JPH08294660A - 無機質建材の化粧方法 - Google Patents
無機質建材の化粧方法Info
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- JPH08294660A JPH08294660A JP12575895A JP12575895A JPH08294660A JP H08294660 A JPH08294660 A JP H08294660A JP 12575895 A JP12575895 A JP 12575895A JP 12575895 A JP12575895 A JP 12575895A JP H08294660 A JPH08294660 A JP H08294660A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一のスプレー装置を用い一回の塗装作業で
任意の多色斑点模様を有する化粧塗装を行うことを目的
とする。 【構成】 下塗り及び任意色彩で上塗りを施した無機質
板材表面に、色彩の異なる大小様々な塗料粒滴を保護コ
ロイド液中に独立分散させてなるマルチカラーペイント
を、スプレーにて 2〜10kg／cm2 の液圧で噴射塗装する
工程よりなる。
任意の多色斑点模様を有する化粧塗装を行うことを目的
とする。 【構成】 下塗り及び任意色彩で上塗りを施した無機質
板材表面に、色彩の異なる大小様々な塗料粒滴を保護コ
ロイド液中に独立分散させてなるマルチカラーペイント
を、スプレーにて 2〜10kg／cm2 の液圧で噴射塗装する
工程よりなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は無機質建材の化粧方法
に関し、詳しくは斑点状の模様を付する無機質建材の化
粧方法の改良に関する。
に関し、詳しくは斑点状の模様を付する無機質建材の化
粧方法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】建築用建材として繊維補強セメント板な
どの無機質建材が非常に広く使用されている。この種建
材は、同一形状、同一材質のものが大量生産可能であ
り、また木材のように天然資源を消費することがないの
で自然保護上も好都合であるなどの利点を有する。しか
し、この種無機質建材は、そのままであると地色が灰白
色〜灰黒色の無彩色で意匠性に乏しいことから、建材の
耐水性付与を兼ねて表面に各種色彩の化粧塗装を施すこ
とが一般に行われる。従来、これら塗装による化粧手段
としてエアレススプレー、ロールコータ、フローコータ
などを用いたものが公知である。
どの無機質建材が非常に広く使用されている。この種建
材は、同一形状、同一材質のものが大量生産可能であ
り、また木材のように天然資源を消費することがないの
で自然保護上も好都合であるなどの利点を有する。しか
し、この種無機質建材は、そのままであると地色が灰白
色〜灰黒色の無彩色で意匠性に乏しいことから、建材の
耐水性付与を兼ねて表面に各種色彩の化粧塗装を施すこ
とが一般に行われる。従来、これら塗装による化粧手段
としてエアレススプレー、ロールコータ、フローコータ
などを用いたものが公知である。
【０００３】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記塗装手段によ
る塗装は一般にモノトーンの化粧塗装を基調とし、ツー
トンカラーのものであっても凹凸模様の凸部と凹部とを
ロールコータで二色に塗り分ける程度で、さらに意匠性
を増すため例えば二色以上の任意色彩で斑点模様を付す
ような塗装は、実験室的には可能であっても、大量処理
することは困難であった。もっとも、エアレススプレー
を用いて斑点状の模様を付する方法として特開平3-1571
60号が開示されているが、これによって得られる斑点模
様は単一色のものであって複雑に色彩の混合した斑点模
様を付するには、それぞれの色彩に対応したエアレスス
プレー装置を用意しなければならず、設備が大がかりと
なる問題があった。
る塗装は一般にモノトーンの化粧塗装を基調とし、ツー
トンカラーのものであっても凹凸模様の凸部と凹部とを
ロールコータで二色に塗り分ける程度で、さらに意匠性
を増すため例えば二色以上の任意色彩で斑点模様を付す
ような塗装は、実験室的には可能であっても、大量処理
することは困難であった。もっとも、エアレススプレー
を用いて斑点状の模様を付する方法として特開平3-1571
60号が開示されているが、これによって得られる斑点模
様は単一色のものであって複雑に色彩の混合した斑点模
様を付するには、それぞれの色彩に対応したエアレスス
プレー装置を用意しなければならず、設備が大がかりと
なる問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、単一のエアレススプレー装置であっても任意
の多色斑点模様を有する化粧塗装ができる無機質建材の
化粧方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
点に鑑み、単一のエアレススプレー装置であっても任意
の多色斑点模様を有する化粧塗装ができる無機質建材の
化粧方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項１の無機質
建材の化粧方法は、下塗り及び任意色彩で上塗りを施し
た無機質板材表面に、色彩の異なる大小様々な塗料粒滴
を保護コロイド液中に独立分散させてなるマルチカラー
ペイントを、エアレススプレーにて 2〜10 kg／cm2 の
液圧で噴射塗装することを特徴とするものである。
建材の化粧方法は、下塗り及び任意色彩で上塗りを施し
た無機質板材表面に、色彩の異なる大小様々な塗料粒滴
を保護コロイド液中に独立分散させてなるマルチカラー
ペイントを、エアレススプレーにて 2〜10 kg／cm2 の
液圧で噴射塗装することを特徴とするものである。
【０００６】また請求項２の無機質建材の化粧方法は、
下塗り及び二色以上の任意色彩で凹部模様と凸部模様と
を塗り分けて上塗りを施した凹凸模様付き無機質板材表
面に、前記凹部模様又は凸部模様のいずれかの色彩と色
差ΔＥが1.0 以内の同色の色彩を含む色彩の異なる大小
様々な塗料粒滴を保護コロイド液中に独立分散させてな
るマルチカラーペイントを、エアレススプレーにて 2〜
10 kg ／cm2 の液圧で噴射塗装することを特徴とするも
のである。
下塗り及び二色以上の任意色彩で凹部模様と凸部模様と
を塗り分けて上塗りを施した凹凸模様付き無機質板材表
面に、前記凹部模様又は凸部模様のいずれかの色彩と色
差ΔＥが1.0 以内の同色の色彩を含む色彩の異なる大小
様々な塗料粒滴を保護コロイド液中に独立分散させてな
るマルチカラーペイントを、エアレススプレーにて 2〜
10 kg ／cm2 の液圧で噴射塗装することを特徴とするも
のである。
【０００７】請求項３の無機質建材の化粧方法は、請求
項１に記載のエアレススプレーに代え、エアスプレーを
使用したものであり、下塗り及び任意色彩で上塗りを施
した無機質板材表面に、色彩の異なる大小様々な塗料粒
滴を保護コロイド液中に独立分散させてなるマルチカラ
ーペイントを、ガン口径 2.5〜4.0mm のエアスプレーに
て吹付空気圧力 1〜3 kgf／cm2 で噴射塗装することを
特徴とするものである。
項１に記載のエアレススプレーに代え、エアスプレーを
使用したものであり、下塗り及び任意色彩で上塗りを施
した無機質板材表面に、色彩の異なる大小様々な塗料粒
滴を保護コロイド液中に独立分散させてなるマルチカラ
ーペイントを、ガン口径 2.5〜4.0mm のエアスプレーに
て吹付空気圧力 1〜3 kgf／cm2 で噴射塗装することを
