JPH08294585A - 電動鋏 - Google Patents

電動鋏

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JPH08294585A
JPH08294585A JP12583295A JP12583295A JPH08294585A JP H08294585 A JPH08294585 A JP H08294585A JP 12583295 A JP12583295 A JP 12583295A JP 12583295 A JP12583295 A JP 12583295A JP H08294585 A JPH08294585 A JP H08294585A
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JP
Japan
Prior art keywords
motor
blade
switch
blade bodies
opened
Prior art date
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Pending
Application number
JP12583295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Uchida
洋志 内田
Seiji Katayama
誠司 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ito Denki Co Ltd
Original Assignee
Ito Denki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ito Denki Co Ltd filed Critical Ito Denki Co Ltd
Priority to JP12583295A priority Critical patent/JPH08294585A/ja
Publication of JPH08294585A publication Critical patent/JPH08294585A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本体1の先端部に装着した一組の刃体2,3
を、モータ5の回転によって開閉駆動する電動鋏におい
て、作動スイッチの操作によって刃体が開閉運動をし、
刃体が最大に開いた位置で停止する使用状態と、刃体を
寸動させ任意の開閉位置で刃体の動きを停止させる使用
状態を使い分けることができるようにする。 【構成】モータ5の正回転回路と逆回転回路をメインス
イッチであるスイッチSW1 によって切替え可能とし、正
回転回路には刃体2,3が最大に開いた位置を検出する
検出手段を設け、本体の上下対向位置に配置した作動ス
イッチであるSW2 ,SW3を操作することによって作動を
開始し、一旦作動したモータは刃体2,3が最大に開い
た位置までの回転を継続する自己保持回路を備えるとと
もに、逆回転回路は、作動スイッチの操作に即応して回
転駆動するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチの操作によっ
てモータが回転し、その回転によって刃体が開閉駆動さ
れる電動鋏に関し、より詳しくは一回のスイッチ操作に
より一作動して刃体が最大に開いた状態に停止する通常
の作業状態とは別に、スイッチの切替え操作によって任
意の開閉位置においても刃体を停止することができるよ
うにした電動鋏に係る発明である。
【0002】
【従来の技術】従来の電動鋏は、スイッチを入れると刃
体が連続的に開閉操作を行い、スイッチを切るタイミン
グによって刃体の開き角度が一定せず、次の作業に支障
を生じる欠点があった。この欠点を解消するため、特開
昭63−317181号公報には、常に刃体が最大に開
いた状態で刃体の開閉が終了するように制御する思想が
開示されている。また、実公平2−23237号公報に
は、切断材料が切断能力を越えた時に備え、モータの過
電流を検出してモータを逆回転させ、切断刃を開放位置
で停止させる電動切断工具の思想が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スイッチの入り切り操
作が、そのまま刃体の開閉となるものでは刃体の停止位
置が一定せず、次回の作業に支障を来すため鋏としての
操作性が悪い。また、特開昭63−317181号に開
示される、常に刃体が最大に開放した状態で停止するも
のでは、刃体が開いた状態のまま持ち運びを行う必要が
あり、危険であり鋏の保管や取扱いに支障をきたす欠点
があった。実公平2−23237号公報に開示された逆
回転機能を備えた電動切断工具においても、刃体(切断
刃)を任意位置に停止させることができない。
【0004】上記、従来技術の欠点に鑑み、本発明は通
常の使用状態では刃体が最大に開いた状態で停止させる
ことができるとともに、スイッチの切替え操作によって
刃体を任意の開閉位置に停止させることができるように
し、作業終了時や持ち運びのために、刃体が閉じた状態
で停止させることができ、上記、従来技術の欠点を解消
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】刃体を開閉駆動するモー
タ5の回転駆動回路に、モータ5の正回転回路と逆回転
回路を設けて切替え可能とする。モータの正回転回路に
は、刃体2,3が最大に開いた位置を検出する検出手段
を設け、一回のスイッチ操作によって刃体2,3が最大
に開いた位置まで回転を継続する自己保持回路を備え
