JPH082958Y2 - 高周波加熱コイルの取付構造 - Google Patents

高周波加熱コイルの取付構造

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JPH082958Y2
JPH082958Y2 JP1991031822U JP3182291U JPH082958Y2 JP H082958 Y2 JPH082958 Y2 JP H082958Y2 JP 1991031822 U JP1991031822 U JP 1991031822U JP 3182291 U JP3182291 U JP 3182291U JP H082958 Y2 JPH082958 Y2 JP H082958Y2
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JP
Japan
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nut
frequency heating
heating coil
coil
collar
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JP1991031822U
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日吉 渡邊
昇 塚本
英夫 宮下
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富士電子工業株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高周波加熱コイルの取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図3を参照して従来の高周波加熱
コイルの取付構造、即ち、高周波加熱コイル70とワー
ク102との間の空隙の距離を調節する機構について説
明する。半開放鞍型の高周波加熱コイル70は、1対の
絶縁性の平板状のコイル側板61間に配設されている。
【0003】コイル側板61の下端の間には、1対のほ
ぼL字形のコイル支持部材74が対向するように挟持さ
れていおり、これらコイル支持部材74に摺動可能に貫
通して取り付けられた1対のボルト72の先端部分に
は、図示しない切り込みが設けられており、この切り込
みに1対のコイル支持片71のそれぞれの一端がろう付
けによって固定されており、また、コイル支持片71の
それぞれの他端が高周波加熱コイル70の端部にろう付
けによって固定されている。
【0004】ボルト72は、コイル支持部材74に挿入
され、コイル支持部材74の両側に配設されたナット7
3によってコイル支持部材74に固定されている。な
お、101は、位置決めされた高周波加熱コイル70と
ワーク102の間の距離が一定であるように、先端がワ
ーク102に接触し根本部分がコイル側板61に固定さ
れたスペーサである。また、81は高周波加熱コイル7
0への給電導体である。
【0005】高周波加熱コイル70を使用してワーク1
02を加熱するに先立って、ボルト72を進退させて高
周波加熱コイル70とワーク102との間の距離が所定
の値になるように調節する。この調節には、ワーク支持
部材74の両側のナット73を弛めて必要とする距離だ
けボルト72を進退させた後に、ナット73を締めてボ
ルト72をワーク支持部材74に固定する。次に、高周
波加熱コイル70とワーク102との間の距離を測定
し、所望の距離でないときには、再びナット73を弛め
てから再度同様に高周波加熱コイル70とワーク102
との間の距離を調節する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記のように従来の高
周波加熱コイルの取付構造は、高周波加熱コイルの位置
を調節するのに、ワーク支持部材の両側のナットを弛め
たり、締めたりする必要があるので極めて手間がかかる
構造である。本考案は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、高周波加熱コイルの位置の調節を簡単に行う
ことができる高周波加熱コイルの取付構造を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本考案の高周波加熱コイルの取付構造は、高周波加
熱コイルのコイル支持部材への取付構造において、高周
波加熱コイルに一端が接続され外周面に雄ネジが形成さ
れたボルトと、このボルトに螺合し且つコイル支持部材
に回転可能に取り付けられ外周面の一部に複数の凹所が
等間隔に形成された1個のナットと、一端部分が前記凹
所に係止され他端部分がコイル支持部材に固定された弾
性片とを備え、ナットを回転することによってボルトを
進退させて高周波加熱コイルの位置を調節するようにし
ている。
【0008】そして、前記ナットは、ナット本体と、ナ
ット本体に固定されたカラーとを備え、且つ、ナット本
体は、基底部と、基底部に突出形成された円筒状の嵌合
部と、嵌合部に延設されたカラー固定部と、カラー固定
部に延設されたナット駆動部とを有し、カラーは、外周
面に等間隔に形成された複数の凹所を有し、嵌合部がコ
イル支持部材の開孔に挿入されて基底部とカラーとの間
にコイル支持部材を位置させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例を説
明する。図1〜2は本実施例を説明するための図面であ
って、図1は縦断面説明図、図2は側面説明図である。
図3で説明した構成要素と同等の要素には同一の符号を
付している。
【0010】本実施例は、高周波加熱コイル70のコイ
ル支持部材74への取付構造であって、高周波加熱コイ
ル70に、コイル支持片71を介して一端が固定されて
おり且つ外周面に雄ネジ72aが形成されたボルト72
と、ボルト72に螺合し且つコイル支持部材74に回転
可能に取り付けられたナット30とを備えている。
【0011】ナット30は、ナット本体10と、ナット
本体10に固定されたカラー20とから構成されてい
る。ナット本体10は、基底部11と、基底部11に突
出形成した円筒状の嵌合部12と、嵌合部12に延設さ
れた筒状のカラー固定部13と、カラー固定部13に延
設されたナット駆動部14とを有し、ボルト72の雄ネ
ジ72aに螺合する図示しない雌ネジが基底部11、嵌
合部12、カラー固定部13およびナット駆動部14を
貫通して形成されている。
【0012】カラー固定部13の外周面には雄ネジ13
aが形成されている。また、ナット駆動部14は、6角
ナット状に形成されている。なお、6角ナット状にこだ
わるものではなく、4角ナット状等でもよい。
【0013】環状のカラー20の外周面には、等間隔に
複数個の(本実施例では12個)の凹所21が形成され
ており、内周面にはナット本体10のカラー固定部13
の雄ネジ13aに螺合する図示しない雌ネジが形成され
ている。符号41は一端部分がほぼレ字状に折曲されて
凹所21に係止され、他端部分がボルト42によってコ
イル支持部材74に固定された部材43に取り付けられ
ている弾性片を示している。
【0014】高周波加熱コイル70をコイル支持部材7
4に取り付けるには、ナット本体10を螺合したボルト
72の一端にろう付けしたコイル支持片71を、高周波
加熱コイル70にろう付けによって固定してから、コイ
ル支持部材74に設けた開孔 74aにナット本体10の
嵌合部12を挿入して基底部11をコイル支持部材74
に当接させた後、カラー20の前記雌ネジをカラー固定
部13の雄ネジ13aに螺合させてカラー20をカラー
固定部13に固定する。
【0015】従って、コイル支持部材74は、ナット本
体10の基底部11とカラー20との間に位置する。そ
して、基底部11とカラー20とがワーク支持部材74
を間に固定しないように、基底部11とカラー20との
間の距離は、ワーク支持部材74の厚みより若干長くし
てあるのでナット30はボルト72に螺合した状態で容
易に回転することができる。なお、カラー20をカラー
固定部13に固定する方法は、上記にこだわるものでは
なく、カラー20をカラー固定部13にボルトで固定す
る等であってもよい。
【0016】高周波加熱コイル70の位置を調節するに
は、予め高周波加熱コイル70とワーク102との間の
距離を測定して必要とする高周波加熱コイル70の移動
方向と移動距離を決める。ボルト72の雄ネジ13aと
ナット本体10の前記雌ネジとは、例えば、ナット30
をナット30の反高周波加熱コイル70側からみて右方
向に回すとボルト72が高周波加熱コイル70側に進出
して高周波加熱コイル70とワーク102との距離が短
くなり、ボルト72を左方向に回すとボルト72が手前
方向に後退して高周波加熱コイル70とワーク102と
の距離が長くなるように形成してある。
【0017】前記のようにカラー20の凹所21は12
個形成されている。ナット駆動部14を、ボックススパ
ナやレンチ等によって、例えば、現在弾性片41の一端
部分が係止されている凹所21の左側の凹所21が弾性
片41へ係止されるまで回転すると、ボルト72は、雄
ネジ72aのピッチの1/12の距離だけ高周波加熱コ
イル70の側へ進出するので、この距離だけ高周波加熱
コイル70とワーク102との距離が短くなることが容
易に判る。
【0018】従って、高周波加熱コイル70を移動すべ
き方向と距離が判れば、その方向に 対応する方向に、且
つ、その距離に対応する角度だけナット30を回転する
