JPH0829705A - Evfレンズ - Google Patents
EvfレンズInfo
- Publication number
- JPH0829705A JPH0829705A JP6165246A JP16524694A JPH0829705A JP H0829705 A JPH0829705 A JP H0829705A JP 6165246 A JP6165246 A JP 6165246A JP 16524694 A JP16524694 A JP 16524694A JP H0829705 A JPH0829705 A JP H0829705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- object side
- evf
- line
- epsilon3
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Telescopes (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビデオカメラの電子ビューファインダに用い
るEVFレンズにおいて、低い拡大率によるレンズ全長
の増大を抑え、小型で優れた像性能を持つレンズ系を提
供する。 【構成】 物体面4からアイポイントまでの間に順に物
体側に強い負の屈折面を持ったメニスカス形状の第1レ
ンズ、物体側に強い正の屈折面を持った両凸形状の第2
レンズを配置し、第1,第2レンズの物体側の面の非球
面形状を表す円錐係数ε1,ε3の値が、 0.27<ε1<1.55 (1) −2.90<ε3<−1.27 (2) なる条件を満たすように構成する。
るEVFレンズにおいて、低い拡大率によるレンズ全長
の増大を抑え、小型で優れた像性能を持つレンズ系を提
供する。 【構成】 物体面4からアイポイントまでの間に順に物
体側に強い負の屈折面を持ったメニスカス形状の第1レ
ンズ、物体側に強い正の屈折面を持った両凸形状の第2
レンズを配置し、第1,第2レンズの物体側の面の非球
面形状を表す円錐係数ε1,ε3の値が、 0.27<ε1<1.55 (1) −2.90<ε3<−1.27 (2) なる条件を満たすように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラなどに好適
な電子ビューファインダ用レンズ(以下EVFレンズと
略称する)に関する。
な電子ビューファインダ用レンズ(以下EVFレンズと
略称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラの普及に伴い、電子
ビューファインダの小型及び高画質化が進み、この要素
部品であるEVFレンズにおいても小型及び高性能化が
強く要望されている。
ビューファインダの小型及び高画質化が進み、この要素
部品であるEVFレンズにおいても小型及び高性能化が
強く要望されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来のEVF
レンズの一例について説明する。図4は従来のEVFレ
ンズの構成を示すもので、物体面6とアイポイント7の
間に非球面を含む一枚の両凸のプラスチックレンズ5に
よって構成されている。
レンズの一例について説明する。図4は従来のEVFレ
ンズの構成を示すもので、物体面6とアイポイント7の
間に非球面を含む一枚の両凸のプラスチックレンズ5に
よって構成されている。
【0004】以上のような構成の従来のEVFレンズに
ついて、以下その動作を説明すると、物体面6すなわち
CRTや液晶等の表示面からほぼレンズ5の焦点距離の
位置にレンズ5設置し、このレンズ5で拡大した画像を
アイポイント7より観測するようにしたものである。
ついて、以下その動作を説明すると、物体面6すなわち
CRTや液晶等の表示面からほぼレンズ5の焦点距離の
位置にレンズ5設置し、このレンズ5で拡大した画像を
アイポイント7より観測するようにしたものである。
【0005】このレンズ系において、物体面6からアイ
ポイント7までの距離を縮小するにはレンズ5の焦点距
離を短くし拡大率を上げればよいが、そうすると諸収差
が悪化することや、液晶画素の境目が目立ち観測妨害に
なるため、拡大率は最適拡な値に抑えなければならな
い。
ポイント7までの距離を縮小するにはレンズ5の焦点距
離を短くし拡大率を上げればよいが、そうすると諸収差
が悪化することや、液晶画素の境目が目立ち観測妨害に
なるため、拡大率は最適拡な値に抑えなければならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレンズ一枚だけの構成では最適な拡大率を維持し、
かつ物体面とレンズ間の距離を短く抑えるという点では
不十分であるという問題点を有していた。本発明は上記
従来の問題点を解決し、最適な拡大率を維持しながら、
物体面とレンズ間の距離を縮小し機器を小型にするEV
Fレンズを提供するのを目的とする。
来のレンズ一枚だけの構成では最適な拡大率を維持し、
かつ物体面とレンズ間の距離を短く抑えるという点では
不十分であるという問題点を有していた。本発明は上記
従来の問題点を解決し、最適な拡大率を維持しながら、
物体面とレンズ間の距離を縮小し機器を小型にするEV
Fレンズを提供するのを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のEVFレンズは
上記目的を達成するために、物体側の第1レンズは負の
屈折力を持つメニスカスレンズであり物体側に強い負の
屈折面を持ち、アイポイント側の第2レンズは正の屈折
力を持つ両凸レンズであり物体側に強い正の屈折面を持
ち、 0.27<ε1<1.55 (1) −2.90<ε3<−1.27 (2) (ただしε1,ε3はそれぞれ第1,第2レンズの物体
側の面の非球面形状を表す円錐係数)を満足するような
構成を備えたものである。
上記目的を達成するために、物体側の第1レンズは負の
屈折力を持つメニスカスレンズであり物体側に強い負の
屈折面を持ち、アイポイント側の第2レンズは正の屈折
力を持つ両凸レンズであり物体側に強い正の屈折面を持
ち、 0.27<ε1<1.55 (1) −2.90<ε3<−1.27 (2) (ただしε1,ε3はそれぞれ第1,第2レンズの物体
側の面の非球面形状を表す円錐係数)を満足するような
構成を備えたものである。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成によりレンズ系の最適な拡
大率を変化させることなく、物体とアイポイント間の距
離を縮小することができる。
大率を変化させることなく、物体とアイポイント間の距
離を縮小することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例のEVFレンズにつ
いて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施例のEVFレンズの構成図である。図1において物体
面側の第1レンズ1は物体側に強い負の非球面形状をし
た屈折面を持ったメニスカスレンズであり、アイポイン
ト側の第2レンズ2は物体側に強い正の非球面形状をし
た屈折面を持った両凸レンズである。以下、このように
構成したEVFレンズの実施数値例を表1に示す。表1
のγ1,γ2…は物体側から順に数えたレンズ各面に対
応する非球面形状を表す基準球面の曲率半径、d1,d
2,d3は各レンズ面間の肉厚または空気間隔、n1,
n2は各レンズのd線に対する屈折率、ν1,ν2は各
レンズのd線に対するアッベ数、ε1,ε2…は各レン
ズ面の非球面形状を表す円錐係数、A1,A2…は各レ
ンズ面の4次の非球面係数、B1,B2…は各レンズ面
の6次の非球面係数、C1,C2…は各レンズ面の8次
の非球面係数、D1,D2…は各レンズ面の10次の非
球面係数、E1,E2…は各レンズ面の12次の非球面
係数、F1,F2…は各レンズ面の14次の非球面係数
である。
いて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施例のEVFレンズの構成図である。図1において物体
面側の第1レンズ1は物体側に強い負の非球面形状をし
た屈折面を持ったメニスカスレンズであり、アイポイン
ト側の第2レンズ2は物体側に強い正の非球面形状をし
た屈折面を持った両凸レンズである。以下、このように
構成したEVFレンズの実施数値例を表1に示す。表1
のγ1,γ2…は物体側から順に数えたレンズ各面に対
応する非球面形状を表す基準球面の曲率半径、d1,d
2,d3は各レンズ面間の肉厚または空気間隔、n1,
n2は各レンズのd線に対する屈折率、ν1,ν2は各
レンズのd線に対するアッベ数、ε1,ε2…は各レン
ズ面の非球面形状を表す円錐係数、A1,A2…は各レ
ンズ面の4次の非球面係数、B1,B2…は各レンズ面
の6次の非球面係数、C1,C2…は各レンズ面の8次
の非球面係数、D1,D2…は各レンズ面の10次の非
球面係数、E1,E2…は各レンズ面の12次の非球面
係数、F1,F2…は各レンズ面の14次の非球面係数
である。
【0010】また、第1,第2レンズの物体側の面の非
球面形状をそれぞれ表す円錐係数ε1とε3の値を変え
た場合の最大物体高での球面収差ΔYと歪曲収差DIS
Tの値を表2に示す。
球面形状をそれぞれ表す円錐係数ε1とε3の値を変え
た場合の最大物体高での球面収差ΔYと歪曲収差DIS
Tの値を表2に示す。
【0011】
【表1】
【0012】物体面は第1レンズの左面より29.21
mmの位置、物体の大きさは9.8mm×13.6mm
とする。
mmの位置、物体の大きさは9.8mm×13.6mm
とする。
【0013】
【表2】
【0014】以上のように構成され、また表1のような
数値を持ったEVFレンズについて、以下図1および図
2を参照しながら説明する。図2(a),(b),
(c)および(d)はそれぞれこの実施例の収差性能を
示す。
数値を持ったEVFレンズについて、以下図1および図
2を参照しながら説明する。図2(a),(b),
(c)および(d)はそれぞれこの実施例の収差性能を
示す。
【0015】図2(a)では実線はd線、破線はF線、
一点鎖線はC線に対する球面収差を示し、図2(b)で
は実線はサジタル像面湾曲を、破線はメリディオナル像
面を示し、図2(c)では歪曲収差を示し、図2(d)
では実線はd線に対するF線の、破線はd線に対するC
線の倍率色収差を示す。第1,第2レンズは観測者が適
切な視度でアイポイントより画像を観測できるように一
体で光軸上を移動する。図2では小型化のため、屈折力
の強い第1,第2レンズを用いたにもかかわらず良好な
像性能を有していることを示している。
一点鎖線はC線に対する球面収差を示し、図2(b)で
は実線はサジタル像面湾曲を、破線はメリディオナル像
面を示し、図2(c)では歪曲収差を示し、図2(d)
では実線はd線に対するF線の、破線はd線に対するC
線の倍率色収差を示す。第1,第2レンズは観測者が適
切な視度でアイポイントより画像を観測できるように一
体で光軸上を移動する。図2では小型化のため、屈折力
の強い第1,第2レンズを用いたにもかかわらず良好な
像性能を有していることを示している。
【0016】また表2の結果を検討し、 0.27<ε1<1.55 (1) −2.90<ε3<−1.27 (2) の条件の範囲であれば、最大物体高での球面収差ΔYの
値は1.5ディオプターを越えず、また最大物体高での
歪曲収差DISTも1.0%を越えず、良好な像性能を
得られることがわかった。このようにε1とε3の値を
設定することにより像性能の良好なEVFレンズが達成
できる。
値は1.5ディオプターを越えず、また最大物体高での
歪曲収差DISTも1.0%を越えず、良好な像性能を
得られることがわかった。このようにε1とε3の値を
設定することにより像性能の良好なEVFレンズが達成
できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明のEVFレン
ズは、物体側の第1レンズは物体側に強い負の屈折面を
持ったメニスカスレンズであり、アイポイント側の第2
レンズは物体側に強い正の屈折面を持った両凸レンズで
あり、それぞれ第1,第2レンズの物体側の面の非球面
形状を表す円錐係数の値が上記に示す条件を満足するよ
うに構成したことによって、最適な拡大率を維持し、良
好な像性能を保ちながら、レンズ部分の全長が短く小型
になる優れた効果を得ることができる。
ズは、物体側の第1レンズは物体側に強い負の屈折面を
持ったメニスカスレンズであり、アイポイント側の第2
レンズは物体側に強い正の屈折面を持った両凸レンズで
あり、それぞれ第1,第2レンズの物体側の面の非球面
形状を表す円錐係数の値が上記に示す条件を満足するよ
うに構成したことによって、最適な拡大率を維持し、良
好な像性能を保ちながら、レンズ部分の全長が短く小型
になる優れた効果を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例のEVFレンズの構成図
【図2】同じくその収差図
【図3】従来例のEVFレンズの構成図
【符号の説明】 1 第1レンズ 2 第2レンズ 3 物体面 4 アイポイント γ1,γ2 第1レンズ1の物体側の面とその反対側の
面の曲率半径 γ3,γ4 第2レンズ2の物体側の面とその反対側の
面の曲率半径 γ5,γ6 第3レンズの物体側の面とその反対側の面
の曲率半径 (ここでの曲率半径とは、非球面形状を表す基準球面の
曲率半径を示す) d1 第1レンズ1の肉厚 d2 第1レンズと第2レンズ間の空気間隔 d3 第2レンズ2の肉厚
面の曲率半径 γ3,γ4 第2レンズ2の物体側の面とその反対側の
面の曲率半径 γ5,γ6 第3レンズの物体側の面とその反対側の面
の曲率半径 (ここでの曲率半径とは、非球面形状を表す基準球面の
曲率半径を示す) d1 第1レンズ1の肉厚 d2 第1レンズと第2レンズ間の空気間隔 d3 第2レンズ2の肉厚
Claims (1)
- 【請求項1】 物体側の台レンズは負の屈折力を持つメ
ニスカスレンズであり物体側に強い負の屈折面を持ち、
アイポイント側の第2レンズは正の屈折力を持つ両凸レ
ンズであり物体側に強い正の屈折面を持ち、 0.27<ε1<1.55 (1) −2.90<ε3<−1.27 (2) (ただしε1,ε3はそれぞれ第1,第2レンズの物体
側の面の非球面形状を表す円錐係数)を満足するように
構成したEVFレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165246A JPH0829705A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | Evfレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165246A JPH0829705A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | Evfレンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0829705A true JPH0829705A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15808660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6165246A Pending JPH0829705A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | Evfレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0829705A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000059525A (ko) * | 1999-03-04 | 2000-10-05 | 윤종용 | 고배율 뷰파인더 렌즈를 갖는 광학 시스템 |
US6958863B2 (en) | 2001-01-30 | 2005-10-25 | Olympus Corporation | Image pickup system |
US7236698B2 (en) | 2002-07-11 | 2007-06-26 | Olympus Corporation | Imaging system |
US11092798B2 (en) | 2018-03-02 | 2021-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Observation apparatus and image pickup apparatus |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP6165246A patent/JPH0829705A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000059525A (ko) * | 1999-03-04 | 2000-10-05 | 윤종용 | 고배율 뷰파인더 렌즈를 갖는 광학 시스템 |
US6958863B2 (en) | 2001-01-30 | 2005-10-25 | Olympus Corporation | Image pickup system |
USRE40563E1 (en) | 2001-01-30 | 2008-11-04 | Olympus Corporation | Image pickup system |
US7529031B2 (en) | 2001-01-30 | 2009-05-05 | Olympus Corporation | Image pickup system |
US7593162B2 (en) | 2001-01-30 | 2009-09-22 | Olympus Corporation | Image pickup system |
US7599121B2 (en) | 2001-01-30 | 2009-10-06 | Olympus Corporation | Image pickup system |
US7605982B2 (en) | 2001-01-30 | 2009-10-20 | Olympus Corporation | Image pickup system |
US7236698B2 (en) | 2002-07-11 | 2007-06-26 | Olympus Corporation | Imaging system |
US11092798B2 (en) | 2018-03-02 | 2021-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Observation apparatus and image pickup apparatus |
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