JPH0829703A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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Publication number
JPH0829703A
JPH0829703A JP6164171A JP16417194A JPH0829703A JP H0829703 A JPH0829703 A JP H0829703A JP 6164171 A JP6164171 A JP 6164171A JP 16417194 A JP16417194 A JP 16417194A JP H0829703 A JPH0829703 A JP H0829703A
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JP
Japan
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image
optical system
objective optical
rotationally asymmetric
electronic endoscope
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Withdrawn
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JP6164171A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuyuki
浩 露木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0829703A publication Critical patent/JPH0829703A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡を太径化する事なく、回転補正を行う
際は、画像ケラレがなく、しかも画質の劣化を最低限に
押さえる。 【構成】 図示しない被写体像を、径方向に所望の圧縮
倍率で、CCD5に結像せしめる対物光学系12には、
回転非対称非球面レンズ15が配されている。回転非対
称非球面レンズ15は、ラグビーボールのような形状を
しており、対物光学系12による光学的像の圧縮倍率β
OBと、信号処理装置6による電気的補正倍率βELは、
「βOB*βEL≒1」なる関係を満たしている。この関係
は、回転非対称非球面レンズ15を含む対物光学系12
で、像を圧縮して取り込み、これを元の像の大きさに戻
すように電気的に補正することを意味している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対物光学系より結像さ
れた物体像を撮像する撮像手段で得られた出力信号を信
号処理する信号処理手段を備えた電子内視鏡装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察したり必要に応じて鉗
子チャンネル内を挿通した鉗子を用いて生体内組織を採
取して患部を詳しく診断したりすることのできる医療用
内視鏡が広く用いられている。
【0003】一方、工業用分野においてもボイラ、ター
ビン、エンジン、化学プラント等の内部を観察したり検
査したりすることのできる工業用内視鏡が広く利用され
ている。
【0004】近年、このような内視鏡分野においても、
画質性能の向上は著しく、固体撮像素子、いわゆるCC
Dの進歩により電子内視鏡は広く浸透しつつある。特
に、硬性鏡を用いた一般外科分野における内視鏡下外科
手術では、更なる高画質化及びフル画面化、大画面化を
求めるニーズも強く、高品位テレビ(HDTV)対応の
電子内視鏡導入も、近い将来には希ではなくなるであろ
う事が予想される。
【0005】ところで、硬性電子内視鏡においては、観
察部位が挿入部先端側に対し、軸方向にない場合、例え
ば生体組織の側面等を観察する場合、一般に斜視硬性内
視鏡を用い対処している。この際、内視鏡先端軸方向と
観察中心軸方向が異なるため、直視野とは異なり、観察
視野の重力方向(上下方向)を認識し辛くなる。つま
り、所望の観察視野を得ることは困難となる。例えば、
図13(a)に示すように、術中においては、鉗子類1
00aは観察部位100bに対して水平方向に位置する
状態が良いとされるが、斜視観察である場合、鉗子類1
10aは図13(b)のように、視野の上下方向に位置
してしまうと言った不具合が発生する。このように、術
者がもくろむ、あるいは観察し易い所望の視野確保は困
