JPH11266995A - キッチンマット - Google Patents
キッチンマットInfo
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- JPH11266995A JPH11266995A JP7094298A JP7094298A JPH11266995A JP H11266995 A JPH11266995 A JP H11266995A JP 7094298 A JP7094298 A JP 7094298A JP 7094298 A JP7094298 A JP 7094298A JP H11266995 A JPH11266995 A JP H11266995A
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- resin
- kitchen mat
- film
- mat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全性を向上させたキッチンマットを提供す
る。 【解決手段】 合成樹脂、合成紙等のフィルムまたはシ
ート等に絵柄または模様を印刷した絵柄層2と、透明で
油分を弾く樹脂を絵柄層の片面にコーティングしたコー
ト層1と、滑り止め加工が施されたフィルム状の合成樹
脂からなり絵柄層の他方の面に配置された滑り止め層4
とを有して構成され、コート層を上にしてガスレンジを
乗せた台座付近の床面に敷くことにより、調理により飛
び散る油滴が床面に付着するのを防ぐことができる。ま
た床面と密着する面に滑り止め加工を施しているので、
マット上で人が動いてもマットが動いたりずれたりする
ことがなくなる。
る。 【解決手段】 合成樹脂、合成紙等のフィルムまたはシ
ート等に絵柄または模様を印刷した絵柄層2と、透明で
油分を弾く樹脂を絵柄層の片面にコーティングしたコー
ト層1と、滑り止め加工が施されたフィルム状の合成樹
脂からなり絵柄層の他方の面に配置された滑り止め層4
とを有して構成され、コート層を上にしてガスレンジを
乗せた台座付近の床面に敷くことにより、調理により飛
び散る油滴が床面に付着するのを防ぐことができる。ま
た床面と密着する面に滑り止め加工を施しているので、
マット上で人が動いてもマットが動いたりずれたりする
ことがなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスレンジを乗せ
た台座の周辺の床面に敷き、床面が汚れることを防止す
るキッチンマットに関し、特に使用時の安全性を向上さ
せたキッチンマットに関する。
た台座の周辺の床面に敷き、床面が汚れることを防止す
るキッチンマットに関し、特に使用時の安全性を向上さ
せたキッチンマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キッチンマットは流し台や洗面台
の周りの床面に敷き、調理や洗い物をするときに飛び散
る水滴や油滴が床面に付着して表面が汚れることを防止
するために用いられる。また、一般的に用いられるマッ
トの素材として、織り込んだ厚手の敷物、吸水性のある
不織布が主に用いられていた。
の周りの床面に敷き、調理や洗い物をするときに飛び散
る水滴や油滴が床面に付着して表面が汚れることを防止
するために用いられる。また、一般的に用いられるマッ
トの素材として、織り込んだ厚手の敷物、吸水性のある
不織布が主に用いられていた。
【0003】また、一般家庭において、ガスレンジによ
り油を使った調理、例えば炒め物や揚げ物などを行う
と、油滴が床に飛び散り床が油で汚れてしまい、キッチ
ンの美観を損なう原因となっていた。そこで新聞紙や広
告紙などを料理を始める前に床に広げておくか、上述の
織り込んだ厚手の敷物を床に敷いておき、床が油で汚れ
るのを防止していた。
り油を使った調理、例えば炒め物や揚げ物などを行う
と、油滴が床に飛び散り床が油で汚れてしまい、キッチ
ンの美観を損なう原因となっていた。そこで新聞紙や広
告紙などを料理を始める前に床に広げておくか、上述の
織り込んだ厚手の敷物を床に敷いておき、床が油で汚れ
るのを防止していた。
【0004】また、近年、システムキッチンの普及に伴
い、ガスコンロの数を3口、4口と増やす傾向にある。
ガスコンロの数を増やすとコンロの設置位置を従来の2
口のものより前に設けることとなり、油滴の飛び散りが
さらに増加することとなる。
い、ガスコンロの数を3口、4口と増やす傾向にある。
ガスコンロの数を増やすとコンロの設置位置を従来の2
口のものより前に設けることとなり、油滴の飛び散りが
さらに増加することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
新聞紙や広告紙はカラーインクを使用していることが多
く、床に敷くとカラーインクや黒インクが色写りする可
能性がある。また、飛び散る油の量が多かった場合、新
聞紙や広告を数枚重ねただけでは、油が裏面にまでしみ
込み床を汚してしまう可能性がある。
新聞紙や広告紙はカラーインクを使用していることが多
く、床に敷くとカラーインクや黒インクが色写りする可
能性がある。また、飛び散る油の量が多かった場合、新
聞紙や広告を数枚重ねただけでは、油が裏面にまでしみ
込み床を汚してしまう可能性がある。
【0006】また、厚手のマットを床に敷いておく場
合、床に油が飛び散るのを防ぐことはできるものの、こ
の種のものは地が厚いため、女性またはお年寄りが洗濯
するのは大変な労力を必要とした。また、単に床面に置
くだけなので、調理作業を行う際にずれたり滑ったりす
ることがあり、使いにくいばかりでなく危険な面も有し
ていた。
合、床に油が飛び散るのを防ぐことはできるものの、こ
の種のものは地が厚いため、女性またはお年寄りが洗濯
するのは大変な労力を必要とした。また、単に床面に置
くだけなので、調理作業を行う際にずれたり滑ったりす
ることがあり、使いにくいばかりでなく危険な面も有し
ていた。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、安全性を向上させたキッチンマットを提供す
ることを目的とする。
のであり、安全性を向上させたキッチンマットを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明のキッチンマットは、床面に敷いて調理作業
中に飛び散る油滴やその他の液体状の汚れから床面を保
護するキッチンマットであって、合成樹脂、合成紙等の
フィルムまたはシート等に絵柄または模様を印刷した絵
柄層と、透明で油分を弾く樹脂を絵柄層の片面にコーテ
ィングしたコート層と、滑り止め加工が施されたフィル
ム状の合成樹脂からなり絵柄層の他方の面に配置された
滑り止め層とを有して構成されることを特徴としてい
る。
めに本発明のキッチンマットは、床面に敷いて調理作業
中に飛び散る油滴やその他の液体状の汚れから床面を保
護するキッチンマットであって、合成樹脂、合成紙等の
フィルムまたはシート等に絵柄または模様を印刷した絵
柄層と、透明で油分を弾く樹脂を絵柄層の片面にコーテ
ィングしたコート層と、滑り止め加工が施されたフィル
ム状の合成樹脂からなり絵柄層の他方の面に配置された
滑り止め層とを有して構成されることを特徴としてい
る。
【0009】上記の絵柄層と滑り止め層との間に弾力性
のある合成樹脂により形成された発泡層を設けるとよ
い。
のある合成樹脂により形成された発泡層を設けるとよ
い。
【0010】上記の滑り止め層は、摩擦係数の高い材料
を片面にコーティングしたフィルムの層であるとよい。
を片面にコーティングしたフィルムの層であるとよい。
【0011】上記の滑り止め層は、吸盤性能を維持でき
る内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪
形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模
様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるい
は網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエ
ステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィ
ン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル
樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートを絵柄
層の一部分または全面に配置した層であるとよい。
る内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪
形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模
様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるい
は網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエ
ステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィ
ン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル
樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートを絵柄
層の一部分または全面に配置した層であるとよい。
【0012】本発明のキッチンマットは、吸盤性能を維
持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状
の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レ
ース模様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖
あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成した
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオ
レフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化
ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシート
をガスレンジ及び/または流し台の周囲の床に吸盤層が
床面に当接するように配置することを特徴としている。
持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状
の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レ
ース模様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖
あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成した
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオ
レフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化
ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシート
をガスレンジ及び/または流し台の周囲の床に吸盤層が
床面に当接するように配置することを特徴としている。
【0013】本発明のキッチンマットは、摩擦係数の高
い材料をフィルムまたはシートの片面にコーティングし
てガスレンジ及び/または流し台の周囲の床にコーティ
ングを施した面が床面に当接するように配置することを
特徴としている。
い材料をフィルムまたはシートの片面にコーティングし
てガスレンジ及び/または流し台の周囲の床にコーティ
ングを施した面が床面に当接するように配置することを
特徴としている。
【0014】上記の吸盤層は、柔軟質で可撓性のある吸
盤となるように調合製造された、塩化ビニル樹脂、アク
リル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂あるいはエポキ
シ樹脂等を主剤または配合して製造された常温乾燥また
は紫外線反応硬化型或いは二液反液応硬化型等のインキ
様物質を使用してスクリーン印刷または型押し成形によ
り形成するとよい。
盤となるように調合製造された、塩化ビニル樹脂、アク
リル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂あるいはエポキ
シ樹脂等を主剤または配合して製造された常温乾燥また
は紫外線反応硬化型或いは二液反液応硬化型等のインキ
様物質を使用してスクリーン印刷または型押し成形によ
り形成するとよい。
【0015】上記の摩擦係数の高い材料は、ラテックス
またはブチルゴムであるとよい。
またはブチルゴムであるとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
キッチンマットの実施の形態を詳細に説明する。図1〜
図4を参照すると本発明のキッチンマットの実施形態が
示されている。
キッチンマットの実施の形態を詳細に説明する。図1〜
図4を参照すると本発明のキッチンマットの実施形態が
示されている。
【0017】図1には本発明のキッチンマットの第1の
実施形態の一部断面図が示されている。同図に示される
ように、本実施形態はコート層1と、絵柄層2と、滑り
止め層4とが上からこの順に積層されている。本発明の
特徴は、キッチンマットの厚さを極力薄くすることで床
面との段差を無くし、マットにつまずくことのないよう
にした点である。
実施形態の一部断面図が示されている。同図に示される
ように、本実施形態はコート層1と、絵柄層2と、滑り
止め層4とが上からこの順に積層されている。本発明の
特徴は、キッチンマットの厚さを極力薄くすることで床
面との段差を無くし、マットにつまずくことのないよう
にした点である。
【0018】コート層1は、透明で油分を弾く樹脂によ
り形成されている。このコート層1で火にかけられたフ
ライパンや鍋から飛び散る油滴やその他の液体状の汚れ
を受ける。絵柄層2は、表面に絵柄や模様が印刷された
ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、その他の合成
樹脂、合成紙等のフィルムまたはシート等の層である。
滑り止め層4は、例えば、ラテックスやブチルゴムなど
からなる摩擦係数の高い材料を片面にコーティングした
フィルム、または吸盤性能を維持できる内側に空洞室が
ある肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の
巣形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の
単体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の
紋様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、
あるいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合
成樹脂のフィルムまたはシートの層である。なお、吸盤
層は、柔軟質で可撓性のある吸盤となるように調合製造
された、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹
脂、シリコン樹脂あるいはエポキシ樹脂等を主剤または
配合して製造された常温乾燥または紫外線反応硬化型或
いは二液反液応硬化型等のインキ様物質を使用してスク
リーン印刷、または型押し成形により形成することがで
きる。これらのフィルムまたはシートを絵柄層の一部分
または全面に配置している。この滑り止め層を設けるこ
とによりマット上に人が乗って調理などを行ったときに
マットが動いたりずれたりするのを防止することができ
る。
り形成されている。このコート層1で火にかけられたフ
ライパンや鍋から飛び散る油滴やその他の液体状の汚れ
を受ける。絵柄層2は、表面に絵柄や模様が印刷された
ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、その他の合成
樹脂、合成紙等のフィルムまたはシート等の層である。
滑り止め層4は、例えば、ラテックスやブチルゴムなど
からなる摩擦係数の高い材料を片面にコーティングした
フィルム、または吸盤性能を維持できる内側に空洞室が
ある肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の
巣形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の
単体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の
紋様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、
あるいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合
成樹脂のフィルムまたはシートの層である。なお、吸盤
層は、柔軟質で可撓性のある吸盤となるように調合製造
された、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹
脂、シリコン樹脂あるいはエポキシ樹脂等を主剤または
配合して製造された常温乾燥または紫外線反応硬化型或
いは二液反液応硬化型等のインキ様物質を使用してスク
リーン印刷、または型押し成形により形成することがで
きる。これらのフィルムまたはシートを絵柄層の一部分
または全面に配置している。この滑り止め層を設けるこ
とによりマット上に人が乗って調理などを行ったときに
マットが動いたりずれたりするのを防止することができ
る。
【0019】このように構成されたキッチンマットは、
図4のAの使用状態を示す説明図にも示されるように、
ガスレンジを乗せた台座または流し台の周りの床面に、
油滴を弾くコーティングが施されたコート層を上にして
敷かれる。また図4のBに示されるように、大きめのキ
ッチンマットを用意することによりガスレンジを乗せた
台座と流し台の周りの床面全体に敷くこともできる。ま
た、下面は適度な粘着性を有する滑り止め層により容易
には移動しない程度に床面に固定される。なお、フィル
ムに上記の吸盤層を設けて滑り止め層とした場合、どの
ような方向から力が加えられてもマットがずれることが
なく、従来の滑り止め方法と比較するとより滑り止め効
果を発揮することができる。
図4のAの使用状態を示す説明図にも示されるように、
ガスレンジを乗せた台座または流し台の周りの床面に、
油滴を弾くコーティングが施されたコート層を上にして
敷かれる。また図4のBに示されるように、大きめのキ
ッチンマットを用意することによりガスレンジを乗せた
台座と流し台の周りの床面全体に敷くこともできる。ま
た、下面は適度な粘着性を有する滑り止め層により容易
には移動しない程度に床面に固定される。なお、フィル
ムに上記の吸盤層を設けて滑り止め層とした場合、どの
ような方向から力が加えられてもマットがずれることが
なく、従来の滑り止め方法と比較するとより滑り止め効
果を発揮することができる。
【0020】この状態で天ぷら等の調理を行うと、鍋か
ら飛び散った油滴がキッチンマットの上に付着する。ま
た、流し台で食器などを洗うときに飛び散る水滴もこの
キッチンマットに付着する。付着した油滴または水滴は
料理終了後に濡れ雑巾などで拭けば簡単に拭き取ること
ができ、キッチンマットの表面を清潔に保つことができ
る。またキッチンマット全体を洗濯することも可能であ
る。
ら飛び散った油滴がキッチンマットの上に付着する。ま
た、流し台で食器などを洗うときに飛び散る水滴もこの
キッチンマットに付着する。付着した油滴または水滴は
料理終了後に濡れ雑巾などで拭けば簡単に拭き取ること
ができ、キッチンマットの表面を清潔に保つことができ
る。またキッチンマット全体を洗濯することも可能であ
る。
【0021】また、前述のように滑り止め層により床面
に固定され、さらに床面に敷いた時に床面との段差がほ
とんどできないので、調理作業中につまずいたり、マッ
トが動いたりすることがなくなる。これにより安心して
作業が行えるばかりでなく、キッチンでの事故の発生の
可能性をより少なくすることができる。
に固定され、さらに床面に敷いた時に床面との段差がほ
とんどできないので、調理作業中につまずいたり、マッ
トが動いたりすることがなくなる。これにより安心して
作業が行えるばかりでなく、キッチンでの事故の発生の
可能性をより少なくすることができる。
【0022】次に図2を用いて本発明のキッチンマット
の第2の実施形態について説明する。図2には本発明の
キッチンマットの第2の実施形態の一部断面図が示され
ている。同図に示されるように本実施形態は、コート層
1と、絵柄層2と、発泡層3と、滑り止め層4とが上か
らこの順に積層されている。このように第2の実施形態
は第1の実施形態にはない発泡層3をさらに設けてい
る。この発泡層3は発泡性の合成樹脂、例えばポリ塩化
ビニル等により形成されるクッション層である。第2の
実施形態では、この発泡層を設けてマットに弾力性を持
たせることで、第1の実施形態による効果に加えてさら
に長時間の立ち仕事による足の疲れを和らげることがで
きる。
の第2の実施形態について説明する。図2には本発明の
キッチンマットの第2の実施形態の一部断面図が示され
ている。同図に示されるように本実施形態は、コート層
1と、絵柄層2と、発泡層3と、滑り止め層4とが上か
らこの順に積層されている。このように第2の実施形態
は第1の実施形態にはない発泡層3をさらに設けてい
る。この発泡層3は発泡性の合成樹脂、例えばポリ塩化
ビニル等により形成されるクッション層である。第2の
実施形態では、この発泡層を設けてマットに弾力性を持
たせることで、第1の実施形態による効果に加えてさら
に長時間の立ち仕事による足の疲れを和らげることがで
きる。
【0023】次に図3を用いて本発明のキッチンマット
の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形
態は、ラテックスやブチルゴムなどからなる摩擦係数の
高い材料を片面にコーティングしたフィルム、または吸
盤性能を維持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を
有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄
模様形、レース模様形、幾何学等の単体または複数の連
続した連鎖あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面
に形成したポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または
硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムま
たはシートだけでできている。なお、吸盤層は、柔軟質
で可撓性のある吸盤となるように調合製造された、塩化
ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹
脂あるいはエポキシ樹脂等を主剤または配合して製造さ
れた常温乾燥または紫外線反応硬化型或いは二液反液応
硬化型等のインキ様物質を使用してスクリーン印刷、ま
たは型押し成形により形成することができる。なお、図
3には、網目状の吸盤型の連続した紋様をスクリーン印
刷により形成した実施例が示されている。
の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形
態は、ラテックスやブチルゴムなどからなる摩擦係数の
高い材料を片面にコーティングしたフィルム、または吸
盤性能を維持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を
有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄
模様形、レース模様形、幾何学等の単体または複数の連
続した連鎖あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面
に形成したポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または
硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムま
たはシートだけでできている。なお、吸盤層は、柔軟質
で可撓性のある吸盤となるように調合製造された、塩化
ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹
脂あるいはエポキシ樹脂等を主剤または配合して製造さ
れた常温乾燥または紫外線反応硬化型或いは二液反液応
硬化型等のインキ様物質を使用してスクリーン印刷、ま
たは型押し成形により形成することができる。なお、図
3には、網目状の吸盤型の連続した紋様をスクリーン印
刷により形成した実施例が示されている。
【0024】使用する際には、滑り止め加工を施した面
を下にして、図4のAまたはBに示されるガスレンジを
乗せた台座及び流し台の周囲の床面に敷く。この実施形
態は、上述のようにフィルムの片面に滑り止め加工を施
しただけの構成であるので、上記の他の実施形態と比較
して厚さをさらに薄くすることができる。よって床面に
敷いた時に床面との段差をさらに少なくすることができ
る。従ってキッチンマット上で調理等を行ったときにマ
ットにつまずき怪我をすることがなくなり安全性をさら
に向上させることができる。また、フィルムに上記の吸
盤層を設けて滑り止め層とした場合、どのような方向か
ら力が加えられてもマットがずれることがなく、従来の
滑り止め方法と比較するとより滑り止め効果を発揮する
ことができる。
を下にして、図4のAまたはBに示されるガスレンジを
乗せた台座及び流し台の周囲の床面に敷く。この実施形
態は、上述のようにフィルムの片面に滑り止め加工を施
しただけの構成であるので、上記の他の実施形態と比較
して厚さをさらに薄くすることができる。よって床面に
敷いた時に床面との段差をさらに少なくすることができ
る。従ってキッチンマット上で調理等を行ったときにマ
ットにつまずき怪我をすることがなくなり安全性をさら
に向上させることができる。また、フィルムに上記の吸
盤層を設けて滑り止め層とした場合、どのような方向か
ら力が加えられてもマットがずれることがなく、従来の
滑り止め方法と比較するとより滑り止め効果を発揮する
ことができる。
【0025】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例である。但し、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変
形実施が可能である。
施の一例である。但し、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変
形実施が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
キッチンマットは、コート層を上にしてガスレンジを乗
せた台座及び/または流し台の周囲の床面に敷くことに
より、調理作業中に調理器具から飛び散る油滴や、食器
を洗うときに飛び散る水滴またはその他の液体状の汚れ
をコート層で受けることができ、床面を油滴で汚す不具
合を防止することができる。また、コート層に飛び散っ
た油滴や水滴は濡れ雑巾などで簡単に拭き取ることがで
き、キッチンマットの表面を清潔に保つことができる。
また汚れが目立つようになった場合に洗濯することもで
きる。また、キッチンマットの厚さを必要最小限の厚さ
とすることにより、床面との段差が無くなり、マットに
つまずくという不具合を防止することがきる。また絵柄
層を設けたことによりキッチンでの美観を損なうことが
ない。さらに滑り止め層を設けることにより、マット上
で人が調理などをして動いてもマットがずれたり動いた
りしない。また、フィルムに吸盤層を設けて滑り止め層
とした場合、どのような方向から力が加えられてもマッ
トがずれることがなく、従来の滑り止め方法と比較する
とより滑り止め効果を発揮することができる。
キッチンマットは、コート層を上にしてガスレンジを乗
せた台座及び/または流し台の周囲の床面に敷くことに
より、調理作業中に調理器具から飛び散る油滴や、食器
を洗うときに飛び散る水滴またはその他の液体状の汚れ
をコート層で受けることができ、床面を油滴で汚す不具
合を防止することができる。また、コート層に飛び散っ
た油滴や水滴は濡れ雑巾などで簡単に拭き取ることがで
き、キッチンマットの表面を清潔に保つことができる。
また汚れが目立つようになった場合に洗濯することもで
きる。また、キッチンマットの厚さを必要最小限の厚さ
とすることにより、床面との段差が無くなり、マットに
つまずくという不具合を防止することがきる。また絵柄
層を設けたことによりキッチンでの美観を損なうことが
ない。さらに滑り止め層を設けることにより、マット上
で人が調理などをして動いてもマットがずれたり動いた
りしない。また、フィルムに吸盤層を設けて滑り止め層
とした場合、どのような方向から力が加えられてもマッ
トがずれることがなく、従来の滑り止め方法と比較する
とより滑り止め効果を発揮することができる。
【図1】本発明のキッチンマットの第1の実施形態を表
す一部断面図である。
す一部断面図である。
【図2】本発明のキッチンマットの第2の実施形態を表
す一部断面図である。
す一部断面図である。
【図3】本発明のキッチンマットの第3の実施形態を表
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】本発明のキッチンマットの使用状態を示す説明
図である。
図である。
1 コート層 2 絵柄層 3 発泡層 4 滑り止め層
Claims (8)
- 【請求項1】 床面に敷いて調理作業中に飛び散る油滴
やその他の液体状の汚れから床面を保護するキッチンマ
ットにおいて、 合成樹脂、合成紙等のフィルムまたはシート等に絵柄ま
たは模様を印刷した絵柄層と、 透明で油分を弾く樹脂を前記絵柄層の片面にコーティン
グしたコート層と、 滑り止め加工が施されたフィルム状の合成樹脂からなり
前記絵柄層の他方の面に配置された滑り止め層とを有し
て構成されることを特徴とするキッチンマット。 - 【請求項2】 前記絵柄層と前記滑り止め層との間に弾
力性のある合成樹脂により形成された発泡層を設けたこ
とを特徴とする請求項1記載のキッチンマット。 - 【請求項3】 前記滑り止め層は、摩擦係数の高い材料
を片面にコーティングしたフィルムの層であることを特
徴とする請求項1記載のキッチンマット。 - 【請求項4】 前記滑り止め層は、吸盤性能を維持でき
る内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪
形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模
様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるい
は網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエ
ステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィ
ン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル
樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートを前記
絵柄層の一部分または全面に配置した層であることを特
徴とする請求項1記載のキッチンマット。 - 【請求項5】 吸盤性能を維持できる内側に空洞室があ
る肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣
形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の単
体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の紋
様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あ
るいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成
樹脂のフィルムまたはシートをガスレンジ及び/または
流し台の周囲の床に前記吸盤層が床面に当接するように
配置することを特徴とするキッチンマット。 - 【請求項6】 摩擦係数の高い材料をフィルムまたはシ
ートの片面にコーティングしてガスレンジ及び/または
流し台の周囲の床にコーティングを施した面が床面に当
接するように配置することを特徴とするキッチンマッ
ト。 - 【請求項7】 前記吸盤層は、柔軟質で可撓性のある吸
盤となるように調合製造された、塩化ビニル樹脂、アク
リル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂あるいはエポキ
シ樹脂等を主剤または配合して製造された常温乾燥また
は紫外線反応硬化型或いは二液反液応硬化型等のインキ
様物質を使用してスクリーン印刷または型押し成形によ
り形成することを特徴とする請求項4または5記載のキ
ッチンマット。 - 【請求項8】 前記摩擦係数の高い材料は、ラテックス
またはブチルゴムであることを特徴とする請求項3また
は6記載のキッチンマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7094298A JPH11266995A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | キッチンマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7094298A JPH11266995A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | キッチンマット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11266995A true JPH11266995A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13446074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7094298A Pending JPH11266995A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | キッチンマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11266995A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7850498B2 (en) | 2002-01-09 | 2010-12-14 | Tzong In Yeh | Skidproof sports mat |
US7976933B2 (en) | 2007-01-16 | 2011-07-12 | Tzong In Yeh | Sports mat |
US8540538B2 (en) | 2002-01-09 | 2013-09-24 | Tzong In Yeh | Skidproof sports mat |
CN108272319A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-07-13 | 天津市晟富达纺织品有限公司 | 一种便于拆洗的家庭用地毯 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP7094298A patent/JPH11266995A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7850498B2 (en) | 2002-01-09 | 2010-12-14 | Tzong In Yeh | Skidproof sports mat |
US8540538B2 (en) | 2002-01-09 | 2013-09-24 | Tzong In Yeh | Skidproof sports mat |
US9004967B2 (en) | 2002-01-09 | 2015-04-14 | Tzong In Yeh | Skidproof sports mat |
US7976933B2 (en) | 2007-01-16 | 2011-07-12 | Tzong In Yeh | Sports mat |
CN108272319A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-07-13 | 天津市晟富达纺织品有限公司 | 一种便于拆洗的家庭用地毯 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050318 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061017 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |