JPH08297391A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH08297391A
JPH08297391A JP7104031A JP10403195A JPH08297391A JP H08297391 A JPH08297391 A JP H08297391A JP 7104031 A JP7104031 A JP 7104031A JP 10403195 A JP10403195 A JP 10403195A JP H08297391 A JPH08297391 A JP H08297391A
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JP
Japan
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developing
color
image
photoconductor
state
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Application number
JP7104031A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Hirono
龍夫 広野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、混色を確実に防止することを目的
とする。 【構成】 この発明は、回転可能な感光体と、感光体を
帯電する帯電手段と、帯電手段によって帯電された感光
体を転写材上で重ね合わせられるべき各色画像毎の画像
信号に応じて露光する露光手段と、露光手段による露光
で感光体上に形成された各色画像毎の静電潜像を現像す
る、感光体に並列に配置された各色毎の現像手段と、各
色毎の現像手段を現像可能状態と非現像状態とに切り替
え可能な現像切り替え手段とを有する多色画像形成装置
において、画像形成可能時には予め各色毎の現像手段を
非現像状態とする手段49を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各色毎の現像手段を現像
可能状態と非現像状態とに切り替え可能な多色画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色画像形成装置は、各色毎の現
像手段を現像可能状態と非現像状態とに切り替え可能な
カラー複写機、カラープリンタ、カラーファクシミリ等
がある。この多色画像形成装置においては、感光体を回
転させて感光体を帯電手段により帯電した後に、露光手
段により感光体に転写紙上で重ね合わせられるべき各色
画像毎の画像信号に応じて露光して各色画像毎の静電潜
像を形成し、感光体に並列に配置された各色毎の現像手
段により感光体上の各色画像毎の静電潜像をそれぞれ顕
像化して転写手段により転写体に重ねて転写し、感光体
を転写後にクリーニング手段でクリーニングしている。
現像手段は例えば現像ローラ上に磁気ブラシを形成して
感光体上の静電潜像を現像ローラ上の磁気ブラシで現像
するものが用いられる。
【0003】特開昭59ー206850号公報には現像
ローラ上の現像ブラシの形成及び除去を行う手段を有す
る現像装置が記載され、特開平2ー106763号公報
には転写体を有する画像形成装置が記載されている。こ
の画像形成装置は、感光体及び転写体を有し、電源オン
直後等に感光体及び転写体等のクリーニングを実行して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記多色画像形成装置
では、感光体上に各色毎に形成された静電潜像を各色画
像毎の現像手段でそれぞれ顕像化して各色の顕像化画像
(トナー像)とする際に、顕像化画像(トナー像)が他
の色と混色しない(他の色のトナーと混合しない)よう
にするために顕像化用現像手段(感光体上の静電潜像を
顕像化するべき現像手段)を現像可能とし(例えば現像
ローラ上に磁気ブラシを形成し)、その他の現像手段を
非現像状態とする必要がある。
【0005】しかし、画像形成可能時にたまたま顕像化
用現像手段以外の現像手段が現像可能状態であると、こ
の現像手段から顕像化用現像手段内のトナーとは色が異
なるトナーが付着し、感光体上の静電潜像を顕像化する
際に顕像化用現像手段において内部のトナーに感光体上
に付着していた他の色のトナーが混合されることにより
混色してしまって顕像化画像が混色してしまうおそれが
ある。
【0006】また、異常が発生してその後に異常が解消
した場合には感光体がクリーニング手段によりクリーニ
ングされるが、その際にたまたま各色画像毎の現像手段
がどれか1つでも現像可能状態であると、少なくとも感
光体上のその現像手段の現像位置からクリーニング手段
のクリーニング位置まではその現像手段からトナーが付
着してしまうと考えられる。このため、感光体上の静電
潜像を顕像化する際に顕像化用現像手段において内部の
トナーに感光体上に付着していたトナーが混合されるこ
とにより混色してしまって顕像化画像が混色してしまう
おそれがある。
【0007】さらに、各色毎の現像手段を現像可能状態
に切り替えた場合に、現像可能状態に切り替えた現像手
段において内部のトナーに感光体上に付着していた他の
色のトナーが混合されて混色してしまい、顕像化画像が
混色してしまうおそれがある。本発明は、上記問題点を
改善し、混色を確実に防止することができる多色画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、回転可能な感光体と、この
感光体を帯電する帯電手段と、この帯電手段によって帯
電された前記感光体を転写材上で重ね合わせられるべき
各色画像毎の画像信号に応じて露光する露光手段と、こ
の露光手段による露光で前記感光体上に形成された各色
画像毎の静電潜像を現像する、前記感光体に並列に配置
された各色毎の現像手段と、この各色毎の現像手段を現
像可能状態と非現像状態とに切り替え可能な現像切り替
え手段とを有する多色画像形成装置において、画像形成
可能時には予め前記各色毎の現像手段を非現像状態とす
る手段を備えたものである。
【0009】請求項2記載の発明は、回転可能な感光体
と、この感光体を帯電する帯電手段と、この帯電手段に
よって帯電された前記感光体を転写材上で重ね合わせら
れるべき各色画像毎の画像信号に応じて露光する露光手
段と、この露光手段による露光で前記感光体上に形成さ
れた各色画像毎の静電潜像を現像する、前記感光体に並
列に配置された各色毎の現像手段と、この各色毎の現像
手段が現像可能状態であることを保持する各色毎の現像
保持手段と、前記各色毎の現像手段を現像可能状態と非
現像状態とに切り替え可能な現像切り替え手段とを有す
る多色画像形成装置において、少なくともジャムを含む
異常の解消後に前記各色毎の現像保持手段を確認する手
段を備えたものである。
【0010】請求項3記載の発明は、回転可能な感光体
と、この感光体を帯電する帯電手段と、この帯電手段に
よって帯電された前記感光体を転写材上で重ね合わせら
れるべき各色画像毎の画像信号に応じて露光する露光手
段と、この露光手段による露光で前記感光体上に形成さ
れた各色画像毎の静電潜像を現像する、前記感光体に並
列に配置された各色毎の現像手段と、この各色毎の現像
手段が現像可能状態であることを保持する各色毎の現像
保持手段と、前記各色毎の現像手段を現像可能状態と非
現像状態とに切り替え可能な現像切り替え手段とを有す
る多色画像形成装置において、前記各色毎の現像手段を
画像形成時に切り替えて作像に用いる際に前記各色毎の
現像手段を確認する手段を備えたものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、画像形成可能時には
予め各色毎の現像手段が非現像状態とされる。請求項2
記載の発明では、少なくともジャムを含む異常の解消後
に各色毎の現像保持手段が確認される。請求項3記載の
発明では、各色毎の現像手段が画像形成時に切り替えら
れて作像に用いられる際に各色毎の現像手段が確認され
る。
【0012】
【実施例】図2は請求項1〜3記載の発明の一実施例の
概略を示す。この実施例は、デジタル多色複写装置から
なる多色画像形成装置の例であり、カラー画像読み取り
装置1とカラー画像記録装置2を有する。カラー画像読
み取り装置1は、原稿台3上の原稿4を照明ランプ5に
より照明し、その反射光像をミラー群6〜8およびレン
ズ9を介してカラーセンサー10に結像するとともに、
照明ランプ5及びミラー群6〜8の移動により原稿4を
走査して原稿4のカラー画像情報を例えば青、緑、赤毎
に色分解して読み取り、電気的な画像信号に変換する。
カラーセンサー9は、青、緑、赤毎の色分解可能なCC
D(光電変換素子)で構成され、青、緑、赤3色同時読
み取りが可能である。カラーセンサー9で得られた青、
緑、赤の色毎の画像信号は画像処理手段としての画像処
理部(図示せず)で色変換処理を受けてカラー画像記録
装置2において顕像化するための黒(以下Kと称す
る)、シアン(以下Cと称する)、マゼンタ(以下Mと
称する)、イエロー(以下Yと称する)のカラー画像デ
ータに変換される。
【0013】ここに、K、C、M、Yの各色のカラー画
像データは、1色毎にカラー画像読み取り装置1のスキ
ャナスタート信号に同期してカラー画像記録装置2に出
力される。この動作が合計4回繰り返されることによっ
て4色分順次カラー画像データがカラー画像記録装置2
において順次顕像化されてこれらが重ね合わせられてフ
ルカラー画像が形成される。
【0014】カラー画像記録装置2において、露光手段
としての書き込み光学ユニット11は、上記画像処理部
からのカラー画像データを光信号に変換して感光体、例
えば感光体ドラム12に対して原稿画像に対応した光書
き込みを行なって静電潜像を形成する。書き込み光学ユ
ニット11は、半導体レーザ13を発光駆動制御部(図
示せず)で上記画像処理部からのカラー画像データによ
り駆動制御してカラー画像データにより強度変調された
レーザ光を出射させ、このレーザ光をモータ14で回転
駆動される回転多面鏡15により偏向走査してf/θレ
ンズ16及び反射ミラー17を介して感光体ドラム12
へ照射する。
【0015】感光体ドラム12は駆動部により回転駆動
されて矢印の如く反時計方向に回転するが、感光体ドラ
ム12の回りにはその回転方向に沿って感光体クリーニ
ング装置(クリーニング前除電器18を含む)19、除
電ランプ20、帯電手段としての帯電器21、電位セン
サ22、K現像器23、C現像器24、M現像器25、
Y現像器26,現像濃度パターン検知器27、中間転写
ベルト28などが配置されている。
【0016】現像手段としての各色現像器23〜26
は、図3に示すように感光体ドラム12上の静電潜像を
現像するために現像ブラシ(現像剤の穂)を形成して図
示矢印方向へ回転する現像ローラ231,241,25
1,261と、回転により内部の現像剤を汲み上げて攪
拌する現像パドル232,242,252,262およ
び現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知センサ
233,243,253,263などで構成されてい
る。
【0017】各色現像器23〜26の現像ローラ23
1,241,251,261は後述する現像ローラ駆動
モータにより正逆駆動される。この現像ローラ231,
241,251,261は、現像ローラ駆動モータの回
転方向によって現像可能状態と現像不能状態とに切り替
わり、すなわち、現像ローラ駆動モータが図3の矢印方
向に回転する場合には現像剤の穂が立って現像可能状態
となり、図3の矢印方向と逆の方向に回転する場合には
現像剤が穂切り状態になつて現像不能状態となる。
【0018】また、中間転写ベルト28を含む中間転写
部においては、図4に示すように中間転写ベルト28
は、バイアスローラ29、30、正逆転可能な転写ベル
ト駆動ローラ31、従動ローラ32、33に掛け渡され
て転写ベルト駆動ローラ31により回転駆動され、バイ
アスローラ29、30によって感光体ドラム12と接触
するとともに転写用電源からバイアスローラ29、30
を介して転写バイアスが印加されて感光体ドラム12上
の各色のトナー像が重ねて転写される。
【0019】転写手段としての紙転写ユニット34は、
紙転写バイアスローラ35、ローラークリーニングブレ
ード36、接離機構などで構成されている。紙転写バイ
アスローラ35は、通常、中間転写ベルト28から離間
しているが、中間転写ベルト28に形成された4色の重
ね画像が転写紙にー括して転写される時にタイミングを
取って接離機構で押圧されて中間転写ベルト28に当接
し、転写用電源から紙転写バイアスローラ35に転写バ
イアスが印加されて中間転写ベルト28上のトナー像が
転写ベルト駆動ローラ31の所で紙転写バイアスローラ
35と中間転写ベルト28との間を通過する転写紙へ転
写される。
【0020】転写紙へトナー像を転写した後の中間転写
ベルト28は中間転写ベルトクリーニングユニット36
によりクリーニングされる。スイーパブラシ37は、感
光体ドラム12及び転写紙と中間転写ベルト28との間
でのトナー像転写によって発生する中間転写ベルト28
上のフィルミングを防止するためにコーティング剤を中
間転写ベルト28に塗布する。
【0021】また、中間転写ベルト28を感光体ドラム
12に接離させる接離機構は図5(a)〜(c)に示す
ようにカム軸37、偏心カム38を用いて構成されてい
る。偏心カム38はカム軸37に固定され、バイアスロ
ーラ29、30を保持しているテンションブラケット3
9に対する偏心カム38の押圧及びその解除で中間転写
ベルト28が感光体ドラム12に対して接離するように
設けられている。
【0022】カム軸37は図示しない駆動源から中間転
写ベルト接離クラッチ40を介して駆動力が伝達されて
回転し、偏心カム38はカム軸37の回転により作動位
置に回転することでテンションブラケット39を押圧し
て中間転写ベルト28を感光体ドラム12に当接させ
る。また、図示しない駆動源から中間転写ベルト接離ク
ラッチ40を介してカム軸37に駆動力が伝達されて偏
心カム38が元の位置に戻ることにより偏心カム38の
テンションブラケット39に対する押圧が解除され、中
間転写ベルト28が感光体ドラム12から離される。ベ
ルト接離アクチュエータ41はカム軸37と連動して中
間転写ベルト28の感光体ドラム12に対する接離に対
応して中間転写ベルト接離検知器42をオン/オフさ
せ、中間転写ベルト28の感光体ドラム12に対する接
離が検知される。
【0023】同様に、紙転写ユニット34を中間転写ベ
ルト28に接離させる接離機構は図6(a)〜(c)に
示すように図示しない駆動源から紙転写ユニット接離ク
ラッチを介して駆動力がカム軸43に伝達されてカム軸
43が回転し、カム軸43に固定されている偏心カム4
4はカム軸43の回転により作動位置に回転することで
紙転写ユニット34を中間転写ベルト28に当接させ
る。また、図示しない駆動源から紙転写ユニット接離ク
ラッチを介してカム軸43に駆動力が伝達されて偏心カ
ム44が元の位置に戻ることにより紙転写ユニット34
が中間転写ベルト28から離される。紙転写接離アクチ
ュエータ45はカム軸43と連動して紙転写ユニット3
4の中間転写ベルト28に対する接離に対応して紙転写
ユニット接離検知器46をオン/オフさせ、紙転写ユニ
ット34の中間転写ベルト28に対する接離が検知され
る。
【0024】同様に、中間転写ベルトクリーニングユニ
ット36を中間転写ベルト28に接離させる接離機構は
図4に示すように図示しない駆動源から中間転写ベルト
クリーニングユニット接離クラッチを介して駆動力がカ
ム軸47に伝達されてカム軸47が回転し、カム軸47
に固定されている偏心カム48はカム軸47の回転によ
り作動位置に回転することで中間転写ベルトクリーニン
グユニット36を中間転写ベルト28に当接させる。ま
た、図示しない駆動源から中間転写ベルトクリーニング
ユニット接離クラッチを介してカム軸47に駆動力が伝
達されて偏心カム48が元の位置に戻ることにより中間
転写ベルトクリーニングユニット36が中間転写ベルト
28から離される。中間転写ベルトクリーニング接離ア
クチュエータはカム軸47と連動して中間転写ベルトク
リーニングユニット36の中間転写ベルト28に対する
接離に対応して中間転写ベルトクリーニング接離検知器
をオン/オフさせ、中間転写ベルトクリーニングユニッ
ト36の中間転写ベルト28に対する接離が検知され
る。
【0025】次に、多色画像形成動作を各色の現像動作
の順序(カラー画像形成動作の順序)をK現像動作、C
現像動作、M現像動作、Y現像動作という順序として説
明する。ただし、各色の現像動作の順序は上記順序に限
定されるものではない。多色画像形成動作が開始される
と、カラー画像読み取り装置1が所定のタイミングでK
画像データを得るための読み取り動作を開始してカラー
画像データを画像処理部へ出力し、画像処理部がカラー
画像読み取り装置1からのカラー画像データを処理して
K画像データとしてカラー画像記録装置2へ出力する。
カラー画像記録装置2においては、感光体ドラム12が
回転して帯電器21により均一に帯電され、書き込み光
学ユニット11が画像処理部から入力されるK画像デー
タに基づいて感光体ドラム12にレーザ光による光書き
込みを行って潜像を形成する。以下、このK画像データ
による静電潜像をK潜像と称す。同様にC、M、Yの各
画像データによる静電潜像をC潜像、M潜像、Y潜像と
称す。
【0026】このK潜像をその先端部から現像可能とす
べく、K現像器23の現像位置にK潜像の先端が到達す
る前に予め現像ローラ231が回転を開始して現像ロー
ラ231上に現像剤の穂が立ち、K潜像がK現像器23
により現像されてKトナー像となる。以後、感光体ドラ
ム12上のK潜像領域の現像動作が続けられるが、K潜
像の後端がK現像位置を通過してK潜像の現像が終了す
ると、現像ローラ231が逆転して穂切り状態となるこ
とによりK現像器23が現像不作動状態になる。これ
は、少なくとも、次のC画像データによるC潜像の先端
が到達する前に完了する。このとき、他の色現像器24
〜26は現像不作動状態のままである。
【0027】感光体ドラム12上に形成されたKトナー
像は、感光体ドラム12と等速で駆動されている中間転
写ベルト28の表面に転写される(以下、感光体ドラム
12から中間転写ベルト28へのトナー像転写をベルト
転写と称す)。ベルト転写は、感光体ドラム12と中間
転写ベルト28が接触している状態において、中間転写
ベルト28と接触している転写バイアスローラ29に転
写用電源から所定のバイアス電圧が印加されることで行
われる。感光体ドラム12はKトナー像の転写後にクリ
ーニング前除電器18を含む感光体クリーニング装置1
9により除電及びクリーニングを受け、再び帯電器21
により均一に帯電される。
【0028】感光体ドラム12側では上述したK作像工
程の次にC作像工程に進むが、このC作像工程では所定
のタイミングでカラー画像読み取り装置1がC画像デー
タを得るための読み取りを始め、書き込み光学ユニット
11がカラー画像読み取り装置1から画像処理部を介し
て得られるC画像データに基づいて感光体ドラム12に
レーザ光による光書き込みを行ってC潜像を形成する。
【0029】C現像器24はその現像位置に対して先の
K潜像の後端が通過した後で且つC潜像の先端が到達す
る前に現像ローラ241が回転を開始して現像ローラ2
41上に現像剤の穂が立ち、C潜像がC現像器24によ
り現像されてCトナー像となる。以後、C現像器24は
感光体ドラム12上のC潜像領域の現像を続けるが、C
潜像の後端が通過した時点で、先のK現像器23の場合
と同様に現像不作動状態になる。これもやはり次のM潜
像先端部が到達する前に完了する。感光体ドラム12上
のCトナー像は、中間転写ベルト28の表面にKトナー
像と重ねて転写される。感光体ドラム12はCトナー像
の転写後にクリーニング前除電器18を含む感光体クリ
ーニング装置19により除電及びクリーニングを受け、
