JPH08294681A - 洗浄槽用自動開閉蓋およびそれを用いた洗浄装置 - Google Patents
洗浄槽用自動開閉蓋およびそれを用いた洗浄装置Info
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- JPH08294681A JPH08294681A JP10260295A JP10260295A JPH08294681A JP H08294681 A JPH08294681 A JP H08294681A JP 10260295 A JP10260295 A JP 10260295A JP 10260295 A JP10260295 A JP 10260295A JP H08294681 A JPH08294681 A JP H08294681A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置構成や動作制御の簡素化等が図れると共
に、良好な密閉性が得られる両開き式の洗浄槽用自動開
閉蓋を提供する。また、被洗浄物の出し入れを阻害する
ことなく、洗浄剤等の揮散を有効に防止することを可能
にした洗浄装置を提供する。 【構成】 洗浄槽1の上部開放部1aを密閉する閉位置
から開放する開位置までそれぞれ回転自在なクランク
6、7に支持されて回転移動する重量の異なる 2枚の蓋
2、3と、これら 2枚の蓋2、3を一括して開閉動作さ
せるシリンダ8等の駆動機構と、この駆動機構に傾斜可
能に取付けられ、かつクランク6、7とロッド9、10
を介してそれぞれ連結された押上げ部材11とを具備
し、 2枚の蓋の重量差により閉位置に到達する時期をず
らした洗浄槽用自動開閉蓋である。洗浄装置は、このよ
うな洗浄槽用自動開閉蓋が設置された洗浄槽を具備す
る。
に、良好な密閉性が得られる両開き式の洗浄槽用自動開
閉蓋を提供する。また、被洗浄物の出し入れを阻害する
ことなく、洗浄剤等の揮散を有効に防止することを可能
にした洗浄装置を提供する。 【構成】 洗浄槽1の上部開放部1aを密閉する閉位置
から開放する開位置までそれぞれ回転自在なクランク
6、7に支持されて回転移動する重量の異なる 2枚の蓋
2、3と、これら 2枚の蓋2、3を一括して開閉動作さ
せるシリンダ8等の駆動機構と、この駆動機構に傾斜可
能に取付けられ、かつクランク6、7とロッド9、10
を介してそれぞれ連結された押上げ部材11とを具備
し、 2枚の蓋の重量差により閉位置に到達する時期をず
らした洗浄槽用自動開閉蓋である。洗浄装置は、このよ
うな洗浄槽用自動開閉蓋が設置された洗浄槽を具備す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄槽用の自動開閉蓋
およびそれを適用した洗浄槽を使用した洗浄装置に関す
る。
およびそれを適用した洗浄槽を使用した洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】金属部品、メッキ部品、塗装部品、電子
部品、半導体部品等の各種部品には、その製造工程や組
立工程等において、加工油や塵等をはじめとして様々な
汚れが付着する。このような汚れを有する各種部品の洗
浄は、従来、CFCに代表されるハロゲン化炭化水素系
溶剤により行うことが一般的であった。
部品、半導体部品等の各種部品には、その製造工程や組
立工程等において、加工油や塵等をはじめとして様々な
汚れが付着する。このような汚れを有する各種部品の洗
浄は、従来、CFCに代表されるハロゲン化炭化水素系
溶剤により行うことが一般的であった。
【0003】しかし、ハロゲン化炭化水素系溶剤は、有
機溶剤中毒予防規則等の法的規制からも明らかなよう
に、以前から肝臓障害や発癌性等の人体に悪影響を及ぼ
すことが知られており、また最近では人体だけでなく、
地下水汚染やオゾン層の破壊等、環境への影響も問題視
されるに至っている。このため、ハロゲン化炭化水素系
溶剤に代替可能で、人体や環境に悪影響を及さない各種
の洗浄剤が提案されている。このようなハロゲン化炭化
水素系溶剤の代替洗浄剤としては、従来から用いられて
いる水系洗浄剤も見直されているものの、例えば揮発性
を有するシリコーン系溶剤や炭化水素系溶剤等を用いた
溶剤系洗浄剤が注目されている。
機溶剤中毒予防規則等の法的規制からも明らかなよう
