JPH0829199B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
- Publication number
- JPH0829199B2 JPH0829199B2 JP61170694A JP17069486A JPH0829199B2 JP H0829199 B2 JPH0829199 B2 JP H0829199B2 JP 61170694 A JP61170694 A JP 61170694A JP 17069486 A JP17069486 A JP 17069486A JP H0829199 B2 JPH0829199 B2 JP H0829199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- clothes
- rotary drum
- temperature sensor
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類乾燥機に関するものである。
従来の技術 従来、この種の衣類乾燥機は第５図〜第７図に示すよ
うに構成されている。第５図において、１は衣類乾燥機
本体で、この本体１の内部には衣類を収容して撹拌する
回転ドラム２が設けられている。この回転ドラム２の後
方には熱交換ファン３が設けられて、このファン３の回
転によってヒータ４で熱せられた空気を回転ドラム２の
前方より導入させるとともに回転ドラム２を通過した湿
った空気を排出させるようになっている。前記回転ドラ
ム２の後方において熱交換ファン３への排気の入口に第
１の温度センサー５が設けられ、回転ドラム２の前方に
おける熱交換ファン３からの排気の出口に第２の温度セ
ンサー６が設けられており、通常は第１および第２の温
度センサー５および６で検知される温度は第６図に示す
ａおよびｂのように変化する。ここで、ａとｂの差ｃの
変化を演算することによって衣類の乾燥率を判断し、自
動的に運転を終了させるように構成されている。回転ド
ラム２の内部に収容された衣類の量が少ないときは回転
ドラム２の内部の温度が上がりやすい。しかし、温度が
上がりすぎると衣類に悪影響を与えるため、第１の温度
センサー５で検知される温度が設定値に達したときはヒ
ータ４を制御して回転ドラム２の内部の温度をコントロ
ールする。このときは温度変化が第６図に示すようにな
らないため、第７図に示すように第１の温度センサー５
で検知される温度の値ｄが設定値Ａに達した時点よりｔ
時間運転を続けて乾燥を終了させる。
うに構成されている。第５図において、１は衣類乾燥機
本体で、この本体１の内部には衣類を収容して撹拌する
回転ドラム２が設けられている。この回転ドラム２の後
方には熱交換ファン３が設けられて、このファン３の回
転によってヒータ４で熱せられた空気を回転ドラム２の
前方より導入させるとともに回転ドラム２を通過した湿
った空気を排出させるようになっている。前記回転ドラ
ム２の後方において熱交換ファン３への排気の入口に第
１の温度センサー５が設けられ、回転ドラム２の前方に
おける熱交換ファン３からの排気の出口に第２の温度セ
ンサー６が設けられており、通常は第１および第２の温
度センサー５および６で検知される温度は第６図に示す
ａおよびｂのように変化する。ここで、ａとｂの差ｃの
変化を演算することによって衣類の乾燥率を判断し、自
動的に運転を終了させるように構成されている。回転ド
ラム２の内部に収容された衣類の量が少ないときは回転
ドラム２の内部の温度が上がりやすい。しかし、温度が
上がりすぎると衣類に悪影響を与えるため、第１の温度
センサー５で検知される温度が設定値に達したときはヒ
ータ４を制御して回転ドラム２の内部の温度をコントロ
ールする。このときは温度変化が第６図に示すようにな
らないため、第７図に示すように第１の温度センサー５
で検知される温度の値ｄが設定値Ａに達した時点よりｔ
時間運転を続けて乾燥を終了させる。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、第１の温度センサー５が
設定温度Ａに達するまでの時間が機体の置かれている雰
囲気温度の影響を受けるため、同じ容量の衣類を乾燥さ
せようとしても雰囲気温度により衣類を乾燥しすぎた
り、乾燥不足という問題があった。
設定温度Ａに達するまでの時間が機体の置かれている雰
囲気温度の影響を受けるため、同じ容量の衣類を乾燥さ
せようとしても雰囲気温度により衣類を乾燥しすぎた
り、乾燥不足という問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、運転中
に設定温度に達した後の運転時間を機体の置かれている
雰囲気温度に応じて設定することにより、雰囲気温度の
影響をなくすようにすることを目的とするものである。
に設定温度に達した後の運転時間を機体の置かれている
雰囲気温度に応じて設定することにより、雰囲気温度の
影響をなくすようにすることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、衣類を収容し
て撹拌させる回転ドラムと、この回転ドラムにヒータに
より加熱された熱風を導入するファンと、このファン及
び回転ドラムと駆動するモータと、回転ドラムからの排
気温度を検知する第１の温度センサーと、回転ドラムへ
の吸気温度を検知する第２のセンサーとを備え、運転初
期の第１及び第２の温度センサーにより検知された温度
値により機体のおかれている雰囲気温度を推定し、運転
中に第１の温度センサーで検知する温度が所定値に達し
た場合、前記雰囲気温度に基づいてその後の乾燥時間を
設定し、第１の温度センサーの値が前記所定値になるよ
うヒータを調節しながら乾燥するように構成したもので
ある。
て撹拌させる回転ドラムと、この回転ドラムにヒータに
より加熱された熱風を導入するファンと、このファン及
び回転ドラムと駆動するモータと、回転ドラムからの排
気温度を検知する第１の温度センサーと、回転ドラムへ
の吸気温度を検知する第２のセンサーとを備え、運転初
期の第１及び第２の温度センサーにより検知された温度
値により機体のおかれている雰囲気温度を推定し、運転
中に第１の温度センサーで検知する温度が所定値に達し
た場合、前記雰囲気温度に基づいてその後の乾燥時間を
設定し、第１の温度センサーの値が前記所定値になるよ
うヒータを調節しながら乾燥するように構成したもので
ある。
作用 この構成により、雰囲気温度に影響されずに適当な乾
燥時間で運転を自動的に終了させることができる。
燥時間で運転を自動的に終了させることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面（第１図〜第
４図）に基づいて説明する。まず、第２図において、11
は衣類乾燥機本体で、この本体11の内部には衣類を収容
して撹拌する回転ドラム12が設けられている。この回転
ドラム12の後方には熱交換ファン13が設けられて、この
ファン13の回転によって回転ドラム12の前方に設けたヒ
ータ14で熱せられた空気を回転ドラム12の前方より導入
させるとともに回転ドラム12を通過した湿った空気を排
出させるようになっている。前記回転ドラム12の後方に
おいて熱交換ファン13の入口に第１の温度センサー15が
設けられ、回転ドラム12の前方における熱交換ファン13
からの排気の出口に第２の温度センサー16が設けられて
いる。
４図）に基づいて説明する。まず、第２図において、11
は衣類乾燥機本体で、この本体11の内部には衣類を収容
して撹拌する回転ドラム12が設けられている。この回転
ドラム12の後方には熱交換ファン13が設けられて、この
ファン13の回転によって回転ドラム12の前方に設けたヒ
ータ14で熱せられた空気を回転ドラム12の前方より導入
させるとともに回転ドラム12を通過した湿った空気を排
出させるようになっている。前記回転ドラム12の後方に
おいて熱交換ファン13の入口に第１の温度センサー15が
設けられ、回転ドラム12の前方における熱交換ファン13
からの排気の出口に第２の温度センサー16が設けられて
いる。
上記の構成の衣類乾燥機において、第１図に示す回路
図のように第１の温度センサー15および第２の温度セン
サー16からの検知信号をマイクロコンピューター17に送
り、このマイクロコンピューター17によりヒータ回路18
およびモータ回路19を制御するようになっている。回転
ドラム12の内部の衣類の量が通常の場合は第１の温度セ
ンサー15および第２の温度センサー16で検知される温度
は第３図に示すｅおよびｆのように変化する。ここでｅ
とｆの差ｇの変化をマイクロコンピューター17で演算す
ることによって衣類の乾燥率を判断し、運転を自動的に
終了させるようになっている。また、運転初期における
第１および第２の温度センサー15および16で検知される
温度の値Ｂは機体の置かれている雰囲気温度にほぼ等し
いといえる。回転ドラム12の内部の衣類の量が少ないと