る。一方、モータ5の逆回転回路は、作動スイッチの操
作にのみ対応してモータ5を逆回転駆動するようにす
る。
【0006】
【作用】メインスイッチであるスイッチの切替えによっ
て、モータの正回転回路に接続した状態で、作動スイッ
チを操作し通電させるとモータが正回転をし、作動スイ
ッチが切れている状態でも一作動を行って刃体が開放さ
れた位置で停止し、次の作業時には刃体が開いた状態で
切断の作業を開始できる。作業終了時や、刃体2,3が
被切断物に噛み込んで停止するようなトラブルが発生し
たときには、スイッチを切り換えてモータ5の逆回転回
路に接続する。この状態では、作動スイッチを操作した
時だけ、モータが逆回転を行うため、被切断物に噛み込
んで停止した刃体2,3は逆方向に動いて開放し、トラ
ブルを解消する。また、作業終了時には、刃体の位置を
任意位置で停止させることができるため、刃体を閉じた
状態で保管その他の扱いを行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明電動鋏の実施例を、添付の図面
に基づいて説明する。図1は電動鋏全体の縦断面図であ
って、本体1の先端部には一組の刃体2,3を軸4で軸
支し、本体1内のモータ5の回転を刃体2,3の開閉運
動に変換することによって駆動している。
【0008】モータ5の回転運動を、刃体2,3の開閉
運動に変換するには、モータの高速回転を減速器6によ
って減速し、減速器から出力される出力軸7でカム8を
回転させ、図3に示すようにカム8の正面に刻設したカ
ム溝9に刃体2,3の後端部を係合させることによっ
て、カム溝9の形状にしたがって刃体2,3が開閉する
ようにすることができる。図2に示す実施例では、カム
8はカム溝9の外周を形成し、その内方を凹所とした雌
カム8a,と外周がカム溝9の内周を形成する雄カム8bを
組み合わせて一つのカム8とし、正面に刃体2,3の後
端部が係合するカム溝9が形成されるようにしている。
カム8の背面には、図4に示すように正面のカム溝9の
形状と対応させて刃体2,3の開閉位置を検出するため
の、位置検出カム面10を外周面に形成している。
【0009】本体1の後端部には、メインスイッチであ
って三点切替えを行うスイッチSW1が、本体中間部の上
下対向位置には、作業者が手に持ったときに始めて同時
に操作することができる作動スイッチであるスイッチSW
2 ,SW3 を配置している。また、カム8の背面には位置
検出カム面10に当接し、刃体2,3が最大に開いた位置
において接続状態の回路を切断する位置検出のためのス
イッチSW4 を配置している。図中、11は制御回路基板で
ある。
【0010】図5は、制御装置の一例を示す回路図で、
図6は制御作動状況、作業の順序を示す流れ図であり、
この図5,図6に基づいて本発明に係る電動鋏の作動を
説明する。まず、通常の切断作業を行う場合、メインス
イッチであるスイッチSW1 をON接点に接続して待機す
る。
【0011】被切断物を刃体2,3の間に挟んで、スイ
ッチSW2 とSW3 をON作動させると、リレーRY1 のa接点
がつながりモータ5が正回転する。モータ5が少しでも
回転すると、カム8が回転し刃体が最大に開いた位置を
検出して切り状態であったスイッチSW4 が入り、リレー
RY1 を励磁することによりリレーRY1 のa接点を接続状
態に維持し、スイッチSW2 とSW3 が切れた状態であって
もモータ5は正回転を継続する。スイッチSW2 とSW3 が
切れた状態でモータ5は回転を続け、カム8が一定角度
回転を行うと鋏の刃体2,3が最大に開いた位置を検出
し、位置検出カム面に連動しているスイッチSW4 が切
れ、リレーRY1 の励磁が遮断されることによってモータ
5の回転が停止する。したがってこの停止位置は常に、
刃体2,3が最大に開いた状態である。
【0012】勿論、作動スイッチを意識的に入り状態に
維持し、スイッチSW2 とSW3 がON状態にあれば、スイッ
チSW4 が入った瞬間にもリレーRY1 が励磁状態にあっ
て、次の工程としてモータは回転を続ける。そして、最
終的にスイッチSW2 とSW3 が切れたのち、次の刃体2,
3が最大に開いた位置において、モータ5の回転が停止
する。なお、図5に示す実施例では、モータの両端子と
電気的に接続状態にあるリレーRY1 のb接点とリレーRY
2 のb接点が短絡状態になり、モータ5の回転子はブレ
ーキ状態となって瞬時に停止する。
【0013】上記動作を繰り返し、必要な作業を継続す
るが、作業中すなわちモータの作動中に、例えば刃体
2,3の間に切断能力以上の丈夫な被切断物が入るなど
によって、切断不能状態に陥り過負荷状態が出現する
と、モータと直列に接続されている過電流防止抵抗PT
(一定値以上の電流が流れると発熱して抵抗値が増加す
る抵抗)が機能し、モータ5への過大な電流の供給が防
止されモータは停止する。ただし、この場合はモータに
対し通電状態にあって過電流防止抵抗PTの機能によって
電流の流れが制限されている状態にあるため、モータの
焼損は無いが早急にモータの停止もしくは逆回転動作を
行うことが望ましい。
【0014】作業が完了し、電動鋏の刃体を閉じた状態
に停止させたい場合や、作業中に過負荷によって刃体の
作動が停止したような場合は、モータ5を逆回転させて
刃体2,3を駆動する。モータ5を逆回転させるには、
メインスイッチであるスイッチSW1 をオフ接点に自動復
帰するモーメンタリー接点であるM接点に入れ、かつ、
作動スイッチであるスイッチSW2 ,SW3 を入り状態にす
るとリレーRY2 が励磁され、リレーRY2のa接点が接続
