JPH1074821A - カセットチャンバ - Google Patents

カセットチャンバ

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JPH1074821A
JPH1074821A JP24872796A JP24872796A JPH1074821A JP H1074821 A JPH1074821 A JP H1074821A JP 24872796 A JP24872796 A JP 24872796A JP 24872796 A JP24872796 A JP 24872796A JP H1074821 A JPH1074821 A JP H1074821A
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cassette
chamber
pedestal
elevating
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輝雄 浅川
Hiroaki Saeki
弘明 佐伯
Yoji Iizuka
洋二 飯塚
Keiichi Matsushima
圭一 松島
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 上下方向の駆動力を利用してカセット支持台
を90度反転させ、外付けのアクチュエータ手段により
水平方向への所定の角度の回転も行なうようにしたカセ
ットチャンバを提供する。 【解決手段】 カセットの底面を受ける底面支持部52
と背面を受ける背面支持部54を有するカセット支持台
44と、メインシャフト40に直結された補助台座42
と、前記補助台座とカセット支持台を載置した状態で昇
降可能になされた昇降台座34と、昇降台座が昇降する
ことに応じてメインシャフトを回転させて前記補助台座
とカセット支持台を略90度回転させる回転機構58
と、カセット搬出方向へ回転されたカセット支持台と係
合してこれを補助台座に対して所定の角度だけ水平面内
に回転させるアクチュエータ手段62とを備えるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被処理体を収納するカセットを収容するカセットチャン
バに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハに対して各種の処
理、例えば成膜処理やエッチング処理や熱酸化処理等を
行なうプロセスチャンバの前段側には、多数枚、例えば
25枚のウエハを一度に収納できるカセットを収容する
カセットチャンバが設けられており、このカセットチャ
ンバとプロセスチャンバとの間をトランスファチャンバ
を介してウエハの受け渡しを行なうようになっている。
例えば、ウエハの収納されたカセットをカセットチャン
バ内に取り込む場合には、オペレータがカセットの搬出
入口を上向きにした状態でカセットをカセットチャンバ
のステージ側に設置し、カセットチャンバ内に組み込ま
れているはね橋式の駆動機構によって上記カセットをカ
セットチャンバに取り込みつつ略90度回転させてカセ
ット搬出入口を上向きから水平方向に向けるようになっ
ている。
【0003】そして、通常、1つのトランスファチャン
バに対して複数、例えば2個のカセットチャンバを接続
していることから、トランスファチャンバ内に設けられ
る搬送アームが上記2つのカセットチャンバ内の各カセ
ットにアクセスできるようにするためには、各カセット
の搬出入口を搬送アームの進退方向に対して真正面を向
くようにカセットの方向付けをするようになっている。
【0004】この状態を図10〜図12を参照して説明
する。図10はクラスタツール装置の斜視図を示し、図
11はその平面断面図を示す。このクラスタツール装置
は、2つのプロセスチャンバ2、4とこれに接続された
1つのトランスファチャンバ6と、これに接続された2
つのカセットチャンバ8、10により主に構成される。
各チャンバ間は、気密に開閉可能になされたゲートバル
ブGを介して連通遮断可能になされる。上記トランスフ
ァチャンバ6内には、屈伸及び回転可能になされた例え
ば多関節式の搬送アーム12が設けられ、この1つのア
ーム12により各カセットチャンバ8、10内のカセッ
トCに収容されている半導体ウエハWの搬入・搬出を行
なう。そのため、各カセットCの搬出入口14は、搬送
アーム12の進退方向16に対して真正面を向いている
必要があるので、各搬出入口14は、図11中の上下方
向に対して所定の角度θだけ角度を持たせて設置され
る。
【0005】これに対して、オペレータは、各カセット
チャンバ8、10のゲートドアG1の外側のステージ
に、搬出入口を上向きにした状態で、しかも、図11中
において水平方向に対して平行となるようにカセットC
を載置するように装置規約上定められているので、この
カセットCをカセットチャンバ内に取り込むときにはカ
セットCを90度回転させると共に水平方向に角度θだ
け回転させてその搬出入口14を搬送アーム12の中心
方向に向けなければならない。図12はこの時の状態を
示しており、図中、破線で示されるカセットCはカセッ
トチャンバの外側に位置するカセットCをはね橋式に9
0度反転させてカセットチャンバ内に取り込んだ時の状
態を示す。
【0006】このような動作を実行する装置例として例
えば米国特許第5186594号や米国特許第5507
614号に示されるものが知られている。前者は、いわ
ゆるはね橋式の駆動機構によりカセットCを90度反転
させてカセットチャンバ内に取り込むことによって上方
を向いていた搬出入口を水平方向に向け、次に、これを
ピボット機構により所定の角度だけ水平回転させてアー
ム中心側に向けるようにしている。また、後者にあって
は、重力方向に対して斜め方向に設けた回転軸を回転さ
せることによって、カセットを一気に所定のポジション
に位置させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の装置
例にあっては、はね橋機構の他に、カセットを所定の角
度だけ水平回転させるピボット機構も設けなければなら
ず、駆動機構が多くなるのみならず、その分、パーティ
クルの発生量やコスト高を招来してしまう。また、後者
の装置例にあっては、真空中にて斜め方向の回転軸を回
転駆動する構造のために、水平方向の回転駆動と比較し
て回転機構部に偏当りの部分が多くなって、その分、パ
ーティクルの発生量が多くなってしまう。また、カセッ
トを斜め回転させることからその分、回転に要する空間
が大きくなり、チャンバの大型化を招来してしまう。本
発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解
決すべく創案されたものである。本発明の目的は、上下
方向の駆動力を利用してカセット支持台を90度反転さ
せて、反転後のカセットをアクチュエータ手段により水
平方向へ所定の角度だけ回転させるようにしたカセット
チャンバを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の被処理
体を収納可能なカセットを収容して被処理体を搬入搬出
可能とするカセットチャンバにおいて、前記カセットの
底面を受ける底面支持部と背面を受ける背面支持部を有
するカセット支持台と、前記底面支持部を展開自在に支
持すると共にメインシャフトに直結された補助台座と、
前記メインシャフトを回転自在に支持すると共に前記補
助台座と前記カセット支持台を載置した状態で昇降可能
になされた昇降台座と、前記昇降台座が昇降することに
応じて前記メインシャフトを回転させて前記補助台座と
前記カセット支持台を略90度回転させる回転機構と、
カセット搬出方向へ回転された前記カセット支持台と係
合してこれを前記補助台座に対して所定の角度だけ水平
面内に回転させるアクチュエータ手段とを備えるように
構成したものである。
【0009】本発明によれば、オペレータはカセットの
搬出入口を上向きにした状態で、これを展開されて開い
ているカセット支持台の背面支持部上に載置する。この
時、カセット支持台はその背面支持部を下方にしてサポ
ート部材により水平に保持されている。そして、昇降台
座を上昇する前にアクチュエータ手段によりカセット支
持台を所定の角度だけ補助台座に対して回転させてこれ
を閉じる。そして、昇降台座を上昇し始めると、回転機
構の作用により補助台座とこれに展開自在に支持されて
いるカセット支持台が次第に上昇すると同時に、メイン
シャフトを軸として90度回転して上方を向いていたカ
セットの搬出入口が水平方向を向くようになる。ここ
で、カセットはすでに所定の角度だけ水平面内で回転さ
れているので、従って、カセットが90度回転された時
には、搬出入口は、搬送アームの進退方向に対して真正
面を向いている状態となる。
【0010】カセットをカセットチャンバから搬出する
場合には、上記したと逆の操作を行なえばよい。この場
合、上記回転機構は、例えば昇降台座の昇降方向に起立
させて設けた固定ラックと、メインシャフトに固定して
設けたピニオンギアとにより構成されており、昇降台座
の降下に伴ってピニオンギアが固定ラックに歯合してメ
インシャフトを回転させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るカセットチ
ャンバの一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1
は本発明のカセットチャンバを設けたクラスタツール装
置を示す上面図、図2は本発明のカセットチャンバを示
す側面図、図3は図2に示すカセットチャンバの主要部
を示す部分断面図、図4乃至図7は本発明のカセットチ
ャンバの主要部の動作を示す図、図8は本発明のカセッ
トチャンバとカセットとの位置関係を示す図、図9はカ
セットを示す斜視図である。尚、図10〜図12に示す
カセットチャンバと同一部分については同一符号を付し
て説明する。
【0012】図1に示すように本発明のカセットチャン
バ18、20は、先の図10〜図12に示したクラスタ
ツール装置のカセットチャンバ8、10と同様にトラン
スファチャンバ6に接続される。ただし、図11に示す
カセットチャンバの場合には、チャンバ容器のカセット
搬入口22とその反対側壁面のウエハ搬出口24とは平
行ではなく、角度θの傾きがあったが、本実施例のカセ
ットチャンバ18、20のチャンバ容器は断面が略矩形
に成形されており、カセット搬入口22とウエハ搬出口
24とが平行になされている。すなわち、カセット搬入
口22はフロント側に対して角度θだけ傾いて形成され
る。尚、本発明は図11に示すような形状のカセットチ
ャンバのようにカセット搬入口がウエハ搬出口に対して
角度θの傾きがある場合にも適用し得る。
【0013】カセットチャンバ18と20の内部構成
は、図1において上下が逆様な点を除き、全く同様なの
で、ここでは図中上側のカセットチャンバ18を例にと
って説明する。図1及び図2に示すようにこのカセット
チャンバ18は、全体が矩形状に成形された例えばアル
ミニウム製のチャンバ容器21を有しており、表側(フ
ロント側)にカセットCを収容できる大きさのカセット
搬入口22が設けられ、これに開閉可能になされたゲー
トドアG1が設置される。前述のようにこのカセット搬
入口22は、フロント側に対して所定の角度θ、例えば
22.5度だけ傾いて形成されている。このカセット搬
入口22の反対側壁面の上方には、トランスファチャン
バ6に接続されるウエハ搬出口24が設けられ、ここに
はゲートバルブGが開閉可能に設置される。ここではカ
セット搬入口22とウエハ搬出口24は平行になされて
おり、図1に示すように搬送アーム12のカセットチャ
ンバ18に対する進退方向16と同一線上に位置され
る。また、図1中においてこの進退方向16と水平方向
とは所定の角度θ、例えば22.5度だけ傾いている。
【0014】被処理体としての半導体ウエハWを収容す
るカセットCは、例えば図9に示すように構成され、内
部に例えば25枚のウエハWを収容でき、ウエハWの搬
入搬出側を搬出入口14とし、その反対側面を背面26
とする。また、把手28を設けた面を上面30とし、そ
の反対側の面を底面32とする。さて、図1及び図2に
戻って、上記カセットCはその搬出入口14を上向き状
態にしてフロント側の作業領域に図中上下方向に平行に
設置される。チャンバ容器21内には昇降台座34が設
けられ、この昇降台座34の下面には、昇降ロッド35
が接続される。この昇降ロッド35は、チャンバ容器2
1の底部21Aを例えばOリング等のシール36を介し
て気密に貫通しており、昇降機構38により昇降ロッド
35を昇降可能にしている。図3にも示すようにこの昇
降台座34の一側にはメインシャフト40を介して図2
中において水平方向に延びる補助台座42が回転可能に
設けられ、図4にも見られるようにこの補助台座42の
一側には、L字状になされたカセット支持台44が展開
乃至回転可能に設けられる。
【0015】以上の構成をより具体的に説明すると、ま
ず、昇降台座34の一側においては2つのベアリング4
6(図3参照)を介してメインシャフト40を回転自在
に支持しており、このメインシャフト40の両端には、
後述する回転機構の一部を構成するピニオンギア48が
メインシャフト40に固設されている。また、このメイ
ンシャフト40には、補助台座42がネジ50等により
固定されている。従って、補助台座42はメインシャフ
ト40の回転と一体的に回転することになる。
【0016】一方、L字状のカセット支持台44は、カ
セットCの底面32を受けて保持する底面支持部52と
カセットCの背面26を受けて保持する背面支持部54
とよりなり、両支持部52、54は直角に接合されてい
る。また、上記底面支持部52は、複数、例えば3つの
高さ調整ネジ57(図2においては2つ記す)により高
さ調整可能に接合された2枚の支持板52A、52Bよ
りなり、上側支持板52Aの高さ調整及び水平レベル調
整可能としている。そして、上記底面支持部52の下側
支持板52Bの一側が、上記補助台座42のメインシャ
フト40の長さ方向と直交する方向の一側にヒンジ56
を介して展開乃至回転可能に連結されている。従って、
この補助台座42と底面支持部52は、折り畳まれて互
いに面接触したり、ヒンジ56を中心として回転して開
いたりする(図7参照)。
【0017】一方、図2及び図4にも示すようにチャン
バ容器22の底部22Aからは、上記ピニオンギア48
と相俟って回転機構58を構成する2本の固定ラック6
0が昇降ロッド35の進退方向、すなわち垂直方向に起
立させて設けている。この2本の固定ラック60は、上
記2つのピニオンギア48が降下してきた時にこれと歯
合する場所に位置されており、上記昇降台座34の降下
に伴ってこのピニオンギア48を固定ラック60に歯合
させてメインシャフト40を90度だけ回転し得るよう
になっている。図2及び図4〜図7に示すように昇降台
座34が下降する時は、ピニオンギア48は反時計方向
に回転し、逆に上昇する時には、時計方向へ回転するよ
うになっている。この固定ラック60の高さは、図5に
おいてカセット支持台44が反時計方向へ回転した時
に、カセットCがカセット搬入口21から外側へ飛び出
す様な状態となるように設定されている。このようにし
て、カセット支持台44は、メインシャフト40を回転
中心として90度回動できるようになっている。
【0018】一方、図1及び図4乃至図7に示すように
チャンバ容器22の外側には、このカセット搬入口21
の近傍に位置させて、例えばエアーシリンダ等よりなる
アクチュエータ手段62が設けられている。このアクチ
ュエータ手段62は、本体がチャンバ容器22の外側面
に支持アーム64を介して固定されており、係合ロッド
66が出没可能になされている。この係合ロッド66は
図示するようにその先端が略90度に上方に屈曲変形さ
れて、フック66Aを構成している。そして、このフッ
ク66Aを、90度外側へ展開された時の上記背面支持
部54の係合孔68(図4参照)に挿入して、これと係
合し得るようになっている。従って、この係合状態でア
クチュエータ手段62を駆動することにより、カセット
支持台44の全体をヒンジ56を回転中心として所定の
角度θだけ回転し得るようになっている。この時、背面
支持部54上に背面を下にして載置されるカセットCの
搬出入口14は勿論、上向きになされていることにな
る。
【0019】尚、昇降台座34の上面には、図2に示す
ように位置合わせ凸部69が設けられ、これに対向する
位置の補助台座42の下面には位置合わせ凹部70を設
けて、カセット支持台44の位置合わせを行なうように
なっている。
【0020】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、カセットCがチャンバ容
器21内に取り込まれて、トランスファチャンバ6との
間でウエハWの受け渡しを行なうために、カセットCが
チャンバ6内の上方に位置されている状態から、このカ
セットCをチャンバ容器21の外側へ排出する場合を例
にとって説明する。図2に示す状態においては、昇降台
座32が上方に位置されており、カセット支持台44上
に支持されるカセットCの搬出入口14は水平方向右側
を向いており、しかも、トランスファチャンバ6内の搬
送アーム12の進退方向に対して真正面を向いている。
この時のカセットCの荷重は、カセット支持台44の底
面支持部52により受けられている。この時の上面図は
図8に示されており、カセットCは図8中において水平
方向に対して角度θだけ傾いた状態となっている。
【0021】さて、この状態から図4に示すように昇降
ロッド35を下方へ移動して昇降台座34を降下させ
て、ある程度の量だけ、昇降台座34が降下するとピニ
オンギア48が、容器底部21Aから起立させて設けて
ある固定ラック60の歯と歯合する。ピニオンギア48
と固定ラック60が歯合した状態で更に昇降台座34を
降下させると、図5に示すようにピニオンギア48が反
時計方向に回転し、この時、ピニオンギア48はメイン
シャフト40に固定されているので、メインシャフト4
0及びこれに固定されている補助台座42及びカセット
支持台44も一体的に反時計方向に回転することにな
る。従って、水平方向を向いていたカセットCの搬出入
口14は徐々に上向き姿勢となってくる。そして、更
に、反時計方向への回転を続け、図6に示すように最終
的にカセット支持台44を90度回転させる。このよう
にカセット支持台44を90度回転させると、カセット
Cは、チャンバ容器21のカセット搬入口22から外側
へ排出され、その排出入口14は上向き状態になされて
いる。この時のカセットCの状態は図8中において破線
で示されており、カセット搬入口22に対して平行にな
されている。
【0022】また、上記カセット支持台44の90度の
反転途中においては、チャンバ容器21の外側に設置し
たアクチュエータ手段62を駆動して係合ロッド66を
縮退させて、その先端のフック66Aをカセット支持台
44の背面支持部54に設けた係合孔68が倒れ込んで
くる場所に位置させておく。従って、カセット支持台4
4が90度反転した時には、図6に示すようにフック6
6Aが係合孔66内に挿入して両者が係合される。次
に、図7に示すように更に係合ロッド66を伸長させる
ことによって、カセット支持台44を、ヒンジ56を回
転中心として角度θだけ回転させてこれを補助台座42
から開くようにする。これにより、カセットCは、フロ
ント側に対して平行状態となる。この時のカセットCの
状態は、図8において実線で示されており、背面支持部
54でカセットCの背面を受けてこの荷重を支えること
になる。
【0023】従って、カセットCの搬出入口14は当然
のこととして上方を向くことになり、カセットCの搬出
工程が完了する。また、カセットCの搬入工程は、前記
した搬出工程と全く逆の経路をたどって行なわれること
になる。すなわち、オペレータがカセット支持台44の
背面支持部54に搬出入口14を上向き状態でカセット
Cを載置すると、アクチュエータ手段62の係合ロッド
66を縮退させてカセット支持台44を角度θだけ回転
することによってこれを閉じる。
【0024】次に、昇降台座34を徐々に上昇させる
と、ピニオンギア48が固定ラック60に沿って上昇し
てメインシャフト40が時計方向に回転し、これによ
り、カセット支持台44も時計方向に回転してチャンバ
容器21内に取り込まれることになる。そして、更に昇
降台座34の上昇を続けると、カセット支持台44が9
0度時計方向に回転してその荷重が補助台座42及び昇
降台座34に受けられ、この状態で更に上昇を続けるこ
とになる。このように、カセット支持台44を90度反
転させ、チャンバ容器21の外側に設けたアクチュエー
タ手段62により角度θだけカセット支持台44の自由
端を回転させたり、或いは、その逆の操作を行なうよう
にしたので、昇降台座32の昇降力によりカセットCの
90度の反転動作を行い、外付けのアクチュエータ手段
によりこの角度θの水平方向への回転動作を行なうこと
が可能となる。
【0025】従って、従来のカセットチャンバと比較し
て、チャンバ内にピボット機構を設ける必要がなく、ま
た、斜め方向の回転軸を設ける必要がないので、パーテ
ィクルの発生を抑制できるのみならず、構造が簡単とな
ってコストの削減を図ることができる。また、カセット
の斜め回転がなくなることから、チャンバ自体の大きさ
もコンパクト化することが可能となる。更に、パーティ
クルを発生し易いアクチュエータ手段62は、チャンバ
容器21の外側に配置しているので、これより発生した
パーティクルがウエハ面に付着することもない。また、
昇降台座34内に、例えば検査用の複数枚のダミーウエ
ハを収納できる構造としてもよい。尚、上記実施例にお
いては、被処理体として半導体ウエハを例にとって説明
したが、これに限定されず、ガラス基板、LCD基板等
にも適用し得るのは勿論である。また、本発明のカセッ
トチャンバを採用する装置は、いわゆるクラスタツール
装置に限定されない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカセット
チャンバ6によれば、次のようにすぐれた作用効果を発
揮することができる。昇降台座の昇降駆動力によりカセ
ット支持台の90度の反転操作を行い、チャンバ容器の
外側に設けたアクチュエータ手段によりこれの水平面内
における所定の角度の回転操作を行なうようにしたの
で、構造が極めて簡単となり、従来必要とされたピボッ
ト機構等を不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカセットチャンバを設けたクラスタツ
ール装置を示す上面図である。
【図2】本発明のカセットチャンバを示す側面図であ
る。
【図3】図2に示すカセットチャンバの主要部を示す部
分断面図である。
【図4】本発明のカセットチャンバの主要部の動作を示
す図である。
【図5】本発明のカセットチャンバの主要部の動作を示
す図である。
【図6】本発明のカセットチャンバの主要部の動作を示
す図である。
【図7】本発明のカセットチャンバの主要部の動作を示
す図である。
【図8】本発明のカセットチャンバとカセットとの位置
関係を示す図である。
【図9】カセットを示す斜視図である。
【図10】一般的なカセットチャンバを有するクラスタ
ツール装置を示す斜視図である。
【図11】図10に示すクラスタツール装置の平面断面
図である。
【図12】カセットチャンバ内に収容されたカセットの
状態を示す図である。
【符号の説明】
12 搬送アーム 14 搬出入口 16 進退方向 18、20 カセットチャンバ 21 チャンバ容器 22 カセット搬入口 34 昇降台座 35 昇降ロッド 40 メインシャフト 42 補助台座 44 カセット支持台 48 ピニオンギア 52 底面支持部 54 背面支持部 56 ヒンジ 58 回転機構 66 固定ラック 62 アクチュエータ手段 66 係合ロッド 68 係合孔 C カセット W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松島 圭一 山梨県韮崎市藤井町北下条2381番地の1 東京エレクトロン山梨株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被処理体を収納可能なカセットを
    収容して被処理体を搬入搬出可能とするカセットチャン
    バにおいて、前記カセットの底面を受ける底面支持部と
    背面を受ける背面支持部を有するカセット支持台と、前
    記底面支持部を展開自在に支持すると共にメインシャフ
    トに直結された補助台座と、前記メインシャフトを回転
    自在に支持すると共に前記補助台座と前記カセット支持
    台を載置した状態で昇降可能になされた昇降台座と、前
    記昇降台座が昇降することに応じて前記メインシャフト
    を回転させて前記補助台座と前記カセット支持台を略9
    0度回転させる回転機構と、カセット搬出方向へ回転さ
    れた前記カセット支持台と係合してこれを前記補助台座
    に対して所定の角度だけ水平面内に回転させるアクチュ
    エータ手段とを備えたことを特徴とするカセットチャン
    バ。
  2. 【請求項2】 前記回転機構は、前記昇降台座の昇降方
    向に起立させて設けた固定ラックと、前記メインシャフ
    トに固定して設けたピニオンギアとよりなり、前記昇降
    台座の降下に伴って前記ピニオンギアを前記固定ラック
    に歯合させて前記メインシャフトを回転させるように構
    成したことを特徴とする請求項1記載のカセットチャン
    バ。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータ手段は、チャンバ容
    器の外側に設置されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のカセットチャンバ。
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