JPH1039576A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH1039576A
JPH1039576A JP8214370A JP21437096A JPH1039576A JP H1039576 A JPH1039576 A JP H1039576A JP 8214370 A JP8214370 A JP 8214370A JP 21437096 A JP21437096 A JP 21437096A JP H1039576 A JPH1039576 A JP H1039576A
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JP
Japan
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intermediate transfer
transfer belt
contact
developing
belt
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Application number
JP8214370A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Hirono
龍夫 広野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体と中間転写ベルト及び中間転写ベルト
と紙転写体の実際の接離状態を確認し、画像形成動作開
始前が接離如何なる状態であっても、正常な多色画像形
成処理を実行できる多色画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム9と中間転写ベルト19と
の接離を検知する接離検知手段25−6と、転写紙(紙
転写部24)と中間転写ベルト19との接離を検知する
接離検知手段24−4と、画像形成動作開始後、これら
接離検知手段25−6、24−4の検知結果により感光
体ドラム9と中間転写ベルト19との接離状態および転
写紙と中間転写ベルト19との接離状態を確認する手段
とを備え、確認結果に応じて、感光体ドラム9と中間転
写ベルト19、及び転写紙と中間転写ベルト19とが離
間状態となるように駆動制御する構成とした。また、画
像形成動作開始後、各色毎の現像器(K現像器14、C
現像器15、M現像器16、Y現像器17)を一旦全て
非現像状態にする動作も行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフルカラー複写機の
ごとき多色画像形成装置に関し、特に感光体上のトナー
像を転写紙上に転写するための中間転写ベルト及び感光
体に対して並列配置された非現像状態と現像状態とに切
り替わる各色毎の現像手段を有する多色画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】多色画像形成装置においては、感光体上
の潜像をシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等のト
ナーを備えた複数の現像装置により色毎に現像し、各色
のトナー像を順次中間転写ベルト上に重ねて転写した後
に、このトナー像を一括して転写紙上に転写する様にし
ている。ところで、多色画像形成装置では、転写位置ず
れを防止するために中間転写ベルトがスイッチバック動
作を行う。しかし、画像形成動作開始後、感光体と中間
転写ベルト、あるいは転写紙と中間転写ベルトが接触状
態のまま、中間転写ベルトがスイッチバック動作を行う
と、転写位置ずれを防止できないばかりでなく、感光
体、中間転写ベルト及び転写紙の表面にこすれによる傷
が発生し、画像品質にも悪影響を与える可能性がある。
そのため、画像形成動作開始後は、中間転写ベルトが感
光体及び転写紙と接触しないようにする必要がある。従
来のこの種の技術としては、特開平2−181761号
公報記載の「画像形成装置」がある。この発明では、2
成分現像装置のトナ−濃度自動設定時、感光体ドラムと
転写ドラムとを非接触状態に保持するようにしている。
また、特開昭56−126873号、特開昭56−12
6875号、及び特開昭56−126876号の各公報
には、感光体に対して接離動作する転写ロ−ラ装置が記
載されている。
【0003】しかし、これらの公報に記載された装置
は、感光体に対する転写ロ−ラ(或いは転写ドラム)の
接離状態を検知する手段を備えていないため、画像形成
動作開始後に感光体と転写ロ−ラに設けた転写紙とが実
際に非接触状態になっているかどうかを判定できず、接
触状態のまま感光体あるいは転写ロ−ラが回転する可能
性がある。また、多色画像形成装置は、感光体上に形成
された各色画像毎の静電潜像を現像するために感光体に
対して並列配置された各色毎の現像装置と、これら各色
毎の現像装置を現像可能状態と非現像状態とに切り替え
る現像切り替え手段とを備えている。従来のこの種の技
術としては、特開昭59−206850号公報記載の
「現像装置」があり、この発明では、現像状態と非現像
状態とに切り替え可能な現像装置において、現像時から
非現像時に至ると、現像装置を非現像状態に切り替える
ようにしている。しかし、上記公報に記載の発明では、
現像装置が非現像状態に切り替ったかどうかを検知する
手段を備えていないため、画像形成動作開始時に所望の
現像装置を現像可能状態にするだけでは、他の色の現像
装置が現像可能状態のままになっている可能性があり、
混色により画質低下を招くおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術の問題点を解消すべく創案されたものであり、請求
項1の発明の解決すべき課題は、画像形成動作開始後、
感光体と中間転写ベルトの接離状態および及び中間転写
ベルトと転写紙の接離状態を検知することによって、感
光体と中間転写ベルト、及び中間転写ベルトと紙転写体
の実際の接離状態を確認し、画像形成動作開始前が接離
如何なる状態であっても、正常な多色画像形成処理をお
こなうことができる多色画像形成装置を提供することに
ある。また、請求項2の発明の解決すべき課題は、画像
位置ずれ防止のための中間転写ベルトのスイッチバック
動作を実行する多色画像形成装置において、画像形成動
作開始後、感光体と中間転写ベルト、及び中間転写ベル
トと転写紙それぞれの接離状態を確認し、感光体と中間
転写ベルト、および転写紙と中間転写ベルトとを確実に
離間状態にできるようにすることにある。また、請求項
3の発明の課題は、感光体上に形成された各色画像毎の
静電潜像を現像するために感光体に対して並列配置され
た各色毎の現像手段を備え、これら各色毎の現像手段を
現像可能状態と非現像状態とに切り替えて現像を行う多
色画像形成装置において、画像形成動作開始前が現像装
置が現像/非現像如何なる状態であっても正常な画像処
理を実行できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、回転可能な感光体と、該感光体
を帯電する帯電手段と、該帯電手段によって帯電された
感光体を各色画像毎の画像信号に応じて露光する露光手
段と、該露光手段によって感光体上に形成された各色画
像毎の静電潜像を現像するために感光体に近接配置され
た各色毎の現像手段と、各色毎の現像手段によって感光
体上に形成された各色トナ−像を、順次転写すべく感光
体に対向配置された回動可能な中間転写体としての中間
転写ベルトと、該中間転写ベルト上に重ね合せられたト
ナ−像を転写紙に転写すべく中間転写ベルトに対向配置
されるとともに中間転写ベルトとの間に転写紙を通紙可
能に設けられた回動可能な紙転写体と、感光体と中間転
写ベルトとを接離させる第1の接離動作手段と、中間転
写ベルトと転写紙とを接離させる第2の接離動作手段と
を備え、感光体と中間転写ベルトとを接触させて感光体
から中間転写ベルトにトナ−像を転写した後、中間転写
ベルトと転写紙とを接触させて中間転写ベルトから転写
紙にトナ−像を転写するようになした多色画像形成装置
において、前記感光体と前記中間転写ベルトとの接離を
検知する第1の接離検知手段と、前記転写紙と前記中間
転写ベルトとの接離を検知する第2の接離検知手段と、
画像形成動作開始後、これら第1及び第2の接離検知手
段の検知結果により前記感光体と前記中間転写ベルトと
の接離状態および前記転写紙と前記中間転写ベルトとの
接離状態を判定する接離状態確認手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、前記中間転写ベ
ルト上にトナ−像を重ね合わせる際、前記感光体上のト
ナ−像を中間転写ベルト上へ転写する前に、中間転写ベ
ルトを転写方向と逆方向へ一旦回動させる請求項1記載
の多色画像形成装置において、画像形成動作開始後、前
記接離状態確認手段の判定結果に応じて、前記感光体と
前記中間転写ベルト、および前記転写紙と前記中間転写
ベルトとが離間状態となるように前記第1及び第2の接
離動作手段を駆動制御するようになしたことを特徴とす
る。
【0007】また、請求項3の発明は、回動可能な感光
体と、該感光体を帯電する帯電手段と、該帯電手段によ
って帯電された感光体を各色画像毎の画像信号に応じて
露光する露光手段と、該露光手段によって感光体上に形
成された各色画像毎の静電潜像を現像するために感光体
に対して並列配置された各色毎の現像手段と、これら各
色毎の現像手段を現像可能状態と非現像状態とに切り替
える現像切り替え手段とを有する多色画像形成装置にお
いて、画像形成動作開始後、前記各色毎の現像手段を一
旦全て非現像状態にするようになしたことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の多色画像形成装置の一例で
あるカラー複写機の実施の形態を示す全体断面図であ
る。まず図1で示すカラー複写機は、カラ−画像読み取
り装置1と、カラ−画像記録装置2とにより構成され
る。カラ−画像読み取り装置1は、コンタクトガラスC
G上にセットされた原稿3の画像を照明ランプ4、ミラ
−群5、及びレンズ6を介してカラ−センサ−7に結像
して、原稿のカラ−画像情報を青(B)、緑(G)、赤
(R)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変
換する。7のカラ−センサ−は、BGR毎の色分解が可
能なCCD(光電変換素子)で構成され、BGR3色同
時読み取りが可能である。カラー画像読み取り装置1で
得たB、G、Rの色毎の画像信号に、画像処理部(不図
示)で色変換等の処理を施し、カラ−画像記録装置2に
おいて顕像化するためのカラ−画像デ−タ、黒(K)、
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ−(Y)に変換
する。
【0009】ここで、K、C、M、Yのカラ−画像デ−
タは、1色毎に、カラ−画像読み取り装置1のスキャナ
スタ−ト信号に同期して、カラ−画像記録装置2に出力
される。この処理を4回繰り返すことによってカラ−画
像デ−タが4色分、カラ−画像記録装置2において順次
顕像化され、重ね合せ画像としてフルカラ−画像に形成
される。書き込み光学ユニット8は、画像読み取り装置
1からのカラ−画像デ−タを光信号に変換して原稿画像
に対応した光書き込みを行い感光体ドラム9上に静電潜
像を形成する。この書き込み光学ユニット8は、レ−ザ
(LD)8−1と、その発光駆動制御部(不図示)、ポ
リゴンミラ−8−2と、その回転用モ−タ8−3、f−
θレンズ8−4、反射ミラ−8−5等で構成される。感
光体ドラム9は、矢印のごとく反時計方向に回転する。
感光体ドラム9の周りには、その回転方向に沿って、感
光体クリ−ニングユニット(クリ−ニング前除電器10
−1を含む)10、除電ランプ11、帯電器12、光書
き込み位置電位センサ−13、K現像器14、C現像器
15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度パタ−ン
検知器18、中間転写ベルト19が配置されている。
【0010】現像器の詳細な構成を図2に示す。各色現
像器は、感光体ドラム9上の静電潜像を現像するため、
現像ブラシ(現像剤の穂)を形成し回転(矢印方向)す
る現像ロ−ラ14−1、15−1、16−1、17−1
と、現像剤を汲み上げ攪拌するために回転する現像パド
ル14−2、15−2、16−2、17−2、及び現像
剤のトナ−濃度検知センサ−14−3、15−3、16
−3、17−3等で構成される。各色現像器毎の現像ロ
−ラは現像ロ−ラ駆動モ−タ(不図示)で正逆駆動され
る。現像ロ−ラ駆動モ−タの回転方向によって、すなわ
ち図2矢印方向へ回転する時には各色現像器の現像ロ−
ラ上には現像剤の穂が立つ(つまり現像可能)状態とな
り、図2の矢印と逆方向の回転によって現像ロ−ラ上の
現像剤は穂ぎり(つまり現像不能)状態となる。
【0011】中間転写部の構成及び動作を図3の要部構
成図に基づいて説明する。中間転写ベルト19は、上下
のバイアスロ−ラ20−1、20−2によって張設され
た部分で感光体ドラム9と接触し、感光体ドラム9上に
形成されたトナ−像が転写される。正逆転駆動可能な転
写ベルト駆動ロ−ラ21によって中間転写ベルト19を
時計廻り方向に駆動することにより、中間転写ベルト1
9上のトナ−像は紙転写バイアスロ−ラ24−1の位置
に達し、紙転写バイアスロ−ラ24−1からのバイアス
により転写紙上に転写される。紙転写後の中間転写ベル
ト19は、中間転写ベルトクリ−ニング手段22(クリ
ーニングブレード22a)にてクリ−ニングされる。ス
イ−パブラシ23は、感光体ドラム9及び転写紙との転
写によって発生する中間転写ベルト19上のフィルミン
グ防止のためコ−ティング剤を塗布するものである。
【0012】次に、図4(a) (b) は感光体ドラム9と中
間転写ベルト19との接離機構の構成及び動作を説明す
る図である。不図示の駆動源は転写ベルト接離CL(ク
ラッチ)25−1を介してカム軸25−2に駆動力を伝
達する。カム軸25−2の偏芯カム25−3が、テンシ
ョンブラケット25−4を動かすことによって中間転写
ベルト19は感光体ドラム9に当接される。このときカ
ム軸25−2と連動して回転するベルト接離アクチュエ
−タ25−5と第1の接離検出手段である転写ベルト接
離検知手段25−6とによって、感光体ドラム9と中間
転写ベルト19の接離状態が検知される((b) )。
【0013】図5(a) 及び(b) は中間転写ベルト19と
中間転写クリ−ニング手段22及び紙転写部24との接
離動作を説明する図である。不図示の駆動源は紙転写及
びクリ−ニング接離CL(不図示)を介して、カム軸2
4−2、22−3(図3)に駆動力を伝達する。このカ
ム軸の回転に連動して紙転写部24及び中間転写クリ−
ニング手段22は中間転写ベルト19に当接する。この
時、カム軸と連動して回転する接離アクチュエ−タ24
−3と第2の接離検出手段である紙転写部接離検知手段
24−4(中間転写クリ−ニング側は不図示)とによっ
て、接離状態が検知される。次に画像形成動作を、現像
動作の順序(カラ−画像形成順序)を、K(黒)、C
(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ−)として説
明する。なお、画像形成動作順序は前記順序に限定され
るものではない。
【0014】画像形成動作が開始されると、カラ−画像
読み取り装置1が所定のタイミングでK画像デ−タの読
み取りを開始し、このK画像デ−タに基づいてレ−ザ光
による光書き込み・潜像形成が始まる。(以下、K画像
デ−タによる静電潜像をK潜像と称する。同様にC、
M、Yについても同じである。)このK潜像の先端部か
ら現像可能とすべく、K現像器14の現像位置にK潜像
の先端が到達する前に、予め現像ローラ14−1上に現
像剤の穂が立っているためK潜像をKトナ−で現像でき
る。K現像器14によるK潜像の現像が終了(K潜像後
端が現像位置を通過)すると、前記のごとく現像ローラ
14−1を逆転させ、現像不能状態とする。これは少な
くとも、次のC画像デ−タによるC潜像先端が到達する
前に完了する。 感光体ドラム9上に形成されたKトナ
−像は、感光体ドラムと等速で時計廻り方向へ駆動され
る中間転写ベルト19の表面に転写される(以下、感光
体ドラムから中間転写ベルトへのトナ−像転写をベルト
転写とする)。ベルト転写は感光体ドラムと中間転写ベ
ルトが接触した状態において、バイアスロ−ラ20に所
定のバイアス電圧を印加することで行う。次に順次行わ
れるC、M、Y画像形成行程については、感光体ドラム
9上での潜像の現像行程及び中間転写ベルト19上への
ベルト転写行程は、前記Kの画像形成過程と同様に進め
られる。ただし、本画像形成動作においては感光体ドラ
ム9上でのY画像デ−タ現像行程が最終現像行程である
ため、Y現像器の現像剤穂切りの動作の実行はその必要
性はない(実行してもしなくても問題はない)。
【0015】以上説明した行程によって、中間転写ベル
ト19上にK、C、M、Yトナ−像が形成されるが、こ
れらトナ−像が中間転写ベルト19上の同一面に形成さ
れる行程を中間転写ベルト19の動作を記して説明す
る。まず、中間転写ベルト19は同一方向に連続回転す
ることによって起こる幅方向端部への偏りによる各色ト
ナ−像の位置ずれを防止するために次の動作を実施す
る。まず、感光体ドラム9上のKトナ−像を中間転写ベ
ルト19上にベルト転写する際に、中間転写ベルト19
と感光体ドラム9とは離間状態である。さらに、この状
態で中間転写ベルト19は、予めベルト転写時とは逆の
方向に所定量回転した後で停止する。次に、感光体ドラ
ム9上のトナ−像先端が所定位置に達すると不図示の起
