JP2806104B2 - Ｅｖｆレンズ - Google Patents
ＥｖｆレンズInfo
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- JP2806104B2 JP2806104B2 JP3284368A JP28436891A JP2806104B2 JP 2806104 B2 JP2806104 B2 JP 2806104B2 JP 3284368 A JP3284368 A JP 3284368A JP 28436891 A JP28436891 A JP 28436891A JP 2806104 B2 JP2806104 B2 JP 2806104B2
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- lenses
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラなどに好適
な電子ビューファインダ用レンズ（以下ＥＶＦレンズと
略称する）に関する。
な電子ビューファインダ用レンズ（以下ＥＶＦレンズと
略称する）に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ビデオカメラの普及に伴い、ＥＶ
Ｆレンズの小型，軽量化が強く要望されている。
Ｆレンズの小型，軽量化が強く要望されている。
【０００３】以下、図面を参照しながら、従来のＥＶＦ
レンズの一例について説明する。図４は従来のＥＶＦレ
ンズの構成を示すもので、物体面６とアイポイント７の
間に非球面を含む１枚の両凸のプラスチックレンズ５に
よって構成されている。
レンズの一例について説明する。図４は従来のＥＶＦレ
ンズの構成を示すもので、物体面６とアイポイント７の
間に非球面を含む１枚の両凸のプラスチックレンズ５に
よって構成されている。
【０００４】以上のような構成の従来のＥＶＦレンズに
ついて、以下その動作を説明すると、物体面６すなわち
ＣＲＴ，液晶等の表示面からほぼレンズ５の焦点距離の
位置にレンズ５を設置し、このレンズ５で拡大した像を
アイポイント７より観測するようにしたものである。こ
の場合、単純にはビューファインダの全長を短くするに
は拡大率を大にすればよいが、そうすると諸収差が悪化
することや、液晶画素の境目が目立ち観測妨害になるた
め、拡大率は最適な値に抑えなければならない。
ついて、以下その動作を説明すると、物体面６すなわち
ＣＲＴ，液晶等の表示面からほぼレンズ５の焦点距離の
位置にレンズ５を設置し、このレンズ５で拡大した像を
アイポイント７より観測するようにしたものである。こ
の場合、単純にはビューファインダの全長を短くするに
は拡大率を大にすればよいが、そうすると諸収差が悪化
することや、液晶画素の境目が目立ち観測妨害になるた
め、拡大率は最適な値に抑えなければならない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレンズ１枚だけの構成では最適な拡大率を維持し、
かつ全長を短く小型にするという点では不十分であると
いう問題点を有していた。
来のレンズ１枚だけの構成では最適な拡大率を維持し、
かつ全長を短く小型にするという点では不十分であると
いう問題点を有していた。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決し、最適
な拡大率を維持しながら、物体面とアイポイント間の距
離を縮小し機器を小型にするＥＶＦレンズを提供するの
を目的とする。
な拡大率を維持しながら、物体面とアイポイント間の距
離を縮小し機器を小型にするＥＶＦレンズを提供するの
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のＥＶＦレンズは
上記目的を達成するために、物体に近い側の第１レンズ
は断面図において左右対称の負の非球面形状をもち、物
体から遠い側の第２レンズは断面図において左右対称の
正の非球面形状をもち、 −２．０≦ε1≦１．０ （１） ε2＝０．５×ε1−０．５ （２） （ただし、ε1，ε2は、それぞれ第１，第２レンズの非
球面形状を表す円錐係数）の条件を満足するような構成
を備えたものである。
上記目的を達成するために、物体に近い側の第１レンズ
は断面図において左右対称の負の非球面形状をもち、物
体から遠い側の第２レンズは断面図において左右対称の
正の非球面形状をもち、 −２．０≦ε1≦１．０ （１） ε2＝０．５×ε1−０．５ （２） （ただし、ε1，ε2は、それぞれ第１，第２レンズの非
球面形状を表す円錐係数）の条件を満足するような構成
を備えたものである。
【０００８】
【作用】本発明は上記の構成によりレンズ系の最適な拡
大率を変化させることなく、物体とアイポイント間の距
離を縮小することができる。
大率を変化させることなく、物体とアイポイント間の距
離を縮小することができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例のＥＶＦレンズにつ
いて図面を参照しながら説明する。図１は本発明の一実
施例のＥＶＦレンズの構成図である。図１において物体
