JP2004341219A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ベルトのスケールに継ぎ目があっても、カラー画像を形成したときに色ズレや色合いの変化が生じないようにする。
【解決手段】中間転写ベルト10に、継ぎ目11を有するスケール5を全周に亘って設け、そのスケール5をセンサ6で読み取ることによりベルトの実際の速度を検知し、その実際の速度に応じて中間転写ベルト10の速度を目標速度に制御装置70が補正制御する。その制御装置70は、センサ6がスケール5の継ぎ目11を検知している間のタイミングのときは画像形成を行わないようにも制御する。それにより、継ぎ目11をセンサ6が検知しているときに中間転写ベルト10のベルト速度を制御できなくても、そのタイミングのときは画像形成を行わないので、形成されるカラー画像に色ズレや色合いの変化が生じない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回動する中間転写ベルトの全周に亘って設けた継ぎ目を有するスケールをセンサで読み取ってそのベルトの実際の速度を検出し、それに応じて中間転写ベルトの速度を目標の速度に補正制御するようにしたタンデム型の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式を使用した画像形成装置である例えば複写機やプリンタは、市場からの要求に伴い、フルカラーの画像を形成可能なものが多くなってきている。
このようなカラー画像の形成が可能なカラー画像形成装置には、1つの感光体のまわりに各色のトナーで現像を行う複数の現像装置を備え、それらの現像装置により感光体上の潜像にトナーを付着させてフルカラーの合成トナー画像を形成し、そのトナー画像を記録材であるシート上に転写してカラー画像を得る、いわゆる1ドラム型のものがある。
また、複数の感光体を並べて配置すると共にその各感光体に対応させて異なる色のトナーで現像をする現像装置をそれぞれ設け、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、その単色のトナー画像をベルト上あるいはシート上に順次転写していくことによりベルト上あるいはシート上にフルカラーの合成カラー画像を形成する、いわゆるタンデム型のものもある。
【0003】
この1ドラム型の画像形成装置とタンデム型の画像形成装置とを比較すると、前者は感光体が1つであることから装置全体を比較的小型化することができ、それに伴ってコストもその分だけ安価になるという利点がある。しかしながら、1つの感光体を複数回(フルカラーの場合には4回)回転させてフルカラー画像を1枚形成する構成であるため、画像形成速度の高速化は困難であるという欠点を有する。
また、後者のタンデム型の画像形成装置の場合には、感光体を複数必要とするため逆に装置が大型化する傾向があり、その分だけコストも高くなってしまうという欠点はあるが、画像形成速度の高速化が図れるという利点がある。
そこで、最近はフルカラーの画像もモノクロ並みの画像形成スピードが望まれていることから、後者のタンデム型の画像形成装置が注目されている。
【0004】
このタンデム型の画像形成装置には、図14に示すように、一直線上にそれぞれ配置した各感光体91Y,91M,91C,91K上のトナー画像を、矢示A方向に回動するシート搬送ベルト93上に担持されて搬送されるシートP上に各転写装置92により順次転写していき、そのシートP上にフルカラーの画像を形成する直接転写方式のものと、図15に示すように、複数の各感光体91Y,91M,91C,91K上のトナー画像を矢示B方向に回動する中間転写ベルト94上に順次重ね合わせていくように転写していき、その中間転写ベルト94上の画像を2次転写装置95によりシートP上に一括転写する間接転写方式のものとがある。
【0005】
この2つの転写方式を比べると、前者は複数の感光体91を並べたその上流側に給紙装置96を、下流側に定着装置97をそれぞれ配置する構成となるため、装置全体がどうしてもシートの搬送方向に長くなって大型化してしまうという欠点がある。
これに対し、後者は2次転写位置を比較的自由に設定することができるため、図15に示した例のように2次転写装置95を中間転写ベルト94の下側に配置すると共に、給紙装置96もその中間転写ベルト94の下側に配置することができるので、装置を幅方向(図15で左右方向)に小型化することができる利点がある。
このように、間接転写方式のタンデム型の画像形成装置は直接転写方式の画像形成装置に比べて利点が多いので、最近では特に注目されている。
【0006】
ところで、各色のトナーに対応させて複数の感光体を並べて配置するタンデム型の画像形成装置では、その各感光体上に形成した異なる色のトナー画像をシート上あるいは中間転写ベルト上に重ね合わせてカラー画像を形成するため、その各色の画像の重ね合わせ位置が狙いの位置に対してずれてしまうと、画像上において色ズレや微妙な色合いに変化が生じてしまうようになるので画像品質が低下してしまう。したがって、その各色のトナー画像の位置ズレ(色ズレ)は重要な問題であった。
その色ズレが発生する原因の一つとして、間接転写方式の転写装置の場合には中間転写ベルト(直接転写方式の場合にはシート搬送ベルト)の速度ムラがあるということが解っている。
そこで、従来の転写ベルトを使用したカラーの画像形成装置には、例えば特許文献1に記載されているように、転写ベルトの速度ムラを補正するようにしたものがある。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−24507号公報(第3〜4頁、第1図)
【0008】
上記文献には、駆動ローラを1本含む5本の支持ローラ間に中間転写ベルト(転写ベルト)を回動可能に張架し、その中間転写ベルトの外周面に、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4色のトナー画像を順次重ね合わせ状態に転写していくことによりフルカラーの画像を形成するカラー複写機が記載されている。
このカラー複写機の中間転写ベルトの内面には、微細且つ精密な目盛で形成したスケールを設けて、そのスケールを光学型の検出器で読み取って中間転写ベルトの移動速度を正確に検知し、その検出した移動速度をフィードバック制御系によりフィードバック制御して中間転写ベルトを正確な移動速度になるように制御している。
【0009】
そして、そのフィードバックの制御系に、上記検出器の他に位置制御回路,速度制御回路,電力変換回路,位置検出回路,速度検出回路等を設け、その位置制御回路で位置検出回路からの正確且つ微細な位置信号と中間転写ベルトの目標位置との偏差を演算し、それにより中間転写ベルトの目標速度を正確に算出し、それを速度制御回路に出力するようにしている。その速度制御回路は、位置制御回路から入力した正確な目標速度と、速度検出回路から入力する速度信号との偏差を演算し、それにより中間転写ベルトを駆動するモータに供給する正確な電気量を算出してそれを電力変換回路に出力し、上記モータの駆動を制御することにより中間転写ベルトの移動を正確な移動速度にしている。
