JPH082918Y2 - しゃ断器の不足電圧引はずし制御装置 - Google Patents
しゃ断器の不足電圧引はずし制御装置Info
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- JPH082918Y2 JPH082918Y2 JP1987140598U JP14059887U JPH082918Y2 JP H082918 Y2 JPH082918 Y2 JP H082918Y2 JP 1987140598 U JP1987140598 U JP 1987140598U JP 14059887 U JP14059887 U JP 14059887U JP H082918 Y2 JPH082918 Y2 JP H082918Y2
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- undervoltage trip
- power supply
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H69/00—Apparatus or processes for the manufacture of emergency protective devices
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H3/00—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
- H02H3/24—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to undervoltage or no-voltage
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はしゃ断器の不足電圧引はずし制御装置の改
良に関する。
良に関する。
[従来の技術] 第3図に例えば実開昭57-1041号公報に示された従来
の技術によるしゃ断器の不足電圧引はずし制御装置の回
路を示す。図において、トランス(5)の一次側の制御
端子(2)及び(3)は交流の電源(4)の制御用の端
子にそれぞれ接続されている。トランス(5)の二次側
出力はブリッジ型全波整流器(6)により整流される。
全波整流回路(6)の直流の出力端子(7)及び(8)
間にはフィルターコンデンサ(9)が接続されている。
出力端子(7)及び(8)間には不足電圧引はずしコイ
ル(16)の一方の端子(15)にコレクターが接続された
トランジスタ(11)と不足電圧引はずしコイル(16)の
直列接続体が接続されており、トランジスタ(11)のコ
レクタと端子(7)間にはトランジスタ(11)を保護す
るためのダイオード(10)が接続されている。トランジ
スタ(11)のベースは抵抗(13)及びツェナーダイオー
ド(12)の直列接続体を介して端子(7)に接続されて
いる。
の技術によるしゃ断器の不足電圧引はずし制御装置の回
路を示す。図において、トランス(5)の一次側の制御
端子(2)及び(3)は交流の電源(4)の制御用の端
子にそれぞれ接続されている。トランス(5)の二次側
出力はブリッジ型全波整流器(6)により整流される。
全波整流回路(6)の直流の出力端子(7)及び(8)
間にはフィルターコンデンサ(9)が接続されている。
出力端子(7)及び(8)間には不足電圧引はずしコイ
ル(16)の一方の端子(15)にコレクターが接続された
トランジスタ(11)と不足電圧引はずしコイル(16)の
直列接続体が接続されており、トランジスタ(11)のコ
レクタと端子(7)間にはトランジスタ(11)を保護す
るためのダイオード(10)が接続されている。トランジ
スタ(11)のベースは抵抗(13)及びツェナーダイオー
ド(12)の直列接続体を介して端子(7)に接続されて
いる。
前記制御端子(2)及び(3)間の電圧がトランス
(5)で変圧され全波整流器(6)によって整流されて
所定の直流電圧となりツェナーダイオード(12)に印加
されるとき、ツェナーダイオード(12)のツェナー電圧
以上になるような電圧範囲においては、トランジスタ