難となり、術者に混乱を与える恐れがある。
【0006】上記問題を対策すべく、図14(a)に示
す米国特許U.S.P4,858,001では、内視鏡101の先端部
102内に挿入されたCCD103を先端に有する回転
ユニット104を基端部105側から回転させ、観察視
野の回転補正を行っている。また、図14(b)に示す
米国特許U.S.P5,005,943では、TVカメラ106が接続
された内視鏡本体手元部107に、イメージローテータ
プリズム108を配し、このイメージローテータプリズ
ム108をつまみ109を用いて回転させることによ
り、イメージファイバ110により伝送された像の観察
視野の回転補正を行っている。
【0007】しかし、このような回転機構を付加した内
視鏡では、内視鏡の太径化、大型化を招き、軽量で且つ
小型であることが求められる内視鏡としては好ましくな
い。
【0008】一方、このような機械的な回転機構による
像回転補正の他に、一般に電気的な画像処理によって、
モニタ上の画像を回転し補正する技術も広く知られてい
る。
【0009】この際の問題点としては、2点挙げられ
る。それは、モニタ画面を有効に活用できないと言う点
と、画質の劣化レベルが大きいと言った2点である。つ
まり、現行のNTSC方式におけるモニタ画面のアスペ
クト比は、モニタ水平方向長をH、垂直方向長をVとす
ると、H:V=4:3である。この場合、縦横比が異な
るモニタ画面をそのまま回転させる訳であるから、図1
5(a)に示す回転前の画像に対して、図15(b)に
示す回転後の画像では、モニタ上で画像がない部分、つ
まり画像ケラレが発生してしまい、モニタの有効活用が
できないということとなる。
【0010】これを解決すべく、電子ズーム等の手段に
より、画像を電気的に引き延ばしケラレをなくす事は無
論、可能である。但し、この場合、垂直方向の画像を対
角方向まで引き延ばす必要があるため、単純に考えれば
約1.7倍もの像の引き延ばしを行わなくてはならな
い。これは、光学的な要素により拡大するわけではない
ので特にモニタ周辺像の劣化は著しく、内視鏡分野にお
いては好ましくない。更に、前記したような高品位テレ
ビ対応の電子内視鏡となれば、モニタのアスペクト比は
H:V=16:9となり、上記のようにモニタ画面上で
の電気的補正における垂直方向の拡大倍率は2倍以上と
なり、画像劣化は致命的となる。
【0011】このような画像劣化を極力抑え、高品位テ
レビモニタ上での表示部の無駄を対策しようと試みた先
行技術として、図16に示す特開平5−103271号
公報ような内視鏡装置がある。この先行技術では、光源
111からの照明光をライトガイド112により内視鏡
先端に伝送し被写体に照射する。そして被写体からの像
を取り込む内視鏡対物光学系113では、アナモルフィ
ック非球面レンズ114が配置され、CCD115の撮
像面上に水平方向を圧縮した像を結像させる。その後、
CCD115からの撮像信号はサンプリング回路116
によりサンプリングされ、ホールド回路117でホール
ドされ、映像信号作成回路118の電気処理により水平
方向を拡大し、横方向に長い高品位テレビモニタ119
に対応させている。
【0012】この非球面レンズ114は、一般に図17
のようにラグビーボールのような形状をしており、次式
(1)により表される。
【0013】
【数1】 この式でiはレンズ面の番号を示している。この式にお
いてY,Zの奇数次の項がないのは、水平方向断面と垂
直方向断面に関して非球面が対称であるためである。ま
たRiは球面の半径であり、第1項は軸対称球面の成分
を表す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−103271号公報に示される先行技術におい
ては、光学系での水平方向のみの像圧縮であるため、こ
の状態で回転補正を行えば、やはりモニタ画面上でケラ
レを起こし、画面の有効活用はできない。更に、これを
対策しようと垂直方向の電気的像拡大を行えば、結局画
質劣化を招くという問題がある。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、内視鏡を太径化する事なく、回転補正を行う際
は、画像ケラレがなく、しかも画質の劣化を最低限に押
さえることができる電子内視鏡装置を提供することを目
的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の電子内
視鏡装置は、物体像を結像する対物光学系と、前記対物
光学系より結像された前記物体像を撮像する撮像手段
と、前記撮像手段から得られた出力信号を信号処理する
信号処理手段とを備えた電子内視鏡装置において、前記