【0010】
ところで、上述したような中間転写ベルトに全周に亘って設けるスケールは、ベルト周長の誤差等により一般的に継ぎ目に隙間ができることが多い。そして、その継ぎ目にできる隙間は、スケールに等間隔に形成されている目盛のピッチ幅と異なる場合が多いので、そのスケールをセンサで読み取ることによりベルトの移動速度を検出してその速度を目標速度に制御するようにしている場合には、ベルトの継ぎ目部分がセンサを通過する際にベルト速度に検出誤差が生じてしまうようになる。
そこで、このようなスケールに継ぎ目を有するベルトを使用する場合においても不都合が生じないようにするため、本出願人は先に特願平2002−322577号(ベルト装置及び画像形成装置)を出願している。
【0011】
このベルト装置は、図16にベルトの一部を平面図で示すように、中間転写ベルト110の幅方向の一端部側の非画像部に低反射部110b,高反射部110cを等間隔に連続させて形成したスケールシール110aを設けると共に、低反射部110bと高反射部110cを検知可能な位置にスケールセンサ180を設けている。
また、スケールシール110aの先端sと後端eとの間に形成される隙間となる継ぎ目に対応させて基準マーク110dを、スケールシール110aよりもベルトの内側に若干位置をずらして設け、その基準マーク110dも非画像部に配置している。さらに、この基準マーク110dを検知可能な位置にマーク検知センサ183を配設している。
【0012】
そして、このベルト装置は、画像形成を行って残りの出力ジョブが無いことを判断したときには、その後にマーク検知センサ183が基準マーク110dを検知した直後に中間転写ベルト110の駆動を停止させる。それにより、中間転写ベルト110は基準マーク110dがマーク検知センサ183により検知された状態で無端移動が停止状態になり、その位置が中間転写ベルト110のホームポジションとなる。
したがって、次回の画像形成プロセスは、マーク検知センサ183が基準マーク110dを検知した直後から開始されるので、スケールセンサ180がスケールシール110aの上記継ぎ目を検知しない位置で行われる正確なベルト速度制御時に画像形成プロセスを実行できるため、ベルトの速度変動に起因するトナー像の重ね合わせズレを防止することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このベルト装置は、画像形成枚数が少ないときには、中間転写ベルトが一周して再びマーク検知センサが基準マークを検知する前に全てのジョブの画像形成を完了してしまうので、画像形成中に上記継ぎ目に起因するベルトの速度変動は生じないが、中間転写ベルトが一周以上することになる画像形成枚数を連続して画像形成するときには、上記継ぎ目がスケールセンサにより検知される位置になったときに、中間転写ベルトが速度変動を生じ、そのとき画像(トナー像)が中間転写ベルトに転写されるようになるため、その画像に重ね合わせズレが生じてしまうようになるという問題点があった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、中間転写ベルトに全周に亘って設けたスケールに継ぎ目がある画像形成装置で、2色以上のトナーを使用して形成するカラー画像を多数枚連続して形成した場合であっても、そのカラー画像に色ズレや色合いの変化が生じないようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、複数の感光体と、その各感光体に形成された画像がそれぞれ1次転写位置で転写される中間転写ベルトとを備え、そのベルトには継ぎ目を有するスケールが全周に亘って設けられ、そのスケールをセンサで読み取ることにより中間転写ベルトの実際の速度を検知し、その実際の速度に応じて中間転写ベルトの速度を目標速度に補正制御するようにしたタンデム型の画像形成装置において、
上記センサが上記スケールの継ぎ目を検知している間のタイミングのときは画像形成を行わないように制御する画像形成タイミング制御手段を設けたものである。
上記センサは、そのセンサが上記スケールの継ぎ目を検知したときに複数の感光体の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体に形成された画像がその感光体の上記1次転写位置を通過する前であって、且つ1次転写位置で感光体から中間転写ベルトに転写された画像が2次転写位置で用紙に転写されるとき以外のタイミングになる位置に配設するとよい。
【0015】
上記中間転写ベルトをシーム位置で継ぎ合わせたベルトとし、上記シーム位置に上記スケールの継ぎ目を一致させて設けるとよい。
また、上記中間転写ベルトをシーム位置で継ぎ合わせたベルトとし、上記センサは上記スケールの継ぎ目を検知したときに中間転写ベルトのシーム位置が複数の感光体の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体の1次転写位置を通過した後になる位置に配設するとよい。
上記センサは、上記スケールの継ぎ目を検知したときに中間転写ベルトのシーム位置が複数の感光体の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体の1次転写位置を通過した後になる位置に配設するとよい。
【0016】
上記画像形成装置において、上記センサが上記スケールの継ぎ目を検知してからその継ぎ目が複数の感光体の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体の1次転写位置に達するまでの間の時間だけ上記センサから入力した信号を遅らせて出力する手段を設け、上記画像形成タイミング制御手段は上記継ぎ目の後端が1次転写位置を通過した後に上記感光体上の画像が中間転写ベルトに転写されるように画像形成タイミングを制御する手段であるようにするとよい。
上記センサは、単色の画像形成モードが選択されたときに使用される感光体の1次転写位置のベルト移動方向下流側に設けられていて、そのセンサが上記スケールの継ぎ目を検知した後に上記使用される感光体上の画像が1次転写位置で中間転写ベルトに転写されるようにするとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態例である画像形成装置の中間転写ベルト付近をベルト移動速度制御系と共に示す概略図、図2は同じくその画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
図2にカラー画像形成装置の一例として示すカラー複写機は、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)の4つのドラム状の感光体40Y,40C,40M,40K(以下、特定しない場合には単に感光体40と呼ぶ)と、その各感光体40に形成された画像がそれぞれローラ状の1次転写装置62が設けられた各1次転写位置で転写される中間転写ベルト10とを備えたタンデム型の画像形成装置である。