動信号が中間転写ベルト19の駆動モ−タ制御部(不図
示)へ入力される。この起動信号によりそれまで停止中
であった中間転写ベルト19は、ベルト転写のためにベ
ルト転写方向へ感光体ドラム9と等速度で回転を始め
る。またこの時、感光体ドラム9と中間転写ベルト19
とが離間状態から接触状態になるべく前記動作を開始
し、完了する(図4(b) )。
【0016】その後、接触状態にある感光体ドラム9上
のトナ−像を中間転写ベルト19上へベルト転写する際
前記のごとくバイアスロ−ラ20−1、20−2に所定
のバイアス電圧が印加される。感光体ドラム9上のトナ
−像後端までベルト転写が終了すると、バイアスロ−ラ
20−1、20−2に印加されたバイアス電圧がOFF
され、感光体ドラム9と中間転写ベルト19は接触状態
から離間状態になるべく前記動作を開始する。次に、中
間転写ベルト19は感光体ドラム9と離間した状態で、
ベルト転写方向と逆方向へ所定量回転し停止する。この
停止位置は、前記ベルト転写する際停止した位置と全く
同じ位置となる。同様に、Cトナ−像を形成した感光体
ドラム9が前記と同じ位置に達すると前記の起動信号が
中間転写ベルト駆動制御に入力され、中間転写ベルト1
9はCトナ−像をベルト転写すべくベルト転写方向に感
光体ドラム9と等速度で回転を開始する。この時全く同
様に感光体ドラム9と中間転写ベルト19は離間状態か
ら接触状態へ動作を開始し、完了する。次にバイアスロ
−ラ20へ印加されたバイアス電圧によってCトナ−像
は中間転写ベルト19上へ感光体ドラム9上からベルト
転写される。このため、Cトナ−像は中間転写ベルト上
のKトナ−像と同一面上に形成される。
【0017】以下、同様にMYトナ−像についても中間
転写ベルト19上の同一面上にベルト転写される。中間
転写ベルト19上にK、C、M、Yの全トナ−像が転写
形成されると、中間転写ベルトは感光体ドラム9と離間
した状態となり、中間転写ベルト19上のトナ−像先端
が紙転写部24から所定の距離に達すると(実際には感
光体ドラム9上のトナ−像先端がベルト転写を開始後所
定時間達した後)、前記紙転写部と中間転写ベルト19
との接離動作手段によって、少なくともベルト転写中の
離間状態から接触状態となる。この際中間転写クリ−ニ
ング手段22も中間転写ベルト19に接触する。後述す
る給紙及び紙搬送手段によって、転写紙は中間転写ベル
ト19上のトナ−像先端が紙転写部24に達した際、同
期して紙転写部に達する。前記のごとく紙転写バイアス
ロ−ラ24−1に印加されたバイアス電圧によって、中
間転写ベルト上のトナ−像は転写紙に転写される(以
下、中間転写ベルトから転写紙へのトナ−像転写を紙転
写とする)。その後、紙転写終了後の中間転写ベルト1
9は中間転写クリ−ニング手段22によってその表面を
所望の領域だけ清掃される。清掃済みの中間転写ベルト
19は、必要に応じてスイ−パブラシ23によってフィ
ルミング防止のためのコ−ティング剤を塗布される。
尚、転写紙34は、選択給紙部(第1給紙部31、第2
給紙部32、第3給紙部33、手差給紙部35)の給紙
ロ−ラ(31−1、32−1、33−1、34−1)及
びレジストロ−ラ26によって前述のごとく中間転写ベ
ルト19上のトナ−像先端が紙転写部24に到達するタ
イミングで給紙搬送される。紙転写後の転写紙は、搬送
ベルト27によって定着部28へ搬送され、ここで転写
紙上のトナ−像は転写紙上に定着され、排紙トレ−上に
排出される。
【0018】次に、図6の電装構成図に基づいて電装構
成を説明する。制御部50は、カラ−画像形成装置2の
制御部であり、制御用CPU50−1、制御用プログラ
ムROM50−2、バッテリ回路50−4でバックアッ
プされた不揮発構成のデ−タRAM50−3、シリアル
通信用SCU50−5、及びD/A(変換用素子)、P
WM(波型出力用素子)、PIO(パラレル入力用素
子)、モ−タ(その他負荷)ドライバ等で構成され、カ
ラ−画像形成装置が所定のシ−ケンスで動作するべく制
御される。電位センサ13は、感光体ドラム9の電位を
検知する。トナ−濃度検知センサ14−3、15−3、
16−3、17−3はそれぞれ各色用の現像器14、1
5、16、17内のトナ−濃度を検知する。現像濃度パ
タ−ン検知器18は、感光体ドラム9上の現像像の濃度
を検知する。これら各検知器の出力は制御部50内のC
PU50−1のA/D入力端子に入力される。また、現
像濃度パタ−ン検知器18が感光体ドラム9の地肌濃度
を検知する時、及び各トナ−濃度検知センサ14−3、
15−3、16−3、17−3が各々現像器14、1
5、16、17内の初期現像剤のトナ−濃度を検知する
時、標準検知出力されるようCPU50−1はD/A変
換器の出力を調整する。
【0019】次に、帯電用電源60は、クリ−ニング前
除電器10−1、除電ランプ11、及び帯電器12の電
源を兼ねる。現像用電源61は、各現像器14、15、
16、17の現像ロ−ラ14−1、15−1、16−
1、17−1のバイアス電源用、及び感光体クリ−ニン
グユニット10のバイアス電源を兼ねる。転写用電源6
2は、ベルト転写及び紙転写において、各々バイアスロ
−ラ20−1、20−2、紙転写バイアスロ−ラ24−
1用のバイアス電源を兼ねる。各々の電源は、制御部5
0からのON信号(PIO出力)PWM信号(PWM出
力)によって、出力調整動作される。各現像ロ−ラ駆動
モ−タ70−1、71−1、72−1、73−1は、各
現像ロ−ラ14−1、15−1、16−1、17−1を
正逆駆動するモ−タであり、各々のローラ駆動モータ制
御部70−2、71−2、72−2、73−2は、制御
部50からのON信号、CW信号を処理して各モ−タを
定速駆動する。現像駆動モ−タ74−1は現像パドル1
4−2、15−2、16−2、17−2を駆動するモ−
タで、現像駆動モ−タ制御部74−2は制御部50から
のON信号でモ−タ74−1を定速駆動制御する。感光