特徴とするものである。
【０００８】請求項４の無機質建材の化粧方法は、請求
項２に記載のエアレススプレーに代え、エアスプレーを
使用したものであり、下塗り及び二色以上の任意色彩で
凹部模様と凸部模様とを塗り分けて上塗りを施した凹凸
模様付き無機質板材表面に、前記凹部模様又は凸部模様
のいずれかの色彩と色差ΔＥが1.0 以内の同色の色彩を
含む色彩の異なる大小様々な塗料粒滴を保護コロイド液
中に独立分散させてなるマルチカラーペイントを、ガン
口径 2.5〜4.0mm のエアスプレーにて吹付空気圧力 1〜
3 kgf／cm2 で噴射塗装することを特徴とするものであ
る。
項２に記載のエアレススプレーに代え、エアスプレーを
使用したものであり、下塗り及び二色以上の任意色彩で
凹部模様と凸部模様とを塗り分けて上塗りを施した凹凸
模様付き無機質板材表面に、前記凹部模様又は凸部模様
のいずれかの色彩と色差ΔＥが1.0 以内の同色の色彩を
含む色彩の異なる大小様々な塗料粒滴を保護コロイド液
中に独立分散させてなるマルチカラーペイントを、ガン
口径 2.5〜4.0mm のエアスプレーにて吹付空気圧力 1〜
3 kgf／cm2 で噴射塗装することを特徴とするものであ
る。
【０００９】
【作用】請求項１の無機質建材の化粧方法は、色彩の異
なる大小様々な塗料粒滴を保護コロイド液中に独立分散
させてなるマルチカラーペイントでエアレススプレー塗
装するため、ただ一回のエアレススプレー塗装で色彩の
異なる大小様々な塗料粒滴による斑点模様が得られる。
なる大小様々な塗料粒滴を保護コロイド液中に独立分散
させてなるマルチカラーペイントでエアレススプレー塗
装するため、ただ一回のエアレススプレー塗装で色彩の
異なる大小様々な塗料粒滴による斑点模様が得られる。
【００１０】なお、エアレススプレーの噴射液圧を 2〜
10 kg ／cm2 とするのは、塗料中の塗料粒滴を破壊する
ことなく噴射するためであって、 2kg／cm2 より低い液
圧であると塗料粒滴の破壊は無い反面液圧が低すぎて効
率の良いエアレススプレー塗装ができなくなり、10 kg
／cm2 を越える液圧となるとエアレススプレー塗装の効
率は良くなるものの塗料中の塗料粒滴が破壊され再現性
の良い斑点模様が得られなくなる。
10 kg ／cm2 とするのは、塗料中の塗料粒滴を破壊する
ことなく噴射するためであって、 2kg／cm2 より低い液
圧であると塗料粒滴の破壊は無い反面液圧が低すぎて効
率の良いエアレススプレー塗装ができなくなり、10 kg
／cm2 を越える液圧となるとエアレススプレー塗装の効
率は良くなるものの塗料中の塗料粒滴が破壊され再現性
の良い斑点模様が得られなくなる。
【００１１】請求項２の無機質建材の化粧方法は、予め
二色に色分け塗装された無機質建材表面に複雑な塗り分
け斑点模様を付するようにしたものであって、凹部又は
凸部模様のいずれかの表面の斑点色彩が他の凸部又は凹
部模様の斑点色彩の種類より少なく見えるようにしたも
のである。
二色に色分け塗装された無機質建材表面に複雑な塗り分
け斑点模様を付するようにしたものであって、凹部又は
凸部模様のいずれかの表面の斑点色彩が他の凸部又は凹
部模様の斑点色彩の種類より少なく見えるようにしたも
のである。
【００１２】従って、塗料粒滴の一つの色彩を凹部又は
凸部模様表面の色彩に対し色差ΔＥが1.0 以内の同色の
色彩とすることにより他方の斑点色彩が一種類だけ少な
く見えることとなる。色差ΔＥが1.0 以内とするのは、
この作用効果を発揮させるためであって、色差ΔＥが1.
0 を越えるとその色彩が目立つこととなり、多色斑点模
様の作用効果が得られない。
凸部模様表面の色彩に対し色差ΔＥが1.0 以内の同色の
色彩とすることにより他方の斑点色彩が一種類だけ少な
く見えることとなる。色差ΔＥが1.0 以内とするのは、
この作用効果を発揮させるためであって、色差ΔＥが1.
0 を越えるとその色彩が目立つこととなり、多色斑点模
様の作用効果が得られない。
【００１３】請求項３及び４は、請求項１、２で使用し
たエアレススプレーにに代えエアスプレーを使用したも
のであり、従来のエアスプレー装置を使用することによ
り実施を容易化したものである。なお、吹付空気圧力を
1〜3 kgf／cm2 とするのは、 1 kgf／cm2 より低い圧
力であると塗料粒滴の破壊は無い反面吹付空気圧が低す
ぎて効率の良いエアスプレー塗装ができなくなり、 3 k
gf／cm2 を越えるとエアスプレー塗装の効率は良くなる
ものの塗料中の塗料粒滴が破壊され再現性の良い斑点模
様が得られなくなるからである。
たエアレススプレーにに代えエアスプレーを使用したも
のであり、従来のエアスプレー装置を使用することによ
り実施を容易化したものである。なお、吹付空気圧力を
1〜3 kgf／cm2 とするのは、 1 kgf／cm2 より低い圧
力であると塗料粒滴の破壊は無い反面吹付空気圧が低す
ぎて効率の良いエアスプレー塗装ができなくなり、 3 k
gf／cm2 を越えるとエアスプレー塗装の効率は良くなる
ものの塗料中の塗料粒滴が破壊され再現性の良い斑点模
様が得られなくなるからである。
【００１４】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【００１５】〔実施例１〕表面が平滑な繊維補強セメン
ト板の表面に、プライマー塗装及び白色系顔料を添加し
たアクリル樹脂系エマルジョンにより上塗を行い乾燥さ
せて上塗りを施した繊維補強セメント板を得た。次い
で、この繊維補強セメント板表面に、茶色、白色及び灰
色の三色の大小様々な塗料粒滴を保護コロイド液中に独
立分散させてなる表１配合のマルチカラーペイントをエ
アエアレススプレで表２に示す液圧として、塗布量 100
〜250g／m2で噴射塗装した。その化粧状態は表２右欄に
示す通りであった。なお、上記において保護コロイドと
は、塗料粒滴を水溶性樹脂でコートし、水中分散したも
のをいい、一般にはゾラコートとして知られているもの
である。
ト板の表面に、プライマー塗装及び白色系顔料を添加し
たアクリル樹脂系エマルジョンにより上塗を行い乾燥さ
せて上塗りを施した繊維補強セメント板を得た。次い
で、この繊維補強セメント板表面に、茶色、白色及び灰
色の三色の大小様々な塗料粒滴を保護コロイド液中に独
立分散させてなる表１配合のマルチカラーペイントをエ
アエアレススプレで表２に示す液圧として、塗布量 100
〜250g／m2で噴射塗装した。その化粧状態は表２右欄に
示す通りであった。なお、上記において保護コロイドと
は、塗料粒滴を水溶性樹脂でコートし、水中分散したも
のをいい、一般にはゾラコートとして知られているもの
である。
【００１６】
【表１】
【００１７】
【表２】
【００１８】表２より明らかなように、白色系上塗塗装
面表面に、各種色彩の斑点模様が一回のエアレススプレ
ー塗装により得られた。なお、液圧と塗装状態との関係
は10 kgf/cm2以下であれば完全な斑点模様となったが、
2kgf/cm2 より低い液圧となると均一な吹付が不可能と
なり、安定した仕上がりとならす、10 kgf/cm2を越える
液圧となると、塗料粒滴が破壊され輪郭の明瞭な斑点模
様が得られなくなった。従って、 2〜10kgf/cm2 の範囲
の液圧が適当であることが判明した。
面表面に、各種色彩の斑点模様が一回のエアレススプレ
ー塗装により得られた。なお、液圧と塗装状態との関係
は10 kgf/cm2以下であれば完全な斑点模様となったが、
2kgf/cm2 より低い液圧となると均一な吹付が不可能と
なり、安定した仕上がりとならす、10 kgf/cm2を越える
液圧となると、塗料粒滴が破壊され輪郭の明瞭な斑点模
様が得られなくなった。従って、 2〜10kgf/cm2 の範囲
の液圧が適当であることが判明した。
【００１９】〔実施例２〕実施例１におけるエアレスス
プレーに代え、エアスプレーを使用し、表３に示す空気
吹付圧力として、塗布量 100〜250g／m2で噴射塗装し
た。その化粧状態は表３右欄に示す通りであった。
プレーに代え、エアスプレーを使用し、表３に示す空気
吹付圧力として、塗布量 100〜250g／m2で噴射塗装し
た。その化粧状態は表３右欄に示す通りであった。
【００２０】
【表３】
【００２１】表３より明らかなように、吹付圧力と塗装
状態との関係は、3 kgf/cm2 以下であれば完全な斑点模
様となったが、1kgf/cm2より低い吹付圧力となると均一
な吹付が不可能となり、安定した仕上がりとならず、 3
kgf/cm2を越える液圧となると、塗料粒滴が破壊され輪
郭の明瞭な斑点模様が得られなくなった。従って、1〜3
kgf/cm2 の範囲の吹付空気圧が適当であることが判明
した。
状態との関係は、3 kgf/cm2 以下であれば完全な斑点模
様となったが、1kgf/cm2より低い吹付圧力となると均一
な吹付が不可能となり、安定した仕上がりとならず、 3
kgf/cm2を越える液圧となると、塗料粒滴が破壊され輪
郭の明瞭な斑点模様が得られなくなった。従って、1〜3
kgf/cm2 の範囲の吹付空気圧が適当であることが判明
した。
【００２２】〔実施例３〕縦横45cm×300cm 、表面に5c
m ×10cmの間隔で深さ4mm の煉瓦目地様の凹溝を設けた
表面凹凸模様付きの繊維補強セメント板表面に、まず全
面にプライマー塗装をした後、全面に白色系顔料を添加
したアクリル樹脂系エマルジョンをフローコータで塗装
し乾燥させ、次いで灰色系顔料を添加したアクリル樹脂
系エマルジョンをロールコータで凸部模様表面を塗装
し、目地部が白色、凸部が灰色のツートンカラー塗装と
された繊維補強セメント板を得た。
m ×10cmの間隔で深さ4mm の煉瓦目地様の凹溝を設けた
表面凹凸模様付きの繊維補強セメント板表面に、まず全
面にプライマー塗装をした後、全面に白色系顔料を添加
したアクリル樹脂系エマルジョンをフローコータで塗装
し乾燥させ、次いで灰色系顔料を添加したアクリル樹脂
系エマルジョンをロールコータで凸部模様表面を塗装
し、目地部が白色、凸部が灰色のツートンカラー塗装と
された繊維補強セメント板を得た。
【００２３】次に、実施例１における白色塗料粒滴を目
地部の白色に対し色差ΔＥ1.0 以下とし、他の塗料粒滴
の色彩は実施例１と同様としたマルチカラーペイントを
使用した他は、実施例１と同じ条件でエアレススプレー
ガンにより塗装を行った。その化粧状態の結果は表４に
示す通りであった。
地部の白色に対し色差ΔＥ1.0 以下とし、他の塗料粒滴
の色彩は実施例１と同様としたマルチカラーペイントを
使用した他は、実施例１と同じ条件でエアレススプレー
ガンにより塗装を行った。その化粧状態の結果は表４に
示す通りであった。
【００２４】
【表４】
【００２５】〔実施例４〕実施例３におけるエアレスス
プレーに代え、エアスプレーを使用し、表５に示す空気
吹付圧力として、塗布量 100〜250g／m2で噴射塗装し
た。その化粧状態は表５右欄に示す通りであった。
プレーに代え、エアスプレーを使用し、表５に示す空気
吹付圧力として、塗布量 100〜250g／m2で噴射塗装し
た。その化粧状態は表５右欄に示す通りであった。
【表５】
【００２６】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、ただ一
回のエアレススプレー塗装で、任意の多色斑点模様を得
ることができ、意匠性に富む化粧塗装を迅速かつ容易に
実施することが可能となるのである。また、請求項２の
発明によれば、下地色との関係で多色模様の色の種類の
現れ方を異ならすことができ、さらに意匠性に富む化粧
塗装が迅速かつ容易に実施することが可能となるのであ
る。請求項３又は４によれば、スプレー装置として、従
来一般的に使用されているエアスプレー装置を使用でき
るので実施が容易となる効果を有する。
回のエアレススプレー塗装で、任意の多色斑点模様を得
ることができ、意匠性に富む化粧塗装を迅速かつ容易に
実施することが可能となるのである。また、請求項２の
発明によれば、下地色との関係で多色模様の色の種類の
現れ方を異ならすことができ、さらに意匠性に富む化粧
塗装が迅速かつ容易に実施することが可能となるのであ
る。請求項３又は４によれば、スプレー装置として、従
来一般的に使用されているエアスプレー装置を使用でき
るので実施が容易となる効果を有する。
Claims (4)
- 【請求項１】 下塗り及び任意色彩で上塗りを施した無
機質板材表面に、色彩の異なる大小様々な塗料粒滴を保
護コロイド液中に独立分散させてなるマルチカラーペイ
ントを、エアレススプレーにて 2〜10 kgf／cm2 の液圧
で噴射塗装することを特徴とする無機質建材の化粧方
法。 - 【請求項２】 下塗り及び二色以上の任意色彩で凹部模
様と凸部模様とを塗り分けて上塗りを施した凹凸模様付
き無機質板材表面に、前記凹部模様又は凸部模様のいず
れかの色彩と色差ΔＥが1.0 以内の同色の色彩を含む色
彩の異なる大小様々な塗料粒滴を保護コロイド液中に独
立分散させてなるマルチカラーペイントを、エアレスス
プレーにて 2〜10 kgf／cm2 の液圧で噴射塗装すること
を特徴とする無機質建材の化粧方法。 - 【請求項３】 下塗り及び任意色彩で上塗りを施した無
機質板材表面に、色彩の異なる大小様々な塗料粒滴を保
護コロイド液中に独立分散させてなるマルチカラーペイ
