JPH0829696B2 - エアバッグインフレータ - Google Patents
エアバッグインフレータInfo
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- JPH0829696B2 JPH0829696B2 JP4162998A JP16299892A JPH0829696B2 JP H0829696 B2 JPH0829696 B2 JP H0829696B2 JP 4162998 A JP4162998 A JP 4162998A JP 16299892 A JP16299892 A JP 16299892A JP H0829696 B2 JPH0829696 B2 JP H0829696B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R21/264—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
- B60R21/2644—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R21/30—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow with means to draw ambient air into the flow line and mix such air with the inflation fluid
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用の乗員安全装置
におけるエアバッグを膨張させるためのガスを生じさせ
るインフレータに関する。
におけるエアバッグを膨張させるためのガスを生じさせ
るインフレータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両衝突の際にエアバッグを膨張
させて乗員の動きを抑えるためのインフレータとして、
米国特許第４，８４６，３６８号にその内容が開示され
ている。このインフレータは、開孔を有する円筒状の側
壁と、一対の円形端壁を有するハウジングとを備える。
ハウジングにはガス発生材料と、このガス発生材料に点
火するための点火器が収容されている。また、前記ハウ
ジングは、ガス発生材料によって生じたガスから微粒子
を取り除くためのフィルタを備えている。このフィルタ
は、ガス発生材料を収容している開孔のある管の周囲を
包む複数の円筒状フィルタ層によって構成されている。
させて乗員の動きを抑えるためのインフレータとして、
米国特許第４，８４６，３６８号にその内容が開示され
ている。このインフレータは、開孔を有する円筒状の側
壁と、一対の円形端壁を有するハウジングとを備える。
ハウジングにはガス発生材料と、このガス発生材料に点
火するための点火器が収容されている。また、前記ハウ
ジングは、ガス発生材料によって生じたガスから微粒子
を取り除くためのフィルタを備えている。このフィルタ
は、ガス発生材料を収容している開孔のある管の周囲を
包む複数の円筒状フィルタ層によって構成されている。
【０００３】エアバッグが膨張すべきときには、ガス発
生材料が点火してガスを発生させる。そのガスは、ガス
発生材料から開孔のある管を通って外側に放射状に流
れ、周囲のフィルタ層の中に流れる。ガスがフィルタ層
を通って放射状に流れる際に微粒子がガスから取り除か
れる。ガスがフィルタ層を通って流れたのち、ガスはエ
アバックを膨張させるためにハウジングの側壁にある開
孔を通過して外方へ放射状に流れる。
生材料が点火してガスを発生させる。そのガスは、ガス
発生材料から開孔のある管を通って外側に放射状に流
れ、周囲のフィルタ層の中に流れる。ガスがフィルタ層
を通って放射状に流れる際に微粒子がガスから取り除か
れる。ガスがフィルタ層を通って流れたのち、ガスはエ
アバックを膨張させるためにハウジングの側壁にある開
孔を通過して外方へ放射状に流れる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエアバッグインフレータは、ハウジングを備えてい
たために、構造が複雑になってしまうといった問題があ
