JPH08293767A - 三角波発振回路 - Google Patents

三角波発振回路

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JPH08293767A
JPH08293767A JP9398195A JP9398195A JPH08293767A JP H08293767 A JPH08293767 A JP H08293767A JP 9398195 A JP9398195 A JP 9398195A JP 9398195 A JP9398195 A JP 9398195A JP H08293767 A JPH08293767 A JP H08293767A
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triangular wave
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JP9398195A
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Tetsuji Oya
哲司 大矢
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はDCーDCコンバータに発振信号を
供給する為の三角波発振回路に係り、特に複数の三角波
発生回路を同期運転する場合、それぞれの三角波発生回
路の波高値が一致し、波高値に達する時間に差がなく、
安定した同期運転を可能とするものである。 【構成】 本発明は、複数の三角波発生回路を並列接続
し、同期運転する三角波発振回路であり、三角波発生回
路I、II、・・・の三角波出力6a間をそれぞれ接続
し、リファレンス電圧の出力6b間もそれぞれ接続する
ことにより、三角波発生回路の基準電圧を一定とし、各
三角波発生回路間で三角波信号の発振タイミングを一定
とし、安定した三角波発振出力を得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器の電子回路
で使用するDCーDCコンバータに係り、特DCーDC
コンバータに発振信号を供給する為の三角波発振回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ等の電子機器には、DC- DCコンバータ、増幅回
路等、多くの電子回路がICチップ等の形態で組み込ま
れている。この中で、DCーDCコンバータは上記電子
回路が使用する複数の直流電圧を作成する回路であり、
その入力には例えば三角波発振信号をPWM(パルス幅
変調)して得られたパルス信号を使用する。この為、上
述の様な用途に使用される三角波発振信号は、高周波で
あり、高精度であることが要求される。
【0003】また、電子回路内には複数のDCーDCコ
ンバータが使用され、各コンバータ毎に三角波発振信号
を作成する場合、複数の発振信号を使用し、発振周波数
も複数となる。しかし、かかる場合、発振信号に対する
ノイズ対策も発振周波数毎に行う必要があり複雑な回路
となる為、通常複数の三角波発振回路を同期運転し、複
数のDCーDCコンバータに三角波発振信号を供給して
いる。
【0004】以下に示す回路は複数の発振回路を同期運
転する例であり、特に同図には同期運転する発振回路の
回路図を示す。 (イ)、発振回路として、図7に示す回路が知られてい
る。この発振回路を複数同期運転する場合、同図の接続
点F(以下F点という、また以後本明細書においてA
点、B点、・・・の表現を使用するが、これらは接続点
A、接続点B、・・・の意味である)の三角波出力部
は、不図示の他の発振回路の三角波出力部F点と接続さ
れている。以下、図7に示す発振回路の回路動作を説明
する 先ずF点の電位がA点の電位より低い時、トランジスタ
Q8はオンし、トランジスタQ3はオフする。この為、
トランジスタQ4のベースにはベース電流が流れ、トラ
ンジスタQ4をオンし(尚、トランジスタQ7もオンで
ある)、B点の電位をVcc−VBE(トランジスタQ4の
ベース- エミッタ間電圧)とし、C点の電位をVcc−i
1・R6−VBE(トランジスタQ7のベース- エミッタ
間電圧)とする。したがって、C点の電位はB点の電位
より低く(Vc <VB )、トランジスタQ2がオンし
(尚、トランジスタQ1はオフ)、所定電流(i3 −i
4 )によってコンデンサCf を充電する。また、コンデ
ンサCf の充電を開始する時点では、上述の様にVc <
VB であり、D点の電位はE点の電位より高いのでトラ
ンジスタQ5がオンし、トランジスタQ6はオフとな
る。したがって、トランジスタQ6には電流が流れず、
電流i2 は・・抵抗R3→トランジスタQ5・・を流
れ、A点の電位は(Vcc−VBE−i2 ・R3)となる。
【0005】一方、コンデンサCf への充電が進むと、
F点の電位は徐々に上昇し、上述のA点の電位(Vcc−
VBE−i2 ・R3)を越えると、上述とは逆にトランジ
スタQ3がオンし、トランジスタQ8はオフする。この
様にトランジスタQ3とQ8のオン、オフが逆転する
と、C点の電位はB点の電位より高くなり(Vc >V
B)、トランジスタQ2がオフし(尚、トランジスタQ
1はオンし)、コンデンサCf ヘの充電を停止すると共
に、コンデンサCf に蓄積された電荷を放電する。ま
た、コンデンサCf が放電を開始する時のA点の電位
は、トランジスタQ5がオフ、トランジスタQ6がオン
であることから、電流i2 は・・抵抗R3→抵抗R4・
・を流れ、しかも抵抗R1には電流i1 が流れることか
ら、(Vcc−i1・R1−VBE−i2 ・(R3+R
4))となる。
【0006】一方、コンデンサCf から電荷が放電し、
F点の電位がA点の電位より低くなると、トランジスタ
Q3とQ8のオン、オフが再度反転する。したがって、
上述の処理を繰り返すことにより、F点の電位は高電位
(Vcc−VBE−i2 ・R3)と低電位(Vcc−i1 ・R
1−VBE−i2 ・(R3+R4))を繰り返す三角波信
号となり、F点から出力を取り出すことにより、三角波
の発振信号を得ることができる。
【0007】尚、上述の様に発振回路が三角波信号を出
力する間、不図示の他の発振回路も三角波信号を出力す
る。この時の三角波信号の波高値は上述の発振回路の波
高値と同じであり、不図示の他の発振回路のF点の電位
も高電位(Vcc−VBE−i2・R3)と低電位(Vcc−
i1 ・R1−VBE−i2 ・(R3+R4))を繰り返す
三角波信号である。 (ロ)一方、図8は従来の発振回路の他の例である。
尚、この例の場合もA点の出力は発振回路の基準電圧
(リファレンス電圧)であり、F点の出力は本回路の三
角波発振出力である。また、発振回路のF点は同一構成
の他の発振回路のF点に接続されている。
【0008】以下、この回路の回路動作を簡単に説明す
ると、先ず、F点の電位がA点の電位より低い時、トラ
ンジスタQ11がオンし、トランジスタQ12がオフ
し、トランジスタQ13、Q14もオンである。したが
って、C点の電位はB点の電位より高くなり(Vc >V
B )、ベースが共通であるトランジスタQ18〜Q20
がオンとなり、同じくベースが共通であるトランジスタ
Q15〜Q17はオフとなり、トランジスタQ21はオ
ンし、トランジスタQ22はオフする。したがって、ト
ランジスタQ21のコレクタに接続するコンデンサCf
はトランジスタQ21を介して流れる電流i1 によって
充電される。また、この時のA点の電位はトランジスタ
Q15がオフであり、抵抗R14に電流は流れず、抵抗
R13に流れる電流i5 による電圧降下分だけである。
したがって、A点の電位は(Vcc−i5 ・R13)とな
る。
【0009】一方、コンデンサCf への充電が進むと、
F点の電位は徐々に上昇し、上述のA点の電位(Vcc−
i5 ・R13)を越えると、トランジスタQ12がオン
し、トランジスタQ11がオフする。この様に、トラン
ジスタQ11とQ12のオン、オフが逆転すると、以後
の動作論理も逆転し、トランジスタQ13がオンし(ト
ランジスタQ14はオフ)、C点の電位はB点の電位よ
り低くなり(Vc <VB )、トランジスタQ18〜Q2
0がオフ、トランジスタQ15〜Q17がオンとなり、
トランジスタQ21をオフ、トランジスタQ22をオン
する。したがって、コンデンサCf への電荷の蓄積は終
わり、以後コンデンサCf に蓄積された電荷は放電す
る。また、コンデンサCf が放電を開始する時のA点の
電位は、トランジスタQ15がオンであることから、抵
抗R13には電流i4 とi5 が流れ、抵抗R14には電
流i4 が流れることから、(Vcc−R13・(i4 +i5
)−R14・i4 )となる。
【0010】したがって以後、コンデンサCf から電荷
が放電し、F点の電位がA点の電位より低下すると、ト
ランジスタQ11とQ12のオン、オフが再度反転し、
上述の処理を繰り返ことにより、F点の電位は高電位
(Vcc−i5 ・R13)と低電位(Vcc−R13・(i4 +
i5 )−R14・i4 )を繰り返す。そして、例えばF点
から出力を取り出すことにより、上述の高電位と低電位
を繰り返す三角波を発振する。
【0011】この回路の場合にも上述と同様、発振回路
が三角波信号を出力する間、他の不図示の発振回路も三
角波信号を出力し、この時の三角波信号の波高値は上述
の発振回路の波高値と同じであり、F点の電位は高電位
(Vcc−i5 ・R3)と低電位(Vcc−R13・(i4 +
i5 )−R14・i4 )を繰り返す三角波信号である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の発振回路
では以下の様な問題が発生する。先ず、上述の(イ)の
発振回路から出力する三角波信号は、高電位(Vcc−V
BE−i2 ・R3)と低電位(Vcc−i1 ・R1−VBE−