に、以前から肝臓障害や発癌性等の人体に悪影響を及ぼ
すことが知られており、また最近では人体だけでなく、
地下水汚染やオゾン層の破壊等、環境への影響も問題視
されるに至っている。このため、ハロゲン化炭化水素系
溶剤に代替可能で、人体や環境に悪影響を及さない各種
の洗浄剤が提案されている。このようなハロゲン化炭化
水素系溶剤の代替洗浄剤としては、従来から用いられて
いる水系洗浄剤も見直されているものの、例えば揮発性
を有するシリコーン系溶剤や炭化水素系溶剤等を用いた
溶剤系洗浄剤が注目されている。
【0004】ところで、上述したハロゲン化炭化水素系
溶剤をはじめとして、その代替洗浄剤として注目されて
いる溶剤系洗浄剤は、いずれも揮発性を有するため、洗
浄剤の消耗を抑えると共に安全性を考慮して、洗浄槽か
らの揮散を抑制する必要がある。例えば、ハロゲン化炭
化水素系溶剤の代替洗浄剤としては、引火性を有するも
のも使用されていることから、作業室内への拡散等には
十分に注意する必要がある。
溶剤をはじめとして、その代替洗浄剤として注目されて
いる溶剤系洗浄剤は、いずれも揮発性を有するため、洗
浄剤の消耗を抑えると共に安全性を考慮して、洗浄槽か
らの揮散を抑制する必要がある。例えば、ハロゲン化炭
化水素系溶剤の代替洗浄剤としては、引火性を有するも
のも使用されていることから、作業室内への拡散等には
十分に注意する必要がある。
【0005】洗浄剤の揮散による作業室内への拡散防止
策としては、洗浄装置全体として排気手段を設ける等が
行われているが、洗浄剤の消耗を抑制するという点から
は個々の洗浄槽からの洗浄剤の揮散自体を抑制する必要
がある。このような点に対しては個々の洗浄槽に蓋を設
置することが有効である。ただし、通常の洗浄装置にお
いては、バスケットやバレル等に被洗浄部品を収納した
状態で洗浄槽の上部開放部から洗浄剤中に浸漬し、所定
の洗浄時間経過後に被洗浄部品を上昇させて、洗浄終了
もしくは次工程に送られるため、被洗浄部品の昇降に応
じて容易に開閉させることができると共に、閉状態で良
好な密閉性が得られる蓋構造およびその開閉機構が必要
となる。
策としては、洗浄装置全体として排気手段を設ける等が
行われているが、洗浄剤の消耗を抑制するという点から
は個々の洗浄槽からの洗浄剤の揮散自体を抑制する必要
がある。このような点に対しては個々の洗浄槽に蓋を設
置することが有効である。ただし、通常の洗浄装置にお
いては、バスケットやバレル等に被洗浄部品を収納した
状態で洗浄槽の上部開放部から洗浄剤中に浸漬し、所定
の洗浄時間経過後に被洗浄部品を上昇させて、洗浄終了
もしくは次工程に送られるため、被洗浄部品の昇降に応
じて容易に開閉させることができると共に、閉状態で良
好な密閉性が得られる蓋構造およびその開閉機構が必要
となる。
【0006】上述したような洗浄槽の自動開閉蓋として
は、片持ち式の 1枚蓋をシリンダ等で自動に開閉させる
ことが考えられる。しかし、このような構造では、洗浄
槽の開口部の幅が 2倍になると、例えば蓋面積が 2倍に
なると共に、強度維持のために蓋の厚さを 2倍程度にす
る必要があり、蓋の重量増加は 4倍程度となる。さら
に、回転ヒンジから蓋の重心位置までの距離が 2倍にな
るため、蓋を駆動するための動力は 8倍程度増加するこ
とになる。このように、 1枚蓋では洗浄槽の開口部の幅
がn倍になると、蓋の開閉駆動に必要な動力がn3 倍と
なるため、大型の駆動機構が必要となったり、開閉動作
の円滑性が損われる等の問題を招いてしまう。
は、片持ち式の 1枚蓋をシリンダ等で自動に開閉させる
ことが考えられる。しかし、このような構造では、洗浄
槽の開口部の幅が 2倍になると、例えば蓋面積が 2倍に
なると共に、強度維持のために蓋の厚さを 2倍程度にす
る必要があり、蓋の重量増加は 4倍程度となる。さら
に、回転ヒンジから蓋の重心位置までの距離が 2倍にな
るため、蓋を駆動するための動力は 8倍程度増加するこ
とになる。このように、 1枚蓋では洗浄槽の開口部の幅
がn倍になると、蓋の開閉駆動に必要な動力がn3 倍と
なるため、大型の駆動機構が必要となったり、開閉動作
の円滑性が損われる等の問題を招いてしまう。
【0007】ここで、洗浄槽の開口部の幅が 2倍となっ
たとき、蓋を 2分割して両開き構造とすれば、各々の蓋
は元の大きさとなり、両方の蓋を駆動するための動力は
