JPH0829176A - 材芯測定器及びこれを使用する墨付装置 - Google Patents

材芯測定器及びこれを使用する墨付装置

Info

Publication number
JPH0829176A
JPH0829176A JP18301094A JP18301094A JPH0829176A JP H0829176 A JPH0829176 A JP H0829176A JP 18301094 A JP18301094 A JP 18301094A JP 18301094 A JP18301094 A JP 18301094A JP H0829176 A JPH0829176 A JP H0829176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measuring device
log
core
pair
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18301094A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinkichi Takahashi
信吉 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKEI KENCHIKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
SANKEI KENCHIKU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANKEI KENCHIKU KENKYUSHO KK filed Critical SANKEI KENCHIKU KENKYUSHO KK
Priority to JP18301094A priority Critical patent/JPH0829176A/ja
Publication of JPH0829176A publication Critical patent/JPH0829176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水平に配置した丸太材と、この丸太材に対し
て横方向から勾配を付けて配置した丸太材との材芯間の
垂直距離を正確に測定する材芯測定器を提供するととも
に、丸太材の周側面に材芯と直角又は斜め角度で正確に
墨付けする墨付装置を提供する。 【構成】 一対の平行杆1に連結部材2と支持部材4と
を架け渡して設け、挟持部材3を該連結部材2と相対す
るように設け、該支持部材4と挟持部材3との間に押動
機構17を設け、かつ該挟持材3に内向きの係止部10
を設けてある一方、該一対の平行杆1に軸穴付きの位置
調節部材20を移動可能に設けて材芯測定器を構成し、
この材芯測定器に、墨付用枠材を備えた案内杆を載置し
て、墨付装置を構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸太材を軸組工法その
他の工法により組み上げて、通称ログハウスといわれる
建築物やその他の構築物を構築するため必須な材芯測定
器を提供するとともに、この材芯測定器を使用して、丸
太材の周側面にその材芯と直角又は斜め角度に墨付けす
る墨付装置を提供する。
【0002】
【従来の技術】従来、丸太材の軸組工法等においても、
予め丸太材に墨付けすることが行われている。この墨付
けは、丸太材の両端の木口にそれぞれ直角に交差する十
字線を墨付けしその交点を芯として、次いで丸太材の周
側面に、両端の十字線の先端と先端とを結ぶ上芯墨、横
芯墨、下芯墨と呼ばれる芯線を墨付けする技法である。
なお、この技法でいう材芯とは木口に墨付けした十字線
の交点と交点とを結ぶ仮想線である。しかし従来は、水
平に配置した丸太材と、この丸太材に対し横方向から傾
斜させて配置した丸太材との材芯間の垂直距離を正確に
測定する材芯測定器はなかった。また、丸太材の周側面
に丸太材の材芯と直角又は斜め角度に墨付けが正確に行
える専用の墨付装置はなかった。
【0003】丸太材を用いて軸組工法等により、建築物
等を構築するさいに、例えば水平に配置した丸太材と、
この丸太材に対し横方向から傾斜させて配置した丸太材
との材芯間の垂直距離を正確に測定してから、その両丸
太材の周側面に墨付けをすることが必要である。しか
し、従来は、この材芯間の垂直距離を正確に測定する手
段はなく、専ら作業者の経験やカンに頼っているという
問題点があった。
【0004】また、丸太材を軸組工法によって組み上げ
ていくには丸太材の材芯と直角又は斜角度に、その周側
面に墨付けをすることが重要であり、この他の工法にお
いても同様であるが、従来は、この墨付け作業は専ら作
