JPH08295715A - 高分子固体電解質 - Google Patents

高分子固体電解質

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JPH08295715A
JPH08295715A JP7101083A JP10108395A JPH08295715A JP H08295715 A JPH08295715 A JP H08295715A JP 7101083 A JP7101083 A JP 7101083A JP 10108395 A JP10108395 A JP 10108395A JP H08295715 A JPH08295715 A JP H08295715A
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urethane acrylate
acrylate
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拡 小林
Takeshi Asano
剛 朝野
Nobuyuki Kuroda
信行 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】式化1で示されるウレタンアクリレート、有機
非水溶媒、および支持電解質を含む組成物を固化するこ
とにより得られた高分子固体電解質。 【化1】 【効果】前記高分子固体電解質は、固化時の体積変化が
起こらず、寸法安定性に優れ、高いイオン伝導度を有
し、且つ柔軟性および強度に優れるため、エレクトロク
ロミック素子、電池、電気二重層キャパシタ等の各種電
気化学デバイス用材料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気化学デバイス用材
料として有用な高分子固体電解質に関する。さらに詳し
くは、電気化学デバイス用材料として有用な硬化時の体
積変化率の極めて小さい高分子固体電解質に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一次電池、二次電池、エレクトロ
クロミック素子、電気二重層キャパシタ等の電気化学デ
バイス用電解質として、有機溶媒に支持電解質を溶解し
た液体電解質が用いられている。しかし液体電解質は、
素子外部への液漏れ等の発生による信頼性の低さ、封口
時の電解液の飛散、封口技術を要する等の問題がある。
【0003】そのため液漏れを防止し信頼性をより向上
させるために、高いイオン伝導度を有する高分子固体電
解質の開発が進められている。
【0004】高分子固体電解質としては、ポリエチレン
オキシドを基本単位とするポリマーとアルカリ金属塩や
4級アンモニウム塩等の支持電解質との複合体を中心に
研究されており、イオン伝導度向上のためにポリエチレ
ンオキシドとプロピレンオキシド等とのコポリマー化、
ポリエチレンオキシドの末端に重合性官能基を導入して
得られたマクロモノマーのポリマー化等により、有用な
高分子固体電解質を得ることが試みられている。
【0005】これらの高分子固体電解質をエレクトロク
ロミック素子やキャパシタ等の電気化学素子に組み込む
場合、高分子固体電解質のフィルムを作製し電極間には
さみ込む方法や、素子に重合性モノマーを含む高分子固
体電解質成分を注入し、熱、光等により硬化させる方法
等がとられるが、前記従来の高分子固体電解質を用い、
これらの方法によって該電気化学素子を作製しようとす
る場合、後述する種々の問題点がある。
【0006】前記高分子固体電解質のフィルムを作製し
電極間にはさみ込む方法により電気化学素子を作製する
場合、前記従来の高分子固体電解質は、均一な薄膜フィ
ルム、特に大面積のものに加工するのが非常に困難であ
るという問題点がある。
【0007】例えばポリエチレンオキシド−アルカリ金
属塩系の高分子固体電解質のイオン伝導度は室温で10
~6S/cm程度であり、これのみでは実用上十分ではな
く素子としての性能が引き出せないため、プロピレンカ
ーボネート等の有機溶媒を添加する改良がなされる。し
かし直鎖状のマトリックスポリマーに有機溶媒を添加す
ると成膜性の良いフィルムが得られない。特にポリエチ
レンオキシドを用いた場合は結晶性が大きいために透明
性も悪くなり、透明性の要求される素子には使用できな
いという問題も生じる。
【0008】前記成膜性を向上させるためにマトリック
スポリマーとしてポリエーテルの架橋構造を導入するこ
とが試みられている。例えばグリセリン誘導体のポリエ
ーテルトリオールとトリレンイソシアネートとの系が提
案されているが、この系は硬化に数時間を要するため、
大面積化が困難であり、しかも褐色に着色しやすいので
用途も限定される等の欠点が生じる。
【0009】また特開平4−53872号公報に開示さ
れるようにポリシロキサン化合物にポリアルキレングリ
コールを付加させた構造の固体高分子電解質の場合、合
成時に溶媒が必要であるため、溶媒を除去してからフィ
ルムを作製しなければならず、大面積化を困難とする要
因になっている。
【0010】また、前記素子に重合性モノマーを含む高
分子固体電解質成分を注入し、熱、光等により硬化させ
る方法で電気化学素子を作製する場合、前記従来の高分
子固体電解質はいずれも固化の過程で収縮する性質があ
るため、高品質の製品を得にくいという問題点がある。
【0011】例えば電池への採用において、重合収縮が
生じると、亀裂が発生し、界面抵抗が増大し、十分な電
流が引き出せなくなる。キャパシタへの採用において、
重合収縮が生じると、電極と高分子固体電解質の界面抵
抗が増大し、キャパシタの特徴である急速充放電が行な
えなくなる。エレクトロクロミック素子への採用におい
て、重合収縮が生じると、素子に内部応力がかかり、そ
のため素子の駆動時に亀裂が生じてしまうことがあり、
商品価値をなくす恐れがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高い
イオン伝導度、高い成膜性、製膜時における極めて小さ
い体積変化率、高い柔軟性、強度等の特性を兼ね備えた
高分子固体電解質を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式化2で示されるウレタンアクリレート、有機非水溶
媒、および支持電解質を含む組成物を固化することによ
り得られた高分子固体電解質が提供される。
【0014】
【化2】
【0015】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。
【0016】本発明の高分子固体電解質は、前記一般式
化2で示されるウレタンアクリレート、有機非水溶媒、
および支持電解質を含む組成物(以下組成物Aと略す)
を固化したものである。
【0017】式化2中R5〜R7は同一または異なる基で
あって、水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示
す。前記アルキル基としては、具体的にはメチル基、エ
チル基またはプロピル基が挙げられ、特にメチル基が好
ましい。
【0018】式化2中R8は炭素数1〜20、好ましく
は2〜8の2〜4価有機残基を示す。前記有機残基とし
ては、具体的には、アルキルトリル基、アルキルテトラ
リル基、下記一般式化3で示されるアルキレン基等の炭
化水素残基が挙げられる。
【0019】
【化3】
【0020】前記炭化水素残基は、水素原子の一部が、
炭素数1〜6、好ましくは1〜3のアルコキシ基、炭素
数6〜12のアリールオキシ基等の含炭化水素基により
置換されている基でもよい。前記式化2中のR8として
は、具体的には、下記式化4に示される基等を好ましく
挙げることができる。
【0021】
【化4】
【0022】式化2中R3およびR4は、同一または異な
る基であって、炭素数1〜20、好ましくは2〜12の
2価炭化水素残基を示す。前記炭化水素残基としては、
鎖状2価炭化水素基、含芳香族炭化水素基、含脂環炭化
水素基等が挙げられる。前記鎖状2価炭化水素基として
は、下記一般式化5で示されるアルキレン基等を挙げる
ことができる。
【0023】
【化5】
【0024】また前記含芳香族炭化水素基および含脂環
炭化水素基としては、下記一般式化6で示される炭化水
素基等が挙げられる。
【0025】
【化6】
【0026】前記式化2中のR3およびR4としては、具
体的には下記式化7に示される基等を、好ましく挙げる
ことができる。
【0027】
【化7】
【0028】式化2中、Yはポリエーテル単位、ポリエ
ステル単位、ポリカーボネート単位またはこれらの混合
単位を示す。前記ポリエーテル単位、ポリエステル単位
およびポリカーボネート単位としては、それぞれ下記一
般式化8中の式(a)、(b)および(c)で示される
単位等を挙げることができる。
【0029】
【化8】
【0030】式化8中、R16〜R21は同一または異なる
基であって、炭素数1〜20、好ましくは2〜12の2
価の炭化水素残基を示す。特にR19は炭素数2〜6程度
が好ましい。前記R16〜R21としては、直鎖または分岐
のアルキレン基等が好ましく、具体的には、R18として
はメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメ
チレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロ
ピレン基等が好ましい。また、R16、R17、およびR19
〜R21としては、エチレン基、プロピレン基等が好まし
い。また式化8中、mは2〜300、好ましくは10〜
200の整数を示し、rは1〜300、好ましくは2〜
200の整数を示し、sは1〜200、好ましくは2〜
100の整数を示し、tは1〜200、好ましくは2〜
100の整数、uは1〜300、好ましくは10〜20
0の整数を示す。
【0031】また、式化8において、各単位は同一で
も、異なる単位の共重合でも良い。即ち複数のR16〜R
21が存在する場合、R16同志、R17同志、R18同志、R
19同志、R20同志およびR21同志は同一でも異なっても
よい。前記共重合の例としては、例えば、式(a)の場
合、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの共重
合単位等が特に好適な例として挙げられる。
【0032】式化2中、nは1〜100、好ましくは1
〜50、さらに好ましくは1〜20の整数を示す。
【0033】前記式化2で示されるウレタンアクリレー
トの分子量は、2,500〜30,000、好ましくは
3,000〜20,000が望ましい。分子量が2,5
00未満の場合、重合官能基数にもよるが、架橋度が大
きすぎイオン伝導度が低下してしまう場合があるので好
ましくない。また、分子量が30,000を越えると、
硬化時における柔軟性が低下する場合があり好ましくな
い。
【0034】前記ウレタンアクリレート1分子中の重合
官能基数は、好ましくは2〜6、さらに好ましくは2〜
4が望ましい。
【0035】前記ウレタンアクリレートとしては、具体
的には、下記式化9〜15で示される化合物等が挙げら
れる。なお、本発明において用いることのできるウレタ
ンアクリレートは、下記具体例に限定されるものではな
い。
【0036】
【化9】
【0037】
【化10】
【0038】
【化11】
【0039】
【化12】
【0040】
【化13】
【0041】
【化14】
【0042】
【化15】
【0043】本発明に用いるウレタンアクリレートは、
公知の方法により容易に製造することができ、その方法
は特に限定されないが、好適な方法として以下の方法が
挙げられる。即ち、まず、両末端に水酸基を有するポリ
エーテル類、ポリカーボネート類、ポリエステル類また
はそれらの混合物とジイソシアネートとを反応させ、続
いて生成物に水酸基を有するアクリレートをさらに加え
て反応させる方法等が挙げられる。
【0044】前記両末端に水酸基を有するポリエーテル
類、ポリカーボネート類、またはポリエステル類の分子
量は、特に限定されないが、通常500〜2000、好
ましくは1000〜10000程度が望ましい。
【0045】前記ポリエーテル類としては、前記ウレタ
ンアクリレートを誘導するものであれば特に限定され
ず、例えばポリエチレングリコール、ポリエチレングリ
コールトリオール、ポリプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコールトリオール、ポリテトラメチレンオ
キサイドジオール、ビスフェノールAのエチレンオキサ
イドまたはプロピレンオキサイドの付加物等を用いるこ
とができ、具体的には、下記一般式化16に示す化合物
等を好ましく挙げることができる。
【0046】
【化16】
【0047】前記ポリエステル類および前記ポリカーボ
ネート類としては、前記ウレタンアクリレートを誘導す
るものであれば特に限定されず、例えばポリカプロラク
トンジオール、ポリカーボネートジオール等を用いるこ
とができる。またアジピン酸、コハク酸、テレフタル
酸、イソフタル酸等の2価カルボン酸やエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール等の
ジオール等の脱水縮合物等を用いることもできる。具体
的には、下記一般式化17に示す化合物等を好ましく挙
げることができる。
【0048】
【化17】
【0049】前記ジイソシアネートとしては、例えばト
リレンジイソシアネート、メチレンビスフェニルイソシ
アネート、メチレンビスジエチルフェニルイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンビスシ
クロヘキシルイソシアネート、α,α,α’,α’−テ
トラメチル−1,3−キシリレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、またはこれらの混合物等を
用いることができる。
【0050】前記水酸基を有するアクリレートとして
は、下記一般式化18に示すような化合物等が挙げられ
る。
【0051】
【化18】
【0052】前記水酸基を有するアクリレートの具体例
としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、
2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルアクリレート、
2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシシクロヘキシルアクリレート、2−
ヒドロキシシクロヘキシルメタクリレート、1−ヒドロ
キシシクロヘキシルアクリレート、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルメタクリレート、2−(2−ヒドロキシ−
1,1−ジメチルエトキシ)−1,1−ジメチルエチル
アクリレート、2−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチ
ルエトキシ)−1,1−ジメチルエチルアクリレート、
2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3−ピペリジノプロピルメタクリ
レート、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシ−2−メトキシプロピルアクリレ
ート、2−ヒドロキシ−2−メトキシプロピルメタクリ
レート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、
2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロキシプロパン、
2−ヒドロキシ−1−アクリロキシ−3−メタクリロキ
シプロパン、2,3−ジアクリロイルプロパノール、
2,3−ジメタクリロイルプロパノール、テトラメチロ
ールメタントリアクリレート、テトラメチロールメタン
トリメタクリレート等が挙げられる。使用に際しては、
単独若しくは混合物として用いることができる。
【0053】前記ウレタンアクリレートを調製するにあ
たり、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル類、ポ
リカーボネート類、ポリエステル類またはこれらの混合
物とジイソシアネートとの配合割合はモル比で通常1:
0.1〜10、好ましくは1:1〜2が望ましい。また
反応は、溶媒中、好ましくは脱水した溶媒中で行なうこ
とが望ましい。該溶媒としては特に限定されないが、活
性水素のないものが好ましく、例えば、トルエン、ベン
ゼン、キシレン等の各種芳香族、メチルエチルケトン等
のケトン類、ジメチルスルホキサイド等が挙げられる。
また、前記反応はジブチル錫ジラウレート等の触媒の存
在下で行なうことが望ましい。該触媒の添加量は、ジイ
ソシアネート100モル%に対し、通常0.001〜1
0モル%、好ましくは0.01〜5モル%が望ましい。
反応の温度および時間は適宜選択できるが、反応温度は
通常0〜150℃、好ましくは20〜120℃、反応時
間は通常10分間〜10時間、好ましくは20分間〜5
時間程度で行なうことができる。次いで行なう前記水酸
基を有するアクリレートを加える反応は、特に限定され
ず、例えば前記反応物1モルに対して水酸基を有するア
クリレートを通常1〜10モル、好ましくは2〜3モル
の範囲で添加して行なうことができる。この水酸基を有
するアクリレートの反応にあたっては、前記反応物にハ
イドロキノンモノメチルエーテル等の重合禁止剤を添加
することもできる。反応温度は通常0〜150℃、好ま
しくは20〜120℃、反応時間は通常10分間〜10
時間、好ましくは20分間〜5時間程度の条件で行なう
ことができる。反応終了後、メタノール等のアルコール
を添加して未反応イソシアネートを反応させた後、常法
で精製し、目的のウレタンアクリレートを得ることがで
きる。
【0054】本発明に用いる組成物Aを構成する前記有
機非水溶媒は、極性を有し支持電解質を溶解できるもの
であれば特に限定されないが、好適なものとしては、具
体的には、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネ
ート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ス
ルホラン、1,3−ジオキサン、N,N−ジメチルホル
ムアミド、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリ
ル、テトラヒドロフラン等を挙げることができる。これ
らは使用に際して単独若しくは混合物として使用でき
る。
【0055】前記有機非水溶媒の配合割合は、ウレタン
アクリレート100重量部に対して通常100〜120
0重量部、好ましくは200〜900重量部であること
が望ましい。有機非水溶媒の添加量が100重量部未満
の場合、イオン伝導度が十分でなくなる場合があり好ま
しくない。また、1200重量部を越えると、得られる
高分子固体電解質の機械的強度が低下してしまう場合が
あり好ましくない。
【0056】本発明に用いる組成物Aを構成する前記支
持電解質としては、得られる高分子固体電解質の用途等
により適宜選択でき、本発明の目的を損なわない限り特
に限定されないが、例えば、アルカリ金属塩、4級アン
モニウム塩、アルカリ土類金属塩等が挙げられる。前記
アルカリ金属塩としては、例えば、LiClO4、Li
SCN、LiBF4、LiAsF6、LiCF3SO3、N
aI、NaSCN、NaClO4、NaBF4、NaAs
6、KSCN等のリチウム、ナトリウムまたはカリウ
ムのイオン塩等が挙げられる。また前記4級アンモニウ
ム塩としては、(CH34NBF4、(C254NBF
4、(n−C494NBF4、(C254NBr、(C
254NClO4、(n−C494NClO4、環状4
級アンモニウム塩等が挙げられる。また、前記アルカリ
土類金属塩としては、例えば、Mg(ClO42、Ca
(ClO42、Mg(BF42、Ca(BF42等のマ
グネシウムまたはカルシウム等の各種イオン塩が挙げら
れる。これら支持電解質は使用に際して単独若しくは混
合物として使用できる。
【0057】前記支持電解質の配合割合は、特に限定さ
れないが、前記有機非水溶媒全量の0.1〜30重量
%、好ましくは1〜20重量%が好ましい。
【0058】前記組成物Aは、基本的に前記ウレタンア
クリレート、有機非水溶媒および支持電解質を含むが、
これらの他に、任意成分として、本発明の目的を損なわ
ない限りさらに別の成分を必要に応じて加えることがで
きる。該任意成分としては、例えば架橋剤、重合開始剤
等が挙げられる。
【0059】前記架橋剤は、高分子固体電解質の機械的
強度をより向上させる目的で加えることができる。前記
架橋剤としては、特に限定されないが、2官能以上の架
橋剤、好ましくは2官能以上のアクリレート系化合物が
好適なものとして挙げられ、具体的には、例えば、エチ
レングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタ
クリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、
テトラメチロールメタンテトラメタクリレート等が挙げ
られる。これらは使用に際して、単独若しくは混合物と
して用いることができる。
【0060】前記架橋剤の配合割合は、ウレタンアクリ
レート100モル%に対し、0.01〜10モル%、好
ましくは0.01〜5モル%が望ましい。
【0061】また、前記重合開始剤としては、光重合開
始剤または熱重合開始剤を用いることができる。
【0062】前記光重合開始剤としては、特に限定され
ないが、ベンゾイン系、アセトフェノン系、ベンジルケ
タール系等公知のものを用いることができる。具体的に
は、アセトフェノン、ベンゾフェノン、4−メトキシベ
ンゾフェノン、ベンゾインメチルエーテル、2,2−ジ
メトキシ−2−フェニルジメトキシ−2−フェニルアセ
トフェノン、ベンジル、ベンゾイル、2−メチルベンゾ
イン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1
−オン、1−(4−イソプロピルフェニル−2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロパン−1−オン、トリフェニルホ
スフィン、2−クロロチオキサントン等を用いることが
できる。これらは使用に際して、単独若しくは混合物と
して用いることができる。
【0063】前記熱重合開始剤としては特に限定されな
いが、過酸化物系重合開始剤またはアゾ系重合開始剤等
の公知のものを用いることができる。具体的には、過酸
化物系重合開始剤としては、例えばベンゾイルパーオキ
サイド、メチルエチルパーオキサイド、t−ブチルパー
オキシピバレート、ジイソプロピルパーオキシカーボネ
ート等が挙げられ、アゾ系としては、例えば2,2’−
アゾビス(2−イソブチロニトリル)、2,2’−アゾ
ビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(シ
クロヘキサン−1−カルボニトリル)等が挙げられる。
これらは使用に際して、単独若しくは混合物として用い
ることができる。
【0064】本発明の高分子固体電解質は、前記組成物
Aを固化することにより得られる。本発明における固化
とは、重合性または架橋性の成分、例えばウレタンアク
リレート等が、重合や架橋の進行に伴い硬化し、組成物
全体として常温において実質的に流動しない状態となる
ことをいう。なお、この場合、通常ウレタンアクリレー
トはネットワーク状の基本構造をとる。
【0065】前記固化の好適な方法としては、前記組成
物Aを光硬化または加熱硬化し、高分子マトリックスに
形成することにより固化する方法が挙げられる。
【0066】前記光硬化は、通常前記光重合開始剤を用
いて行なうことができる。前記光重合開始剤の配合割合
は、ウレタンアクリレート100重量部に対し、0.1
〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部が望まし
い。
【0067】前記光硬化の際の光は特に限定されない
が、遠紫外光、紫外光、可視光等が挙げられる。光源と
しては、高圧水銀灯、蛍光灯、キセノン灯等を使用する
ことができる。また照射量は、特に限定されないが、高
圧水銀灯を用いた場合は、通常100〜50000mJ
/cm2、好ましくは1000〜20000mJ/cm2
が望ましい。
【0068】前記熱硬化は、通常前記熱重合開始剤を用
いて行なうことができる。前記熱硬化剤の配合割合は、
ウレタンアクリレート100重量部に対して0.1〜1
0重量部、好ましくは0.1〜5重量部が望ましい。
【0069】前記熱硬化の反応条件は、用いる重合開始
剤により選択され、特に限定されないが、反応温度は、
通常0〜130℃、好ましくは20〜80℃が望まし
い。また硬化時間は、通常30分間〜100時間、好ま
しくは1〜40時間が望ましい。
【0070】前記固化の進行は、IR、NMR等で2重
結合の減少を検出することにより確認できる。また硬化
物が架橋構造をとっていることは、固化物のソックスレ
ー抽出を行ない残留固形物を確認する方法や、IR、N
MR等で確認することができる。
【0071】本発明の高分子固体電解質は、固化時の体
積収縮率が、0〜0.5%、好ましくは0〜0.3%で
ある。また、本発明の高分子固体電解質は、その組成を
適宜選択することにより、実質的に無色透明の高分子固
体電解質とすることもできる。
【0072】
【発明の効果】本発明の高分子固体電解質は、固化時の
体積変化、特に体積収縮率が起こらないか、または極め
て小さく、また、長期に渡り低温に放置しても寸法安定
性に優れている。従って、電気化学デバイスに用いた
際、硬化時の収縮による亀裂の発生、低温放置時の体積
収縮による空隙の発生を起こしにくく、大面積の電気化
学デバイスの作製に有用である。
【0073】さらに、本発明の高分子固体電解質は高い
イオン伝導度を有し、且つ柔軟性および強度に優れるた
め、電気化学デバイスに用いた際、その密着性を向上さ
せることができ、信頼性の高い電気化学デバイスの作製
に有用である。
【0074】以上の点から、本発明の高分子固体電解質
は、エレクトロクロミック素子、電池、電気二重層キャ
パシタ等の各種電気化学デバイス用材料としての使用が
期待できる。
【0075】
【実施例】以下実施例および比較例によりさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0076】
【実施例1】乾燥メチルエチルケトン1リットルにポリ
プロピレングリコール(アルドリッチ社製、分子量4,
000)400g(0.1モル)とヘキサメチレンジイ
ソシアネート22.4g(0.133モル)とを加え、
さらに触媒としてジブチル錫ジラウレート0.1gを加
え、激しく撹拌しながら80℃で3時間反応させた。次
いで、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.5gとヒ
ドロキシエチルアクリレート7.78g(0.067モ
ル)とを加えて60℃で2時間反応させた。
【0077】反応終了後冷ヘキサンで洗浄し、減圧して
ヘキサンを除去した。得られた物質の構造をNMRおよ
びIRで確認し、下記式化19で示される化合物である
ことを確認した。
【0078】
【化19】
【0079】上記生成物10gとγ−ブチロラクトン4
0gとLiClO44gとを混合し、光重合開始剤ダロ
キュアー1173(商品名、チバガイギー社製)100
mgを加えて、高圧水銀灯下で3000J/cm2照射
し硬化させた。体積収縮率は0.1%以下であった(な
お、体積収縮率はチューブ内での硬化前後の高さ変化か
ら求めた)。複素インピーダンス解析によるイオン伝導
度は室温で5×10~3S/cmであった。
【0080】
【実施例2】乾燥メチルエチルケトン1リットルにポリ
プロピレングリコール(アルドリッチ社製、分子量4,
000)400g(0.1モル)とヘキサメチレンジイ
ソシアネート25.2g(0.15モル)とを加え、さ
らに触媒としてジブチル錫ジラウレート0.1gを加
え、激しく撹拌しながら80℃で3時間反応させた。次
いで、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.5gとヒ
ドロキシエチルアクリレート7.78g(0.067モ
ル)とを加えて60℃で2時間反応させた。
【0081】反応終了後冷ヘキサンで洗浄し、減圧して
ヘキサンを除去した。得られた物質の構造をNMRおよ
びIRで確認し、下記式化20で示される化合物である
ことを確認した。
【0082】
【化20】
【0083】上記生成物10gとγ−ブチロラクトン4
0gとLiClO44gとを混合し、光重合開始剤ダロ
キュアー1173(商品名、チバガイギー社製)100
mgを加えて、実施例1と同様に光硬化させた。実施例
1と同様に得られた硬化物の物性を測定したところ、体
積収縮率は0.1%以下であり、イオン伝導度は室温で
5.3×10~3S/cmであった。
【0084】
【0085】
【実施例3】乾燥メチルエチルケトン1リットルにポリ
プロピレングリコール(アルドリッチ社製、分子量4,
000)400g(0.1モル)とヘキサメチレンジイ
ソシアネート33.6g(0.2モル)とを加え、さら
に触媒としてジブチル錫ジラウレート0.1gを加え、
激しく撹拌しながら80℃で3時間反応させた。次い
で、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.5gとヒド
ロキシエチルアクリレート7.78g(0.067モ
ル)とを加えて60℃で2時間反応させた。
【0086】反応終了後冷ヘキサンで洗浄し、減圧して
ヘキサンを除去した。得られた物質の構造をNMRおよ
びIRで確認し、下記式化21で示される化合物である
ことを確認した。
【0087】
【化21】
【0088】上記生成物10gとγ−ブチロラクトン4
0gとLiClO44gとを混合し、光重合開始剤ダロ
キュアー1173(商品名、チバガイギー社製)100
mgを加えて、実施例1と同様に光硬化させた。実施例
1と同様に得られた硬化物の物性を測定したところ、体
積収縮率は0.1%以下であり、イオン伝導度は室温で
4.1×10~3S/cmであった。
【0089】
【実施例4】乾燥メチルエチルケトン1リットルにポリ
(プロピレングリコール−b−エチレングリコール)
(プロピレングリコールとエチレングリコールとのブロ
ック共重合体、アルドリッチ社製、分子量2,800)
280g(0.1モル)とヘキサメチレンジイソシアネ
ート22.4g(0.133モル)とを加え、さらに触
媒としてジブチル錫ジラウレート0.1gを加え、激し
く撹拌しながら80℃で3時間反応させた。次いで、ハ
イドロキノンモノメチルエーテル0.5gとヒドロキシ
エチルアクリレート7.78g(0.067モル)とを
加えて60℃で2時間反応させた。
【0090】反応終了後冷ヘキサンで洗浄し、減圧して
ヘキサンを除去した。得られた物質の構造をNMRおよ
びIRで確認し、下記式化22で示される化合物である
ことを確認した。
【0091】
【化22】
【0092】上記生成物10gとγ−ブチロラクトン4
0gとLiClO44gとを混合し、光重合開始剤ダロ
キュアー1173(商品名、チバガイギー社製)100
mgを加えて、実施例1と同様に光硬化させた。実施例
1と同様に得られた硬化物の物性を測定したところ、体
積収縮率は0.1%以下であり、イオン伝導度は室温で
5.5×10~3S/cmであった。
【0093】
【実施例5】乾燥メチルエチルケトン1リットルにポリ
プロピレングリコール(アルドリッチ社製、分子量4,
000)400g(0.1モル)とヘキサメチレンジイ
ソシアネート22.4g(0.133モル)とを加え、
さらに触媒としてジブチル錫ジラウレート0.1gを加
え、激しく撹拌しながら80℃で3時間反応させた。次
いで、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.5gとヒ
ドロキシエチルメタクリレート8.71g(0.067
モル)とを加えて60℃で2時間反応させた。
【0094】反応終了後冷ヘキサンで洗浄し、減圧して
ヘキサンを除去した。得られた物質の構造をNMRおよ
びIRで確認し、下記式化23で示される化合物である
ことを確認した。
【0095】
【化23】
【0096】上記生成物10gとγ−ブチロラクトン4
0gとLiClO44gとを混合し、光重合開始剤ダロ
キュアー1173(商品名、チバガイギー社製)100
mgを加えて、実施例1と同様に光硬化させた。実施例
1と同様に得られた硬化物の物性を測定したところ、体
積収縮率は0.1%以下であり、イオン伝導度は室温で
5×10~3S/cmであった。
【0097】
【実施例6】乾燥メチルエチルケトン1リットルに市販
のポリカプロラクトンジオール(分子量2,000)2
00g(0.1モル)とヘキサメチレンジイソシアネー
ト22.4g(0.133モル)とを加え、さらに触媒
としてジブチル錫ジラウレート0.1gを加え、激しく
撹拌しながら80℃で3時間反応させた。次いで、ハイ
ドロキノンモノメチルエーテル0.5gとヒドロキシエ
チルアクリレート7.78g(0.067モル)とを加
えて60℃で2時間反応させた。
【0098】反応終了後冷ヘキサンで洗浄し、減圧して
ヘキサンを除去した。得られた物質の構造をNMRおよ
びIRで確認し、下記式化24で示される化合物である
ことを確認した。
【0099】
【化24】
【0100】上記生成物10gとγ−ブチロラクトン4
0gとLiClO44gとを混合し、光重合開始剤ダロ
キュアー1173(商品名、チバガイギー社製)100
mgを加えて、実施例1と同様に光硬化させた。実施例
1と同様に得られた硬化物の物性を測定したところ、体
積収縮率は0.1%以下であり、イオン伝導度は室温で
5.1×10~3S/cmであった。
【0101】
【比較例1】メトキシポリエチレンエチレングリコール
メタクリレート(分子量570)10g、γ−ブチロラ
クトン40gおよびポリエチレングリコール(分子量4
00)ジメタクリレート0.2gを混合し、光重合開始
剤ダロキュアー1173(チバガイギー社製)100m
gを加えて実施例1と同様に光硬化させた。実施例1と
同様に得られた硬化物の物性を測定したところ、体積収
縮率は1.9%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 10/40 9375−5E H01G 9/00 301G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式化1で示されるウレタンアクリ
    レート、有機非水溶媒、および支持電解質を含む組成物
    を固化することにより得られた高分子固体電解質。 【化1】
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