体ドラム駆動モ−タ75−1は感光体ドラム9を駆動す
るモ−タで、感光体ドラム駆動モ−タ制御部75−2は
制御部50からのON信号CW信号を処理しモ−タ75
−1を定速駆動する。中間転写ベルト駆動モ−タ76−
1は中間転写ベルト19を正逆駆動するモ−タで、中間
転写ベルト駆動モ−タ制御部76−2は制御部50から
のシリアル信号を受信して、モ−タ76−1を正逆可変
速駆動制御する。制御部50内PIOの出力側には不図
示の各種ドライバ素子が接続され、各種クラッチ、ソレ
ノイド等をON/OFF制御する。また、入力側には各
種センサ−の出力波形成形素子が接続され不図示のセン
サ−状態が入力される。最後に、CPU50−1は、装
置全体を制御する制御部(不図示)とシリアル通信で接
続され、カラ−画像記録装置2の動作モ−ド及び状態等
が送受信される。
【0020】次に、重ね画像形成動作時の中間転写ベル
ト動作タイミングを、図7、図8を用いて説明する。図
7、図8はそれぞれ形成する画像サイズが大サイズ、小
サイズ時での中間転写ベルト動作を示す。画像形成動作
時、中間転写ベルト19はスキャナの動作タイミング
(スキャナの原稿読み取り開始タイミング)を基準に動
作する。中間転写ベルト19は、スキャナ動作タイミン
グから所定時間T_TBL経過後に、形成する画像サイ
ズにかかわらず、感光体ドラム9のトナ−像を中間転写
ベルト19上へベルト転写するために、正転動作を開始
する。ここで、所定時間T_TBLは感光体ドラム9上
の光書き込み位置からベルト転写位置までの距離を移動
する時間にほぼ一致する。また、ベルト転写のための中
間転写ベルト19の正転動作時は、当然感光体ドラム9
と中間転写ベルト19は接触状態である(図4(b)
右)。尚、中間転写ベルト19の正転動作時間はそれぞ
れ形成される画像サイズのベルト転写時間(サイズによ
って異なる)、正転開始後の接触処理時間、正転終了時
の非接触処理時間(サイズに無関係で一定)を加算した
時間である。
【0021】次に、ベルト転写終了後、中間転写ベルト
19は感光体ドラム9との接触状態から非接触状態とな
り(図4(b) 左)、非接触状態になってから高速逆転動
作を開始し、正転動作したベルト長分だけ逆転した後で
停止する。つまり、中間転写ベルトは、ベルト転写終了
後、スイッチバック動作を行って正転開始前の位置に戻
ることとなり、このため中間転写ベルト19上で重ねら
れる各色トナ−像にずれが生じない。最後に、最終重ね
トナ−像を中間転写ベルト19上にベルト転写終了した
後の動作は、形成する画像サイズ(ベルトの移動方向長
さ)の違いに応じてそれぞれ動作が異なる。これは、重
ね画像形成時は、より高画像品質化の実現を目的に、ベ
ルト転写と紙転写動作を同時に処理しないための処置で
ある。形成する画像サイズが大サイズであるために、ベ
ルト転写終了時における重ね画像先端位置が紙転写位置
(紙転写バイアスローラ24−1の位置)を越えている
場合には、紙転写のために中間転写ベルト19を一旦所
定距離高速逆転させた後で、紙転写のための正転動作を
開始する。即ち、図7に示す様に正転区間t1 〜t2
3 〜t4 ,t5 〜t6 ,t7 〜t8 の終了毎に逆転が
行われるが、最後の正転区間t7〜t8 の後の逆転は、
紙転写、クリーニングを行う為の戻しである。
【0022】また、ベルト転写終了時での画像形成サイ
ズ(ベルトの移動方向長さ)が小サイズである場合にお
ける中間転写ベルトの動作は、ベルト転写終了時におけ
る中間転写ベルト上の重ね画像先端位置が紙転写位置よ
り手前に位置するため、紙転写のため引き続き正転動作
を実行することができる。即ち、図8に示す様に正転区
間t11〜t12,t13〜t14,t15〜t16の終了毎に逆転
が行われるが、最後の正転区間t17〜t18の後、時間t
19までの紙転写、クリーニング区間においては正転が行
われる。紙転写終了後は、クリーニング手段22によっ
て中間転写ベルト19上の残トナ−像をクリ−ニング処
理し、クリ−ニング終了後の中間転写ベルトは再度感光
体との接触位置に移動して中間転写ベルト上での重ね画
像が形成される。再度トナ−像の中間転写ベルト上での
重ね画像を形成するため中間転写ベルトのクリ−ニング
終了後、中間転写ベルトは次の画像形成に備え逆転す
る。
【0023】次に、重ね画像形成時の各色現像スリ−ブ
の動作を、図9を用いて説明する。重ね画像形成時に
は、感光体ドラム9上に形成された各色の静電潜像を各
色の現像手段によりトナ−像とするため、スキャナ動作
タイミングを基準に各色現像スリ−ブを所定画像サイズ
長の分だけ正転動作させる。このため、各色現像手段
は、現像可能状態となり感光体ドラム9上にトナ−像が
形成される。トナ−像形成後に各色の現像スリ−ブは一
旦停止し、その後非現像状態にするため、各色現像スリ
−ブを逆転動作させる。このため感光体ドラム上及び各
色現像手段での各色トナ−による混色が防げる。ここ
で、基準とするスキャナ動作タイミングから各色現像ス
リ−ブの正転開始タイミングは、潜像が感光体ドラム9
上の光書き込み位置から各色現像位置までの間を移動す
る距離(時間)に略一致する。また、正転時間は、形成
する画像サイズを現像する時間、現像スリ−ブ立ち上げ
時間、停止時間等を考慮した時間である。各色トナ−の
混色防止については、例えばK現像スリ−ブが逆転完了
(非現像状態)した時の感光体ドラム位置は、C(M、
Y)現像スリ−ブが正転動作を開始時に、感光体ドラム
9上C(M、Y)現像スリ−ブ位置より、感光体ドラム
回転方向下流に位置するために、各色現像手段での混色
が発生しない。
【0024】次に、第1の接離検知手段である転写ベル
ト接離検知手段25−6による検知結果に基づく感光体
ドラム9と中間転写ベルト19との接離状態確認処理、
及び第2の接離検出手段である紙転写部接離検知手段2
4−4による検知結果に基づく中間転写ベルト19と紙
転写部24との接離状態確認処理について説明する。図
10は、感光体ドラム9と中間転写ベルト19との接離
状態確認動作及び中間転写ベルト19と紙転写部24と
の接離状態確認動作の両方に共通する検知結果判定処理
のフローを示す図である。このフローでは、まず、初期
化処理が終了しているかどうかをチェックし(S1)、
初期化処理が未終了であれば(S1でNo)、最終検知
デ−タであり検知結果確認用“確定デ−タ”、検知結果
の中間バッファである“中間デ−タ”、前記“確定デ−
タ”変更用の“カウンタ値”、検出センサタイミング用
“タイマ値”をそれぞれ初期化する。最後に“初期化終
了フラグ”をセット状態とし、この判定処理(S1)及
び初期化処理(S2)を終了する。なお、“初期化フラ
グ”が一度セット状態になれば、初期化処理(S2)は
次回からは実行されない。上記“確定デ−タ”、“中間
デ−タ”、“カウンタ値”、“タイマ値”、“初期化終
了フラグ”、及び“検知データ”のレジスタはデータR
AM50−3内に設けられている。
【0025】次のステップS3ではタイマチェック処理
を行い、検知手段24−4、25−6の検知タイミング
用タイマを確認する。つまり、初期化時点でのシステム
用タイマ値がセットされる“タイマ値”とこの時点での
システム用タイマ値とを比較し所定時間経過していれば
(S3でYes)、検知手段24−4、25−6による
検知処理を実行し、“検知デ−タ”をデータRAM50
−3内の所定の領域に一時記憶する(S4)。次に、
“検知デ−タ”と“中間デ−タ”とを比較し(S5)、
異なる結果であれば(S5でNo)、“中間デ−タ”に
“検知デ−タ”をセットする(S6)。次のカウンタチ
ェック処理(S7)では、初期化処理(S2)で0に初
期化した“カウンタ値”をまず1歩進後、“カウンタ
値”が所定回数値以上であるかを確認する。所定回数値
以上であれば、検知結果として参照する“確定デ−タ”
に“中間デ−タ”をセットする(S8)。ここで、上記
初期化されるデ−タは制御部50内のRAM50−3上
のデ−タであり、またシステム用タイマ同様にCPU5
0−1内のタイマである。なお、上記検知結果判定処理
はメイン制御ル−プ内のどこで実行されても問題はな
い。
【0026】図11は転写ベルト接離状態確認処理のフ
ローを示す図、図12は紙転写部接離状態確認処理のフ
ロ−を示す図である。これらのフロ−は、画像形成開始
後に実行される。図11のフローでは、まず、転写ベル
ト接離駆動源(不図示)をONすると同時にタイマ−を
0クリアしてカウントを開始する(S21)。その後、
所定時間(T20−1)が経過したかどうかをチェック
し(S22)、経過したならば(S22でYes)、前
記ステップS8でセットされた転写ベルト接離検知手段
25−6による検知結果の確定デ−タを参照し、感光体
ドラム9と中間転写ベルト19とが接触しているか離間
しているかを判定する(S23)。そして、接触が確認
された場合には、ベルト転写リセット処理フラグをセッ
トする(S24)。なお、前記ステップS22におい
て、所定時間T20−1が経過したか否かは、たとえば
前記不図示の転写ベルト接離駆動源のONと同時に0ク
リアしたタイマ−の計測時間Tと所定時間T20−1の
設定値とを比較することで判断できる。この所定時間T
20−1時間は、カム軸25−2が1回転する時間と図
15の判定処理において検知を開始してから確定データ
が得られるまでの時間を加算した値である。
【0027】また、図12のフローでは、まず、紙転写
接離駆動源(不図示)をONすると同時にタイマ−を0
クリアしてカウントを開始する(S31)。その後、所
定時間(T20−2)が経過したかどうかをチェックし
(S32)、経過したならば(S32でYes)、前記
ステップS8でセットされた紙転写部接離検知手段24
−4による検知結果の確定デ−タを参照し、紙転写部2
4と中間転写ベルト19とが接触しているか離間してい
るかを判定する(S33)。そして、接触が確認された
場合には、紙転写リセット処理フラグをセットする(S
34)。なお、前記ステップS32において、所定時間
T20−2が経過したか否かは、たとえば前記不図示の
紙転写部接離駆動源のONと同時に0クリアしたタイマ
−の計測時間Tと所定時間T20−2の設定値とを比較
することで判断できる。この所定時間T20−2時間
は、カム軸24−2が1回転する時間と図15の判定処
理において検知を開始してから確定データが得られるま
での時間を加算した値である。
【0028】図13は転写ベルト離間処理のフローを示
す図、図14は紙転写部離間処理のフロ−を示す図であ
る。これらのフロ−は、それぞれ転写ベルト接離状態確
認処理後および紙転写部接離状態確認処理後に実行され
る。図13のフローでは、まず、ベルト転写リセット処
理フラグをチェックする(S41)。その結果、リセッ
ト状態と判定した場合(S41でYes)、すなわち中
間転写ベルト19と感光体ドラム9とが離間している場
合は処理を終了するが、セット状態と判定した場合(S
41でNo)、すなわち中間転写ベルト19と感光体ド
ラム9とが接触している場合は、転写ベルト接離駆動源
(不図示)をON(ベルト転写接離CLをON)すると
同時にタイマ−を0クリアしてカウントを開始する(S
42)。その後、所定時間(T21)が経過したかどう
かをチェックし(S43)、経過したならば(S43で
Yes)、転写ベルト接離駆動源(不図示)をOFF
(ベルト転写接離CLをOFF)し、同時にベルト転写
リセット処理フラグをリセットする(S44)。ここ
で、所定時間T21の間ベルト転写接離CLをONさせ
ることで、カム軸25−2が半回転し、中間転写ベルト
19と感光体ドラム9とが接触状態から離間状態にな
る。
【0029】図14のフローでは、まず、紙転写リセッ
ト処理フラグをチェックする(S51)。その結果、リ
セット状態と判定した場合(S51でYes)、すなわ
ち中間転写ベルト19と紙転写部24(実際には転写