面に近い側の第１レンズ１は断面図において左右対称の
負の非球面形状をもち、物体から遠い側の第２レンズ２
は断面図において左右対称の正の非球面形状をもってい
る。また、ｒ1，ｒ2は第１レンズ１の物体面側の面とそ
の反対側の面の曲率半径、ｒ3，ｒ4は第２レンズ２の物
体面側の面とその反対側の面の曲率半径、ｄ 1，ｄ2およ
びｄ3は、それぞれ第１レンズ１のレンズ面間の肉厚、
第１レンズ１と第２レンズ２間の空気間隔および第２レ
ンズ２のレンズ面間の肉厚である。
いて図面を参照しながら説明する。図１は本発明の一実
施例のＥＶＦレンズの構成図である。図１において物体
面に近い側の第１レンズ１は断面図において左右対称の
負の非球面形状をもち、物体から遠い側の第２レンズ２
は断面図において左右対称の正の非球面形状をもってい
る。また、ｒ1，ｒ2は第１レンズ１の物体面側の面とそ
の反対側の面の曲率半径、ｒ3，ｒ4は第２レンズ２の物
体面側の面とその反対側の面の曲率半径、ｄ 1，ｄ2およ
びｄ3は、それぞれ第１レンズ１のレンズ面間の肉厚、
第１レンズ１と第２レンズ２間の空気間隔および第２レ
ンズ２のレンズ面間の肉厚である。
【００１０】以下、このように構成されたＥＶＦレンズ
の実施数値例を（表１）に、また、第１，第２レンズの
非球面形状をそれぞれ表す円錐係数であるε1とε2の組
合せを変えた場合の最大横収差ΔＹと最大歪曲収差ＤＩ
ＳＴの値を（表２）に示す。また図３のε1，ε2の組合
せの座標に対応している番号は（表２）のε1，ε2の組
合せの番号を示している。
の実施数値例を（表１）に、また、第１，第２レンズの
非球面形状をそれぞれ表す円錐係数であるε1とε2の組
合せを変えた場合の最大横収差ΔＹと最大歪曲収差ＤＩ
ＳＴの値を（表２）に示す。また図３のε1，ε2の組合
せの座標に対応している番号は（表２）のε1，ε2の組
合せの番号を示している。
【００１１】表中、ｎ1，ｎ2は第１，第２レンズのｄ線
に対する屈折率、ｖ1，ｖ2は第１，第２レンズのｄ線に
対するアッベ数である。
に対する屈折率、ｖ1，ｖ2は第１，第２レンズのｄ線に
対するアッベ数である。
【００１２】
【表１】
【００１３】物体面は第１レンズの左面より３２mmの位
置、物体の大きさは１４．５６mm×１１．２２mmとす
る。
置、物体の大きさは１４．５６mm×１１．２２mmとす
る。
【００１４】
【表２】
【００１５】以上のように構成され、また（表１）のよ
うな数値をもったＥＶＦレンズについて、以下図１およ
び図２を参照しながら説明する。図２ａ，ｂ，ｃおよび
ｄはそれぞれこの実施例の収差性能を示す。
うな数値をもったＥＶＦレンズについて、以下図１およ
び図２を参照しながら説明する。図２ａ，ｂ，ｃおよび
ｄはそれぞれこの実施例の収差性能を示す。
【００１６】図２ａでは、実線はｄ線、破線はＦ線、そ
して一点鎖線はｃ線に対する球面収差を示し、図２ｂで
は実線はサジタル像面湾曲を、破線はメリデオナル像面
湾曲を示し、図２ｃでは歪曲収差を示し、図２ｄでは実
線はｄ線に対するＦ線の、破線はｄ線に対するｃ線の倍
率色収差を示す。第１，第２レンズ１，２は、アイポイ
ント４より最適な大きさの像を観測できるように動作す
る。図２では小型化のため、屈折力の強い第１，第２レ
ンズを用いたにもかかわらず、良好な光学性能を有する
ことを示している。また第１，第２レンズ１，２の非球
面形状をそれぞれ表す円錐係数であるε1，ε2の値を変
えた組合せを示す図３の座標番号に対応する表２の結果
を検討し、 −２．０≦ε1≦１．０ （１） ε2＝０．５×ε1−０．５ （２） の条件の範囲であれば、最大横収差ΔＹの値は２ディオ
プターを越えず、また最大歪曲収差ＤＩＳＴも１％を越
えず、良好な画像性能を得られることがわかった。この
ようにε1とε2の値を設定することによりＥＶＦレンズ
として最適な小型軽量化を達成できる。なお、レンズ材
質はＥＶＦレンズの性格と、非球面を用いるので、加工
上から通常プラスチックレンズを用いるが、ガラス等他
の材質の使用を妨げない。
して一点鎖線はｃ線に対する球面収差を示し、図２ｂで
は実線はサジタル像面湾曲を、破線はメリデオナル像面
湾曲を示し、図２ｃでは歪曲収差を示し、図２ｄでは実
線はｄ線に対するＦ線の、破線はｄ線に対するｃ線の倍
率色収差を示す。第１，第２レンズ１，２は、アイポイ
ント４より最適な大きさの像を観測できるように動作す
る。図２では小型化のため、屈折力の強い第１，第２レ
ンズを用いたにもかかわらず、良好な光学性能を有する
ことを示している。また第１，第２レンズ１，２の非球
面形状をそれぞれ表す円錐係数であるε1，ε2の値を変
えた組合せを示す図３の座標番号に対応する表２の結果
を検討し、 −２．０≦ε1≦１．０ （１） ε2＝０．５×ε1−０．５ （２） の条件の範囲であれば、最大横収差ΔＹの値は２ディオ
プターを越えず、また最大歪曲収差ＤＩＳＴも１％を越
えず、良好な画像性能を得られることがわかった。この
ようにε1とε2の値を設定することによりＥＶＦレンズ
として最適な小型軽量化を達成できる。なお、レンズ材
質はＥＶＦレンズの性格と、非球面を用いるので、加工
上から通常プラスチックレンズを用いるが、ガラス等他