(11)のベースにツェナーダイオード(12)を介して電
流が流れ、トランジスタ(11)はオンとなっている。そ
の結果トランジスタ(11)のコレクタと端子(7)間に
接続された不足電圧引はずしコイル(16)には励磁電流
が供給されている。
(5)で変圧され全波整流器(6)によって整流されて
所定の直流電圧となりツェナーダイオード(12)に印加
されるとき、ツェナーダイオード(12)のツェナー電圧
以上になるような電圧範囲においては、トランジスタ
(11)のベースにツェナーダイオード(12)を介して電
流が流れ、トランジスタ(11)はオンとなっている。そ
の結果トランジスタ(11)のコレクタと端子(7)間に
接続された不足電圧引はずしコイル(16)には励磁電流
が供給されている。
制御端子(2)及び(3)間の電圧が所定のレベル以
下に低下し、前記ツェナーダイオード(12)に印加され
る電圧がツェナー電圧以下になると、トランジスタ(1
1)はオフとなり不足電圧引はずしコイル(16)は励磁
電流がなくなって釈放される。その結果、図示を省略し
た機構により回路しゃ断器はトリップされる。このとき
の制御端子(2)及び(3)間の電圧を「落下電圧」と
称する。
下に低下し、前記ツェナーダイオード(12)に印加され
る電圧がツェナー電圧以下になると、トランジスタ(1
1)はオフとなり不足電圧引はずしコイル(16)は励磁
電流がなくなって釈放される。その結果、図示を省略し
た機構により回路しゃ断器はトリップされる。このとき
の制御端子(2)及び(3)間の電圧を「落下電圧」と
称する。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の回路しゃ断器の不足電圧引はずし制御装置は以
上のように構成されているので、落下電圧はツェナーダ
イオード(12)のツェナー電圧と不足電圧引はずしコイ
ル(16)の特性によって決まる。従って落下電圧を変化
させる場合にはツェナー電圧の異なるツェナーダイオー
ドに交換するか、または特性の異なるコイルに交換しな
ければならず、所定の落下電圧を得るために数多くの種
類の不足電圧引はずしコイルまたはツェナーダイオード
を用意しなければならない問題点があった。またトリッ
プ時の作動時間を短縮するために、コンデンサ(9)の
容量を減少させると端子(7)及び(8)間の電流は脈
流となりトランジスタがオンまたはオフを交互に繰り返
し不足電圧引はずしコイルの動作が不安定になる問題点
があった。
上のように構成されているので、落下電圧はツェナーダ
イオード(12)のツェナー電圧と不足電圧引はずしコイ
ル(16)の特性によって決まる。従って落下電圧を変化
させる場合にはツェナー電圧の異なるツェナーダイオー
ドに交換するか、または特性の異なるコイルに交換しな
ければならず、所定の落下電圧を得るために数多くの種
類の不足電圧引はずしコイルまたはツェナーダイオード
を用意しなければならない問題点があった。またトリッ
プ時の作動時間を短縮するために、コンデンサ(9)の
容量を減少させると端子(7)及び(8)間の電流は脈
流となりトランジスタがオンまたはオフを交互に繰り返
し不足電圧引はずしコイルの動作が不安定になる問題点
があった。
[問題点を解決するための手段] この考案のしゃ断器の不足電圧引はずし制御装置は、
内部抵抗を有する直流電源の電圧が所定値以上のとき電
圧検出手段により出力信号を出力させ、その出力信号に
より作動する第1のスイッチ手段によりしゃ断器の不足
電圧引はずしコイルを直流電源に接続し、前記出力信号
により作動し、第1のスイッチが開のとき閉となり、第
1のスイッチが閉のとき開となる第2のスイッチ手段に
より抵抗値が前記不足電圧引はずしコイルの直流抵抗よ
り小さい負荷抵抗を直流電源に接続するように構成して
いる。
内部抵抗を有する直流電源の電圧が所定値以上のとき電
圧検出手段により出力信号を出力させ、その出力信号に
より作動する第1のスイッチ手段によりしゃ断器の不足
電圧引はずしコイルを直流電源に接続し、前記出力信号
により作動し、第1のスイッチが開のとき閉となり、第
1のスイッチが閉のとき開となる第2のスイッチ手段に
より抵抗値が前記不足電圧引はずしコイルの直流抵抗よ
り小さい負荷抵抗を直流電源に接続するように構成して
