JPH08291630A - 索条吊下げ用金具 - Google Patents

索条吊下げ用金具

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Publication number
JPH08291630A
JPH08291630A JP9644495A JP9644495A JPH08291630A JP H08291630 A JPH08291630 A JP H08291630A JP 9644495 A JP9644495 A JP 9644495A JP 9644495 A JP9644495 A JP 9644495A JP H08291630 A JPH08291630 A JP H08291630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shackle
hook portion
clamp
rope
wire rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9644495A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Ochiai
学 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Kaki Kogyo KK
Original Assignee
Riken Kaki Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Riken Kaki Kogyo KK filed Critical Riken Kaki Kogyo KK
Priority to JP9644495A priority Critical patent/JPH08291630A/ja
Publication of JPH08291630A publication Critical patent/JPH08291630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保安ネット等を支持する索条の吊下げ用金具
において、フック部に掛けた索条の引張方向が変化して
も無理な荷重が加わらないようにすると共に、索条のフ
ック部からの自然離脱を防ぐ。 【構成】 クランプ2にシャックル本体6をシャックル
ピン9を介して揺動自在に連結し、このシャックル本体
6の底板部6bに、先端部がシャックル本体6内を通る
フック部7を連設し、その先端に抜止め片8をT字状に
交差させて連設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として建造物の外面
に保安ネットやシートを張設する際、それらネットやシ
ートの吊下げ用ロープ、ワイヤ等の索条を掛止めするの
に用いられる索条吊下げ用金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の索条吊下げ用金具では、例えば実
公平5−18438号公報に開示されているように、金
具取付部に締結されるクランプの下面に、索条を掛ける
フックが溶接されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記金具では、
これに索条を介して吊下げられた保安ネットやシートが
風に煽られると、索条の引張方向が変化し、クランプと
フックとの溶接部に無理な荷重が加わり、その耐久性が
損なわれる虞れがある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたの
で、吊下げた索条の引張り方向が変化しても、無理な荷
重が作用しないようにして耐久性の高い索条吊下げ用金
具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、金具取付部に締結されるクランプに逆門
形のシャックル本体をシャックルピンを介して揺動可能
に連結し、このシャックル本体に、シャックルピンに直
交する平面上でU字状に屈曲したフック部を一体に連設
してシャックルを構成し、そのフック部に吊下げるべき
索条を掛けるようにしたことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、上記特徴に加えて、前記フ
ック部を、その基端がシャックル本体の底板部の一端に
連結する一方、その先端部がシャックル本体内を貫通す
るように形成し、その先端に、シャックル本体の両側板
部に間隔を存して対向する抜止め片を連設したことを第
2の特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の第1の特徴によれば、シャックルのフ
ック部に掛けた索条の引張方向が変化しても、これに応
じてシャックルがシャックルピン周りに揺動することに
より、クランプ及びシャックルの連結部に無理な荷重が
加わることを防止できる。
【0008】また本発明の第2の特徴によれば、フック
部に掛けた索条がその引張力の緩みにより抜出ようとし
ても、フック部の先端に形成された抜止め片に邪魔され
て、索条のフックからの自然離脱が防止される。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0010】図1は本発明の索条吊下げ用金具の斜視
図、図2は図1の2矢視図、図3は図2の3−3線断面
図、図4は前記金具の使用状態説明図である。
【0011】図1ないし図3において、索条吊下げ用金
具1は、クランプ2とそれに連結されるシャックル3と
を備える。
【0012】クランプ2のクランプ本体4は、鋳造又は
鍛造により成形されたもので、相対向するアッパーアー
ム部4a及びロアーアーム部4bと、これらを一体に連
結するブリッジ部4cとからなっていて、コ字形をなし
ている。そのアッパーアーム部4aにクランプボルト5
を螺装してクランプ2が構成され、そのクランプボルト
5は、その回転によりロアーアーム部4bに対して進退
させることができる。
【0013】シャックル3は鋼板製であって、シャック
ル本体6、フック部7及び抜止め片8を一体に連ねて構
成される。シャックル本体6は、左右の側板部6a,6
aを底板部6bにより一体に連結して逆門形に形成され
る。その両側板部6a,6aの上端部は、互いに近接す
るように曲げられ、これらの間に挿入された前記クラン
プ本体4のロアーアーム部4bとシャックルピン9を介
して連結される。したがってシャックル3はシャックル
ピン9周りに揺動が可能である。
【0014】フック部7は、シャックル本体6の底板部
6bの一端に基端が一体に連結し、且つ中間部がシャッ
クルピン9と直交する平面上で屈曲して先端部がシャッ
クル本体6内を貫通するようにU字状に形成される。し
かもその屈曲内側の表面は半円状の凸面に形成され、こ
れに掛けられる後述の索条10を傷損しないようになっ
ている。このフック部7の先端に抜止め片8がT字状に
交差するように一体に連設される。この抜止め片8は図
2及び図3に示すように、シャックル本体6の両側板部
6a,6a間の距離より長く形成され、且つ両側板部6
a,6aから一定の間隔11をあけて配置される。
【0015】而して、この索条吊下げ用金具1の使用に
当っては、図1,図2,図4に示すように、先ず建造物
の例えば梁用鉄骨12の適所をクランプ本体4のロアー
アーム部4bとクランプボルト5とで挟みつけることに
より、適当数のクランプ2を鉄骨12に適当間隔を置い
て取付ける。
【0016】次いで建造物の外面を覆う保安ネット13
の上縁に多数付設されている輪状の索条10を対応する
フック部7の屈曲部側からシャックル本体6内に通し、
この索条10の輪の中に抜止め片8を入れて索条10を
引けば、索条10のフック部7への掛止め状態が得られ
る。
【0017】このような取付状態で保安ネット13が風
に煽られると、索条10の引張方向が変化するが、その
変化に追従するようにシャックル3全体がシャックルピ
ン9周りに揺動するので、クランプ2及びシャックル3
の連結部に無理な荷重が加わることはなく、その耐久性
が確保される。
【0018】また保安ネット13の波打ち振動により、
索条10に緩み方向の力が加わって、索条10がフック
部7から抜け出ようとしても、抜止め片8がそれを阻止
するので、索条10のフック部7からの自然離脱を防ぐ
ことができる。
【0019】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない限り種々の設計変更が可能
である。例えば、ボルト締め式クランプ2に代えて、レ
バーの回動により締付けるトグル式クランプを用いるこ
ともできる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、金具取付部に締結されるクランプに逆門形のシャッ
クル本体をシャックルピンを介して揺動可能に連結し、
このシャックル本体に、シャックルピンに直交する平面
上でU字状に屈曲したフック部を一体に連設してシャッ
クルを構成し、そのフック部に吊下げるべき索条を掛け
るようにしたので、フックに掛けた索条の引張方向の変
化に応じてシャックルを揺動させることができ、これに
よりクランプ及びシャックルの連結部に無理な荷重が加
わることを回避して、その耐久性を確保することができ
る。
【0021】また本発明の第2の特徴によれば、前記フ
ック部を、その基端がシャックル本体の底板部の一端に
連結する一方、その先端部がシャックル本体内を貫通す
るように形成し、その先端に、シャックル本体の両側板
部に間隔を存して対向する抜止め片を連設したので、フ
ックに掛けた索条がその引張力の緩みにより抜出ようと
しても、これを抜止め片により阻止し、自然離脱を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る索条吊下げ用金具の斜
視図
【図2】図1の2矢視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】上記金具の使用状態説明図
【符号の説明】
1 索条吊下げ用金具 2 クランプ 3 シャックル 4 クランプ本体 6 シャックル本体 6a 底板部 6b 側板部 7 フック部 8 抜止め片 9 シャックルピン 10 索条 12 鉄骨(金具取付部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金具取付部(12)に締結されるクラン
    プ(2)に逆門形のシャックル本体(6)をシャックル
    ピン(9)を介して揺動可能に連結し、このシャックル
    本体(6)に、シャックルピン(9)に直交する平面上
    でU字状に屈曲したフック部(7)を一体に連設してシ
    ャックル(3)を構成し、そのフック部(7)に吊下げ
    るべき索条(10)を掛けるようにしたことを特徴とす
    る、索条吊下げ用金具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 前記フック部(7)を、その基端がシャックル本体
    (6)の底板部(6b)の一端に連結する一方、その先
    端部がシャックル本体(6)内を貫通するように形成
    し、その先端に、シャックル本体(6)の両側板部(6
    a)に間隔を存して対向する抜止め片(8)を連設した
    ことを特徴とする、索条吊下げ用金具。
JP9644495A 1995-04-21 1995-04-21 索条吊下げ用金具 Pending JPH08291630A (ja)

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JP9644495A JPH08291630A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 索条吊下げ用金具

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JP9644495A JPH08291630A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 索条吊下げ用金具

Publications (1)

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JPH08291630A true JPH08291630A (ja) 1996-11-05

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JP9644495A Pending JPH08291630A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 索条吊下げ用金具

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JP (1) JPH08291630A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU712407B3 (en) * 1999-04-16 1999-11-04 Gary Raymond Donohue A roof safety device
JP2016141989A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 日本セイフティー株式会社 工事用シート、ネットの設置装置
KR20210024335A (ko) * 2019-08-22 2021-03-05 주식회사 지앤아이 방진 서스펜딩 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AU712407B3 (en) * 1999-04-16 1999-11-04 Gary Raymond Donohue A roof safety device
JP2016141989A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 日本セイフティー株式会社 工事用シート、ネットの設置装置
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040310