JPH0839385A - 各種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装置 - Google Patents
各種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装置Info
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- JPH0839385A JPH0839385A JP20588894A JP20588894A JPH0839385A JP H0839385 A JPH0839385 A JP H0839385A JP 20588894 A JP20588894 A JP 20588894A JP 20588894 A JP20588894 A JP 20588894A JP H0839385 A JPH0839385 A JP H0839385A
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- Japan
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- female screw
- screw piece
- piece
- spiral shaft
- bearing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、金属加工機等の各種加工機に於け
るテーブルの送りネジ等の摩耗などの緩みに伴うガタツ
キに起因する歩出し等の不正確化を容易且つ確実に解消
できる各種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装置
に関する。 【構成】 各種加工機に於ける螺旋軸に螺合連結して、
該螺旋軸の回転により進退自在の可動を行うテーブル等
の基盤軸受けに、螺旋軸に螺合する複数の雌ネジ駒を間
隔を隔てて設け、且つ前記基盤軸受けには、雌ネジ駒を
基盤軸受けへ固定調節するボルト等の固定具を螺合調節
自在に螺合させて、前記螺旋軸と基盤軸受けの雌ネジ駒
との間に生ずるバックラッシュを調節可能とした構成に
ある。又、本発明は、前記固定具としてボルトを使用す
る場合と、１つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係止部を備
える鍔部を突設する場合がある。
るテーブルの送りネジ等の摩耗などの緩みに伴うガタツ
キに起因する歩出し等の不正確化を容易且つ確実に解消
できる各種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装置
に関する。 【構成】 各種加工機に於ける螺旋軸に螺合連結して、
該螺旋軸の回転により進退自在の可動を行うテーブル等
の基盤軸受けに、螺旋軸に螺合する複数の雌ネジ駒を間
隔を隔てて設け、且つ前記基盤軸受けには、雌ネジ駒を
基盤軸受けへ固定調節するボルト等の固定具を螺合調節
自在に螺合させて、前記螺旋軸と基盤軸受けの雌ネジ駒
との間に生ずるバックラッシュを調節可能とした構成に
ある。又、本発明は、前記固定具としてボルトを使用す
る場合と、１つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係止部を備
える鍔部を突設する場合がある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属加工機等の各種加
工機に於けるテーブルの送りネジ等の摩耗などの緩みに
伴うガタツキに起因する歩出し等の不正確化を容易且つ
確実に解消できる便利な各種加工機に於けるテーブル等
の螺動微調節装置に関する。
工機に於けるテーブルの送りネジ等の摩耗などの緩みに
伴うガタツキに起因する歩出し等の不正確化を容易且つ
確実に解消できる便利な各種加工機に於けるテーブル等
の螺動微調節装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、金属加工機等の各種加工機に使用
されているテーブル等の進退装置は、機械側の基台側に
設けた螺旋軸に、テーブルの基盤に設けた雌ネジ駒入り
の基盤軸受けを螺合させて、螺旋軸に連係した駆動手段
を作動させることで、螺旋軸を回転させこれに螺合した
基盤軸受けの雌ネジ駒の螺合に伴って移動を可能としテ
ーブルの進退を行ったものである。
されているテーブル等の進退装置は、機械側の基台側に
設けた螺旋軸に、テーブルの基盤に設けた雌ネジ駒入り
の基盤軸受けを螺合させて、螺旋軸に連係した駆動手段
を作動させることで、螺旋軸を回転させこれに螺合した
基盤軸受けの雌ネジ駒の螺合に伴って移動を可能としテ
ーブルの進退を行ったものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】元来、前記各種加工機
に於けるテーブル等に使用されている螺旋軸は、超精密
なネジを使用しても摩耗が生じ、螺旋軸と雌ネジ駒との
間にゆるみが生じ、規定以上のバックラッシュ寸法とな
ってその精度は使用する頻度に応じて悪くなる。従っ
て、加工機等の製作時に於ける規定バックラッシュ（製
作時の歯形の誤差や加工熱による膨張等によって歯の噛
合いが阻害されないようにするために、噛合ったとき歯
の背面と対応次歯との間に予め規定寸法の隙間をもたせ
る。この隙間をバックラッシュと云う）と共に、前記螺
旋軸と軸受けの雌ネジ駒との間には、前記摩耗による精
度の低下と相俟って必要以上のゆるみに伴うガタツキが
生じて、テーブルの正確な寸法出しを行うことができな
くなり、之等の誤差によって不正確な加工品となる問題
点がある。之等の問題点の解消を図る目的で螺旋軸とか
軸受けの雌ネジ駒の交換を頻度に行わなければならない
不経済な課題も有するものであった。
に於けるテーブル等に使用されている螺旋軸は、超精密
なネジを使用しても摩耗が生じ、螺旋軸と雌ネジ駒との
間にゆるみが生じ、規定以上のバックラッシュ寸法とな
ってその精度は使用する頻度に応じて悪くなる。従っ
て、加工機等の製作時に於ける規定バックラッシュ（製
作時の歯形の誤差や加工熱による膨張等によって歯の噛
合いが阻害されないようにするために、噛合ったとき歯
の背面と対応次歯との間に予め規定寸法の隙間をもたせ
る。この隙間をバックラッシュと云う）と共に、前記螺
旋軸と軸受けの雌ネジ駒との間には、前記摩耗による精
度の低下と相俟って必要以上のゆるみに伴うガタツキが
生じて、テーブルの正確な寸法出しを行うことができな
くなり、之等の誤差によって不正確な加工品となる問題
点がある。之等の問題点の解消を図る目的で螺旋軸とか
軸受けの雌ネジ駒の交換を頻度に行わなければならない
不経済な課題も有するものであった。
【０００４】本発明は、前記した従来の課題を解消しよ
うとするもので、その目的とするところは、螺旋軸の回
転により進退自在の可動を行うテーブル等の基盤軸受け
に複数の雌ネジ駒を設けて、その雌ネジ駒を前記螺旋軸
に螺合させ、且つ基盤軸受けにはバックラッシュを調整
した雌ネジ駒をネジサポートへ固定調節する固定具を螺
合させて、前記螺旋軸と基盤の雌ネジ駒との間に生ずる
バックラッシュの調節を常時可能として、頻度の使用に
伴うガタツキによるテーブルの不正確な寸法出しを解消
し、併せて雌ネジ駒の頻度の交換も解消して経済効果を
高め、常に正確な製品加工を可能とする各種加工機に於
けるテーブル等の螺動微調節装置の提供にある。
うとするもので、その目的とするところは、螺旋軸の回
転により進退自在の可動を行うテーブル等の基盤軸受け
に複数の雌ネジ駒を設けて、その雌ネジ駒を前記螺旋軸
に螺合させ、且つ基盤軸受けにはバックラッシュを調整
した雌ネジ駒をネジサポートへ固定調節する固定具を螺
合させて、前記螺旋軸と基盤の雌ネジ駒との間に生ずる
バックラッシュの調節を常時可能として、頻度の使用に
伴うガタツキによるテーブルの不正確な寸法出しを解消
し、併せて雌ネジ駒の頻度の交換も解消して経済効果を
高め、常に正確な製品加工を可能とする各種加工機に於
けるテーブル等の螺動微調節装置の提供にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】叙上の目的を達成するた
めの本発明に係る各種加工機に於けるテーブル等の螺動
微調節装置の手段は、各種加工機に於ける螺旋軸に螺合
連結して、該螺旋軸の回転により進退自在の可動を行う
テーブル等の基盤軸受けに、螺旋軸に螺合する複数の雌
ネジ駒を所定間隔を隔てて設け、且つ前記基盤軸受けに
は、雌ネジ駒を基板軸受けへ固定調節するボルト等の固
定具を螺合調節自在に螺合させて、前記螺旋軸と基盤軸
受けの雌ネジ駒との間に生ずるバックラッシュを調節可
能とした構成にある。又、本発明のテーブル等の螺動微
調節装置は、前記固定具としてボルトを使用する場合
と、１つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係止部を備える鍔
部を突設する場合とがある。
めの本発明に係る各種加工機に於けるテーブル等の螺動
微調節装置の手段は、各種加工機に於ける螺旋軸に螺合
連結して、該螺旋軸の回転により進退自在の可動を行う
テーブル等の基盤軸受けに、螺旋軸に螺合する複数の雌
ネジ駒を所定間隔を隔てて設け、且つ前記基盤軸受けに
は、雌ネジ駒を基板軸受けへ固定調節するボルト等の固
定具を螺合調節自在に螺合させて、前記螺旋軸と基盤軸
受けの雌ネジ駒との間に生ずるバックラッシュを調節可
能とした構成にある。又、本発明のテーブル等の螺動微
調節装置は、前記固定具としてボルトを使用する場合
と、１つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係止部を備える鍔
部を突設する場合とがある。
【０００６】
【作用】本発明に係る各種加工機に於けるテーブル等の
螺動微調節装置によって、螺旋軸に螺合させたテーブル
の基盤軸受けとの間のゆるみに伴う螺動調節を行う場合
は、先ず螺旋軸に螺合する一方の雌ネジ駒を固定具によ
って基盤軸受けに固定した後、次に他方の雌ネジ駒の固
定具をゆるめてこの雌ネジ駒をスパナ等の工具により前
記固定した雌ネジ駒に接近する方向に回して螺動調節
し、実施例の図５に示すように雌ネジ駒と螺旋軸との間
のバックラッシュを前記一方の雌ネジ駒のバックラッシ
ュの向きとは逆側としてゆるみの生じないバックラッシ
ュ調節を行った後、前記ゆるめた固定具を緊締し、ガタ
ツキのない正確な螺合によるテーブルの進退を可能とす
るものである。
螺動微調節装置によって、螺旋軸に螺合させたテーブル
の基盤軸受けとの間のゆるみに伴う螺動調節を行う場合
は、先ず螺旋軸に螺合する一方の雌ネジ駒を固定具によ
って基盤軸受けに固定した後、次に他方の雌ネジ駒の固
定具をゆるめてこの雌ネジ駒をスパナ等の工具により前
記固定した雌ネジ駒に接近する方向に回して螺動調節
し、実施例の図５に示すように雌ネジ駒と螺旋軸との間
のバックラッシュを前記一方の雌ネジ駒のバックラッシ
ュの向きとは逆側としてゆるみの生じないバックラッシ
ュ調節を行った後、前記ゆるめた固定具を緊締し、ガタ
ツキのない正確な螺合によるテーブルの進退を可能とす
るものである。
【０００７】又、本発明に於て、前記固定具としてボル
トを使用し、更に、１つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係
止部を備える鍔部を突設したものの場合も、前記と同様
に螺旋軸に螺合する一方の雌ネジ駒を固定具を使って基
盤軸受けに固定した後、次に他方の雌ネジ駒の固定具を
ゆるめて、この雌ネジ駒の鍔部に設けた工具係止部にス
パナ等の工具を係合して、固定した一方雌ネジ駒に接近
する方向に回して螺動調節し、雌ネジ駒と螺旋軸との間
のバックラッシュを前記一方雌ネジ駒のバックラッシュ
の向きとは逆側の回動によってゆるみの生じないバック
ラッシュ調節を行ってから、前記ゆるめた固定具を緊締
し、ガタツキのない正確な螺合により加工機のテーブル
を進退させるものである。
トを使用し、更に、１つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係
止部を備える鍔部を突設したものの場合も、前記と同様
に螺旋軸に螺合する一方の雌ネジ駒を固定具を使って基
盤軸受けに固定した後、次に他方の雌ネジ駒の固定具を
ゆるめて、この雌ネジ駒の鍔部に設けた工具係止部にス
パナ等の工具を係合して、固定した一方雌ネジ駒に接近
する方向に回して螺動調節し、雌ネジ駒と螺旋軸との間
のバックラッシュを前記一方雌ネジ駒のバックラッシュ
の向きとは逆側の回動によってゆるみの生じないバック
ラッシュ調節を行ってから、前記ゆるめた固定具を緊締
し、ガタツキのない正確な螺合により加工機のテーブル
を進退させるものである。
【０００８】
【実施例】次に本発明に係る各種加工機に於けるテーブ
ル等の螺動微調節装置の実施例を図面に基づいて説明す
ると、この実施例による螺動微調節装置は、金属加工機
等に於ける螺旋軸１と、該螺旋軸１へ連係して軸１の回
転により進退自在の可動を行うテーブルの基盤軸受け２
と、この基盤軸受け２に内装し且つ前記螺旋軸１に螺合
する複数で所定間隔を隔てて配設した雌ネジ駒３、４
と、基板軸受け２へ螺合させて雌ネジ駒３、４を基板軸
受け２へ固定するボルトからなる固定具５、６とより構
成し、前記螺旋軸１は、所定長さを有する螺子軸で加工
機本体側に設けて、これに軸回転用の可逆転モータ等の
駆動手段（図示省略）に連係して、この螺旋軸１に螺合
する加工機に於けるテーブル７の進退を可能とする。
ル等の螺動微調節装置の実施例を図面に基づいて説明す
ると、この実施例による螺動微調節装置は、金属加工機
等に於ける螺旋軸１と、該螺旋軸１へ連係して軸１の回
転により進退自在の可動を行うテーブルの基盤軸受け２
と、この基盤軸受け２に内装し且つ前記螺旋軸１に螺合
する複数で所定間隔を隔てて配設した雌ネジ駒３、４
と、基板軸受け２へ螺合させて雌ネジ駒３、４を基板軸
受け２へ固定するボルトからなる固定具５、６とより構
成し、前記螺旋軸１は、所定長さを有する螺子軸で加工
機本体側に設けて、これに軸回転用の可逆転モータ等の
駆動手段（図示省略）に連係して、この螺旋軸１に螺合
する加工機に於けるテーブル７の進退を可能とする。
【０００９】次に基盤軸受け２はテーブル７側に設ける
もので、２つの雌ネジ駒３、４を夫々内装嵌合し得るよ
うに設けた雌ネジ駒３、４の受け部８と、この受け部８
へ嵌めた雌ネジ駒３、４を固定するボルト５、６の螺合
用の雌ネジ部９と、前記ボルト５、６のねじ込みにより
雌ネジ駒３、４の嵌合緊締を可能とする切割り部１０と
より構成される。
もので、２つの雌ネジ駒３、４を夫々内装嵌合し得るよ
うに設けた雌ネジ駒３、４の受け部８と、この受け部８
へ嵌めた雌ネジ駒３、４を固定するボルト５、６の螺合
用の雌ネジ部９と、前記ボルト５、６のねじ込みにより
雌ネジ駒３、４の嵌合緊締を可能とする切割り部１０と
より構成される。
【００１０】更に前記雌ネジ駒３、４に於て、一方雌ネ
ジ駒３は螺旋軸１への螺合用雌ネジ部１１と、基盤軸受
け２の受け部８への嵌合部１２とより構成し、又、他方
雌ネジ駒４は前記螺旋軸１への螺合用雌ネジ部１３と、
基盤軸受け２の受け部８への嵌合部１４と、基盤軸受け
２より突出し且つスパナ等の工具を係合する駒操作用の
受孔１５を備えた鍔部１６とより構成し、この両雌ネジ
駒３、４と螺旋軸１との間に所定寸法のバックラッシュ
ｆを形成してある。
ジ駒３は螺旋軸１への螺合用雌ネジ部１１と、基盤軸受
け２の受け部８への嵌合部１２とより構成し、又、他方
雌ネジ駒４は前記螺旋軸１への螺合用雌ネジ部１３と、
基盤軸受け２の受け部８への嵌合部１４と、基盤軸受け
２より突出し且つスパナ等の工具を係合する駒操作用の
受孔１５を備えた鍔部１６とより構成し、この両雌ネジ
駒３、４と螺旋軸１との間に所定寸法のバックラッシュ
ｆを形成してある。
【００１１】次に雌ネジ駒３、４を基盤軸受け２へ固着
する固定具５、６はボルトを使用し基盤軸受け２の下部
で前記切割り部１０に形成した雌ネジ部９へ螺合して、
このボルト５、６の緊締により切割り部１０の基盤軸受
け２を締め付けて雌ネジ駒３、４を基盤軸受け２へ固着
させる。又、このボルト５、６を緩めると前記固着が解
除されて雌ネジ駒３、４のみの螺動を可能とし、螺旋軸
１とのバックラッシュ調整を可能とする。
する固定具５、６はボルトを使用し基盤軸受け２の下部
で前記切割り部１０に形成した雌ネジ部９へ螺合して、
このボルト５、６の緊締により切割り部１０の基盤軸受
け２を締め付けて雌ネジ駒３、４を基盤軸受け２へ固着
させる。又、このボルト５、６を緩めると前記固着が解
除されて雌ネジ駒３、４のみの螺動を可能とし、螺旋軸
１とのバックラッシュ調整を可能とする。
【００１２】以上、本発明に係る各種加工機に於けるテ
ーブル等の螺動微調節装置により図５に示す加工機のテ
ーブル進退機溝の螺旋軸１と、基盤軸受け２との間に生
じた過大バックラッシュｆ′を調整する場合は、先ず螺
旋軸１に螺合するテーブルの基盤軸受け２の一方雌ネジ
駒３を基盤軸受け２の切割り部１０近傍に螺合させたボ
ルト５を緊締させて雌ネジ駒３を基盤軸受け２に固定し
た後、他方雌ネジ駒４に対応するボルト６を緩めて、こ
の雌ネジ駒４のみの螺動を可能としてから、雌ネジ駒４
の鍔部１６に設けた受孔１５にスパナ等の工具を係止さ
せて、雌ネジ駒４を前記固定した一方雌ネジ駒３に接近
する向きに回し、ガタツキを生ずる程の隙間からなるバ
ックラッシュｆ′を調整して、図６に示すような所定寸
法のバックラッシュｆとしてから、前記緩めたボルト６
を緊締し、雌ネジ駒４を基盤軸受け２へ固定してガタツ
キのない正確な螺合によるテーブルの進退を可能とする
ものである。
ーブル等の螺動微調節装置により図５に示す加工機のテ
ーブル進退機溝の螺旋軸１と、基盤軸受け２との間に生
じた過大バックラッシュｆ′を調整する場合は、先ず螺
旋軸１に螺合するテーブルの基盤軸受け２の一方雌ネジ