きは第１の温度センサー15および第２の温度センサー16
は第４図に示すh,iのように変化する。回転ドラム12の
内部の衣類の量が少ないため、回転ドラム12の内部の温
度が上がりやすく、ｈとｉの差ｊの変化をマイクロコン
ピューター17で演算している途中で、ｈの値が温度調節
設定値Ｃに達してしまう。この場合はＣに達した時間か
らＴ時間だけ運転を続ける。ここで、このＴ時間は一定
時間ではなく、雰囲気温度Ｂによって設定した時間とす
る。すなわち、Ｔ＝Ｋ（Ｂ）の関係がある（ただしＫは
定数）。Ｂの求め方については、運転当初においてｈと
ｉの値が一致し、かつその直後何れもが上昇傾向にある
ならば運転当初の値が雰囲気温度を表わしていると判断
して良いが、機体を連続して運転した場合あるいは非常
に冷たい衣類を投入した場合などは運転初期の温度変化
がやや複雑になるため、第１および第２の温度センサー
15および16の変化率を演算して雰囲気温度Ｂをより正確
に演算して求めることも可能である。
図のように第１の温度センサー15および第２の温度セン
サー16からの検知信号をマイクロコンピューター17に送
り、このマイクロコンピューター17によりヒータ回路18
およびモータ回路19を制御するようになっている。回転
ドラム12の内部の衣類の量が通常の場合は第１の温度セ
ンサー15および第２の温度センサー16で検知される温度
は第３図に示すｅおよびｆのように変化する。ここでｅ
とｆの差ｇの変化をマイクロコンピューター17で演算す
ることによって衣類の乾燥率を判断し、運転を自動的に
終了させるようになっている。また、運転初期における
第１および第２の温度センサー15および16で検知される
温度の値Ｂは機体の置かれている雰囲気温度にほぼ等し
いといえる。回転ドラム12の内部の衣類の量が少ないと
きは第１の温度センサー15および第２の温度センサー16
は第４図に示すh,iのように変化する。回転ドラム12の
内部の衣類の量が少ないため、回転ドラム12の内部の温
度が上がりやすく、ｈとｉの差ｊの変化をマイクロコン
ピューター17で演算している途中で、ｈの値が温度調節
設定値Ｃに達してしまう。この場合はＣに達した時間か
らＴ時間だけ運転を続ける。ここで、このＴ時間は一定
時間ではなく、雰囲気温度Ｂによって設定した時間とす
る。すなわち、Ｔ＝Ｋ（Ｂ）の関係がある（ただしＫは
定数）。Ｂの求め方については、運転当初においてｈと
ｉの値が一致し、かつその直後何れもが上昇傾向にある
ならば運転当初の値が雰囲気温度を表わしていると判断
して良いが、機体を連続して運転した場合あるいは非常
に冷たい衣類を投入した場合などは運転初期の温度変化
がやや複雑になるため、第１および第２の温度センサー
15および16の変化率を演算して雰囲気温度Ｂをより正確
に演算して求めることも可能である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、従来と同じ２個の温度
センサーを用いて、回転ドラム内の衣類の量が少ない場
合にも雰囲気温度に影響されずに適当な乾燥時間で自動
的に運転を終了させることができ、従来のような衣類の
乾燥のしすぎや乾燥不足を無くすことができる。つま
り、外気温が低いと所定値に達するまでにかなり時間が
かかり、その間に衣類がかなり乾燥しておりその後の運
転時間は短くし、逆に外気温が高い場合は、短時間で所
定値に達するため、衣類の乾燥が充分でなくその後の運
転時間は長く設定することになる。また、本発明の第１
の温度センサーにより一定に保たれる所定値は、衣類乾
燥機の温度調節設定値とすることもできるため、所定値
に達したときの衣類の乾燥状態に適したその後の乾燥時
間が設定されるので、未乾燥状態のままでの乾燥終了を
回避できることはもちろん、雰囲気温度がどのような変
化にしても衣類に焦げが生ずるような過乾燥になること
を乾燥時間を調整することにより確実に防止することが
できる。
センサーを用いて、回転ドラム内の衣類の量が少ない場
合にも雰囲気温度に影響されずに適当な乾燥時間で自動
的に運転を終了させることができ、従来のような衣類の
乾燥のしすぎや乾燥不足を無くすことができる。つま
り、外気温が低いと所定値に達するまでにかなり時間が
かかり、その間に衣類がかなり乾燥しておりその後の運
転時間は短くし、逆に外気温が高い場合は、短時間で所
定値に達するため、衣類の乾燥が充分でなくその後の運
転時間は長く設定することになる。また、本発明の第１
の温度センサーにより一定に保たれる所定値は、衣類乾
燥機の温度調節設定値とすることもできるため、所定値
に達したときの衣類の乾燥状態に適したその後の乾燥時
間が設定されるので、未乾燥状態のままでの乾燥終了を
回避できることはもちろん、雰囲気温度がどのような変
化にしても衣類に焦げが生ずるような過乾燥になること
を乾燥時間を調整することにより確実に防止することが
できる。
第１図〜第４図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図は衣類乾燥機の回路構成図、第２図は衣類乾燥機の縦
断面図、第３図は衣類乾燥機の温度−時間特性を示すグ
ラフ、第４図は衣類乾燥機内の衣類が少量の場合の温度
−時間特性を示すグラフ、第５図〜第７図は従来例を示
し、第５図は衣類乾燥機の縦断面図、第６図は衣類乾燥
機の温度−時間特性を示すグラフ、第７図は衣類乾燥機
内の衣類が少量の場合の温度−時間特性を示すグラフで
ある。 11……衣類乾燥機本体、12……回転ドラム、13……熱交
換ファン、14……ヒータ、15……第１の温度センサー、
16……第２の温度センサー
図は衣類乾燥機の回路構成図、第２図は衣類乾燥機の縦
断面図、第３図は衣類乾燥機の温度−時間特性を示すグ
ラフ、第４図は衣類乾燥機内の衣類が少量の場合の温度
−時間特性を示すグラフ、第５図〜第７図は従来例を示
し、第５図は衣類乾燥機の縦断面図、第６図は衣類乾燥
機の温度−時間特性を示すグラフ、第７図は衣類乾燥機
内の衣類が少量の場合の温度−時間特性を示すグラフで
ある。 11……衣類乾燥機本体、12……回転ドラム、13……熱交
換ファン、14……ヒータ、15……第１の温度センサー、
16……第２の温度センサー
Claims (1)
- 【請求項１】衣類を収容して撹拌させる回転ドラムと、
この回転ドラムにヒータにより加熱された熱風を導入す
るファンと、このファン及び回転ドラムと駆動するモー
タと、回転ドラムからの排気温度を検知する第１の温度
センサーと、回転ドラムへの吸気温度を検知する第２の
センサーとを備え、運転初期の第１及び第２の温度セン
サーにより検知された温度値により機体のおかれている
雰囲気温度を推定し、運転中に第１の温度センサーで検
知する温度が所定値に達した場合、前記雰囲気温度に基
づいてその後の乾燥時間を設定し、第１の温度センサー
の値が前記所定値になるようヒータを調節しながら乾燥
する衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61170694A JPH0829199B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61170694A JPH0829199B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6325000A JPS6325000A (ja) | 1988-02-02 |
| JPH0829199B2 true JPH0829199B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=15909665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61170694A Expired - Lifetime JPH0829199B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0829199B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60215400A (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-28 | 三洋電機株式会社 | 衣類乾燥機 |
-
1986
- 1986-07-18 JP JP61170694A patent/JPH0829199B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60215400A (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-28 | 三洋電機株式会社 | 衣類乾燥機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6325000A (ja) | 1988-02-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |