JPH08291417A - グレーディング装置 - Google Patents

グレーディング装置

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JPH08291417A
JPH08291417A JP7092449A JP9244995A JPH08291417A JP H08291417 A JPH08291417 A JP H08291417A JP 7092449 A JP7092449 A JP 7092449A JP 9244995 A JP9244995 A JP 9244995A JP H08291417 A JPH08291417 A JP H08291417A
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Ritsuko Noda
律子 野田
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターンを縫い合わせる部分の各パターンの
寸法を一致させることが簡単に行えるグレーディング装
置を提供すること。 【構成】 原型のパターンから所望の大きさのパターン
を作製するときに、複数のパターンを縫い合わせる部分
である縫い合わせ部分41が、S144の処理工程によ
って求められた基準の長さになるように、縫い合わせ部
分41を構成する前記複数のパターンの縫い合わせ部4
0の内、少なくとも一部の縫い合わせ部40の長さを調
整する(S151〜S162)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣服等のパターンを原
型のパターンから計算式を用いて拡大、縮小することに
よって、各サイズのパターンを作製することができるグ
レーディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣服のサイズの多様化に応じるために、
一つのパターンを拡大、縮小して、別のサイズのパター
ンを作製するグレーディングの方式としては、ピッチ方
式のように、パターンのそれぞれの位置の変位量を具体
的な数値で指定する方法が一般的である。しかし、近ご
ろでは、各位置の変位量である仕上がり寸法差をパラメ
ータとする式で表わして、より多くのサイズ展開を簡単
に行うことができるような方式を提供するグレーディン
グ装置も増えてきている。
【0003】グレーディングで問題になる点は、縫い合
わせる個所の長さが一致する結果が得られているかどう
かである。ことに袖ぐりと袖山の長さは、互いに形状の
異なる曲線であるため、各位置の変位量の指定だけから
よい結果を得ることはむつかしい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来のグレー
ディング装置では、袖の部分に関して、変位量の指定だ
けでは、パターンを縫い合わせる部分の寸法が一致しな
かった。そのため、グレーディングで得られたそれぞれ
のサイズのパターンについて、袖付け部分の寸法を測定
し、微調整を行う必要があった。微調整とは、袖パーツ
の袖山の長さを測定して、予め測定しておいた身頃パー
ツの袖ぐりの長さと比較し、その長さが合うように袖パ
ーツの袖山部分の曲線の形状を少し変更する作業を繰り
返して、長さが合うパーツを得るというもので、時間が
かかって面倒な作業であった。
【0005】前述の長さ微調整操作を省略して、計算式
によるグレーディングだけでパターンを得たい場合は、
よい結果が得られるような計算式を指定しておかねばな
らなかった。しかしながら、身頃の変位を指定する式か
ら算出される式を袖側に指定してもあまり長さが合わな
いため、試行錯誤によって長さの合う結果が得られる式
を見つけ出して指定しなければならなかった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、パターンを縫い合わせる部分の
各パターンの縫い合わせ部の寸法を一致させることが容
易に行えるグレーディング装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のグレーディング装置は、基準となるパターン
を構成する各点についての情報やグレーディングピッチ
を算出するグレーディング計算式を記憶するための記憶
手段を備え、前記記憶手段に記憶された前記基準となる
パターン及び前記グレーディング計算式から所望の大き
さのパターンを作製することができるグレーディング装
置において、複数のパターンを縫い合わせる部分である
縫い合わせ部分の基準の長さを設定するための基準値設