駒３を基盤軸受け２の切割り部１０近傍に螺合させたボ
ルト５を緊締させて雌ネジ駒３を基盤軸受け２に固定し
た後、他方雌ネジ駒４に対応するボルト６を緩めて、こ
の雌ネジ駒４のみの螺動を可能としてから、雌ネジ駒４
の鍔部１６に設けた受孔１５にスパナ等の工具を係止さ
せて、雌ネジ駒４を前記固定した一方雌ネジ駒３に接近
する向きに回し、ガタツキを生ずる程の隙間からなるバ
ックラッシュｆ′を調整して、図６に示すような所定寸
法のバックラッシュｆとしてから、前記緩めたボルト６
を緊締し、雌ネジ駒４を基盤軸受け２へ固定してガタツ
キのない正確な螺合によるテーブルの進退を可能とする
ものである。
【００１３】
【発明の効果】叙上のように本発明に係る各種加工機に
於けるテーブル等の螺動微調節装置は、各種加工機に於
ける螺旋軸に螺合連結して、該螺旋軸の回転により進退
自在の可動を行うテーブル等の基盤軸受けに、螺旋軸に
螺合する複数の雌ネジ駒を間隔を隔てて設け、且つ前記
基盤軸受けには、雌ネジ駒を基盤軸受けへ固定調節する
ボルト等の固定具を螺合調節自在に螺合させて、前記螺
旋軸と基盤軸受けの雌ネジ駒との間に生ずる過大バック
ラッシュを調節可能とした構成によるものであるから、
前記螺旋軸と軸受けの雌ネジ駒との間に、例へ摩耗によ
る必要以上のゆるみに伴うガタツキを生じても、これを
簡単に調整できるから、超精密で高価な螺旋軸や雌ネジ
駒を使用することはなく、常時正確なテーブルの寸法出
しを行うことができて、従来のような之等の誤差に伴う
不正確な加工品の形成となる問題点は完全に解消でき
る。又、螺旋軸とか軸受けの雌ネジ駒の交換を頻度に行
なうこともないので、きわめて経済的な装置となる特有
の効果もある。
於けるテーブル等の螺動微調節装置は、各種加工機に於
ける螺旋軸に螺合連結して、該螺旋軸の回転により進退
自在の可動を行うテーブル等の基盤軸受けに、螺旋軸に
螺合する複数の雌ネジ駒を間隔を隔てて設け、且つ前記
基盤軸受けには、雌ネジ駒を基盤軸受けへ固定調節する
ボルト等の固定具を螺合調節自在に螺合させて、前記螺
旋軸と基盤軸受けの雌ネジ駒との間に生ずる過大バック
ラッシュを調節可能とした構成によるものであるから、
前記螺旋軸と軸受けの雌ネジ駒との間に、例へ摩耗によ
る必要以上のゆるみに伴うガタツキを生じても、これを
簡単に調整できるから、超精密で高価な螺旋軸や雌ネジ
駒を使用することはなく、常時正確なテーブルの寸法出
しを行うことができて、従来のような之等の誤差に伴う
不正確な加工品の形成となる問題点は完全に解消でき
る。又、螺旋軸とか軸受けの雌ネジ駒の交換を頻度に行
なうこともないので、きわめて経済的な装置となる特有
の効果もある。
【００１４】更に本発明は、前記固定具としてボルトを
使用し、又、１つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係止部を
備える鍔部を突設することによって、前記螺動微調節の
作業を容易且つ確実に行うことができて、装置の安価化
を図ることのできる実施上の効果がある。
使用し、又、１つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係止部を
備える鍔部を突設することによって、前記螺動微調節の
作業を容易且つ確実に行うことができて、装置の安価化
を図ることのできる実施上の効果がある。
【図１】本発明に係る各種加工機に於けるテーブル等の
螺動微調節装置の実施例を示す調節前の要部の一部を破
断した正面図である。
螺動微調節装置の実施例を示す調節前の要部の一部を破
断した正面図である。
【図２】同実施例に於ける調節後の縦断正面図である。
【図３】同実施例に於て図１に示すイ−イ線の拡大断面
図である。
図である。
【図４】同実施例に於て図１に示すロ−ロ線の拡大断面
図である。
図である。
【図５】同実施例に於て調節前で過大な隙間のある螺旋
軸と雌ネジ駒の螺合状態を示す要部の拡大断面図であ
る。
軸と雌ネジ駒の螺合状態を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図６】同実施例に於て調節後で所定のバックラッシュ
の状態となっている螺旋軸と雌ネジ駒との螺合状態を示
す要部の拡大断面図である。
の状態となっている螺旋軸と雌ネジ駒との螺合状態を示
す要部の拡大断面図である。
１ 螺旋軸 ２ 基盤軸受け ３、４ 雌ネジ駒 ５、６ 固定具 １６ 鍔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ１６Ｈ 25/24 Ｂ 9242−3Ｊ
Claims (3)
- 【請求項１】 各種加工機に於ける螺旋軸に螺合連結し
て、該螺旋軸の回転により進退自在の可動を行うテーブ
ル等の基盤軸受けに、螺旋軸に螺合する複数の雌ネジ駒
を間隔を隔てて設け、且つ前記基盤軸受けには、雌ネジ
駒を基盤軸受けへ固定調節するボルト等の固定具を螺合
調節自在に螺合させて、前記螺旋軸と基盤軸受けの雌ネ
ジ駒との間に生ずるバックラッシュを調節可能とした各
種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装置。 - 【請求項２】 前記固定具としてボルトを使用したこと
を特徴とする請求項１記載の各種加工機に於けるテーブ
ル等の螺動微調節装置。 - 【請求項３】 １つの雌ネジ駒に駒操作用の工具係止部
を備える鍔部を突設したことを特徴とする請求項１、２
記載の各種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20588894A JPH0839385A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 各種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20588894A JPH0839385A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 各種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839385A true JPH0839385A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16514398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20588894A Pending JPH0839385A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 各種加工機に於けるテーブル等の螺動微調節装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0839385A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101150340B1 (ko) * | 2009-10-19 | 2012-06-11 | 서미경 | 이중 실린더를 이용한 예압조절형 베어링 스크류 이송장치 |
| CN102699693A (zh) * | 2012-06-20 | 2012-10-03 | 江南大学 | 一种微米级刀座调节机构 |
| CN102862086A (zh) * | 2012-09-14 | 2013-01-09 | 扬州市组合机床厂 | 组合机床中机械滑台丝杠间隙调整机构 |
| CN106547279A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-03-29 | 深圳市合信自动化技术有限公司 | 一种具有单向定位功能的伺服驱动器的定位方法 |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP20588894A patent/JPH0839385A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101150340B1 (ko) * | 2009-10-19 | 2012-06-11 | 서미경 | 이중 실린더를 이용한 예압조절형 베어링 스크류 이송장치 |
| CN102699693A (zh) * | 2012-06-20 | 2012-10-03 | 江南大学 | 一种微米级刀座调节机构 |
| CN102862086A (zh) * | 2012-09-14 | 2013-01-09 | 扬州市组合机床厂 | 组合机床中机械滑台丝杠间隙调整机构 |
| CN106547279A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-03-29 | 深圳市合信自动化技术有限公司 | 一种具有单向定位功能的伺服驱动器的定位方法 |
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