JP2015226450A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Yuji Kunida
祐司 国田
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崇志 吉谷
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Abstract

【課題】容易かつ正確にモータの異常状態を検出する。
【解決手段】モータ駆動装置21は、ドライバ制御信号S10を生成する制御回路100と、ドライバ制御信号S10に応じてモータ駆動信号S3を生成する駆動回路200と、モータ22の初期位置を検出する初期位置検出回路300と、モータ22の回転状態を検出する回転検出回路400を有する。制御回路100は、モータ22が正常に回転し始めるまで、初期位置検出、初期トルク印加、及び、モータ回転検出を含む一連の起動処理を繰り返し、そのループ回数が閾値m(例えばm=5)に達したときにモータ22の駆動を強制的に停止させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ駆動装置に関する。
モータの起動時や駆動中に、何らかの要因(モータが手で押さえられるなど)でモータが拘束状態(或いはこれに類する異常状態)となった場合には、特定の相間(U相からV相など)に電流が流れ続けてモータ駆動装置やモータの破壊を招くおそれがある。
そのため、従来のモータ駆動装置には、FG信号(モータ回転数信号)のパルスが所定時間に亘って生成されないときに、モータが拘束状態であると判定してモータの駆動を強制停止する拘束保護回路が搭載されていた。
なお、本発明に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2012−70605号公報
センサ付きモータを駆動対象とするモータ駆動装置であれば、ホール素子で生成されるFG信号を監視して上記のモータ拘束保護動作を実現することが可能である。
一方、センサレスモータを駆動対象とするモータ駆動装置では、モータコイルに生じる誘導電圧を検出してFG信号が生成されるので、モータが拘束状態であってもノイズなど何らかの原因でFG信号にパルスを生じる可能性があり、FG信号を監視して正確にモータ拘束保護を掛けることが困難であった。
本発明は、本願の発明者により見出された上記の問題点に鑑み、容易かつ正確にモータの異常状態を検出することのできるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータ駆動装置は、ドライバ制御信号を生成する制御回路と、前記ドライバ制御信号に応じてモータ駆動信号を生成する駆動回路と、モータの初期位置を検出する初期位置検出回路と、前記モータの回転状態を検出する回転検出回路とを有し、前記制御回路は、前記モータが正常に回転し始めるまで、初期位置検出、初期トルク印加、及び、モータ回転検出を含む一連の起動処理を繰り返し、そのループ回数が閾値に達したときに前記モータの駆動を強制的に停止させる構成(第1の構成)とされている。
なお、第1の構成から成るモータ駆動装置において、前記初期位置検出回路は、インダクティブセンスによって前記初期位置を検出する構成(第2の構成)にするとよい。
また、第1または第2の構成から成るモータ駆動装置において、前記回転検出回路は、モータコイルに生じる誘導電圧を監視して前記モータの回転状態を検出する構成(第3の構成)にするとよい。
また、第3の構成から成るモータ駆動装置において、前記回転検出回路は、前記モータコイルに生じる誘導電圧から各相のゼロクロス信号を生成すると共に、前記各相のゼロクロス信号からモータ回転数に応じたモータ回転数信号を生成し、前記制御回路は、前記各相のゼロクロス信号または前記モータ回転数信号を監視して、前記モータの回転状態が正常であるか否かを検出する構成(第4の構成)にするとよい。
また、第1〜第4いずれかの構成から成るモータ駆動装置において、前記制御回路は、前記モータの回転状態が正常でなくなったときに前記起動処理を再実施する構成(第5の構成)にするとよい。
また、第1〜第5いずれかの構成から成るモータ駆動装置において、前記制御回路は、前記起動処理に際して前記初期位置検出と前記初期トルク印加を複数セット繰り返してから前記モータ回転検出を行う構成(第6の構成)にするとよい。
また、本発明に係る半導体装置は、第1〜第6いずれかの構成から成るモータ駆動装置を集積化した構成(第7の構成)とされている。
また、本発明に係る電子機器は、第7の構成から成る半導体装置と、前記半導体装置によって駆動されるセンサレスモータと、を有する構成(第8の構成)とされている。
なお、第8の構成から成る電子機器は、目標回転数信号を生成するデジタル信号プロセッサと、前記デジタル信号プロセッサから入力される前記目標回転数信号と前記半導体装置から入力されるモータ回転数信号との位相同期制御を行うことにより加速信号と減速信号を生成して前記半導体装置に出力するPLL回路とをさらに有する構成(第9の構成)にするとよい。
また、第9の構成から成る電子機器は、前記デジタル信号プロセッサ及び前記PLL回路が搭載される第1基板と、前記半導体装置及び前記センサレスモータが搭載される第2基板と、をさらに有する構成(第10の構成)にするとよい。
本発明に係るモータ駆動装置であれば、容易かつ正確にモータの異常状態を検出することが可能となる。
電子機器の全体構成を示すブロック図 モータドライバIC21の一構成例を示すブロック図 起動処理の一例を示すフローチャート 起動処理の一例を示すタイミングチャート モータ拘束保護の一例を示すフローチャート モータ拘束保護の一例を示すタイミングチャート
<電子機器>
図1は、電子機器の全体構成を示すブロック図である。本構成例の電子機器1は、メイン基板10とモータ基板20を有する。メイン基板10には、デジタル信号プロセッサ11(以下ではDSP[digital signal processor]11と呼ぶ)とPLL回路12が搭載されている。一方、モータ基板20には、モータドライバIC21とセンサレスモータ22が搭載されている。
DSP11は、センサレスモータ22の目標回転数に応じた目標回転数信号S1(周波数信号)を生成してPLL回路12に出力する。
PLL回路12は、DSP11から入力される目標回転数信号S1とモータドライバIC21から入力されるモータ回転数信号S2(FG信号と呼ばれる周波数信号)との位相同期制御を行うことにより、加速信号SUと減速信号SDを生成してモータドライバIC21に出力する。より具体的に述べると、PLL回路12は、モータ回転数信号S2の周波数が目標回転数信号S1の周波数よりも低いとき(モータ回転数が目標回転数よりも低いとき)に加速信号SUのパルスを生成し、モータ回転数信号S2の周波数が目標回転数信号S1の周波数よりも高いとき(モータ回転数が目標回転数よりも高いとき)に減速信号SDのパルスを生成する。
モータドライバIC21は、センサレスモータ22の駆動制御主体となるモータ駆動装置を集積化した半導体装置である。モータドライバIC21は、PLL回路12から入力される加速信号SUと減速信号SDに応じてモータ駆動信号S3を生成し、これを用いてセンサレスモータ22の駆動制御を行う。また、モータドライバIC21は、モータコイルに生じる誘導電圧を検出することにより、センサレスモータ22のモータ回転数に応じたモータ回転数信号S2を生成し、これをPLL回路12に出力する。
センサレスモータ22は、モータドライバIC21から入力されるモータ駆動信号S3によって駆動される。センサレスモータ22には、ホール素子が具備されていないので、小型化や低コスト化の面で有利である。
<モータドライバIC>
図2は、モータドライバIC21の一構成例を示すブロック図である。本構成例のモータドライバIC21には、モータ駆動装置を形成するための回路ブロックとして、制御回路100と、駆動回路200と、初期位置検出回路300と、回転検出回路400と、が集積化されている。
制御回路100は、加速信号SUと減速信号SDの入力を受けてドライバ制御信号S10を生成する。より具体的に述べると、制御回路100は、加速信号SUのパルスを受けてモータ回転数を上げる一方、減速信号SDのパルスを受けてモータ回転数を下げるように、ドライバ制御信号S10を生成する。なお、制御回路100は、初期位置検出信号S20やゼロクロス信号S30(ないしはモータ回転数信号S2)の入力を受けて、センサレスモータ22の起動処理や転流処理を行う。また、制御回路100は、上記信号以外にも種々の制御信号S40(温度保護信号や減電圧保護信号など)の入力を受けており、それらの内容を反映したドライバ制御信号S10の生成を行う。
さらに、制御回路100は、センサレスモータ22の起動処理を正しく完了することができないときにモータ拘束保護動作を行う機能も備えている。この点については、後ほど詳細に説明する。
駆動回路200は、制御回路100から入力されるドライバ制御信号S10に応じて、3相のモータ駆動信号S3(U、V、W)を生成し、これらをセンサレスモータ22の各相モータコイルに出力する。
初期位置検出回路300は、センサレスモータ22の起動時にセンサレスモータ22の初期位置(ロータの初期位相)を検出し、その検出結果を示す初期位置検出信号S20を生成する。なお、センサレスモータ22の初期位置を検出するための手法としては、例えばインダクティブセンスを採用することができる。停止しているセンサレスモータ22の各相経路(U→V、U→W、V→U、V→W、W→U、W→Vの計6パターン)に各々試験電流が供給されたとき、初期位置検出回路300は、各相経路に流れる電流の順位付けを行い、その結果に基づいてセンサレスモータ22の初期位置を検出する。なお、各相経路に流れる電流は、駆動回路200に流れるシンク電流Isinkとして検出することができる。また、試験電流の供給は、センサレスモータ22の通常駆動時と同じく、制御回路100及び駆動回路200によって行われる。なお、試験電流によってセンサレスモータ22が回転してしまうのを防ぐために、試験電流の電流値は通常駆動時よりも小さいことが望ましく、また、試験電流の供給期間は通常駆動時よりも短いことが望ましい。
回転検出回路400は、各相のモータコイルに生じる誘導電圧のゼロクロスタイミング(各相の誘導電圧と中点電圧Vcomとの一致タイミング)を各々検出して、各相のゼロクロス信号S30(U、V、W)を生成する。なお、ゼロクロスタイミングの検出期間中には、モータコイルに生じる誘導電圧が見えるように、駆動回路200の各相出力がいずれもハイインピーダンス状態とされる。
また、回転検出回路400は、各相のゼロクロス信号S30(U、V、W)からモータ回転数信号S2を生成し、これをPLL回路12に出力する。なお、モータ回転数信号S2としては、いずれか一相(例えばU相)のゼロクロス信号S30を選択出力してもよいし、各相のゼロクロス信号S30(U、V、W)を合成して生成したものでもよい。
<起動処理>
図3は、制御回路100によって実施される起動処理の一例を示すフローチャートである。センサレスモータ22の起動処理が開始されると、まずステップ#10では、停止されているセンサレスモータ22の初期位置検出が行われる。初期位置の検出手法として先述のインダクティブセンスを採用した場合、ステップ#10では、制御回路100及び駆動回路200による試験電流の印加と、初期位置検出回路300によるシンク電流Isinkの監視が行われる。制御回路100は、初期位置検出回路300から初期位置検出信号S20の入力を受けることにより、センサレスモータ22の初期位置を把握する。ステップ#10での初期位置検出が完了されると、フローがステップ#20に進められる。
ステップ#20では、センサレスモータ22に対してその初期位置に応じた初期トルクが印加される。なお、ステップ#20での初期トルク印加が完了されると、フローがステップ#30に進められる。
ステップ#30では、センサレスモータ22の回転検出判定(センサレスモータ22の回転状態が正常であるか否かの判定)が行われる。例えば、制御回路100は、ゼロクロス信号S30(U、V、W)のパルス周波数、または、モータ回転数信号S2のパルス周波数を監視し、そのパルス周波数が所定の閾値以上であるときにセンサレスモータ22の回転状態が正常であると判定して、回転検出信号Sdet(制御回路100の内部信号)をハイレベル(回転検出時の論理レベル)に切り替える。
なお、ステップ#30でイエス判定(Sdet=H)が下された場合には、フローがステップ#40に進められて、センサレスモータ22が継続的に回転される。一方、ステップ#30でノー判定(Sdet=L)が下された場合には、フローがステップ#10に戻されて、上記一連の起動処理(初期位置検出、初期トルク印加、及び、回転検出判定)が繰り返される。
図4は、制御回路100によって実施される起動処理の一例(正常起動)を示すタイミングチャートであり、上から順に、モータ駆動信号S3(U相、V相、W相)、及び、回転検出信号Sdetが描写されている。
時刻t21〜t22は、初期位置検出期間(先のステップ#10)に相当する。この期間中には、センサレスモータ22の各相経路(計6パターン)に各々試験電流を供給するためのモータ駆動信号S3(U、V、W)が出力される。
時刻t22〜t23は、初期トルク印加期間(先のステップ#20)に相当する。この期間中には、センサレスモータ22の初期位置に応じた初期トルクを印加するためのモータ駆動信号S3(U、V、W)が出力される。なお、本図の例では、U相のモータコイルからW相のモータコイルに向けて駆動電流が流れるように、モータ駆動信号S3のうち、U相がハイレベル、V相がハイインピーダンス状態、W相がローレベルとされている。
時刻t23〜t24は、モータ回転検出期間(先のステップ#30)に相当する。この期間中には、モータコイルに生じる誘導電圧が見えるように、駆動回路200の各相出力がいずれもハイインピーダンス状態とされる。
なお、本図では、初期位置検出と初期トルク印加を1セット完了した時点でモータ回転検出を行う構成を例示したが、起動処理のシーケンスはこれに限定されるものではなく、例えば、制御回路100は、センサレスモータ22の起動処理に際して初期位置検出と初期トルク印加を複数セット繰り返してからモータ回転検出を行う構成としても構わない。