ントを、ガン口径 2.5〜4.0mm のエアスプレーにて吹付
空気圧力 1〜3 kgf／cm2 で噴射塗装することを特徴と
する無機質建材の化粧方法。 - 【請求項４】 下塗り及び二色以上の任意色彩で凹部模
様と凸部模様とを塗り分けて上塗りを施した凹凸模様付
き無機質板材表面に、前記凹部模様又は凸部模様のいず
れかの色彩と色差ΔＥが1.0 以内の同色の色彩を含む色
彩の異なる大小様々な塗料粒滴を保護コロイド液中に独
立分散させてなるマルチカラーペイントを、ガン口径
2.5〜4.0mm のエアスプレーにて吹付空気圧力 1〜3 kg
f／cm2で噴射塗装することを特徴とする無機質建材の化
粧方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12575895A JPH08294660A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 無機質建材の化粧方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12575895A JPH08294660A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 無機質建材の化粧方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08294660A true JPH08294660A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14918097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12575895A Pending JPH08294660A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 無機質建材の化粧方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08294660A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002263561A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-17 | Fujikura Kasei Co Ltd | 模様塗膜の形成方法 |
| JP2005246370A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-09-15 | Sk Kaken Co Ltd | 模様面の形成方法 |
| JP2008142691A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-06-26 | Sk Kaken Co Ltd | 塗装方法 |
| JP2008178854A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-08-07 | Sk Kaken Co Ltd | 塗装方法 |
| JP2008221197A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-25 | Sk Kaken Co Ltd | 塗装方法 |
| JP2009241007A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Bekku Kk | 塗装方法 |
| JP2009248068A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-10-29 | Bekku Kk | 塗装方法 |
| JP2011025173A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Bekku Kk | 模様面の形成方法 |
| CN102776994A (zh) * | 2012-08-13 | 2012-11-14 | 上海大学 | 仿花岗岩多彩涂料墙面的施工方法 |
| JP2021058818A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 関西ペイント株式会社 | 屋根の装飾塗装方法 |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP12575895A patent/JPH08294660A/ja active Pending
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