【0018】
そして、この画像形成装置は、図1に示すように中間転写ベルト10に継ぎ目11を有するスケール5(図1には一部のみ簡略化して図示している)を全周に亘って例えば貼着により設け、そのスケール5をセンサ6で読み取ることにより中間転写ベルト10の実際の速度を検知し、その実際の速度に応じて中間転写ベルト10の速度(以下、単にベルト速度ともいう)を目標速度に補正制御する制御装置70を設けている。
さらに、この画像形成装置は、センサ6がスケール5の継ぎ目11(図3に明示)を検知している間のタイミングのときは画像形成を行わないように制御する画像形成タイミング制御手段を設けており、その画像形成タイミング制御手段は、この実施の形態では制御装置70が兼ねている。
【0019】
このカラー画像形成装置は、図2に示したように給紙テーブル2上に複写機本体1を載置している。その複写機本体1の上にはスキャナ3を取り付けると共に、その上に原稿自動給送装置(ADF)4を取り付けている。
複写機本体1内には、その略中央に無端ベルト状の中間転写ベルト10を有する転写装置20を設けており、中間転写ベルト10は駆動ローラ9と2つの従動ローラ15,16の間に張架されて図2で時計回り方向に回動するようになっている。また、この中間転写ベルト10は、従動ローラ15の左方に設けられているクリーニング装置17により、その表面に画像転写後に残留する残留トナーが除去されるようになっている。
【0020】
その中間転写ベルト10の駆動ローラ9と従動ローラ15の間に架け渡された直線部分の上方には、その中間転写ベルト10の移動方向に沿って、上述した4個の各感光体40を、それぞれ図2で反時計回り方向に回転可能に設けている。そして、その各感光体上に形成された各画像(トナー画像)が、中間転写ベルト10上に直接重ね合わせ状態に順次転写されていくようになっている。
そのドラム状の各感光体40の回りには、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64をそれぞれ設けている。そして、その感光体の上方に、露光装置21を設けている。
【0021】
一方、中間転写ベルト10の下側には、その中間転写ベルト10上の画像を記録材であるシートPに転写する転写部となる2次転写装置22を設けている。その2次転写装置22は、2つのローラ23,23間に無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡したものであり、その2次転写ベルト24が中間転写ベルト10を介して従動ローラ16に押し当たるようになっている。この2次転写装置22は、2次転写ベルト24と中間転写ベルト10との間に送り込まれるシートPに、中間転写ベルト10上のトナー画像を一括転写する。
その2次転写装置22のシート搬送方向下流側には、シートP上のトナー画像を定着する定着装置25があり、そこでは無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられている。
なお、2次転写装置22は、画像転写後のシートを定着装置25へ搬送する機能も果たす。また、この2次転写装置22は、転写ローラや非接触のチャージャを使用した転写装置であってもよい。
その2次転写装置22の下側には、シートの両面に画像を形成する際にシートを反転させるシート反転装置28を設けている。
【0022】
このカラー複写機は、カラーのコピーをとるときは、原稿自動給送装置4の原稿台30上に原稿をセットする。また、手動で原稿をセットする場合には、原稿自動給送装置4を開いてスキャナ3のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動給送装置4を閉じてそれを押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動給送装置4に原稿をセットしたときは、その原稿がコンタクトガラス32上に給送される。また、手動で原稿をコンタクトガラス32上にセットしたときは、直ちにスキャナ3が駆動し、第1走行体33及び第2走行体34が走行を開始する。そして、第1走行体33の光源から光が原稿に向けて照射され、その原稿面からの反射光が第2走行体34に向かうと共に、その光が第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入射して、原稿の内容が読み取られる。
【0023】
また、上述したスタートスイッチの押下により、中間転写ベルト10が回動を開始する。さらに、それと同時に各感光体40Y,40C,40M,40Kが回転を開始して、その各感光体上にイエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)の各単色画像を形成する動作を開始する。そして、その各感光体上に形成された各色の画像は、図2で時計回り方向に回動する中間転写ベルト10上に重ね合わせ状態に順次転写されていき、そこにフルカラーの合成カラー画像が形成される。
一方、上述したスタートスイッチの押下により、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、ペーパーバンク43の中の選択された1つの給紙カセット44からシートPが繰り出され、それが分離ローラ45により1枚に分離されて給紙路46に搬送される。
【0024】
そのシートPは、搬送ローラ47により複写機本体1内の給紙路48に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止する。
また、手差し給紙の場合には、手差しトレイ51上にセットされたシートPが給紙ローラ50の回転により繰り出され、それが分離ローラ52により1枚に分離されて手差し給紙路53に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止状態になる。
そのレジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、一旦停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込む。そして、そのシートP上に2次転写装置22でカラー画像が転写される。
【0025】
その画像が転写されたシートPは、搬送装置としての機能も有する2次転写装置22により定着装置25へ搬送され、そこで熱と加圧力が加えられることにより転写画像が定着される。その後、そのシートPは、切換爪55により排出側に案内され、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてそこにスタックされる。
また、両面コピーモードが選択されているときには、片面に画像を形成したシートPを切換爪55によりシート反転装置28側に搬送し、そこで反転させてて再び転写位置へ導き、今度は裏面に画像を形成した後に、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出する。
【0026】
