JP2841329B2 - ファーストフード店におけるトレーへのトレーマット貼付方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ファーストフード
店で使用されるトレー上面に、広告や案内等を表示した
トレーマットを貼付する方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ファーストフード店で飲食物を載
置して持運ぶトレー上面には、広告や案内等を表示した
紙製シートを載せ、その上に飲食物を載置するようにし
ていた。そして、食後に返却されたトレーは洗浄して再
度使用するようにしていたが、前記紙製シートは１回ご
とに廃棄していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記のように従来は１
回の使用ごとにトレーの上に載せた紙製シートは廃棄さ
れてしまうために、ごみの量が増えると共に、資源の無
駄使いであるという課題があった。

【０００４】本発明は、前記従来の課題を解決すること
を目的とするファーストフード店におけるトレーへのト
レーマット貼付方法を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂シー
ト製トレーマットの裏面に、２５ｍｍ巾、１８０度剥離
で３００〜５００ｇ程度の剥離力を有するウレタン樹脂
系粘着剤を塗布した弱粘着層を形成して、該弱粘着層面
をファーストフード店におけるトレーに貼着するという
方法を採用することにより、上記課題を解決した。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明に使用するトレーマット１
は、何回でも水洗いに耐えることができるように、塩化
ビニール、ポリエチレン等の合成樹脂製シートで形成さ
れ、且つ該トレーマット１の表面には広告や店の案内等
の表示が印刷されている。前記トレーマット１の裏面に
はウレタン樹脂系粘着剤を塗布した弱粘着層２を形成す
ると共に、該弱粘着層２に離型紙３を剥離可能に貼着固
定する。そして、トレー４に前記トレーマット１を貼着
する場合は、離型紙３を剥離して弱粘着層２面をトレー
４上面に貼着するが、弱粘着層２により貼着されている
ため、トレーマット１はトレー４から簡単に剥離でき
る。

【０００７】前記ウレタン樹脂系粘着剤を塗布した弱粘
着層２は、２５ｍｍ巾、１８０度剥離で３００〜５００
ｇ程度の剥離力を有していて剥離力は強くはないが、セ
ン断力強度および引張り強度が強いため、横のずれに強
いという効果がある。そして、トレー４からトレーマッ
ト１を剥離しても、該トレー４に粘着剤が付着したまま
残ることはなく、トレー４を汚したり、傷付けたりする
虞れは全くない。

【０００８】従って、一旦トレー４にトレーマット１を
貼着すると、弱粘着層２がセン断力強度および引張り強
度が強く、横のずれに強いため、客の飲食後汚れたトレ
ー４を水または湯につけてスポンジ等でこすって洗浄し
てもトレーマット１がトレー４から剥離することがな
く、何回でも繰り返してトレーマット１を貼着したまま
のトレー４を使用することができる。そして、不要にな
ったトレーマット１は端縁部から簡単に剥がして取去る
ことができる。

【０００９】

【発明の効果】本発明は上述のようであるから、一旦ト
レーにトレーマットを貼着すると、トレーマットの弱粘
着層は剥離力は強くないが、セン断力強度および引張り
強度が強く、横のずれに強いため、汚れたトレーをスポ
ンジ等でこすって洗浄してもトレーマットがトレーから
剥離することがなく、何回でも繰り返してトレーマット
を貼着したままのトレーを使用することができ、１回の
飲食ごとに廃棄していた従来のものに比しても極めて経
済的で、資源の無駄な使用がなくなる。更に、前記弱粘
着層は剥離力は強くないので、端縁部から剥離して行け
ば極めて簡単に剥離でき、然も剥離した後のトレーには
粘着剤が付着したまま残ることもなく、またトレーを汚
したり、傷付けたりすることもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に使用するトレーマットの断面図であ
る。

【図２】本発明に使用するトレーマットをトレーに貼着
した状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ トレーマット、 ２ 弱粘着層、 ４ トレー。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】合成樹脂シート製トレーマットの裏面に、
   ２５ｍｍ巾、１８０度剥離で３００〜５００ｇ程度の剥
   離力を有するウレタン樹脂系粘着剤を塗布した弱粘着層
   を形成して、該弱粘着層面をファーストフード店におけ
   るトレーに貼着することを特徴とするファーストフード
   店におけるトレーへのトレーマット貼付方法。