単純に 2倍となるだけである。しかし、 2枚の蓋を単純
に 1つのシリンダで駆動させた場合、 2枚の蓋は閉位置
に同時に到達することになるため、これら 2枚の蓋の突
合せ部分における密閉性を良好に保つことは非常に困難
となる。一方、 2枚の蓋をそれぞれ独立したシリンダで
駆動させ、閉位置に到達する時期をずらすことによっ
て、 2枚の蓋をその先端部で重なり合せて密閉性を高め
ることができる。しかしながら、 2枚の蓋それぞれにシ
リンダ等の駆動機構が必要となるため、装置が複雑およ
び高価になると共に、動作制御も複雑になるというよう
な問題を招いてしまう。
たとき、蓋を 2分割して両開き構造とすれば、各々の蓋
は元の大きさとなり、両方の蓋を駆動するための動力は
単純に 2倍となるだけである。しかし、 2枚の蓋を単純
に 1つのシリンダで駆動させた場合、 2枚の蓋は閉位置
に同時に到達することになるため、これら 2枚の蓋の突
合せ部分における密閉性を良好に保つことは非常に困難
となる。一方、 2枚の蓋をそれぞれ独立したシリンダで
駆動させ、閉位置に到達する時期をずらすことによっ
て、 2枚の蓋をその先端部で重なり合せて密閉性を高め
ることができる。しかしながら、 2枚の蓋それぞれにシ
リンダ等の駆動機構が必要となるため、装置が複雑およ
び高価になると共に、動作制御も複雑になるというよう
な問題を招いてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、 2分
割された両開き構造の自動開閉蓋は、開閉駆動に要する
動力の低減という点からは有効であるものの、単純に 1
つの駆動機構で開閉動作させた場合には密閉性の点で問
題が生じ、一方 2枚の蓋をそれぞれ独立した駆動機構で
開閉動作させる場合には装置や動作制御の複雑化や製造
コストの増大等を招くという問題がある。
割された両開き構造の自動開閉蓋は、開閉駆動に要する
動力の低減という点からは有効であるものの、単純に 1
つの駆動機構で開閉動作させた場合には密閉性の点で問
題が生じ、一方 2枚の蓋をそれぞれ独立した駆動機構で
開閉動作させる場合には装置や動作制御の複雑化や製造
コストの増大等を招くという問題がある。
【0009】このようなことから、装置構成や動作制御
の簡素化等が可能な 1つの駆動機構で、 2分割した蓋を
良好な密閉性を維持した上で、開閉動作させることが可
能な蓋構造およびその開閉機構が望まれている。
の簡素化等が可能な 1つの駆動機構で、 2分割した蓋を
良好な密閉性を維持した上で、開閉動作させることが可
能な蓋構造およびその開閉機構が望まれている。
【0010】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、装置構成や動作制御の簡素化等が図
れると共に、良好な密閉性が得られる両開き式の洗浄槽
用自動開閉蓋を提供することを目的としている。また、
本発明の他の目的は、そのような自動開閉蓋を適用する
ことによって、被洗浄物の出し入れを阻害することな
く、洗浄剤等の揮散を有効に防止することを可能にした
洗浄装置を提供することにある。
になされたもので、装置構成や動作制御の簡素化等が図
れると共に、良好な密閉性が得られる両開き式の洗浄槽
用自動開閉蓋を提供することを目的としている。また、
本発明の他の目的は、そのような自動開閉蓋を適用する
ことによって、被洗浄物の出し入れを阻害することな
く、洗浄剤等の揮散を有効に防止することを可能にした
洗浄装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の洗浄槽用自動開閉蓋は、洗浄槽の上部開放部を密
閉する閉位置から開放する開位置までそれぞれ回転自在
なクランクに支持されて回転移動する重量の異なる 2枚
の蓋と、前記 2枚の蓋を一括して開閉動作させる駆動機
構と、前記駆動機構に傾斜可能に取付けられ、かつ前記
クランクとロッドを介してそれぞれ連結された押上げ部
材とを具備し、前記 2枚の蓋の重量差により前記閉位置
に到達する時期をずらしたことを特徴とすることを特徴
としている。
記載の洗浄槽用自動開閉蓋は、洗浄槽の上部開放部を密
閉する閉位置から開放する開位置までそれぞれ回転自在
なクランクに支持されて回転移動する重量の異なる 2枚
の蓋と、前記 2枚の蓋を一括して開閉動作させる駆動機
構と、前記駆動機構に傾斜可能に取付けられ、かつ前記
クランクとロッドを介してそれぞれ連結された押上げ部
材とを具備し、前記 2枚の蓋の重量差により前記閉位置
に到達する時期をずらしたことを特徴とすることを特徴
としている。
【0012】請求項2記載の洗浄槽用自動開閉蓋は、上
記請求項1記載の洗浄槽用自動開閉蓋において、前記 2
枚の蓋は前記閉位置で重なり合う長さを有し、かつ前記
2枚の蓋の先端部を前記閉位置で互いに係合させること
により密閉状態を形成するよう構成されていることを特
徴としている。
記請求項1記載の洗浄槽用自動開閉蓋において、前記 2
枚の蓋は前記閉位置で重なり合う長さを有し、かつ前記
2枚の蓋の先端部を前記閉位置で互いに係合させること
により密閉状態を形成するよう構成されていることを特
徴としている。
【0013】また、本発明における請求項3記載の洗浄
装置は、上記請求項1記載の洗浄槽用自動開閉蓋が設置
された洗浄槽を具備することを特徴としている。
装置は、上記請求項1記載の洗浄槽用自動開閉蓋が設置
された洗浄槽を具備することを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の洗浄槽用自動開閉蓋において
は、 2枚の蓋の重量を異ならせているため、駆動機構に
より 2枚の蓋を上昇させる際に 2本のロッドに加わる力
が異なることになる。これによって、駆動機構に傾斜可
能に取付けられた押上げ部材は、開動作(上昇動作)時
に一方に傾斜することになる。この押上げ部材の傾斜に
よって、 2枚の蓋を個々に支持するクランクの回転角度
に差が生じ、さらにこのクランクの回転角度の差によっ
て、 2枚の蓋が閉位置に到達する時期にずれが生じる。
従って、 2枚の蓋の先端部を重なり合せることができる
ため、良好な密閉構造を得ることが可能となる。また、
請求項2記載の洗浄槽用自動開閉蓋においては、 2枚の
蓋の先端部を閉位置で互いに係合させるよう構成してい
るため、より良好な密閉状態を得ることができる。
は、 2枚の蓋の重量を異ならせているため、駆動機構に
より 2枚の蓋を上昇させる際に 2本のロッドに加わる力
が異なることになる。これによって、駆動機構に傾斜可
能に取付けられた押上げ部材は、開動作(上昇動作)時
に一方に傾斜することになる。この押上げ部材の傾斜に
よって、 2枚の蓋を個々に支持するクランクの回転角度
に差が生じ、さらにこのクランクの回転角度の差によっ
て、 2枚の蓋が閉位置に到達する時期にずれが生じる。
従って、 2枚の蓋の先端部を重なり合せることができる
ため、良好な密閉構造を得ることが可能となる。また、
請求項2記載の洗浄槽用自動開閉蓋においては、 2枚の
蓋の先端部を閉位置で互いに係合させるよう構成してい
るため、より良好な密閉状態を得ることができる。
【0015】請求項3記載の洗浄装置においては、上述
したような洗浄槽用自動開閉蓋を洗浄槽に設置している
ため、洗浄剤等の揮散を有効に防止することができる。
したような洗浄槽用自動開閉蓋を洗浄槽に設置している
ため、洗浄剤等の揮散を有効に防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例による洗浄槽用
自動開閉蓋を適用した洗浄槽の構成を説明するための図
であり、本発明の洗浄装置の要部を示すものである。同
図において、1は洗浄槽であり、この洗浄槽1の上部開
放部1aは、両開き式の 2枚の蓋2、3で密閉可能とさ
れている。この洗浄槽1には、被洗浄物に応じた図示を
省略した洗浄剤やすすぎ剤等が収容されている。
自動開閉蓋を適用した洗浄槽の構成を説明するための図
であり、本発明の洗浄装置の要部を示すものである。同
図において、1は洗浄槽であり、この洗浄槽1の上部開
放部1aは、両開き式の 2枚の蓋2、3で密閉可能とさ
れている。この洗浄槽1には、被洗浄物に応じた図示を
省略した洗浄剤やすすぎ剤等が収容されている。
【0018】2枚の蓋2、3は重量が異なるように設定
されている。この実施例では、それぞれの蓋2、3の回
転半径を定める分割長さ、すなわち第1の蓋2の長さD
1 と第2の蓋3の長さD2 を変えることによって、 2枚
の蓋2、3の重量を異ならせている。ここではD1 <D
2 としており、第1の蓋2を第2の蓋3より軽くしてい
る。なお、 2枚の蓋2、3の長さを変えることで重量を
異ならせることに代えて、例えば 2枚の蓋2、3の厚さ
や材質等を変えることによって、 2枚の蓋2、3の重量
を異ならせてもよい。
されている。この実施例では、それぞれの蓋2、3の回
転半径を定める分割長さ、すなわち第1の蓋2の長さD
1 と第2の蓋3の長さD2 を変えることによって、 2枚
の蓋2、3の重量を異ならせている。ここではD1 <D
2 としており、第1の蓋2を第2の蓋3より軽くしてい
る。なお、 2枚の蓋2、3の長さを変えることで重量を
異ならせることに代えて、例えば 2枚の蓋2、3の厚さ
や材質等を変えることによって、 2枚の蓋2、3の重量
を異ならせてもよい。
【0019】上述したような 2枚の蓋2、3は、それぞ
れ軸4、5を中心に回転可能とされたクランク6、7に
固定支持されており、下方垂直状態の開位置と上方水平
状態の閉位置との間を回転移動可能とされている。ここ
で、 2枚の蓋2、3は、閉位置で重なり合うように、そ
れぞれの長さD1 、D2 が設定されていると共に、後に
詳述するように、長さを短く設定した第1の蓋2が先行
して閉位置に到達し、追従して第2の蓋3が閉位置に到
達するように構成されている。そこで、第1の蓋2の先
端部は下方に向けてL字状とされていると共に、第2の
蓋3の先端部は上記第1の蓋2のL字状先端部に対して
下方から密着するように曲折されている。これら第1の
蓋2のL字状先端部と第2の蓋3の曲折先端部とを係合
させることによって、 2枚の蓋2、3がそれぞれ閉位置
に到達した際に、洗浄槽1の上方開放部1aが密閉状態
となるように構成されている。
れ軸4、5を中心に回転可能とされたクランク6、7に
固定支持されており、下方垂直状態の開位置と上方水平
状態の閉位置との間を回転移動可能とされている。ここ
で、 2枚の蓋2、3は、閉位置で重なり合うように、そ
れぞれの長さD1 、D2 が設定されていると共に、後に
詳述するように、長さを短く設定した第1の蓋2が先行
して閉位置に到達し、追従して第2の蓋3が閉位置に到
達するように構成されている。そこで、第1の蓋2の先
端部は下方に向けてL字状とされていると共に、第2の
蓋3の先端部は上記第1の蓋2のL字状先端部に対して
下方から密着するように曲折されている。これら第1の
蓋2のL字状先端部と第2の蓋3の曲折先端部とを係合
させることによって、 2枚の蓋2、3がそれぞれ閉位置
に到達した際に、洗浄槽1の上方開放部1aが密閉状態
となるように構成されている。
【0020】2枚の蓋2、3をそれぞれ支持するクラン
ク6、7は、 2枚の蓋2、3を一括して開閉動作させる
駆動機構としてのシリンダ8とそれぞれロッド9、10
より連結されている。これらシリンダ8と各ロッド9、
10との連結は、シリンダ8の上部に設けられた押上げ
部材11を介して行われており、各ロッド9、10はク
ランク6、7と押上げ部材11にそれぞれ回転可能に支
持されている。
ク6、7は、 2枚の蓋2、3を一括して開閉動作させる
駆動機構としてのシリンダ8とそれぞれロッド9、10
より連結されている。これらシリンダ8と各ロッド9、
10との連結は、シリンダ8の上部に設けられた押上げ
部材11を介して行われており、各ロッド9、10はク
ランク6、7と押上げ部材11にそれぞれ回転可能に支
持されている。
【0021】上記シリンダ8は、所定のストロークLで
上下動し、このシリンダ8の上下動は押上げ部材11お
よび各ロッド9、10を介してそれぞれのクランク6、
7に伝達される。このようにして駆動力が伝達されるこ
とによって、クランク6、7はそれぞれ回転すると共
に、これらクランク6、7に固定された 2枚の蓋2、3
が開位置と閉位置との間を回転移動する。
上下動し、このシリンダ8の上下動は押上げ部材11お
よび各ロッド9、10を介してそれぞれのクランク6、
7に伝達される。このようにして駆動力が伝達されるこ
とによって、クランク6、7はそれぞれ回転すると共
に、これらクランク6、7に固定された 2枚の蓋2、3
が開位置と閉位置との間を回転移動する。
【0022】ここで、押上げ部材11はシリンダ8に軸
12を介して、図中矢印Aで示すように傾斜可能に取付
けられている。そして、上述したように 2枚の蓋2、3
の重量を異ならせているため、シリンダ8の上昇時に 2
本のロッド9、10に加わる力のバランスが崩れ、シリ
ンダ8の上昇時に押上げ部材11は一方に傾斜すること
になる。この押上げ部材11の傾斜によって、クランク
6、7の回転角度に差が生じ、このクランク6、7の回
転角度の差によって、 2枚の蓋2、3の閉位置に到達す
る時期がずれる。このようにして、この実施例の洗浄槽
用自動開閉蓋においては、上述したような 2枚の蓋2、
3の重なり合いによる密閉構造を実現可能としている。
12を介して、図中矢印Aで示すように傾斜可能に取付
けられている。そして、上述したように 2枚の蓋2、3
の重量を異ならせているため、シリンダ8の上昇時に 2
本のロッド9、10に加わる力のバランスが崩れ、シリ
ンダ8の上昇時に押上げ部材11は一方に傾斜すること
になる。この押上げ部材11の傾斜によって、クランク
6、7の回転角度に差が生じ、このクランク6、7の回
転角度の差によって、 2枚の蓋2、3の閉位置に到達す
る時期がずれる。このようにして、この実施例の洗浄槽
用自動開閉蓋においては、上述したような 2枚の蓋2、
3の重なり合いによる密閉構造を実現可能としている。
【0023】次に、上述した洗浄槽用自動開閉蓋の開閉
動作について詳述する。
動作について詳述する。
【0024】まず、図2に示す開状態において、下限位
置に到達しているシリンダ8に基いて、 2枚の蓋2、3
はそれぞれ垂直下方の開位置に配置されている。この 2
枚の蓋2、3が垂直下方に位置している状態において
は、洗浄槽1の上方開放部1aはほぼ全面的に開放され
ているため、例えばバスケットやバレル等に収納された
被洗浄物の出し入れが阻害されることはない。
置に到達しているシリンダ8に基いて、 2枚の蓋2、3
はそれぞれ垂直下方の開位置に配置されている。この 2
枚の蓋2、3が垂直下方に位置している状態において
は、洗浄槽1の上方開放部1aはほぼ全面的に開放され
ているため、例えばバスケットやバレル等に収納された
被洗浄物の出し入れが阻害されることはない。
【0025】次に、例えば被洗浄物が上昇して洗浄槽1
から取出されたことを確認した信号等に基いて、 2枚の
蓋2、3の閉動作が開始される。すなわち、シリンダ8
に上昇の信号が送られてシリンダ8が上昇しはじめる。
このシリンダ8の上昇過程において、第1の蓋2を第2
の蓋3より軽く設定しているため、 2本のロッド9、1
0に加わる力は異なるものとなる。すなわち、軽い第1
の蓋2に連結されたロッド9に加わる力の方が弱いた
め、図3に示すように、ロッド9側が上がるように押上
げ部材11が傾斜する。この押上げ部材11の傾斜によ
って、クランク6、7の回転角度に差が生じ、軽い第1
の蓋2の方が先行することになる。ここで、押上げ部材
11の傾斜角度範囲を限定しておくことによって、閉動
作不良等を防止することができる。
から取出されたことを確認した信号等に基いて、 2枚の
蓋2、3の閉動作が開始される。すなわち、シリンダ8
に上昇の信号が送られてシリンダ8が上昇しはじめる。
このシリンダ8の上昇過程において、第1の蓋2を第2
の蓋3より軽く設定しているため、 2本のロッド9、1
0に加わる力は異なるものとなる。すなわち、軽い第1
の蓋2に連結されたロッド9に加わる力の方が弱いた
め、図3に示すように、ロッド9側が上がるように押上
げ部材11が傾斜する。この押上げ部材11の傾斜によ
って、クランク6、7の回転角度に差が生じ、軽い第1
の蓋2の方が先行することになる。ここで、押上げ部材
11の傾斜角度範囲を限定しておくことによって、閉動
作不良等を防止することができる。
【0026】上述した押上げ部材11の傾斜に伴う 2つ
の蓋2、3の移動位置のずれは、軽い第1の蓋2が閉位
置に到達するまで維持される。そして、軽い第1の蓋2
が先行して移動し、第1の蓋2がまず図示を省略したス
トッパによる停止位置、すなわち閉位置に到達する。第
1の蓋2がストッパにより停止すると、シリンダ8によ
る駆動力は第2の蓋3側のみに加わるため、押上げ部材
11が元の状態(水平状態)に戻ることによって、重い
方の第2の蓋3が追従して閉位置、すなわちその曲折先
端部が第1の蓋2のL字状先端部に当接する位置に到達
し、図1に示した閉状態となる。
の蓋2、3の移動位置のずれは、軽い第1の蓋2が閉位
置に到達するまで維持される。そして、軽い第1の蓋2
が先行して移動し、第1の蓋2がまず図示を省略したス
トッパによる停止位置、すなわち閉位置に到達する。第
1の蓋2がストッパにより停止すると、シリンダ8によ
る駆動力は第2の蓋3側のみに加わるため、押上げ部材
11が元の状態(水平状態)に戻ることによって、重い
方の第2の蓋3が追従して閉位置、すなわちその曲折先
端部が第1の蓋2のL字状先端部に当接する位置に到達
し、図1に示した閉状態となる。
【0027】このように、 2枚の蓋を順に閉位置に到達
させることによって、 2枚の蓋2、3を閉位置で重なり
合せることができるため、両開き式の 2枚の蓋2、3で
良好な密閉状態を得ることが可能となる。そして、この
実施例の洗浄槽用自動開閉蓋では、重量が異なる 2枚の
蓋2、3と傾斜可能な押上げ部材11とによって、上記
したような 2枚の蓋2、3の閉位置への到達時期のずれ
を実現しているため、開閉機構の簡素化や複雑な電気的
制御等によらない簡易な動作制御を達成することができ
る。
させることによって、 2枚の蓋2、3を閉位置で重なり
合せることができるため、両開き式の 2枚の蓋2、3で
良好な密閉状態を得ることが可能となる。そして、この
実施例の洗浄槽用自動開閉蓋では、重量が異なる 2枚の
蓋2、3と傾斜可能な押上げ部材11とによって、上記
したような 2枚の蓋2、3の閉位置への到達時期のずれ
を実現しているため、開閉機構の簡素化や複雑な電気的
制御等によらない簡易な動作制御を達成することができ
る。
【0028】そして、上述したような自動開閉蓋が設置
された洗浄槽1を用いて構成した洗浄装置によれば、被
洗浄物の出し入れ等を阻害することなく、洗浄剤の揮散
を有効に防止することが可能となる。従って、各種溶剤
系の洗浄剤等を使用する洗浄装置として好適であり、洗
浄剤の消耗抑制と安全性の確保等が実現できる。
された洗浄槽1を用いて構成した洗浄装置によれば、被
洗浄物の出し入れ等を阻害することなく、洗浄剤の揮散
を有効に防止することが可能となる。従って、各種溶剤
系の洗浄剤等を使用する洗浄装置として好適であり、洗
浄剤の消耗抑制と安全性の確保等が実現できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗浄槽用
自動開閉蓋によれば、装置構成や動作制御の簡素化等を
図った上で、両開き式の蓋構成で良好な密閉性を得るこ
とができる。そして、このような自動開閉蓋を適用した
洗浄槽を有する本発明の洗浄装置によれば、被洗浄物の
出し入れを阻害することなく、洗浄剤等の揮散を有効に
防止することができるため、洗浄剤の消耗抑制と安全性
の確保等が容易に実現可能となる。
自動開閉蓋によれば、装置構成や動作制御の簡素化等を
図った上で、両開き式の蓋構成で良好な密閉性を得るこ
とができる。そして、このような自動開閉蓋を適用した
洗浄槽を有する本発明の洗浄装置によれば、被洗浄物の
出し入れを阻害することなく、洗浄剤等の揮散を有効に
防止することができるため、洗浄剤の消耗抑制と安全性
の確保等が容易に実現可能となる。
【図1】 本発明の一実施例による洗浄槽用自動開閉蓋
(閉状態)を適用した洗浄槽の構成を説明するための図
である。
(閉状態)を適用した洗浄槽の構成を説明するための図
である。
【図2】 図1に示す洗浄槽用自動開閉蓋の開状態を示
す図である。
す図である。
【図3】 図1に示す洗浄槽用自動開閉蓋の開状態から
閉状態に移動する際の一過程を示す図である。
閉状態に移動する際の一過程を示す図である。
1……洗浄槽 2、3……蓋 6、7……クランク 8……シリンダ 9、10……ロッド 11……押上げ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 孝一郎 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 稲田 実 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 都川 歳一 東京都港区赤坂一丁目一番12号 株式会社 芝浦製作所内 (72)発明者 豊島 範夫 東京都港区赤坂一丁目一番12号 株式会社 芝浦製作所内 (72)発明者 河越 竣一 静岡県田方郡大仁町神島字日之前244番地 東静電気株式会社内 (72)発明者 土屋 武司 静岡県田方郡大仁町神島字日之前244番地 東静電気株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 洗浄槽の上部開放部を密閉する閉位置か
ら開放する開位置までそれぞれ回転自在なクランクに支
持されて回転移動する重量の異なる 2枚の蓋と、前記 2
枚の蓋を一括して開閉動作させる駆動機構と、前記駆動
機構に傾斜可能に取付けられ、かつ前記クランクとロッ
ドを介してそれぞれ連結された押上げ部材とを具備し、
前記 2枚の蓋の重量差により前記閉位置に到達する時期
をずらしたことを特徴とする洗浄槽用自動開閉蓋。 - 【請求項2】 請求項1記載の洗浄槽用自動開閉蓋にお
いて、 前記 2枚の蓋は、前記閉位置で重なり合う長さを有し、
かつ前記 2枚の蓋の先端部を前記閉位置で互いに係合さ
せることにより密閉状態を形成するよう構成されている
ことを特徴とする洗浄槽用自動開閉蓋。 - 【請求項3】 請求項1記載の洗浄槽用自動開閉蓋が設
置された洗浄槽を具備することを特徴とする洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10260295A JPH08294681A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 洗浄槽用自動開閉蓋およびそれを用いた洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10260295A JPH08294681A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 洗浄槽用自動開閉蓋およびそれを用いた洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08294681A true JPH08294681A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14331790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10260295A Withdrawn JPH08294681A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 洗浄槽用自動開閉蓋およびそれを用いた洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08294681A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160325507A1 (en) * | 2015-05-04 | 2016-11-10 | Phoenix Analysis And Design Technologies, Inc. | Method and apparatus for removing support material |
KR20210094709A (ko) * | 2020-01-22 | 2021-07-30 | (주) 우수컨버팅 | 끼임 방지 기능이 있는 물티슈용 인출 브라켓 |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP10260295A patent/JPH08294681A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160325507A1 (en) * | 2015-05-04 | 2016-11-10 | Phoenix Analysis And Design Technologies, Inc. | Method and apparatus for removing support material |
US9878498B2 (en) * | 2015-05-04 | 2018-01-30 | Phoenix Analysis And Design Technologies, Inc. | Method and apparatus for removing support material |
KR20210094709A (ko) * | 2020-01-22 | 2021-07-30 | (주) 우수컨버팅 | 끼임 방지 기능이 있는 물티슈용 인출 브라켓 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |