JPH08300132A - 鋳造方法及び鋳造装置 - Google Patents

鋳造方法及び鋳造装置

Info

Publication number
JPH08300132A
JPH08300132A JP11472995A JP11472995A JPH08300132A JP H08300132 A JPH08300132 A JP H08300132A JP 11472995 A JP11472995 A JP 11472995A JP 11472995 A JP11472995 A JP 11472995A JP H08300132 A JPH08300132 A JP H08300132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
mold
cast product
cavity
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11472995A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Karaki
満尋 唐木
Mikinari Nozaki
美紀也 野崎
Seiji Uda
誠司 宇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP11472995A priority Critical patent/JPH08300132A/ja
Publication of JPH08300132A publication Critical patent/JPH08300132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却用フィンなどの凹凸をもつ鋳造製品であ
っても複数本の押出しピンの使用を避け、これらの押出
しピンの押出し力に対する製品の強度を確保するために
冷却用フィンなどに形成される肉厚の大きな受け座を不
要とすることである。 【構成】 複数の凹凸をもつ鋳造製品40を鋳造するた
めの鋳造方法において、前記鋳造製品40の凹凸を成形
するためのキャビティ面を鋳造用の型(固定型10、可
動型12、主型16)と入子18とによって形成し、こ
のキャビティ内に溶湯を注入するとともに、溶湯の凝固
後あるいは凝固途中に前記キャビティ面と鋳造製品40
との間に空間部28を生じさせ、この空間部28に流体
圧力を作用させて前記キャビティ面から鋳造製品40を
離型させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば冷却用フィンの
ように複数の凹凸を備えた鋳造製品を成形するための鋳
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭55−82166号公報に
は、複数本の押出しピンを備えた鋳造(ダイカスト)用
の型において、鋳造製品を成形した後の型開き時に各押
出しピンを作動させて鋳造製品を型から離型させる技術
が開示されている。ところで鋳造製品には、その外周面
に一体に形成された冷却用フィンのように複数の凹凸を
備えたものがある。このような鋳造製品においては、離
型抵抗の大きい凹凸部分や製品全体の離型バランスを考
慮して設定した箇所に前記押出しピンが配置される。
【0003】図11に複数の冷却用フィン82を備えた
鋳造製品の一例が示され、図12にその型の一部が断面
で示されている。なお図11(A)は鋳造製品の平面
図、図11(B)はその正面図、図11(C)は側面図
である。これらの図面から明らかなように複数本の押出
しピン80のうちの幾つかは、前記の理由によって冷却
用フィン82の端面を押すように配置されている。そし
てこれらの冷却用フィン82には、押出しピン80の先
端との接触面を充分に確保して押出し力に対する製品強
度をもたせるために押出しピン用の受け座83が形成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記押出しピン用の受
け座53を設けることは、冷却用フィン82の肉厚を部
分的に大きくすることであり、図11で示すように冷却
用フィン82の形状が不均一となる。この結果、冷却用
フィン52による均一な冷却機能が得られないこととな
る。一方、図12で示す型に関しては、前記製品の冷却
用フィン82と対応するキャビティ面において前記押出
しピン用の受け座83を成形する部分の肉厚aが薄くな
り、型製作あるいは型寿命のいずれにも悪影響を及ぼ
す。
【0005】本発明が解決しようとする一つの課題は、
キャビティ面と鋳造製品との間に生じさせた空間部を利
用して鋳造製品に流体圧力を作用させ、その圧力によっ
て製品を型から離型させることにより、冷却用フィンな
どの凹凸をもつ鋳造製品であっても複数本の押出しピン
の使用を避け、これらの押出しピンの押出し力に対する
製品の強度を確保するために冷却用フィンなどに形成さ
れる肉厚の大きな受け座を不要とすることである。本発
明が解決しようとする他の一つの課題は、前記空間部を
入子のスライド操作によって生じさせることで、要求に
応じた大きさの空間部を比較的簡単につくって流体圧力
による離型力を充分な値に設定することである。本発明
が解決しようとする他の一つの課題は、前記空間部を入
子の冷却に伴う収縮によって生じさせることで、この入
子をスライドさせるような特別な装置を不要にすること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の鋳造方法及び鋳
造装置はつぎのとおりである。請求項1記載の発明は、
複数の凹凸をもつ鋳造製品を鋳造するための鋳造方法に
おいて、前記鋳造製品の凹凸を成形するためのキャビテ
ィ面を鋳造用の型と入子とによって形成し、このキャビ
ティ内に溶湯を注入するとともに、溶湯の凝固後あるい
は凝固途中に前記キャビティ面と鋳造製品との間に空間
部を生じさせ、この空間部に流体圧力を作用させて前記
キャビティ面から鋳造製品を離型させることを特徴とす
る。請求項2記載の発明は、鋳造用の型の内部に、複数
の凹凸をもつ鋳造製品を成形するキャビティが形成され
ている鋳造装置において、前記の型に対してスライド操
作可能に設けられ、かつこの型と共に前記鋳造製品の凹
凸を成形するためのキャビティ面を形成している入子
と、この入子をスライド操作することによって前記キャ
ビティ面と鋳造製品との間に生じた空間部に流体圧力を
作用させることが可能な流体供給手段とを備えている。
請求項3記載の発明は、鋳造用の型の内部に、複数の凹
凸をもつ鋳造製品を成形するキャビティが形成されてい
る鋳造装置において、前記の型と共に前記鋳造製品の凹
凸を成形するためのキャビティ面を形成しており、かつ
前記キャビティに注入される溶湯金属より大きい熱膨張
率の材料で形成されている入子と、この入子の冷却に伴
う収縮によって前記キャビティ面と鋳造製品との間に生
じた空間部に流体圧力を作用させることが可能な流体供
給手段とを備えている。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、前記キャビティ
に注入された溶湯の凝固後あるいは凝固途中に、前記キ
ャビティ面と鋳造製品との間に生じさせた前記空間部に
対して流体圧力を作用させている。この圧力は鋳造製品
の前記凹凸をもつ面に均等に作用し、この製品を型から
離型させる。したがって複数の冷却用フィンなどの凹凸
を有する離型抵抗の大きい鋳造製品であっても、従来の
技術と異なり複数本の押出しピンを使用することなく離
型を行うことができ、押出しピンの押出し力に対する製
品の強度を確保するために冷却用フィンなどに部分的に
肉厚の大きい押出しピン用の受け座を成形することが不
要となる。請求項2記載の発明においては、前記入子の
スライド操作によって前記キャビティ面と鋳造製品との
間に前記空間部を生じさせ、この空間部に前記流体供給
手段から流体圧力を作用させて製品を型から離型させ
る。そしてこの空間部の大きさは、入子のスライド量に
より大きく設定することもでき、前記の流体圧力による
離型力も要求に応じた充分な値にできる。請求項3記載
の発明においては、鋳造時に前記キャビティに注入され
た溶湯金属より熱膨張率の大きい入子が冷却に伴って収
縮し始めると、その収縮量は溶湯金属の収縮量を上回る
ため、特別な装置を用いることなくキャビティ面と鋳造
製品との間に空間部を生じさせることができる。そこ
で、この空間部に前記流体供給手段から流体圧力を作用
させて製品を型から離型させる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。 実施例1 図1は型締めされ、かつ型内のキャビティに溶湯が充填
された後の鋳造装置を表した断面図である。この図面で
示すように鋳造装置は固定型10と可動型12とを備
え、この可動型12はダイベース14に結合されてい
る。このダイベース14は鋳造マシーン(図示外)によ
って前記可動型12と共に作動し、前記固定型10に対
する可動型12の型開きあるいは型締め(図1の状態)
が可能となっている。
【0009】前記可動型12の内部にはフィン成形用の
主型16及び入子18がそれぞれ組込まれており、この
主型16は可動型12に固定されているとともに入子1
8は主型16に対してスライド可能に組付けられてい
る。これらの主型16と入子18とによって可動型12
の側に凹凸形状のキャビティ面が構成されており、前記
溶湯の凝固によって成形される鋳造製品40には凹凸形
状のキャビティ面に対応して複数の冷却用フィン42が
形成されることとなる。なお前記可動型12と前記固定
型10とによって鋳造装置の型(金型)を構成してい
る。
【0010】前記ダイベース14の内部には油圧シリン
ダ20が取付けられていて、この油圧シリンダ20の作
動ロッド22は前記入子18の基部19に結合されてい
る。したがって油圧シリンダ20に対する油圧制御によ
り、入子18を図1の状態から左方向へスライド操作す
ることができる。さらに前記可動型12には、その内部
に対して水や機械油などの液体を所定の供給源(図示
外)から導入可能な流体供給路26が形成されている。
そしてこの流体供給路26は、前記の液体に圧力をかけ
るための高圧ポンプ24を備えている。
【0011】前記固定型10は押出し板30に結合され
た複数本の押出しピン32を備え、また可動型12はダ
イベース14の側に位置する押出し板34に結合された
複数本の押出しピン36を備えている。これらの押出し
ピン32,36は、それぞれの押出し板30,34を通
じて鋳造マシーン側の押出し機構(図示外)により押し
引き操作されるようになっている。
【0012】つづいて鋳造装置の型から鋳造製品40を
離型する手順について説明する。型内のキャビティに注
入された溶湯が凝固して図1で示すように鋳造製品40
が成形されたら、この鋳造製品40を離型する工程に移
る。この離型工程においては、まず前記油圧シリンダ2
0への油圧制御によって入子18を図1の状態から左方
向へスライド操作する。この状態が図2に示されてい
る。この図面から明らかなように入子18はテーパー状
になっているので、これをスライドさせることで前記主
型16と入子18とによって構成されている凹凸形状の
キャビティ面と前記鋳造製品40との間に空間部28が
生じるとともに、それまで入子18によって塞がれてい
た主型16の流入孔16aが開放されて前記の空間部2
8と連通する。
【0013】そこで前記流体供給路26によって可動型
12の内部に液体を供給すると、この液体は入子18の
前記基部19に形成された複数個の貫通孔19a及び主
型16の前記流入孔16aを通って図2で示すように前
記の空間部28にまで流入する。そしてこの液体が充満
したら前記高圧ポンプ24によって液体に所定の圧力を
かけるとともに、鋳造マシーンの型開き作動によって可
動型12を固定型10から離反させ、同時に鋳造マシー
ン側の押出し機構により可動型12の前記押出しピン3
6を図2の右方向へ作動させる。このように前記高圧ポ
ンプ24及び流体供給路26を主体として前記空間部2
8に流体圧力を作用させるための「流体供給手段」が構
成されている。
【0014】さて鋳造製品40は前記液体の圧力と押出
しピン36の押出し力とを受け、型開きに伴って可動型
12の凹凸形状のキャビティ面から離型して固定型10
の側に張りついた状態となる。この離型時において流体
圧力を利用することにより、鋳造製品40の冷却用フィ
ン42を複数本の押出しピンで押す必要がなくなり、こ
の押出し力に対する強度を確保するために冷却用フィン
42に肉厚の大きい受け座を成形することが不要とな
る。
【0015】図3に型開き後の状態が示されている。こ
の図面で示すように固定型10の側に張りついた状態に
ある鋳造製品40に対し、図示外の製品搬出装置が進出
してこの鋳造製品40をクランプする。この後、鋳造マ
シーン側の押出し機構によって固定型10の側の前記押
出しピン32を図3の左方向へ作動させると、この押出
しピン32の押出し力によって鋳造製品40は固定型1
0から離型し、前記製品搬出装置により鋳造装置から搬
出される。
【0016】実施例2 図4は実施例2の鋳造装置を表した断面図である。この