紙)とが離間している場合は処理を終了するが、セット
状態と判定した場合(S51でNo)、すなわち中間転
写ベルト19と紙転写部24とが接触している場合は、
紙転写部接離駆動源(不図示)をON(紙転写接離CL
をON)すると同時にタイマ−を0クリアしてカウント
を開始する(S52)。その後、所定時間(T21)が
経過したかどうかをチェックし(S53)、経過したな
らば(S53でYes)、紙転写接離駆動源(不図示)
をOFF(紙転写接離CLをOFF)し、同時に紙転写
リセット処理フラグをリセットする(S54)。ここ
で、所定時間T21の間ベルト転写接離CLをONさせ
ることで、カム軸24−2が半回転し、中間転写ベルト
19と紙転写部24とが接触状態から離間状態になる。
なお、画像形成モ−ド(単色/多色等)によってはおの
おののリセット処理(S44、S54)を実行しないよ
うにすることも可能である。
【0030】次に、図15を使用して各色の現像器(K
現像器14、C現像器15、M現像器16、Y現像器1
7)を非現像(現像ロ−ラ上の現像剤は穂切り)状態に
する際の各駆動モ−タ(K用現像ロ−ラ駆動モ−タ70
−1、C用現像ロ−ラ駆動モ−タ71−1、M用現像ロ
−ラ駆動モ−タ72−1、Y用現像ロ−ラ駆動モ−タ7
3−1、現像駆動モ−タ74−1)の動作を説明する。
この処理は、画像形成動作開始後、すなわち画像形成指
令が入力された後直ちに実行される。このフローでは、
まず、現像駆動モ−タ74−1をONする(S61)。
次に、感光体ドラム9より下流側の現像器から順に現像
不能状態にするために、まずY用現像ロ−ラ駆動モ−タ
73−1の逆転を開始させる(逆転ON)と同時にタイ
マ−を0クリアしてカウントを開始する(S62)。そ
の後、所定時間(T0)が経過したかどうかをチェック
し(S63)、経過したならば(S63でYes)、現
像駆動モ−タ74−1を停止(OFF)し、今度は、M
用現像ロ−ラ駆動モ−タ72−1の逆転を開始(逆転O
N)させると同時にタイマ−を0クリアしてカウントを
開始する(S64)。その後、所定時間(T0)が経過
したかどうかをチェックし(S65)、経過したならば
(S65でYes)、M用現像ロ−ラ駆動モ−タ72−
1を停止(OFF)し、更に、C用現像ロ−ラ駆動モ−
タ71−1の逆転を開始(逆転ON)させると同時にタ
イマ−を0クリアしてカウントを開始する(S66)。
その後、所定時間(T0)が経過したならば(S67で
Yes)、C用現像ロ−ラ駆動モ−タ71−1を停止
(OFF)し、最後に、K用現像ロ−ラ駆動モ−タ70
−1の逆転を開始(逆転ON)させると同時にタイマ−
を0クリアしてカウントを開始する(S68)。その
後、所定時間(T0)が経過したならば(S69でYe
s)、K用現像ロ−ラ駆動モ−タ70−1をOFFした
後(S70)、処理を終了する。以上の動作により各色
の現像器(K現像器14、C現像器15、M現像器1
6、Y現像器17)は現像不能状態となる。なお、この
処理は、画像形成指令後実行されるが、画像形成モード
(単色/多色等)によっては、前記現像駆動モ−タを停
止することなく処理することも可能である。
【0031】以上のように、本実施の形態では、画像形
成動作開始後、感光体ドラム9と中間転写ベルト19と
の接離状態および及び中間転写ベルト19と紙転写部2
4との接離状態を転写ベルト接離検知手段25−6及び
紙転写部接離検知手段24−4によりそれぞれ検知する
ことにより、感光体ドラム9と中間転写ベルト19との
実際の接離状態及び中間転写ベルト19と転写紙との実
際の接離状態を確認し(図11及び図12のフロー)、
その結果に基づいて、感光体ドラム9と中間転写ベルト
19、および転写紙と中間転写ベルト19とが離間状態
となるように転写ベルト接離駆動源(不図示)及び紙転
写部接離駆動源を駆動制御するようになしたので(図1
3及び図14のフロー)、画像形成動作開始前が接離如
何なる状態であっても、正常な多色画像形成処理をおこ
なうことができる。さらに、本実施の形態では、画像形
成動作開始後、各色毎の現像器(K現像器14、C現像
器15、M現像器16、Y現像器17)を一旦全て非現
像状態にするようにしたので(図15のフロー)、画像
形成開始前各色毎の現像器が現像状態であっても非現像
状態であっても、正常な画像処理を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、多色画像形成装置の一例で
あるカラー複写機について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、カラーファクシミリ、カラー
プリンタ、或いはこれらの機能を兼ね備えた複合機にも
適用できることは無論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下のよ
うな優れた効果を奏するものである。請求項1の発明で
は、画像形成動作開始後、感光体と中間転写ベルト及び
転写紙と中間転写ベルトの接離状態を確認できるので、
画像形成動作開始前の接離状態がいかなる状態であって
も、それぞれの接離状態を適切に切り換えて正常な多色
画像形成処理を行うことが可能になる。また、請求項2
の発明では、画像位置ずれ防止のための中間転写ベルト
のスイッチバッグ動作を実行する多色画像形成時におい
て、感光体と中間転写ベルト、及び中間転写ベルトと紙
転写体それぞれの接離状態を確認し、それぞれ離間状態
にするため、異常画像(位置ずれ、こすれ等)の防止、
及び感光体、中間転写ベルト、転写紙表面のこすれによ
る傷での画像品質の低下が防止できる。また、請求項3
の発明では、画像形成動作開始後、各色用の全ての現像
装置を一旦非現像状態とするため、画像形成開始前が現
像装置が現像/非現像如何なる状態であっても、正常な
画像処理が実行可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する多色画像形成装置の概略構成
説明図。
【図2】図1における現像器の構成図。
【図3】図1における中間転写部の構成図。
【図4】(a) 及び(b) は中間転写ベルトの接離機構及び
動作を示す図。
【図5】(a) 及び(b) は紙転写部の構成及び動作説明
図。
【図6】本発明の制御系の一例の構成を示すブロック
図。
【図7】大サイズ画像を形成する場合の中間転写ベルト
の動作タイミングを示す図。
【図8】小サイズ画像を形成する場合の中間転写ベルト
の動作タイミングを示す図。
【図9】重ね画像形成時の現像スリーブ動作を示す図。
【図10】感光体と中間転写ベルトとの接離状態確認動
作及び中間転写ベルトと紙転写体(紙転写部)との接離
状態確認動作の両方に共通する検知結果判定処理のフロ
ーを示す図である。
【図11】転写ベルト接離状態確認処理のフローを示す
図。
【図12】紙転写部接離状態確認処理のフロ−を示す
図。
【図13】転写ベルト離間処理のフローを示す図。
【図14】紙転写部離間処理のフロ−を示す図。
【図15】非現像状態化処理(現像剤の穂切り処理)の
フロ−を示す図。
【符号の説明】
1 カラ−画像読み取り装置、2 カラー画像記録装置、
3 原稿、4 照明ランプ、5 ミラ−群、6 レンズ、7
カラ−センサ−、8 書き込み光学ユニット、9感光体
ドラム、10 感光体クリ−ニングユニット、11 除電
ランプ、12 帯電器、13 光書き込み位置電位センサ
−、14 K現像器、15C現像器、16M現像器、1
7 Y現像器、18 現像濃度パタ−ン検知器、19 中
間転写ベルト、22 中間転写ベルトクリ−ニング手
段、23 スイ−パブラシ、24−2カム軸(第2の接
離動作手段)、24−4 紙転写部接離検知手段(第2
の接離検知手段)、25−2 カム軸(第1の接離動作
手段)、25−6 転写ベルト接離検知手段(第1の接
離検知手段)、50 制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な感光体と、該感光体を帯電す
    る帯電手段と、該帯電手段によって帯電された感光体を
    各色画像毎の画像信号に応じて露光する露光手段と、該
    露光手段によって感光体上に形成された各色画像毎の静
    電潜像を現像するために感光体に近接配置された各色毎
    の現像手段と、各色毎の現像手段によって感光体上に形
    成された各色トナ−像を、順次転写すべく感光体に対向
    配置された回動可能な中間転写体としての中間転写ベル
    トと、該中間転写ベルト上に重ね合せられたトナ−像を
    転写紙に転写すべく中間転写ベルトに対向配置されると
    ともに中間転写ベルトとの間に転写紙を通紙可能に設け
    られた回動可能な紙転写体と、感光体と中間転写ベルト
    とを接離させる第1の接離動作手段と、中間転写ベルト
    と転写紙とを接離させる第2の接離動作手段とを備え、
    感光体と中間転写ベルトとを接触させて感光体から中間
    転写ベルトにトナ−像を転写した後、中間転写ベルトと
    転写紙とを接触させて中間転写ベルトから転写紙にトナ
    −像を転写するようになした多色画像形成装置におい
    て、 前記感光体と前記中間転写ベルトとの接離を検知する第
    1の接離検知手段と、前記転写紙と前記中間転写ベルト
    との接離を検知する第2の接離検知手段と、画像形成動
    作開始後、これら第1及び第2の接離検知手段の検知結
    果により前記感光体と前記中間転写ベルトとの接離状態
    および前記転写紙と前記中間転写ベルトとの接離状態を
    判定する接離状態確認手段と、を備えたことを特徴とす
    る多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写ベルト上にトナ−像を重ね
    合わせる際、前記感光体上のトナ−像を中間転写ベルト
    上へ転写する前に、中間転写ベルトを転写方向と逆方向
    へ一旦回動させる請求項1記載の多色画像形成装置にお
    いて、画像形成動作開始後、前記接離状態確認手段の判
    定結果に応じて、前記感光体と前記中間転写ベルト、お
    よび前記転写紙と前記中間転写ベルトとが離間状態とな
    るように前記第1及び第2の接離動作手段を駆動制御す
    ることを特徴とする多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 回動可能な感光体と、該感光体を帯電す
    る帯電手段と、該帯電手段によって帯電された感光体を
    各色画像毎の画像信号に応じて露光する露光手段と、該
    露光手段によって感光体上に形成された各色画像毎の静
    電潜像を現像するために感光体に対して並列配置された
    各色毎の現像手段と、これら各色毎の現像手段を現像可
    能状態と非現像状態とに切り替える現像切り替え手段と
    を有する多色画像形成装置において、画像形成動作開始
    後、前記各色毎の現像手段を一旦全て非現像状態にする
    ことを特徴とする多色画像形成装置。
JP8214370A 1996-07-25 1996-07-25 多色画像形成装置 Pending JPH1039576A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6404999B1 (en) * 1999-10-15 2002-06-11 Hitachi, Ltd. Image formation apparatus with determination of state of transfer device
JP2009198841A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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