JPH08298797A - ブラシレスモータの定速制御装置及び定速制御方法 - Google Patents

ブラシレスモータの定速制御装置及び定速制御方法

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JPH08298797A
JPH08298797A JP7124426A JP12442695A JPH08298797A JP H08298797 A JPH08298797 A JP H08298797A JP 7124426 A JP7124426 A JP 7124426A JP 12442695 A JP12442695 A JP 12442695A JP H08298797 A JPH08298797 A JP H08298797A
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control signal
brushless motor
signal
constant speed
rotation
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JP7124426A
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Hitoshi Kobayashi
仁 小林
Tsutomu Amamiya
勤 雨宮
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Canon Finetech Nisca Inc
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Nisca Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】要求される回転速度が変更される場合でも、簡
単にこの変更に対応することの出来るブラシレスモータ
の定速制御装置及びの定速制御方法を提供することであ
る。 【構成】ブラシレスモータBMのマグネットロータの回
転に伴い、この回転速度に応じた周期で回転検出信号を
出力する基板パターン部22と、この回転検出信号の周
期に基づき判定された回転速度に応じたアナログ出力レ
ベルを有するアナログ回転速度制御信号を出力する制御
回路16と、三角波を生成する三角波生成回路28と、
この三角波とアナログ回転速度制御信号とを比較して、
ブラシレスモータBMを定速制御するためのPWM制御
信号を生成するPWM制御信号生成回路36と、このP
WM制御信号に基づいて、ブラシレスモータBMの駆動
コイルLA、LB、LCを励磁して、マグネットロータ
を回転駆動するドライブ回路38とを具備することを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、ブラシレスモータを
定速駆動制御するための制御装置、及び、ブラシレスモ
ータを定速駆動制御するための制御方法に関する。
【従来の技術】従来より、例えばソータにおける用紙搬
送用の駆動モータとして、メンテナンス性に優れたブラ
シレスモータが用いられている。このブラシレスモータ
は、モータ基板上に取り付けたクリスタル等の発振子に
より、基準クロックを生成し、この基準クロックと、ブ
ラシレスモータのロータから返ってくる現在の回転速度
を示す回転速度信号とを比較し、この比較結果に基づい
て、定速回転制御を行うように構成されている。
【発明が解決しようとする課題】このため、このブラシ
レスモータが搭載される機器の仕向先や機種変更等によ
り、要求される回転速度が変更される場合には、基準ク
ロックを生成するための発振子を取り替えなければなら
ず、変更要求に対応する作業が面倒である問題点が指摘
され、改善が要望されている。また、このモータ基板で
達成されるモータ回転速度は1種類のみに限定さえれて
おり、例えば、ソータ等で複数の異なる速度でインデク
サを移動駆動することが不可能であり、改善が要望され
ている。
【発明の目的】この発明は、上述した事情に鑑みてなさ
れたもので、この発明の目的は、要求される回転速度が
変更される場合でも、簡単にこの変更に対応することの
出来るブラシレスモータの定速制御装置及びの定速制御
方法を提供することである。また、この発明の他の目的
は、複数の異なる速度でブラシレスモータを定速駆動さ
せることの出来るブラシレスモータの定速制御装置及び
定速制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わるブラシレスモー
タの駆動制御装置は、例えば請求項1の記載によれば、
ブラシレスモータのマグネットロータの回転に伴い、こ
の回転速度に応じた周期で回転検出信号を出力する検出
信号出力手段と、この回転検出信号の周期に基づき判定
された回転速度に応じたアナログ出力レベルを有するア
ナログ回転速度制御信号を出力する制御手段と、所定周
期の周期性信号を生成する周期性信号生成手段と、この
周期性信号生成手段で生成された周期性信号と前記アナ
ログ回転速度制御信号とを比較して、前記ブラシレスモ
ータを定速制御するためのPWM制御信号を生成するP
WM制御信号生成手段と、このPWM制御信号生成手段
で生成されたPWM制御信号に基づいて、前記ブラシレ
スモータの駆動コイルを励磁して、前記マグネットロー
タを回転駆動する駆動手段とを具備することを特徴とし
ている。また、この発明に係わるブラシレスモータの定
速制御装置は、例えば請求項6の記載によれば、ブラシ
レスモータのマグネットロータの回転に伴い、この回転
速度に応じた周期で回転検出信号を出力する検出パター
ン部と、この検出パターン部から出力された回転検出信
号を、外部制御回路に出力するための出力端子と、前記
外部制御回路において前記回転検出信号の周期に基づき
判定された回転速度に応じたアナログ出力レベルを有し
て出力されるアナログ回転速度制御信号が入力される入
力端子と、所定周期の周期性信号を生成する周期性信号
生成回路と、前記入力端子から入力されてきたアナログ
回転速度制御信号と周期性信号生成回路で生成された周
期性信号とを比較して、前記ブラシレスモータを定速制
御するためのPWM制御信号を生成するPWM制御信号
生成回路と、このPWM制御信号生成回路で生成された
PWM制御信号に基づいて、前記ブラシレスモータの駆
動コイルを励磁して、前記マグネットロータを回転駆動
する駆動用ICとを具備することを特徴としている。ま
た、この発明に係わるブラシレスモータの定速制御方法
は、例えば請求項13の記載によれば、ブラシレスモー
タのマグネットロータの回転に伴い、この回転速度に応
じた周期で回転検出信号を外部制御回路に出力させる第
1の工程と、前記周期に応じたアナログ出力レベルを有
するアナログ回転速度制御信号が前記外部制御回路から
入力される第2の工程と、所定周期の周期性信号を出力
する第3の工程と、前記アナログ回転制御信号と周期性
信号とを比較して、前記ブラシレスモータを定速制御す
るためのPWM制御信号を出力する第4の工程と、前記
PWM制御信号に基づいて、前記ブラシレスモータの駆
動コイルを励磁して、前記マグネットロータを回転駆動
させる第5の工程とを具備することを特徴としている。
【実施例の説明】以下に、この発明に係わるブラシレス
モータの定速制御装置の一実施例の構成を、添付図面を
参照して詳細に説明する。先ず制御対象としてのブラシ
レスモータBMは、この一実施例においては、図1に概
略的に示すように、図示しない駆動シャフトが一体的に
連結されたロータRTにスリーブ状のFGマグネットM
G(図2に示す)が取り付けられており、所謂アウター
ロータ方式の構成となっている。ここで、FGマグネッ
トMGは、NS着磁で90極を有するように形成されて
いる。このように構成されるブラシレスモータBMを定
速駆動制御するための定速制御装置10は、図1に概略
的に示すように、駆動回路12が配設されると共に、ブ
ラシレスモータBMに取り付けられるモータ基板14
と、この駆動回路12に電気的に接続され、このブラシ
レスモータBMが搭載された機器の全体制御を司るCP
Uを含む制御回路16が設けられた制御基板18とを備
えて構成されている。以下の説明においては、先ず、図
1を参照して、モータ基板14上の駆動回路12の構成
を概略的に説明し、次に、図2、図3A乃至図3C、及
び、図4A乃至図4Cを参照して、この駆動回路12の
具体的な構成を詳細に説明する。図1に示すように、こ
の駆動回路12は、ブラシ接点の替わりに配設された相
切り替えセンサとしての3つのホール素子20A、20
B、20Cと、上述したFGマグネットMGの回転に伴
い、このFGマグネットMGの磁束に対してフレミング
の右手の法則によりロータRTの1回転につき45パル
スの回転検出信号を出力する基板パターン部22と、こ
の基板パターン部22から出力された回転検出信号を増
幅して約5(V)の方形波として出力する増幅回路24
と、上述したホール素子20A、20B、20Cからの
相切り替え信号を増幅すると共に、このホール素子20
A、20B、20Cからの検出信号に基づき3相の駆動
コイルLA、LB、LCの各相の切り替えを実行し、且
つ、上述した制御基板16からの回転制御信号に基づき
3相のモータコイルLA、LB、LCの各相への励磁電
流の大きさを制御するための駆動用IC26と、所定周
期を有する周期性信号としての三角波を生成して出力す
るための三角波生成回路28と備えている。尚、少なく
とも基板パターン部22と増幅回路24と駆動用IC2
6と三角波生成回路28とは、モータ基板14上に配設
されている。ここで、上述した基板パターン部22から
出力される回転検出信号には、FGマグネットMGが取
り付けられたロータRTの回転速度(即ち、ブラシレス
モータBMの回転速度)を示す回転速度情報が含まれて
いる。即ち、この回転検出信号の周期は、ロータRTの
回転速度が速い場合には短くなり、ロータRTの回転速
度が遅い場合には、長くなる。また、上述した増幅回路
24は、出力端子30を介して、上述した制御基板18
上のCPUを含む制御回路16に電気的に接続されてい
る。この制御回路16は、増幅回路24で増幅された方
形波(詳細は後述する)の周期に基づき、ブラシレスモ
ータBMの現在の回転速度に応じたアナログ出力レベル
を有するアナログ回転速度制御信号を出力すると共に、
別途設定されたブラシレスモータBMの回転方向情報に
応じて回転方向制御信号を出力するように構成されてい
る。また、制御回路16は、この回転方向制御信号とし
て、ブラシレスモータBMのロータRTを時計方向に回
転させる場合には、例えば低レベル信号「0」を出力
し、反時計方向に回転させる場合には、反対に、高レベ
ル信号「1」を出力するように構成されている。尚、制
御基板16は、これからの2つの出力信号に関して、モ
ータ基板14に2種類の出力端子32、34を夫々介し
て接続されている。即ち、制御回路から出力されるアナ
ログ回転速度制御信号は、回転速度入力端子32を介し
て駆動回路12に入力され、また、制御回路16から出
力される回転方向制御信号は、回転方向入力端子34を
介して駆動回路12に入力されるように構成されてい
る。一方、この駆動用IC24内には、詳細は図示して
いないが、上述した三角波生成回路32で生成された三
角波及び上述した回転速度入力端子32を介して入力さ
れてきた回転速度制御信号を比較し、この比較結果に基
づき、PWM制御信号を生成して出力するためのPWM
制御信号生成回路36と、このPWM制御信号及び上述
した回転方向入力端子34を介して入力されてきた回転
方向制御信号とに基づいて、ブラシレスモータBMの駆
動コイルLA、LB、LCを励磁して、ロータRTを所
定の回転方向に回転駆動するドライブ回路38とを内蔵
している。尚、PWM制御信号の生成手順については、
後に詳細に説明する。次に、図2を参照して、この駆動
回路12の具体的な構成を詳細に説明する。先ず、この
駆動回路12が設けられたモータ基板14には、その一
部に接続部40が規定されており、この接続部40に
は、上述した出力端子30、回転速度入力端子32、回
転方向入力端子34の他に、モータ駆動電圧としての2
4(V)の電圧電流が入力されるモータ駆動電流入力端
子42と、駆動用IC26を駆動するための5(V)の
電圧電流が入力されるIC駆動電流入力端子44と、接
地端子46とが配設されている。ここで、上述した駆動
用IC26は、この一実施例においては例えばTA72
47が用いられている。また、上述した増幅回路24
は、この一実施例においては例えばμPC358を増幅
アンプ48として備え、ロータRTの回転に伴い基板パ
ターン部20から出力されてきた信号、即ち、ロータR
Tの1回転につき45パルスの起電力の信号を、5
(V)程度の方形波として出力するように構成されてい
る。尚、この方形波の周期は、上述した回転検出信号と
同様に、ブラシレスモータBMのロータRTの回転速度
が速くなるに連れて短くなり、ロータRTの回転速度が
遅くなるに連れて長くなることになる。従って、制御基
板18上の制御回路16は、こに入力されてきた方形波
の周期に基づき、ブラシレスモータBMの回転速度を判
断することが出来ることになる。即ち、この制御回路1
6においては、方形波の周期をF/V変換することによ
り、又は、直に方形波の周期の時間を計時することによ
り、ブラシレスモータBMの回転速度を判断している。
そして、この制御回路16は、このように判断したブラ
シレスモータBMの回転速度に対応したアナログ出力レ
ベルを有するアナログ回転速度制御信号を出力するよう
に構成され、この制御回路から出力されたアナログ回転
速度制御信号は、回転速度入力端子32を介して、上述
したPWM制御信号生成回路36に出力される。一方、
上述した三角波生成回路28は、所定の抵抗値を有する
抵抗50と、所定の静電容量を有するコンデンサ52と
を備えており、この抵抗50及びコンデンサ52とで規
定される波形の(即ち、周波数の)三角波を周期性信号
として生成して出力するように構成されており、この三
角波は、駆動用IC26のPWM制御信号生成回路36
に出力される。また、このPWM制御信号生成回路36
は、ここに入力されてきた三角波に対して上述したアナ
ログ回転速度制御信号のアナログ出力レベルを閾値とし
て、所定デューティ比を有するPWM制御信号を生成す
る様に構成されている。詳細には、先ず、現在のブラシ
レスモータBMの回転速度に対応するアナログ出力レベ
ルを閾値として、これよりも小さい振幅部分を「0」レ
ベルとし、また、この閾値よりも大きい振幅部分を
「1」レベルとする所定デューティ比を有するPWM信
号を生成して,駆動用IC26のVout端子から出力
する。ここで、このVout端子には、第1のトランジ
スタ54が接続されており、また、この第1のトランジ
スタ54には第2のトランジスタ56が接続されてい
る。そして、このPWM信号により、第1のトランジス
タ54を介して第2のトランジスタ56をオン/オフす
る。最終的には、この第2のトランジスタ56のオン/
オフ信号をPWM制御信号として、駆動用IC26のV
cc1端子からドライブ部38に出力する。そして、ド
ライブ部38は、ここに入力してきたPWM制御信号に
基づき、モータコイルLA、LB、LCに印加する電圧
をオン/オフして、ブラシレスモータBMの回転速度を
一定に制御する様に構成されている。即ち、PWM制御
信号は、PWM制御信号と同一のデューティ比を有する
と共に、共に増幅回路24で生成された方形波と同様の
周期を有して生成されることになる。以下に、PWM信
号の生成手順をブラシレスモータBMの定速制御の態様
を、図3A乃至図3D及び図4A乃至図4Dを参照して
説明する。PWM制御信号生成回路36には、常時、三
角波生成回路28から図3A及び図4Aに示すような所
定周期を有する三角波が入力されている。また、このP
WM制御信号生成回路36には、制御回路16からブラ
シレスモータBMの回転速度に応じたアナログ出力レベ
ルを有する回転速度制御信号が入力されている。ここ
で、ブラシレスモータBMの現在の回転速度が遅い場合
(低速回転状態)を想定する。このような低速回転の場
合、回転速度制御信号のアナログ出力レベルは、図3B
に示すように、正規の値(即ち、設定回転速度に対応す
るアナログ出力レベル)よりも低い値となる。ここで、
図3Cに示すように、低速回転を示す回転速度信号と三
角波を比較し、図3Dに示すように、このアナログ出力
レベルと閾値として、これよりも小さい振幅部分から
「0」レベルを、また、大きい振幅部分から「1」レベ
ルを有する方形波を生成し、これをPWM信号として出
力する。そして、このPWM信号の「1」レベル部分を
モータコイルLA、LB、LCを励磁する駆動部分と規
定し、また、「0」レベル部分をモータコイルLA、L
B、LCを励磁しない停止部分と規定することにより、
ブラシレスモータBMは、正規の回転速度の場合と比較
して駆動時間が長くなり、これにより、現在の回転速度
より速い回転速度で回転されることとなる。このように
して、正規の設定回転速度に近づいて定速状態が達成さ
れることになる。一方、ブラシレスモータBMの現在の
回転速度が速い場合(高速回転状態)を想定する。この
ような高速回転の場合、回転速度制御信号のアナログ出
力レベルは、図4Bに示すように、正規の値(即ち、設
定回転速度に対応するアナログ出力レベル)よりも高い
値となる。ここで、図4Cに示すように、高速回転を示
す回転速度信号と三角波を比較し、上述したように、こ
のアナログ出力レベルと閾値として、これよりも小さい
振幅部分から「0」レベルを、また、大きい振幅部分か
ら「1」レベルを有する方形波を生成し、これをPWM
信号として出力する。この結果、このPWM信号の
「1」レベル部分は、正規の設定回転速度の場合よりも
短くなり、これにより、ブラシレスモータBMは、より
遅い回転速度で回転されることとなる。このようにし
て、正規の設定回転速度に近づいて定速状態が達成され
ることになる。また、以上の説明から明らかなように、
設定回転速度は、制御回路16におけるアナログ出力レ
ベルの設定により定まるものである。従って、このブラ
シレスモータBMが搭載される機器の仕向先や機種変更
等により、要求される回転速度が変更される場合であっ
ても、基準クロックを生成するための発振子を取り替え
る必用が無く、単に、制御回路16におけるアナログ出
力レベルの基準値を変更すれば良いこととなり、回転速
度の変更要求に対応する作業が極めて簡単に実行され得
ることになる。また、この制御基板16に組み込まれる
ソフトに基づき、上述したアナログ出力レベルの基準値
をソフト的に変化させることにより、この定速制御装置
10で達成されるモータ回転速度は1種類のみに限定さ
えず、例えば、ソータ等で複数の異なる速度でインデク
サを移動駆動することが可能となり、使い勝手が極めて
向上することになる。
【変形例の説明】この発明は、上述した一実施例の構成
に限定される事無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形可能であることは言うまでもない。例え
ば、上述した一実施例においては、周期性信号として三
角波を用いるように説明したが、この発明は、このよう
な構成に限定される事無く、例えば、サイン波やコサイ
ン波等の周期性信号を用いることが出来ることは言うま
でもない。また、上述した一実施例においては、PWM
制御信号生成回路及びドライブ回路を、駆動用ICに備
えられる集積回路素子を用いるように説明したが、この
発明は、このような構成に限定される事無く、モータ基
板上に実装される回路素子により成しても良いものであ
る。また、上述した一実施例においては、駆動回路12
と制御回路16とは、夫々、モータ基板14と制御基板
18とに別々に設けられるように説明したが、この発明
はこのような構成に限定される事無く、両回路12、1
6が共通の基板上に設けられるように構成しても良いも
のである。
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係わる
ブラシレスモータの定速制御装置は、請求項1の記載に
よれば、ブラシレスモータのマグネットロータの回転に
伴い、この回転速度に応じた周期で回転検出信号を出力
する検出信号出力手段と、この回転検出信号の周期に基
づき判定された回転速度に応じたアナログ出力レベルを
有するアナログ回転速度制御信号を出力する制御手段
と、所定周期の周期性信号を生成する周期性信号生成手
段と、この周期性信号生成手段で生成された周期性信号
と前記アナログ回転速度制御信号とを比較して、前記ブ
ラシレスモータを定速制御するためのPWM制御信号を
生成するPWM制御信号生成手段と、このPWM制御信
号生成手段で生成されたPWM制御信号に基づいて、前
記ブラシレスモータの駆動コイルを励磁して、前記マグ
ネットロータを回転駆動する駆動手段とを具備すること
を特徴としている。また、この発明に係わるブラシレス
モータの定速制御装置は、請求項2の記載によれば、前
記制御手段は、前記マグネットローラの回転方向を指示
する回転方向制御信号を出力し、前記駆動手段は、前記
回転方向制御信号を受けて、これで指示された回転方向
に沿って前記マグネットローラが回転する様に、前記ブ
ラシレスモータの駆動コイルを励磁する事を特徴として
いる。また、この発明に係わるブラシレスモータの定速
制御装置は、請求項3の記載によれば、前記制御手段
は、前記検出信号出力手段及びPWM制御信号生成手段
と、夫々の接続端子を介して接続されていることを特徴
としている。また、この発明に係わるブラシレスモータ
の定速制御装置は、請求項4の記載によれば、前記制御
手段は、制御基板上に配設され、前記検出信号出力手段
と、周期性信号生成手段と、PWM制御信号生成手段
と、駆動手段とは、共通のモータ基板上に配設されてい
ることを特徴としている。また、この発明に係わるブラ
シレスモータの定速制御装置は、請求項5の記載によれ
ば、前記PWM制御信号生成手段は、前記周期性信号か
ら前記アナログ回転速度制御信号の出力レベルを閾値と
して、所定デューティ比を有するPWM制御信号を生成
することを特徴としている。また、この発明に係わるブ
ラシレスモータの定速制御装置は、請求項6の記載にれ
ば、ブラシレスモータのマグネットロータの回転に伴
い、この回転速度に応じた周期で回転検出信号を出力す
る検出パターン部と、この検出パターン部から出力され
た回転検出信号を、外部制御回路に出力するための出力
端子と、前記外部制御回路において前記回転検出信号の
周期に基づき判定された回転速度に応じたアナログ出力
レベルを有して出力されるアナログ回転速度制御信号が
入力される入力端子と、所定周期の周期性信号を生成す
る周期性信号生成回路と、前記入力端子から入力されて
きたアナログ回転速度制御信号と周期性信号生成回路で
生成された周期性信号とを比較して、前記ブラシレスモ
ータを定速制御するためのPWM制御信号を生成するP
WM制御信号生成回路と、このPWM制御信号生成回路
で生成されたPWM制御信号に基づいて、前記ブラシレ
スモータの駆動コイルを励磁して、前記マグネットロー
タを回転駆動する駆動用ICとを具備することを特徴と
している。また、この発明に係わるブラシレスモータの
定速制御装置は、請求項7の記載によれば、前記検出パ
ターン部と、出力端子と、入力端子と、周期性信号生成
回路と、PWM制御信号生成回路と、ドライブ回路と
は、共通のモータ基板上に配設されていることを特徴と
している。また、この発明に係わるブラシレスモータの
定速制御装置は、請求項8の記載によれば、前記制御回
路から出力されてきた回転方向制御信号を受ける回転方
向入力端子を更に具備し、前記ドライブ回路は、前記回
転方向制御信号で指示された回転方向に沿って、前記マ
グネットローラが回転する様に、前記ブラシレスモータ
の駆動コイルを励磁する事を特徴としている。また、こ
の発明に係わるブラシレスモータの定速制御装置は、請
求項9の記載によれば、前記検出パターン部と、出力端
子と、入力端子と、回転方向入力端子と、周期性信号生
成回路と、PWM制御信号生成回路と、ドライブ回路と
は、共通のモータ基板上に配設されていることを特徴と
している。また、この発明に係わるブラシレスモータの
定速制御装置は、請求項10の記載によれば、前記モー
タ基板上には、駆動用ICが実装され、前記PWM制御
信号生成回路及びドライブ回路は、前記駆動用ICに設
けられた集積回路素子を備えていることを特徴としてい
る。また、この発明に係わるブラシレスモータの定速制
御装置は、請求項11の記載によれば、前記PWM制御
信号生成回路は、前記周期性信号から前記アナログ回転
速度制御信号の出力レベルを閾値として、所定デューテ
ィ比を有するPWM制御信号を生成することを特徴とし
ている。また、この発明に係わるブラシレスモータの定
速制御装置は、請求項12の記載によれば、前記周期性
信号生成回路は、周期性信号として三角波を生成するこ
とを特徴としている。また、この発明に係わるブラシレ
スモータの定速制御方法は、請求項13の記載によれ
ば、ブラシレスモータのマグネットロータの回転に伴
い、この回転速度に応じた周期で回転検出信号を外部制
御回路に出力させる第1の工程と、前記周期に応じたア
ナログ出力レベルを有するアナログ回転速度制御信号が
前記外部制御回路から入力される第2の工程と、所定周
期の周期性信号を出力する第3の工程と、前記アナログ
回転制御信号と周期性信号とを比較して、前記ブラシレ
スモータを定速制御するためのPWM制御信号を出力す
る第4の工程と、前記PWM制御信号に基づいて、前記
ブラシレスモータの駆動コイルを励磁して、前記マグネ
ットロータを回転駆動させる第5の工程とを具備するこ
とを特徴としている。また、この発明に係わるブラシレ
スモータの定速制御方法は、請求項14の記載によれ
ば、前記第3の工程において、周期性信号として三角波
を出力することを特徴としている。また、この発明に係
わるブラシレスモータの定速制御方法は、請求項15の
記載によれば、前記第4の工程において、前記周期性信
号から前記アナログ回転速度制御信号の出力レベルを閾
値として、所定デューティ比を有するPWM制御信号を
生成することを特徴としている。また、この発明に係わ
るブラシレスモータの定速制御方法は、請求項16の記
載によれば、前記第5の工程において、前記外部制御回
路から出力されてきた回転方向制御信号により指示され
る回転方向に沿って前記マグネットロータが回転するよ
うに、前記前記ブラシレスモータの駆動コイルを励磁す
ることを特徴としている。従って、この発明によれば、
要求される回転速度が変更される場合でも、簡単にこの
変更に対応することの出来るブラシレスモータの定速制
御装置及び定速制御方法が提供されることになる。ま
た、この発明によれば、複数の異なる速度でブラシレス
モータを定速駆動させることの出来るブラシレスモータ
の定速制御装置及び定速制御方法が提供されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるブラシレスモータの定速制御
装置の一実施例の構成を概略的に示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示す駆動回路の厚生を具体的に示す回路
図である。
【図3A】周期静信号としての三角波の出力状態を示す
図である。
【図3B】低速回転状態を示すアナログ回転速度制御信
号の出力状態を示す図である。
【図3C】図3Aに示す三角波と図3Bに示すアナログ
回転速度制御信号とを比較する状態を示す図である。
【図3D】図3Cに示す比較結果に基づき出力されるP
WM信号の出力状態を示す図である。
【図4A】周期静信号としての三角波の出力状態を示す
図である。
【図4B】高速回転状態を示すアナログ回転速度制御信
号の出力状態を示す図である。
【図4C】図4Aに示す三角波と図4Bに示すアナログ
回転速度制御信号とを比較する状態を示す図である。
【図4D】図4Cに示す比較結果に基づき出力されるP
WM信号の出力状態を示す図である。
【符号の説明】
10 定速制御装置 12 駆動回路 14 モータ基板 16 制御回路 18 制御基板 20A;20B;20C ホール素子 22 基板パターン部 24 増幅回路 26 駆動用IC 28 三角波生成回路 30 出力端子 32 回転速度入力端子 34 回転方向入力端子 36 PWM制御信号生成部 38 ドライブ部 40 接続部 42 モータ駆動電流入力端子 44 IC駆動電流入力端子 46 接地端子 48 増幅アンプ 50 抵抗 52 コンデンサ 54 第1のトランジスタ 56 第2のトランジスタ BM ブラシレスモータ RT ロータ MG FGマグネット LA;LB;LC 駆動コイル

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシレスモータのマグネットロータの回
    転に伴い、この回転速度に応じた周期で回転検出信号を
    出力する検出信号出力手段と、 この回転検出信号の周期に基づき判定された回転速度に
    応じたアナログ出力レベルを有するアナログ回転速度制
    御信号を出力する制御手段と、 所定周期の周期性信号を生成する周期性信号生成手段
    と、 この周期性信号生成手段で生成された周期性信号と前記
    アナログ回転速度制御信号とを比較して、前記ブラシレ
    スモータを定速制御するためのPWM制御信号を生成す
    るPWM制御信号生成手段と、 このPWM制御信号生成手段で生成されたPWM制御信
    号に基づいて、前記ブラシレスモータの駆動コイルを励
    磁して、前記マグネットロータを回転駆動する駆動手段
    と、 を具備することを特徴とするブラシレスモータの定速制
    御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記マグネットローラの
    回転方向を指示する回転方向制御信号を出力し、 前記駆動手段は、前記回転方向制御信号を受けて、これ
    で指示された回転方向に沿って前記マグネットローラが
    回転する様に、前記ブラシレスモータの駆動コイルを励
    磁する事を特徴とする請求項1に記載のブラシレスモー
    タの定速制御装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記検出信号出力手段及
    びPWM制御信号生成手段と、夫々の接続端子を介して
    接続されていることを特徴とする請求項1に記載のブラ
    シレスモータの定速制御装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、制御基板上に配設され、 前記検出信号出力手段と、周期性信号生成手段と、PW
    M制御信号生成手段と、駆動手段とは、共通のモータ基
    板上に配設されていることを特徴とする請求項3に記載
    のブラシレスモータの定速制御装置。
  5. 【請求項5】前記PWM制御信号生成手段は、前記周期
    性信号から前記アナログ回転速度制御信号の出力レベル
    を閾値として、所定デューティ比を有するPWM制御信
    号を生成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    1項に記載のブラシレスモータの定速制御装置。
  6. 【請求項6】ブラシレスモータのマグネットロータの回
    転に伴い、この回転速度に応じた周期で回転検出信号を
    出力する検出パターン部と、 この検出パターン部から出力された回転検出信号を、外
    部制御回路に出力するための出力端子と、 前記外部制御回路において前記回転検出信号の周期に基
    づき判定された回転速度に応じたアナログ出力レベルを
    有して出力されるアナログ回転速度制御信号が入力され
    る入力端子と、 所定周期の周期性信号を生成する周期性信号生成回路
    と、 前記入力端子から入力されてきたアナログ回転速度制御
    信号と周期性信号生成回路で生成された周期性信号とを
    比較して、前記ブラシレスモータを定速制御するための
    PWM制御信号を生成するPWM制御信号生成回路と、 このPWM制御信号生成回路で生成されたPWM制御信
    号に基づいて、前記ブラシレスモータの駆動コイルを励
    磁して、前記マグネットロータを回転駆動するドライブ
    回路と、 を具備することを特徴とするブラシレスモータの定速制
    御装置。
  7. 【請求項7】前記検出パターン部と、出力端子と、入力
    端子と、周期性信号生成回路と、PWM制御信号生成回
    路と、ドライブ回路とは、共通のモータ基板上に配設さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載のブラシレス
    モータの定速制御装置。
  8. 【請求項8】前記制御回路から出力されてきた回転方向
    制御信号を受ける回転方向入力端子を更に具備し、 前記ドライブ回路は、前記回転方向制御信号で指示され
    た回転方向に沿って、前記マグネットローラが回転する
    様に、前記ブラシレスモータの駆動コイルを励磁する事
    を特徴とする請求項6に記載のブラシレスモータの定速
    制御装置。
  9. 【請求項9】前記検出パターン部と、出力端子と、入力
    端子と、回転方向入力端子と、周期性信号生成回路と、
    PWM制御信号生成回路と、ドライブ回路とは、共通の
    モータ基板上に配設されていることを特徴とする請求項
    8に記載のブラシレスモータの定速制御装置。
  10. 【請求項10】前記モータ基板上には、駆動用ICが実
    装され、 前記PWM制御信号生成回路及びドライブ回路は、前記
    駆動用ICに設けられた集積回路素子を備えていること
    を特徴とする請求項7または9に記載のブラシレスモー
    タの定速制御装置。
  11. 【請求項11】前記PWM制御信号生成回路は、前記周
    期性信号から前記アナログ回転速度制御信号のアナログ
    出力レベルを閾値として、所定デューティ比を有するP
    WM制御信号を生成することを特徴とする請求項6乃至
    10の何れか1項に記載のブラシレスモータの定速制御
    装置。
  12. 【請求項12】前記周期性信号生成回路は、周期性信号
    として三角波を生成することを特徴とする請求項1乃至
    11の何れか1項に記載のブラシレスモータの定速制御
    装置。
  13. 【請求項13】ブラシレスモータのマグネットロータの
    回転に伴い、この回転速度に応じた周期で回転検出信号
    を外部制御回路に出力させる第1の工程と、 前記周期に応じたアナログ出力レベルを有するアナログ
    回転速度制御信号が前記外部制御回路から入力される第
    2の工程と、 所定周期の周期性信号を出力する第3の工程と、 前記アナログ回転制御信号と周期性信号とを比較して、
    前記ブラシレスモータを定速制御するためのPWM制御
    信号を出力する第4の工程と、 前記PWM制御信号に基づいて、前記ブラシレスモータ
    の駆動コイルを励磁して、前記マグネットロータを回転
    駆動させる第5の工程と、 を具備することを特徴とするブラシレスモータの定速制
    御方法。
  14. 【請求項14】前記第3の工程において、周期性信号と
    して三角波を出力することを特徴とする請求項13に記
    載のブラシレスモータの定速制御方法。
  15. 【請求項15】前記第4の工程において、前記周期性信
    号から前記アナログ回転速度制御信号のアナログ出力レ
    ベルを閾値として、所定デューティ比を有するPWM制
    御信号を生成することを特徴とする請求項13に記載の
    ブラシレスモータの定速制御方法。
  16. 【請求項16】前記第5の工程において、前記外部制御
    回路から出力されてきた回転方向制御信号により指示さ
    れる回転方向に沿って前記マグネットロータが回転する
    ように、前記前記ブラシレスモータの駆動コイルを励磁
    することを特徴とする請求項13に記載のブラシレスモ
    ータの定速制御方法。
JP7124426A 1995-04-24 1995-04-24 ブラシレスモータの定速制御装置及び定速制御方法 Pending JPH08298797A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015226450A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 ローム株式会社 モータ駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015226450A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 ローム株式会社 モータ駆動装置

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