いる。
[作用] 負荷抵抗の抵抗値は不足電圧引はずしコイルの直流抵
抗の値より小さいので、第1及び第2のスイッチ手段に
より、内部抵抗を有する直流電源に不足電圧引はずしコ
イルが接続され負荷抵抗が接続されないときの電源電圧
は、不足電圧引はずしコイルが接続されず負荷抵抗が接
続されたときの電源電圧より高くなる。
抗の値より小さいので、第1及び第2のスイッチ手段に
より、内部抵抗を有する直流電源に不足電圧引はずしコ
イルが接続され負荷抵抗が接続されないときの電源電圧
は、不足電圧引はずしコイルが接続されず負荷抵抗が接
続されたときの電源電圧より高くなる。
[実施例] 第1図にこの考案によるしゃ断器の不足電圧引はずし
制御装置の実施例を示す。図において、トランス(5)
の一次側の制御端子(2)及び(3)は電源(4)の端
子にそれぞれ接続されている。またトランス(5)の二
次側の端子はブリッシ型全波整流回路(6)に接続され
ており、ブリッジ型全波整流回路(6)の直流出力は端
子(7)及び(8)に出力される。トランス(5)は内
部抵抗(5a)を有しており、この抵抗はトランス(5)
と全波整流回路(6)による直流電源の実質的な内部抵
抗となる。コンデンサ(9)は整流回路のフィルターで
ある。トランジスタ(21)はそのコレクタが抵抗(24)
を介して端子(7)に接続され、エミッタは抵抗(26)
を介して端子(8)に接続されている。またベースはツ
ェナーダイオード(22)と抵抗(23)の直列接続体を介
して端子(7)に接続されている。これらのトランジス
タ(21)、抵抗(23)及び(26)及びツェナーダイオー
ド(22)によって電圧検出回路(17a)が形成されてい
る。トランジスタ(28)はそのコレクタが抵抗(29)を
介して端子(7)に接続されており、エミッタは端子
(8)に接続されている。またそのベースは抵抗(27)
を介してトランジスタ(21)のエミッタに接続されてお
り、抵抗(26)に並列にコンデンサ(25)が接続されて
いる。これらのトランジスタ(28)、抵抗(27)及び
(29)及びコンデンサ(25)によって電圧保持回路(17
b)が構成されている。
制御装置の実施例を示す。図において、トランス(5)
の一次側の制御端子(2)及び(3)は電源(4)の端
子にそれぞれ接続されている。またトランス(5)の二
次側の端子はブリッシ型全波整流回路(6)に接続され
ており、ブリッジ型全波整流回路(6)の直流出力は端
子(7)及び(8)に出力される。トランス(5)は内
部抵抗(5a)を有しており、この抵抗はトランス(5)
と全波整流回路(6)による直流電源の実質的な内部抵
抗となる。コンデンサ(9)は整流回路のフィルターで
ある。トランジスタ(21)はそのコレクタが抵抗(24)
を介して端子(7)に接続され、エミッタは抵抗(26)
を介して端子(8)に接続されている。またベースはツ
ェナーダイオード(22)と抵抗(23)の直列接続体を介
して端子(7)に接続されている。これらのトランジス
タ(21)、抵抗(23)及び(26)及びツェナーダイオー
ド(22)によって電圧検出回路(17a)が形成されてい
る。トランジスタ(28)はそのコレクタが抵抗(29)を
介して端子(7)に接続されており、エミッタは端子
(8)に接続されている。またそのベースは抵抗(27)
を介してトランジスタ(21)のエミッタに接続されてお
り、抵抗(26)に並列にコンデンサ(25)が接続されて
いる。これらのトランジスタ(28)、抵抗(27)及び
(29)及びコンデンサ(25)によって電圧保持回路(17
b)が構成されている。
トランジスタ(28)のコレクタは第2のスイッチ手段
であるトランジスタ(30)のベースに接続されており、
トランジスタ(30)はそのエミッタが端子(8)に、コ
レクタは負荷抵抗(31)を介して端子(7)にそれぞれ
接続されている。負荷抵抗(31)の抵抗値は不足電圧引
はずしコイル(16)の内部抵抗(34)より小さくなされ
ている。トランジスタ(30)のコレクタは第1のスイッ
チ手段であるトランジスタ(33)のベースに接続されて
おり、そのエミッタは端子(8)にコレクタは不足電圧
引はずしコイル(16)を介して端子(7)に接続されて
いる。抵抗(34)は不足電圧引はずしコイル(16)の内
部抵抗である。またダイオード(32)は不足電圧引はず
しコイル(16)の釈放時に上記コイルに発生する逆電圧
を消去するためのものである。
であるトランジスタ(30)のベースに接続されており、
トランジスタ(30)はそのエミッタが端子(8)に、コ
レクタは負荷抵抗(31)を介して端子(7)にそれぞれ
接続されている。負荷抵抗(31)の抵抗値は不足電圧引
はずしコイル(16)の内部抵抗(34)より小さくなされ
ている。トランジスタ(30)のコレクタは第1のスイッ
チ手段であるトランジスタ(33)のベースに接続されて
おり、そのエミッタは端子(8)にコレクタは不足電圧
引はずしコイル(16)を介して端子(7)に接続されて
いる。抵抗(34)は不足電圧引はずしコイル(16)の内
部抵抗である。またダイオード(32)は不足電圧引はず
しコイル(16)の釈放時に上記コイルに発生する逆電圧
を消去するためのものである。
次にこの実施例の動作について説明する。制御端子
(2)及び(3)間に印加された電圧はトランス(5)
によって変圧され全波整流器(6)によって直流に変換
され、端子(7)がプラス極,端子(8)がマイナス極
となる。制御端子(7)及び(8)間の直流電圧は抵抗
(23)及びトランジスタ(21)のベースを介してツェナ
ーダイオード(22)に印加される。ツェナーダイオード
(22)に印加される電圧は実質的に制御端子(2)及び
(3)間に印加される電圧に比例する。
(2)及び(3)間に印加された電圧はトランス(5)
によって変圧され全波整流器(6)によって直流に変換
され、端子(7)がプラス極,端子(8)がマイナス極
となる。制御端子(7)及び(8)間の直流電圧は抵抗
(23)及びトランジスタ(21)のベースを介してツェナ
ーダイオード(22)に印加される。ツェナーダイオード
(22)に印加される電圧は実質的に制御端子(2)及び
(3)間に印加される電圧に比例する。
第2図に制御端子(2)及び(3)間の電圧の変化に
対する、端子(7)及び不足電圧引はずしコイル(16)
の端子(35)間の電圧の変化を示す。図において、制御
端子(2)及び(3)間の電圧の変化は実線で示されて
おり、端子(7)及び(35)間の電圧の変化は点線で示
されている。
対する、端子(7)及び不足電圧引はずしコイル(16)
の端子(35)間の電圧の変化を示す。図において、制御
端子(2)及び(3)間の電圧の変化は実線で示されて
おり、端子(7)及び(35)間の電圧の変化は点線で示
されている。
制御端子(2)及び(3)間の電圧が徐々に上昇して
いく過程において、ツェナーダイオード(22)に印加さ
れる電圧がツェナー電圧以下の状態においては、トラン
ジスタ(21),(28)及び(33)はオフとなっており、
トランジスタ(30)はオンとなっている。ツェナーダイ
オード(22)に印加される電圧がツェナー電圧Vzを越
えるとトランジスタ(21)のベース電流が流れ、トラン
ジスタ(21)はオンとなる。その結果、トランジスタ
(28)及び(33)はオンとなり、トランジスタ(30)は
オフとなる。その結果、不足電圧引はずしコイル(16)
は励磁される。このときの制御端子(2)及び(3)間
の電圧を「吸引電圧」と称する。トランジスタ(30)の
負荷抵抗(31)の抵抗値は不足電圧引はずしコイル(1
6)の抵抗(34)より小さくなされているので、吸引電
圧においてトランジスタ(30)がオフとなりトランジス
タ(33)がオンとなったとき回路を流れる電流は減少
し、トランス(5)の内部抵抗(5a)による電圧降下は
減少して、端子(7)及び(8)間の電圧は上昇する。
この状態を第2図に矢印Aで示す。図に示すように、端
子(7)及び(8)間の電圧は吸引電圧において急激に
上昇し、不足電圧引はずしコイル(16)の両端子(7)
及び(35)間の電圧も零から端子(7)及び(8)間の
電圧にほぼ等しい値まで上昇する。
いく過程において、ツェナーダイオード(22)に印加さ
れる電圧がツェナー電圧以下の状態においては、トラン
ジスタ(21),(28)及び(33)はオフとなっており、
トランジスタ(30)はオンとなっている。ツェナーダイ
オード(22)に印加される電圧がツェナー電圧Vzを越
えるとトランジスタ(21)のベース電流が流れ、トラン
ジスタ(21)はオンとなる。その結果、トランジスタ
(28)及び(33)はオンとなり、トランジスタ(30)は
オフとなる。その結果、不足電圧引はずしコイル(16)
は励磁される。このときの制御端子(2)及び(3)間
の電圧を「吸引電圧」と称する。トランジスタ(30)の
負荷抵抗(31)の抵抗値は不足電圧引はずしコイル(1
6)の抵抗(34)より小さくなされているので、吸引電
圧においてトランジスタ(30)がオフとなりトランジス
タ(33)がオンとなったとき回路を流れる電流は減少
し、トランス(5)の内部抵抗(5a)による電圧降下は
減少して、端子(7)及び(8)間の電圧は上昇する。
この状態を第2図に矢印Aで示す。図に示すように、端
子(7)及び(8)間の電圧は吸引電圧において急激に
上昇し、不足電圧引はずしコイル(16)の両端子(7)
及び(35)間の電圧も零から端子(7)及び(8)間の
電圧にほぼ等しい値まで上昇する。
次に不足電圧引はずしコイル(16)が励磁された状態
で制御端子(2)及び(3)間の電圧が徐々に低下する
場合の動作について説明する。第2図において、制御端
子(2)及び(3)間の電圧が吸引電圧から徐々に低下
する場合、端子(7)及び(8)間の電圧は矢印Bに示
すように徐々に低下し、第1図におけるツェナーダイオ
ード(22)に印加される電圧がツェナー電圧Vz以下に
なると、ツェナーダイオード(22)を流れる電流は零と
なりトランジスタ(21)はオフとなる。その結果トラン
ジスタ(28)及び(33)はオフとなり不足電圧引はずし
コイル(16)の励磁は解除される。また、トランジスタ
(30)はオンとなるので、負荷抵抗(31)に電流が流れ
端子(7)及び(8)間の電圧は急激に低下する。この
ときの制御端子(2)及び(3)間の電圧を「落下電
圧」と称する。このようにして吸引電圧と落下電圧間に
ヒステリシス特性を形成させることができる。
で制御端子(2)及び(3)間の電圧が徐々に低下する
場合の動作について説明する。第2図において、制御端
子(2)及び(3)間の電圧が吸引電圧から徐々に低下
する場合、端子(7)及び(8)間の電圧は矢印Bに示
すように徐々に低下し、第1図におけるツェナーダイオ
ード(22)に印加される電圧がツェナー電圧Vz以下に
なると、ツェナーダイオード(22)を流れる電流は零と
なりトランジスタ(21)はオフとなる。その結果トラン
ジスタ(28)及び(33)はオフとなり不足電圧引はずし
コイル(16)の励磁は解除される。また、トランジスタ
(30)はオンとなるので、負荷抵抗(31)に電流が流れ
端子(7)及び(8)間の電圧は急激に低下する。この
ときの制御端子(2)及び(3)間の電圧を「落下電
圧」と称する。このようにして吸引電圧と落下電圧間に
ヒステリシス特性を形成させることができる。
第1図においてコンデンサ(9)は端子(7)及び
(8)間のフィルターであると共に、端子(2)及び
(3)間の電圧の急激な変化に対して端子(7)及び
(8)間の電圧を一定時間保持し不足電圧引はずしコイ
ル(16)を所定の時間遅れをもって作動させることによ
って安定な動作を得るためのものである。一方回路しゃ
断器のトリップ時の作動時間を短くするためにはコンデ
ンサ(9)の容量は出来るだけ小さい方がよい。本実施
例においては前記ヒステリシス特性により比較的小容量
のコンデンサ(9)を用いても安定した動作が得られ
る。また抵抗(27)及び(29)と比較的容量の小さいコ
ンデンサ(25)による電圧保持回路(17b)によりフィ
ルタ用のコンデンサ(9)と同等の効果を得ることがで
きる。上記実施例では制御電源(4)が交流の場合につ
いて説明したが、直流の場合においては端子(7)及び
(8)間に直接電圧を印加することにより同様の動作を
行なわせることができる。
(8)間のフィルターであると共に、端子(2)及び
(3)間の電圧の急激な変化に対して端子(7)及び
(8)間の電圧を一定時間保持し不足電圧引はずしコイ
ル(16)を所定の時間遅れをもって作動させることによ
って安定な動作を得るためのものである。一方回路しゃ
断器のトリップ時の作動時間を短くするためにはコンデ
ンサ(9)の容量は出来るだけ小さい方がよい。本実施
例においては前記ヒステリシス特性により比較的小容量
のコンデンサ(9)を用いても安定した動作が得られ
る。また抵抗(27)及び(29)と比較的容量の小さいコ
ンデンサ(25)による電圧保持回路(17b)によりフィ
ルタ用のコンデンサ(9)と同等の効果を得ることがで
きる。上記実施例では制御電源(4)が交流の場合につ
いて説明したが、直流の場合においては端子(7)及び
(8)間に直接電圧を印加することにより同様の動作を
行なわせることができる。
[考案の効果] この考案によれば、不足電圧引はずしコイルの直流電
源に並列に、不足電圧引はずしコイルの内部抵抗より低
い抵抗値を有する負荷を接続し、電圧検出手段の出力に
より前記負荷もしくは不足電圧引はずしコイルを切換え
ることによって、電圧検出手段の検出動作にヒステリシ
ス特性を有するように構成しているので、負荷の抵抗値
を変化させることによって吸引電圧と落下電圧を変化さ
せることができる。また吸引電圧と落下電圧との間に所
定の差を設けることができるのでフィルタ用コンデンサ
の容量を減少させても不足電圧引はずしコイルの動作が
不安定になることはない。
源に並列に、不足電圧引はずしコイルの内部抵抗より低
い抵抗値を有する負荷を接続し、電圧検出手段の出力に
より前記負荷もしくは不足電圧引はずしコイルを切換え
ることによって、電圧検出手段の検出動作にヒステリシ
ス特性を有するように構成しているので、負荷の抵抗値
を変化させることによって吸引電圧と落下電圧を変化さ
せることができる。また吸引電圧と落下電圧との間に所
定の差を設けることができるのでフィルタ用コンデンサ
の容量を減少させても不足電圧引はずしコイルの動作が
不安定になることはない。
第1図はこの考案の実施例を示す回路図、第2図は第1
図に示す回路の動作特性を示すグラフ、第3図は従来の
技術による不足電圧引はずし制御装置の回路図である。 (7)、(8):端子 (16):不足電圧引はずしコイル (22):ツェナーダイオード (30)、(33):トランジスタ (31):負荷抵抗
図に示す回路の動作特性を示すグラフ、第3図は従来の
技術による不足電圧引はずし制御装置の回路図である。 (7)、(8):端子 (16):不足電圧引はずしコイル (22):ツェナーダイオード (30)、(33):トランジスタ (31):負荷抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高尾 明 広島県福山市光南町3丁目6番10号 株式 会社ビーシーシー内 (56)参考文献 実開 昭59−191894(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】交流電源の出力を整流して直流を出力する
内部抵抗を有する直流電源、 前記直流電源の電圧が所定値以上のとき出力信号を出力
する電圧検出手段、 電圧検出手段の出力信号により作動し、しゃ断器の不足
電圧引はずしコイルを前記直流電源に接続する第1のス
イッチ手段、 電圧検出手段の出力信号により作動し、第1のスイッチ
手段が開のとき閉となり、第1のスイッチ手段が閉のと
き開となる第2のスイッチ手段、及び 第2のスイッチ手段により前記直流電源に接続され、抵
抗値が前記不足電圧引はずしコイルの直流抵抗より有意
の差だけ小さい負荷抵抗を有し、それによって前記第1
のスイッチ手段が閉となるときの交流電源の電圧である
吸引電圧と、前記第1のスイッチ手段が開となるときの
前記交流電源の電圧である落下電圧との間に所定のヒス
テリシス特性を与えた しゃ断器の不足電圧引はずし制御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987140598U JPH082918Y2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | しゃ断器の不足電圧引はずし制御装置 |
KR2019880010261U KR910002728Y1 (ko) | 1987-09-14 | 1988-06-29 | 차단기의 부족전압 트립제어장치 |
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