JP2975697B2 - 超広角レンズ - Google Patents
超広角レンズInfo
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- JP2975697B2 JP2975697B2 JP3021679A JP2167991A JP2975697B2 JP 2975697 B2 JP2975697 B2 JP 2975697B2 JP 3021679 A JP3021679 A JP 3021679A JP 2167991 A JP2167991 A JP 2167991A JP 2975697 B2 JP2975697 B2 JP 2975697B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,車載用カメラ,監視用
カメラ等に使用される大きな歪曲収差を有する超広角レ
ンズに関する。
カメラ等に使用される大きな歪曲収差を有する超広角レ
ンズに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車載用カメラや監視用カメラ等に
使用されるレンズは,カメラ全体の小型軽量化を図るた
めに軽量コンパクトであることとともに,広範囲な視野
をカバーするために,画角の大きなものが望まれてお
り,特に,車載用カメラには130°以上の画角を持つ
様な超広角レンズが要望されている。
使用されるレンズは,カメラ全体の小型軽量化を図るた
めに軽量コンパクトであることとともに,広範囲な視野
をカバーするために,画角の大きなものが望まれてお
り,特に,車載用カメラには130°以上の画角を持つ
様な超広角レンズが要望されている。
【0003】しかしながら,従来の超広角レンズは,一
般的に8枚乃至10枚以上とレンズ構成枚数の多い構造
のものがほとんである。
般的に8枚乃至10枚以上とレンズ構成枚数の多い構造
のものがほとんである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため,従来の超広
角レンズは,その全長が長くなってしまい,カメラの小
型軽量化には適さないという問題があり,又,画角的に
も一般に130°以下のものが多く,画角が130°を
越えるような超広角レンズを得ようとすれば,レンズ構
成枚数の増大に伴うレンズの大型化やFナンバの低下
は,より著しいものとなった。
角レンズは,その全長が長くなってしまい,カメラの小
型軽量化には適さないという問題があり,又,画角的に
も一般に130°以下のものが多く,画角が130°を
越えるような超広角レンズを得ようとすれば,レンズ構
成枚数の増大に伴うレンズの大型化やFナンバの低下
は,より著しいものとなった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題点
に鑑みてなされたものであり,6群7枚という少ないレ
ンズ構成枚数でありながら,130°以上の画角を持
ち,Fナンバも2.1と十分な明るさを持ち,レンズ全
長が短く,しかも諸収差が良好に補正された超広角レン
ズを得ることを目的とするものである。
に鑑みてなされたものであり,6群7枚という少ないレ
ンズ構成枚数でありながら,130°以上の画角を持
ち,Fナンバも2.1と十分な明るさを持ち,レンズ全
長が短く,しかも諸収差が良好に補正された超広角レン
ズを得ることを目的とするものである。
【0006】要約すれば,本発明の超広角レンズは,物
体側から順番に,凹メニスカス単レンズからなる負レン
ズの第1群,凹メニスカス単レンズからなる負レンズの
第2群,凸メニスカス単レンズからなる正レンズの第3
群,凸メニスカス単レンズからなる正レンズの第4群,
両凸単レンズからなる正レンズの第5群,凹メニスカス
レンズと両凸レンズの張り合わせからなり,且つ,少な
くとも一面の非球面を有する正レンズの第6群の6群7
枚からなり,次の(式1)〜(式3)に規定する条件を
満足することを特徴とする。
体側から順番に,凹メニスカス単レンズからなる負レン
ズの第1群,凹メニスカス単レンズからなる負レンズの
第2群,凸メニスカス単レンズからなる正レンズの第3
群,凸メニスカス単レンズからなる正レンズの第4群,
両凸単レンズからなる正レンズの第5群,凹メニスカス
レンズと両凸レンズの張り合わせからなり,且つ,少な
くとも一面の非球面を有する正レンズの第6群の6群7
枚からなり,次の(式1)〜(式3)に規定する条件を
満足することを特徴とする。
【数1】f<|f1,2 |<2f
【数2】ν6N<ν6P,N6N>N6P
【数3】|R1 |<|R2 |但し, f :全系の合成焦点距離 f1,2 :第1,2群の合成焦点距離 ν6N :第6群の凹メニスカスレンズのアッベ数 ν6P :第6群の両凸レンズのアッベ数 N6N :第6群の凹メニスカスレンズの屈折率 N6P :第6群の両凸レンズの屈折率 R1 :第5群の物体側の面の曲率半径 R2 :第5群の像面側の面の曲率半径 とする。
【0007】
【作用】本発明の超広角レンズは,第6群に少なくとも
1面の非球面レンズを用いることにより,超広角におけ
る歪曲収差及びコマ収差を補正し,更に,レンズ構成枚
数を削減し,レンズ全長を短縮している。
1面の非球面レンズを用いることにより,超広角におけ
る歪曲収差及びコマ収差を補正し,更に,レンズ構成枚
数を削減し,レンズ全長を短縮している。
【0008】上記の(式1)の条件は前群発散系を構成
するための条件であり,非点収差,コマ収差及び全系の
小型化に関連する条件である。|f1,2 |が2fを越え
ると,バックフォーカスが短くなり,非点収差の補正が
困難になる。又,|f1,2 |がfよりも短いと,発散系
で発生するコマ収差が著しく大きくなってしまい,たと
え,非球面レンズを用いても収差補正が困難になる。
するための条件であり,非点収差,コマ収差及び全系の
小型化に関連する条件である。|f1,2 |が2fを越え
ると,バックフォーカスが短くなり,非点収差の補正が
困難になる。又,|f1,2 |がfよりも短いと,発散系
で発生するコマ収差が著しく大きくなってしまい,たと
え,非球面レンズを用いても収差補正が困難になる。
【0009】又,上記の(式2)の条件は色収差の補正
に関するものであり,この条件が満たされないと色収差
が大きくなり,その補正が困難になる。更に,上記の
(式3)の条件は後群収束系での非点収差及びコマ収差
を補正するための条件である。この条件が満たされない
と非点収差,コマ収差が著しく大きくなってしまい,非
球面レンズを用いても収差補正困難になる。
に関するものであり,この条件が満たされないと色収差
が大きくなり,その補正が困難になる。更に,上記の
(式3)の条件は後群収束系での非点収差及びコマ収差
を補正するための条件である。この条件が満たされない
と非点収差,コマ収差が著しく大きくなってしまい,非
球面レンズを用いても収差補正困難になる。
【0010】
【実施例】以下,図面を参照して本発明の実施例説明す
る。図1の光軸断面図に示す様に本発明の超広角レンズ
は,物体側から順番に,凹メニスカス単レンズ1からな
る負レンズの第1群,凹メニスカス単レンズ2からなる
負レンズの第2群,凸メニスカス単レンズ3からなる正
レンズの第3群,凸メニスカス単レンズ4からなる正レ
ンズの第4群,両凸単レンズ5からなる正レンズの第5
群,凹メニスカスレンズ6と両凸レンズ7の張り合わせ
からなる正レンズの第6群の6群7枚から構成されてお
り,この第6群中の少なくとも一面に非球面を有し,そ
の非球面形状は(式4)によって規定される。
る。図1の光軸断面図に示す様に本発明の超広角レンズ
は,物体側から順番に,凹メニスカス単レンズ1からな
る負レンズの第1群,凹メニスカス単レンズ2からなる
負レンズの第2群,凸メニスカス単レンズ3からなる正
レンズの第3群,凸メニスカス単レンズ4からなる正レ
ンズの第4群,両凸単レンズ5からなる正レンズの第5
群,凹メニスカスレンズ6と両凸レンズ7の張り合わせ
からなる正レンズの第6群の6群7枚から構成されてお
り,この第6群中の少なくとも一面に非球面を有し,そ
の非球面形状は(式4)によって規定される。
【0011】
【数4】 但し,(式4)において, Z:光軸からの高さがyの非球面上の点の非球面頂点の
接平面からの距離。 y:光軸からの高さ。 C:非球面頂点の曲率(=1/r)。 ε:円錐定数。 D,E,F,G:非球面係数。 を表すものとする。
接平面からの距離。 y:光軸からの高さ。 C:非球面頂点の曲率(=1/r)。 ε:円錐定数。 D,E,F,G:非球面係数。 を表すものとする。
【0012】次に,上記実施例の具体的な数値を表1に
示す。尚,表中において,r1 〜r13は物体側から順次
レンズ各面の曲率半径を,d1 〜d12は物体側から順次
各レンズの肉圧又はレンズ各面間の空気間隔を,n1 〜
n7 は物体側から順次各レンズの屈折率を,ν1 〜ν7
は物体側から順次各レンズのアッベ数を各々示す。
示す。尚,表中において,r1 〜r13は物体側から順次
レンズ各面の曲率半径を,d1 〜d12は物体側から順次
各レンズの肉圧又はレンズ各面間の空気間隔を,n1 〜
n7 は物体側から順次各レンズの屈折率を,ν1 〜ν7
は物体側から順次各レンズのアッベ数を各々示す。
【0013】又,図2は上記実施例の球面収差,図3は
上記実施例の非点収差,図4は上記実施例の歪曲収差,
図5は上記実施例の色収差を各々示す。又,これらの特
性曲線において,dはd線,FはF線,CはC線を各々
示し,SCはサインコンデションを示す。更に,図3に
おいて,Sはサジタル方向,Mはメリディオナル方向を
各々示す。
上記実施例の非点収差,図4は上記実施例の歪曲収差,
図5は上記実施例の色収差を各々示す。又,これらの特
性曲線において,dはd線,FはF線,CはC線を各々
示し,SCはサインコンデションを示す。更に,図3に
おいて,Sはサジタル方向,Mはメリディオナル方向を
各々示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】上記の様に本発明によれば,6群7枚構
成という少ないレンズ構成枚数でありながら,130°
以上の画角を持ち,Fナンバも2.1と十分な明るさを
持ち,レンズ全長が短く,しかも諸収差が良好に補正さ
れた超広角レンズを得ることができるものであり,車載
用カメラや監視用カメラのためのレンズとして好適なる
特性を得ることができる。
成という少ないレンズ構成枚数でありながら,130°
以上の画角を持ち,Fナンバも2.1と十分な明るさを
持ち,レンズ全長が短く,しかも諸収差が良好に補正さ
れた超広角レンズを得ることができるものであり,車載
用カメラや監視用カメラのためのレンズとして好適なる
特性を得ることができる。
【0016】
【図1】本発明の実施例に係る超広角レンズの光軸断面
図である。
図である。
【図2】上記実施例の球面収差を示す図。
【図3】上記実施例の非点収差を示す図。
【図4】上記実施例の歪曲収差を示す図。
【図5】上記実施例の色収差を示す図。
1 第1レンズ 2 第2レンズ 3 第3レンズ 4 第4レンズ 5 第5レンズ 6 第6レンズ 7 第7レンズ
Claims (1)
- 【請求項1】物体側から順番に,凹メニスカス単レンズ
からなる負レンズの第1群,凹メニスカス単レンズから
なる負レンズの第2群,凸メニスカス単レンズからなる
正レンズの第3群,凸メニスカス単レンズからなる正レ
ンズの第4群,両凸単レンズからなる正レンズの第5
群,凹メニスカスレンズと両凸レンズの張り合わせから
なり,且つ,少なくとも一面の非球面を有する正レンズ
の第6群の6群7枚からなり,次の(1),(2) 及び(3) の
条件を満足することを特徴とする超広角レンズ。 (1) f<|f1,2 |<2f (2) ν6N<ν6P,N6N>N6P (3) |R1 |<|R2 | 但し, f :全系の合成焦点距離 f1,2 :第1,2群の合成焦点距離 ν6N :第6群の凹メニスカスレンズのアッベ数 ν6P :第6群の両凸レンズのアッベ数 N6N :第6群の凹メニスカスレンズの屈折率 N6P :第6群の両凸レンズの屈折率 R1 :第5群の物体側の面の曲率半径 R2 :第5群の像面側の面の曲率半径 とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3021679A JP2975697B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 超広角レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3021679A JP2975697B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 超広角レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04238313A JPH04238313A (ja) | 1992-08-26 |
JP2975697B2 true JP2975697B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=12061751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3021679A Expired - Fee Related JP2975697B2 (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 超広角レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2975697B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4625711B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-02-02 | 日本電産ニッシン株式会社 | 広角レンズ |
JP7526565B2 (ja) * | 2019-12-13 | 2024-08-01 | ニデックインスツルメンツ株式会社 | レンズ系 |
CN112083554B (zh) * | 2020-09-17 | 2021-12-17 | 长光卫星技术有限公司 | 一种超广角低畸变长焦距鱼眼光学系统 |
-
1991
- 1991-01-22 JP JP3021679A patent/JP2975697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04238313A (ja) | 1992-08-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |