JPH08299700A - 布片欠陥検出装置 - Google Patents

布片欠陥検出装置

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JPH08299700A
JPH08299700A JP13732795A JP13732795A JPH08299700A JP H08299700 A JPH08299700 A JP H08299700A JP 13732795 A JP13732795 A JP 13732795A JP 13732795 A JP13732795 A JP 13732795A JP H08299700 A JPH08299700 A JP H08299700A
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cloth
cloth piece
piece
lamp
defect
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JP13732795A
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Atsushi Katayama
敦 片山
Hiroyuki Asaoka
宏幸 朝岡
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、洗濯してアイロン掛けされた布片
のしみ、破れ等の欠陥を検出する装置に関し、特に布片
の欠陥の種類を判別して確実に区分けできるようにした
ものである。 【構成】 搬送コンベヤ51上を搬送される布片10の下側
に表面反射型反射プレート61が設置され、同反射プレー
ト61上の布片10に向け投光する照明灯42と、同照明灯42
からの反射光を感知し、布片10の全幅にわたる画素を高
速走査して明暗信号を発信するラインイメージセンサ43
と、同センサ43からの明暗信号に基づき、しみと破れと
を区別しながら布片10の分別処理を指令する制御装置と
が装備される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包布,テーブルクロス
等の布片の被洗物の洗濯センサにおいて、ロールアイロ
ナの工程後、被洗物である布片の汚れ,破損等を検出す
る布片欠陥検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来提案されている布片欠陥検出
装置を示し、ロールアイロナ3の後方に布片10の有無を
検知する布片検知器412と、布片10の表面状態を検出し
て映像信号とするラインイメージセンサ414と、同セン
サ414の映像信号を入力して布片の欠陥判別を行ない、
合否信号を出力する信号処理器415、同信号処理器415か
らの不合格信号417を受けて、ロールアイロナ3のコン
ベヤ410上の布片を後工程である折畳み機5に通過させ
ないよう排除するリジェクタ416とを具備してなる従来
の布片欠陥検査装置4が、例えば実開平4−7100号
公報において提案されている。なお、図中符号413は照
明装置を示している。
【0003】図10,図11は、いずれも上述のような布片
検査装置4に採用されている従来のロールアイロナにお
ける布片の処理フローを示すブロック図である。従来の
ロールアイロナでは、同ロールアイロナに送り込まれた
布片は乾燥処理された後に排出され、図10に示す場合は
図9に示すものと同じように、欠陥のチェックは折畳み
機5の手前で行なわれ、しみ,汚れのある不良品は折畳
み機5を経ることなく排除されて再洗いへと回されてい
た。
【0004】また図11に示すものは、ロールアイロナの
手前で作業者の目視判定により欠陥判別をしている例で
あり、この場合も合否の信号はロールアイロナで処理さ
れた後の布片に作用して、不良品は折畳み機を経ること
なく排出される。なお、図10,図11に示されている張り
広げ機は、シーツ等の布片を開いてロールアイロナに仕
掛け易くする装置、折畳み機は処理された布片を自動的
に折畳む装置であるが、ここでは詳細な説明は省略す
る。
【0005】図9に示す従来のラインイメージセンサ41
4による映像信号を信号処理機415にに入力して、布片の
欠陥判別をする場合に、布片の破れを見つけるため、検
査位置のベルトの上部に黒色系の板を渡し、この上を通
過する布片の反射光量を検出、比較して正常部と欠陥部
の認識をしていたが、しみの中にはこの黒色系板と同じ
暗色のものもあるため、図5の布片欠陥の明暗表示図に
示したように、しみと破れとの区別がつかない場合が起
こり得る。なお、図5のaは布片に欠陥の存在を認識す
る閾値、またbは布片の破れを認識する閾値を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は前述の如く、布
のしみ,破れを目視或いは検出装置により検知すると、
これらを不良品として自動的に排出し、後工程で作業者
がしみのある布片に対して、しみ抜き処理をしていた。
布片の欠陥としては、しみ,汚れ,破れに大別できる。
しみ,汚れは洗い直しして再使用し、破れは廃却される
例が多い。このため、欠陥としてのしみ,汚れと破れと
を分別できれば、後工程のチェック作業を省略(省人
化)し得るが、識別できない場合には作業終了後、欠陥
有りとして排出された布片を開いて、しみ,汚れの欠陥
か,破れかについて1枚づつチェックする必要があっ
た。
【0007】本発明は、上述のような従来の布片欠陥検
出装置における諸問題を解決しようとするもので、布片
の欠陥の種類を判別して、しみ,汚れと破れを確実に区
分けし、再洗処理をするか、廃棄処分にするかを自動的
に分別することができる、布片欠陥検出装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の布片欠陥検出装置は、洗濯後の被洗物であ
る布片を乾燥してアイロン掛けを行なうロールアイロナ
の後方に設置され、搬送コンベヤ上を搬送されている布
片に残っているしみ,破れ等の欠陥を検出する布片欠陥
検出装置において、上記布片の下側に設置された表面反
射型反射プレートと、同反射プレート上の布片に向けて
投光する照明灯と、同照明灯からの反射光を感知し、上
記布片の全幅にわたる画素を高速走査して明暗信号を発
信するラインイメージセンサと、同センサが発信した明
暗信号に基づき、しみと破れとを区別しながら後工程に
欠陥の種類により布片の分別処理を指令する制御装置と
をそなえて構成されたことを特徴としている。
【0009】また、本発明の布片欠陥検出装置は、上記
表面反射型反射プレートの布片送行方向と直角方向の幅
両端に上向き折曲げ部が設けられ、上記照明灯の照射光
の両端外向き成分を上記反射プレートの上向き折曲げ部
で反射して内方向に戻し、ラインイメージセンサの視野
における布片両縁部の照明灯反射像の消失を防止するよ
うに構成されたことを特徴としている。
【0010】さらに、本発明の布片欠陥検出装置は、斜
め方向から上記布片を照射する上記照明灯に対し、布片
検出部ラインを中心に対向した位置に上記照明灯と平行
に同照明灯と同じ長さの反射鏡が設置され、同反射鏡の
取付角度が上記照明灯の反射光を上記布片の検出部へ指
向させるように設定されたことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、洗濯後の被洗物である布
片はロールアイロナで乾燥され、アイロン掛けされて、
搬送コンベヤに移載される。搬送コンベヤで搬送される
布片は照明灯で照明され、映像をラインイメージセンサ
に映しながら移動し、布片の全長を通過させることによ
り布片の全表面が検査される。前記ラインイメージセン
サの映像の信号は、順次制御装置に送られる。
【0012】また布片の破れは下側に置かれた反射プレ
ートからの照明灯の直接の反射光を前記センサが検知
し、ラインイメージセンサに布片の反射光より強いプラ
スサイドの信号を発生させる。しみの信号は布片の反射
光より弱いマイナスサイドの信号であるので、破れの信
号としみの信号とは明瞭に区別することかできる。反射
プレートは表面反射型であるので、硝子の表面に金属メ
ッキした鏡のような斜めの視野において生ずる二重像が
現れる恐れはない。なお、この2重像が出るとラインイ
メージセンサが布片の破れを汚点と認識する可能性があ
る。
【0013】さらに布片における欠陥の位置を記憶する
ために、前記搬送コンベヤ上を送られてくる布片の前縁
辺を、前記ラインイメージセンサで感知し保持して、布
片の検出起点として制御装置に記憶し、前記の欠陥信号
を順次の時間軸から計算して布片上の位置に置き換えて
記憶させて置くこともできる。
【0014】また、請求項2の発明では、反射プレート
の両端の折曲げ部において検出部照明灯の両端外側向き
の照明光を反射して内側にもどし、ラインイメージセン
サの視野における反射プレート両端部の反射像の消失を
防ぐと共に、布片両端部の光量の減少を防止することが
でき、照明装置の長さや反射プレートの長さを長くしな
くても十分に明るい布片の破れ像,布片像が得られる。
【0015】さらに、請求項3の発明では、照明装置の
照明灯の布片照射から外れた照射光を反射鏡で受けて、
その反射光を同じ布片検査部に照射することにより、布
片の凹凸に伴う陰影を無くし、余分な照明装置を省き、
照射光の照射効率を向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例としての布片欠陥検出
装置を図面について説明すると、図1に示すように、洗
濯後の布片(シーツ)10はロールアイロナ3において乾
燥されて、アイロン掛けを施され、ついで布片10はこれ
に続く搬送コンベヤ51を介し搬送されて、シーツ折畳み
機5で折畳まれた布片10は良品排出コンベヤ53から排出
される。欠陥布片10′はこのシーツ折畳み機5を素通り
し、バイパスコンベヤ55で送られ、破れとしみ付きに仕
分けされて、欠陥布片10′の収容箱56に収納される。
【0017】次に図1の検査部Aの詳細を図2および図
3により説明すると、搬送コンベヤ51の上側に照明灯42
とラインイメージセンサ43が設置してある。照明灯42の
構造は、片側の面に透明保護カバー45を設けた囲い枠46
の中に、円筒形のランプ44を取り付けたもので、照明光
を有効に作用させるために反射板50が照明灯42の端部に
設置されており、囲い枠46には冷却のためのエアを入れ
るエア入口ダクト65と、エア排出ダクト66が設けられて
いる。なお、ランプ44として白色蛍光灯,青色蛍光灯あ
るいは水銀灯が使用される。
【0018】また照明灯42で照射されるコンベヤのベル
ト52の上面で、布片10の下面に、反射プレート61が水平
面内で布片10の流れ方向と直角に配置されている。反射
プレート61は、搬送コンベヤ51の横桁63に設けられた支
持板62の支持部62bによって支持されている。支持板62
には、布片10が反射プレート61に乗り移るのを容易にす
るためのシートガイド62aが設けられている。
【0019】もし、この反射プレート61が図7(図2の
F−F断面)に示したようなガラスの裏面に金属メッキ
を施した鏡であると、布片10の破れをラインイメージセ
ンサ43で監視するとき、ガラスの厚みtのため布片10の
裏側が反射してラインイメージセンサ43の映像に現れる
ため(図7においてはガラスの屈折率は無視してい
る)、ラインイメージセンサ43を走査した明暗信号は、
図8に符号Eで示したように、破れ孔の反射光の明信号
の前に(または後に)布片10の裏側の影部の暗信号が現
れ、これを制御装置40において、布片10の表面の汚点と
判断し、後工程において欠陥布片を分割するときに、間
違って再洗側に収容される可能性がある。このような誤
信号を出さぬために、本発明では反射プレート61として
ステンレス鋼、あるいは表面クロームメッキ材料の表面
を鏡面磨きとした表面反射型のものを使用している。
【0020】反射プレート61は図4において2点鎖線で
示した反射プレート延長部61′をもつような平坦な板で
もよいが、ラインイメージセンサ43が布片10の縁部を検
査するとき、ランプ44の明るい像が反射プレート延長部
61′に映らないと、布片10の破れを見つけることができ
ないので、ランプ44の長さは2点鎖線で示したように、
両端とも長さLずつ延長してランプ44′のQ点が反射し
てセンサ43に映るものでなくてはならない。これを言い
換えれば、ランプ44を実線の長さにすれば欠陥検出可能
の布片10の幅が2Lだけ狭くなる。図4における実線図
示のように反射プレート61の両端を折曲げてプレート側
部61aが形成されていれば、ランプ44の照射光の両端の
P点の像が反射プレート側部61aにおいて反射されて内
方向に戻り、ラインイメージセンサ43の視野に入るの
で、布片10の両縁部の照明灯反射像の消失を防止するこ
とができる。また、この反射プレート側部61aの反射光
は同時に、布片10の両端部の明るさを中心部と同等にな
るように補正する作用も有している。
【0021】照明灯42の照射光が反射プレート61で反射
された角度に沿う上方位置に設置されているラインイメ
ージセンサ43の中には、多数のCCDが1列に並んだC
CDセンサ49が収められ、同センサ49の前に集光レンズ
48および偏光フィルタ47が設けられている。偏光フィル
タ47は反射プレート61における散乱光を除くことがで
き、反射光を選択して通す機能を持つ。
【0022】なお、布片検出ラインを中心にして、照明
灯42に対向した位置に同照明灯42と平行に同照明灯42と
同じ長さの反射鏡81を設置することにより、照明装置を
増加せずに布片表面の明るさを増大させるとともに、布
片の凹凸に伴う陰影を消すことが可能となる。すなわち
反射鏡81は、細長い鏡板82と、これを支持する支持枠83
と、鏡板82を押さえる押さえ板84とにより構成される。
この反射鏡81の取付角度は照明灯42の反射光が布片10の
検出部を指向するように設定されている。なお、この反
射鏡81は布片10の検出部に反射光が集中するように設計
された凹面鏡でもよい。反射鏡81は、照明灯42の布片10
に対する照射から外れた照射光を受けて、その反射光を
同じ布片検査部に照射するので、別な方向からの照射に
より、布片10の凹凸に伴う陰影を無くし、照射照明灯42
の照射光を有効に利用するものである。
【0023】照明灯42および反射鏡81は、搬送コンベヤ
51上を搬送されている布片10に光を集中させて全幅を照
明し、ラインイメージセンサ43のCCDセンサ49にこの
照明された布片10の全幅に亙る細長い映像(図3におい
て、符号Gで示したハッチング部)が映されるので、C
CDセンサ49の各画素の高速走査により、しみ,破れ等
の欠陥によって生ずる映像の明暗は、電気信号に変換さ
れて順次制御装置40(図1)に送られ、制御装置40に欠
陥が記憶される。
【0024】ラインイメージセンサ43からの信号による
布片欠陥の種類の判定は、以下のごとく行なわれる。す
なわち、布片10が破れて孔が明いていれば、ラインイメ
ージセンサ43はその孔を通じて、下側に置かれた表面反
射型の反射プレート61からの直接の反射光を検知し、ラ
インイメージセンサ43に布片10の映像による信号よりも
強いプラスサイドの信号を発生させる。
【0025】また、しみの信号は布片10の映像による信
号よりも弱いマイナスサイドの信号であるので、破れの
信号と、しみの信号とは明瞭に区別することができる。
図6にその信号の出力を表しているが、左端側の信号の
高さは布片10が無い場合で、反射プレート61からの直接
の反射光の受光信号を示している。図6のeにおいて布
片10が反射プレート61の上を通過すると、これ以後は布
片10の欠陥検出動作のゾーンとなり、これ以後の水平線
は布片10の映像による信号の強さを示す。
【0026】また布片10に破れがあれば図6のように反
射プレート61からの直接の反射光を感知し、制御装置40
に用意された閾値cを越えたことにより破れと判断す
る。また図6の右方のしみによる暗側信号が示されたと
きは、同様に制御装置40に用意された閾値aを越えたこ
とによりしみと判断する。
【0027】布片10における欠陥の位置を記憶するため
には、搬送コンベヤ51上を送られてくる布片10の前縁辺
をラインイメージセンサ43で感知し、前記のように布片
10の欠陥検出動作のゾーンの起点とするとともに、布片
10の検出起点として制御装置40に記憶し、欠陥信号を順
次に時間軸から計算して布片10上の位置に置き換えて記
憶させて置くことができる。
【0028】欠陥を有すると判定された布片10は、制御
装置40の折畳み機5への指令によって、折畳み作動をさ
せずに通過させ、バイパスコンベヤ55へ移動させる。バ
イパスコンベヤ55の終端部には、欠陥布片10′の収容箱
56が配置されている。同収容箱56は2つに仕切られ、図
1に示すように、欠陥布片10′のうち破れたものはB
側、しみ付きのものはC側に収容される。また同仕切り
の上側には制御装置40の指令によって作動する切換板57
が設けられ、これによって欠陥布片10′の分別をする。
【0029】次に、以上のごとく構成された布片欠陥検
出装置について作用を説明すると、洗濯後の布片10はロ
ールアイロナ3で乾燥してアイロン掛けされ、搬送コン
ベヤ51に移載される。搬送コンベヤ51上を送られてくる
布片10の前縁辺をラインイメージセンサ43が感知し、そ
の位置信号を前記の制御装置40に伝えて記憶させ、それ
以後は布片10の欠陥検出ゾーンに入る。
【0030】そして照明灯42に照明された布片10の全幅
の映像(図3におけるG部分)をラインイメージセンサ
43に映しながら布片10を移動し、布片10の全長を通過さ
せることによって布片10の全表面を検査する。また黄色