図面から明らかなように本実施例においても、前記の実
施例1と同様に可動型12の内部にはフィン成形用の主
型50及び入子60がそれぞれ組込まれており、これら
によって鋳造製品40の冷却用フィン42を成形するた
めの凹凸形状のキャビティ面が構成されている。ただし
この実施例2の入子60は複数個(5個)に分割され、
かつ前記主型50に対してスライド不能に組付けられて
いる。またこの入子60は主型50の材料(熱間金型用
合金工具鋼鋼材)及びキャビィティに注入される溶湯金
属よりも大きい熱膨張率の材料で形成されている。
【0017】前記主型50の内部には、前記入子60を
加熱するための電気ヒーター58が設けられている。な
お本実施例の流体供給路66は、前記可動型12の外部
から前記主型50の内部に対して冷却水(あるいは冷却
液)をその供給源(図示外)から供給可能である。そし
てこの流体供給路66は、主型50の内部に送り込まれ
た冷却水に圧力をかけるための高圧ポンプ64を備えて
いる。図5は前記主型50を表した断面図、図6は図5
の右側面図、図7は同じく図5のA−A線断面図であ
る。これらの図面で示すように前記主型50は、各入子
60を個々に組付けるための入子嵌合部51及び前記電
気ヒーター58を組込むための複数個のヒーター取付け
孔56を備えている。しかも主型50には、前記流体供
給路66から供給される冷却水を前記入子嵌合部51に
送り込むための複数個の貫通孔54が形成されている。
【0018】図8は一つの入子60を表した外形図、図
9は図8の右側面図、図10は同じく図8の平面図であ
る。これらの図面から明らかなように入子60は前記主
型50の入子嵌合部51にはめ込まれる基部61を有
し、この基部61には前記流体供給路66から入子嵌合
部51に送り込まれてきた冷却水を通すための複数個の
貫通孔62が形成されている。なお入子60は前記のよ
うに熱膨張率が大きく、鋳造時(高温時)には設定どお
りの寸法となるが、常温では主型50と比較して大きく
収縮している。このため各入子60の基部61を主型5
0の入子嵌合部51に対して容易に組付けることがで
き、その後に主型50の前面側(キャビティ面側)の両
サイドに図5〜7で示すように押え板52を固定するこ
とにより、各入子60は主型50から外れないように保
持される。
【0019】さて鋳造に際しては図4で示すように型締
めした後、前記電気ヒーター58によって入子60を所
定の温度まで加熱する。これによって入子60が熱膨張
し、それまで主型50の入子嵌合部51と入子60との
間に存在していたクリアランスが詰められるとともに、
入子60が設定どおりの寸法となって溶湯の注入準備が
完了する。そこでキャビティに対する溶湯の充填が完了
したら直ちに電気ヒーター58による加熱を止め、前記
流体供給路66から主型50の入子嵌合部51に冷却水
を供給する。この冷却水は各入子60の前記貫通孔62
を通ってこれらの入子60を冷却するので、各入子60
は収縮して主型50と入子60との間にクリアランスが
生じる。このクリアランスを通って冷却水がキャビティ
内に侵入し、溶湯の凝固が促進される。
【0020】また各入子60の収縮により、前記キャビ
ティ面を構成している入子60と凝固途中の溶湯金属
(鋳造製品40)との間に空間部が生じ、ここにも冷却
水が流入して鋳造製品40が凝固する。つづいて前記高
圧ポンプ64によって冷却水に所定の圧力をかけるとと
もに、鋳造マシーンの型開き作動によって可動型12を
固定型10から離反させ、同時に鋳造マシーン側の押出
し機構(図示外)により可動型12の前記押出しピン3
6を図4の右方向へ作動させる。この結果、実施例1の
場合と同様に鋳造製品40は冷却水の圧力と押出しピン
36の押出し力とを受けてキャビティ面から離型し、固
定型10の側に張りついた状態となる。この後、図示外
の製品搬出装置が進出してこの鋳造製品40をクランプ
するとともに、鋳造マシーン側の押出し機構によって固
定型10の側の前記押出しピン32を図4の左方向へ作
動させて鋳造製品40を固定型10から離型させ、製品
搬出装置により鋳造装置から搬出する。
【0021】なお鋳造時における前記入子60は、溶湯
の注入開始によってその熱影響を受けて膨張し始め、溶
湯がキャビティ内に充満される前に前述した主型50と
入子60との間のクリアランスを詰めるので、これらの
入子60の加熱を溶湯の熱のみを利用して行うことも可
能である。しかし溶湯の注入開始前に入子60を熱膨張
させて主型50と入子60との間のクリアランスを詰め
ておくこと、あるいは入子60を短時間で設定どおりに
膨張させるための熱容量を確保するなどの要求を満たす
には前記電気ヒーター58を用いるのが望ましい。また
この実施例2において前記の実施例1と同一もしくは均
等構成と考えられる部材には、図面に同一符号を付して
重複する説明は省略する。
【0022】
【発明の効果】本発明は、冷却用フィンなどの凹凸を有
する離型抵抗の大きい鋳造製品であっても、従来の技術
と異なり複数本の押出しピンを使用することなく離型を
行うことができ、押出しピンの押出し力に対する製品の
強度を確保するために冷却用フィンなどに部分的に肉厚
の大きい押出しピン用の受け座を成形することが不要と
なる。したがって鋳造製品としては冷却フィンなどの形
状が均一になって本来の冷却機能が適正に維持される一
方、前記型としては押出しピン用の受け座を成形する部
分の肉厚が薄くなることを避け、型製作あるいは型寿命
に悪影響を及ぼすことが防止される。また入子のスライ
ド操作によって前記キャビティ面と鋳造製品との間に前
記空間部を生じさせる構成では、要求に応じた大きさの
空間部を比較的簡単につくることができ、流体圧力によ
る離型力を充分な値に設定できる。さらに入子の冷却に
伴う収縮によってキャビティ面と鋳造製品との間に空間
部を生じさせる構成によれば、入子をスライドさせるよ
うな特別な装置が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】型締めされた型内のキャビティに溶湯が充填さ
れた状態の鋳造装置を表した断面図である。
【図2】離型開始時の鋳造装置を表した断面図である。
【図3】鋳造製品を可動型から離型させた状態の鋳造装
置を表した断面図である。
【図4】実施例2の鋳造装置を表した断面図である。
【図5】実施例2の主型50を表した断面図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】同じく図5のA−A線断面図である。
【図8】一つの入子60を表した外形図である。
【図9】図8の右側面図である。
【図10】同じく図8の平面図である。
【図11】複数の冷却用フィンを備えた鋳造製品の一例
を表した構成図である。
【図12】従来の型の一部を表した断面図である。
【符号の説明】
10 固定型(型) 12 可動型(型) 18,60 入子 24,64 高圧ポンプ(流体供給手段) 26,66 流体供給路(流体供給手段) 28 空間部 40 鋳造製品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の凹凸をもつ鋳造製品を鋳造するた
    めの鋳造方法において、 前記鋳造製品の凹凸を成形するためのキャビティ面を鋳
    造用の型と入子とによって形成し、このキャビティ内に
    溶湯を注入するとともに、溶湯の凝固後あるいは凝固途
    中に前記キャビティ面と鋳造製品との間に空間部を生じ
    させ、この空間部に流体圧力を作用させて前記キャビテ
    ィ面から鋳造製品を離型させることを特徴とした鋳造方
    法。
  2. 【請求項2】 鋳造用の型の内部に、複数の凹凸をもつ
    鋳造製品を成形するキャビティが形成されている鋳造装
    置において、 前記の型に対してスライド操作可能に設けられ、かつこ
    の型と共に前記鋳造製品の凹凸を成形するためのキャビ
    ティ面を形成している入子と、この入子をスライド操作
    することによって前記キャビティ面と鋳造製品との間に
    生じた空間部に流体圧力を作用させることが可能な流体
    供給手段とを備えていることを特徴とした鋳造装置。
  3. 【請求項3】 鋳造用の型の内部に、複数の凹凸をもつ
    鋳造製品を成形するキャビティが形成されている鋳造装
    置において、 前記の型と共に前記鋳造製品の凹凸を成形するためのキ
    ャビティ面を形成しており、かつ前記キャビティに注入
    される溶湯金属より大きい熱膨張率の材料で形成されて
    いる入子と、この入子の冷却に伴う収縮によって前記キ
    ャビティ面と鋳造製品との間に生じた空間部に流体圧力
    を作用させることが可能な流体供給手段とを備えている
    ことを特徴とした鋳造装置。