再び帯電器21により均一に帯電される。
【0030】感光体ドラム12側ではC作像工程の次に
M作像工程に進むが、このM作像工程では所定のタイミ
ングでカラー画像読み取り装置1がM画像データを得る
ための読み取りを始め、書き込み光学ユニット11がカ
ラー画像読み取り装置1から画像処理部を介して得られ
るM画像データに基づいて感光体ドラム12にレーザー
光による光書き込みを行ってM潜像を形成する。
【0031】M現像器25は、その現像位置に対して、
先のC潜像の後端が通過した後で且つM潜像の先端が到
達する前に現像ローラ251が回転を開始して現像ロー
ラ251上に現像剤の穂が立ち、M潜像がM現像器25
により現像されてMトナー像となる。以後、M現像器2
5は感光体ドラム12上のM潜像領域の現像を続ける
が、M潜像の後端部が通過した時点で、先のC現像器2
4の場合と同様に現像不作動状態になる。これもやはり
次のY潜像先端部が到達する前に完了する。感光体ドラ
ム12上のMトナー像は、中間転写ベルト28の表面に
Kトナー像及びCトナー像と重ねて転写される。感光体
ドラム12はMトナー像の転写後にクリーニング前除電
器18を含む感光体クリーニング装置19により除電及
びクリーニングを受け、再び帯電器21により均一に帯
電される。
【0032】感光体ドラム12側ではM作像工程の次に
Y作像工程に進むが、このY作像工程では所定のタイミ
ングでカラー画像読み取り装置1がY画像データを得る
ための読み取りを始め、書き込み光学ユニット11がカ
ラー画像読み取り装置1から画像処理部を介して得られ
るY画像データに基づいて感光体ドラム12にレーザ光
による光書き込みを行ってY潜像を形成する。
【0033】Y現像器26はその現像位置に対して先の
M潜像の後端が通過した後で且つY潜像の先端が到達す
る前に現像ローラ261が回転を開始して現像ローラ2
61上に現像剤の穂が立ち、Y潜像がY現像器26によ
り現像されてYトナー像となる。以後、Y現像器26は
感光体ドラム12上のY潜像領域の現像を続けるが、Y
潜像の後端が通過した時点で現像を完了する。感光体ド
ラム12上のYトナー像は、中間転写ベルト28の表面
にKトナー像、Cトナー像及びYトナー像と重ねて転写
される。なお、Y潜像の現像工程は最終現像工程である
ので、Y現像器26の現像剤穂切り動作の実行はその必
要性がなく、Y現像器26の現像剤穂切り動作を実行し
ても実行しなくても問題はない。
【0034】以上説明した工程によって中間転写ベルト
28上にK、C、M、Yの各トナー像を重ねた画像が形
成されるが、K、C、M、Yの各トナー像が中間転写ベ
ルト28の同一面上に重ねて形成される点について以下
に説明する。中間転写ベルト28は同一方向に回転する
ことによって起こる端部への寄りによる各色トナー像の
位置ずれを防止するために次の動作を行う。
【0035】まず、感光体ドラム12上のKトナー像を
中間転写ベルト28に転写する際には、中間転写ベルト
28と感光体ドラム12とは離間状態になっている。さ
らに、この状態で、中間転写ベルト28は、予めベルト
転写時とは逆の方向に所定量回転した後に停止する。次
に、感光体ドラム12上のKトナー像の先端が所定の位
置に達すると、起動信号が制御部49から中間転写ベル
ト駆動モータ制御部50へ入力され、中間転写ベルト駆
動モータ制御部50がその起動信号により中間転写ベル
ト駆動モータ51を起動させて中間転写ベルト駆動モー
タ51が停止中の中間転写ベルト28をベルト転写方向
(感光体ドラム12と逆方向)へ感光体ドラム12と等
速度で回転させる(図1参照)。また、この時、中間転
写ベルト28を感光体ドラム12に接離させる接離機構
は、中間転写ベルト28を感光体ドラム12に対して離
間状態から接触状態にする動作を開始して完了する。
【0036】その後、感光体ドラム12上のKトナー像
を中間転写ベルト28に転写する際にバイアスローラ2
9に所定のバイアス電圧が転写用電源52(図1参照)
から印加される。感光体ドラム12上のKトナー像の後
端までベルト転写が終了すると、転写用電源52からバ
イアスローラ29へのバイアス電圧がオフされ、中間転
写ベルト28を感光体ドラム12に接離させる接離機構
は中間転写ベルト28を感光体ドラム12に対して接触
状態から離間状態にする動作を開始する。次に、中間転
写ベルト28と感光体ドラム12とが離間している状態
で、中間転写ベルト駆動モータ51が中間転写ベルト2
8をベルト転写方向とは逆の方向へ所定量回転させた後
に停止する。この停止位置はベルト転写を行う際に停止
した位置と全く同じ位置となる。
【0037】同様に、感光体ドラム12上のCトナー像
の先端が上記所定の位置と同じ位置に達すると、起動信
号が制御部49から中間転写ベルト駆動モータ制御部5
0へ入力され、中間転写ベルト駆動モータ制御部50が
その起動信号により中間転写ベルト駆動モータ51を起
動させて中間転写ベルト駆動モータ51が停止中の中間
転写ベルト28をベルト転写方向へ感光体ドラム12と
等速度で回転させる。また、この時、中間転写ベルト2
8を感光体ドラム12に接離させる接離機構は、中間転
写ベルト28を感光体ドラム12に対して離間状態から
接触状態にする動作を開始して完了する。
【0038】次に、感光体ドラム12上のCトナー像を
中間転写ベルト28に転写する際にバイアスローラ29
に所定のバイアス電圧が転写用電源52から印加され、
感光体ドラム12上のCトナー像が中間転写ベルト28
上のKトナー像と同一面上に重ねて転写される。感光体
ドラム12上のCトナー像の後端までベルト転写が終了
すると、転写用電源52からバイアスローラ29へのバ
イアス電圧がオフされ、中間転写ベルト28を感光体ド
ラム12に接離させる接離機構は中間転写ベルト28を
感光体ドラム12に対して接触状態から離間状態にする
動作を開始する。次に、中間転写ベルト28と感光体ド
ラム12とが離間している状態で、中間転写ベルト駆動
モータ51が中間転写ベルト28をベルト転写方向とは
逆の方向へ所定量回転させた後に停止する。この停止位
置はベルト転写を行う際に停止した位置と全く同じ位置
となる。
【0039】以下同様に感光体ドラム12上に形成され
たMトナー像、Yトナー像が中間転写ベルト28上のK
トナー像、Cトナー像と同一面上に重ねて転写される。
中間転写ベルト28上にKトナー像、Cトナー像、Mト
ナー像、Yトナー像が重ねて転写されると、中間転写ベ
ルト28を感光体ドラム12に接離させる接離機構は中
間転写ベルト28を感光体ドラム12から離間させる。
そして、中間転写ベルト28上のトナー像の先端が紙転
写ユニット34の転写位置から所定の距離離れた位置に
達すると(実際には感光体ドラム12上のトナー象の先
端のベルト転写を開始してから所定時間が経過する
と)、紙転写ユニット34を中間転写ベルト28に対し
て接離させる接離機構が紙転写ユニット34を中間転写
ベルト28に接触させる。この際、中間転写ベルトクリ
ーニングユニット36を中間転写ベルト28に対して接
離させる接離機構も中間転写ベルトクリーニングユニッ
ト36を中間転写ベルト28に接触させる。
【0040】転写紙は、後述する給紙手段及び紙搬送手
段によって給送され、中間転写ベルト28上のトナー像
の先端が紙転写ユニット34の転写位置に達した際にこ
れに同期して中間転写ベルト28と紙転写ユニット34
との間に達する。紙転写ユニット34の紙転写バイアス
ローラ35は、転写用電源52からバイアス電圧が印加
され、中間転写ベルト28上のトナー像を転写紙に転写
する。以下、中間転写ベルト28から転写紙へのトナー
像転写を紙転写と称する。その後、中間転写ベルト28
は、紙転写終了後に中間転写ベルトクリーニングユニッ
ト36により表面が所定の領域だけクリーニングされ、
必要に応じてスイッパブラシ37によりフィルミング防
止のためにコーティング剤が塗布される。
【0041】転写紙は第1給紙部53、第2給紙部5
4、第3給紙部55、手差し給紙部56のうち選択され
たものから給紙ローラ57〜60のいずれかによりレジ
ストローラ61へ給紙され、レジストローラ61は転写
紙を中間転写ベルト28上の4色重ね画像の先端が紙転
写位置に到達するタイミングに合わせて送出する。中間
転写ベルト28から4色重ねトナー像がー括して転写さ
れた転写紙は、搬送ベルト62により定着部63へ搬送
され、定着部63によりトナー像が定着されて排紙トレ
イへフルカラーコピーとして搬出される。
【0042】図1はカラー画像記録装置2の電装部を示
す。制御部49は、制御用CPU64、制御プログラム
用ROM65、データRAM66、シリアル通信装置
(SCU)67、D/A変換素子68、波型出力用素子
(PWM回路)69、パラレル入出力用素子(PIO)
70、モータドライバ等で構成され、カラー画像記録装
置2が所定のシーケンスで上述のように動作するように
各負荷を制御する。データRAM66はバッテリ72、
ダイオード73及びトランジスタ74、75からなるバ
ックアップ回路によりバックアップされて不揮発性の構
成になっている。
【0043】電位センサ22は感光体ドラム12の表面
電位を検知し、現像濃度パターン検知器27は感光体ド
ラム12上のトナー像の濃度を検知する。トナー濃度検
知センサ233、243、253、263は各々色現像
器23〜26内の2成分現像剤のトナー濃度を検知す
る。これらの電位センサ22、現像濃度パターン検知器
27、トナー濃度検知センサ233、243、253、
263の出力信号は制御部49内のCPU64のA/D
入力端子に入力される。
【0044】CPU64は、現像濃度パターン検知器2
7が感光体ドラム12の地肌濃度検知時、各トナー濃度
検知センサ233、243、253、263が各色現像
器23〜26内の初期現像剤のトナー濃度検知時にそれ
ぞれ標準検知出力を出すようにD/A変換素子68を介
して現像濃度パターン検知器27、トナー濃度検知セン
サ233、243、253、263への制御出力を調整
する。
【0045】帯電用電源75はクリーニング前除電器1
8、除電ランプ20及び帯電器21の電源を兼ねてい
る。現像用電源76は、各色現像器23〜26の現像ロ
ーラ231、241、251、261に現像バイアス電
圧を印加する電源と、感光体クリーニング装置19にバ
イアス電圧を印加する電源を兼ねている。転写用電源5
2はバイアスローラ29、30及び紙転写バイアスロー
ラ35にバイアス電圧を印加する電源を兼ねている。各
電源52、75、76は制御部49におけるPIO70
からのオン信号及びPWM回路69からのPWM信号に
よって出力が調整される。
【0046】現像ローラ駆動モータ77〜80はそれぞ
れ現像ローラ231、241、251、261を正逆転
させるモータであり、現像ローラ駆動モータ制御部81
〜84はそれぞれ制御部49からのオン信号、CW信号
により現像ローラ駆動モータ77〜80を定速駆動す
る。現像駆動モータ85は色現像器23〜26の現像パ
ドル232、242、252、262を回転駆動するモ
ータであり、現像駆動モータ制御部86は制御部49か
らのオン信号により現像駆動モータ85の定速駆動制御
を行う。
【0047】感光体ドラム駆動モータ87は感光体ドラ
ム12を回転駆動するモータであり、感光体ドラム駆動
モータ制御部88は制御部49からのオン信号、CW信
号により現像ローラ駆動モータ77〜80を定速駆動す
る。中間転写ベルト駆動モータ51は中間転写ベルト2
8を正逆転させるモータであり、中間転写ベルト駆動モ
ータ制御部50は制御部49からのシリアル信号を受信
して中間転写ベルト駆動モータ51の正逆可変即駆動制
御を行う。
【0048】制御部49内のPIO70の出力側には図
示しない各種ドライバ素子が接続され、この各種ドライ
バ素子は制御部49によりオン/オフ制御されて各種ク
ラッチ、ソレノイド等をオン/オフさせる。また、制御
部49は、各種センサの出力信号を波形整形する波形整
形素子が入力側に接続され、この波形整形素子の出力信
号が入力されることで各種センサの状態を示す信号が入
力される。さらに、CPU64は、本実施例の全体を制
御する図示しない制御部とシリアル通信手段で接続さ
れ、この制御部とカラー画像記録装置2の動作モード及
び状態等を送受信する。
【0049】次に、図7を使用して各色現像器23〜2
6を現像不能状態(現像ローラ231、241、25
1、261上の現像剤が穂切りとなる状態)にする際の
各現像ローラ駆動モータ77〜80の動作を説明する。
制御部49は、まず、Y用現像ローラ駆動モータ制御部
84を介してY用現像ローラ駆動モータ80をオンさせ
る(作動させる)。次に、制御部49は、色現像器23
〜26を感光体ドラム12の回転方向下流側から順に現
像不能状態にするために、まず、Y用現像ローラ駆動モ
ータ制御部84を介してY用現像ローラ駆動モータ80
を一定時間T0だけ逆転させてから停止させる。ここ
に、制御部49はタイマで一定時間T0を計測する。
【0050】そして、制御部49は、Y用現像ローラ駆
動モータ80の停止後に、M用現像ローラ駆動モータ制
御部83を介してM用現像ローラ駆動モータ79を一定
時間T0だけ逆転させてから停止させる。さらに、制御
部49は、M用現像ローラ駆動モータ79の停止後に、
C用現像ローラ駆動モータ制御部82を介してC用現像
ローラ駆動モータ78を一定時間T0だけ逆転させてか
ら停止させる。最後に、制御部49は、C用現像ローラ
駆動モータ78の停止後に、K用現像ローラ駆動モータ
制御部81を介してK用現像ローラ駆動モータ77を一
定時間T0だけ逆転させてから停止させる。この動作で
各色現像器23〜26は現像不能状態となる。
【0051】制御部49は、この動作の終了後にデータ
fDevRdyをセット状態にする。さらに、制御部4
9は、このデータfDevRdyと同レベルの他のデー
タのセット状態を常時監視する。このため、制御部49
は、カラー画像記録装置2の待機状態あるいは動作状態
を認識できる。実際には、制御部49は、前記データ全
部のセットを確認した後にデータfPrnRdyをセッ
トする。制御部49は、このデータfPrnRdyがセ
ットされていることで、カラー画像記録装置2の待機状
態を認識する。
【0052】次に、図8及び図9を使用して各色現像器
23〜26が現像状態であることを保持する現像保持手
段について説明する。この現像保持手段は制御部49に
より構成される。まず、K現像器23が現像状態である
ことを保持する現像保持手段について説明すると、制御
部49は、現像駆動モータ制御部86を介して現像駆動
モータ85をオンさせるとともに、K用現像ローラ駆動
モータ制御部81を介してK用現像ローラ駆動モータ7
7を正転させてK用現像ローラ231を図3矢印方向へ
回転させると同時に、データfDevKBusyを1に
セットする。
【0053】また、制御部49は、現像駆動モータ制御
部86を介して現像駆動モータ85をオンさせるととも
に、K用現像ローラ駆動モータ制御部81を介してK用
現像ローラ駆動モータ77を一定時間T0逆転させてか
ら停止させた後にデータfDevKBusyを0にリセ
ットする。このため、データfDevKBusyのセッ
ト状態/リセット状態はK現像器23の現像可能状態/
現像不能状態に一致する。
【0054】同様に、制御部49は、現像駆動モータ制
御部86を介して現像駆動モータ85をオンさせるとと
もに、C用現像ローラ駆動モータ制御部82を介してC
用現像ローラ駆動モータ78を正転させてC用現像ロー
ラ241を図3矢印方向へ回転させると同時に、データ
fDevCBusyを1にセットする。また、制御部4
9は、現像駆動モータ制御部86を介して現像駆動モー
タ85をオンさせるとともに、C用現像ローラ駆動モー
タ制御部82を介してC用現像ローラ駆動モータ78を
一定時間T0逆転させてから停止させた後にデータfD
evCBusyを0にリセットする。
【0055】また、制御部49は、現像駆動モータ制御
部86を介して現像駆動モータ85をオンさせるととも
に、M用現像ローラ駆動モータ制御部83を介してM用
現像ローラ駆動モータ79を正転させてM用現像ローラ
251を図3矢印方向へ回転させると同時に、データf
DevMBusyを1にセットする。また、制御部49
は、現像駆動モータ制御部86を介して現像駆動モータ
85をオンさせるとともに、M用現像ローラ駆動モータ
制御部83を介してM用現像ローラ駆動モータ79を一
定時間T0逆転させてから停止させた後にデータfDe
vMBusyを0にリセットする。
【0056】さらに、制御部49は、現像駆動モータ制
御部86を介して現像駆動モータ85をオンさせるとと
もに、Y用現像ローラ駆動モータ制御部84を介してY
用現像ローラ駆動モータ80を正転させてY用現像ロー
ラ261を図3矢印方向へ回転させると同時に、データ
fDevYBusyを1にセットする。また、制御部4
9は、現像駆動モータ制御部86を介して現像駆動モー
タ85をオンさせるとともに、Y用現像ローラ駆動モー
タ制御部84を介してY用現像ローラ駆動モータ80を
一定時間T0逆転させてから停止させた後にデータfD
evYBusyを0にリセットする。データfDevK
Busy、fDevCBusy、fDevMBusy、
fDevYBusyは不揮発のRAM66内のデータで
ある。
【0057】次に、図10を使用してジャム等の異常の
解除後に各色現像器23〜26を現像不能状態にする動
作フローを説明する。制御部49は、異常解除後にデー
タfDevKBusy、fDevCBusy、fDev
MBusy、fDevYBusyのセット状態/リセッ
ト状態(実際にはデータの値)を確認する。例えば、制
御部49は、データfDevKBusyのセット状態/
リセット状態を確認してデータfDevKBusyがセ
ット状態(データの値が1)であれば、K現像器23が
現像可能状態であるからK現像器23を現像不能状態と
するために、上述のようにK用現像ローラ駆動モータ制
御部81を介してK用現像ローラ駆動モータ77を一定
時間T0だけ逆転させ、さらに、K用現像ローラ駆動モ
ータ77をオフさせる時と同様にデータfDevKBu
syを0にリセットする。
【0058】同様に、制御部49は、データfDevC
Busyのセット状態/リセット状態を確認してデータ
fDevCBusyがセット状態(データの値が1)で
あれば、C現像器24を現像不能状態とするために、上
述のようにC用現像ローラ駆動モータ制御部82を介し
てK用現像ローラ駆動モータ78を一定時間T0だけ逆
転させ、さらに、データfDevCBusyを0にリセ
ットする。
【0059】また、制御部49は、データfDevMB
usyのセット状態/リセット状態を確認してデータf
DevMBusyがセット状態(データの値が1)であ
れば、M現像器25を現像不能状態とするために、上述
のようにM用現像ローラ駆動モータ制御部83を介して
M用現像ローラ駆動モータ79を一定時間T0だけ逆転
させ、さらに、データfDevMBusyを0にリセッ
トする。
【0060】また、制御部49は、データfDevYB
usyのセット状態/リセット状態を確認してデータf
DevYBusyがセット状態(データの値が1)であ
れば、Y現像器26を現像不能状態とするために、上述
のようにY用現像ローラ駆動モータ制御部84を介して
Y用現像ローラ駆動モータ80を一定時間T0だけ逆転
させ、さらに、データfDevYBusyを0にリセッ
トする。
【0061】次に、図11を使用して画像形成時に現像
可能状態の現像器を切り替える際の動作フローを説明す
る。現像ローラ駆動モータ制御部81〜84は各々制御
部49へ定速駆動信号を出力する。この定速駆動信号は
現像ローラ駆動モータ77〜80が一定速度で動作して
いることを明示するための信号である。制御部49は、
現像ローラ駆動モータ制御部81〜84からの定速駆動
信号をそれぞれデータfDevKMotOK、fDev
CMotOK、fDevMMotOK、fDevYMo
tOKとして記憶し、画像形成時に現像可能状態の現像
器をK現像器23からC現像器24に切り替える場合に
は、例えばK現像器23が現像可能状態であることを示
すデータfDevKBusyをリセットする際に、現像
ローラ駆動モータ制御部81から入力された定速駆動信
号(データfDevKMotOK)がセット状態(1の
値)であって、現像駆動モータ制御部86から入力され
た定速駆動信号(データfDevMotOK)がセット
状態(1の値)であることを確認してデータfDevK
MotOKをリセットする。
【0062】すなわち、制御部49は、現像可能状態の
現像器をK現像器23からC現像器24に切り替える場
合には、K用現像ローラ駆動モータ制御部81を介して
K用現像ローラ駆動モータ77を一定時間T0だけ逆転
させてから停止させ、データfDevKMotOK、f
DevMotOKがともにセット状態(1の値)である
か否かを判断してデータfDevKMotOK、fDe
vMotOKがともにセット状態(1の値)である場合
にデータfDevKBusyをリセットする。そして、
制御部49は、データfDevKBusyがリセットさ
れていることを確認することでK現像器23が現像不能
状態であることを確認し、C用現像ローラ駆動モータ制
御部82を介してC用現像ローラ駆動モータ78を正転
させてC用現像ローラ241を図3矢印方向へ回転させ
ると同時に、データfDevCBusyを1にセットす
る。
【0063】同様に、制御部49は、画像形成時に現像
可能状態の現像器をC現像器24からM現像器25に切
り替える場合には、C用現像ローラ駆動モータ制御部8
2を介してC用現像ローラ駆動モータ78を一定時間T
0だけ逆転させてから停止させ、データfDevCMo
tOK、fDevMotOKがともにセット状態である
か否かを判断してデータfDevCMotOK、fDe
vMotOKがともにセット状態である場合にデータf
DevCBusyをリセットする。そして、制御部49
は、データfDevCBusyがリセットされているこ
とを確認することでC現像器24が現像不能状態である
ことを確認し、M用現像ローラ駆動モータ制御部83を
介してM用現像ローラ駆動モータ79を正転させてM用
現像ローラ251を図3矢印方向へ回転させると同時
に、データfDevMBusyを1にセットする。
【0064】制御部49は、画像形成時に現像可能状態
の現像器をM現像器25からY現像器26に切り替える
場合には、M用現像ローラ駆動モータ制御部83を介し
てM用現像ローラ駆動モータ79を一定時間T0だけ逆
転させてから停止させ、データfDevMMotOK、
fDevMotOKがともにセット状態であるか否かを
判断してデータfDevMMotOK、fDevMot
OKがともにセット状態である場合にデータfDevM
Busyをリセットする。そして、制御部49は、デー
タfDevMBusyがリセットされていることを確認
することでM現像器25が現像不能状態であることを確
認し、Y用現像ローラ駆動モータ制御部84を介してY
用現像ローラ駆動モータ80を正転させてY用現像ロー
ラ261を図3矢印方向へ回転させると同時に、データ
fDevYBusyを1にセットする。
【0065】このように、本実施例は、請求項1記載の
発明の実施例であって、回転可能な感光体12と、この
感光体12を帯電する帯電手段21と、この帯電手段2
1によって帯電された感光体12を転写材としての転写
紙上で重ね合わせられるべき各色画像毎の画像信号に応
じて露光する露光手段11と、この露光手段11による
露光で感光体12上に形成された各色画像毎の静電潜像
を現像する、感光体12に並列に配置された各色毎の現
像手段23〜26と、この各色毎の現像手段23〜26
を現像可能状態と非現像状態とに切り替え可能な現像切
り替え手段としての制御部49とを有する多色画像形成
装置において、画像形成可能時には予め各色毎の現像手
段23〜26を非現像状態とする手段としての制御部4
9を備えたので、感光体上の静電潜像を顕像化する現像
手段において内部のトナーに感光体上に付着していた他
の色のトナーが混合されて混色するということがなくな
り、顕像化画像の混色を確実に防止することができる。
【0066】また、本実施例は、請求項2記載の発明の
実施例であって、回転可能な感光体12と、この感光体
12を帯電する帯電手段21と、この帯電手段21によ
って帯電された感光体12を転写材としての転写紙上で
重ね合わせられるべき各色画像毎の画像信号に応じて露
光する露光手段11と、この露光手段11による露光で
感光体12上に形成された各色画像毎の静電潜像を現像
する、感光体12に並列に配置された各色毎の現像手段
23〜26と、この各色毎の現像手段23〜26が現像
可能状態であることを保持する各色毎の現像保持手段と
しての制御部49と、各色毎の現像手段23〜26を現
像可能状態と非現像状態とに切り替え可能な現像切り替
え手段としての制御部49とを有する多色画像形成装置
において、少なくともジャムを含む異常の解消後に各色
毎の現像保持手段49を確認する手段としての制御部4
9を備えたので、異常解消後に感光体のクリーニングを
実行する際に現像手段を非現像状態にすることが可能に
なり、感光体上の静電潜像を顕像化する現像手段におい
て内部のトナーに感光体上に付着していたトナーが混合
されて混色するということを防止して顕像化画像の混色
を確実に防止することが可能となる。
【0067】また、本実施例は、請求項3記載の発明の
実施例であって、回転可能な感光体12と、この感光体
12を帯電する帯電手段21と、この帯電手段21によ
って帯電された感光体12を転写材上で重ね合わせられ
るべき各色画像毎の画像信号に応じて露光する露光手段
11と、この露光手段11による露光で感光体12上に
形成された各色画像毎の静電潜像を現像する、感光体1
2に並列に配置された各色毎の現像手段23〜26と、
この各色毎の現像手段23〜26が現像可能状態である
ことを保持する各色毎の現像保持手段としての制御部4
9と、各色毎の現像手段23〜26を現像可能状態と非
現像状態とに切り替え可能な現像切り替え手段としての
制御部49とを有する多色画像形成装置において、各色
毎の現像手段23〜26を画像形成時に切り替えて作像
に用いる際に各色毎の現像手段23〜26を確認する手
段としての制御部49を備えたので、各色毎の現像手段
を現像可能状態に切り替えた場合に、現像可能状態に切
り替えた現像手段において内部のトナーに感光体上に付
着していた他の色のトナーが混合されて混色するという
ことを無くして顕像化画像の混色を確実に防止すること
が可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、回転可能な感光体と、この感光体を帯電する帯電手
段と、この帯電手段によって帯電された前記感光体を転
写材上で重ね合わせられるべき各色画像毎の画像信号に
応じて露光する露光手段と、この露光手段による露光で
前記感光体上に形成された各色画像毎の静電潜像を現像
する、前記感光体に並列に配置された各色毎の現像手段
と、この各色毎の現像手段を現像可能状態と非現像状態
とに切り替え可能な現像切り替え手段とを有する多色画
像形成装置において、画像形成可能時には予め前記各色
毎の現像手段を非現像状態とする手段を備えたので、現
像手段内の混色を無くして顕像化画像の混色を確実に防
止することができる。
【0069】請求項2記載の発明によれば、回転可能な
感光体と、この感光体を帯電する帯電手段と、この帯電
手段によって帯電された前記感光体を転写材上で重ね合
わせられるべき各色画像毎の画像信号に応じて露光する
露光手段と、この露光手段による露光で前記感光体上に
形成された各色画像毎の静電潜像を現像する、前記感光
体に並列に配置された各色毎の現像手段と、この各色毎
の現像手段をが現像可能状態であることを保持する各色
毎の現像保持手段と、前記各色毎の現像手段を現像可能
状態と非現像状態とに切り替え可能な現像切り替え手段
とを有する多色画像形成装置において、少なくともジャ
ムを含む異常の解消後に前記各色毎の現像保持手段を確
認する手段を備えたので、異常解消後における現像手段
内の混色を防止して顕像化画像の混色を確実に防止する
ことが可能となる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、回転可能な
感光体と、この感光体を帯電する帯電手段と、この帯電
手段によって帯電された前記感光体を転写材上で重ね合
わせられるべき各色画像毎の画像信号に応じて露光する
露光手段と、この露光手段による露光で前記感光体上に
形成された各色画像毎の静電潜像を現像する、前記感光
体に並列に配置された各色毎の現像手段と、この各色毎
の現像手段をが現像可能状態であることを保持する各色
毎の現像保持手段と、前記各色毎の現像手段を現像可能
状態と非現像状態とに切り替え可能な現像切り替え手段
とを有する多色画像形成装置において、前記各色毎の現
像手段を画像形成時に切り替えて作像に用いる際に前記
各色毎の現像手段を確認する手段を備えたので、各色毎
の現像手段を現像可能状態に切り替えた場合における現
像手段内の混色を無くして顕像化画像の混色を確実に防
止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電装部を示すブロック図で
ある。
【図2】同実施例の概略を示す断面図である。
【図3】同実施例の一部を示す断面図である。
【図4】同実施例の他の一部を示す断面図である。
【図5】同実施例の他の一部を示す斜視図及び側面図で
ある。
【図6】同実施例の他の一部を示す斜視図及び側面図で
ある。
【図7】同実施例における制御部の処理フローの一部を
示すフローチャートである。
【図8】同実施例における制御部の処理フローの他の一
部を示すフローチャートである。
【図9】同実施例における制御部の処理フローの他の一
部を示すフローチャートである。
【図10】同実施例における制御部の処理フローの他の
一部を示すフローチャートである。
【図11】同実施例における制御部の処理フローの他の
一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 露光手段 12 感光体 19 感光体クリーニング装置 21 帯電器 23 K現像器23 24 C現像器 25 M現像器 26 Y現像器 28 中間転写ベルト 34 紙転写ユニット 49 制御部 50 中間転写ベルト駆動モータ制御部 51 中間転写ベルト駆動モータ 77〜80 現像ローラ駆動モータ 81〜84 現像ローラ駆動モータ制御部 85 現像駆動モータ 86 現像駆動モータ制御部 87 感光体ドラム駆動モータ 88 感光体ドラム駆動モータ制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能な感光体と、この感光体を帯電す
    る帯電手段と、この帯電手段によって帯電された前記感
    光体を転写材上で重ね合わせられるべき各色画像毎の画
    像信号に応じて露光する露光手段と、この露光手段によ
    る露光で前記感光体上に形成された各色画像毎の静電潜
    像を現像する、前記感光体に並列に配置された各色毎の
    現像手段と、この各色毎の現像手段を現像可能状態と非
    現像状態とに切り替え可能な現像切り替え手段とを有す
    る多色画像形成装置において、画像形成可能時には予め
    前記各色毎の現像手段を非現像状態とする手段を備えた
    ことを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】回転可能な感光体と、この感光体を帯電す
    る帯電手段と、この帯電手段によって帯電された前記感
    光体を転写材上で重ね合わせられるべき各色画像毎の画
    像信号に応じて露光する露光手段と、この露光手段によ
    る露光で前記感光体上に形成された各色画像毎の静電潜
    像を現像する、前記感光体に並列に配置された各色毎の
    現像手段と、この各色毎の現像手段が現像可能状態であ
    ることを保持する各色毎の現像保持手段と、前記各色毎
    の現像手段を現像可能状態と非現像状態とに切り替え可
    能な現像切り替え手段とを有する多色画像形成装置にお
    いて、少なくともジャムを含む異常の解消後に前記各色
    毎の現像保持手段を確認する手段を備えたことを特徴と
    する多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】回転可能な感光体と、この感光体を帯電す
    る帯電手段と、この帯電手段によって帯電された前記感
    光体を転写材上で重ね合わせられるべき各色画像毎の画
    像信号に応じて露光する露光手段と、この露光手段によ
    る露光で前記感光体上に形成された各色画像毎の静電潜
    像を現像する、前記感光体に並列に配置された各色毎の
    現像手段と、この各色毎の現像手段が現像可能状態であ
    ることを保持する各色毎の現像保持手段と、前記各色毎
    の現像手段を現像可能状態と非現像状態とに切り替え可
    能な現像切り替え手段とを有する多色画像形成装置にお
    いて、前記各色毎の現像手段を画像形成時に切り替えて
    作像に用いる際に前記各色毎の現像手段を確認する手段
    を備えたことを特徴とする多色画像形成装置。
JP7104031A 1995-04-27 1995-04-27 多色画像形成装置 Pending JPH08297391A (ja)

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