いしみは、青色蛍光灯か水銀灯のランプ44を使用するこ
とにより映像を明瞭にすることができる。さらにライン
イメージセンサ43の前に偏光フィルタを設ければ、散乱
光を除くことができ、欠陥の映像をはっきりさせるので
検出の確実性が増す。
【0031】検査が終わり、布片10が反射プレート61を
通過して、その直接の反射光がラインイメージセンサ43
に集光され、そして一定時間以上その同じ明るさが続く
と、欠陥検出ゾーンの状態が解除される。ラインイメー
ジセンサ43の映像信号は制御装置40に送られ、欠陥は時
間軸で記憶されるので、これを制御装置40において計算
し、布片10のしみ,破れ等の欠陥の位置を記録すること
もできる。
【0032】ここでラインイメージセンサ43が破れと判
断した欠陥布片10′は、バイパスコンベヤ55の下流にお
いて、図1に示したように、切換板57によって分別さ
れ、破れたものは収容箱56のB側、しみ付きのものは収
容箱56のC側に収容される。また、しみ等の付着物の付
いた欠陥布片10′は再度洗濯に回され、破れた欠陥布片
10′は廃棄等に処分される。
【0033】一方ロールアイロナ3で乾燥してアイロン
掛けされ、搬送コンベヤ51に移載されたばかりの布片10
は、かなり高温の状態にあるので、検出部照明装置の光
源収容用の囲い枠46も高温となる。したがって、この囲
い枠46にエア入口ダクト65,エア排出ダクト66を設けて
冷却用エアを通してやれば、光源ランプの照度低下を防
止することができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の布
片欠陥検出装置によれば、次のような効果が得られる。 (1) 布片のしみと破れがラインイメージセンサ明暗の信
号においてはっきりと区別され、欠陥のある布片をバイ
パスコンベヤに導いた後、しみ付き布片と、破れ布片と
を確実に別々の収容部に分別して入れることができる。 (2) 上記(1)項により、従来のように、再洗すべき布片
が間違って廃却する側の破れ布片の収容部に入る恐れは
なくなり、経済的である。 (3) 制御装置において布片上のしみ,破れ等の欠陥の位
置を記録することができるので、後工程のしみ抜きのと
きの位置確認に便利である。 (4) 反射プレートの両端を折り曲げることによって、照
明灯の投光を反射させ布片を端縁まで検査できる明るい
反射光が得られ、布片も十分に明るくすることができ
る。 (5) 上記(4)項により、照明装置の長さを長くしたり、
フレームの幅を広くする必要がなくなり、したがって、
設備の設置面積が少なくてすむ。(反射プレートが単な
る平面鏡の場合は、照明灯の反射光が端部に行き届くよ
うにするために、照明装置やフレームを長くする必要が
あった。) (6) 欠陥検出部照明装置を1組とし、これと対向する位
置に反射鏡を設け、同反射鏡で照明灯の投光の一部を反
射して布片検査部に照射することにより、照明装置を2
組使用せずに布片表面の明るさが増大し、同時に布片の
凹凸に伴う陰影を消すことができ、コスト低減をもたら
すことにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての布片欠陥検出装置の
全体系統図である。
【図2】図1の布片欠陥検出装置のA部を拡大して示す
詳細断面図である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】図3の光源が反射プレートに反射される方向を
示す説明図である。
【図5】布片欠陥の現れ方を示す明暗信号線図である。
【図6】本発明の装置における布片欠陥の現れ方を示す
明暗信号線図である。
【図7】硝子鏡による布片破れ検出の説明図である。
【図8】図7の硝子鏡使用時における破れ検出信号を示
す明暗信号線図である。
【図9】従来の布片欠陥検出装置を示す系統図である。
【図10】従来のロールアイロナにおける布片の第1の処
理フローを示すブロック図である。
【図11】従来のロールアイロナにおける布片の第2の処
理フローを示すブロック図である。
【符号の説明】