った。
来のエアバッグインフレータは、ハウジングを備えてい
たために、構造が複雑になってしまうといった問題があ
った。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、車両用
の乗員安全装置において、エアバッグを膨張させるため
のインフレータは、ガス発生材料と、このガス発生材料
を取り囲む複数のフィルタ層とで構成される。フィルタ
層は、ガスがガス発生材料からエアバッグに向かって流
れる際にガスをろ過する。このフィルタ層は、円筒状の
外表面を伴った外層を含む。更に、円筒状の外表面の周
りには螺旋状に巻かれた線状部材（以下，ストランドと
いう）が構成される。螺旋状に巻かれたストランドは、
円周上に延びる複数の巻数から成る巻き付け部、即ちタ
ーン（巻回）を有する。そして、この巻回同士の間には
軸線上において間隔のある螺旋状のギャップを有する。
この螺旋状のギャップは、ガスが円筒状の外表面からス
トランドを越えてエアバッグ方向へ放射状に移動するの
を可能にする。
の乗員安全装置において、エアバッグを膨張させるため
のインフレータは、ガス発生材料と、このガス発生材料
を取り囲む複数のフィルタ層とで構成される。フィルタ
層は、ガスがガス発生材料からエアバッグに向かって流
れる際にガスをろ過する。このフィルタ層は、円筒状の
外表面を伴った外層を含む。更に、円筒状の外表面の周
りには螺旋状に巻かれた線状部材（以下，ストランドと
いう）が構成される。螺旋状に巻かれたストランドは、
円周上に延びる複数の巻数から成る巻き付け部、即ちタ
ーン（巻回）を有する。そして、この巻回同士の間には
軸線上において間隔のある螺旋状のギャップを有する。
この螺旋状のギャップは、ガスが円筒状の外表面からス
トランドを越えてエアバッグ方向へ放射状に移動するの
を可能にする。
【０００６】本発明に係るインフレータは、従来におけ
るインフレータの構造と比較してもフィルタのハイジン
グが取り除かれている分、構造が簡単となって有利であ
る。螺旋状に巻かれたストランドは緊張状態にあり、フ
ィルタ層と共に保持するのに対抗した圧縮力が掛かって
いる。
るインフレータの構造と比較してもフィルタのハイジン
グが取り除かれている分、構造が簡単となって有利であ
る。螺旋状に巻かれたストランドは緊張状態にあり、フ
ィルタ層と共に保持するのに対抗した圧縮力が掛かって
いる。
【０００７】本発明の好ましい実施例では、インフレー
タは一対のエンドキャップを含む。軸線と対向する外側
のフィルタ層は、エンドキャップの上に延びている。ま
た、螺旋状のストランドの反対側端部もエンドキャップ
の上に延び、エンドキャップに対して外側のフィルタの
端部をしっかりと固定するために、エンドキャップの周
囲を巻き込む。このようにして、ストランドは、従来知
られているような円筒状のハウジングを必要とすること
なく、円筒状のインフレータ構成体を形成するためにエ
ンドキャップとフィルタ層を共に保持する。
タは一対のエンドキャップを含む。軸線と対向する外側
のフィルタ層は、エンドキャップの上に延びている。ま
た、螺旋状のストランドの反対側端部もエンドキャップ
の上に延び、エンドキャップに対して外側のフィルタの
端部をしっかりと固定するために、エンドキャップの周
囲を巻き込む。このようにして、ストランドは、従来知
られているような円筒状のハウジングを必要とすること
なく、円筒状のインフレータ構成体を形成するためにエ
ンドキャップとフィルタ層を共に保持する。
【０００８】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明する。図１に示したように、車両用の乗員安全
装置１０は、膨張可能なエアバッグ１２と、本発明によ
り構成されたインフレータ１４とを備える。エアバッグ
１２と、インフレータ１４とは、車両のダッシュボード
１８内に取付けられた反応容器１６内に収容されてい
る。車両が衝突に巻き込まれた時、前記エアバッグ１２
は、インフレータ１４からガスが素早く流れることによ
って、図１に示したような折り畳まれた状態から図２に
示したような膨張した状態となる。エアバッグ１２が膨
張するときは、ダッシュボード１８の方向に乗員が移動