だけで、高周波加熱コイル70を所望の位置に移動でき
る。しかもこのような操作は、ワーク支持部材74の片
側だけで行うことができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の高周波加
熱コイルの取付構造は、高周波加熱コイルに一端が接続
され外周面に雄ネジが形成されたボルトと、このボルト
に螺合し且つコイル支持部材に回転可能に取り付けられ
外周面の一部に複数の凹所が等間隔に形成された1個の
ナットと、一端部分が前記凹所に係止され他端部分がコ
イル支持部材に固定された弾性片とを備え、ナットを回
転することによってボルトを進退させて高周波加熱コイ
ルの位置を調節する。
【0020】そして、ナットは、ナット本体と、ナット
本体に固定されたカラーとを備え、且つ、ナット本体
は、基底部と、基底部に突出形成された円筒状の嵌合部
と、嵌合部に延設されたカラー固定部と、カラー固定部
に延設されたナット駆動部とを有し、カラーは、外周面
に等間隔に形成された複数の凹所を有し、嵌合部がコイ
ル支持部材の開孔に挿入されて基底部とカラーとの間に
コイル支持部材を位置させるようにすることができる。
【0021】したがって、各調節箇所にナットは1個だ
けなので、各1個のナットを回転するだけで高周波加熱
コイルの位置を調節することができる。しかも、ナット
の凹所に弾性片を係止させておくことによってナットの
回り止めをしているので、高周波焼入中に発生する振動
等によりナットが自然に回って調節した高周波加熱コイ
ルの位置がずれるということはない。それ故、高周波加
熱コイルの位置の調節は、ナットを弛めたり締めつけた
りする必要がなく単にナットを回転するだけで簡単にで
きる。
【0022】また、凹所の数により一つの凹所から次の
凹所までの1ピッチの回転による高周波加熱コイルの進
退距離が算出で予めわかり、1ピッチ回転させる毎に発
生す るカチッという快い音を数えることにより高周波加
熱コイルの位置がわかるので、高周波加熱コイルの位置
調節が容易にかつ快適にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の縦断面説明図である。
【図2】本考案の一実施例の側面説明図である。
【図3】従来の高周波加熱コイルの取付構造の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 ナット本体 11 基底部 12 嵌合部 13 カラー固定部 14 ナット駆動部 20 カラー 21 凹所 30 ナット 70 高周波加熱コイル 72 ボルト 72a 雄ネジ 74 コイル支持部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波加熱コイルのコイル支持部材へ
    の取付構造において、高周波加熱コイルに一端が接続さ
    れ外周面に雄ネジが形成されたボルトと、このボルトに
    螺合し且つコイル支持部材に回転可能に取り付けられ外
    周面の一部に複数の凹所が等間隔に形成された1個の
    ットと、一端部分が前記凹所に係止され他端部分がコイ
    ル支持部材に固定された弾性片とを備え、ナットを回転
    することによってボルトを進退させて高周波加熱コイル
    の位置を調節することを特徴とする高周波加熱コイルの
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ナットは、ナット本体と、ナット
    本体に固定されたカラーとを備え、且つ、ナット本体
    は、基底部と、基底部に突出形成された円筒状の嵌合部
    と、嵌合部に延設されたカラー固定部と、カラー固定部
    に延設されたナット駆動部とを有し、カラーは、外周面
    に等間隔に形成された複数の凹所を有し、嵌合部がコイ
    ル支持部材の開孔に挿入されて基底部とカラーとの間に
    コイル支持部材を位置させることを特徴とする請求項1
    記載の高周波加熱コイルの取付構造。
JP1991031822U 1991-04-08 1991-04-08 高周波加熱コイルの取付構造 Expired - Fee Related JPH082958Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59130083A (ja) * 1983-01-15 1984-07-26 富士電子工業株式会社 高周波誘導加熱コイル体

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JPH04118594U (ja) 1992-10-23

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