図1に示したセンサ6は、中間転写ベルト10の内面に全周に亘って設けたスケール5(図3及び図4に明示)を読み取り可能な位置に配設されており、図5に示すようにそのセンサ6がスケール5を検知した情報から中間転写ベルト10の実際の速度を検出して、その実際の速度に応じて中間転写ベルト10の速度を目標速度(基本速度)に制御装置70が補正する。
その制御装置70は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備えている。
【0027】
ところで、図3に示したように、帯状に長いスケール5を中間転写ベルト10の内面に周方向に沿って貼り付けると、そのスケール5の開始端部5sと終端部5eとからなる継ぎ目11には図示のように隙間ができたりする(場合によっては重なることもある)。
このようにケール5の継ぎ目11に隙間ができると、その継ぎ目11の部分ではスケール信号が発生しないため、ベルト速度の制御はその継ぎ目11がセンサ6を通過するまでの間不可能となる。したがって、この場合には中間転写ベルト10上に転写される各色のトナー像の重ね合わせ位置がずれたり、色の濃淡が発生したりして異常画像となる。
【0028】
そこで、この実施の形態では、スケール5とは別のホームポジションマーカ12をスケール5の継ぎ目11の部分に対応させてベルトの幅方向で内側に若干位置をずらして設け、そのホームポジションマーカ12をセンサ6とは別のマーカ検知センサ13で検知可能にしている。
なお、このホームポジションマーカ12及びマーカ検知センサ13は、図1では継ぎ目11とセンサ6に重なって、図上においてそれぞれ奥側に位置する。
そして、図5に示したように、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知した信号を制御装置70が入力し、その信号を受けて制御装置70が有するモータ制御部が、中間転写ベルト10を停止させるときには、継ぎ目11の部分をセンサ6が検知(同時にマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知)したときにベルト駆動モータ7の駆動を停止させることにより中間転写ベルト10をホームポジションで停止させる制御をする。
【0029】
次に、中間転写ベルト10の駆動系及びその中間転写ベルト10のベルト速度検出系について、詳しく説明する。
図1に示したように、ベルト駆動モータ7の回転力は、中間転写ベルト10を回動可能に張架すると共にそのベルトを駆動する駆動ローラ9に伝達される。中間転写ベルト10は、例えば弗素系樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリイミド樹脂等で形成するベルトであり、そのベルトの全層や、その一部を弾性部材で形成するようにした弾性ベルトを使用したりする。
ベルト駆動モータ7は、駆動ローラ9を回転させることにより中間転写ベルト10を矢示C方向に回動させるが、その間の回転力の伝達は直接であってもよいし、間にギヤを介したものであってもよい。
【0030】
中間転写ベルト10には、感光体40Y,40C,40M,40Kの順に、そこに形成されている異なる色の単色画像(トナー像)が順次重ね合わせ状態に転写されていく。
なお、中間転写ベルト10の内面には、前述したスケール5を全周に亘って図3に示したように当間隔に形成しているが(図示の都合上継ぎ目11付近の一部のみ図示)、そのスケール5のベルト幅方向の位置は感光体の端部に対応する位置にしている。
そして、前述したホームポジションマーカ12も、図3に示したように感光体の端部に対応する位置に配設されており、そのホームポジションマーカ12とスケール5は共に非画像形成領域に位置する。
また、中間転写ベルト10の停止時には、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知したホームポジションで停止するようになっている。
【0031】
センサ6は、その一例を図4に示すように、例えば一対の発光素子6aと受光素子6bを備えた反射型光学センサであり、発光素子6aからスケール5に向けて照射した光の反射光を受光素子6bで受光し、その際にスケール5のスリット部5aとそれ以外の部分5bとで異なる反射光量を検出する。
すなわち、センサ6はスケール5のスリット部5aとそれ以外の部分5bとで異なる反射率の違いにより、HighとLowの2値の信号を出力する。
ここで、例えばセンサ6のタイプが、受光素子6bが光を受光するとHigh信号を出力するタイプのものだとすると、スケール5のスリット部5aの反射率がスリット以外の部分5bよりも高くなるように形成されていれば、センサ6から出力される信号は図4のtの範囲が、スリット部5aがセンサ6を通過している間の出力となる。したがって、中間転写ベルト10が回動するに伴い、センサ6の検出範囲を通過するスリット部5aの有無により、センサ6の出力がHigh、Lowを図示のように繰り返す。
【0032】
したがって、その信号がLowからHighに変化した時点から次のLowからHighに変化するまでの時間Tを求めることにより、中間転写ベルト10の表面の移動速度(以下、単にベルト速度ともいう)を検出することができる。
なお、これはあくまで中間転写ベルト10のベルト速度を検出する方法の一例であり、中間転写ベルト10に形成したスケールを検知することによりそのベルトの移動速度を検出することができるものであれば、そこに使用するセンサやスケールの種類はいずれのものであってもよいし、その検出方法もいずれの検出方法を用いてもよい。
なお、マーカ検知センサ13も、例えばセンサ6と同様な反射型光学センサを使用する。
【0033】
次に、中間転写ベルト10のベルト速度の制御について図6を参照して説明する。
図1に示した制御装置70が有するのマイクロコンピュータは、所定のタイミングで図6に示す中間転写ベルトの移動速度補正処理をスタートさせる。
まずステップ1で、ベルト駆動モータ7をONにして、それを目標速度である基本速度Vで回転させるようにし、ステップ2へ進む。そこでは、ベルト駆動モータ7をOFFにする信号を入力しているか否かを判断し、OFF信号を入力していればステップ3へ進んでベルト駆動モータ7をOFFにして、この処理を終了する。
また、ステップ2でOFF信号を入力していなくてステップ4へ進んだときには、そこでフィードバックされるセンサ6からの信号を入力し、その情報から中間転写ベルト10の表面の実際の速度V′を検出する。そして、次のステップ5で、基本速度Vと実際の速度V′との速度比較を行う。
【0034】
次のステップ6では、その基本速度Vと実際の速度V′とが同じでないか(V≠V)を判断し、その基本速度Vと実際の速度V′が同じで、その間に速度差がなければ(許容できる速度差)、中間転写ベルト10は基本速度Vと同じ速度でベルト表面が回転していると判断できるので、そのまま基本速度Vで制御を継続してステップ2へ戻り、再びそのステップ2以降の判断及び処理を繰り返す。
また、ステップ6の判断で、基本速度Vと実際の速度V′とが同じでないときにはステップ7に進んで、そこで基本速度Vと中間転写ベルト10の実際の速度V′とのベルト表面の速度差V″を計算する。
そして、ステップ8で、その速度差V″がV″>0であるか否かを判断し、V″>0であれば(YESの判断)、基本速度Vよりも、中間転写ベルト10の実際の速度V′の方が遅いと判断できるので、基本速度Vに速度差V″を加えた速度Vになるように、ベルト駆動モータ7の回転数を制御し、その後ステップ2へ戻る。
【0035】
また、ステップ8の判断で速度差V″がV″>0でないときには、速度差V″はV″<0であって中間転写ベルト10の実際の速度V′のベルト表面速度が基本速度Vよりも速いと判断できるので、ステップ10へ進んで、そこで基本速度Vから速度差V″を差し引いた速度Vになるように、ベルト駆動モータ7の回転数を制御し、その後ステップ2へ戻る。
そして、そのステップ2以降の判断及び処理を繰返すことにより、中間転写ベルト10の表面の実際の速度V′が基本速度Vになるように補正制御する。そして、ステップ2でベルト駆動モータ7をOFFにする信号の入力を判断するとステップ3へ進んで、ベルト駆動モータ7をOFFにして、この処理を終了する。
【0036】
ところで、図3に示したように、スケール5の継ぎ目11に隙間ができているときには、その継ぎ目11の部分ではスケール信号が発生しないため、その継ぎ目11がセンサ6を通過するまでの間はベルト速度をフィードバック制御できなくなることを前述した。
そこで、この実施の形態では、スケール5と別のホームポジションマーカ12をスケール5の継ぎ目11の部分に対応させて設け、そのホームポジションマーカ12をマーカ検知センサ13で検知することによりスケール5の継ぎ目11を検知可能にしている。
そして、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知している間、すなわちセンサ6がスケール5の継ぎ目11を検知している間のタイミングのときに画像形成を行ったり、各感光体40上の画像を中間転写ベルト10に転写したりしないように、図1に示した制御装置70が画像形成タイミングを制御するようになっている。
【0037】
すなわち、このカラー画像形成装置の制御装置70は、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知することによりスケール5の継ぎ目11を検知したときには、そのマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知している間のタイミングでは画像形成を行わないように制御し、その間は画像形成領域外として扱う。
なお、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知している間も中間転写ベルト10は回動させ続けるので、ホームポジションマーカ12はすぐにマーカ検知センサ13を通過するようになる。そこからは、スケール5は再び一定のピッチ幅となるため、センサ6からの出力を基にして中間転写ベルト10のベルト速度を目標速度に保つフィードバック制御を開始すると共に、画像形成動作も開始する。
【0038】
図7は制御装置70が有するマイクロコンピュータが行なう画像形成タイミング制御処理を示すフロー図である。
制御装置70が有するマイクロコンピュータは、所定のタイミングで図7に示すルーチンをスタートさせると、まず最初のステップでマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知することによりスケール5の継ぎ目11を検知したか否かを判断し、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知していれば画像形成動作を停止させる。
そして、中間転写ベルト10の回動によりマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知しなくなる(継ぎ目11を検知しなくなる)とベルト速度のフィードバック制御を開始し、次のステップで画像形成動作を開始させ、この処理を終了する。
【0039】
なお、連続して形成する画像形成枚数が多いときには、その画像形成の途中で中間転写ベルト10が1回転することにより継ぎ目11が再びセンサ6の位置に達することになるが、その継ぎ目11がセンサ6の位置に達したときに画像形成が1画像を形成している途中の段階にならないように、制御装置70は画像形成タイミングを制御する。
その制御は、センサ6及びマーカ検知センサ13の位置と、中間転写ベルト10の周長と、指定された画像のベルト移動方向の長さ及び紙間隔と、指定された画像形成枚数等の情報から判断して、容易に行なうことができる。
【0040】
このように、この実施の形態では、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知(このときセンサ6は継ぎ目11を同時に検知)すると画像形成動作を停止させ、そのマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知しなくなると画像形成動作を開始させる。
したがって、スケール5に継ぎ目11があって、図3に示したようにその継ぎ目11のベルト移動方向の隙間がXであったとすると、上述したような画像形成タイミングの制御を行わなかったときには、スケール5が継ぎ目11の隙間Xを読み取っている間はセンサ6がスケール5から得る信号がないので、その間は中間転写ベルト10の正常なベルト速度制御ができなくなるため、そこで画像形成を行なった場合には中間転写ベルト10に速度ムラができ、それにより各色のトナー像の重ね合わせ位置がずれたり、色の濃淡が発生したりして異常画像となるが、この実施の形態によればそれを防止することができる。
【0041】
なお、ホームポジションでは、スケール5の継ぎ目11をセンサ6が検知した状態で中間転写ベルト10が停止するが、その停止状態でセンサ6が継ぎ目11を検知していても、特に問題になることはない。
また、中間転写ベルト10の駆動立上り時及び駆動立下がり時に継ぎ目11の部分をセンサ6が検知するタイミングが含まれることにより、そのベルトの駆動立上り及び立下がりの期間中に中間転写ベルト10に速度変動が発生したとしても、その駆動立上り及び立下がりの期間中は画像形成をしないので、特に問題になることはない。
【0042】
さらに、中間転写ベルト10の駆動立上り及び駆動立下がり期間中は、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知している期間はセンサ6によるスケール5の読取りを中止させるようにしてもよい。
このように、スケール5の継ぎ目11の部分では画像形成を行わないようにすることにより、継ぎ目11に隙間ができても重ねた画像に色ずれ等が発生しないようにすることができる。
【0043】
図8はスケールの継ぎ目を検知するセンサを最適な位置に配置するようにした画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な概略図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、センサ6及びマーカ検知センサ13を、センサ6がスケール5の継ぎ目11を検知すると共にマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知したときに4つの感光体40の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体40Yに形成された画像がその感光体40Yの1次転写位置Hを通過する前であって、且つ1次転写位置Hで感光体40Yから中間転写ベルト10に転写された画像が2次転写位置Iでシート(用紙)Pに転写されるとき以外のタイミングになる図示の位置にそれぞれ配設している。
【0044】
言葉を変えて説明すると、1次転写位置H及び2次転写位置Iを画像が通過する際には、センサ6が継ぎ目11を、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12をそれぞれ検知しないような位置に、センサ6とマーカ検知センサ13をそれぞれ配置する。
具体例を示すと、例えばA4サイズの用紙(横210mm×縦297mm)を横送りの状態でそこに画像を形成する場合には、第1ステーションの感光体40Yに形成された画像がその感光体40Yの1次転写位置Hを通過する前に継ぎ目11がセンサ6によって検知(同様にマーカ検知センサ13もホームポジションマーカ12を検知)されるようにする。
【0045】
そして、その感光体40Y上から1次転写位置Hで中間転写ベルト10上に転写された画像が第4ステーションの感光体40Kの1次転写位置を通過し、且つ2次転写位置Iの手前の少なくともA4サイズの用紙の横方向の長さ210mm、それ以外の用紙を使用する場合には少なくともその用紙1枚の送り方向の長さ分の間はセンサ6が継ぎ目11を読み取らない位置にセンサ6(マーカ検知センサ13も同様)を配置する。それにより、中間転写ベルト10上の画像を2次転写位置IでシートPに転写している最中にセンサ6が継ぎ目11を検知してしまうのを回避することができる。
このように、この実施の形態では、1次転写位置H及び2次転写位置Iを画像が通過している間にセンサ6が継ぎ目11を、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12をそれぞれ検知することがないので、継ぎ目11がセンサ6により検知される位置で中間転写ベルト10に速度ムラが生じても、そのタイミングでは画像の転写は行われないので、カラー画像の色ずれや色むらを防止することができる。
【0046】
図9はシーム位置で継ぎ合わせた中間転写ベルトを使用した画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な概略図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、中間転写ベルト10′にシーム位置14で継ぎ合わせたベルトを使用している。そして、そのシーム位置14にスケール5の継ぎ目11をベルトの周方向で一致させて設けている。
また、この画像形成装置においても、図1で説明した実施の形態と同様に、制御装置70はマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知することによりスケール5の継ぎ目11を検知したときには、そのマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知している間のタイミングでは画像形成を行わないように制御し、その間は画像形成領域外として扱う。
【0047】
したがって、このようにシーム位置14で継ぎ合わせた中間転写ベルト10′を有する画像形成装置で2色以上のカラー画像を形成しても、色ずれや色むらを防止することができる。
なお、中間転写ベルト10′のシーム位置14の部分は、一般的にシーム位置14以外の場所のように平坦でないことが多いので、その部分には画像を形成しないようにすることが好ましい。
【0048】
図10はシーム位置で継ぎ合わせた中間転写ベルトを使用してそのシーム位置とスケールの継ぎ目とを周方向の位置で異ならせた画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な概略図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、中間転写ベルト10″にシーム位置14で継ぎ合わせたベルトを使用し、センサ6及びマーカ検知センサ13を、センサ6がスケール5の継ぎ目11を検知すると共に、マーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12をそれぞれ検知したときに中間転写ベルト10″のシーム位置14が4つの感光体40の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体40Yの1次転写位置Hを通過した後になる位置に配設している。
【0049】
また、この画像形成装置においても、図1で説明した実施の形態と同様に、制御装置70はマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知することによりスケール5の継ぎ目11を検知したときには、そのマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知している間のタイミングでは画像形成を行わないように制御し、その間は画像形成領域外として扱う。
この実施の形態によれば、センサ6が継ぎ目11を検知(同時にマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知)したときに、中間転写ベルト10″のシーム位置14は感光体40Yの1次転写位置Hを通過した後になり、センサ6が継ぎ目11を検知している間は画像の形成を行わないので、既に1次転写位置Hを通過している中間転写ベルト10″のシーム位置14には画像が転写されない。
したがって、一般的に平坦でないシーム位置14の部分に画像が形成されるのを防止することができるので、形成したカラー画像に色ずれや色むらができないようにすることができる。
【0050】
図11はシーム位置で継ぎ合わせた中間転写ベルトを使用してそのシーム位置とスケールの継ぎ目とを周方向の位置で一致させた画像形成装置の実施形態を示す図8及び図9と同様な概略図であり、図8及び図9と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、センサ6及びマーカ検知センサ13を、そのセンサ6が継ぎ目11を検知し、同時にマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知したときに中間転写ベルト10′のシーム位置14が4つの感光体40の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体40Yの1次転写位置Hを通過した後になる位置にそれぞれ配設している。
そして、この画像形成装置も、シーム位置14にスケール5の継ぎ目11をベルトの周方向で一致させて設けている。
したがって、センサ6及びマーカ検知センサ13の配置場所は、感光体40Yのある第1ステーションの1次転写位置Hの通過直後となる。
【0051】
また、この画像形成装置においても、制御装置70はマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知することによりスケール5の継ぎ目11を検知したときには、そのマーカ検知センサ13がホームポジションマーカ12を検知している間のタイミングでは画像形成を行わないように制御し、その間は画像形成領域外として扱う。
このように、この実施の形態では、センサ6及びマーカ検知センサ13を第1ステーションの1次転写位置Hの通過直後に配設しているので、継ぎ目11が上記1次転写位置Hを通過した直後に、その継ぎ目11をセンサ6が検知しなくなるとすぐに画像形成動作を開始する。したがって、シームのある中間転写ベルト10′を使用していてもシーム位置14以外の平坦なベルト部分を最も有効に使用して画像形成をすることができ、その形成したカラー画像には色ずれや色むらができない。
【0052】
図12はセンサが中間転写ベルト上のスケールの継ぎ目を検知してから所定時間経過後にセンサから入力した信号を遅らせて出力する手段を設けた画像形成装置の実施形態を示す図8及び図9と同様な概略図であり、図8及び図9と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、センサ6がスケール5の継ぎ目11を検知してからその継ぎ目11が4つの感光体40の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体40Yの1次転写位置Hに達するまでの間の時間tだけセンサ6から入力した信号を遅らせて出力する手段を制御装置70′内に設け、画像形成タイミング制御手段として機能する制御装置70′が、継ぎ目11の後端が1次転写位置Hを通過した後に感光体40Y上の画像が中間転写ベルト10 に転写されるように画像形成タイミングを制御する。
そして、この実施の形態では、スケール5の継ぎ目11と中間転写ベルト10′のシーム位置14とを、ベルト周方向の位置で一致させている。
【0053】
ここで、センサ6による読み取り位置をAとする。また、1色目の第1ステーションの感光体40Yの1次転写位置(ベルトへの作像開始位置)は、上述したようにHである。
そのAからHまでのベルト面に沿う長さをD、画像形成時における中間転写ベルト10′のベルト速度をVとすると、その長さDの先端部分がセンサ6により読み取られてからその先端部分が1次転写位置Hに達するまでの時間がtであり、それはt=D/V(s)となる。
この時間tは、センサ6がスケール5の継ぎ目11を検知してから、その継ぎ目11が作像部の第1ステーションHに達するまでの時間に等しいことになる。また、スケール5の継ぎ目11の幅Xの部分が全てセンサ6を通過する時間をt′とすると、t′=X/Vとなる。
【0054】
この実施の形態では、上述したように制御装置70′は、センサ6がスケール5の継ぎ目11(正確には先端)を検知してからその継ぎ目11が感光体40Yの1次転写位置Hに達するまでの間の時間tだけセンサ6から入力した信号を遅らせて出力する手段も有している。したがって、この制御装置70′は、その時間tだけ遅延したタイミングで、中間転写ベルト10′のベルト速度が目標速度になるように速度制御を行う。
この実施の形態によれば、センサ6を任意の位置、例えば図12に示した位置に設け、そのセンサ6が継ぎ目11の先端を検知しても、制御装置70′がセンサ6からの信号によりベルト速度の制御を開始するのは、それから時間t後、すなわち継ぎ目11の先端が感光体40Yの1次転写位置Hに達するタイミングとなる。
そして、この実施形態では、上述したように継ぎ目11の後端が1次転写位置Hを通過した後、すなわちセンサ6が継ぎ目11の先端を検知してから時間t+t′(s)後に感光体40Y上の画像が中間転写ベルト10′に転写されるように画像形成タイミングを制御する。つまり、継ぎ目11が1次転写位置Hを通過している間は画像形成領域外として扱う。
【0055】
このように、この実施形態では、センサ6がスケール5の継ぎ目11の部分を読み取っても、そのベルト速度の制御はセンサ6が継ぎ目11を読み取ってから時間t(s)後に行なうので、その継ぎ目11の部分が第1ステーションの1次転写位置Hを通過時にベルト速度にムラが生じることになる。
この実施形態によれば、スケール5の継ぎ目11が全て感光体40Yの1次転写位置Hを通過してスケールピッチが等間隔になると共に、継ぎ目11に一致させて設けているシーム位置14が全て上記1次転写位置Hを通過した後に、中間転写ベルト10′上に感光体40Y上の画像が転写される。したがって、その画像はシーム位置14以外の平滑なベルト面に転写されるので、カラー画像であっても色ずれや色むらの無い良好な画像になる。
【0056】
図13はセンサを単色の画像形成モードが選択されたときに使用される感光体の1次転写位置のベルト移動方向下流側に設けた画像形成装置の実施形態を示す図9と同様な概略図であり、図9と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態によるカラーの画像形成装置は、センサ6を、単色(白黒等)の画像形成モードが選択されたときに使用される感光体40Kの1次転写位置H′のベルト移動方向下流側に設け、そのセンサ6がスケール5の継ぎ目11を検知した後に、使用される感光体40K上の画像が1次転写位置H′で中間転写ベルト10′に転写されるようにしている。
このようにすれば、センサ6はベルト速度にムラができるスケール5の継ぎ目11を1次転写位置H′の通過後に検知し、この実施の形態でも継ぎ目11をセンサ6が検知している間は画像を形成しない領域とするため、その画像形成をしない領域を1次転写位置H′の直後の最も効率的な位置にすることができる。したがって、画像形成のジョブをほとんど止めることなしに画像形成を行うことができる。
【0057】
なお、センサ6の位置は、単色の画像形成モードが選択されたときに使用される感光体40の1次転写位置の直後にすることが、上述した画像形成をしない領域を最小限にする上で好ましい。
また、この実施の形態のように、ベルトのシーム位置14を継ぎ目11にベルトの周方向で一致させるようにしておけば、継ぎ目11が1次転写位置H′を通過した直後に画像形成を行った際に、その画像がシーム位置14に形成されないので好ましい。
さらに、単色の画像形成モードが選択されたときに使用する感光体は、感光体40Kに限ることなしに他の感光体を選択し、その選択した感光体の1次転写位置のベルト移動方向下流側にセンサ6を設けるようにすることもできる。
以上、各実施形態について説明したが、その各実施形態における継ぎ目11の部分の隙間検知は、マーカ検知センサ13とホームポジションマーカ12を設けなくてもセンサ6の出力信号の変化から判断することもできるが、ベルト周長の誤差等によりスケール5の両端部が重なり合うこともあるので、その点を考慮すると上述した各実施形態のように、ホームポジションマーカ12を継ぎ目11に対応させて設け、それを検知するマーカ検知センサ13を設けることが、より好ましい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による画像形成装置によれば、中間転写ベルトに全周に亘って設けたスケールに継ぎ目がある場合には、その継ぎ目部分をセンサが検知しているときは中間転写ベルトのベルト速度を制御できなくなってしまうが、その継ぎ目をセンサが検知している間のタイミングのときは画像形成を行わないように制御するので、2色以上のトナーを使用してカラー画像を多数枚連続して形成した場合であっても、そのカラー画像に色ズレや色合いの変化が生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例である画像形成装置の中間転写ベルト付近をベルト移動速度制御系と共に示す概略図である。
【図2】同じくその画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
【図3】ベルト速度検出用のスケールが全周に亘って設けられた中間転写ベルトの一部を示す平面図である。
【図4】中間転写ベルトに設けたスケールを読み取るセンサとそのセンサが出力するセンサ信号を示す概略図である。
【図5】図2の画像形成装置が有する制御装置とその関連構成を示すブロック図である。
【図6】中間転写ベルトの移動速度補正処理を示すフロー図である。
【図7】図1の制御装置が有するマイクロコンピュータが行なう画像形成タイミング制御処理を示すフロー図である。
【図8】スケールの継ぎ目を検知するセンサを最適な位置に配置するようにした画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な概略図である。
【図9】シーム位置で継ぎ合わせた中間転写ベルトを使用した画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な概略図である。
【図10】シーム位置で継ぎ合わせた中間転写ベルトを使用しそのシーム位置とスケールの継ぎ目とを周方向の位置で異ならせた画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な概略図である。
【図11】シーム位置で継ぎ合わせた中間転写ベルトを使用しそのシーム位置とスケールの継ぎ目とを周方向の位置で一致させた画像形成装置の実施形態を示す図8及び図9と同様な概略図である。
【図12】センサが中間転写ベルト上のスケールの継ぎ目を検知してから所定時間経過後にセンサから入力した信号を遅らせて出力する手段を設けた画像形成装置の実施形態を示す図8及び図9と同様な概略図である。
【図13】センサを単色の画像形成モードが選択されたときに使用される感光体の1次転写位置のベルト移動方向下流側に設けた画像形成装置の実施形態を示す図9と同様な概略図である。
【図14】従来の直接転写方式の画像形成装置の一例を画像形成部のみ示す構成図である。
【図15】従来の間接転写方式の画像形成装置の一例を画像形成部のみ示す構成図である。
【図16】本出願人が先に出願したベルト装置の中間転写ベルトに設けたスケールの隙間を検知する検知系について説明するための平面図である。
【符号の説明】
5:スケール 6:センサ
10,10′,10″:中間転写ベルト
11:継ぎ目 14:シーム位置
40Y,40M,40C,40K:感光体
70,70′:制御装置

Claims (7)

  1. 複数の感光体と、その各感光体に形成された画像がそれぞれ1次転写位置で転写される中間転写ベルトとを備え、該ベルトには継ぎ目を有するスケールが全周に亘って設けられ、該スケールをセンサで読み取ることにより前記中間転写ベルトの実際の速度を検知し、その実際の速度に応じて前記中間転写ベルトの速度を目標速度に補正制御するようにしたタンデム型の画像形成装置において、
    前記センサが前記スケールの継ぎ目を検知している間のタイミングのときは画像形成を行わないように制御する画像形成タイミング制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記センサは、該センサが前記スケールの継ぎ目を検知したときに前記複数の感光体の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体に形成された画像が該感光体の前記1次転写位置を通過する前であって、且つ前記1次転写位置で前記感光体から前記中間転写ベルトに転写された画像が2次転写位置で用紙に転写されるとき以外のタイミングになる位置に配設されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写ベルトはシーム位置で継ぎ合わせたベルトであり、前記シーム位置に前記スケールの継ぎ目を一致させて設けていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写ベルトはシーム位置で継ぎ合わせたベルトであり、前記センサは前記スケールの継ぎ目を検知したときに前記中間転写ベルトのシーム位置が前記複数の感光体の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体の1次転写位置を通過した後になる位置に配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記センサは、前記スケールの継ぎ目を検知したときに前記中間転写ベルトのシーム位置が前記複数の感光体の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体の1次転写位置を通過した後になる位置に配設されていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 請求項1記載の画像形成装置において、前記センサが前記スケールの継ぎ目を検知してからその継ぎ目が前記複数の感光体の最もベルト移動方向上流側に位置する感光体の1次転写位置に達するまでの間の時間だけ前記センサから入力した信号を遅らせて出力する手段を設け、前記画像形成タイミング制御手段は前記継ぎ目の後端が前記1次転写位置を通過した後に前記感光体上の画像が前記中間転写ベルトに転写されるように画像形成タイミングを制御する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記センサは、単色の画像形成モードが選択されたときに使用される感光体の1次転写位置のベルト移動方向下流側に設けられていて、該センサが前記スケールの継ぎ目を検知した後に前記使用される感光体上の画像が前記1次転写位置で前記中間転写ベルトに転写されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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