JP3615799B2 - 布片欠陥検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はシーツ、包布、テーブルクロス等の布片の被洗物の洗濯ラインにおいて、ロールアイロナの工程後、被洗物である布片の汚れ、破損等を検出する布片欠陥検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来提案されている布片欠陥検出装置を示し、ロールアイロナ3の後部に布片10の有無を検知する布片検知器412と、前記布片10の表面状態を検出して映像信号とするラインイメージセンサ414と、前記映像信号を入力して布片の欠陥判別を行い、合否信号を出力する信号処理器415と、同信号処理器415からの不合格信号417を受けて、前記ロールアイロナ3のコンベヤ410上の布片を後工程である折畳み機5に通過させないように排除するリジェクタ416とを具備してなる従来の布片の欠陥検査装置4が、例えば実開平4−7100号公報において提案されている。なお、図中413は照明装置である。
図10、図11はこのような布片の欠陥検査装置4に採用されている従来のロールアイロナにおける布片の処理フローを示すブロック図である。
従来のロールアイロナでは、同ロールアイロナに送り込まれた布片は乾燥処理された後に排出され、図10に示す場合は図9に示すものと同じように、欠陥のチェックは折畳み機の手前で行われ、しみ、汚れのある不良品は折畳み機を経ることなく排除されて再洗いへと回されていた。
【0003】
また図11に示すものは、ロールアイロナの手前で作業者の目視判定により欠陥判別をしている例であり、この場合も合否の信号はロールアイロナで処理された後の布片に作用して、不良品は折畳み機を経ることなく排出される。なお、図10、図11に示されている張り広げ機は、シーツ等の布片を開いてロールアイロナに仕掛け易くする装置、折畳み機は乾燥処理された布片が自動的に折畳まれる装置であるが、ここでは詳細な説明は省略する。
従来のラインイメージセンサ414による映像信号を信号処理器415に入力して、布片の欠陥判別をする場合に、布片の破れを見つけるため、検査位置のベルトの上部に黒色系の板を渡し、この上を通過する布片の反射光量を検出、比較して正常部と欠陥部の認識をしていたが、しみの中にはこの黒色系板と同じ暗色のものもあるため、図6の布片欠陥の明暗表示図に示したように、しみと破れとの区別がつかない場合が起こり得る(図6のaは布片に欠陥の存在を認識する閾値、またbは布片の破れを認識する閾値を示す)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の前記の如くしみ、破れを目視或いは検出装置により検知すると、これらを不良品として自動的に排出し、後工程で作業者がしみのある布片に対して、しみ抜き処理をしていた。
布片の欠陥としては、しみ、汚れ、破れに大別できる。しみ、汚れは洗い直しして再使用、破れは廃却される例が多い。このため、欠陥としてのしみ、汚れと破れを分別できれば、後工程のチェック作業を省略(省人化)し得るが、識別できない場合には作業終了後、欠陥有りとして排出された布片を開いて、しみ、汚れの欠陥か、破れかについて1枚づつチェックする必要があった。
本発明は前記従来の布片欠陥検出装置における諸問題を解決しようとするもので、布片欠陥の種類を判別して、しみ、汚れと、破れを確実に区分けし、再洗処理をするか、廃棄処分にするかを自動的に分別することができる布片欠陥検出装置を提供しようとするものである。
【0005】
このため本発明は、洗濯後の被洗物である布片を乾燥してアイロン掛けを行うロールアイロナに続く搬送コンベヤ上を搬送される布片に残っているしみ、破れ等の欠陥を検出する布片欠陥検出装置において、同布片の下側において同布片の流れ方向と直角に設置した反射プレートと、同反射プレート上の布片に向けて投光する照射灯を有する検出部照明装置と、同照明灯から反射光を感知し、前記布片の全幅にわたる画素を高速走査して明暗信号を発信するラインイメージセンサと、同センサが発信した明暗信号を受け同信号からしみと、破れを区別し、後工程に欠陥の種類により布片の分別処理を指令する機能を有する制御装置とよりなるもので、これを課題解決のための手段とするものである。
【0006】
また本発明は、洗濯後の被洗物である布片を乾燥してアイロン掛けを行うロールアイロナに続く搬送コンベヤ上を搬送される布片に残っているしみ、破れ等の欠陥を検出する布片欠陥検出装置において、同布片と搬送コンベヤ間に設置され、同布片に向けて下方から投光する照明灯を有する検出部照明装置と、同照明灯からの透過光を感知し、前記布片の全幅にわたる画素を高速走査して明暗信号を発信するラインイメージセンサと、同センサが発信した明暗信号を受け同信号からしみと、破れを区別し、後工程に欠陥の種類により布片の分別処理を指令する機能を有する制御装置とよりなるもので、これを課題解決のための手段とするものである。
更に本発明は、前記布片の下側において同布片の流れ方向と直角に設置した反射プレートと、同反射プレート上の布片に向けて投光する照射灯を有する検出部照明装置とをさらに備え、前記布片と搬送コンベヤ間に設けた前記検出部照明装置と組合せ使用可能にしてなるもので、これを課題解決のための手段とするものである。
【0007】
【作用】
請求項1の発明では、洗濯後の被洗物である布片はロールアイロナで乾燥され、アイロン掛けされて、搬送コンベヤに移載される。搬送コンベヤで搬送される布片は照明灯で照明され、映像をラインイメージセンサに映しながら移動し、布片の全長を通過させることにより布片の全表面が検査される。前記ラインイメージセンサの映像の信号は、順次制御装置に送られる。
また布片の破れは下側に置かれた反射プレートからの直接の反射光を前記センサが検知し、ラインイメージセンサに布片の反射光より強いプラスサイドの信号を発生させる。しみの信号は布片の反射光より弱いマイナスサイドの信号であるので、破れの信号としみの信号とは明瞭に区別することができる。更に布片における欠陥の位置を記憶するために、前記搬送コンベヤ上を送られて来る布片の前縁辺を前記ラインイメージセンサで感知し、保持して布辺の検出起点として制御装置に記憶し、前記の欠陥信号を順次の時間軸から計算して布辺上の位置に置き換えて記録させて置くこともできる。
【0008】
また請求項2の発明では、被洗物を下方から照明し透過光による欠陥像をラインイメージセンサに映して検出するので、しみ、汚れは清浄な布片より暗い像となり、破れは清浄な布片より明るい像としてセンサに認識され、光量に比例した電気信号が発せられ制御装置において演算され、欠陥の種類が判別される。
更に欠陥の無い清浄な布片は(折り畳まれて)良品として搬送され、ラインイメージセンサが欠陥を検出した布片はバイパスされ、制御装置において破れと判断した布片は、バイパスラインの下流において他の布片と分別される。
前記の2通りの欠陥検知手段を併設し、各欠陥検知手段に異なる波長スペクトルの光源(例えば通常の可視光線と紫外線)で布片を照明するようにすれば、しみの色調が種々であっても判別が容易となる。或いは前記反射光による欠陥検出手段はしみ、汚れの検出に透過光による欠陥検出手段は破れの検出に、と両者を使い分けすることも可能である。
【0009】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面について説明すると、図1〜図5は本発明の実施例を示す。先ず本発明の布片欠陥検出装置の第1実施例を図1〜図3及び図7によって説明すると、洗濯後の布片10をロールアイロナ3において乾燥させて、アイロン掛けを行った後、布片10はこれに続く搬送コンベヤ51を経てシーツ折畳み機5に送られ、ここで布片10は折畳まれて良品排出コンベヤ53から排出される。
次に図1の検査部Aの詳細を図2及び図3により説明すると、搬送コンベヤ51の上側に照明灯42と、ラインイメージセンサ43が設置してある。照明灯42の構造は、片側の面に透明硝子の窓を設けた囲い枠46の中に、円筒形のランプ44を取り付け、囲い枠46には冷却のために冷却用エアを入れるエア入口ダクト65と、エア排出ダクト66が設けられている。なお、ランプ44には白色蛍光灯、青色蛍光灯、水銀灯等を使用する。
また照明灯42に照射されるコンベヤのベルト52の上面で、布片10の下面には反射プレート61が布片10の流れ方向と直角に配置され、搬送コンベヤ51の横桁63に設けられた支持板62の支持部62bによって支持されている。支持板62には布片10が反射プレート61に乗り移るのを容易にするためのシートガイド62aが設けられている。
【0010】
照明灯42の照射光が反射プレート61に反射された角度に沿った上方位置に、ラインイメージセンサ43が設置されている。ラインイメージセンサ43の中には、多数のCCDが1列に並んだCCDセンサ49が収められ、同センサ49の前に集光レンズ48及び偏光フィルタ47が設けられている。偏光フィルタ47は反射プレート61における散乱光を除くことができ、反射光を選択して通る機能を持つ。
また照明灯42は、搬送コンベヤ51上を搬送されている布片10に光を集中させて全幅を照明し、ラインイメージセンサ43のCCDセンサ49にこの照明された布片10の全幅に亙る細長い映像(図3において、Eで示したハッチング部)を映し、CCDセンサ49の各画素を高速走査し、しみ、破れ等の欠陥によって生ずる映像の明暗は、電気信号に変換されて順次制御装置40(図1)に送られ、制御装置40に欠陥が記憶される。
【0011】
またラインイメージセンサ43からの信号による布片欠陥の種類の判定は、以下の如くである。即ち、布片10が破れて孔が明いていれば、ラインイメージセンサ43はその孔を通じて、下側に置かれた反射プレート61からの直接の反射光を検知し、ラインイメージセンサ43に布片10の映像による信号よりも強いプラスサイドの信号を発生させる。
更にしみの信号は布片10の映像による信号より弱いマイナスサイドの信号であるので、破れの信号と、しみの信号とは明瞭に区別することができる。図7にその信号の出方を表しているが、左端側の信号の高さは布片10が無い場合で、反射プレート61からの直接の反射光の受光信号を示している。図7のeにおいて布片10の反射プレート61の上を通過すると、これ以後は布片10の欠陥検出動作のゾーンとなり、これ以後の水平線は布片10の映像による信号の強さを示す。
また布片10に破れがあれば図7のように反射プレート61からの直接の反射光を感知し、制御装置40に用意された閾値cを越えたことにより破れと判断する。また図7の右方にしみのよる暗側信号が示されたときは、同様に制御装置40に用意された閾値aを越えたことによりしみと判断する。
【0012】
布片10における欠陥の位置を記憶するためには、搬送コンベヤ51上を送られて来る布片10の前縁辺をラインイメージセンサ43で感知し、前記のように布片10の欠陥検出動作のゾーンとすると共に、布片10の検出起点として制御装置40に記憶し、欠陥信号を順次に時間軸から計算して布片10上の位置に置き換えて記録させて置くことができる。
欠陥を有すると判定された布片10は、制御装置40の折畳み機5への指令によって、折畳み作動をさせずに通過させ、バイパスコンベヤ55へ移動させる。バイパスコンベヤ55の終端部には、欠陥布片10’の収容箱56が配置されている。同収容箱56は2つに仕切られ、図1に示したように、破れはB側、しみ付き布片10’はC側に収容される。また同仕切りの上側には制御装置40の指令によって作動する切換板57が設けられ、これによって布片10’の分別をする。
【0013】
次に以上の如く構成された第1実施例について作用を説明すると、洗濯後の布片10はロールアイロナ3で乾燥してアイロン掛けされ、搬送コンベヤ51に移載される。搬送コンベヤ51上を送られてくる布片10の前縁辺をラインイメージセンサ43が感知し、その位置信号を前記の制御装置40に伝えて記憶させ、それ以後は布辺10の欠陥検出ゾーンに入る。
そして照明灯42に照明された布辺10の全幅の映像をラインイメージセンサ43に映しながら布片10を移動し、同布片10の全長を通過させることによって布片10の全表面を検査する。また黄色いしみは、肯色蛍光灯か水銀灯のランプ44を使用することにより映像を明瞭にすることができる。更にラインイメージンサ43の前に偏光フィルタを設ければ、散乱光を除くことができ、欠陥の映像をはっきりさせるので検出の確実性が増す。
【0014】
検査が終わり、布片10が反射プレート61を通過して、その直接の反射光がラインイメージセンサ43に集光し、そして一定時間以上この同じ明るさが続くと、欠陥検出ゾーンの状態が解除される。ラインイメージセンサ43の映像信号は制御装置40に送られ、欠陥時間軸で記憶されるので、これを制御装置40において計算し、布片10上のしみ、破れ等の欠陥の位置を記録することもできる。
ここでラインイメージセンサ43が破れと判断した布片10’は、バイパスコンベヤ55の下流において、図1に示したように切換板57によって布片10’は分別され、破れたものは収容箱56のB側、しみ付き布片10’は収容箱56のC側に収容される。またしみ等の付着物の付いた布片10’は再度洗濯に回され、破れた布片10’は廃棄処分される。一方ロールアイロナ3で乾燥してアイロン掛けされ、搬送コンベヤ51に移載されたばかりの布片10はかなり高温の状態にあるので、検出部照明装置の光源収容筺である囲い枠46も高温となる。従ってこの囲い枠46にエア入口ダクト65、エア排出ダクト66を設けて冷却用エアを通してやれば、光源ランプの照度低下を防止することが出来る。
【0015】
次に図4、図5及び図8は本発明の布片欠陥検出装置の第2実施例を示す。
前記第1実施例では、搬送コンベヤ51上に反射プレート61を設けてあるのに対し、この第2実施例では布片10を透過光で検査する構造である。
さて図4、図5において、洗濯後の布片10が搬送された良品搬出コンベヤ53、バイパスコンベヤ55へ送られる過程は、第1実施例の図1についての説明と全く同じであり、第2実施例では、図1の検査部Aのみが異なる構造となっている。
ここで、搬送コンベヤ51の複数のコンベヤベルト52は、それぞれ3個1組の小ローラ75によって凹部が形成され、この凹部に照明灯42’が埋め込まれている。小ローラ75は搬送コンベヤ51の横桁63に取付けられ、複数のベルト52をセパレートしている支え台73,74,77に支持されている通しローラ軸76に、回転自在に支えられている。73a及び74aは布片10がベルト52と照明灯42’間に落ち込まないように、照明灯42’まで伸ばされた布片10のガイドである。
【0016】
照明灯42’の構造は、上面に透明硝子72を設けた囲い枠71の中に、円筒形のランプ44を取付け、囲い枠71には冷却のために冷却用エアを入れる前記エア入口ダクト65と、エア排出ダクト66が設けられている。なお、ランプ44は白色蛍光灯、青色蛍光灯、水銀灯等を使用する。また照明灯42’はその上面を通過する布片10を下から照射し、その透過光を真上に設けられたラインイメージセンサ43に集光する構成である。ラインイメージセンサ43は第1実施例と同じものを使用としているが、この場合は反射光を扱わないので偏光フィルタ47は不必要である。
更に照明灯42’は搬送コンベヤ51で搬送されて布片ガイド73aにガイドされ、照明灯42’の上を通過する布片10の全幅を下から照射し、布片10の全に亙る細長い映像(図5のにおいて、Fで示したハッチング部)の透過光を、ラインイメージセンサ43のCCDセンサ49に集光する。この透過光を感知したCCDセンサ49の各画素を高速走査し、映像のしみ、破れ等の欠陥の電気信号制御装置40(図1)に送られ、制御装置40に欠陥が記憶される経緯は第1実施例の場合と同様である。
【0017】
またラインイメージンサ43からの信号による布片欠陥の種類の判定は、以下の如くである。即ち、布片10が破れて孔が明いていれば、ラインイメージセンサ43はその孔を通じて、下側に置かれた照明灯42’からの直接の照射光を検知しラインイメージセンサ43に布片10を通した透過光の明るさ信号よりも強いプレスサイドの信号を発生させる。しみの信号は布片10の透過光による信号より弱いマイナスサイドの信号であるので、破れの信号としは簡単に区別することができる。
図8にその信号の出方を表しているが、左端側の信号の高さは布片10が無い場合で、照明灯42’からの直接の照射光の受光信号を示している。図8のeにおいて布片10が照明灯42’の上を通過すると、これ以後は布片10の欠陥検出動作のゾーンとなり、これ以後の水平線は布片10の透過光による信号の強さを示す。
布片10に破れがあれば、図8のように照明灯42’からの直接の照射光を感知し、制御装置40に用意された閾値cを越えたことにより破れと判断する。また図8の右方のしみによる暗側の信号が示されたときは、同様に制御装置40に用意された閾値aを越えたことによりしみと判断する。また布片10の厚みが薄い時は、図8に点線で示したように、布片10の透過光、しみの明暗信号は明るい方に寄っていくので、布片10の透過光の明るさに準拠する閾値a’に換える必要がある。なお、布片10における欠陥の位置を記憶及び欠陥布片10の後処理については、第1実施例と同様であるため説明は省略する。
またこのように構成された第2実施例の布片10の欠陥検知部以外の作用は、第1実施例と全く同じであるので、重複を避け省略する。
【0018】
また以上に述べた如く第1、第2実施例の布片欠陥検知部の構成を併用することも可能であり、この場合は、それぞれの照明灯のランプに異なる波長スペクトルの光線をもっているものを使用し、欠陥の程度及び種類を判別することができる。例えば、照明灯42は白色光、照明灯42’は紫外線を含む青色とすれば、照明灯42’は布片10の黄色、薄茶色などの白色光では判別し難いしみを検出することができる。或いは前記反射光による欠陥検出手段はしみ、汚れの検出に、透過光による欠陥検出手段は破れの検出に、と両者を使い分けをすることもできる。こうすれば各検出手段の長所を引き出せるので、検出精度を上げることが可能となる。
【0019】
【発明の効果】
以上詳細に説明し如く本発明によれば、布片のしみと破れがラインイメージセンサの明暗の信号においてはっきと区別され、欠陥のある布片をバイパスコンベヤに導いた後、しみ付き布片と、破れ布片とを確実に別々の収容箱に分別して入れることができる。従って従来のように、再洗いすべき布片が間違って廃却する側の破れ布片の収容箱に入る虞れはなくなり、経済的である。また制御装置において布片上のしみ、破れ等の欠陥の位置を記録することができるので、後工程のしみ抜きのときの位置確認に便利である。
またラインイメージセンサに布片の映像を移すとき、紫外線等の光源を併用すれば、黄色系統のしみはより鮮明に映しだすことができ、検出の確度が改善される。更に2つに布片欠陥検出手段を併用し、反射光による欠陥検出手段は、しみ、汚れの検出に、透過光による欠陥検出手段は、破れの検出に、と両者を使い分けすれば、各検出手段の長所を引き出せるので、検出精度を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す布片欠陥検出装置の全体の系統図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る布片欠陥検出装置の要部を示す側断面図である。
【図3】図2の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る布片欠陥検出装置の要部を示す側断面図である。
【図5】図4の斜視図である。
【図6】従来の布片欠陥の信号の表れ方を示す明暗信号線図である(背後黒色)。
【図7】本発明の第1実施例における布片欠陥の信号の表れ方を示す明暗信号線図である(背後反射鏡)。
【図8】本発明の第2実施例における布片欠陥の信号の表れ方を示す明暗信号線図である(透過光)。
【図9】従来の布片欠陥検出装置を示す系統図である。
【図10】従来のロールアイロナにおける布片の第1の処理フローを示すブロック図である。
【図11】従来のロールアイロナにおける布片の第2の処理フローを示すブロック図である。
【符号の説明】
3 ロールアイロナ
5 折畳み機
10 シーツ(布片)
40 制御装置
42,42’ 照明灯
43 ラインイメージセンサ
44 ランプ
45 透明硝子
46 囲い枠
47 偏光フィルタ
48 レンズ
49 CCDセンサ
51 搬送コンベヤ
52 ベルト
53 良品排出コンベヤ
55 バイパスコンベヤ
56 欠陥布片収納筺
61 反射プレート
62 支持板
63 横桁
75 小ローラ

Claims (3)

  1. 洗濯後の被洗物である布片を乾燥してアイロン掛けを行うロールアイロナに続く搬送コンベヤ上を搬送される布片に残っているしみ、破れ等の欠陥を検出する布片欠陥検出装置において、同布片の下側において同布片の流れ方向と直角に設置した反射プレートと、同反射プレート上の布片に向けて投光する照射灯を有する検出部照明装置と、同照明灯から反射光を感知し、前記布片の全幅にわたる画素を高速走査して明暗信号を発信するラインイメージセンサと、同センサが発信した明暗信号を受け同信号からしみと、破れを区別し、後工程に欠陥の種類により布片の分別処理を指令する機能を有する制御装置とよりなることを特徴とする布片欠陥検出装置。
  2. 洗濯後の被洗物である布片を乾燥してアイロン掛けを行うロールアイロナに続く搬送コンベヤ上を搬送される布片に残っているしみ、破れ等の欠陥を検出する布片欠陥検出装置において、同布片と搬送コンベヤ間に設置され、同布片に向けて下方から投光する照明灯を有する検出部照明装置と、同照明灯からの透過光を感知し、前記布片の全幅にわたる画素を高速走査して明暗信号を発信するラインイメージセンサと、同センサが発信した明暗信号を受け同信号からしみと、破れを区別し、後工程に欠陥の種類により布片の分別処理を指令する機能を有する制御装置とよりなることを特徴とする布片欠陥検出装置。
  3. 請求項2記載の布片欠陥検出装置において、前記布片の下側において同布片の流れ方向と直角に設置した反射プレートと、同反射プレート上の布片に向けて投光する照射灯を有する検出部照明装置とをさらに備え、前記布片と搬送コンベヤ間に設けた前記検出部照明装置と組合せ使用可能にしたことを特徴とする布片欠陥検出装置。
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