JPH08288053A - 電気カーペット - Google Patents

電気カーペット

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JPH08288053A
JPH08288053A JP8211695A JP8211695A JPH08288053A JP H08288053 A JPH08288053 A JP H08288053A JP 8211695 A JP8211695 A JP 8211695A JP 8211695 A JP8211695 A JP 8211695A JP H08288053 A JPH08288053 A JP H08288053A
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JP
Japan
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resin layer
waterproof
electric carpet
base material
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP8211695A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Matsuda
功 松田
Satoshi Arima
聡 有馬
Akimasa Onishi
章雅 大西
Sadao Hori
貞夫 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Sun Chemical Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Sun Chemical Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd, Sun Chemical Corp filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防水性や防汚性及び熱伝導性に優れ、またデ
ザイン性にも優れた電気カーペットを提供する。 【構成】 発熱線3を表面材2の裏面に配線固定し、接
着材4を介して断熱材5と一体に接着した電気カーペッ
ト1において、表面材2を、不織布から成る基材6と、
基材6の少なくとも片面にコーティングされその表面が
平滑にされた発泡樹脂層7と、発泡樹脂層の表面にコー
ティングされた防水防汚樹脂層8とで構成した。また、
表面が平滑にされた発泡樹脂層7の表面にプリント層を
設け、その表面に透明な防水防汚樹脂層を設けることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気カーペットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気カーペットは、図6に示すよ
うな構造になっている。すなわち、表布材21と発熱線
22と断熱材23を接着材24を用いて一体に構成した
ものであり、表布材21はポリエステルファイバーをニ
ードルパンチ加工した不織布から成り、そのパイル側を
表面側にして使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気カーペットの構成では、表布材21がニードル
パンチで突き出された繊維であることから、食べ物や飲
み物をこぼした場合の汚れを完全に取り去ることができ
ず、染みになったり、匂いが残るとか、特に液体のもの
は表面に止まらず本体内に震盪する等の問題があった。
また、表布材21がパイル状の繊維であり、断熱材であ
ることから、発熱線22からの熱伝導を阻害するといっ
た問題があった。
【0004】さらに、表布材21がニードルパンチ不織
布で構成されていることから、デザイン性に関する工夫
が乏しくならざるを得ず、色に変化をもたらす程度しか
できないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、防水
性や防汚性及び熱伝導性に優れ、またデザイン性にも優
れた電気カーペットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気カーペット
は、発熱線を表面材の裏面に配線固定し、接着材を介し
て断熱材と一体に接着した電気カーペットにおいて、表
面材を、不織布から成る基材と、基材の少なくとも片面
にコーティングされその表面が平滑にされた発泡樹脂層
と、発泡樹脂層の表面にコーティングされた防水防汚樹
脂層とで構成したことを特徴とする。
【0007】好適には、表面が平滑にされた発泡樹脂層
の表面にプリント層が設けられ、その表面に透明な防水
防汚樹脂層が設けられる。
【0008】また、表面材の基材は、ポリエステルスパ
ンボンドにポリエステルファイバーを重ねてニードルパ
ンチ加工で一体にした不織布にて構成し、裏面側がパイ
ル側とされる。
【0009】さらには、基材はポリエステルスパンボン
ド30〜60g/m2 とポリエステルファイバー80〜
150g/m2 を重ねてニードルパンチ加工で一体にし
た不織布から成り、発泡樹脂層はアクリルをベースとし
た樹脂又はSBRをベースとした樹脂を1.5〜6倍に
発泡処理したものを50〜150g/m2 コーティング
してその表面を加圧平滑手段を用いて平滑にして構成さ
れ、防水防汚樹脂層はアクリル系樹脂又はウレタン系樹
脂を10〜30g/m2 コーティングして構成される。
【0010】
【作用】本発明の電気カーペットによれば、表面材の表
面に防水防汚樹脂層が設けられているので使用時に食べ
物や飲み物や醤油等の調味料をこぼしたりしても、浸透
することなく簡単に拭き取ることができ、匂いが残った
りすることがない。また、表面に樹脂をコーティングし
ているから熱伝導性が良く、熱効率が良い。さらに防水
防汚樹脂層のアンダーコートとして発泡樹脂層を設けて
その表面を平滑に処理しているので基材を不織布にて構
成しながら防水防汚樹脂層を少ない樹脂の使用量で確実
に形成できる。
【0011】また、平滑な発泡樹脂層の表面にプリント
を施し、その上に透明な防水防汚樹脂層を設けることに
より、プリント層によりデザイン性に優れた電気カーペ
ットが得られる。
【0012】また、基材をニードルパンチ加工した不織
布にて構成するとともに断熱材との接着面となる裏面側
をパイル側とすることにより、接着材の浸透が良く、高
い接着強度が得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の電気カーペットの第1の実施
例について、図1〜図3を参照して説明する。図1にお
いて、1は電気カーペットであり、表面材2の裏面に発
熱線3を接着し、この表面材2の裏面に接着材4を介し
て断熱材5を一体的に接着して構成されている。
【0014】表面材2は、図2に詳細に示すように、基
材6の表面に発泡樹脂層7をコーティングし、さらにそ
の上から防水防汚樹脂層8をコーティングして構成され
ている。基材6は、図3(a)に示すようにポリエステ
ルスパンボンド9にポリエステルファイバー10を重ね
てニードルパンチ加工し、図3(b)に示すように一体
化させた不織布にて構成されている。
【0015】具体的には、表面材2は、30〜60g/
2 のポリエステルスパンボンド9と80〜150g/
2 のポリエステルファイバー10を重ねてニードルパ
ンチ加工で一体の不織布としたものを基材6として使用
し、アクリルをベースとした樹脂又はSBRをベースと
した樹脂を1.5〜6倍に発泡処理したものを50〜1
50g/m2 コーティングして発泡樹脂層7を形成し、
その表面を加熱加圧平滑手段を用いて平滑にし、さらに
アクリル系樹脂又はウレタン系樹脂を10〜30g/m
2 コーティングして防水防汚樹脂層8を形成して構成さ
れている。
【0016】次に、この実施例の作用について説明す
る。本実施例の電気カーペット1によれば、電気カーペ
ットの表面材2の表面に樹脂コーティングによる防水防
汚樹脂層8が設けられているので、使用時に食べ物や飲
み物や醤油等の調味料などをこぼしたりしても浸透する
ことなく簡単に拭き取れ、染みが残ったり、匂いが残っ
たりすることがない。また、表面に樹脂をコーティング
しているので、熱伝導性が良く、熱効率も向上できる。
【0017】また、表面材2の裏面は不織布の繊維であ
り、この面を断熱材5との接着面としていることから、
接着材4の浸透が良く高い接着強度が得られる。また、
防水防汚樹脂層8のアンダーコートとして発泡樹脂をコ
ーティングして発泡樹脂層7を形成し、さらにその表面
を平滑に処理していることから防水防汚樹脂層8を少な
い樹脂の使用量で確実に処理できる。
【0018】次に、本発明の第2の実施例について、図
4、図5を参照して説明する。なお、上記実施例と同一
の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省
略し、相違点のみ説明する。
【0019】この実施例では、図4に示すように、表面
材2における発泡樹脂層7の平滑にされた表面上に、プ
リント手段にて柄などをプリントしたプリント層11を
形成し、さらにこのプリント層11の上から透明性樹脂
をコーティングして透明な防水防汚樹脂層12を形成し
て構成されている。図5は、プリント層11にて形成さ
れたプリント柄13を表面材2の全面に施した電気カー
ペットの例を示している。
【0020】本実施例によれば、表面材2表面の発泡樹
脂層7に平滑な表面を形成してプリント層11を形成し
ているので、プリント加工を鮮明にでき、またインクの
使用量も少なくて済み、さらに防水防汚とプリント層1
1の保護を行なう透明な防水防汚樹脂層12を少ない樹
脂の使用量で確実に処理できる。
【0021】このように本実施例によれば、発泡樹脂層
7の表面にプリントを施し、さらにその上に透明性樹脂
を防水防汚、プリント保護手段としてコーティングして
いることから、従来にないデザイン性が得られ、プリン
ト柄13が摩擦等で剥げることもなく、堅牢である。
【0022】
【発明の効果】本発明の電気カーペットによれば、以上
の説明から明らかなように、表面材表面に防水防汚樹脂
層が設けているので、使用時に食べ物や飲み物や醤油等
の調味料をこぼしたりしても、浸透することなく簡単に
拭き取ることができ、匂いが残ったりすることがなく、
メンテナンス性に優れている。また、表面に樹脂をコー
ティングしているから熱伝導性が良く、熱効率が良い。
さらに、防水防汚樹脂層のアンダーコートとして発泡樹
脂層を設けてその表面を平滑に処理しているので基材を
不織布にて構成しながら防水防汚樹脂層を少ない樹脂の
使用量で確実に形成できる。
【0023】また、発泡樹脂層の表面にプリントを施
し、その上に透明な防水防汚樹脂層を設けることによ
り、プリント層によりデザイン性に優れ、またプリント
層が摩擦等で剥げることなく堅牢である。
【0024】また、基材をニードルパンチ加工した不織
布にて構成するとともに断熱材との接着面となる裏面側
をパイル側とすることにより、接着材の浸透が良く、高
い接着強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電気カーペットの部分断
面図である。
【図2】同実施例の表面材の断面図である。
【図3】同実施例の表面材における基材の加工工程の説
明図である。
【図4】本発明の第2実施例の電気カーペットにおける
表面材の断面図である。
【図5】同実施例の電気カーペットの斜視図である。
【図6】従来例の電気カーペットの部分断面図である。
【符号の説明】
1 電気カーペット 2 表面材 3 発熱線 4 接着材 5 断熱材 6 基材 7 発泡樹脂層 8 防水防汚樹脂層 9 ポリエステルスパンボンド 10 ポリエステルファイバー 11 プリント層 12 透明な防水防汚樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 章雅 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 堀 貞夫 岐阜県海津郡南濃町津屋1511番地 サンケ ミカル株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱線を表面材の裏面に配線固定し、接
    着材を介して断熱材と一体に接着した電気カーペットに
    おいて、表面材を、不織布から成る基材と、基材の少な
    くとも片面にコーティングされその表面が平滑にされた
    発泡樹脂層と、発泡樹脂層の表面にコーティングされた
    防水防汚樹脂層とで構成したことを特徴とする電気カー
    ペット。
  2. 【請求項2】 表面が平滑にされた発泡樹脂層の表面に
    プリント層を設け、その表面に透明な防水防汚樹脂層を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の電気カーペッ
    ト。
  3. 【請求項3】 表面材の基材を、ポリエステルスパンボ
    ンドにポリエステルファイバーを重ねてニードルパンチ
    加工で一体にした不織布にて構成し、この基材の裏面側
    をパイル側としたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の電気カーペット。
  4. 【請求項4】 表面材の基材をポリエステルスパンボン
    ド30〜60g/m2 とポリエステルファイバー80〜
    150g/m2 を重ねてニードルパンチ加工で一体にし
    て構成し、発泡樹脂層をアクリルをベースとした樹脂又
    はSBRをベースとした樹脂を1.5〜6倍に発泡処理
    したものを50〜150g/m2 コーティングしてその
    表面を加圧平滑手段を用いて平滑にして構成し、防水防
    汚樹脂層をアクリル系樹脂又はウレタン系樹脂を10〜
    30g/m2 コーティングして構成したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の電気カーペット。
JP8211695A 1995-04-07 1995-04-07 電気カーペット Pending JPH08288053A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040011941A (ko) * 2002-07-31 2004-02-11 석 근 김 발수 기능을 가진 카펫트 및 이의 제조방법
WO2009066224A1 (en) * 2007-11-23 2009-05-28 Koninklijke Philips Electronics N.V. Light emitting tufted carpet
US8215788B2 (en) 2007-11-23 2012-07-10 Koninklijke Philips Electronics N.V. Tufted textile
US8353602B2 (en) 2007-11-23 2013-01-15 Koninklijke Philips Electronics N.V. Compartment
US8475026B2 (en) 2007-11-23 2013-07-02 Koninklijke Philips Elecronics N.V. Light emitting tufted carpet

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US10436399B2 (en) 2007-11-23 2019-10-08 Signify Holding B.V. Light emitting tufted carpet

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Effective date: 20041221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050426