定手段と、 前記複数のパターンの前記縫い合わせ部分
が、前記基準値設定手段によって設定された前記基準の
長さになるように、前記縫い合わせ部分を構成する前記
複数のパターンの縫い合せ部の内、少なくとも一部の縫
い合わせ部の長さを調整するための長さ調整手段とを備
えている。
【0008】また、前記縫い合わせ部分を構成する一方
のパターンの縫い合わせ部を指定する指定手段と、前記
記憶手段に記憶されたパターンを構成する各点について
の情報及び前記グレーディング計算式に基づいて、前記
指定手段によって指定された縫い合わせ部の長さを計算
する計算手段とを備え、前記計算手段によって計算した
長さを前記基準の長さとしてもよい。
【0009】更に、前記長さ調整手段は、パターンの縫
い合わせ部の両端を所定量移動させ、その両端の間に存
在する所要の点については、前記両端の各端部からの距
離に応じて移動量を調整するように構成してもよい。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明のグレーディング装
置は、原型のパターンから所望の大きさのパターンを作
製するときに、複数のパターンを縫い合わせる部分であ
る縫い合わせ部分が、基準値設定手段によって設定され
た基準の長さになるように、前記縫い合わせ部分を構成
する前記複数のパターンの縫い合わせ部の内、少なくと
も一部の縫い合わせ部の長さを長さ調整手段によって調
整する。
【0011】また、前記縫い合わせ部分を構成する一方
のパターンの縫い合わせ部を指定手段によって指定し、
その指定された縫い合わせ部の長さを記憶手段に記憶さ
れたパターンを構成する各点についての情報及び前記グ
レーディング計算式に基づいて、計算手段によって計算
し、その値を基準値とする。
【0012】更に、前記縫い合わせ部の調整は、長さ調
整手段によってパターンの縫い合わせ部の両端を所定量
移動させ、その両端の間に存在する所要の点について
は、前記両端の各端部からの距離に応じて移動量を調整
する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化したグレーディング装
置の一実施例について図面を参照して説明する。
【0014】まず始めに、本実施例で使用されている縫
い合わせ部と縫い合わせ部分について図8を用いて説明
する。
【0015】図8(a)は、2つのパターンを縫い合わ
せる前の状態の平面図であり、各パターンの縫い合わせ
られる箇所を縫い合わせ部40と呼び、図8(b)に示
したように、2つのパターンを縫い合わせたときのこの
部分を縫い合わせ部分41と呼ぶことにする。
【0016】次に、本実施例のグレーディング装置の構
成について図1を用いて詳細に説明する。図1は、本実
施例のグレーディング装置を、ワークステーションを用
いて構成したときのブロック図である。
【0017】ワークステーション1は、入力装置として
のマウス6、キーボード7、ディジタイザ8と、記憶装
置としてのハードディスク9と、出力装置としてのプロ
ッタ11と、表示装置としてのディスプレイ10とが後
述するCPU2に接続されている。またCPU2は、装
置全体の制御を行うものであり、更に、ROM3と、R
AM4とが接続されている。ROM3には、装置全体の
制御を行うプログラムが記憶されている。RAM4は、
データの一時的な保持を行うための領域が設けられてい
る。マウス6及びキーボード7は、グレーディング作業
をCPU2に対して指示する等の操作を行うためのもの
である。ディジタイザ8は、パターンの形状を入力する
ためのものである。ハードディスク9は、パターンの形
状を示す構成点テーブル9a(TP)、前記構成点を移
動させるピッチを計算するための計算式を示す計算式テ
ーブル9b(TF)、長さ合わせ情報を示す長さ微調整
テーブル9d(TL)等のデータを記憶するためのもの
である。ディスプレイ10は、パターンの形状をデータ
に基づいて表示し、プロッタ11は、パターンの形状を
データに基づいて印刷するためのものである。
【0018】次に、ハードディスク9に記憶されている
各テーブルについて、図2及び図3を用いて説明する。
【0019】図2(a)に示した構成点テーブル9aに
は、パターンを識別するためのパターン番号と、そのパ
ターンの形状を構成している点に関する構成点情報とか
ら構成されるパターン情報がパターン毎に記憶されてい
る。前記構成点情報は、パターン内の点を示す番号と、
その点の座標値と、その点の種類とから構成されてい
る。前記点の種類としては、線分の端点を示すブレーク
点や曲線の標本点を示すカーブ点等がある。また、1パ
ターン分の構成点のデータの最後には、パターン終了デ
ータ(−1)が点の種類として記憶されている。
【0020】図2(b)に示した計算式テーブル9b
は、前述した構成点テーブルと同様の順序で構成されて
いる。ここでの構成点情報は、構成点テーブル9aに使
用されたものと同じ点の番号と各点のグレーディングピ
ッチを計算するための計算式が記憶されている。この計
算式は、後述する部位記号をパラメータとする式になっ
ており、その部位に関するマスターサイズとグレーディ
ングサイズとの寸法差をパラメータの値として代入する
ことによって、グレーディング時の移動量を計算するこ
とができる。前記構成点テーブル9aと同様に、1パタ
ーン分の構成点データの最後の構成点情報の点番号に、
パターン終了データが記憶されている。
【0021】図2(C)に示した寸法テーブル9cに
は、部位記号と複数個のサイズ情報とで構成されている
部位情報が記憶されている。サイズ情報は、大きさを示
すサイズ番号と、そのサイズの寸法とマスターサイズの
寸法との差である寸法差で構成されている。
【0022】図3に示した長さ微調整テーブル9dに
は、微調整線分列情報と基準線分列情報とで構成されて
いる長さ合わせ情報が記憶されている。前記微調整線分
列情報は、縫い合わせ部分を構成する一方のパターンの
縫い合わせ部を示し、その縫い合わせ部を構成する線分
情報が記憶されている。前記線分情報は、その線分で構
成されるパターンの番号と、その線分の開始点番号及び
終点番号とで構成されている。また、微調整線分列情報
を構成する最後の線分情報の後には、前記パターン番号
のエリアに終了データであるー1が記憶されている。前
記基準線分列情報には、縫い合わせ部分を構成する他方
のパターンの縫い合わせ部が記憶されており、前記微調
整線分列情報と同様の構成となっている。前記基準線分
列情報に記憶された線分は、グレーディングを行ったと
きの縫い合わせ部を調整する際、基準となる線分を示
し、その寸法を調整することをせず、前記微調整線分列
情報に記憶された線分の寸法を調整する。
【0023】尚、本実施例では、長さ調整テーブル9d
の内容は、予め入力装置によって記憶されているが、デ
ィスプレイ10に表示されたパターンを構成する線分を
マウス6によって、微調整線分列情報、または基準線分
列情報のいずれかに指定して入力するように構成しても
よい。この場合、マウス6が縫い合わせ部分を構成する
一方のパターンの縫い合わせ部を指定する指定手段とな
る。
【0024】グレーディング結果テーブル9eは、構成
点テーブル9aと同じメモリ構成となっている。
【0025】次に、本実施例の動作について、図4のフ
ローチャートと図7のデータテーブルの例に従って、サ
イズ番号が0のときの全てのパーツの形状を得る場合の
グレーディング処理について説明する。
【0026】まず始めに、作業者がキーボード7から拡
大、または縮小させたいサイズ番号を入力すると、パタ
ーンの番号を示すパターンカウンタPPがクリアされる
(S101)。その後、構成点の番号を示す構成点カウ
ンタPOをクリアし、グレーディング結果テーブル9e
のパターン番号を記憶するエリアにパターンカウンタP
Pの値を記憶させる(S102)。
【0027】その後、パターンカウンタPPが示すパタ
ーンの全ての構成点について計算処理が終了したか否か
を構成点情報の点種類のエリアの内容で判断する(S1
03)。全ての構成点について計算処理が終了した場合
(S103でYES)、パターンカウンタPPをインク
リメントして(S109)、全てのパターンについて計
算処理が終了したか否かを予めハードディスク9に記憶
させたパターン数とパターンカウンタPPとから判断し
(S110)、全てのパターンについて計算処理が終了
した場合(S110でYES)、後述する長さ微調整判
断処理のサブルーチンを呼び(S111)、パターンの
大きさを変更する処理が終了する。前記S110の処理
工程において、全てのパターンについて計算処理が終了
していないと判断した場合(S110でNO)、パター
ンカウンタPPが示すパターンについて、計算処理を行
うため処理をS102の工程に移行させる。
【0028】一方、前記S103の処理工程において、
パターンカウンタPPが示すパターンの全ての構成点に
ついて計算処理が終了していないと判断された場合(S
103でNO)、グレーディング結果テーブル9eの構
成点番号及び点種類を記憶するエリアに、構成点テーブ
ル9aに記憶されたそれぞれのデータを記憶させ(S1
04)、計算式テーブル9bに記憶されたパターン番号
PP、構成点番号がP0のX方向計算式及びY方向計算
式に対して、その計算式に用いられている部位記号と、
作業者によって入力されたサイズ番号とによって得られ
る寸法差を用いて、拡大、もしくは縮小するための構成
点の座標をグレーディング結果テーブル9eに記憶させ
る(S105)。
【0029】ここで、図7に示した各テーブルのデータ
を用いて、パターン番号、構成点番号が共に0のときの
新規の座標を求めてみる。また、サイズ番号も0が入力
されたとする。このときの計算式は、計算式テーブル9
bより、X方向がB/4、Y方向が0(移動無し)とな
っている。この式で使われている部位記号はBであるた
め、寸法テーブル9cのBのエリアでサイズ番号が0で
ある寸法差を読み取るとー20となっている。従って、
前記各計算式にこの寸法差を代入すると、X方向へは−
5、Y方向へは移動なしとなる。これを構成点テーブル
9aに記憶された構成点の座標に加算すると、Xの座標
値は−5、Yの座標値は0となる。
【0030】前記S105の処理後、次の構成点につい
ても新規の座標値を求めるため、構成点カウンタP0を
インクリメントして(S106)、処理をS103へ移
行させる。
【0031】次に、長さ微調整判断処理のサブルーチン
について図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0032】まず始めに、長さ合わせ情報の番号を示す
情報カウンタCをクリアする(S141)。次に、C番
目の微調整線分列情報に記憶されている線分情報のパタ
ーン番号と開始点番号を用いて、グレーディング結果テ
ーブル9eに記憶されている前記パターン番号と開始点
番号を探し出し、その開始点番号から終点番号までの座
標値を座標配列L0に記憶させる。このとき、パターン
番号が異なる線分情報が記憶されていた場合、前後の線
分の終点と先頭点が一致するように座標変換を行う必要
がある(S142)。同様にして、C番目の基準線分列
情報に記憶されている線分情報の座標値を座標配列Lに
記憶させる(S143)。
【0033】次に、座標配列Lに記憶された基準線分列
の長さ及び座標配列L0に記憶された微調整線分列の長
さを計算し、それぞれ変数LL及びL0Lに記憶させ
(S144)、基準線分列の長さと微調整線分列の長さ
との差が許容誤差以内であるか否かを判断し(S14
5)、許容誤差以内であれば(S145でYES)、微
調整をする必要がないため、次の長さ合わせ情報につい
て同様の処理を行えるように、情報カウンタCをインク
リメントし(S146)、長さ合わせテーブル9dに他
の長さ合わせ情報が記憶されているか否かを、C番目の
微調整線分列情報のパターン番号が−1になっているか
否かによって判断し(S147)、他の長さ合わせ情報
が記憶されていないと判断した場合(S147でN
O)、このサブルーチンの処理を終了し、他の長さ合わ
せ情報が記憶されていると判断した場合(S147でY
ES)、前記S142の処理工程に移行させる。
【0034】一方、前記S145の処理工程において、
許容誤差を超えた場合(S145でNO)、後述する長
さ調整処理を行うサブルーチンを呼び(S148)、そ
の結果、座標配列L1に記憶された座標値に基づいてグ
レーディング結果テーブル9eに記憶する(S14
9)。その後、処理を前記S146に移行させて、次の
長さ合わせ情報の準備を行なう。
【0035】尚、前記S144の処理工程は、複数のパ
ターンを縫い合わせる部分である縫い合わせ部分の基準
の長さを設定するための基準値設定手段として機能する
し、またハードディスク9に記憶されたパターンを構成
する情報及びグレーディング計算式に基づいて、マウス
6によって指定された縫い合わせ部の長さを計算する計
算手段としても機能する。
【0036】次に、長さ微調整処理のサブルーチンにつ
いて、図6のフローチャートを用いて説明する。まず変
形計数Sと計数保持領域SAVEに適当な同じ値をセッ
トする。ここでは1をセットしている(S151)。次
に、変形計数Sに基づいて、座標配列L0の構成点の座
標を移動させて座標配列L1に記憶させる(S15
2)。このとき、曲線の形状が変化し過ぎないようにす
るため、線分の両端を変形計数Sによって移動させた
後、その両端の間に存在する所要の点については、両端
の移動量を距離で重み付けしたもので移動させる。
【0037】次に、新しい座標配列L1によって形成さ
れる線分の長さを計算して変数LENに記憶させ、基準
の長さとなる前記変数LLと変数LENの差を変数Gに
記憶させ、試行カウンタCを初期化する(S153)。
変数Gが許容誤差内であるか否かを判断し(S15
4)、許容誤差より小さい場合(S154でYES)、
このサブルーチンを終了させ、一方、許容誤差を超えて
いる場合(S154でNO)、変形計数Sを変化させる
(S155)。その後、再び変形計数Sに基づいて、座
標配列L0の構成点の座標を移動させ、その座標値を座
標配列L1に記憶する(S156)。その後、座標配列
L1によって形成される線分の長さを計算して変数LE
Nに記憶する(S157)。
【0038】次に、基準の長さである前記変数LLと変
数LENとの差が許容誤差内であるか否かを判断し(S
158)、許容誤差より小さい場合(S158でYE
S)、このサブルーチンを終了し、許容誤差を超えた場
合(S158でNO)、今回の差が前回の差である変数
Gよりも小さいか否かを判断し(S159)、今回の差
が前回の差より小さいと判断した場合(S159でYE
S)、このときの変形計数Sを計数保持領域SAVEに
記憶し、基準の長さである前記変数LLと変数LENの
差を変数Gに記憶する(S160)。その後、または、
前記S159でNOの場合、試行カウンタCをインクリ
メントさせ(S161)、試行回数が最大試行回数を超
えたか否かを判断し(S162)、試行回数が最大試行
回数を超えていない場合(S162でYES)、前記S
155の処理工程へ移行させる。一方、試行回数が最大
試行回数を超えた場合(S162でNO)、計数保持領
域SAVEに記憶された値に基づいて、座標配列L0の
構成点の座標を移動させて座標配列L1に記憶させ(S
163)、このサブルーチンを終了させる。
【0039】尚、前記S151〜S163の処理工程
は、複数のパターンの縫い合わせ部分が、前記S144
の処理で設定された基準の長さになるように、縫い合わ
せ部分を構成する複数のパターンの縫い合わせ部の内、
少なくとも一部の縫い合わせ部の長さを調整するための
長さ調整手段として機能する。
【0040】以上説明したことから明かなように本実施
例のグレーディング装置は、原型のパターンから所望の
大きさのパターンを作製するときに、複数のパターンを
縫い合わせる部分である縫い合わせ部分41が、S14
4の処理工程によって求められた基準の長さになるよう
に、縫い合わせ部分41を構成する前記複数のパターン
の縫い合わせ部40の内、少なくとも一部の縫い合わせ
部40の長さを調整するため(S151〜S162)、
互いの縫い合わせ部の寸法を極めて容易に一致させるこ
とができ、パターンを作製する時間を短縮させることが
できる。
【0041】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ことなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変
更を加えることができる。例えば、本実施例では、基準
値設定手段として、ハードディスク9に記憶された各テ
ーブルに基づいて、基準の長さを計算するように構成し
ているが、キーボード7から作業者が基準の値を入力で
きるようにしてもよい。
【0042】また、本実施例では、縫い合わせ部40の
一方の長さを基準値として、他方の長さを微調整するよ
うに構成しているが、基準値をハードディスク9等に記
憶させておき、その基準値になるように縫い合わせ部4
0の双方について微調整を行うように構成してもよい。
【0043】更に、長さ微調整処理で位置を固定する構
成点を指定したり、移動可能な方向を指定するような処
理を追加し、これらの情報を長さ合わせテーブル9dに
記憶させておくこともできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明のグレーディング装置は、原型のパターンから所望の
大きさのパターンを作製するときに、複数のパターンを
縫い合わせる部分である縫い合わせ部分が、基準値設定
手段によって設定された基準の長さになるように、前記
縫い合わせ部分を構成する前記複数のパターンの縫い合
わせ部の内、少なくとも一部の縫い合わせ部の長さを長
さ調整手段によって調整するため、互いの縫い合わせ部
の寸法を極めて容易に一致させることができ、パターン
を作製する時間を短縮させることができる。
【0045】また、前記縫い合わせ部分を構成する一方
のパターンの縫い合わせ部を指定手段によって指定し、
その指定された縫い合わせ部の長さを記憶手段に記憶さ
れたパターンを構成する情報及びグレーディング計算式
に基づいて、計算手段によって計算し、その値を基準値
とするため、縫い合わせ部を短くすることによって、他
の部分に影響を与えやすい身頃等を指定することによっ
て、長さ調整手段により縫い合わせ部の寸法を不具合な
く調整することができる。
【0046】更に、前記縫い合わせ部の調整は、長さ調
整手段によってパターンの縫い合わせ部の両端を所定量
移動させ、その両端の間に存在する所要の点について
は、前記両端の各端部からの距離に応じて移動量を調整
するため、曲線等の形状について滑らかに長さを調整す
ることができる等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グレーディング装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】各テーブルのデータ内容を示す図であり、
(a)は、構成点テーブルを示し、(b)は、計算式テ
ーブルを示し、(c)は、寸法テーブルを示している。
【図3】長さ微調整テーブルのデータ内容を示す図であ
る。
【図4】本実施例のグレーディング処理を示す流れ図で
ある。
【図5】本実施例のグレーディング結果の長さ微調整判
断処理を示す流れ図である。
【図6】本実施例の線分の長さ微調整処理を示す流れ図
である。
【図7】各テーブルに具体的な値がセットされている場
合の例を示す図であり、(a)は、構成点テーブルを示
し、(b)は、計算式テーブルを示し、(c)は、寸法
テーブルを示している。
【図8】縫い合わせ部分と縫い合わせ部を説明するため
の生地の平面図であり、(a)は、生地を縫い合わせる
前の状態を示し、(b)は、生地を縫い合わせた状態を
示す図である。
【符号の説明】
2 CPU 3 ROM 4 RAM 6 マウス 7 キーボード 9 ハードディスク 9a 構成点テーブル 9b 計算式テーブル 9c 寸法テーブル 9d 長さ合わせテーブル 9e グレディング結果テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となるパターンを構成する各点につ
    いての情報やグレーディングピッチを算出するグレーデ
    ィング計算式を記憶するための記憶手段を備え、前記記
    憶手段に記憶された前記基準となるパターン及び前記グ
    レーディング計算式から所望の大きさのパターンを作製
    することができるグレーディング装置において、 複数のパターンを縫い合わせる部分である縫い合わせ部
    分の基準の長さを設定するための基準値設定手段と、 前記複数のパターンの前記縫い合わせ部分が、前記基準
    値設定手段によって設定された前記基準の長さになるよ
    うに、前記縫い合わせ部分を構成する前記複数のパター
    ンの縫い合せ部の内、少なくとも一部の縫い合わせ部の
    長さを調整するための長さ調整手段とを備えたことを特
    徴とするグレーディング装置。
  2. 【請求項2】 前記縫い合わせ部分を構成する一方のパ
    ターンの縫い合せ部を指定する指定手段と、 前記記憶手段に記憶されたパターンを構成する各点につ
    いての情報及び前記グレーディング計算式に基づいて、
    前記指定手段によって指定された縫い合せ部の長さを計
    算する計算手段とを備え、 前記計算手段によって計算した長さを前記基準の長さと
    したことを特徴とする請求項1に記載のグレーディング
    装置。
  3. 【請求項3】 前記長さ調整手段は、パターンの縫い合
    せ部の両端を所定量移動させ、その両端の間に存在する
    所要の点については、前記両端の各端部からの距離に応
    じて移動量を調整するように構成したことを特徴とする
    請求項1に記載のグレーディング装置。
JP7092449A 1995-04-18 1995-04-18 グレーディング装置 Pending JPH08291417A (ja)

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JP (1) JPH08291417A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008511889A (ja) * 2004-08-31 2008-04-17 レクトラ 物品、特に衣類を自動的にグレーディングする方法

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JP2008511889A (ja) * 2004-08-31 2008-04-17 レクトラ 物品、特に衣類を自動的にグレーディングする方法

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