される。これにより、モータ5には前記正回転とは逆方
向に電流が流れ、モータ5はスイッチSW1 のM接点及び
スイッチSW2 ,SW3 が入り状態にある間のみ逆回転を続
け、スイッチSW1 のM接点やスイッチSW2 ,SW3 が切れ
ると同時にモータは停止する。
【0015】図示実施例では、逆回転中の停止動作に際
しては、正回転中の停止の場合と同様にリレーRY1 のb
接点とリレーRY2 のb接点が短絡状態になり、モータ5
の回転子はブレーキ状態となって瞬時に停止する。した
がって、スイッチSW2 ,SW3もしくはスイッチSW1 の操
作によって逆回転の寸動操作が可能で、被切断物に噛み
込んだ刃体を外したり、例えば閉位置といった所望の開
閉位置で正確に刃体の開閉を停止させることができる。
【0016】本発明の実施例では、作動スイッチである
スイッチSW2 とSW3 を本体1の上下対向位置の二箇所に
配置し二つのスイッチSW2 とSW3 が両方とも入った状態
で回路がつながるようにしている。したがって、作業者
は本体1をしっかりと握った状態で始めてスイッチSW2
とSW3 の両スイッチを片手の手指で操作することが可能
となり、例えば何かがスイッチに当たって不用意に刃体
が作動するようなことがなく、安全に作業を行うことが
できる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の本発明電動鋏によれば、
作動スイッチを一度操作することによって刃体が一動作
を行い開状態で停止する使用状態と、作動スイッチの操
作時のみ開閉運動を行う寸動の使用状態を使い分けるこ
とができると。これにより、作業に便利な作動スイッチ
を一度操作することによって刃体が一動作を行い開状態
で停止する状態で使用しながら、作業の終了時などには
メインスイッチを逆回転回路に切替え、寸動のスイッチ
操作によって刃体が閉じた状態など任意開閉位置で停止
させ、安全に取り扱うことができる。また、刃体が被切
断物に噛み込んだような異常時には、刃体を必要量だけ
逆方向に作動させて異常事態を速やかに解消することが
できる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、刃体の開閉
作動を、二つの作動スイッチを同時に操作したときにの
み作動するようにできるため、不用意に刃体が開閉する
ことがなく、安全な電動鋏とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電動鋏の実施例を示す、鋏全体の縦断面
図、
【図2】図1の実施例の、刃体の駆動部のみを拡大して
示す縦断面図、
【図3】刃体を駆動するカムの正面図、
【図4】刃体を駆動するカムの背面図、
【図5】本発明電動鋏の制御装置の一例を示す回路図、
【図6】本発明電動鋏の制御、作動の過程を示す流れ
図。
【符号の説明】
1…本体、 2,3…刃体、 5…モータ、 8…カ
ム、 9…カム溝、 10…位置検出カム面、 SW1 〜SW
4 …スイッチ、 RY1 ,RY2 …リレー、 PT…過電流防
止抵抗。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体1の先端部に装着した一組の刃体2,
    3をモータ5の回転によって開閉駆動する電動鋏におい
    て、 モータ5の正回転回路と、モータ5の逆回転回路とを設
    けて切替え可能とし、それぞれ作動スイッチによって回
    転駆動させるとともに、モータの正回転回路には刃体
    2,3の最大に開いた位置を検出する検出手段を設け、
    起動したモータは刃体が最大に開いた位置まで回転を継
    続する自己保持回路を備え、モータ5の逆回転回路は作
    動スイッチの操作に対応してモータ5を逆回転させ、刃
    体2,3を駆動するようにしたことを特徴とする電動
    鋏。
  2. 【請求項2】モータを回転駆動させる作動スイッチは、
    電動鋏本体1の二箇所に設けたスイッチを同時に操作す
    ることによってのみ作動するようにしてなる請求項1記
    載の電動鋏。
JP12583295A 1995-04-25 1995-04-25 電動鋏 Pending JPH08294585A (ja)

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JP12583295A JPH08294585A (ja) 1995-04-25 1995-04-25 電動鋏

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JP12583295A JPH08294585A (ja) 1995-04-25 1995-04-25 電動鋏

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100426056B1 (ko) * 2002-02-28 2004-04-14 이형기 전동 전지가위
JP2008516662A (ja) * 2004-10-18 2008-05-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ はさみ及びはさみの駆動装置
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WO2017204198A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 株式会社Gsユアサ 電動工具

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