3 ロールアイロナ 5 折畳み機 10 布片 10′ 欠陥布片 40 制御装置 41 布片位置検出センサ 42 照明灯 43 ラインイメージセンサ 44 ランプ 45 透明保護カバー 46 囲い枠 47 偏光フィルター 48 レンズ 49 CCDセンサ 50 反射板 51 搬送コンベヤ 52 ベルト 53 良品排出コンベヤ 55 バイパスコンベヤ 56 欠陥布片収納箱 57 切換板 61 反射プレート 61′ 反射プレート延長部 61a プレート側部 62 支持板 62a シートガイド 62b 支持部 63 搬送コンベヤの横桁 65 エア入口ダクト 66 エア排出ダクト 81 反射鏡 82 鏡板 83 支持枠 84 鏡板押さえ板 A 検査部 B 破れ布片収容部 C しみ付き布片収容部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 もし、この反射プレート61が図7(図
2のF−F断面)に示したようなガラスの裏面に金属メ
ッキを施した鏡であると、布片10の破れをラインイメ
ージセンサ43で監視するとき、ガラスの厚みtのため
布片10の裏側が反射してラインイメージセンサ43の
映像に現れるため(図7においてはガラスの屈折率は無
視している)、ラインイメージセンサ43を走査した明
暗信号は、図8に符号Eで示したように、破れ孔の反射
光の明信号の前に(または後に)布片10の裏側の影部
の暗信号が現れる。この場合、布片10の破れの大きさ
は、ガラスの厚みに対して十分大きいので布片10の反
射光より強い明信号が現れ、破れと判断できる。しか
し、布片10の破れの大きさが、ガラスの厚みに対して
十分小さい場合、発生する信号は暗信号のみとなり、
れを制御装置40において、布片10の表面の汚点と判
断し、後工程において欠陥布片を分割するときに、間違
って再洗側に収容される可能性がある。このような誤信
号を出さぬために、本発明では反射プレート61として
ステンレス鋼、あるいは表面クロームメッキ材料の表面
を鏡面磨きとした表面反射型のものを使用している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯後の被洗物である布片を乾燥してア
    イロン掛けを行なうロールアイロナの後方に設置され、
    搬送コンベヤ上を搬送されている布片に残っているし
    み,破れ等の欠陥を検出する布片欠陥検出装置におい
    て、上記布片の下側に設置された表面反射型反射プレー
    トと、同反射プレート上の布片に向けて投光する照明灯
    と、同照明灯からの反射光を感知し、上記布片の全幅に
    わたる画素を高速走査して明暗信号を発信するラインイ
    メージセンサと、同センサが発信した明暗信号に基づ
    き、しみと破れとを区別しながら後工程に欠陥の種類に
    より布片の分別処理を指令する制御装置とをそなえて構
    成されたことを特徴とする、布片欠陥検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の布片欠陥検出装置にお
    いて、上記表面反射型反射プレートの布片送行方向と直
    角方向の幅両端に上向き折曲げ部が設けられ、上記照明
    灯の照射光の両端外向き成分を上記反射プレートの上向
    き折曲げ部で反射して内方向に戻し、ラインイメージセ
    ンサの視野における布片両縁部の照明灯反射像の消失を
    防止するように構成されたことを特徴とする、布片欠陥
    検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の布片欠陥検出
    装置において、斜め方向から上記布片を照射する上記照
    明灯に対し、布片検出部ラインを中心に対向した位置に
    上記照明灯と平行に同照明灯と同じ長さの反射鏡が設置
    され、同反射鏡の取付角度が上記照明灯の反射光を上記
    布片の検出部へ指向させるように設定されたことを特徴
    とする、布片欠陥検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304188A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Fuji Electric Systems Co Ltd ランドリモニタシステム
KR101011721B1 (ko) * 2008-07-25 2011-01-28 한국에너지기술연구원 집광용 반사판 시험장치
CN109174694A (zh) * 2018-08-22 2019-01-11 杰克缝纫机股份有限公司 裁片瑕疵检测系统、方法、电子终端及存储介质

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