上記一連の起動処理において、通常、時刻t21〜t22における初期位置の検出結果が正確であれば、時刻t22〜t23における適切な初期トルクの印加によってセンサレスモータ22が正しく回転し始めるので、時刻t23〜t24ではセンサレスモータ22の回転状態が正常であると判定される。従って、センサレスモータ22に何らかの異常が生じていなければ、上記一連の起動処理が一度で完了し、時刻t24以降、通常のモータ駆動が行われる。
一方、センサレスモータ22に何らかの異常(モータ拘束など)が生じていれば、図3のステップ#30でノー判定が下されるので、異常が解消されない限り、上記一連の起動処理が何度も繰り返される。
本願発明者らは、上記の挙動に着目し、センサレスモータ22の起動処理が所定回数に亘って繰り返された時点で、センサレスモータ22に何らかの異常が生じているものと判断することができる、という新規な着想を得た。以下、このような着想に基づくモータ拘束保護動作について図面を参照しながら詳細な説明を行う。
<モータ拘束保護動作(異常保護動作)>
図5は、モータ拘束保護動作の一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、先の図3(起動処理)をベースとしている。そこで、図3と同一のステップ#10〜#40については、各々の詳細な説明を適宜割愛し、ここでは、新たに追加されたステップ#5及び#50〜#80(太線で強調)について重点的な説明を行う。
本フローチャートでは、ステップ#10での初期位置検出に先立ち、ステップ#5において、ループ回数REPの初期化(REP=1)が行われる。なお、ループ回数REPが「1」であるということは、これから開始される一連の起動処理(ステップ#10〜#30)が「1回目」であることを意味する。なお、ステップ#5でのループ回数初期化が完了されると、フローがステップ#10に進められる。
その後、一連の起動処理(ステップ#10〜#30)が行われる点については、図3と同様である。ただし、本フローチャートでは、ステップ#30でノー判定が下された場合に、フローがステップ#10に直接戻されるのではなく、ステップ#60に進められる。
ステップ#60では、ループ回数REPが所定の閾値m(例えばm=5)に達したか否かの判定が行われる。すなわち、ステップ#60では、上記一連の起動処理(ステップ#10〜#30)がm回繰り返されたか否かの判定が行われる。ここで、イエス判定が下された場合にはフローがステップ#70に進められ、ノー判定が下された場合にはフローがステップ#80に進められる。
ステップ#60でイエス判定が下された場合、ステップ#70では、モータ拘束信号Smlp(制御回路100の内部信号)がハイレベル(モータ拘束時の論理レベル)に切り替えられて、センサレスモータ22の駆動が強制的に停止される。
一方、ステップ#60でノー判定が下された場合、ステップ#80では、ループ回数REPが1つインクリメント(REP←REP+1)された後、フローがステップ#10に戻される。
例えば、センサレスモータ22が拘束されている場合には、適切な初期トルクを与えてもセンサレスモータ22が回転しないので、ステップ#30ではイエス判定が下されず、ステップ#40(通常回転)への移行は行われない。その結果、フローはステップ#10〜#30、ステップ#60、及び、ステップ#80を介する経路で何度もループされる。そして、通算m回目の起動処理によってもセンサレスモータ22が正しく回転しなかったときには、フローがステップ#60からステップ#70に移行して、モータ拘束保護が掛けられることになる。
このように、制御回路100は、センサレスモータ22が正常に回転し始めるまで、一連の起動処理(ステップ#10〜#30)を繰り返し、そのループ回数REPが閾値mに達したときにセンサレスモータ22の駆動を強制的に停止させる。本構成によれば、モータ回転数信号S2の監視結果に頼ることなく、起動処理のループ回数REPに応じて容易かつ正確にセンサレスモータ22の異常保護(モータ拘束保護)を行うことができる。
また、本フローチャートでは、ステップ#40(通常回転)への移行後においても、ステップ#50でセンサレスモータ22の回転検出が行われる。ここで、イエス判定(Sdet=H)が下された場合には、フローがステップ#40に戻されてセンサレスモータ22の通常回転が継続される。一方、ノー判定(Sdet=L)が下された場合には、フローがステップ#5に戻される。
すなわち、制御回路100は、センサレスモータ22の通常回転を開始した後、センサレスモータ22の回転状態が正常でなくなったときには、ループ回数REPを初期化(REP=1)した上で、センサレスモータ22が正常に回転し始めるまで、上記一連の起動処理(ステップ#10〜#30)を再実施し、そのループ回数REPが閾値mに達したときにセンサレスモータ22の駆動を強制的に停止させる。このような構成とすることにより、例えば、回転中のセンサレスモータ22を手で押さえ付けた場合であっても、適切にモータ拘束保護を掛けることが可能となる。
図6は、モータ拘束保護動作の一例(センサレスモータ22を手で押さえ付けた状態で起動させようとしている様子)を示すタイミングチャートであり、上から順に、モータ駆動信号S3(U相、V相、W相)、回転検出信号Sdet、ループ回数REP、及び、モータ拘束保護信号Smlpが描写されている。
時刻t31〜t32では、1回目の起動処理(図4の時刻t21〜t24に相当)が実行されているが、センサレスモータ22が正しく回転しないので、回転検出信号Sdetがローレベルに維持されている。その結果、時刻t32以降も、上記と同様の起動処理が繰り返される。そして、通算m回目の起動処理(時刻t35〜t36)によってもセンサレスモータ22が正しく回転しなければ、時刻t36においてモータ拘束信号Smlpがハイレベル(モータ拘束時の論理レベル)に立ち上げられ、センサレスモータ22の駆動が強制的に停止される。
<その他の変形例>
なお、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、モータを有する電子機器全般に利用することが可能である。
1 電子機器
10 メイン基板
11 デジタル信号プロセッサ(DSP)
12 PLL回路
20 モータ基板
21 モータドライバIC(モータ駆動装置)
22 センサレスモータ
100 制御回路
200 駆動回路
300 初期位置検出回路(インダクティブセンス回路)
400 回転検出回路

Claims (10)

  1. ドライバ制御信号を生成する制御回路と、
    前記ドライバ制御信号に応じてモータ駆動信号を生成する駆動回路と、
    モータの初期位置を検出する初期位置検出回路と、
    前記モータの回転状態を検出する回転検出回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、前記モータが正常に回転し始めるまで、初期位置検出、初期トルク印加、及び、モータ回転検出を含む一連の起動処理を繰り返し、そのループ回数が閾値に達したときに前記モータの駆動を強制的に停止させることを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記初期位置検出回路は、インダクティブセンスによって前記初期位置を検出することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記回転検出回路は、モータコイルに生じる誘導電圧を監視して前記モータの回転状態を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記回転検出回路は、前記モータコイルに生じる誘導電圧から各相のゼロクロス信号を生成すると共に、前記各相のゼロクロス信号からモータ回転数に応じたモータ回転数信号を生成し、
    前記制御回路は、前記各相のゼロクロス信号または前記モータ回転数信号を監視して、前記モータの回転状態が正常であるか否かを検出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記制御回路は、前記モータの回転状態が正常でなくなったときに前記起動処理を再実施することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記制御回路は、前記起動処理に際して前記初期位置検出と前記初期トルク印加を複数セット繰り返してから前記モータ回転検出を行うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のモータ駆動装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のモータ駆動装置を集積化した半導体装置。
  8. 請求項7に記載の半導体装置と、
    前記半導体装置によって駆動されるセンサレスモータと、
    を有する電子機器。
  9. 目標回転数信号を生成するデジタル信号プロセッサと、
    前記デジタル信号プロセッサから入力される前記目標回転数信号と前記半導体装置から入力されるモータ回転数信号との位相同期制御を行うことにより加速信号と減速信号を生成して前記半導体装置に出力するPLL[phase locked loop]回路と、
    をさらに有することを特徴とする電子機器。
  10. 前記デジタル信号プロセッサ及び前記PLL回路が搭載される第1基板と、
    前記半導体装置及び前記センサレスモータが搭載される第2基板と、
    をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
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