JPH08291515A - 自立型砂防ロックフォーム - Google Patents
自立型砂防ロックフォームInfo
- Publication number
- JPH08291515A JPH08291515A JP9700195A JP9700195A JPH08291515A JP H08291515 A JPH08291515 A JP H08291515A JP 9700195 A JP9700195 A JP 9700195A JP 9700195 A JP9700195 A JP 9700195A JP H08291515 A JPH08291515 A JP H08291515A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support frame
- lock
- piece
- concrete panel
- steel support
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲の環境と調和し、構造物に信頼性が高
く、施工性、経済性に優れた砂防、治山を目的とした重
力式ダムや床固工の型枠ブロックとして使用される自立
型砂防ロックフォームを提供する。 【構成】 表面が擬石模様に形成されるか、または表面
に自然石が埋込まれた十字型の前面コンクリートパネル
Ａの後面に、鋼製支持枠Ｂが一体に結合される。
く、施工性、経済性に優れた砂防、治山を目的とした重
力式ダムや床固工の型枠ブロックとして使用される自立
型砂防ロックフォームを提供する。 【構成】 表面が擬石模様に形成されるか、または表面
に自然石が埋込まれた十字型の前面コンクリートパネル
Ａの後面に、鋼製支持枠Ｂが一体に結合される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は砂防、治山を目的とした
重力式ダムや床固工の型枠ブロックとして使用される自
立型砂防ロックフォームに係るものである。
重力式ダムや床固工の型枠ブロックとして使用される自
立型砂防ロックフォームに係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来におけるコンクリートブロックを組
積した砂防工においては、組積されるコンクリート間に
控え部分を具え、ブロック間にコンクリートを流し込ん
で一体化させた構造が採用されている。
積した砂防工においては、組積されるコンクリート間に
控え部分を具え、ブロック間にコンクリートを流し込ん
で一体化させた構造が採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
のブロック組積造においては、ブロックの組積に多くの
手間と時間を要し、施工性が悪く、表面がコンクリート
部より構成されているので、ブロック組積構造の人工的
な目地と相俟って、周囲の環境との調和を損い、また各
ブロックの一体化に難点がある。
のブロック組積造においては、ブロックの組積に多くの
手間と時間を要し、施工性が悪く、表面がコンクリート
部より構成されているので、ブロック組積構造の人工的
な目地と相俟って、周囲の環境との調和を損い、また各
ブロックの一体化に難点がある。
【０００４】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とするところは、周囲
の環境と調和し、構造的に信頼性が高く、施工性、経済
性に優れた砂防工用の自立型砂防ロックフォームを提供
する点にある。
みて提案されたもので、その目的とするところは、周囲
の環境と調和し、構造的に信頼性が高く、施工性、経済
性に優れた砂防工用の自立型砂防ロックフォームを提供
する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る自立型砂防ロックフォームは、表面が
擬石模様に形成されるか、または表面に自然石が埋込ま
れた十字型の前面コンクリートパネルの後面に、鋼製支
持枠が一体に結合して構成されている。
め、本発明に係る自立型砂防ロックフォームは、表面が
擬石模様に形成されるか、または表面に自然石が埋込ま
れた十字型の前面コンクリートパネルの後面に、鋼製支
持枠が一体に結合して構成されている。
【０００６】
【作用】本発明に係る自立型ロックフォームは、十字型
の前面コンクリートパネルと、同パネルと一体に結合さ
れた後面の鋼製支持枠とより構成されているので、同支
持枠を調整することにより、壁体勾配に応じてブロック
勾配を調整することができ、同ブロック同士を連結しな
がら１〜２段毎にコンクリートを打設し、順次積上げて
いくことによって、大型の砂防ダム本体を構築しうるも
のである。
の前面コンクリートパネルと、同パネルと一体に結合さ
れた後面の鋼製支持枠とより構成されているので、同支
持枠を調整することにより、壁体勾配に応じてブロック
勾配を調整することができ、同ブロック同士を連結しな
がら１〜２段毎にコンクリートを打設し、順次積上げて
いくことによって、大型の砂防ダム本体を構築しうるも
のである。
【０００７】また前面コンクリートパネルは十字型に形
成されているので、４方向で使用でき、通し目地が解消
され、同一パターンの模様にならず、且つ表面が擬石模
様に形成されるか、自然石が埋込まれていることと相俟
って、周囲の環境にマッチした自然な景観を有する仕上
りとなる。
成されているので、４方向で使用でき、通し目地が解消
され、同一パターンの模様にならず、且つ表面が擬石模
様に形成されるか、自然石が埋込まれていることと相俟
って、周囲の環境にマッチした自然な景観を有する仕上
りとなる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。Ａは前面コンクリートパネルで十字型に形成され、
同パネルの表面に擬石１を配設して構成されている。な
お擬石模様の替りに、コンクリートに自然石を埋込んで
もよい。
る。Ａは前面コンクリートパネルで十字型に形成され、
同パネルの表面に擬石１を配設して構成されている。な
お擬石模様の替りに、コンクリートに自然石を埋込んで
もよい。
【０００９】前面十字型の前面コンクリートパネルＡの
後面には支持金具２を介して鋼製支持枠Ｂが一体に結合
され、自立性を有するロックフォームが組立てられる。
なお同鋼製支持枠Ｂはアングル鋼材等より構成された底
部片３の両端から夫々アングル鋼材等より構成された前
部傾斜片４及び垂直片５が立設され、前部傾斜片４には
支持金具２が取付けられるとともに、同傾斜片４と垂直
片５の各一端部が接合され、且つ前記傾斜片４の上部と
垂直片５の下部及び上端部との間に夫々アングル鋼材等
より構成された斜材６及び水平片７が連結されている。
後面には支持金具２を介して鋼製支持枠Ｂが一体に結合
され、自立性を有するロックフォームが組立てられる。
なお同鋼製支持枠Ｂはアングル鋼材等より構成された底
部片３の両端から夫々アングル鋼材等より構成された前
部傾斜片４及び垂直片５が立設され、前部傾斜片４には
支持金具２が取付けられるとともに、同傾斜片４と垂直
片５の各一端部が接合され、且つ前記傾斜片４の上部と
垂直片５の下部及び上端部との間に夫々アングル鋼材等
より構成された斜材６及び水平片７が連結されている。
【００１０】而して施工に際しては、前記ロックフォー
ムの自立性を利用して、基盤Ｃ上に所要の間隔を存して
設置し、同相対する一双のロックフォーム間にコンクリ
ートＤを打設して砂防ロックフォームを組立てるもので
ある。なお前記ロックフォームを組立てたのちは、鋼製
支持枠Ｂを介して上下左右のロックフォーム間の連結が
可能となるものであって、また同鋼製支持枠Ｂの形状を
変更することによって各種の勾配に対応することができ
る。
ムの自立性を利用して、基盤Ｃ上に所要の間隔を存して
設置し、同相対する一双のロックフォーム間にコンクリ
ートＤを打設して砂防ロックフォームを組立てるもので
ある。なお前記ロックフォームを組立てたのちは、鋼製
支持枠Ｂを介して上下左右のロックフォーム間の連結が
可能となるものであって、また同鋼製支持枠Ｂの形状を
変更することによって各種の勾配に対応することができ
る。
【００１１】また、前面コンクリートパネルＡは十字型
に形成されているので、同パネルの向きを４方向で変え
ることによって通し目地をなくし、表面が同パターンの
石模様にならない。図４は前面コンクリートパネルの表
面を示す正面図でＡ1 ，Ａ2，Ａ3 はその端部ブロック
を示すものである。（図６，図７及び図８参照）
に形成されているので、同パネルの向きを４方向で変え
ることによって通し目地をなくし、表面が同パターンの
石模様にならない。図４は前面コンクリートパネルの表
面を示す正面図でＡ1 ，Ａ2，Ａ3 はその端部ブロック
を示すものである。（図６，図７及び図８参照）
【００１２】
【発明の効果】本発明に係る自立型砂防ロックフォーム
は前記したように、十字型の前面コンクリートパネルの
後面に鋼製支持枠が一体に結合されているので、安全に
自立でき、山間部における砂防ダム本体床固工等におい
て外力に対する安定性が高く、且つブロック同士を連結
できるので、施工時の外力に対しても、基本的にアンカ
ー等の補助工法を必要としない。
は前記したように、十字型の前面コンクリートパネルの
後面に鋼製支持枠が一体に結合されているので、安全に
自立でき、山間部における砂防ダム本体床固工等におい
て外力に対する安定性が高く、且つブロック同士を連結
できるので、施工時の外力に対しても、基本的にアンカ
ー等の補助工法を必要としない。
【００１３】また前記鋼製支持枠のみ変えることによっ
て、上流側，下流側とも所定の勾配に対応できる。更に
製品が大型化されることにより、重機施工によって、迅
速、且つ確実に据付が行われるので専門工や多くの作業
性を必要とせず、工期の短縮が図られる。また前面コン
クリートパネルが十字型に形成されているので、パネル
の向きを４方向で変えることによって通し目地をなく
し、同一パターンの石模様にならないようにしうるもの
であり、前記十字型パネルの表面が擬石模様に形成され
るか、自然石が埋込まれたことと相俟って周囲の環境と
の調和を損うことのない自然景観が得られるものであ
る。
て、上流側，下流側とも所定の勾配に対応できる。更に
製品が大型化されることにより、重機施工によって、迅
速、且つ確実に据付が行われるので専門工や多くの作業
性を必要とせず、工期の短縮が図られる。また前面コン
クリートパネルが十字型に形成されているので、パネル
の向きを４方向で変えることによって通し目地をなく
し、同一パターンの石模様にならないようにしうるもの
であり、前記十字型パネルの表面が擬石模様に形成され
るか、自然石が埋込まれたことと相俟って周囲の環境と
の調和を損うことのない自然景観が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る自立型砂防ロックフォームの一実
施例を示す側面図である。
施例を示す側面図である。
【図２】図１の背面図である。
【図３】本発明のロックウォールの組立状態を示す縦断
面図である。
面図である。
【図４】図３の正面図である。
【図５】前記ロックウォールの前面コンクリートパネル
における端部パネルの一例を示す正面図である。
における端部パネルの一例を示す正面図である。
【図６】前記端部パネルの他の例を示す正面図である。
【図７】前記端部パネルの他の例を示す正面図である。
【図８】前記端部パネルの更に他の例を示す正面図であ
る。
る。
【符号の説明】 Ａ 前面コンクリートパネル Ｂ 鋼製支持枠 Ｃ 基盤 Ｄ コンクリート １ 擬石 ２ 支持金具 ３ 底部片 ４ 前部傾斜片 ５ 垂直片 ６ 斜材 ７ 水平片 ８ アンカー
Claims (1)
- 【請求項１】 表面が擬石模様に形成されるか、または
表面に自然石が埋込まれた十字型の前面コンクリートパ
ネルの後面に、鋼製支持枠が一体に結合された自立型砂
防ロックフォーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7097001A JP2665323B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 自立型砂防ロックフォーム工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7097001A JP2665323B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 自立型砂防ロックフォーム工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08291515A true JPH08291515A (ja) | 1996-11-05 |
| JP2665323B2 JP2665323B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=14179984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7097001A Expired - Fee Related JP2665323B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 自立型砂防ロックフォーム工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2665323B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5820809A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-07 | Kuragami Mitoe | 堰堤構築法 |
| JPS61159440U (ja) * | 1985-03-22 | 1986-10-02 | ||
| JPH02104823A (ja) * | 1988-10-12 | 1990-04-17 | Ohbayashi Corp | 人工軽量土を用いた擁壁の施工方法 |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP7097001A patent/JP2665323B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5820809A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-07 | Kuragami Mitoe | 堰堤構築法 |
| JPS61159440U (ja) * | 1985-03-22 | 1986-10-02 | ||
| JPH02104823A (ja) * | 1988-10-12 | 1990-04-17 | Ohbayashi Corp | 人工軽量土を用いた擁壁の施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2665323B2 (ja) | 1997-10-22 |
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