JP6736595B2 - 接眼光学系及びそれを有する観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接眼光学系及びそれを有する観察装置に関する。
従来、電子ビューファインダー(観察装置)においては、液晶等の画像表示素子の画像表示面に表示された画像を拡大観察する為に接眼光学系が用いられている。
この接眼光学系には、画像表示面の視認性を高めるために、十分に広い視野(高い観察倍率)と、収差が良好に補正された高い光学性能を有すること等が要望されている。更に観察装置の小型化の要望より、レンズ枚数が少なく、観察装置に用いる画像表示面が小さな寸法(例えば対角長で20mm以下)の画像表示素子に適した接眼光学系が求められている。
従来、少ないレンズ枚数の接眼光学系が種々と提案されている(特許文献1乃至3)。特許文献1では、画像表示面側より観察側に向かって、負の屈折力の第1レンズ、物体側に強い曲率を持った正の屈折力の第2レンズよりなる接眼光学系を開示している。また、特許文献2では、負の屈折力のレンズと、正の屈折面のレンズよりなり、非球面を利用した高い光学性能を得るようにした接眼レンズを開示している。
特開平08−029705号公報 特開平05−119274号公報
観察装置に用いられる接眼光学系において、観察倍率を高く、接眼光学系全体の小型化を図るためには、接眼光学系のレンズ構成及び各レンズの屈折力、レンズ形状等を適切に設定することが重要になってくる。
特許文献1に開示された接眼光学系は、負の屈折力の第1レンズの画像表示面側と正の屈折力の第2レンズの画像表示面側のレンズ面を非球面形状にすることで、全体の小型化を実現している。しかしながら、観察倍率が必ずしも十分ではなかった。特許文献2で開示された接眼光学系は、第1レンズ、第2レンズに、夫々、非球面形状のレンズ面を用いることによって小型化を実現している。しかしながら、非球面形状の非球面量が多くなる傾向があった。
本発明は、画像表示面を観察する際の観察倍率が高く、諸収差を良好に補正し高い光学性能を確保し、かつ全系が小型で製造が容易な接眼光学系の提供を目的とする。
本発明の接眼光学系は、画像表示面に表示された画像を観察するための複数のレンズを含む接眼光学系であって、
前記複数のレンズは、画像表示面側から観察側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ、正の屈折力の第2レンズからなり、
前記第1レンズの画像表示面側のレンズ面の近軸曲率半径をr11、観察側のレンズ面の近軸曲率半径をr12、前記第2レンズの画像表示面側のレンズ面の近軸曲率半径をr21、観察側のレンズ面の近軸曲率半径をr22、前記第1レンズの焦点距離をL1f、前記第2レンズの焦点距離をL2fとするとき、
−15.0≦(r11+r12)/(r11−r12)≦−0.2
−0.25≦(r21+r22)/(r21−r22)≦1.50
−1.91≦L1f/L2f≦−1
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、画像表示面を高倍率で観察することができ、諸収差を良好に補正した高い光学性能を有し、かつ全系が小型で製造が容易な接眼光学系が得られる。
実施例1に係る接眼光学系のレンズ構成を示す断面図 実施例1に係る接眼光学系の各収差図 実施例2に係る接眼光学系のレンズ構成を示す断面図 実施例2に係る接眼光学系の各収差図 実施例3に係る接眼光学系のレンズ構成を示す断面図 実施例3に係る接眼光学系の各収差図 実施例4に係る接眼光学系のレンズ構成を示す断面図 実施例4に係る接眼光学系の各収差図 実施例5に係る接眼光学系のレンズ構成を示す断面図 実施例5に係る接眼光学系の各収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、各実施例の接眼光学系及びそれを有する観察装置について説明する。各実施例の接眼光学系は、画像表示素子に表示された画像(画像表示面)を観察するための複数のレンズを含む接眼光学系である。接眼光学系は、画像表示面側から観察側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ、正の屈折力の第2レンズより構成されている。
図1は本発明の接眼光学系の実施例1のレンズ断面図である。図2は本発明の接眼光学系の実施例1の視度が−1.0ディオプター(標準視度)における収差図である。
図3は本発明の接眼光学系の実施例2のレンズ断面図である。図4は本発明の接眼光学系の実施例2の視度が−1.0ディオプターにおける収差図である。
図5は本発明の接眼光学系の実施例3のレンズ断面図である。図6は本発明の接眼光学系の実施例3の視度が−1.0ディオプターにおける収差図である。
図7は本発明の接眼光学系の実施例4のレンズ断面図である。図8は本発明の接眼光学系の実施例4の視度が−1.0ディオプターにおける収差図である。
図9は本発明の接眼光学系の実施例5のレンズ断面図である。図10は本発明の接眼光学系の実施例5の視度が−1.0ディオプターにおける収差図である。
図11は本発明の撮像装置の要部概略図である。
各実施例の接眼光学系は、ビデオカメラ、スチルカメラ、放送用カメラ等の撮像装置の電子ビューファインダー(観察装置)に用いられる。レンズ断面図において左方は画像表示面側、右方は観察側(射出瞳側)である。レンズ断面図においてL0は接眼光学系である。Liは第iレンズである。IPは液晶又は有機EL等よりなる画像表示素子の画像表示面である。EPは観察のための設計観察面(アイポイント)である。CG1はカバーガラスである。
各収差図のうち球面収差図において、実線のdはd線(波長587.6nm)、点線のFはF線(波長486.1nm)を示す。非点収差図においてΔSd(実線)はd線のサジタル像面、ΔMd(破線)はd線のメリディオナル像面を示す。ΔSF(一点鎖線)はF線のサジタル像面、ΔMF(二点鎖線)はF線のメリディオナル像面を示す。歪曲はd線について示している。倍率色収差はF線について示している。Hは画像表示面の対角線長の半分(最大像高)である。数値は後述する数値データをmm単位で表したときの値である。
画像表示素子の画像表示面IPの対角線長が約20mm以下の小型の画像表示面(表示パネル)を大きな観察視野(視野角約20度以上)で観察するためには、接眼光学系L0全体で強い正の屈折力(パワー)を持つ必要がある。そのためには、接眼光学系L0を構成する各レンズに強い正の屈折力、負の屈折力が必要になる。そうすると多く場合、レンズ枚数が増える。更にレンズ厚が厚くなるなどによって、接眼光学系L0全体のサイズ(寸法)が大きくなる場合が多い。また、接眼光学系L0を小さくしたまま高倍率化を図ると、像面湾曲、倍率色収差が増大し、これらの諸収差の補正が困難になる。
そこで、各実施例に係る接眼光学系では、各レンズ断面図に示すように、画像表示面IP側(物体側)より観察面(アイポイント)EP側に順に、2つのレンズで構成している。具体的には、負の屈折力の第1レンズL1、正の屈折力の第2レンズL2で構成している。
各実施例において観察面EPの光軸方向の位置は、画像表示面IPの最周辺からの光線が観測者の瞳を通過する範囲内であれば光軸方向に移動しても良い。また、レンズ最終面(図1、図5、図7、図9において、第2レンズL2の観察側のレンズ面)から観察面EPまでの距離をアイレリーフとしている。カバーガラスCGIは画像表示面IPやレンズを保護するプレートであり、画像表示面IPからレンズの間やレンズと観察面EPの間に設けても良いし、また必ずしも設置しなくても良い。
各実施例において視度調整は接眼光学系L0全体(第1レンズと第2レンズ)を移動して行っている。
各実施例の接眼光学系L0は、画像表示面IP側から観察側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズL1、正の屈折力の第2レンズL2で構成されている。このとき、第1レンズL1の画像表示面IP側のレンズ面の近軸曲率半径をr11、観察側のレンズ面の近軸曲率半径をr12、第2レンズL2の画像表示面IP側のレンズ面の近軸曲率半径をr21、観察側のレンズ面の近軸曲率半径をr22とする。このとき、
−15.0≦(r11+r12)/(r11−r12)≦−0.2・・・(1)
−0.25≦(r21+r22)/(r21−r22)≦1.5 ・・・(2)
なる条件式を満足する。ただし、近軸曲率半径は光線有効範囲の1割で求める。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は、第1レンズL1のレンズ形状を規定している。条件式(1)の上限値を超えると、第1レンズの画像表示面IP側のレンズ面がゆるくなりすぎ、高い光学性能を得るために、画像表示面IPと第1レンズL1の間の距離を多くとる必要が出てくる。
そうすると全系が大型化しやすくなる。また、下限値を下回ると、第1レンズL1の負の屈折力が弱くなる(負の屈折力の絶対値が小さくなる)ため、観察倍率の高倍率化が困難になる。
条件式(2)は、第2レンズL2のレンズ形状を規定している。条件式(2)は観察倍率の高倍率を保ちつつ像面湾曲を良好に補正する為のものである。条件式(2)の上限値を超えると、高倍率は得られやすいが、レンズ面の曲率がきつくなり、レンズの製造が困難になる。また下限値を下回ると、高倍率化が困難になる。
好ましくは条件式(1)、(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−14.0≦(r11+r12)/(r11−r12)≦−0.5・・・(1a)
−0.2≦(r21+r22)/(r21−r22)≦1.4 ・・・(2a)
更に好ましくは条件式(1a)、(2a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
−13.0≦(r11+r12)/(r11−r12)≦−0.7・・・(1b)
−0.1≦(r21+r22)/(r21−r22)≦1.3 ・・・(2b)
各実施例において好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。標準視度における、画像表示面IPから第2レンズL2の観察側のレンズ面までの光軸上の距離をTTL、第1レンズL1の画像表示面IP側のレンズ面から第2レンズL2の観察側のレンズ面までの光軸上の距離をDとする。第1レンズL1の観察側のレンズ面から第2レンズL2の画像表示面IP側のレンズ面までの光軸上の間隔をd3、第2レンズの光軸上の厚みをD2とする。接眼光学系L0の焦点距離をfとする。第1レンズL1の焦点距離をL1f、第2レンズL2の焦点距離をL2fとする。
このとき次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
0.15≦D/TTL≦0.55 ・・・(3)
0.0≦d3/D2≦0.1 ・・・(4)
0.4≦TTL/f≦1.5 ・・・(5)
−10≦L1f/L2f≦−1 ・・・(6)
また各実施例において、画像を表示する画像表示素子と、画像表示素子の画像表示面に表示される画像を観察するために用いられる接眼光学系を有する観察装置において、画像表示素子の画像表示面の対角線長の半分をPNとする。このとき、
0.19<PN/f<0.50 ・・・(7)
なる条件式を満足するのが良い。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(3)は標準視度(−1.0ディオプター)における、画像表示面IPから第2レンズL2の観察側のレンズ面までの光軸上の距離と第1レンズL1の画像表示面IP側から第2レンズL2の観察側のレンズ面までの光軸上の距離の比を規定する。条件式(3)は全系の小型化を図るためのものである。
条件式(3)の上限値を超えて、すなわち第1レンズL1と第2レンズL2からなる接眼光学系L0が大きくなると、高倍率は得やすくなるが、画像表示面IPと第1レンズL1の距離が近くなりすぎ、像面湾曲、コマ収差等の諸収差の補正が困難になる。また、下限値を下回ると接眼光学系全体が大型化してしまう。
条件式(4)は第1レンズL1の観察側のレンズ面から第2レンズL2の画像表示面IP側のレンズ面までの光軸上の間隔d3と、第2レンズL2の光軸上の厚み(レンズ群厚)D2の比を規定する。条件式(4)は小型化を図りつつ、倍率色収差を良好に補正するためのものである。条件式(4)の上限値を超えると、すなわち間隔d3が大きくなると、第1レンズL1と第2レンズL2の間隔が離れすぎ、レンズ系が大型化してしまう。また、倍率色収差の補正が困難になる。条件式(4)の下限値を超えることは構成上ない。
条件式(5)は標準視度における、画像表示面IPから第2レンズL2の観察側のレンズ面までの光軸上の距離と全系の焦点距離の比を規定する。条件式(5)は全系の小型化を図るためのものである。条件式(5)の上限値を超えて、すなわち画像表示面IPと第2レンズL2の観察側のレンズ面までの距離が長くなると、全系が大型化する。もしくは、全系の焦点距離が長くなり高倍率化が困難になる。また、下限値を下回ると接眼光学系L0は小型化し、高倍率化が容易となるが諸収差を良好に補正するのが困難になる。
条件式(6)は第1レンズL1の焦点距離と第2レンズL2の焦点距離の比を規定する。条件式(6)は高倍率化と諸収差を良好に補正するための条件である。条件式(6)の上限値を超えると、すなわち第1レンズL1の負の焦点距離が短くなる(負の焦点距離の絶対値が小さくなると)と倍率色収差の補正が困難になる。また、下限値を下回ると第1レンズL1の負の屈折力が弱まるため、高倍率化が困難になる。
各実施例によれば、以上の諸条件を満足することにより視野角が大きく、像面湾曲、倍率色収差を始めとする諸収差が十分に補正された高い光学性能を有する小型の接眼光学系が容易に得られる。
条件式(7)は、画像表示素子の画像表示面IPの有効面の対角長さの半分と全系の焦点距離の比を規定している。条件式(7)は所定の長さのアイレリーフを確保しつつ、高倍率化を図るためのものである。この条件式(7)の上限を超えると全系の焦点距離が短くなる為、高倍率化には有利だが、高い光学性能を得るのが難しくなる。下限値を下回ると、全系の屈折力(パワー)が弱くなり、高倍率化を図ることが難しくなる。
更に好ましくは条件式(3)乃至(7)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.16≦D/TTL≦0.50 ・・・(3a)
0.01≦d3/D2≦0.08 ・・・(4a)
0.5≦TTL/f≦1.3 ・・・(5a)
−8.0≦L1f/L2f≦−1.2・・・(6a)
0.19<PN/f<0.40 ・・・(7a)
更に好ましくは条件式(3a)乃至(7a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.17≦D/TTL≦0.49 ・・・(3b)
0.02≦d3/D2≦0.07 ・・・(4b)
0.6≦TTL/f≦1.2 ・・・(5b)
−7.0≦L1f/L2f≦−1.4・・・(6b)
0.19<PN/f<0.35 ・・・(7b)
以下に本発明の各実施例に対応する数値データを示す。数値データにおいて、ωは視度が−1ディオプター(標準視度)時の見かけ視野(半画角)を示す。画像表示面IPから観察側EPへ順に「rij」は第i番目のレンズの第j番目の面の近軸曲率半径を示す。r0は表示パネル(画像表示面)である。数値データ1乃至5においてr31、r32はカバーガラスである。
diは画像表示面IPから順に第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上面間隔を示す。さらに、Ndiは第i番目の材料のd線(波長=578.6nm)に対する屈折率を示し、νdiは第i番目の材料のd線に対するアッベ数を示す。
なお、数値データでは、記載されている長さの単位は、特記の無い場合[mm]が使われている。ただし、接眼光学系L0は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は[mm]に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが出来る。なお、数値データにおいて近軸曲率半径の欄に「*」の添え字が書かれている面は次の数1式によって定義される非球面形状である。
なお、(数1式)において、xはレンズ面の頂点からの光軸方向の距離、hは光軸と垂直な方向の高さ、Rはレンズ面の頂点での近軸曲率半径であり、kは円錐定数、c2、c4、c6、c8は多項式係数である。非球面係数において、「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち「10−i」を表している。各数値データにおける前述の各条件式の計算結果を表1に示す。 以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

[数値データ1]
全体緒元
焦点距離 画像表示面対角長 2ω[°]
21.67 9.9 25.9

レンズデータ
面 近軸曲率半径 軸上面間隔 屈折率(Nd) アッベ数(νd)
r0 表示パネル d1 可変
r11* -9.19 d2 1.70 1.636 23.9
r12 -23.73 d3 0.17
r21 18.23 d4 5.45 1.532 55.8
r22* -10.71 d5 可変
r31 0.00 d6 0.80 1.492 57.4
r32 0.00 d7 16.00
EP

非球面係数
k C2 C4 C6 C8
r11* 0.00E+00 0.00E+00 -1.45E-04 0.00E+00 0.00E+00
r22* 0.00E+00 0.00E+00 1.32E-04 1.34E-06 0.00E+00

可変間隔
視度[dpt] 0 -3 +1 -1
d1 15.41 14.04 15.88 14.87
d5 1.77 3.14 1.30 2.31


[数値データ2]
全体緒元
焦点距離 画像表示面対角長 2ω[°]
21.9 9.9 25.7

レンズデータ
面 近軸曲率半径 軸上面間隔 屈折率(Nd) アッベ数(νd)
r0 表示パネル d1 可変
r11* -10.02 d2 1.60 1.583 30.2
r12 413.74 d3 0.17
r21* 10.69 d4 5.30 1.492 57.4
r22* -9.67 d5 可変
r31 0.00 d6 0.65 1.492 57.4
r32 0.00 d7 16.00
EP

非球面係数
k C2 C4 C6 C8
r11* 1.35E+00 0.00E+00 1.46E-04 6.88E-06 0.00E+00
r21* -2.01E+00 0.00E+00 -1.42E-04 4.00E-07 0.00E+00
r22* 0.00E+00 0.00E+00 1.95E-04 0.00E+00 0.00E+00

可変間隔
視度[dpt] 0 -3 +1 -1
d1 15.69 14.23 16.12 15.16
d5 1.23 2.69 0.80 1.76


[数値データ3]
全体緒元
焦点距離 画像表示面対角長 2ω[°]
24.7 9.9 23.2

レンズデータ
面 近軸曲率半径 軸上面間隔 屈折率(Nd) アッベ数(νd)
r0 表示パネル d1 可変
r11* -5.53 d2 1.55 1.636 23.9
r12 -12.61 d3 0.15
r21* -80.00 d4 2.20 1.768 49.2
r22* -8.40 d5 可変
r31 0.00 d6 0.70 1.492 57.4
r32 0.00 d7 16.00
EP

非球面係数
k C2 C4 C6 C8
r11* -2.51E-01 0.00E+00 8.66E-06 0.00E+00 0.00E+00
r21* -9.48E+02 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00
r22* 0.00E+00 0.00E+00 3.02E-04 -1.67E-06 5.98E-08

可変間隔
視度[dpt] 0 -3 +1 -1
d1 18.67 16.84 19.23 18.00
d5 1.36 3.19 0.80 2.02


[数値データ4]
全体緒元
焦点距離 画像表示面対角長 2ω[°]
22.7 9.9 25.0

レンズデータ
面 近軸曲率半径 軸上面間隔 屈折率(Nd) アッベ数(νd)
r0 表示パネル d1 可変
r11* -10.10 d2 1.50 1.651 21.5
r12 -12.00 d3 0.22
r21 41.52 d4 6.50 1.553 71.7
r22* -15.42 d5 可変
r31 0.00 d6 0.80 1.492 57.4
r32 0.00 d7 17.00
EP

非球面係数
k C2 C4 C6 C8
r11* 2.98E-01 0.00E+00 -5.47E-05 0.00E+00 0.00E+00
r22* 0.00E+00 0.00E+00 9.12E-06 -3.41E-07 8.87E-09

可変間隔
視度[dpt] 0 -3 +1 -1
d1 17.18 15.59 17.64 16.6
d5 1.26 2.85 0.80 1.83


[数値データ5]
全体緒元
焦点距離 画像表示面対角長 2ω[°]
16.9 9.9 33.5

レンズデータ
面 近軸曲率半径 軸上面間隔 屈折率(Nd) アッベ数(νd)
r0 表示パネル d1 可変
r11* -9.37 d2 2.76 1.636 23.9
r12* -28.67 d3 0.19
r21* 14.94 d4 6.54 1.553 71.7
r22* -10.25 d5 可変
r31 0.00 d6 0.65 1.492 57.4
r32 0.00 d7 18.00
EP

非球面係数
k C2 C4 C6 C8
r11* 7.00E-01 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00
r12* 0.00E+00 0.00E+00 -3.81E-05 0.00E+00 0.00E+00
r21* 0.00E+00 0.00E+00 -1.90E-04 3.50E-07 0.00E+00
r22* 0.00E+00 0.00E+00 1.48E-04 -3.63E-08 2.50E-09

可変間隔
視度[dpt] 0 -3 +1 -1
d1 9.96 9.08 10.21 9.65
d5 1.05 1.94 0.80 1.36

次に、各実施例に示した接眼光学系を用いた撮像装置の実施形態について、図11を用いて説明する。撮像光学系101により形成された物体像は、光電変換素子である撮像素子102により電気信号に変換される。撮像素子102としては、CCDセンサやCMOSセンサなどが用いられる。
撮像素子102からの出力信号が画像処理回路103において処理され、画像が形成される。形成された画像は、半導体メモリ、磁気テープ、光ディスクなどの記録媒体104に記録される。また、画像処理回路103において形成された画像は、観察装置105に表示される。観察装置105は、画像表示素子1051及び各実施例の接眼光学系1052を備える。画像表示素子1051は、液晶表示素子LCDやCRT等から構成される。画像表示素子1051で表示された画像情報は接眼光学系1052を介してアイポイント106より観察される。
このように本発明の接眼光学系1052を、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に適用することにより、広視野角かつ小型であり、高い光学性能を有する撮像装置を得ることができる。
L0 接眼光学系 L1 第1レンズ L2 第2レンズ

Claims (8)

  1. 画像表示面に表示された画像を観察するための複数のレンズを含む接眼光学系であって、
    前記複数のレンズは、画像表示面側から観察側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ、正の屈折力の第2レンズからなり、
    前記第1レンズの画像表示面側のレンズ面の近軸曲率半径をr11、観察側のレンズ面の近軸曲率半径をr12、前記第2レンズの画像表示面側のレンズ面の近軸曲率半径をr21、観察側のレンズ面の近軸曲率半径をr22、前記第1レンズの焦点距離をL1f、前記第2レンズの焦点距離をL2fとするとき、
    −15.0≦(r11+r12)/(r11−r12)≦−0.2
    −0.25≦(r21+r22)/(r21−r22)≦1.50
    −1.91≦L1f/L2f≦−1
    なる条件式を満足することを特徴とする接眼光学系。
  2. 標準視度における、前記画像表示面から前記第2レンズの観察側のレンズ面までの光軸上の距離をTTL、前記第1レンズの画像表示面側のレンズ面から前記第2レンズの観察側のレンズ面までの光軸上の距離をDとするとき、
    0.15≦D/TTL≦0.55
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の接眼光学系。
  3. 前記第1レンズの観察側のレンズ面から前記第2レンズの画像表示面側のレンズ面までの光軸上の間隔をd3、前記第2レンズの光軸上の厚みをD2とするとき、
    0.0≦d3/D2≦0.1
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の接眼光学系。
  4. 標準視度における、前記画像表示面から前記第2レンズの観察側のレンズ面までの光軸上の距離をTTL、前記接眼光学系の焦点距離をfとするとき、
    0.4≦TTL/f≦1.5
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接眼光学系。
  5. 視度調整に際して、前記第1レンズと、前記第2レンズは光軸に沿って移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の接眼光学系。
  6. 画像を表示する画像表示素子と、該画像表示素子の画像表示面に表示される画像を観察するために用いられる請求項1乃至のいずれか1項に記載の接眼光学系を有することを特徴とする観察装置。
  7. 前記接眼光学系の焦点距離をf、前記画像表示素子の画像表示面の対角線長の半分をPNとするとき、
    0.19<PN/f<0.50
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項に記載の観察装置。
  8. 物体像を撮像する撮像光学系と、請求項6または7に記載の観察装置を有し、
    前記観察装置の前記画像表示素子には、前記撮像光学系で撮像された物体像表示されることを特徴とする撮像装置。
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