JP11472995A 1995-03-06 1995-05-12 鋳造方法及び鋳造装置 Pending JPH08300132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11472995A JPH08300132A (ja) 1995-03-06 1995-05-12 鋳造方法及び鋳造装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-45566 1995-03-06
JP4556695 1995-03-06
JP11472995A JPH08300132A (ja) 1995-03-06 1995-05-12 鋳造方法及び鋳造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08300132A true JPH08300132A (ja) 1996-11-19

Family

ID=26385582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11472995A Pending JPH08300132A (ja) 1995-03-06 1995-05-12 鋳造方法及び鋳造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08300132A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120601A1 (ja) 2011-03-04 2012-09-13 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト鋳造装置及び鋳造製品の離型方法
CN106583685A (zh) * 2017-01-24 2017-04-26 佛山市南海奔达模具有限公司 一种针对散热片的镶拼式压铸模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120601A1 (ja) 2011-03-04 2012-09-13 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト鋳造装置及び鋳造製品の離型方法
CN106583685A (zh) * 2017-01-24 2017-04-26 佛山市南海奔达模具有限公司 一种针对散热片的镶拼式压铸模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017154175A (ja) 鋳造装置、及び鋳造方法
JP2000135551A (ja) 無孔質ダイキャスト装置
JPS6122917A (ja) 熱可塑性樹脂のプレス成形方法
JPH0563263B2 (ja)
JP6664476B2 (ja) 射出圧縮成形金型および射出圧縮成形方法
KR102135823B1 (ko) 금속을 성형하는 장치 및 방법
JPH08300132A (ja) 鋳造方法及び鋳造装置
JP4637609B2 (ja) チルベント入れ子
JP2011136515A (ja) 射出成形方法及び射出成形金型
JP3809057B2 (ja) 金属製品の成形用金型
JPH08323816A (ja) 射出圧縮成形金型
JP3828065B2 (ja) ダイカスト用金型
JP2672733B2 (ja) 成形用金型および成形方法
JPH11314148A (ja) ホットランナ金型装置を用いた金属材料の射出成形方法及びそのためのホットランナ金型装置
KR101627982B1 (ko) 알루미늄 클러치 하우징의 제조 방법
JP2003112246A (ja) 金属合金射出成形用金型
JP6660760B2 (ja) ダイカスト装置及びダイカスト成形品の製造方法
JP3740625B2 (ja) インサート成形における圧入・保圧・離型方法
JP2003334646A (ja) 金属成形用金型および成形方法
JPH01228660A (ja) 鋳造用金型の温調装置
JP2003220459A (ja) ダイキャスト装置
JPH079106A (ja) 圧力鋳造方法
JPH03174965A (ja) 射出成形方法および装置
JPH09104048A (ja) 金型の加熱装置、加熱冷却装置及びその方法
JP2024024714A (ja) 中空鋳造装置および中空鋳造方法