業者の経験やカンに頼っているという問題点があった。
さらに、丸太材の周側面は複雑な曲面をなしており、そ
の曲面に信頼できる精度でこの墨付け作業をするのは、
困難であるという問題点があった。
【0005】さらに近年はログハウスの建築が世界的に
広がり日本においてもログハウスの普及が本格化する趨
勢にあることから、例えば、建築物等の構築にさいし
て、水平に配置した丸太材と、この丸太材に対し横方向
から傾斜させて配置した丸太材との材芯間の垂直距離を
正確に測定する材芯測定器が望まれているという課題と
ともに、丸太材の材芯と直角又は斜角度に信頼できる精
度で便利良く墨付けが行える墨付装置が望まれていると
いう課題があった。
【0006】本発明は、上記の問題点や課題を解決する
ため、例えば水平に配置した丸太材と、この丸太材に対
し横方向から傾斜させて配置した丸太材との材芯間の垂
直距離を正確に測定する新規な材芯測定器を提供すると
ともに、丸太材の周側面に材芯と直角又は斜め角度に信
頼できる精度で便利良く墨付けが行える新規な材芯測定
器を使用する墨付装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明材芯測定器にあっては、一対の平行杆に、連
結部材と支持部材とを架け渡して設けるとともに、挟持
部材を該連結部材と相対するように設け、該支持部材と
挟持部材との間に押動機構を設け、かつ連結部材と挟持
部材のそれぞれに内向きの係止部を設けてある一方、該
一対の平行杆の各々に軸穴付きの位置調節部材を移動可
能に設けて、該軸穴にピンを該平行杆と垂直方向に挿入
して構成してあることを特徴とする。
【0008】上記挟持部材を上記平行杆に移動可能に架
設し、上記位置調節部材を該連結部材と挟持部材との間
に設けてあることを特徴とする。上記支持部材を平行杆
に移動可能に設け、支持部材を平行杆に固定する固定ネ
ジを設けてあることを特徴とする。上記支持部材は、固
定板を介在させて上記一対の平行杆に架け渡して設けて
あることを特徴とする。上記支持部材に挟持部材を設
け、該挟持部材に内向きの係止部を設けるとともに、上
記位置調節部材を該連結部材と支持部材との間に設けて
あることを特徴とする。上記挟持部材を支持部材に一体
的に設けてあることを特徴とする。
【0009】本発明材芯測定器を使用する墨付装置にあ
っては、上記の特徴を有する材芯測定器に、一対の案内
杆を、上記一対の平行杆にスライド可能に載置してある
とともに、該一対の案内杆の端部に墨付用案内部材を設
けてあることを特徴とする。上記平行杆に、墨付用案内
部材を角度調節可能に設けてあることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明材芯測定器は上記の構成から、この材芯
測定器を、例えば水平に設けた丸太材の横芯墨に係止さ
せて、この丸太材に掛着してから、ピンの上方の延長線
上に傾斜している丸太材の横芯墨の高さを合わせる。そ
れにより、丸太材双方の材芯間の垂直距離を正確に測定
できる。
【0011】本発明材芯測定器を使用する墨付装置は、
上記の構成から、この墨付装置を丸太材の横芯墨に係止
させ、位置調節部材を丸太材の上芯墨の真上に位置させ
て、ピンを上芯墨に突き刺してから、墨付用枠材に沿っ
て、丸太材の周側面に材芯と直角又は斜め角度に墨付け
を行える。
【0012】
【実施例】
〔実施例1〕本発明材芯測定器を以下図1及び図2に沿
って説明する。図1は材芯測定器の平面図であり、図2
はその正面図である。一対の平行杆1、1に、連結部材
2と、固定ネジ6を取付けた支持部材4とを架け渡して
設けてあり、この連結部材2と相対するようにして、挟
持部材3を平行杆1、1に移動可能に架設してある。こ
こで、平行杆1、1は長尺の四角筒体であり、その片側
の外側面部に設けた長孔5に、支持部材4の固定ネジ6
を挿通してあり、この固定ネジ6は平行杆1、1の内部
に入れたナット14と螺合している。なお、平行杆の形
状は四角筒体に限られない。
【0013】連結部材2は、方形板の上辺に上板7を内
向きに直角に設け、同じく両側辺に側板8を設け、上板
7と側板8とが結合する隅角部の内側に平行に平行杆の
端部を固着することにより、連結部材2を平行杆1に架
け渡して固着してある。図中9は、平行杆1の下面に固
着して設けた短い下板である。連結部材2の下端辺の両
端近傍には、小鋸状の係止部10を内向きにやや突出さ
せて、後述する挟持部材3の係止部13と相対して設け
てある。なお、連結部材の構成は上記の例に限られな
い。
【0014】挟持部材3は、方形板の上辺に上板11を
外向きに直角に設けて、その方形板の両側辺の上端部を
打ち抜いて、上板11の下面に沿って、方形板の両側の
上端部に角型の貫通孔を形設してある。この両側の貫通
孔に平行杆1を貫通させて、挟持部材3を平行杆1に移
動可能に架け渡して設けてある。図中12は、短い下板
であり、平行杆1の下面を案内する。挟持部材3の下端
辺の両端近傍には、上記連結部材2の係止部10と相対
して小鋸状の係止部13を内向きに設けてある。なお、
挟持部材の構成は上記の例に限られない。上記の通り、
係止部は4カ所に設けてあるが、この係止部は3カ所に
設けるようにしてもよい。
【0015】支持部材4は、方形板の上辺に上板15を
外向きに直角に設け、同じく両側辺に側板16を設け
て、その方形板の両側上端部を打ち抜いて、上板15の
下面と側板16の内面とに沿って、方形板の両側上端部
に小方形状の貫通孔を形設してある。この両側の小方形
状の貫通孔に平行杆1を緩く貫通して、支持部材4を平
行杆1に移動可能に架け渡して設けてある。図中23
は、短い下板であり、平行杆1の下面を支持案内するも
のである。この支持部材4は、上記固定ネジ6を緩める
ことにより、長孔5の長さの及ぶ範囲で位置調節が可能
であり、位置調節した後、固定ネジを締めてその位置を
固定するようにしてある。なお、支持部材の構成は上記
の例に限られない。
【0016】挟持部材3と支持部材4との間に、押動機
構17を設けてある。この押動機構17は、スプリング
の両端に設けたヒンジ付の押動片を介して、ヒンジで連
結した押動板18を開かせるように作用する。一方、押
動板18の両端は、挟持部材3と支持部材4とに固定し
たヒンジに繋がっており、上記作用により、固定ネジ付
の支持部材4が、挟持部材3を内側に向けて押動するよ
うに作用する。また、挟持部材3への押動力を高めるた
め、挟持部材3と支持部材4との間に拡圧スプリングを
設けて、これを押動機構17に加えてもよい。なお、押
動機構の構成は上記の例に限られない。
【0017】図中20は、小筒体からなる位置調節部材
で、平行杆1を挿通することにより、連結部材2と挟持
部材3との間に設けてあり、この位置調節部材20に軸
穴19を形成してある。この軸穴19にはピン21が平
行杆1と垂直方向に挿入しており、固定ネジ22がピン
21を固定するようにしてある。
【0018】〔実施例2〕次に、材芯測定器の別の実施
例を図3と図4に沿って説明する。図3は、この材芯測
定器の斜視図であり、図4は固定板による平行杆の固定
状態を示す説明図である。図3中、一対の平行杆45
に、連結部材44と、支持部材46とを架け渡して設け
てあり、この連結部材44と相対するようにして、支持
部材46の下方水平部に、挟持部材51を設けてある。
平行杆45は長尺の四角筒体であり、その右側下面部に
逆止歯50を下向きに形設してあり、この逆止歯50に
固定板47が当たるようにしてある。
【0019】連結部材44は、直角状に折り曲げた連結
板56の両側角隅部の内面に、連結脚48の外側面の上
方部と上端面とを固着して形成してある。この連結脚4
8の内側面の上方部と連結板56の下面とを、平行杆4
5の左端と、左側上面とに固着して、連結部材44を平
行杆45に架け渡して設けてある。連結部材44の下端
には、小刃状の係止部54を、挟持部材51の係止部5
2と相対して設けてある。上記の通り、係止部は4カ所
に設けてあるが、この係止部は3カ所に設けるようにし
てもよい。
【0020】平行杆45の他端側には、支持部材46、
46を移動可能に架設してある。この支持部材46、4
6は、四角筒体を略L字状に形成したものであり、その
上方の水平部の内側に平行杆45の水平部が挿通してい
る。支持部材46の上方水平部の両側面に軸支材49を
固着して設けてあり、この軸支材49が蝶ナット付のボ
ルト55を軸支して、このボルト55が、略コ字状の固
定板47の両端のアーム部を軸支している。この構成に
より、支持部材46、46は、固定板47を介在させて
平行杆45に移動可能に架け渡して設けてある。図4
中、平行杆45に下向きに形設した逆止歯50と相対し
て、支持部材46の下面の一部に長方形状の孔を設けて
ある。これにより、固定板47の両端のアーム部は逆止
歯50と接触できる。この固定板47は、ボルト55よ
り左側の部分が重くなっているから、固定板47の両端
のアーム部の右側端は逆止歯50の歯部に係止して、外
方に向かう力に対して、支持部材46の位置を固定でき
る。
【0021】この支持部材46は、上記固定板47のア
ーム部の左側部を引き上げれることにより、右側端は逆
止歯から外れて、逆止歯50の長さが及ぶ範囲で段階的
に位置調節が可能であり、位置調節した後、左側部を放
してその位置を固定するようにしてある。
【0022】支持部材46の下方の水平部には、方形筒
状体の挟持部材51を連結部材44と相対するように設
けてあり、この挟持部材51の両端部に小刃状の係止部
52を内向きに設けてある。図示実施例では、係止部5
2を挟持部材51の両端部に設けたが、挟持部材51の
中央部に1ケの係止部を設け、連結部材44の係止部5
4と3点で丸太材を支持するようにしてもよい。このよ
うにすれば均一な径の丸太材でなくとも確実に支持する
ことができて効果的である。また、これら係止部52、
54はピンによって構成してもよい。この支持部材46
の下方の水平部と挟持部材51との間には、拡圧スプリ
ングを備えた押動ピンからなる押動機構53を設けてあ
り、挟持部材51を内方に向けて押すようにしてある。
位置調節部材20を平行杆45を挿通することにより、
連結部材44と支持部材46との間に移動可能に設けて
る。
【0023】図5は、実施例1の材芯測定器を用いて、
丸太材と丸太材の材芯間の垂直距離を測定するさいの説
明図である。丸太材30は、図面に対し垂直方向に向い
ており、横芯墨32、32を含む平面が水平になるよう
に配置してある。丸太材35は、その横芯36、36を
真横に位置付けて、この丸太材30の横直角方向から勾
配を付けて配置してある。このとき、丸太材30の上芯
墨31と下芯墨33とを含む平面は垂直になっている。
この状態で、丸太材30の材芯34と、丸太材35の材
芯37との間の垂直距離を測定するには、先ず丸太材3
5のほぼ真下で、材芯測定器の係止部10、13を丸太
材30の横芯墨31、31に突き刺して材芯測定器を丸
太材30に掛着させる。この掛着方法は後述する。
【0024】そして、ピン21の先端を丸太材30の上
心墨31に合わせて突き刺し、ついで曲尺あるいはスケ
ール等を用いてピン21の上方の延長線に位置する丸太
材35の横芯墨36に合わせる(図中、六分割線付の丸
印で示す)。図中矢印線Aが平行杆1とピン21の延長
線に位置する丸太材35の横芯墨との間の長さであり、
矢印線Bが丸太材30の横芯墨32と平行杆1との間の
長さである。矢印線Cは、丸太材30の横芯墨32と丸
太材35の横芯墨36との間の長さである。この長さ
は、丸太材30の材芯34と、丸太材35の材芯37と
の間の垂直距離に等しい。これにより、材芯間の垂直距
離を正確に測定できる。なお、材芯測定器が水平に位置
してない場合は、材芯間の最小距離を測定することにな
る。また、丸太材と丸太材との端部が交差している場合
や、互いに異なる方向に丸太材を配置した場合にも、丸
太材の材芯間の垂直距離又は最小距離を測定できる。
【0025】実施例2の材芯測定器を用いても、上記と
同様にして、丸太材の材芯間の垂直距離又は最小距離を
測定できる。
【0026】図6は、本発明材芯測定器を使用する墨付
装置を丸太材30に掛着した状態を示す斜視図である。
前述した実施例1の材芯測定器に、長尺の四角筒体の一
対の案内杆38、38を平行杆1にスライド可能に載置
してある。この案内杆38、38の端部に墨付用案内部
材39を連結してあり、他端側の両側面部には長孔40
を設けてある。墨付用案内部材39は、その上板41を
平行杆1に直交して固着してあり、この上板41の両端
にヒンジを介して、2枚の側板を連結し、左側の側板の
下端にヒンジを介して下板を連結し、この下板の自由端
を右側の側板の下端とマグネットにより着脱自在に構成
し、これで丸太材30を囲むことができるようにしてあ
る。この墨付用案内部材39は枠材によって構成しなく
ともよく、案内板によって構成してもよい。この場合に
は、墨付用枠材39が丸太材の材芯に対して直交して位
置するから、材芯に対し直交する線を丸太材周側面に墨
付けする。一方、丸太材の周側面に材芯と傾斜する線を
墨付けするために、上記墨付用案内部材39を案内杆3
8、38に対して偏角回動可能に取付けることもでき
る。この構成において、偏角回動角度を決めることがで
きるよう墨付用案内部材39の上板41上に角度目盛を
付けておくことが望ましい。
【0027】案内杆38、38の他端の長孔40には、
把手43付の挟持材42を貫通させて設けてあり、この
挟持材42を案内杆38、38に直交させることにより
案内杆38、38間の間隔を拡げて案内杆を移動可能に
し、挟持材42を案内杆38、38に対し直交する向き
から偏角させることにより、案内杆38、38間の間隔
を狭くして、この案内杆38、38によりピン21、2
1を挟み付け、案内杆38、38を平行杆1に対し固定
するようにしてある。この挟持部材42を使用した固定
機構は、案内杆38、38の外側から挟み付けるような
挟持具を用いてもよい。
【0028】上記の材芯測定器を使用する墨付装置を、
丸太材30に掛着するには、先ず丸太材30の太さを見
計らって、支持部材4を平行杆1、1の適当な位置に固
定ネジ6により固定する。そこで、挟持部材3が押動機
構17により内側に押されて連結部材2と共働して、係
止部13と10とが横芯墨32、32に突き刺さり、こ
の墨付装置を丸太材30に掛着できる。
【0029】次いで、挟持材42を緩めて、案内杆3
8、38を離し、位置調節部材20を移動させて軸穴1
9を上芯墨32の真上に位置させて、ピン21を上芯墨
31に突き刺す。そこで、挟持具を使用して案内杆3
8、38の端部を締め付け、案内杆38と38間の中心
線が丸太材30の材芯34と平行な位置にして固定でき
る。それから、墨付用案内部材39の端面に沿って丸太
材30の周側面に、材芯34と所定の角度で墨付けを行
う。
【0030】実施例2の材芯測定器からも、上記と同様
にして、材芯測定器を使用する墨付装置を容易に構成で
きる。この墨付装置は、上記に説明した手順と同様にし
て、丸太材に掛着して、丸太材の周側面に墨付けでき
る。
【0031】案内杆、墨付用案内部材は上記の形状に限
られなく、また案内杆と墨付用案内部材の連結の構成や
方法、挟持材の構成は上記の例に限られない。
【0032】
【発明の効果】本発明材芯測定器は上記の構成から、水
平に配置した丸太材と、この丸太材に対し、横方向から
勾配を付けて配置した丸太材との材芯間の垂直距離を容
易にかつ正確に測定できる効果を有する。さらに、丸太
材と丸太材との端部が交差している場合や、互いに異な
る方向に丸太材を配置した場合にも、丸太材の材芯間の
垂直距離又は最小距離を測定できる効果を有する。
【0033】本発明材芯測定器を使用する墨付装置は上
記の構成から、丸太材の周側面に材芯と直角又は斜め角
度に容易にかつ正確に墨付けできる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明材芯測定器を示す平面図
【図2】材芯測定器を示す正面図
【図3】材芯測定器の別の実施例を示す斜視図
【図4】平行杆の固定状態を示す説明図
【図5】材芯測定器を用いて、丸太材の材芯間の垂直距
離を測定する説明図
【図6】本発明材芯測定器を使用する墨付装置を丸太材
に掛着した状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 平行杆 2 連結部材 3 挟持部材 4 支持部材 10 係止部 13 係止部 17 押動機構 19 軸穴 20 位置調節部材 21 ピン 38 案内杆 39 墨付用案内部材 44 連結部材 45 平行杆 46 支持部材 47 固定板 51 挟持部材 52 係止部 54 係止部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の平行杆に、連結部材と支持部材と
    を架け渡して設けるとともに、挟持部材を該連結部材と
    相対するように設け、該支持部材と挟持部材との間に押
    動機構を設け、かつ連結部材と挟持部材のそれぞれに内
    向きの係止部を設けてある一方、該一対の平行杆の各々
    に軸穴付きの位置調節部材を移動可能に設けて、該軸穴
    にピンを該平行杆と垂直方向に挿入して構成してあるこ
    とを特徴とする材芯測定器。
  2. 【請求項2】 上記挟持部材を上記平行杆に移動可能に
    架設し、上記位置調節部材を該連結部材と挟持部材との
    間に設けてあることを特徴とする請求項1記載の材芯測
    定器。
  3. 【請求項3】 上記支持部材を平行杆に移動可能に設
    け、支持部材を平行杆に固定する固定ネジを設けてある
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の材芯測定器。
  4. 【請求項4】 上記支持部材は、固定板を介在させて上
    記一対の平行杆に架け渡して設けてあることを特徴とす
    る請求項1記載の材芯測定器。
  5. 【請求項5】 上記支持部材に挟持部材を設け、該挟持
    部材に内向きの係止部を設けるとともに、上記位置調節
    部材を該連結部材と支持部材との間に設けてあることを
    特徴とする請求項1又は4記載の材芯測定器。
  6. 【請求項6】 上記挟持部材を支持部材に一体的に設け
    てあることを特徴とする請求項1に記載の材芯測定器。
  7. 【請求項7】 一対の平行杆に、連結部材と支持部材と
    を架け渡して設けるとともに、挟持部材を該連結部材と
    相対するように設け、該支持部材と挟持部材との間に押
    動機構を設け、かつ連結部材と挟持部材のそれぞれに内
    向きの係止部を設けてある一方、該一対の平行杆の各々
    に軸穴付きの位置調節部材を移動可能に設けて、該軸穴
    にピンを該平行杆と垂直方向に挿入してある材芯測定器
    に、一対の案内杆を、上記一対の平行杆にスライド可能
    に載置してあるとともに、該一対の案内杆の端部に墨付
    用案内部材を設けてあることを特徴とする材芯測定器を
    使用する墨付装置。
  8. 【請求項8】 上記挟持部材を上記平行杆に移動可能に
    架設し、上記位置調節部材を該連結部材と挟持部材との
    間に設けてあることを特徴とする請求項6記載の材芯測
    定器を使用する墨付装置。
  9. 【請求項9】 上記平行杆に、上記墨付用案内部材を角
    度調節可能に設けてあることを特徴とする請求項6又は
    7記載の材芯測定器を使用する墨付装置。
JP18301094A 1994-07-13 1994-07-13 材芯測定器及びこれを使用する墨付装置 Pending JPH0829176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18301094A JPH0829176A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 材芯測定器及びこれを使用する墨付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18301094A JPH0829176A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 材芯測定器及びこれを使用する墨付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0829176A true JPH0829176A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16128164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18301094A Pending JPH0829176A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 材芯測定器及びこれを使用する墨付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0829176A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102997790A (zh) * 2012-11-20 2013-03-27 无锡麦铁精密机械制造有限公司 一种电机底座定位件的检测装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102997790A (zh) * 2012-11-20 2013-03-27 无锡麦铁精密机械制造有限公司 一种电机底座定位件的检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4463758A (en) Computed tomography stereotactic frame
US2633162A (en) Portable miter box for power-driven handsaws
JPH0829176A (ja) 材芯測定器及びこれを使用する墨付装置
US5758428A (en) Rafter measuring and positioning template and method
JP2000080545A (ja) ダブルラッシェル機におけるトリックプレート間隔の調整装置
JP2000080545A5 (ja)
JPS6267311A (ja) シヤシクランプ
CN217504734U (zh) 一种测量扁线宽度的装置
JP2681534B2 (ja) 引掛ローゼットの荷重試験器
JPH0431946Y2 (ja)
JPS5851789Y2 (ja) 製図台
CN213018562U (zh) 地墙仪用上梁悬挂支撑装置
JPH0857802A (ja) 丸太材穿孔台
JPS637477Y2 (ja)
JPH0337338Y2 (ja)
JPH07260484A (ja) メジャテープの端部取付け具
JP3008649U (ja) ピン立て治具
JPH0731123Y2 (ja) コンクリート製供試体の撓測定装置
JPH07314354A (ja) ガイドスライダー墨付装置並びにガイドスライダー及び墨付具
CN219038003U (zh) 一种门窗检测水平尺
CN217913558U (zh) 一种人防门吊板焊接装置
JP3039754U (ja) 留め定規
CN209992283U (zh) 一种砂浆贯入检测装置
JPH0572086A (ja) 破壊靱性試験装置
KR100194881B1 (ko) 패널 체크용 지그