JPH06887U - 電車線用碍子取付板の調整金具 - Google Patents

電車線用碍子取付板の調整金具

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JPH06887U
JPH06887U JP4918192U JP4918192U JPH06887U JP H06887 U JPH06887 U JP H06887U JP 4918192 U JP4918192 U JP 4918192U JP 4918192 U JP4918192 U JP 4918192U JP H06887 U JPH06887 U JP H06887U
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公 千
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電車線用碍子取付板の固定と位置調整を能率的
に行えると共に絶縁離隔不足の問題を発生させるおそれ
のない調整金具の提供を図る。 【構成】調整ボルト1と、第1雄ねじ部11と、第2雄
ねじ部12と、挟持部4と、挟持用ナット3と、回転工
具係合部13とを備える。第1雄ねじ部11を支持体2
04に設けた雌ねじ板200に螺合して、固定する。挟
持部4と挟持用ナット3との間で碍子取付板203を挟
持する。挟持用ナット3を緩めて、回転工具係合部13
に回転工具を係合させて調整ボルト1を回転させること
により、第1雄ねじ部11が支持体204に設けた雌ね
じ板200によって送られ、碍子取付板203を介して
取り付けられた剛体電車線が前後に移動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、電車線用碍子取付板の調整金具の改良、さらに詳しくは、新交通 システムにおいて、車両の集電装置に接触して電気の供給を行う電車線を支持す る碍子取付板を位置調整可能に固定するのに適する調整金具の改良に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、本願出願人は、この種の碍子取付板の調整金具として、実公昭60−3 9289号に係る碍子取付板調整金具を提案している。この調整金具Aは、図5 に示すように、調整ボルト101と、ナット102,103,104,105, 106と、当て板107とを備え、能率的な碍子取付板の固定とその位置調整を 行えることを特徴としている。この調整ボルト101は、当て板107を貫通し てこれに溶接により固定されている。そして、構造物(図示せず)に固定されて いる支持柱111の支持面112に明けられた挿通孔に、調整ボルト101を挿 通し、支持面112と当て板107とが当接した状態で、ナット102,103 を締め付けることにより、当て板107及び調整ボルト101を支持柱111に 固定する。次に、ナット104を調整ボルトの図示右端から螺合させて所定位置 まで進めると共に、碍子取付板110を通す。この碍子取付板110には、挿通 孔が明けられており、この挿通孔に調整ボルト101を通していくものである。 最後に、ナット105,106とを螺合して、碍子取付板110を、ナット10 4,105,106によって固定する。尚、図中114は案内軌条を示すもので ある。
【0003】 ここで、碍子取付板110には、剛体電車線113が碍子を介して取り付けら れており、この剛体電車線113の前後位置(図5においては左右位置)は、軌 条との関係において、定める必要がある。そこで、ナット104,105,10 6の螺合位置を調整して、碍子取付板110の前後位置を調整するものであるが 、この取付金具では、調整ボルト101が支持柱111に固定されているため、 碍子取付板110の前後位置が変わっても、調整ボルト101の前後位置は不動 である。その結果、図示の状態から、さらに後方(図5の左方向)に碍子取付板 110を移動させると、調整ボルト101の先端と剛体電車線113との離隔距 離が短くなっていく。 ところが、調整ボルト101の先端と剛体電車線113との間には、所定の絶 縁離隔距離を保たなければならないため、不用意に後方(図5の左方向)に碍子 取付板110を移動させると絶縁離隔距離不足の問題が発生してしまうものであ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、電車線用碍子取付板の固定と位置調整を能率的に行えると 共に絶縁離隔距離不足の問題を発生させるおそれのない調整金具の提供を図らん とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車両の集電装置に接触して電流の供給を行う電車線201を支持す る碍子取付板203を位置調整可能に支持体204へ固定するための電車線用碍 子取付板の調整金具において、次の構成を特徴とするものを提供することにより 、上記の課題を解決する。 本考案に係る調整金具は、調整ボルト1と、この調整ボルトの基端側に形成さ れ支持体と螺合する第1雄ねじ部11と、この調整ボルトの先端側に形成された 第2雄ねじ部12と、両雄ねじ部の間に設けられた挟持部4と、この第2雄ねじ 部に螺合する挟持用ナット3と、この調整ボルトの先端に形成され回転工具と係 合して調整ボルトの回転をなす回転工具係合部13とを備える。そして、挟持部 4と挟持用ナット3との間で碍子取付板203を挟持すると共に、回転工具係合 部13を回転工具に係合させて回転することにより第1雄ねじ部11と支持体2 04との螺合位置を可変とすることを特徴とするもである。
【0006】
【作用】
本考案に係る調整金具においては、第1雄ねじ部11を支持体204に設けた 雌ねじに螺合して、固定する。他方、挟持部4と挟持用ナット3との間で碍子取 付板203を挟持する。そして、この碍子取付板203を介して取り付けられた 剛体電車線201の前後位置を調整するには、挟持用ナット3を緩めて、回転工 具係合部13に回転工具を係合させて調整ボルト1を回転させる。これにより、 第1雄ねじ部11が、支持体204に設けた雌ねじにより送られ、前後方向に調 整ボルト1が移動して、碍子取付板203及び剛体電車線201の全体が前後に 移動して、その位置調整が可能となる。このように、この調整金具では、挟持用 ナット3緩めて調整ボルト1を回転させるだけで、剛体電車線の前後位置調整が ミリ単位で可能となる。しかも、調整ボルト1の挟持板4の位置で、碍子取付板 203は固定されたままであるため、調整ボルト1の先端と剛体電車線201と の位置関係は変化せず、常に一定の絶縁離隔距離が保たれ、絶縁離隔距不足の問 題が発生するおそれはない。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1は、本考案の第1の実施例に係る調整金具の使用状態を示す側面図、図2 は同平面図、図3は同正面図、図4は同調整金具の拡大側面図である。
【0008】 まず、この実施例の調整金具の周辺の構成から説明しておくと、この実施例の 調整金具は、新交通システムの剛体電車線201を支持する碍子202を取り付 けた碍子取付板203を、支持柱204に位置調整可能に固定するもので、この 支持柱204は、ボルト.ナット205によりコンクリート側壁206に固定さ れている。又、この支持柱204の下端には、車両を案内する案内軌条207が 取り付けられている。
【0009】 この調整金具は、図4に示すように、調整ボルト1と、保持用ナット2と、碍 子取付板203を挟持するための挟持用ナット3と、この挟持用ナット3と共に 碍子取付板203を挟持するための挟持板4と、挟持用ナット3の座金5とを備 える。この調整ボルト1の基端側(図4の左側)には、第1雄ねじ部11が形成 されており、先端側(図4の右側)には、第2雄ねじ部12が形成されている。 又、この調整ボルト1の先端面には、回転工具係合部13としての6角穴が形成 されている。この第1雄ねじ部11と第2雄ねじ部12との間には、上記の挟持 板4が配設されている。
【0010】 この実施例では、両雄ねじ部11,12の径を異なるようにしており、挟持板 4を小径の第2雄ねじ部12の先端から通して、両雄ねじ部11,12間の段部 14に、当接した状態に配設している。この挟持板4は、溶接等により調整ボル ト1に固定しておいてもよいが、この段部14を設ければ溶接等で固定する必要 はない。
【0011】 次に、この調整金具の使用方法について説明する。まず、この調整金具を支持 する支持柱204について説明しておくと、この支持柱204には、調整ボルト 1の第1雄ねじ部11と螺合する雌ねじが設けられている。この実施例では、雌 ねじを形成した雌ねじ板200をかしめにより、支持柱204に固定し、雌ねじ を設けたが、支持柱204に直接雌ねじを形成してもよい。尚、この実施例では 4本の調整ボルト1を用いるため、上下2本の調整ボルト1,1と螺合する2つ の雌ねじを有する雌ねじ板200を、図2における左右に2枚配位している。
【0012】 次に、各調整ボルト1を、雌ねじ板200の雌ねじに螺合する。この螺合は、 回転工具係合部13に回転工具を係合させて行えばよい。
【0013】 そして、碍子取付板203に設けた4箇所の挿通孔に、各調整ボルト1を先端 から通して、挟持板4と碍子取付板203とを当接させる。そして、座金5を通 して挟持用ナット3を締め付けて、挟持板4と座金5及び挟持用ナット3との間 で、碍子取付板203と挟持固定する。この挟持用ナット3には、ハードロック ナット等の緩み止め機能を有するものを用いることが望まし。
【0014】 ここで、この碍子取付板203を介して取り付けられた剛体電車線201の前 後位置を調整するには、挟持用ナット3を緩めて、回転工具係合部13に回転工 具を係合させて調整ボルト1を回転させる。これにより、第1雄ねじ部11が、 雌ねじ板200の雌ねじにより送られ、前後方向に調整ボルト1が移動して、碍 子取付板203及び剛体電車線201の全体が前後に移動して、その位置調整が 可能となる。調整後、保持用ナット2を締め付けて、固定が完了する。尚、この 保持用ナット2の締め付けを行わずとも、調整ボルト1が自ら回転しない限り、 この調整された位置がずれることはない。
【0015】 このように、この調整金具では、挟持用ナット3緩めて調整ボルト1を回転さ せるだけで、剛体電車線の前後位置調整がミリ単位で可能となるものである。し かも、前述の挟持板4の位置を目安に、最初から正確な位置決めを行うこともで きるため、若干の微調整を行うだけで、能率的な剛体電車線の位置決めを行うこ とができるものである。しかも、調整ボルトの挟持板4の位置で、碍子取付板2 03は固定されたままであるため、調整ボルト1の先端と剛体電車線201との 位置関係は変化せず、常に一定の絶縁離隔距離が保たれ、絶縁離隔不足の問題が 発生するおそれはない。
【0016】 尚、本考案は適宜変更して実施できるものであり、例えば、調整ボルト1の先 端に設ける回転工具係合部13は、6角穴の他、調整ボルトの端部を6角柱状と しておいてもよく、或いはペンチ等の挟着可能な回転工具を用いるのであればこ のような加工さえ必要ではない。
【0017】 又、上記の挟持板4には、第2雄ねじ部12を通すことのできるバカ穴を形成 すれば足りるが、雌ねじを形成してもよい。さらに、挟持板4を用いずに、段部 14のみで、碍子取付板203を挟持固定するようにしてもよい。さらに又、両 雄ねじ部11,12の径を同一にしておき、溶接により挟持板4を固定してもよ い。このように、挟持部は、碍子取付板203に当接する面を有し、基端側(図 4の左側)に移動不能なものであれば、挟持板4に限らず適宜変更して実施でき るものである。
【0018】
【考案の効果】
以上、本考案は、電車線用碍子取付板の固定と位置調整を能率的に行えると共 に絶縁離隔不足の問題を発生させるおそれのない調整金具の提供をなし得たもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る調整金具の使用状態を
示す側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同調整金具の拡大側面図である。
【図5】従来の調整金具の使用状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1…調整ボルト、3…挟持用ナット、4…挟持板、11
…第1雄ねじ部、12…第2雄ねじ部、13…回転工具
係合部、201…剛体電車線、202…碍子、203…
碍子取付板、204…支持柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の集電装置に接触して電気の供給を行
    う電車線(201) を支持する碍子取付板(203) を位置調整
    可能に支持体(204) へ固定するための電車線用碍子取付
    板の調整金具において、 この調整金具が、調整ボルト(1) と、この調整ボルトの
    基端側に形成され支持体と螺合する第1雄ねじ部(11)
    と、この調整ボルトの先端側に形成された第2雄ねじ部
    (12)と、両雄ねじ部の間に設けられた挟持部(4) と、こ
    の第2雄ねじ部に螺合する挟持用ナット(3) と、この調
    整ボルトの先端に形成され回転工具と係合して調整ボル
    トの回転をなす回転工具係合部(13)とを備え、 挟持部(4) と挟持用ナット(3) との間で碍子取付板(20
    3) を挟持すると共に、回転工具係合部(13)を回転工具
    に係合させて回転することにより第1雄ねじ部(11)と支
    持体(204) との螺合位置を可変とすることを特徴とする
    電車線用碍子取付板の調整金具。
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