i2 ・(R3+R4))を繰り返す三角波信号であり、
高電位の値及び低電位の値にはトランジスタのVBE値、
及び電流値が影響する。すなわち、高電位の値にはトラ
ンジスタQ4のVBE値、電流i2 の電流値が影響し、低
電位の値にはトランジスタQ4のVBE値、電流i1 、i
2 の電流値が影響する。したがって、例えば温度が変化
した場合にはVBE値も変化し、三角波の波高値は変動す
る。また、電流i1 、又はi2 の電流値が変化すれば、
これによっても抵抗R1、R3、R4による電圧降下分
が変化し、三角波の波高値は変動する。
【0013】また、上述の(ロ)の発振回路について
も、発振回路から出力する三角波信号の波高値は(Vcc
−i5 ・R13)と(Vcc−R13・(i4 +i5 )−R14
・i4)であり、トランジスタのVBE値は含まれない
が、電流i4 、又はi5 の電流値が波高値に含まれ、
(イ)で示した発振回路の場合と同様、三角波の波高値
は変動する。
【0014】発振回路で生じる上述の波高値の変動は発
振回路毎に異なり、複数の発振回路の周期を同期させて
運転する場合問題となる。すなわち、同期運転する為並
行に接続されている一の発振回路から出力する三角波信
号の波高値と、他の発振回路から出力する三角波信号の
波高値は一致せず、同期運転は困難となる。
【0015】図9はこの様子を示す図である。例えば、
一の発振回路から出力される三角波信号(同図に実線で
示す)の波高値がVh,Vl である場合、他の発振回路から
出力される三角波信号(例えば一点鎖線で示す)の波高
値は、Vh+α、Vl−αであり、一の発振回路が波高値に
達した後、t時間後に他の発振回路が波高値に達する。
したがって、従来の発振回路では複数の発振回路による
同期運転は困難であった。
【0016】本発明は、こうした実情に鑑みなされたも
のであり、複数の三角波発生回路を同期運転する場合、
それぞれの三角波発生回路の波高値が一致し、波高値に
達する時間に差がなく、安定した同期運転を可能とする
三角波発振回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記課題
は、抵抗分割回路により2値の基準電圧を設定する基準
電圧設定回路と、該基準電圧設定回路で設定した2値の
基準電圧のそれぞれと比較し該2値の基準電圧の電圧値
を波高値とする三角波を出力する比較出力回路とを具備
する第1の三角波発生手段と、該第1の三角波発生手段
と同一構成の基準電圧設定回路及び比較出力回路を有す
る第2の三角波発生手段と、前記第1の三角波発生手段
の基準電圧設定回路の出力と前記第2の三角波発生手段
の基準電圧設定回路の出力とを接続し、前記第1の三角
波発生手段の比較出力回路の出力と前記第2の三角波発
生手段の比較出力回路の出力とを接続する接続手段とを
有する三角波発振回路を提供することにより解決でき
る。
【0018】その際、前記基準電圧設定回路は、例えば
複数の抵抗を直列接続した回路を少なくても有し、該抵
抗の接続点から前記2値の基準電圧を出力する構成であ
る。さらに示せば、前記基準電圧設定回路は、少なくて
も3個の抵抗を直列接続し、該抵抗の接続点から前記2
値の基準電圧を出力する回路を有し、それぞれの基準電
圧はPNP形及びNPN形トランジスタを介して後述す
る基準電圧切り換え回路に出力する構成である。
【0019】また、前記第1、第2の三角波発生手段
は、前記基準電圧設定回路で設定した2値の比較基準電
圧を切り換えて出力する基準電圧切り換え回路と、充電
素子を充放電し、該充電素子の両端に比較電圧を作成す
る充放電回路と、該充放電回路で作成する比較電圧と前
記2値の基準電圧のそれぞれを比較し、該2値の基準電
圧の電圧値を波高値とする三角波を前記充電素子の両端
から出力する構成である。
【0020】また、上記基準電圧切り換え回路は、上記
2値の基準電圧と比較電圧を比較した結果に基づいて切
り換え処理を行う構成とし、例えば特性の等しい1対の
トランジスタより成る差動回路で構成する。
【0021】尚、前記比較出力回路は、例えば特性の等
しい1対のトランジスタで構成した差動比較器より成
り、一方のトランジスタのベースに基準電圧を供給し、
他方のトランジスタに比較電圧を供給する。また、充放
電回路も、例えば特性の等しい1対のトランジスタで構
成した差動回路より成る。
【0022】さらに具体的には、前記比較出力回路が前
記基準電圧の一方と比較電圧を比較し、前記比較電圧が
基準電圧を越えた時、前記基準電圧切り換え回路を切り
換え、他方の基準電圧を比較出力回路に出力し、前記比
較電圧が切り換えられた他方の基準電圧より低下した
時、再度基準電圧切り換え回路を切り換え、一方の基準
電圧を比較出力回路に出力する構成である。
【0023】また、前記比較出力回路は前記基準電圧の
一方と比較電圧を比較し、前記比較電圧が一方の基準電
圧を越えた時、前記充放電回路で充電した充電素子を放
電し、前記比較電圧が切り換えられた他方の基準電圧よ
り低下した時、前記充電素子を充電する構成である。
【0024】さらに、前記基準電圧設定回路の出力には
容量素子、例えばコンデンサが接続される構成である。
また、前記接続手段は例えば集積回路の配線で構成する
ことができる。
【0025】
【作用】本発明は複数の三角波発生回路を同期運転する
ものであり、各三角波発生回路に設けられた2値の基準
電圧を出力する基準電圧出力部を互いに接続し、各三角
波発生回路が出力する三角波信号の波高値を一致させる
ことにより、各三角波発振回路の出力を同期させ、出力
時間差のない三角波発振出力を得るものである。したが
って、複数の三角波発生回路を並列接続して発振回路を
構成しても安定した発振信号を出力できるものである。
【0026】また、三角波発振信号は2値の基準電圧を
交互に波高値とするものであり、上記基準電圧は直列抵
抗の抵抗値のみで設定でき、トランジスタのVBE値や電
流等の影響を受けない電圧値である。したがって、上述
の様に安定した発振出力を行うと共に、精度の良い三角
波発振信号を出力できるものである。
【0027】また、各三角波発生回路の三角波信号の作
成は、例えば比較出力回路の比較結果を基準電圧切り換
え回路に出力し、前記比較電圧が基準電圧(高電圧)を
越えた時、基準電圧切り換え回路を切り換え、他方の基
準電圧(低電圧)を比較出力回路に出力し、さらに、前
記比較電圧が切り換えられた他方の基準電圧(低電圧)
より低下した時、再度基準電圧切り換え回路を切り換
え、一方の基準電圧(高電圧)を比較出力回路に出力す
るものであり、その際、比較出力回路の比較電圧を三角
波信号として取り出すものである。
【0028】さらに、前記基準電圧設定回路の出力に容
量素子、例えばコンデンサを接続することにより、配線
6b′にノイズが混入した時、基準電圧が変動し、比較
出力が正常に行えなくなることを防止する為、上記コン
デンサによりこのノイズを除去するものである。したが
って、上述の様な構成とすることにより安定した三角波
発振回路の同期運転を行うことができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1は一実施例の三角波発振回路の回路図
である。本実施例の三角波発振回路は複数の三角波発生
回路を並列接続し、同期運転するものである。また、三
角波発生回路は図2に示す構成であり、個々の三角波発
生回路は全て同一回路で構成されている。また、三角波
発振回路の接続構成は、図1に示す様に各三角波発生回
路I、II、・・・の三角波出力部6aを互いに接続し、
また基準電圧出力部6bを互いに接続する構成である。
この接続は、例えば三角波発生回路I、II、・・・が別
々のICチップに組み込まれていれば、上述の接続手段
はICチップ間の配線である。
【0030】図1に示す三角波発生回路I、II、・・・
は、上述の様に同じ回路構成であり、従って以下では、
三角波発生回路Iの構成を代表して説明する。図2に示
す様に、三角波発生回路Iは4つのブロックで構成され
ている。すなわち、三角波比較出力部1、基準(リファ
レンス)電圧設定部2、リファレンス電圧切り換え部
3、コンデンサ充放電部4で構成されている。
【0031】三角波比較出力部1は、一端が電源Vccに
接続された3個のトランジスタQ31〜Q33の直列回
路と、抵抗値の等しい2個の抵抗R31、R32、及び
特性の等しい2対のトランジスタQ34- Q35、Q3
6- Q37より成る差動比較回路で構成されている。
尚、Q38〜Q40の3個のトランジスタも三角波比較
出力部1の一部を構成する。また、トランジスタQ38
〜Q40は後述するトランジスタQ41〜Q44と共
に、NPN型トランジスタより成るカレントミラー回路
を構成する。
【0032】また、トランジスタQ31〜Q33の直列
回路の他端は差動比較回路(抵抗R31、R32の一
端)に接続し、電源Vccから駆動電流i3 がトランジス
タQ31〜Q33を介して差動比較回路に供給される構
成である。また、トランジスタQ34のベースにはリフ
ァレンス電圧設定部2からリファレンス電圧が供給さ
れ、トランジスタQ35のベース電位との比較に使用さ
れる。また、後述する様に、トランジスタQ35のベー
スには三角波発生回路Iで作成する三角波が出力され
る。以下、トランジスタQ34のベース入力位置をA点
で示し、トランジスタQ35のベース入力位置をF点で
示す。尚、F点にはコンデンサCf が接続され、後述す
る期間コンデンサ充電部4から充電電流が供給される。
【0033】リファレンス電圧設定部2は、リファレン
ス電圧を作成する3個の抵抗R33〜R35の直列回
路、及びこの直列回路で作成されたリファレンス電圧を
リファレンス電圧切り換え部3に導くトランジスタQ4
5- Q46、Q47- Q48で構成されている。また、
トランジスタQ44、及びトランジスタQ50もリファ
レンス電圧設定部2の一部を構成する。尚、トランジス
タQ44は上述のNPN型トランジスタより成るカレン
トミラー回路の一部である。また、トランジスタQ50
は、他のトランジスタQ51〜Q54と共にPNP型ト
ランジスタより成るカレントミラー回路を構成する。
【0034】3個の抵抗R33〜R35の直列回路は、
電源Vccと接地(GND)間に接続され、抵抗R33と
R34の接続点、及び抵抗R34とR35の接続点にリ
ファレンス電圧を発生(設定)する。例えば、抵抗R3
3とR34の接続点には
【0035】
【数1】
【0036】の電圧が発生し、抵抗R34とR35の接
続点には
【0037】
【数2】
【0038】の電圧が発生する。上述の抵抗R33とR
34の接続点の電圧値は抵抗R34とR35の接続点の
電圧値より高く、いずれの電圧値にも電流の要素やトラ
ンジスタのVBE値の要素が作用しない値である。以下、
抵抗R33とR34の接続点の電圧値をVH で示し、抵
抗R34とR35の接続点の電圧値を以下VL で示す。
上述の電圧VH はトランジスタQ45のベースに印加さ
れ、トランジスタQ45、Q46がオンの時、リファレ
ンス電圧切り換え部3のD点に出力される。また、上述
の電圧VLはトランジスタQ47のベースに印加され、
トランジスタQ47、Q48がオンの時、上述と同様、
リファレンス電圧切り換え部3のD点に出力される。
【0039】リファレンス電圧切り換え部3は、1対の
トランジスタQ55、Q56、及び前述のトランジスタ
Q43、Q54で構成されている。リファレンス電圧切
り換え部3は前述のA点に印加するリファレンス電圧を
切り換える回路であり、トランジスタQ55、Q56の
ベースに印加する電圧によってトランジスタQ55、Q
56をオン、オフし、上述のD点に印加されるVH 、又
はVL の電圧をA点に出力する。尚、トランジスタQ5
5のベース入力をC点で示し、トランジスタQ56のベ
ース入力をB点で示す。また、B点にはトランジスタQ
36のエミッタ電圧が印加され、C点にはトランジスタ
Q37のエミッタ電圧が印加される。
【0040】コンデンサ充電部4は1対のトランジスタ
Q57、Q58、及び前述のトランジスタQ42、Q5
3で構成されている。コンデンサ充電部4はトランジス
タQ57、58のベースに印加される電圧に従ってトラ
ンジスタQ57、Q58をオン、オフし、トランジスタ
Q57がオフである期間、トランジスタQ53を介して
E点に入力する電流i1 を前述のコンデンサCf に供給
する。尚、トランジスタQ57のベース入力はB´点で
示し、トランジスタQ58のベース入力をC点で示す。
また、B´点には上述と同様、トランジスタQ36のエ
ミッタ電圧が印加され、C点にはトランジスタQ37の
エミッタ電圧が印加される。
【0041】尚、5は電流源を示し、電源Vccに電力が
供給された際(不図示のスイッチがオンし、電源Vccに
所定電源が供給された際)、PNP型トランジスタより
成るカレントミラー回路にベース電流を流し、トランジ
スタQ50〜Q54をオンする。また、同時にトランジ
スタ52がオンすることにより、トランジスタQ41の
ベースに電流を供給し、NPN型トランジスタより成る
カレントミラー回路のトランジスタQ38〜Q44をオ
ンする。すなわち、図1の回路に電源Vccが供給されて
いる間、上述の2組のカレントミラー回路は駆動し、ト
ランジスタQ38〜Q44、及びトランジスタQ50〜
Q54をオン状態に維持する。
【0042】また、出力6aは三角波発振出力を取り出
す端子であり、出力6bには上述のリファレンス電圧が
出力される。これらの出力6a、6bは前述の様に、他
の三角波発振回路II等の出力6a、6bと接続されてい
る。
【0043】以上の構成の三角波発振回路において、以
下に回路動作を説明する。先ず、本実施例の三角波発振
回路(図1)に電源Vccが供給されると、三角波発生回
路I、II、・・・の各回路(図2)の電源Vccにも電源
が供給され、各三角波発生回路I、II、・・・は回路を
駆動する。また、各三角波発生回路I、II、・・・内の
2組のカレントミラー回路は、上述の様に電源Vccの供
給と共に駆動するので、トランジスタQ38〜Q44、
及びQ50〜Q54が全てオンする。この為、トランジ
スタQ34のベース入力であるA点には、トランジスタ
Q54→D点を介して所定電圧が印加される(尚、この
所定電圧は後述する様に電圧VH である)。一方、初期
時、コンデンサCf には電荷が充電されていないものと
すると、トランジスタQ35のベース電位は零である。
したがって、初期時、A点の電位はF点の電位より高
く、トランジスタQ34がオンし、トランジスタQ35
がオフとなる。また、電源VccからトランジスタQ31
にベース電流が供給される為、トランジスタQ31〜Q
33の直列回路に電流i3 が流れ、トランジスタQ36
に抵抗R31を介してベース電流が供給されることから
