしている。
【0010】これら補強材2、3は表面材1の裏面側に
当接した状態で該補強材2、3側から溶接することにな
るが、図1に示すパネル構造では該補強材2、3を表面
材1に溶接することは出来ない。そこで、本発明ではこ
のパネルを2分割して表面材1に補強材2、3を溶接
し、その後で両サイドの補強材2、2を溶接して一体化
する。同図の5は溶接部を表している。すなわち、L型
断面をした補強材を表面材1に溶接しておき、両表面材
1、1を突き合わせた状態でこの補強材を溶接する
【0011】図2は前記図1の部分拡大図であり、これ
ら補強材2、3の底板6、6を表面材1上に当接した状
態で溶接する。該補強材2は2分割されている為に、パ
ネルは表側と裏側をそれぞれ別々に製作することが出
来、その状態で補強材2、2を溶接する。この場合に用
いる溶接はYAGレーザーである必要はなく、従来の炭
酸ガスアーク溶接であっても何ら支障がない。
【0012】図3はパネルを表す他の実施例である。同
図に示すパネルは石膏ボード7を補強材とし、しかも該
石膏ボード7の両側には補強材8が表面材1に当接した
状態で溶接されている。この場合、石膏ボード7は従来
通り接着剤が用いられて表面材1に接着されているが、
補強材8はYAGレーザーにて溶接される。図4は溶接
断面を表しているが、このように溶接部9は表面材1の
表面に達することがない為に、溶接跡を残さない。
【0013】図5はYAGレーザーを用いて行う溶接軌
跡を表した具体例であり、(a)は多点溶接、(b)は
シーム溶接、(c)は渦巻き溶接を表している。勿論、
いずれの場合であっても、溶け込み量をパルスにて調整
し、前記図4のように表面材1の表面4には溶接跡が残
らないように制御することが出来る。以上述べたよう
に、本発明のパネル溶接方法はYAGレーザーを使用し
て溶接するものであり、次のような効果を得ることが出
来る。
【0014】
【発明の効果】本発明では間仕切りパネルの表面材に補
強材を取着する為の手段としてYAGレーザーを用いて
溶接している。このYAGレーザーによる溶接は、従来
の炭酸ガスアーク溶接やスポット溶接のような溶接跡が
残らない為に、間仕切りパネルとしての外観は良くな
る。又、表面材に溶接跡が残らない為に、表面塗装した
後であっても補強材を溶接することが出来、さらにはク
ロスを貼着した表面材であっても溶接可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】補強材を溶接した間仕切りパネル。
【図2】図1の間仕切りパネルの部分拡大図。
【図3】石膏ボードを取り付けした間仕切りパネル。
【図4】YAG溶接した溶接部分。
【図5】溶接軌跡の具体例。
【符号の説明】
1 表面材 2 補強材 3 補強材 4 表面 5 溶接部 6 底板 7 石膏ボード 8 補強材 9 溶接部
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 イットリウム・アルミニウム・ガーネ
ットレーザーを用いた間仕切りパネルの溶接方法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間仕切りパネルにおける表面材に補強材
    を取り付けする方法において、補強材の底板を表面材に
    当接し、該補強材側から溶接して表面材に溶着するもの
    で、該溶接手段としてイットリウム・アルミニウム・ガ
    ーネット(YAG)レーザーを使用し、溶け込み量を発
    生パルスにて調整して表面材の表面に溶接跡を残さない
    ようにすることを特徴とするイットリウム・アルミニウ
    ム・ガーネット(YAG)レーザーを用いた間仕切りパ
    ネルの溶接方法。
  2. 【請求項2】 間仕切りパネルにおける表面材に補強材
    を取り付けする方法において、表面材の両サイドには概
    略L型断面をした補強材が、又その他の部分には断面コ
    型の補強材が底板を表面材に当接して配置され、該補強
    材側から溶接して表面材に溶着し、該溶接手段としてイ
    ットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)レー
    ザーを使用し、溶け込み量を発生パルスにて調整して表
    面材の表面に溶接跡を残さないようにし、これら各補強
    材を溶接した表面材を突き合わせて表面材両サイドに溶
    接したL型断面の補強材同士を互いに溶接することを特
    徴とするイットリウム・アルミニウム・ガーネット(Y
    AG)レーザーを用いた間仕切りパネルの溶接方法。
  3. 【請求項3】 上記表面材として塗装鋼板を使用した請
    求項1、又は請求項2記載のイットリウム・アルミニウ
    ム・ガーネット(YAG)レーザーを用いた間仕切りパ
    ネルの溶接方法。
  4. 【請求項4】 上記表面材にクロスを貼着した請求項
    1、又は請求項2記載のイットリウム・アルミニウム・
    ガーネット(YAG)レーザーを用いた間仕切りパネル
    の溶接方法。
JP7127077A 1995-04-27 1995-04-27 イットリウム・アルミニウム・ガーネットレーザーを用いた間仕切りパネルの溶接方法 Pending JPH08300173A (ja)

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ID=14951011

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154194A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両構体の重ねレーザ溶接方法、重ねレーザ溶接継手、鉄道車両の構体構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154194A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両構体の重ねレーザ溶接方法、重ねレーザ溶接継手、鉄道車両の構体構造

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