JPH08288359A - 基体収納装置 - Google Patents

基体収納装置

Info

Publication number
JPH08288359A
JPH08288359A JP7111122A JP11112295A JPH08288359A JP H08288359 A JPH08288359 A JP H08288359A JP 7111122 A JP7111122 A JP 7111122A JP 11112295 A JP11112295 A JP 11112295A JP H08288359 A JPH08288359 A JP H08288359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
basket
cover member
base
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7111122A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Furukawa
昭 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7111122A priority Critical patent/JPH08288359A/ja
Publication of JPH08288359A publication Critical patent/JPH08288359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】左程清浄度が高くない例えばクリーンルーム内
で、基体を汚染することなく保管・搬送することができ
る、簡素な構造の基体収納装置を提供する。 【構成】基体収納装置は、(イ)基体50を収納した基
体バスケット10を覆い得るカバー部材20、(ハ)該
カバー部材20が取り付けられ、該カバー部材20を垂
直方向に昇降するための昇降装置30、(ニ)該カバー
部材20に取り付けられたフィルターユニット24、並
びに、(ホ)基体バスケット20を乗せるためのバスケ
ット載置部42を備えた支持台40から成る。昇降装置
30を支持するための昇降装置支持部44が支持台40
に備えられていることが好ましい。基体バスケット10
を覆った状態でカバー部材20を昇降装置30から脱着
可能な構造としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばクリーンルーム
内で使用され、必要に応じて移動可能な基体収納装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(TFT)や半導体装
置を製造する場合、例えばガラス基板や半導体基板から
成る基体、若しくは、各種の層がその上に形成されたガ
ラス基板や半導体基板から成る基体には、クリーンルー
ム内に配置された各種の装置(以下、基体処理装置と総
称する)によって、例えばエッチングや洗浄、レジスト
露光やレジスト現像といった種々の処理が施される。こ
のようなクリーンルーム内に配置された各種の基体処理
装置は、通常、基体処理装置全体を収納するカバーを備
えている。そして、基体処理装置にはブースが設けられ
ているが、ブースが設けられていない基体処理装置もあ
る。ここで、ブースとは、基体処理装置本体に付帯して
設けられた基体の搬入出部に相当する。そして、ブース
の上部には例えばHEPAフィルターエレメント及びフ
ァンから成るフィルターユニット(以下、HEPAフィ
ルターユニットと呼ぶ場合がある)が取り付けられてお
り、ブース内を高い清浄度に保持することができる。
尚、複数の基体を収納した基体バスケットを用いて、基
体をブース内(ブースが設けられていない基体処理装置
においては基体処理装置内)に搬入し、あるいは又、ブ
ース若しくは基体処理装置から基体を搬出する。
【0003】通常、台車に基体バスケットを乗せて、ク
リーンルーム内の基体処理装置から基体処理装置へと基
体を搬送する。この場合、基体は雰囲気に対して露出し
た状態であり、クリーンルーム内の空気に触れている。
一般に、クリーンルームの清浄度は、基体処理装置内部
の清浄度よりも低い。従って、クリーンルーム内の基体
処理装置から基体処理装置へと基体を搬送する際、基体
にごみや異物等が付着し、基体が汚染される虞がある。
【0004】このような基体の汚染発生を防止するため
に、デシケーター内に基体バスケットを収納し、デシケ
ーターを搬送する方法が考えられる。デシケーターは、
通常、アルミニウムやステンレススチール製のフレーム
に帯電防止処理を施した塩化ビニルを取り付けた構造で
あり、側壁に扉が設けられている。また、デシケーター
の下部にはキャスターが取り付けられており、デシケー
ターの上部にはHEPAフィルターユニットが取り付け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなデシケーターを用いた基体の搬送においては、デシ
ケーターから基体バスケットを取り出して基体処理装置
に搬入するとき、あるいは又、基体処理装置から搬出さ
れた基体バスケットをデシケーター内に収納するとき、
クリーンルーム内の大気によって基体が汚染される場合
がある。このような問題は、ブース付き若しくはブース
無しの基体処理装置のどちらにおいても発生し得る。ま
た、ブース付きの基体処理装置において、ブース内で基
体バスケットに収納された基体をデシケーターから取り
出し、あるいは又、デシケーター内の基体バスケットに
基体を収納すれば、このような問題は発生しないが、基
体バスケットに収納された基体をデシケーターから自動
的に搬出入することは困難である。更には、大型の基体
を収納するためのデシケーターは大きなものとなる。
【0006】従って、本発明の目的は、例えば左程清浄
度が高くないクリーンルーム内で、基体を汚染すること
なく保管・搬送することができ、ブース付き若しくはブ
ース無しの基体処理装置のどちらにおいても基体を汚染
することなく基体処理装置内に搬入出することができる
基体収納装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の基体収納装置は、(イ)基体を収納した基
体バスケットを覆い得るカバー部材、(ロ)該カバー部
材が取り付けられ、該カバー部材を垂直方向に昇降する
ための昇降装置、(ハ)該カバー部材に取り付けられた
フィルターユニット、並びに、(ニ)基体バスケットを
乗せるためのバスケット載置部を備えた支持台、から成
ることを特徴とする。
【0008】本発明の基体収納装置においては、昇降装
置を支持するための昇降装置支持部が支持台に備えられ
ていることが好ましい。あるいは又、基体バスケットを
覆った状態でカバー部材を昇降装置から脱着可能な構造
としてもよい。また、基体収納装置を移動可能とするた
めに、支持台の下方に、例えばキャスターから成る車輪
を取り付けることが好ましい。
【0009】本発明の基体収納装置においては、HEP
A(High Efficiency ParticulateAir)フィルターユニ
ット、ULPA(Ultra Low Penetration Air-filter)
フィルターユニット等、基体収納装置のおかれる環境に
依存して如何なるフィルターユニットを用いることもで
きるが、ファン及びHEPAフィルターエレメントから
成るフィルターユニットを用いることが好ましい。ま
た、フィルターユニットはカバー部材の上部に取り付け
られていることが好ましい。
【0010】
【作用】フィルターユニットを取り付けていない基体収
納装置を清浄度の低いクリーンルーム内に長時間放置し
ておくと、基体バスケットとカバー部材との間の隙間か
らごみや異物等がカバー部材で覆われた空間内に進入
し、基体が汚染される虞がある。本発明の基体収納装置
においては、カバー部材にフィルターユニットが取り付
けられているので、カバー部材で覆われた空間内を常に
高い清浄度に保持することができ、基体が汚染されるこ
とを効果的に防止することができる。
【0011】クリーンルーム内の空気の流れは、一般に
天井から床へ向かっての垂直な流れである。本発明の基
体収納装置においては、昇降装置によってカバー部材を
垂直方向に昇降させ得る。従って、カバー部材を上昇位
置に保持した状態(即ち、カバー部材が基体バスケット
を覆っていないが、基体バスケットの上方に位置する状
態)であっても、空気の流れが基体バスケットに収納さ
れた基体に直接当たることを、カバー部材によって防ぐ
ことができる。従って、垂直方向に流下する空気に含ま
れるごみや異物によって基体が汚染されることを効果的
に防止することができる。
【0012】本発明の基体収納装置において、基体バス
ケットを覆った状態でカバー部材を昇降装置から脱着可
能な構造とすれば、カバー部材で基体バスケットを覆っ
た状態で基体バスケットを各種基体処理装置に搬入出す
ることができる。この場合、カバー部材はブースとして
機能し得るので、基体処理装置にブースが設けられてい
ない場合でも、基体がごみや異物によって汚染されるこ
とを効果的に防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明を説明する。
【0014】(実施例1)実施例1の基体収納装置の一
部を切り欠いた模式的な正面図を図1及び図2に示す。
この基体収納装置は、基体50を収納した基体バスケッ
ト10を覆い得るカバー部材20と、カバー部材20が
取り付けられ、そしてカバー部材20を垂直方向に昇降
するための昇降装置30と、カバー部材20に取り付け
られたフィルターユニット24と、基体バスケット10
を乗せるためのバスケット載置部42を備えた支持台4
0とから構成されている。支持台40には、更に、昇降
装置30を支持するための昇降装置支持部44が備えら
れている。
【0015】支持台40を自在に移動可能とし、基体バ
スケット10を搬送できるように、支持台40の下方に
はキャスター46が取り付けられている。基体バスケッ
ト10は、基体50を収納できる構造であれば如何なる
構造であってもよく、例えば、基体50を収納するため
の溝部が形成された上板及び下板、並びに、上板と下板
とを所定の間隔を開けて連結する4本の支柱から構成す
ることができる。半導体装置の製造分野においては、基
体バスケット10は、ワークを整列収納する容器である
カセット若しくはマガジンとも呼ばれている。
【0016】フィルターユニット24は、ファン及びH
EPAフィルターエレメント(これらは図示せず)から
成る公知のユニットであり、カバー部材20の上部に取
り付けられている。フィルターユニット24のファン
は、支持台40に載置されたファン用電源26に接続さ
れている。
【0017】カバー部材20は、例えばアルミニウムや
ステンレススチールから作製したり、あるいは又、アル
ミニウムやステンレススチールから成るフレームに帯電
防止処理を施した塩化ビニルシートを取り付けることで
作製することができるが、これらに限定されるものでは
ない。実施例1の基体収納装置においては、カバー部材
20は、例えばボルト及びナット等によって、昇降装置
30に固定されている。
【0018】図1には、昇降装置30が下降位置に位置
し、カバー部材20が基体バスケット10を覆っている
状態を示す。また、図2には、昇降装置30が上昇位置
に位置し、カバー部材20が基体バスケット10を覆っ
ていない状態を示す。尚、昇降装置30が下降位置に位
置するとき、カバー部材20の側壁の下端部はバスケッ
ト載置部42と接していることが望ましいが、カバー部
材20の側壁の下端部とバスケット載置部42との間に
隙間があってもよい。カバー部材20の側壁の下端部が
バスケット載置部42と接する場合には、フィルターユ
ニット24からカバー部材20で覆われた空間28に流
入した空気を排気するために、バスケット載置部42に
孔を設けておくか、バスケット載置部42をパンチング
メタルから作製することが好ましい。
【0019】昇降装置30、並びにバスケット載置部4
2及び昇降装置支持部44を備えた支持台40は、例え
ばステンレススチールから作製すればよい。例えば角柱
から作製された昇降装置30の下方には突起部34が設
けられており、中空角柱から作製された昇降装置支持部
44には、かかる突起部34と係合する溝部等から成る
ガイド部(図示せず)が設けられている。これによっ
て、例えば人力で昇降装置30を滑らかに上下動させる
ことができる。昇降装置30及び昇降装置支持部44の
構造は適宜変更することができる。昇降装置30の位置
決めは如何なる方法とすることもできる。例えば、昇降
装置支持部44に昇降装置30と釣り合いの取れた釣合
い重り(図示せず)を配設しておき、昇降装置30を任
意の位置で停止可能とする方法や、昇降装置30及び昇
降装置支持部44に位置決め用の貫通孔(図示せず)を
開けておき、位置決めピンをこれらの貫通孔に挿入する
方法を挙げることができる。
【0020】図1及び図2に示した実施例1の基体収納
装置の使用方法を、以下に説明するが、基体処理装置に
はブースが設けられているものとする。尚、基体処理装
置及びそれに付帯した装置の図示は省略した。
【0021】フィルターユニット24のファンを駆動し
ておき、先ず、図1に示した状態でクリーンルーム内に
て基体収納装置を移動させ、基体処理装置のブース(図
示せず)入口近傍に基体収納装置を配置する。カバー部
材20にフィルターユニット24が取り付けられている
ので、カバー部材20で覆われた空間28内を常に高い
清浄度に保持することができる。それ故、基体搬送時や
基体保管時、基体50が汚染されることを効果的に防止
することができる。
【0022】その後、図2に示すように昇降装置30を
上昇位置に位置させ、カバー部材20が基体バスケット
10を覆っていない状態とする。このような状態として
も、クリーンルーム内の空気の流れが基体バスケット1
0に収納された基体50に直接当たることをカバー部材
20によって防ぐことができる。その結果、垂直方向に
流下する空気に含まれるごみや異物によって基体50が
汚染されることを効果的に防止することができる。
【0023】この状態で基体収納装置を基体処理装置の
ブース入口に更に近づけ、基体バスケット10を乗せた
バスケット載置部42をブース内に挿入する。そして、
基体処理装置に備えられたリフターのアーム(図示せ
ず)によって基体バスケット10をバスケット載置部4
2から持ち上げた後、支持台40を移動させて、バスケ
ット載置部42をブースから引き抜く。こうして、基体
バスケット10内に収納された基体50は、清浄な状態
を保持したまま、基体処理装置のブース内に搬入され
る。基体バスケット10をブース内に搬入した後、ブー
スの扉を閉め、ブースに取り付けられたHEPAフィル
ターユニットを作動させてブース内の清浄度を高める。
次いで、ブース内に搬入された基体50を、例えば、基
体処理装置に備えられた基体搬送装置によって基体バス
ケット10から基体処理装置本体内に1枚ずつ搬入し、
基体処理装置本体内で各種の処理を施した後、基体搬送
装置によって基体バスケット10に戻す。
【0024】基体50を収納した基体バスケット10を
基体処理装置から搬出する手順は、上述した搬入手順の
逆とすればよい。即ち、昇降装置30を上昇位置に位置
させた状態で基体収納装置を基体処理装置のブース入口
に近づけ、ブースの扉を開き、基体収納装置のバスケッ
ト載置部42をブース内に挿入する。そして、基体処理
装置に備えられたリフターのアームによって基体バスケ
ット10をバスケット載置部42上に乗せた後、支持台
40を移動させて、バスケット載置部42をブースから
引き抜く。その後、図1に示すように昇降装置30を下
降位置に位置させ、カバー部材20で基体バスケット1
0が覆われた状態とする。
【0025】(実施例2)実施例2の基体収納装置は、
基体バスケット10を覆った状態でカバー部材20を昇
降装置30から脱着可能な構造である。具体的には、図
3に示すように、カバー部材20の側壁に2本ずつ水平
方向に延びるピン22が取り付けられており、一方、昇
降装置30には、これらのピン22と係合するフック3
2が設けられている。ピン22及びフック32によっ
て、カバー部材20は昇降装置30に着脱自在に取り付
けられている。尚、その他の構造は、実施例1にて説明
した基体収納装置と同様とすることができるので、詳細
な説明は省略する。
【0026】この実施例2の基体収納装置は、ブースが
設けられていない基体処理装置に対して、基体バスケッ
ト10を搬入出するのに適している。図3及び図4を参
照して実施例2の基体収納装置の使用方法を、以下に説
明する。尚、基体処理装置及びそれに付帯した装置の図
示は、リフターのアームを除き、省略した。
【0027】フィルターユニット24のファンを駆動し
ておき、先ず、図3に示した状態でクリーンルーム内に
て基体収納装置を移動させ、基体処理装置の近傍に基体
収納装置を配置し、基体バスケット10を乗せたバスケ
ット載置部42を基体処理装置の所定の部分に挿入す
る。そして、フィルターユニット24のファンの電源
を、支持台40に載置されたファン用電源26から基体
処理装置に準備されたファン用電源に切り替える。次い
で、図4に示すように、基体処理装置に備えられたリフ
ターのアームによって基体バスケット10及びカバー部
材20をバスケット載置部42から一緒に持ち上げる。
そして、支持台40を移動させて、バスケット載置部4
2を基体処理装置から引き抜く。尚、基体処理装置の所
定の場所に配置された基体バスケット10は、基体処理
装置に備えられたリフターによって下方に移動させられ
る。次いで、基体バスケット10内に収納された基体5
0を、例えば、基体処理装置に備えられた基体搬送装置
によって基体バスケット10から基体処理装置本体内に
1枚ずつ搬入し、基体処理装置本体内で各種の処理を施
した後、基体搬送装置によって基体バスケット10に戻
す。全ての基体の処理が完了したならば、基体処理装置
に備えられたリフターによって上方の所定の位置に基体
バスケット10を移動する。
【0028】こうして、実施例2の基体収納装置におい
ては、基体バスケット10はカバー部材20に覆われた
まま、基体処理装置の所定の場所に配置されるので、カ
バー部材20がブースとして機能し得る。従って、基体
50がごみや異物によって汚染されることを効果的に防
止することができる。
【0029】基体50を収納した基体バスケット10を
基体処理装置から搬出する手順は、上述した搬入手順の
逆とすればよい。即ち、基体収納装置を基体処理装置に
近づけ、基体収納装置のバスケット載置部42を基体処
理装置の所定の位置に配置する。そして、基体処理装置
に備えられたリフターのアームによって、ピン22とフ
ック32を係合させながら、基体バスケット10及びカ
バー部材20をバスケット載置部42上に乗せた後、支
持台40を移動させればよい。実施例2の基体収納装置
においても、カバー部材20にフィルターユニット24
が取り付けられているので、カバー部材20で覆われた
空間28内を常に高い清浄度に保持することができる。
それ故、基体搬送時や基体保管時、基体50が汚染され
ることを効果的に防止することができる。
【0030】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。実施例にて説明した基体収納装置の構造は例示
であり、適宜設計変更することができる。昇降装置に、
例えば、油圧シリンダーやエアーシリンダー等の流体シ
リンダー、あるいはモータとギアの組み合わせを取り付
け、機械的にカバー部材を昇降させることもできる。実
施例2にて説明した基体収納装置を用いて、実施例1に
て説明した基体の搬入出を行うこともできる。実施例に
おいては、支持台40を台車の形態としたが、支持台は
このような形態に限定されない。例えば、支持台を箱状
とし、かかる支持台を台車上に乗せることで、基体バス
ケット10を搬送することもできる。
【0031】本発明の基体収納装置には、如何なる基体
をも収納することができる。尚、基体という用語には、
シート状あるいは平板状等の如何なる物品や材料も包含
される。このような基体として、例えば薄膜トランジス
タや半導体装置を作製するためのガラス基板や半導体基
板から成る基体、若しくは、各種の層がその上に形成さ
れたガラス基板や半導体基板から成る基体、プリント配
線板、印刷を施すべき各種の基材等、各種の装置におい
て種々の処理、例えばエッチングや洗浄、レジスト露光
やレジスト現像、印刷を施すべき基体を例示することが
できる。尚、基体処理装置は、必ずしもクリーンルーム
内に配置されていなくともよい。
【0032】実施例においては、昇降装置30を支持す
るための昇降装置支持部44が支持台40に備えられ、
カバー部材20を、昇降装置30及び昇降装置支持部4
4を介して支持台40で支持する構造としたが、実施例
2で説明した基体処理装置への基体バスケットの搬入出
を実行する場合には、昇降装置を支持台40と独立して
設けてもよい。この場合には、カバー部材20をバスケ
ット載置部42に載置し得る構造とすればよい。場合に
よっては、昇降装置を省略することも可能である。この
場合には、例えば人力によってカバー部材をバスケット
載置部に載置すればよい。
【0033】
【発明の効果】本発明の基体収納装置においては、カバ
ー部材で覆われた空間内を常に高い清浄度に保持するこ
とができ、基体が汚染されることを効果的に防止するこ
とができるし、基体がカバー部材で覆われていない状態
にあっても、垂直方向に流下する空気に含まれるごみや
異物によって基体が汚染されることを効果的に防止する
ことができる。本発明の基体収納装置は構造が簡素であ
り、安価でクリーンな環境を作り出すことができ、しか
も、クリーンな環境を長期間保持することができる。従
って、基体の搬送に用いるだけでなく、基体の保管にも
適する。また、ブースを備えていない基体処理装置にお
いても、基体を汚染することなく基体処理装置内に基体
を搬入出することができるので、基体処理装置の構造を
簡素化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の基体収納装置の一部を切り欠いた模
式的な正面図であり、カバー部材が基体バスケットを覆
っている状態を示す図である。
【図2】図1に示した実施例1の基体収納装置におい
て、カバー部材が基体バスケットを覆っていない状態を
示す図である。
【図3】実施例2の基体収納装置の一部を切り欠いた模
式的な正面図であり、カバー部材が基体バスケットを覆
っている状態を示す図である。
【図4】実施例2の基体収納装置の一部を切り欠いた模
式的な正面図であり、カバー部材及び基体バスケットが
昇降装置及びバスケット載置部から持ち上げられた状態
を示す図である。
【符号の説明】
10 基体バスケット 20 カバー部材 22 ピン 24 フィルターユニット 26 ファン用電源 28 空間 30 昇降装置 32 フック 40 台車 42 バスケット載置部 44 昇降装置支持部 46 キャスター 50 基体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)基体を収納した基体バスケットを覆
    い得るカバー部材、 (ロ)該カバー部材が取り付けられ、該カバー部材を垂
    直方向に昇降するための昇降装置、 (ハ)該カバー部材に取り付けられたフィルターユニッ
    ト、並びに、 (ニ)基体バスケットを乗せるためのバスケット載置部
    を備えた支持台、から成ることを特徴とする基体収納装
    置。
  2. 【請求項2】前記昇降装置を支持するための昇降装置支
    持部が支持台に備えられていることを特徴とする請求項
    1に記載の基体収納装置。
  3. 【請求項3】基体バスケットを覆った状態でカバー部材
    を昇降装置から脱着可能であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の基体収納装置。
  4. 【請求項4】支持台の下方に車輪が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項
    に記載の基体収納装置。
  5. 【請求項5】フィルターユニットは、ファン及びHEP
    Aフィルターエレメントから成り、前記カバー部材の上
    部に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれか1項に記載の基体収納装置。
JP7111122A 1995-04-12 1995-04-12 基体収納装置 Pending JPH08288359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7111122A JPH08288359A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 基体収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7111122A JPH08288359A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 基体収納装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08288359A true JPH08288359A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14552998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7111122A Pending JPH08288359A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 基体収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08288359A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101303683B1 (ko) * 2009-10-23 2013-09-04 가부시키가이샤 다이후쿠 기판용 수납 용기, 및 그것을 반송하는 반송 설비

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101303683B1 (ko) * 2009-10-23 2013-09-04 가부시키가이샤 다이후쿠 기판용 수납 용기, 및 그것을 반송하는 반송 설비

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI220290B (en) Sheet shape electronic device clean transfer apparatus and manufacturing system for sheet shape electronic device
JP3324960B2 (ja) 物品転送システム及び方法
JP2660226B2 (ja) 熱処理装置
TW201529450A (zh) 藥液容器交換裝置、容器載置模組及藥液容器之交換方法、基板處理裝置
JPH11145245A (ja) 基板処理装置
JPH10256346A (ja) カセット搬出入機構及び半導体製造装置
US5395198A (en) Vacuum loading chuck and fixture for flexible printed circuit panels
KR100236273B1 (ko) 클린룸용 보관고
KR20110127448A (ko) 기판 처리장치
JPH10270530A (ja) 基板搬送処理装置
EP0574893A2 (en) Method of printed circuit panel manufacture
JP2010241510A (ja) 自動倉庫システム及びその容器移載方法
JP2002175998A (ja) 処理装置
JPH08288359A (ja) 基体収納装置
JP5164416B2 (ja) 基板処理装置、収納容器の搬送方法および半導体装置の製造方法
JP3941359B2 (ja) 被処理体の処理システム
JP4633294B2 (ja) 搬送ロボット移転対応型搬送装置及び搬送ロボット移転方法
JP6861296B2 (ja) 垂直搬送装置を備える保管システム
JP2002246439A (ja) 被処理体の搬出入装置と処理システム
CN111573091A (zh) 物品保管设备
KR101421435B1 (ko) 기판보관용 챔버
JPH0325405Y2 (ja)
JP3240698B2 (ja) 可搬式密閉コンテナのパージステーション
CN220651976U (zh) 晶圆载具组合以及解胶设备
JP2544056Y2 (ja) ウエハの表面処理装置