するのを抑えるために、エアバッグ１２は反応容器１６
から車両に対して後方の車室内２０内の方向に拡大す
る。
細に説明する。図１に示したように、車両用の乗員安全
装置１０は、膨張可能なエアバッグ１２と、本発明によ
り構成されたインフレータ１４とを備える。エアバッグ
１２と、インフレータ１４とは、車両のダッシュボード
１８内に取付けられた反応容器１６内に収容されてい
る。車両が衝突に巻き込まれた時、前記エアバッグ１２
は、インフレータ１４からガスが素早く流れることによ
って、図１に示したような折り畳まれた状態から図２に
示したような膨張した状態となる。エアバッグ１２が膨
張するときは、ダッシュボード１８の方向に乗員が移動
するのを抑えるために、エアバッグ１２は反応容器１６
から車両に対して後方の車室内２０内の方向に拡大す
る。
【０００９】前記エアバッグ１２は、締結部材２４によ
って反応容器１６に連結されている。反応容器１６は、
インフレータ１４とエアバッグ１２との間に位置する複
数の外気流入孔２６を有する。数個の外気流入孔２６の
上には、インフレータ１４の背後から延びる一対のフラ
ップ３４で構成されたシート箔３０が設けられている。
更に、エアバッグ１２の端部を構成しているフラップ３
６は、締結部材２４から残りの外気流入孔２６の上に延
びている。
って反応容器１６に連結されている。反応容器１６は、
インフレータ１４とエアバッグ１２との間に位置する複
数の外気流入孔２６を有する。数個の外気流入孔２６の
上には、インフレータ１４の背後から延びる一対のフラ
ップ３４で構成されたシート箔３０が設けられている。
更に、エアバッグ１２の端部を構成しているフラップ３
６は、締結部材２４から残りの外気流入孔２６の上に延
びている。
【００１０】図３に示したように、インフレータ１４
は、長円筒形状をしており、かつ反応容器１６の一対の
側壁４０の間に取付けられている。図４に示したよう
に、インフレータ１４は、中心の管５０、複数のフィル
タ層６０及びストランド７０とで構成されている。前記
中心の管５０は、その長さ方向および周囲に沿って離れ
た位置に複数のガス流出孔７２を有している。ガス発生
材料７３（図１及び図２）は、中心の管５０内に収容さ
れている。
は、長円筒形状をしており、かつ反応容器１６の一対の
側壁４０の間に取付けられている。図４に示したよう
に、インフレータ１４は、中心の管５０、複数のフィル
タ層６０及びストランド７０とで構成されている。前記
中心の管５０は、その長さ方向および周囲に沿って離れ
た位置に複数のガス流出孔７２を有している。ガス発生
材料７３（図１及び図２）は、中心の管５０内に収容さ
れている。
【００１１】フィルタ層６０は、ワイヤスクリーン層７
４、スチールウール層７６及びセラミック／ガラスウー
ル層７８を含む。これらの層７４−７８は、平坦な可撓
性のスチールウールシートおよびセラミック／ガラスウ
ールを平坦な可撓性のワイヤスクリーンシートと重なっ
た状態で層状にし、且つこれら重なったシートを中心の
管５０の回りに巻き付けることによって、図４に示した
ように、重なった状態に組立てられる。また、フィルタ
層６０は、ワイヤスクリーンによって形成された外側空
隙層８０を半径方向に備える。外側空隙層８０のワイヤ
スクリーンは、他のワイヤスクリーン層７４の開孔より
大きな開孔を有する。
４、スチールウール層７６及びセラミック／ガラスウー
ル層７８を含む。これらの層７４−７８は、平坦な可撓
性のスチールウールシートおよびセラミック／ガラスウ
ールを平坦な可撓性のワイヤスクリーンシートと重なっ
た状態で層状にし、且つこれら重なったシートを中心の
管５０の回りに巻き付けることによって、図４に示した
ように、重なった状態に組立てられる。また、フィルタ
層６０は、ワイヤスクリーンによって形成された外側空
隙層８０を半径方向に備える。外側空隙層８０のワイヤ
スクリーンは、他のワイヤスクリーン層７４の開孔より
大きな開孔を有する。
【００１２】ストランド７０は、空隙層８０の回りに巻
かれる。好ましい実施例では、ストランド７０は、直径
が０．０７から０．０９インチの金属ワイヤである。図
３に示したように、ストランド７０は螺旋状に巻かれ且
つ軸方向で離れた位置を巻回しながら円周上に延びてい
る。巻回によるストランド７０間の距離は、インフレー
タ１４の回りを一端から他端に延びる螺旋形のギャップ
８２として確定される。螺旋形のギャップ８２は、ガス
が空隙層８０の円筒状の外表面から外方へ放射状に移動
し、ストランド７０を通り越してエアバック１２の方向
へ向かうことを可能にする。好ましい実施例では、スト
ランド７０は３０ピッチの割合で外周を巻回しながら延
び、軸方向で約０．５インチ離れて位置する。それ故、
螺旋形のギャップ８２は、その下側にある空隙層８０の
開孔より数倍も幅が広い。
かれる。好ましい実施例では、ストランド７０は、直径
が０．０７から０．０９インチの金属ワイヤである。図
３に示したように、ストランド７０は螺旋状に巻かれ且
つ軸方向で離れた位置を巻回しながら円周上に延びてい
る。巻回によるストランド７０間の距離は、インフレー
タ１４の回りを一端から他端に延びる螺旋形のギャップ
８２として確定される。螺旋形のギャップ８２は、ガス
が空隙層８０の円筒状の外表面から外方へ放射状に移動
し、ストランド７０を通り越してエアバック１２の方向
へ向かうことを可能にする。好ましい実施例では、スト
ランド７０は３０ピッチの割合で外周を巻回しながら延
び、軸方向で約０．５インチ離れて位置する。それ故、
螺旋形のギャップ８２は、その下側にある空隙層８０の
開孔より数倍も幅が広い。
【００１３】最も好ましくは、ストランド７０は、フィ
ルタ層６０に半径方向の圧縮力が加わるように緊張状態
で巻かれることである。それぞれ重なり合っている層の
間の僅かな空間をも排除するように、半径方向の圧縮力
によってフィルタ層６０を押す。このように、フィルタ
層６０は、ガスをろ過するためにインフレータの外周の
回りを長さ方向に沿って均等に配列されている。
ルタ層６０に半径方向の圧縮力が加わるように緊張状態
で巻かれることである。それぞれ重なり合っている層の
間の僅かな空間をも排除するように、半径方向の圧縮力
によってフィルタ層６０を押す。このように、フィルタ
層６０は、ガスをろ過するためにインフレータの外周の
回りを長さ方向に沿って均等に配列されている。
【００１４】再び図３を参照すると、インフレータ１４
は、更に一対のエンドキャップ８４を備えている。この
エンドキャップ８４は、中心の管５０の端部とフィルタ
層６０の端部を被っている。空隙層８０は、エンドキャ
ップ８４の上方に延びている。ストランド７０の反対側
の端部は、エンドキャップ８４の回りで且つエンドキャ
ップ８４に被さる空隙層８０の部位に互いに接するよう
な螺旋状ループ９０が延びている。上記螺旋状ループ９
０は、もしストランド７０が金属ならば例えば溶接など
によってその位置に固定される。このように、ストラン
ド７０は、図３に示されるように、インフレータ１４が
円筒形状に保持されるように、フィルタ層６０及びエン
ドキャップ８４を共に固定する。
は、更に一対のエンドキャップ８４を備えている。この
エンドキャップ８４は、中心の管５０の端部とフィルタ
層６０の端部を被っている。空隙層８０は、エンドキャ
ップ８４の上方に延びている。ストランド７０の反対側
の端部は、エンドキャップ８４の回りで且つエンドキャ
ップ８４に被さる空隙層８０の部位に互いに接するよう
な螺旋状ループ９０が延びている。上記螺旋状ループ９
０は、もしストランド７０が金属ならば例えば溶接など
によってその位置に固定される。このように、ストラン
ド７０は、図３に示されるように、インフレータ１４が
円筒形状に保持されるように、フィルタ層６０及びエン
ドキャップ８４を共に固定する。
【００１５】それぞれのエンドキャップ８４は、反応容
器１６の側壁４０に設けられた開口を通って延びるスタ
ッドボルト９８を含む。反応容器１６にインフレ−タ１
４をしっかり固定するために各スタッドボルト９８には
ナット９９がねじ込まれる。また、一方のエンドキャッ
プは、点火器１００が取り付けられたチャンバ−を有し
ている。この点火器１００は、ガス発生材料を点火する
ものとして知られている何か適当な点火器でよい。
器１６の側壁４０に設けられた開口を通って延びるスタ
ッドボルト９８を含む。反応容器１６にインフレ−タ１
４をしっかり固定するために各スタッドボルト９８には
ナット９９がねじ込まれる。また、一方のエンドキャッ
プは、点火器１００が取り付けられたチャンバ−を有し
ている。この点火器１００は、ガス発生材料を点火する
ものとして知られている何か適当な点火器でよい。
【００１６】車両の衝突時には、先ず衝突センサ１０２
から点火器１００に信号が送られ、点火器１００ではガ
ス発生材料７３を点火するために作用する。ガス発生材
料７３が点火されると中心の管５０から外部へすばやく
流れるようにガスが発生し、ガス流出孔７２を通り且つ
フィルタ層６０の中に入る。熱い微粒子のように好まし
くない燃焼物は、ガスがフィルタ層７４−７８を通って
空隙層８０に向かって流れる際に、ガスから取り除かれ
る。また、このガスは、空隙層８０を通過して流れる際
にろ過される。更に、ガスは螺旋形ギャップ８２を通っ
てエアバッグ１２の方向に流れる。
から点火器１００に信号が送られ、点火器１００ではガ
ス発生材料７３を点火するために作用する。ガス発生材
料７３が点火されると中心の管５０から外部へすばやく
流れるようにガスが発生し、ガス流出孔７２を通り且つ
フィルタ層６０の中に入る。熱い微粒子のように好まし
くない燃焼物は、ガスがフィルタ層７４−７８を通って
空隙層８０に向かって流れる際に、ガスから取り除かれ
る。また、このガスは、空隙層８０を通過して流れる際
にろ過される。更に、ガスは螺旋形ギャップ８２を通っ
てエアバッグ１２の方向に流れる。
【００１７】インフレータ１４からエアバッグ１２に向
かってガスが流れる時に、図２において大きな矢印で指
し示したようなガスの流れは、フラップ３４，３６付近
における反応容器１６内の圧力を減少させる。この反応
容器１６内での圧力の減少は、図２において小さな矢印
で指し示したように、外気を反応容器１６の外側から外
気流入孔２６を通って中に導入させ且つフラップ３４，
３６を通り越させる。外気は、反応容器１６内でガスと
混合してガスを冷却する。また、外気は、エアバッグ１
２内へのガスの流れを増大させることから、ガス発生材
料７３によって発生させなければならないガス量を少な
くするものである。
かってガスが流れる時に、図２において大きな矢印で指
し示したようなガスの流れは、フラップ３４，３６付近
における反応容器１６内の圧力を減少させる。この反応
容器１６内での圧力の減少は、図２において小さな矢印
で指し示したように、外気を反応容器１６の外側から外
気流入孔２６を通って中に導入させ且つフラップ３４，
３６を通り越させる。外気は、反応容器１６内でガスと
混合してガスを冷却する。また、外気は、エアバッグ１
２内へのガスの流れを増大させることから、ガス発生材
料７３によって発生させなければならないガス量を少な
くするものである。
【００１８】上記では本発明の好ましい実施例について
述べた。しかしながら、改良、変更又は修正は、当業者
にとっては明らかであろう。例えば、上記発明ではフィ
ルタ層が異なる材料を積み重ねた多重の層として述べら
れているが、単一の材料による単層または混合した材料
による単層でも十分にろ過するであろう。同様に、上述
した以外の材料であっても、フィルタに用いることが出
来るであろう。
述べた。しかしながら、改良、変更又は修正は、当業者
にとっては明らかであろう。例えば、上記発明ではフィ
ルタ層が異なる材料を積み重ねた多重の層として述べら
れているが、単一の材料による単層または混合した材料
による単層でも十分にろ過するであろう。同様に、上述
した以外の材料であっても、フィルタに用いることが出
来るであろう。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエア
バッグインフレータによれば、フィルタのハウジングが
除かれている分、構造が簡単となって有利となった。ま
た、本発明によれば、インフレータの外表面にストラン
ドによる軸方向の螺旋状ギャップを設けたので、外表面
からストランドを通り越してエアバッグ方向にガスが移
動できるといった効果がある。
バッグインフレータによれば、フィルタのハウジングが
除かれている分、構造が簡単となって有利となった。ま
た、本発明によれば、インフレータの外表面にストラン
ドによる軸方向の螺旋状ギャップを設けたので、外表面
からストランドを通り越してエアバッグ方向にガスが移
動できるといった効果がある。
【図１】本発明によって構成された膨張可能なエアバッ
グとインフレータを含む車両用乗員安全装置の部分断面
概要図である。
グとインフレータを含む車両用乗員安全装置の部分断面
概要図である。
【図２】図１に示した装置のエアバッグの膨張説明図で
ある。
ある。
【図３】本発明を構成するインフレータの概要図であ
る。
る。
【図４】図３に示したインフレータの部分断面図であ
る。
る。
１２…エアバッグ １４…インフレータ ６０…フィルタ層 ７０…ストランド ７３…ガス発生材料 ８２…ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エム・セムチェナ アメリカ合衆国ミシガン州48073，ロイヤ ル・オーク，ダーラム 3818 (72)発明者 リチャード・ジェイ・トンプソン アメリカ合衆国ミシガン州48444，イムレ イ・シティ，ウエストウッド・ドライブ 635
Claims (8)
- 【請求項１】 車両の乗員安全装置のエアバッグを膨張
させるガスを発生するインフレータであって、 点火したときにガスを発生するためのガス発生材料と、 このガス発生材料を取り囲み且つ外表面を有して前記ガ
スが通る際にろ過するフィルタ部材と、 前記フィルタ部材の外表面の回りに少なくとも部分的に
複数の巻数で螺旋形状で延びる線状部材とから構成さ
れ、 前記線状部材は、ガスが前記フィルタ部材の外表面から
線状部材を通り越してエアバッグ方向へ放射状に移動で
きるように軸方向に間隔をあけて前記フィルタ部材に巻
きつけられ且つこの巻きつけられた部分の間に螺旋形状
のギャップを形成していることを特徴とするエアバッグ
インフレータ。 - 【請求項２】 前記ガス発生材料を収容する中心の管を
含み、前記フィルタ部材は前記中心の管を囲み、前記線
状部材は、前記フィルタ部材の外表面からフィルタ部を
通して前記中心の管へ半径方向の圧縮力を加えて前記フ
ィルタ部材を前記中心の管に対して保持する請求項１記
載のインフレータ。 - 【請求項３】 ワイヤスクリーンによって形成された複
数のフィルタ層を備え、該フィルタ層の一つは前記フィ
ルタ部材から成り、該フィルタ部材は、ワイヤスクリー
ンから形成された任意の他のフィルタ層の開孔より大き
な開孔を有することを特徴とする請求項２記載のエアバ
ッグインフレータ。 - 【請求項４】前記線状部材は、直径が約０．０７から約
０．０９インチの金属ワイヤであり且つ該線状部材の前
記螺線状の複数の巻数は、フイルタ部材の軸方向におけ
る各巻数間の間隔が約０．５インチに設定されているこ
とを特徴とする請求項１記載のエアバッグインフレー
タ。 - 【請求項５】 車輌の乗員安全装置内のエアバッグを膨
張させるガスを発生するインフレータであって、 点火したときにガスを発生するためのガス発生材料と、 前記ガス発生材料を取り囲み且つ第１及び第２の軸端を
有する円筒状構成体に巻かれた可撓性シートのフィルタ
材で形成されると共に、ガスが通る際にガスをろ過する
ための複数のフィルタ層と、 前記円筒状構成体の回りに巻かれ且つ前記第１の軸端か
ら第２の軸端に延びると共に、前記円筒状のフィルタ層
を共に重なった状態で押圧するように円筒状構成体に半
径方向の圧縮力を加える線状部材とで構成されているこ
とを特徴とするエアバッグインフレータ。 - 【請求項６】 更に一対のエンドキャップを備え、前記
線状部材は前記第１及び第２の軸端部を有し、各軸端部
がそれぞれのエンドキャップの回りに巻かれ且つ前記キ
ャップを円筒状構成体の各軸端に保持することを特徴と
する請求項５記載のエアバッグインフレータ。 - 【請求項７】 前記線状部材は、円筒状構成体の回りに
少なくとも部分的な螺旋形状で延び、且つガス円筒状構
成体から線状部材を通り越してエアバッグ方向に放射状
に移動できるような螺旋形状のギャップを形成するよう
に間隔をあけた円周方向に延びる巻き付け部を有するこ
とを特徴とする請求項５記載のエアバッグインフレー
タ。 - 【請求項８】 前記ギャップは、軸方向に約０．５イン
チの軸方向の幅を有していることを特徴とする請求項７
記載のエアバッグインフレータ。
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