対物光学系は、前記物体像を径方向に圧縮する回転非対
称な屈折面を有する光学部材を備え、前記信号処理手段
が、前記対物光学系の前記光学部材により前記径方向に
圧縮された前記物体像を、径方向に拡大及び/または光
軸を中心に回転させる処理を行うことで、内視鏡を太径
化する事なく、回転補正を行う際は、画像ケラレがな
く、しかも画質の劣化を最低限に押さえることを可能と
する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0018】図1ないし図5は本発明の第1実施例に係
わり、図1は内視鏡装置の構成を示す構成図、図2は図
1の回転非対称非球面レンズの形状を示す外観図、図3
は図1の回転非対称非球面レンズの作用を説明する説明
図、図4は図1の信号処理装置の構成を示すブロック
図、図5は図1の内視鏡装置の作用を説明する説明図で
ある。
【0019】本実施例の内視鏡装置は、図1に示すよう
に、体腔内に挿入する挿入部1及びこの挿入部1の基端
側に設けられた操作部2とからなる硬性直視型の電子内
視鏡3と、この電子内視鏡3に照明光を供給する光源装
置4と、電子内視鏡3の挿入部1の先端部内に内蔵され
照明光が照射された体腔内の観察部位を撮像する固体撮
像素子、例えばCCD5(撮像手段)からの撮像信号を
信号処理する信号処理装置6(信号処理手段)と、この
信号処理装置6により信号処理された観察部位の画像を
表示するモニタ7とを備えて構成され、信号処理装置6
には処理内容を指示するキーボード8が接続されてい
る。
【0020】上記の観察、診断対象に挿入される挿入部
1は、光源装置4からの照明光を先端に伝送するライト
ガイド10及び図示しない処置具チャンネルが挿通され
ており、光源装置4からの照明光は、ライトガイド10
を伝送し照射レンズ11を介して図示しない観察部位で
ある被写体に照射される。照明された被写体からの像
は、対物光学系12に取り込まれ、径方向に所望の光学
的圧縮をされてCCD5の受光面に結像される。
【0021】結像された像は出力である撮像信号として
信号線13を介して信号処理装置6に取り込まれる。信
号処理装置6に取り込まれた撮像信号は、径方向に所望
の電気的拡大された後、信号線14を介してモニタ7に
表示される。更に、モニタ7にて観察された画像に対す
る処理の指示は、術者によりキーボード8等を介して信
号処理装置6にアクセスされ、所望の回転補正が行われ
る。
【0022】次に、上記対物光学系12について、詳細
を以下に説明する。図示しない被写体像を、径方向に所
望の圧縮倍率で、CCD5に結像せしめる対物光学系1
2には、回転非対称非球面レンズ15(光学部材)が配
されている。回転非対称非球面レンズ15は、図2のよ
うにラグビーボールのような形状をしており、前記の式
(1)により表される。
【0023】回転非対称非球面レンズ15は、アナモル
フィック非球面レンズに代表され、水平方向、垂直方向
で曲率が異なる。つまり、水平垂直方向でのレンズパワ
ーが異なり、それぞれ独立した光学作用を示す。
【0024】本実施例による回転非対称非球面レンズ1
5を含む対物光学系12は、図3(a)に示すCCD5
の撮像面5aの対角方向の像高に外接するような像範囲
21を、図3(b)あるいは図3(c)に示す撮像面5
aに内接するような像21’、21”として、圧縮して
結像させる作用を持つ。この際、図3(c)は図3
(b)をより理想的な結像状態として示したものであ
る。図3(c)のように物体像を結像するためには、対
物光学系は以下の条件を満たす必要がある。
【0025】f1V<f1H<f1L (2) 但し、f1Vは対物光学系全系における垂直方向の焦点距
離、f1Hは対物光学系全系における水平方向の焦点距
離、f1Lは対物光学系全系における対角方向の焦点距離
である。
【0026】一方、図3(b)もしくは図3(c)にお
ける、像の光学的圧縮倍率は以下の範囲である。
【0027】0.72≦βH≦0.96 (3) 0.44≦βV≦0.66 (4) 但し、βHはCCD5の受光面上に結像される物体像の
水平方向の圧縮倍率、βVはCCD5の受光面上に結像
される物体像の垂直方向の圧縮倍率である。βV及びβH
が式(3)及び(4)の条件を満たす必要がある理由
は、仮に式(3)の下限を超えて圧縮された場合、後の
電気的画像補正に負荷がかかりすぎ、許容範囲外の画質
劣化を招く恐れがある。更に、モニター画面の有効利用
を考えれば、好ましい状態とは言えない。また、仮に上
限を超えた場合では、圧縮率が小さすぎるため、得たい
像がCCDの撮像範囲を超えてしまい所望の画像が得ら
れないと言った問題が生ずる。これらの問題は、(4)
式においても同様であり、よって式(3)及び(4)を
満たす必要がある。
【0028】また、上式(3),(4)は現状のNTS
C方式、及びHDTVモニターのアスペクト比より、圧
縮倍率を規定している。つまりβH,βVを、モニター画
面の対角方向長L、水平方向長H、及び垂直方向長Vで
表すと、 βH=(H/L)±10% (5) βV=(V/L)±10% (6) となる。ここで、式(5)、(6)において±10%と
したのは、対物光学系12にて発生し得る公差バラツキ
を含めたためである。但し、使用するモニタサイズがN
TSC方式に限れば、 0.72≦βH≦0,88 (7) 0.54≦βV≦O.66 (8) また、HDTVに限れば、 0.78≦βH≦O.96 (9) 0.44≦βV≦O.54 (10) としても、実用上問題ない。但し、NTSC方式のアス
ペクト比を、H:V=4:3、HDTVのそれをH:V
=16:9としている。
【0029】尚、以上のような回転非対称非球面レンズ
15を単純に対物光学系12に用いた場合、水平垂直方
向でレンズパワーが異なるため、それぞれ結像位置(ピ
ント位置)が一律でなくなるといった不具合が生じる。
このような場合、像を圧縮させる作用を持つ回転非対称
非球面の他に、結像位置を一律に調整するための回転非
対称非球面が必要となる。言い替えれば、他の光学的性
能はほとんど変化させずに結像位置のみ調整する回転非
対称非球面を配置する必要がある。
【0030】例えば、視野角は主光線より決定される
が、明るさ絞り近傍に配置したレンズを通る主光線の光
軸からの高さはゼロと見なせるため、回転非対称な屈折
面を有していても、主光線はほとんど屈折による変化を
受けない。このことは、他の光学性能つまり収差におい
ても同様なことがいえる。
【0031】従って、結像位置のみ変化させるために
は、図1において明るさ絞り16の近傍に回転非対称非
球面17を配置すれば良いことがわかる。また、上記の
ように複数の回転非対称非球面レンズを設ける場合で
は、明るさ絞り16を挟んで2面以上設ければ、非点収
差、像面湾曲の補正に有利である。
【0032】次に、信号処理装置6について説明する。
信号処理装置6では、図4に示すように、CCD5から
の出力された輝度信号Y,色差信号R−Y,色差信号B
−Yが、A/D変換器31、32、33でそれぞれA/
D変換され、フレームメモリ34に書き込まれる。
【0033】一方、キーボード8から倍率補正量、回転
補正量、軸偏心補正量の各係数を入力した画像補正回路
35は、H/Vアドレス回路36にアドレス変換信号を
出す。ここで、倍率補正量とは、対物光学系で圧縮され
た像を元の大きさに戻すための電気的補正倍率を意味
し、回転補正量とは画像表示部における像回転補正を意
味し、軸偏心補正量とはモニター中心軸と光軸との軸ズ
レ補正を意味している。
【0034】一方、アドレス変換信号を受けたH/Vア
ドレス回路36は、フレームメモリ34に書き込まれた
データに対して倍率、回転、軸偏心を補正するように、
Hアドレス、Vアドレスを発生し、フレームメモリ34
の読み出しデータを補正する。
【0035】次にフレームメモリ34より読み出された
OUT、R−YOUT、B−YOUTの各デジタルデータは、
補間処理回路37により補正される。
【0036】つまり、画像補正回路35は、入力された
倍率補正量、回転補正量、軸偏心補正量の各係数を基に
補間信号を発生し補間係数発生回路38に出力し、補間
係数発生回路38では、補間信号を基に補間係数を補間
処理回路37に出力することで、補間処理回路37は、
フレームメモリ34より読み出されたデータに対して、
フィルタ処理を実施する。
【0037】補間処理回路37により補正された画像信
号は、D/A変換器39、40、41を介してモニタ7
に供給される。尚、画像補正回路35は、図1に示した
キーボード8等を用いてCPUで入力条件、倍率、回
転、軸偏心等をリアルタイムに演算する回路であっても
良いし、あらかじめ補正する入力条件が決まっていれ
ば、回転補正を除きROMによる固定データを出力する
回路としても良い。
【0038】対物光学系12による光学的像の圧縮倍率
βOBと、信号処理装置6による電気的補正倍率βELは以
下の関係を満たしている。
【0039】βOB*βEL≒1 (11) 上記の式(11)は、回転非対称非球面レンズ15を含
む対物光学系12で、像を圧縮して取り込み、これを元
の像の大きさに戻すように電気的に補正することを意味
している。この関係を満たせない場合、画像の回転補正
時のケラレ、あるいは画質劣化レベルが許容範囲を越え
観察、診断時に支障を来す。但し、式(11)は、観察
者の好み及び観察条件の最適化と言った意味で、厳密に
満たさなければならない条件ではない。
【0040】以上述べた対物光学系12及び画像信号処
理装置6における作用によれば、最終的に観察者が認識
するモニタ7上の画像範囲は図5(a)のような範囲と
なる。NTSC方式にて説明すると、画像の拡大倍率
は、V方向長は(L/V)=1.67倍の拡大が必要で
あるが、H方向長に関しては、(L/H)=1.25倍
に抑えることができる。更に、最大像高である対角方向
では拡大倍率はほぼ1倍であるため画像劣化はほとんど
無い。
【0041】一方、本実施例における回転非対称非球面
レンズ15を用いず、画像信号処理装置6による電子ズ
ームのみで像回転補正を行おうとした場合では、図5
(b)に示す像範囲となる。この際、回転補正を行い、
且つ画像をモニタ上でケラレないようにするためには、
画像を一様に引き伸ばす事となる。つまり、モニタ画面
全方向を一様に(L/V)=1.67倍まで拡大する必
要がある。更に、HDTVのアスペクト比を考えれば、
モニタ画面全方向を一様に約2倍まで拡大すこととな
り、図5(a)に比べ大幅な画像劣化が生じ、観察及び
診断には致命的となる。
【0042】従って、本実施例によれば、通常の電子ズ
ームのみによる画像拡大に比べ、拡大率が少なくて済む
ため、画像劣化を最低限に抑えることができ、回転補正
を行う場合においても、モニタ画面上で画像がケラレる
ことはない。
【0043】次に第2実施例について説明する。図6な
いし図12は本発明の第2実施例に係わり、図6は内視
鏡装置の構成を示す外観図、図7は図6の内視鏡装置の
詳細な構成を示すブロック図、図8は図7の対物光学系
の構成を示す構成図、図9は図8の回転非対称非球面レ
ンズの形状を示す展開図、図10は図9の回転非対称非
球面レンズの位置決め及び固定法を説明する説明図、図
11は図8の対物光学系の実装状態を説明する断面図、
図12は図7の重力方向検知装置の構成を示す断面図で
ある。第2実施例は第1実施例とほとんど同じであるの
で、異なる構成のみ説明し、同一の構成には同じ符号を
付け説明は省略する。
【0044】第2実施例の内視鏡装置は、図6に示すよ
うに前方斜視する挿入部52と操作部53とからなる硬
性の電子内視鏡51と、光源装置4と、キーボード8が
接続された信号処理装置6と、モニタ7とを備えて構成
され、電子内視鏡本体51の挿入部52の先端部には、
対物光学系窓54及びライトガイド端55が構成されて
いる。
【0045】図7に示すように、光源装置4からの照明
光は前述のライトガイド端55まで、光ファイバ束から
なるライトガイド56により伝送され、図示しない物体
に照射される。物体からの物体像は、対物光学系窓54
へ取り込まれ、対物光学系57及びCCD5により画像
信号として信号線13を介し、信号処理装置6へと取り
込まれる。信号処理装置6にて倍率、回転、軸偏芯量の
補正を施されたのち、モニタ7へ画像信号が送られ、所
望の画像が表示されれる。この際、前述の倍率、回転、
軸偏芯補正はキーボード8を介して、観察者が信号処理
装置6へとアクセスし、リアルタイムに所望の画像補正
を行っている。更に、電気的画像補正の際、同時に像の
歪み補正を行うようにしても良い。これは、第1実施例
の図4における画像補正回路35に歪み補正係数を入力
し、同様にH/Vのアドレス変換処理を行うことで可能
となる。
【0046】尚、ライトガイド端55の物体側に照明用
レンズを配し、より広角観察に備えても良い。
【0047】前記対物光学系57は、図8(a)に示す
ように、前方斜視プリズム61を配置し視野方向変換を
行い、更に前方斜視プリズム61の前後に第1実施例の
回転非対称非球面レンズ15と同様な圧縮倍率特性を有
する回転非対称非球面レンズ62、63を配置し、所望
の像圧縮及び、結像位置の補正を行い、明るさ絞り64
を介してCCD5に像を結像させている。
【0048】例えば、本実施例の回転非対称非球面レン
ズ63の外観形状は、図9に示すように、レンズ面上を
通る最大光線高(光軸からの高さ)が、ラジアル方向で
異なるため、外形形状は円形でなくとも良い。そのた
め、図9のような形状にすることで、内視鏡本体の外径
を細くすることができ、実使用範囲を広められる或いは
患者の苦痛を軽減できるといった点で有効である。
【0049】一方、回転非対称非球面レンズ63を電子
内視鏡51内に実装する場合、レンズ枠で非球面側の面
を受けるような枠構成では、不安定であり、偏芯を起こ
した場合、ケラレ偏角と言った不具合が生じる恐れがあ
る。また、これを対策しようとした場合、レンズ枠が異
形となったり、コスト高を招き好ましくない。
【0050】そこで、本実施例では、図10(a)にし
めすように、第1の枠65内に回転非対称非球面レンズ
63を固定し、これを他の対物光学系ユニットを配置し
た第2の枠66に挿通させている。従って、枠を異形に
することは無いため低コストで、しかも安定した実装を
行える。
【0051】尚、図10(a)に限らず、図10(b)
または図10(c)に示すように、回転非対称非球面レ
ンズ63とレンズ枠67aまたは67bとを一体に成形
した回転非対称非球面レンズ部材68a,68bを用い
ることで、前記のような問題を回避してもよい。特に図
10(c)に示した回転非対称非球面レンズ部材68b
では、外形形状が回転対称であるので更に実装に有利で
あり、またレンズ枠67bの低コスト化を可能としてい
る。尚、これら回転非対称非球面レンズ部材は、光学樹
脂を用いて一体に成形しても良いし、ガラスを用いても
成形してもよい。
【0052】ここで、対物光学系57のより実際的な枠
構成による実装状態を説明する。図11に示すように、
電子内視鏡本体51の先端部70内には対物光学系窓5
4を構成するカバーガラス71と、回転非対称非球面レ
ンズ62,63と、視野変換用の前方斜視プリズム61
と、レンズ群72と、CCD5、ライトガイド56と、
外管73及び内管74が配置されている。この時、回転
非対称非球面レンズ62,63を位置決め、固定する枠
75,76は非球面側を押さえないよう安定した構成、
及び形状となっている。
【0053】一方、カバーガラス71はAl2O3(サフ
ァイア)を主成分とする結晶からなり、カバーガラス7
1の縁周辺部は金属コーティングが施され、カバーガラ
ス受部78に半田79等により固着されている。このよ
うな構成を取ることで耐性及び気密を保ち、高温高圧で
ある水蒸気滅菌を可能としている。つまり、清潔で且つ
安全な処置を提供できるよう構成されている。
【0054】図7に戻り、本実施例の電子内視鏡51の
操作部53内には、重力方向検知装置81が内蔵されて
おり、重力方向検知装置81からの信号を重力方向信号
として信号処理装置6に取り込む。図4を参照して信号
処理装置6では、重力方向信号に同期させて画像補正回
路35から、H,Vアドレス及び補間信号を発生させ、
補間処理回路37にてフィルタ処理を行うことで、画像
の回転補正を自動化するようになっている。
【0055】ここで、重力方向検知装置81の具体例を
図12を用いて説明する。
【0056】重力方向検知装置81では、図12(a)
に示すように、ライトガイド56の一部を利用した照明
用ファイバ82から照射レンズ83を介して、重力方向
検知装置本体内の金属球84に光を照射する。照射され
た光は、金属球84にて反射し、この反射光を受光端8
5及び86より受光用ファイバ87、88に取り込む。
取り込まれた光は、それぞれ図示しない受光素子にて光
電変換され、信号処理装置6へと導かれる。
【0057】尚、図12(b)に示すように、受光用フ
ァイバ87、88の受光軸は、照明用ファイバ82の照
明端を中心軸にθ=約90°の位置に配置され、金属球
84の3次元的な移動に対応できるようになっている。
【0058】ここで、重力方向は、受光用ファイバ8
7、88に取り込まれ図示しない受光素子にて光電変換
された出力値の大小により、重力方向が決定され、信号
処理装置6に入力される。
【0059】その他の構成及び作用は第1実施例と同じ
である。
【0060】以上説明したように、本実施例によれば、
第1実施例の効果に加え、重力方向検知装置81により
観察者は随時、観察部位に対して鉗子を水平方向に保つ
事が可能となる。
【0061】尚、以上の画像の回転補正は、図示しない
補正制御スイッチをon/offさせることで稼働させ
ても良いし、キーボード8から観察者が回転補正量を直
接入力して稼働させるようにしても良い。
【0062】また、上記第2実施例では前方斜視を行う
電子内視鏡としたが、これに限らず、側視型の電子内視
鏡あるいは後方斜視型の電子内視鏡に対しても同様に適
用できる。
【0063】その際、例えば側視型の電子内視鏡の場合
の対物光学系は、図8(b)に示すように、側視プリズ
ム91を用い、側視プリズム91に回転非対称非球面9
2a,92bを配置して構成すれば良い。後方斜視型の
電子内視鏡の場合の対物光学系は、図8(c)に示すよ
うに、後方斜視プリズム94を配し、後方斜視プリズム
94に回転非対称非球面95a,95bを配置して構成
すれば良く、この例では回転非対称非球面96a,96
b,96cの3面を備えることで、より良好な収差補正
を試みている。
【0064】また、例えば側視型の電子内視鏡先端部に
対物光学系を配置するスペース的な余裕がない場合、あ
るいは内視鏡先端部の細径化を行う場合には、図8
(d)に示すような一回反対の側視プリズム97を用い
た構成でも良い。この際、倒立鏡像となった像は後の画
像補正装置により反転され、正立正像として、モニタ等
に表示される。
【0065】尚、図8に示した視野変換プリズムを含む
対物光学系は、内視鏡本体と一体的に構成しても良い
し、アダプター方式として着脱自在としても良い。
【0066】上記第1及び第2実施例の電子内視鏡を硬
性電子内視鏡としたが、これに限らず、軟性内視鏡でも
良い。
【0067】[付記] (1)前記対物光学系は、前記撮像手段の受光面に結像
される物体像を、前記受光面における最大像高にほぼ外
接する像範囲に圧縮させる請求項1に記載の電子内視鏡
装置。
【0068】(2)前記物体像を前記径方向に圧縮させ
る対物光学系の前記物体像の圧縮倍率βOBと、前記径方
向に圧縮された物体像を径方向に拡大及び/または光軸
を中心に回転させる処理を行う前記信号処理手段の物体
像の拡大倍率βELとが、 βOB*βEL≒1 なる関係を満たす請求項1に記載の電子内視鏡装置。
【0069】(3)前記光学部材が配置された前記対物
光学系により前記撮像手段の受光面上に結像される物体
像の径方向の圧縮倍率である、前記物体像の水平方向の
圧縮倍率βH及び前記物体像の垂直方向の圧縮倍率βV
が、 0.72≦βH≦0.96 0.44≦βV≦0.66 なる関係を満たす請求項1に記載の電子内視鏡装置。
【0070】(4)前記光学部材が配置された前記対物
光学系全系における垂直方向の焦点距離をf1Vとし、前
記対物光学系全系における水平方向の焦点距離をf1H
し、前記対物光学系全系における対角方向の焦点距離を
1Lとしたとき、 f1V<f1H<f1L なる関係を満たす請求項1に記載の電子内視鏡装置。
【0071】(5)前記対物光学系は、複数の前記回転
非対称な屈折面を有する前記光学部材(図1の回転非対
称非球面レンズ15、17または図8(a)の回転非対
称非球面レンズ62、63)と、物体像を絞る絞り部材
(図1の明るさ絞り16または図8(a)の明るさ絞り
64)とを備え、前記絞り部材を挟んで対物光学系の前
群及び後群に少なくとも一つ以上の前記光学部材を配置
した請求項1に記載の電子内視鏡装置。
【0072】(6)前記対物光学系は、複数の前記回転
非対称な屈折面を有する前記光学部材(図1の回転非対
称非球面レンズ15、17または図8(a)の回転非対
称非球面レンズ62、63)と、物体像を絞る絞り部材
(図1の明るさ絞り16または図8(a)の明るさ絞り
64)とを備え、前記絞り部材を挟んで対物光学系の前
群及び後群に少なくとも一つ以上の前記光学部材を配置
し、少なくとも前群及び後群の一方の前記光学部材が前
記絞り部材の近傍に配置されている請求項1に記載の電
子内視鏡装置。
【0073】(7)該対物光学系は、視野方向変換光学
部材(図8の前方斜視プリズム61、側視プリズム9
1、後方斜視プリズム94、側視プリズム97いずれか
1つ)を含む請求項1に記載の電子内視鏡装置。
【0074】(8)前記信号処理手段は、前記物体像を
前記径方向に拡大及び/または光軸を中心として回転さ
せる処理を行うと共に、前記物体像の歪み補正処理を同
時に行う請求項1に記載の電子内視鏡装置。
【0075】(9)前記物体像の重力方向を検知する重
力方向検知手段(図7の重力方向検知装置81)を備
え、前記重力方向検知手段は、検知した信号を重力方向
信号として前記信号処理手段に出力し、前記信号処理手
段は、入力した前記重力方向信号に同期させて前記物体
像の回転を行う請求項1に記載の電子内視鏡装置。
【0076】このように構成することで、請求項1に記
載の電子内視鏡装置の効果に加え、重力方向検知手段に
より重力方向を検知し、信号処理手段で重力方向信号に
同期させて物体像の回転を行うことで、観察者は随時、
観察部位に対して鉗子を水平方向に保つことが可能とな
る。
【0077】(10)前記対物光学系と前記撮像手段と
は硬性斜視観察電子内視鏡に内蔵されている請求項1に
記載の電子内視鏡装置。
【0078】(11)複数の光学部材より構成される内
視鏡対物光学径ユニットにおいて、前記対物光学径ユニ
ットは少なくとも回転非対称な屈折面を有する回転非対
称光学部材を備え、前記回転非対称光学部材は、前記対
物光学径ユニットの第1の枠に位置決め、固定され、前
記第1の枠は、前記回転非対称光学部材以外の前記対物
光学径ユニットの前記光学部材が位置決め、固定されて
いる第2の枠に内接するように挿通されている内視鏡対
物光学系ユニット。
【0079】(12)前記回転非対称光学部材の外形
が、円以外の形状である付記(11)に記載の内視鏡対
物光学系ユニット。
【0080】(13)前記回転非対称光学部材と前記第
1の枠とが一体に成形されている付記(11)に記載の
内視鏡対物光学系ユニット。
【0081】(14)前記第1の枠が、前記回転非対称
光学部材の外形形状と、略同形である付記(11)に記
載の内視鏡対物光学系ユニット。
【0082】(15)複数の光学部材より構成される対
物光学径ユニットを挿入部先端に内蔵した硬性電子内視
鏡において、前記挿入部は、前記対物光学系ユニットが
挿通された内管と、前記内管が挿通された外管とから構
成されており、前記外管の先端部内周に、縁周辺を金属
コーティングされたカバーガラスが固着されている 硬性電子内視鏡。
【0083】(16)前記縁周辺を金属コーティングさ
れた前記カバーガラスは、Al2O3を主成分とする結晶
にて構成されている付記(15)に記載の硬性電子内視
鏡。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子内視鏡
装置によれば、物体像を結像する対物光学系と、前記対
物光学系より結像された前記物体像を撮像する撮像手段
と、前記撮像手段から得られた出力信号を信号処理する
信号処理手段とを備えた電子内視鏡装置において、前記
対物光学系は、前記物体像を径方向に圧縮する回転非対
称な屈折面を有する光学部材を備え、前記信号処理手段
が、前記対物光学系の前記光学部材により前記径方向に
圧縮された前記物体像を、径方向に拡大及び/または光
軸を中心に回転させる処理を行うので、内視鏡を太径化
する事なく、回転補正を行う際は、画像ケラレがなく、
しかも画質の劣化を最低限に押さえることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡装置の構成を
示す構成図
【図2】図1の回転非対称非球面レンズの形状を示す外
観図
【図3】図1の回転非対称非球面レンズの作用を説明す
る説明図
【図4】図1の信号処理装置の構成を示すブロック図
【図5】図1の内視鏡装置の作用を説明する説明図
【図6】本発明の第2実施例に係る内視鏡装置の構成を
示す外観図
【図7】図6の内視鏡装置の詳細な構成を示すブロック
【図8】図7の対物光学系の構成を示す構成図
【図9】図8の回転非対称非球面レンズの形状を示す展
開図
【図10】図9の回転非対称非球面レンズの位置決め及
び固定法を説明する説明図
【図11】図8の対物光学系の実装状態を説明する断面
【図12】図7の重力方向検知装置の構成を示す断面図
【図13】従来例に係る内視鏡装置により得られる画像
を説明する説明図
【図14】従来例に係る光学系を回転させることで画像
を回転させる内視鏡の構成を示す構成図
【図15】図14の内視鏡により得られる画像を説明す
る説明図
【図16】従来例に係る回転非対称非球面レンズを用い
水平方向のみ圧縮して像を撮蔵する内視鏡装置の構成を
示す構成図
【図17】図16の回転非対称非球面レンズの形状を示
す外観図
【符号の説明】
1、52…挿入部 2、53…操作部 3、51…電子内視鏡 4…光源装置 5…CCD 5a…撮像面 6…信号処理装置 7…モニタ 8…キーボード 10、56…ライトガイド 11…照射レンズ 12、57…対物光学系 13、14…信号線 15、17、62、63、92a、92b、95a、9
5b…回転非対称非球面レンズ 16、64…明るさ絞り 21、21’、21”…像範囲 31、32、33…A/D変換器 34…フレームメモリ 35…画像補正回路 36…H/Vアドレス回路 37…補間処理回路 38…補間係数発生回路 39、40、41…D/A変換器 54…対物光学系窓 55…ライトガイド端 61…前方斜視プリズム 81…重力方向検知装置 82…照明用ファイバ 83…照射レンズ 84…金属球 85、86…受光端 87、88…受光用ファイバ 91、97…側視プリズム 94…後方斜視プリズム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体像を結像する対物光学系と、前記対
    物光学系より結像された前記物体像を撮像する撮像手段
    と、前記撮像手段から得られた出力信号を信号処理する
    信号処理手段とを備えた電子内視鏡装置において、 前記対物光学系は、前記物体像を径方向に圧縮する回転
    非対称な屈折面を有する光学部材を備え、 前記信号処理手段は、前記対物光学系の前記光学部材に
    より前記径方向に圧縮された前記物体像を、径方向に拡
    大及び/または光軸を中心に回転させる処理を行うこと
    を特徴とする電子内視鏡装置。
JP6164171A 1994-07-15 1994-07-15 電子内視鏡装置 Withdrawn JPH0829703A (ja)

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