トランジスタQ36をオンし、B点の電位を
【0044】
【数3】
【0045】に設定する(尚、上述の式に示す−3VBE
はトランジスタQ31〜Q33による電圧降下分であ
り、−VBEはトランジスタQ36による電圧降下分であ
る)。一方、C点の電位はトランジスタQ37のエッミ
タ電圧であるが、この時抵抗R32には電流が流れない
ことからトランジスタQ31〜Q33の電圧降下分、及
びトランジスタQ37の電圧降下分のみを考慮すればよ
く、C点の電位は
【0046】
【数4】
【0047】となる。したがって、初期時、C点の電位
がB点の電位より高くなり、リファレンス電圧切り換え
部3ではトランジスタQ55がオンし(トランジスタQ
56はオフ)、D点に供給される電圧をA点のリファレ
ンス電圧として供給する。また、この時D点に供給され
る電圧は、前述の様にトランジスタQ54がオンしてい
ることから、トランジスタQ46のエミッタ電圧が高く
なりトランジスタQ46がオンし(尚、トランジスタQ
45もオンである)、前述の電圧VH である。したがっ
て、A点には電圧VH が出力される。
【0048】また、コンデンサ充電部4においても、C
点の電位がB点の電位より高いことからトランジスタQ
58のみがオンし、トランジスタQ57はオフである。
したがって、トランジスタQ53を介して供給される電
流i1 は、トランジスタQ57がオフであることからE
点を介してF点側に供給され、コンデンサCf を充電す
る。したがって、以後F点の電位はコンデンサCf の充
電量に従って徐々に上昇し、これに従ってトランジスタ
Q35のベース電位も上昇する。尚、このトランジスタ
Q35のベース電圧はF点を介して出力6aにも表れて
いる。
【0049】一方、トランジスタQ34のベース電圧
(A点の電圧)は前述の様に電圧VHであり、徐々に上
昇するトランジスタQ35のベース電圧(F点の電圧)
が電圧VH を越えるまでコンデンサCf に電荷の充電が
行われる。
【0050】その後、F点の電位がA点の電位を越える
と、前述とは逆に、トランジスタQ35がオフからオン
に切り換わり、トランジスタQ34がオンからオフに切
り換わる。この為、トランジスタQ36がオフし、Q3
7がオンし、上述のB点の電位とC点の電位も反転す
る。すなわち、B点の電位は、
【0051】
【数5】
【0052】となり、C点の電位は、
【0053】
【数6】
【0054】となる。したがって、今度はB点の電位が
C点の電位より高くなり、リファレンス電圧切り換え部
3ではトランジスタQ56がオンし(トランジスタQ5
5はオフ)、D点の電位を低下させ、トランジスタQ4
8、Q47をオンしてD点にリファレンス電圧VL を出
力し、以後A点のリファレンス電圧を電圧VL に設定す
る。また、コンデンサ充放電部4でも、トランジスタQ
57がオンすることから(トランジスタQ58はオ
フ)、コンデンサ充電部4によってコンデンサCf に充
電された電荷はE点→トランジスタQ57を介して放電
し、F点の電位は徐々に低下する。
【0055】その後、F点の電位がA点の電位(リファ
レンス電圧VL )より低下すると、トランジスタQ34
とQ35のオン、オフが逆転し、再度B点の電位とC点
の電位を反転し、リファレンス電圧切り換え部3のトラ
ンジスタQ55とQ56、コンデンサ充電部4のトラン
ジスタQ57とQ58のオン、オフを逆転し、A点のリ
ファレンス電圧をVH に設定する。したがって、以後コ
ンデンサCf の充電に従ってF点の電位を上昇させ、F
点の電位がリファレンス電圧VL を越えると再度トラン
ジスタQ34、Q35の駆動を切り換える。以後、上述
の処理を繰り返すことにより、F点に三角波を発生さ
せ、出力6aから三角波を出力する。
【0056】図3は出力6aから出力される三角波を示
す図である。尚、同図において発生する三角波を実線で
示し、リファレンス電圧は点線で示す。すなわち、F点
の出力は高電位のリファレンス電圧VH に達すると以後
電圧が低下し、低電位のリファレンス電圧に達すると以
後電圧が上昇する三角波信号となる。
【0057】また、この時の三角波の高電位の波高値V
H は前述の様に、
【0058】
【数7】
【0059】低電位の波高値VL は
【0060】
【数8】
【0061】である。一方、他の三角波発生回路II等で
も上述の三角波発生回路Iと同じ回路動作により高電位
VH と低電位VL を波高値とする三角波信号を出力す
る。しかも、この三角波信号の波高値VH 、VL は、共
に電流i1 、i2 、等の電流の要素が含まず、また、ト
ランジスタのVBE値も含まない。したがって、温度変化
に対するトランジスタのVBE値の変化や、電流値の変化
等を考慮する必要がない信号である。
【0062】したがって、各三角波発生回路I、II、・
・・で作成する三角波信号の波高値に差はなく、波高値
が一定な三角波信号を出力することができる。また、例
え三角波信号の波高値に差が生じたとしても、各三角波
発生回路I、II、・・・の三角波出力部6a、及び基準
電圧出力部6bはそれぞれ接続されており、三角波発振
回路全体の波高値は自動的に一定となる。すなわち、三
角波信号の波高値に差が生じたとしても、最も速く基準
電圧が切り換わる三角波発生回路の切り換え時に同期し
て他の三角波発生回路も切り換え処理が行われ、結果と
して三角波発振回路全体で安定した同期運転を行うこと
ができる。例えば、図4に示す如く、三角波発生回路I
の波高値をVHI、VLIとし、三角波発生回路IIの波高値
をVHII 、VLII とする時、高電位の側では三角波発生
回路Iの波高値が、VHIに達する前に三角波発生回路II
の波高値がVHII に達し、他方低電位の側では三角波発
生回路IIが波高値VLII に達する前に、三角波発生回路
Iの波高値がVLIに達する。従って同図に示すように最
も早く切り換わる基準電圧(VHII、VLI) に同期して
他の三角波発生回路も切り変わり、効果として同図に示
す実線の三角波が出力される。従って、複数の三角波発
生回路I、II、・・・を同期運転することができる。
【0063】次に、本発明の三角波発振回路の他の実施
例を説明する。図5は本発明の他の実施例の三角波発振
回路の回路図である。尚、同図に示す回路は、上述の三
角波発振回路にコンデンサCref を接続した構成であ
り、他の回路構成は上述の実施例と同じである。したが
って、図2に示す回路(素子)と同じ回路(素子)には
同一の番号を付して、構成上の説明を省略する。また、
図5に示す三角波発生回路は前述の実施例と同様であ
り、図1に示す様に並列に複数個配設され、それぞれの
三角波発生回路I´、II´・・・の出力6a´、6b´
は互いに接続されている。
【0064】また、上述のコンデンサCref は、リファ
レンス電圧設定部2の出力である(リファレンス電圧切
り換え部3の出力である)D点(A点)と接地(GN
D)間に接続されている。
【0065】上述の様にコンデンサCref をD点(A
点)と接地(GND)間に配設することにより、配線6
b′にノイズが混入した時に、基準電圧が変動し、比較
出力が正常に行えなくなることを防止できる。。
【0066】尚、図6は上記2つの実施例の三角波発振
回路の出力を利用するDCーDCコンバータの全体構成
を説明する図である。以下簡単に、三角波発振回路から
出力された三角波信号の利用したDCーDCコンバータ
の動作を説明する。
【0067】先ず、三角波発振回路8から出力される三
角波信号は、コンパレータ9の−入力(非反転入力)に
出力される。また、コンパレータ9の+入力(反転入
力)にはプリアンプ(エラーアンプ)10を介して、基
準電圧が供給されている。この基準電圧はDCーDCコ
ンバータの出力電圧Voutを抵抗R1、R2で分割し
た電圧であり、DCーDCコンバータの出力に従って変
化する電圧である。したがって、コンパレータ9で三角
波発振回路8から出力される三角波信号を基準電圧と比
較することにより、DCーDCコンバータの出力変化に
従ったパルス幅の信号を制御ロジック回路11に出力で
きる。
【0068】制御ロジック回路11は、コンパレータ9
が出力するパルス信号に加えて、出力電圧Voutのフ
ィードバック信号であるVfbおよび電流検出回路12
によって検出されたコイル電流値を受信し、それら信号
に従ってp−MOSトランジスタ13、及びn−MOS
トランジスタ14を制御するための信号を出力する。
【0069】駆動回路15は、制御ロジック回路11か
ら供給される制御信号に基づいて、p−MOSトランジ
スタ13とn−MOSトランジスタ14とが交互にオン
/オフ状態となるように駆動する。このとき出力される
2つの駆動信号は、上記2つのMOSトランジスタ1
3、14が同時のオン状態とならないように、駆動回路
15内に設けられるデッドタイム回路によって互いに所
定の遅延が与えられている。そして、p−MOSトラン
ジスタ13、及びn−MOSトランジスタ14は、駆動
回路15から出力される駆動信号によって駆動し、その
オン/オフ状態に従ってコイル電流が生成される。この
コイル電流はランプ波形をしており、平滑回路16の一
部を構成するコンデンサCによってリップルが抑えられ
て安定した出力電圧Voutとして出力端子17から取
り出される。
【0070】上述の様にして出力されるDCーDCコン
バータの出力電圧は、使用する三角波発振信号が安定し
たものである為、精度が良く安定した出力電圧を得るこ
とができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、複数の三角波発生回路を同期運転する際、各三角波
発生回路の出力部及び基準電圧出力部が互いに接続され
ているので、安定した同期運転を行うことができる。
【0072】また、三角波として出力する信号は抵抗分
割回路によって設定された精度良い2値の基準電圧に基
づく信号であり、トランジスタのVBE値の影響を受けな
い正確かつ精度の良い三角波信号である。したがって、
安定した同期運転を行うことができる。
【0073】さらに、容量素子を使用することにより、
配線にノイズが混入した時でも比較出力を正常に供給で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の三角波発振回路の全体回路図であ
る。
【図2】一実施例の三角波発振回路を構成する三角波発
生回路の回路図である。
【図3】一実施例の三角波発振回路の回路動作を説明す
るタイムチャートである。
【図4】一実施例の三角波発振回路の動作を説明する図
である。
【図5】他の実施例の三角波発振回路の回路図である。
【図6】DCーDCコンバータの回路図である。
【図7】従来例の三角波発生回路の回路図である。
【図8】従来例の三角波発生回路の回路図である。
【図9】従来例の三角波発振回路のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 三角波比較部 2 リファレンス電圧設定部 3 リファレンス電圧切り換え部 4 コンデンサ充電部 5 電流源 6a、6b、7 出力 Q31〜Q56 トランジスタ Cref コンデンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値の基準電圧を設定する基準電圧設定
    回路と、該基準電圧設定回路で設定した2値の基準電圧
    のそれぞれと比較し該2値の基準電圧の電圧値を波高値
    とする三角波を出力する比較出力回路とを具備する第1
    の三角波発生手段と、 該第1の三角波発生手段と同一構成の基準電圧設定回路
    及び比較出力回路を有する第2の三角波発生手段と、 前記第1の三角波発生手段の基準電圧設定回路の出力と
    前記第2の三角波発生手段の基準電圧設定回路の出力と
    を接続し、前記第1の三角波発生手段の比較出力回路の
    出力と前記第2の三角波発生手段の比較出力回路の出力
    とを接続する接続手段と、 を有することを特徴とする三角波発振回路。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧設定回路は、複数の抵抗を
    直列接続した回路を少なくても有し、該抵抗の接続点か
    ら前記2値の基準電圧を出力することを特徴とする請求
    項1記載の三角波発振回路。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2の三角波発生手段は、前
    記基準電圧設定回路で設定した2値の基準電圧を切り換
    えて出力する基準電圧切り換え回路と、充電素子を充放
    電し、該充電素子の両端に比較電圧を作成する充放電回
    路と、該充放電回路で作成する比較電圧と前記2値の基
    準電圧のそれぞれを比較し、該2値の基準電圧の電圧値
    を波高値とする三角波を前記充電素子の両端から出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の三角波発振回路。
  4. 【請求項4】 前記基準電圧設定回路は、少なくても3
    個の抵抗を直列接続し、該抵抗の接続点から前記2値の
    基準電圧を出力する回路を有し、それぞれの基準電圧は
    PNP形及びNPN形トランジスタを介して前記基準電
    圧切り換え回路に出力することを特徴とする請求項3記
    載の三角波発振回路。
  5. 【請求項5】 前記基準電圧切り換え回路は、前記比較
    出力回路で2値の基準電圧と比較電圧を比較した結果に
    基づいて切り換え処理を行うことを特徴とする請求項3
    記載の三角波発振回路。
  6. 【請求項6】 前記比較出力回路は前記基準電圧の一方
    と比較電圧を比較し、前記比較電圧が基準電圧を越えた
    時、前記基準電圧切り換え回路を切り換え、他方の基準
    電圧を比較回路に出力し、前記比較電圧が切り換えられ
    た他方の基準電圧より低下した時、再度基準電圧切り換
    え回路を切り換え、前記一方の基準電圧を比較出力回路
    に出力することを特徴とする請求項3記載の三角波発振
    回路。
  7. 【請求項7】 前記比較出力回路は前記基準電圧の一方
    と比較電圧を比較し、前記比較電圧が基準電圧を越えた
    時、前記充放電回路で充電した充電素子を放電し、前記
    比較電圧が切り換えられた他方の基準電圧より低下した
    時、前記充電素子を充電することを特徴とする請求項6
    記載の三角波発振回路。
  8. 【請求項8】 前記基準電圧設定回路の出力には容量素
    子が接続されていることを特徴とする請求項1記載の三
    角波発振回路。
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