の材質の使用を妨げない。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明のＥＶＦレン
ズは、物体に近い側の第１レンズは左右対称の負の非球
面形状をもち、物体から遠い側の第２レンズは左右対称
の正の非球面形状をもち、それぞれ第１，第２レンズの
非球面形状を表す円錐係数の間に上記に示すような条件
を満足するように構成したことによって、最適な拡大率
を維持し、良好な性能を保ちながら、レンズ部分の全長
が短く、小型にできる優れた効果を得ることができる。
ズは、物体に近い側の第１レンズは左右対称の負の非球
面形状をもち、物体から遠い側の第２レンズは左右対称
の正の非球面形状をもち、それぞれ第１，第２レンズの
非球面形状を表す円錐係数の間に上記に示すような条件
を満足するように構成したことによって、最適な拡大率
を維持し、良好な性能を保ちながら、レンズ部分の全長
が短く、小型にできる優れた効果を得ることができる。
【図１】本発明の一実施例のＥＶＦレンズの構成図
【図２】同実施例のＥＶＦレンズの収差図
【図３】同実施例における円錐係数ε1，ε2の組合せ座
標図
標図
【図４】従来のＥＶＦレンズの構成図
１ 第１レンズ ２ 第２レンズ ３ 物体面 ４ アイポイント
Claims (1)
- 【請求項１】 物体に近い側の第１レンズは断面図にお
いて左右対称の負の非球面形状をもち、物体から遠い側
の第２レンズは断面図において左右対称の正の非球面形
状をもち、 −２．０≦ε1≦１．０ （１） ε2＝０．５×ε1−０．５ （２） （ただし、ε1，ε2は、それぞれ第１，第２レンズの非
球面形状を表す円錐係数）の条件を満足するように構成
したことを特徴とするＥＶＦレンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3284368A JP2806104B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | Ｅｖｆレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3284368A JP2806104B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | Ｅｖｆレンズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05119274A JPH05119274A (ja) | 1993-05-18 |
| JP2806104B2 true JP2806104B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=17677678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3284368A Expired - Fee Related JP2806104B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | Ｅｖｆレンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2806104B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7236698B2 (en) | 2002-07-11 | 2007-06-26 | Olympus Corporation | Imaging system |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000059525A (ko) * | 1999-03-04 | 2000-10-05 | 윤종용 | 고배율 뷰파인더 렌즈를 갖는 광학 시스템 |
| US6958863B2 (en) | 2001-01-30 | 2005-10-25 | Olympus Corporation | Image pickup system |
| CN106371212B (zh) * | 2016-10-25 | 2019-06-14 | 深圳市原点创新有限公司 | 双元素凸凹镜片的vr/mr光学系统及vr/mr设备 |
| JP6736595B2 (ja) | 2018-03-02 | 2020-08-05 | キヤノン株式会社 | 接眼光学系及びそれを有する観察装置 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP3284368A patent/JP2806104B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7236698B2 (en) | 2002-07-11 | 2007-06-26 | Olympus Corporation | Imaging system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05119274A (ja) | 1993-05-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |