JPH082876A - 多段伸縮ブームのホース保持構造 - Google Patents

多段伸縮ブームのホース保持構造

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JPH082876A
JPH082876A JP13586694A JP13586694A JPH082876A JP H082876 A JPH082876 A JP H082876A JP 13586694 A JP13586694 A JP 13586694A JP 13586694 A JP13586694 A JP 13586694A JP H082876 A JPH082876 A JP H082876A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/16Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多段伸縮ブームの内部のホースのぶれを少な
くし、ホースの損傷を防止する。 【構成】 基端ブーム1と中間ブーム2と先端ブーム3
とを備え、基端ブーム1と中間ブーム2との間に伸縮用
の油圧シリンダ4が設けられており、内部にホース13
が張設される多段伸縮ブームBにおいて、ホース13を
案内するホースガイド20を油圧シリンダ4の先端部に
設ける。ホースガイド20には、上下左右に各一対のガ
イドローラを設けることにより、確実にホース13を案
内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車やブーム付
特装車等の多段伸縮ブームの先端部に設けた作業装置へ
流体を供給するために張設されるホースを、損傷しない
ように保持する多段伸縮ブームのホース保持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、伸縮ブームのホース支持装置とし
て、伸縮ブームの外周に枠体を摺動自在に嵌合し、この
枠体に送油ホースを支持するガイドを設けたもの(実開
昭56−91972号参照)や、自動巻取り機構を備え
たホースリールにより緊張力を付与された状態で、ホー
スが基本ブームから先端ブームの先端までに亘って設け
られたもの(実開平2−142781号参照)等があ
る。
【0003】ところが、このようにホースをブームの外
部に支持していると、作業の際ブームが障害物に衝突し
たような場合、ホースの切断や破損を生ずる。そこで、
ブームの内部にホースを張設し、その一端を先端ブーム
に設けたジョイント部に連結し、他端を後方のホース用
滑車に掛け回して外部に導出するように構成することが
考えられる。これは、ホースがブームに内蔵されるた
め、外部の障害物による損傷は生じない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成で
は、ブームの伸長時に先端のジョイント部と後方のホー
ス用滑車との間の距離が大となり、ホースのぶれ等によ
りホースを損傷させるおそれがある。特に、先端部に設
けた作業装置のために、多数のホースの張設を必要とす
る場合には、ブームの伸縮作動によってブーム内部でホ
ースが食い込みや干渉を生じ易く、ホースに悪影響を及
ぼすことが多い。
【0005】本発明は、多段伸縮ブームのホース保持に
おけるかかる問題を解決するものであって、多段伸縮ブ
ームの内部のホースのぶれを少なくし、多数のホースを
張設する場合でも、ブームの伸縮による悪影響を及ぼさ
ず、ホースの損傷を防止することのできる多段伸縮ブー
ムのホース保持機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基端ブームと
中間ブームと先端ブームとを備え、基端ブームと中間ブ
ームとの間に伸縮用の油圧シリンダが設けられており、
内部にホースが張設される多段伸縮ブームにおいて、ホ
ースを案内するホースガイドを油圧シリンダの先端部に
設けることにより、上記課題を解決している。
【0007】ホースガイドには、少なくとも上下左右に
それぞれ一対のガイドローラを設けることにより、確実
にホースを案内することができる。
【0008】
【作用】ブーム伸縮の際には、伸縮用の油圧シリンダを
伸縮させることにより、中間ブームと先端ブームが基端
ブームに対して伸縮する。このとき、ホースガイドは油
圧シリンダの先端部に設けられているので、油圧シリン
ダの伸縮に伴って移動し、常に内部に張設されたホース
の中間部を保持し案内する。
【0009】従って、多段伸縮ブームの内部のホースの
ぶれは少なくなり、多数のホースを張設する場合でも、
ブームの伸縮による悪影響を及ぼさず、ホースの損傷を
防止する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるホース保持機
構を備えた3段のブームの構成の説明図、図2はホース
ガイドを拡大して示す縦断面図、図3は図2のA−A線
断面図である。この3段のブームBは、高所作業車用の
伸縮ブームであり、基端ブーム1に中間ブーム2と先端
ブーム3とが順次テレスコープ状に嵌挿されている。こ
のブームBの先端部には、作業箱17が取付けられてい
る。
【0011】基端ブーム1の基端部には、伸縮用の油圧
シリンダ4のピストンロッド5の端部が連結されてお
り、中間ブーム2の基端部には、油圧シリンダ4のシリ
ンダチューブ6のピストンロッド側が連結されている。
中間ブーム2の先端部には、伸長用滑車7が取付けられ
ており、この伸長用滑車7には、先端ブーム3の基端部
に一端を止着した伸長用ワイヤロープ8が掛回され、こ
の伸長用ワイヤロープ8の他端は基端ブーム1の基端部
に止着されている。また、中間ブーム2の基端部には、
縮小用滑車9が取付けられており、この縮小用滑車9に
は、先端ブーム3の基端部に一端を止着した縮小用ワイ
ヤロープ10が掛回され、この縮小用ワイヤロープ10
の他端は基端ブーム1の先端部に止着されている。
【0012】なお、伸長用滑車7は中間ブーム2の先端
部に代えて、油圧シリンダ4の先端側に取付けてもよ
い。また、縮小用滑車9も中間ブーム2の基端部に代え
て、油圧シリンダ4のシリンダチューブ6のピストンロ
ッド側に取付てもよい。このように、伸長用滑車7と縮
小用滑車9を油圧シリンダ4に取付けるようにすると、
伸縮機構のブームBへの組込みが容易になる。
【0013】油圧シリンダ4の先端部にはホースガイド
20が設けられ、このホースガイド20の上部には、上
部案内部材19T、ホースガイド20の左右両側には、
横案内部材19L、19Rが取付けられている。油圧シ
リンダ4の先端下部には、下部案内ローラ18が取付け
らている。更に、中間ブーム2の基端部には、複数個の
ホース用滑車11が取付けられている。この実施例では
ホース用滑車11の個数が多いため、一部が縮小用滑車
9と同軸上に取付けられ、他の一部は若干離隔した位置
に取付けられている。ホース用滑車11には、基端ブー
ム1の先端部のジョイント部12に一端を連結したホー
ス13が掛回され、このホース13はホースガイド20
を通り、その他端が先端ブーム3の先端部のジョイント
部14に連結されている。基端ブーム1の先端部のジョ
イント部12には、固定配管15が油圧源(図示略)か
ら接続されている。また、先端ブーム3の先端部のジョ
イント部14には、作業箱17に装備された各種作業装
置のアクチュエータ(図示略)へ作動油を供給するため
のホース16が接続されている。
【0014】ホースガイド20は、上下左右の4面を備
えた枠体であり、その内側の上下及び左右には、それぞ
れ前後一対のガイドローラ21T、21B、21L、2
1Rが取付けられている。また、中央部にも、ガイドロ
ーラ21Mが取付けられている。このガイドローラ21
Mは、内部を通るホース13の本数や配置による案内の
必要性に応じ適宜追加してもよい。
【0015】ブーム伸長の際には、油圧シリンダ4を伸
長させると、中間ブーム2が基端ブーム1に対して伸長
する。同時に、伸長用滑車7が前進し、伸長用ワイヤロ
ープ8に連結されている先端ブーム3が中間ブーム2に
対して伸長する。ブーム縮小の際には、油圧シリンダ4
を縮小させると、中間ブーム2が基端ブーム1に対して
縮小する。同時に、縮小用滑車9が後進し、縮小用ワイ
ヤロープ10に連結されている先端ブーム3が中間ブー
ム2に対して縮小する。
【0016】このように、ブーム伸縮の際には、伸縮用
の油圧シリンダ4を伸縮させることにより、中間ブーム
2と先端ブーム3が同時に伸縮する。このとき、ホース
ガイド20は油圧シリンダ4の先端部に設けられている
ので、油圧シリンダ4の伸縮に伴って移動し、内部に張
設されたホース13を常にホース用滑車11と先端ブー
ム3の先端部のジョイント部14の中間部で保持するこ
とができる。ホースガイド20は、上部案内部材19
T、横案内部材19L、19R、及び下部案内ローラ1
8により先端ブーム3内で上下左右への動きが規制され
ており、ガイドローラ21T、21B、21L、21
R、及び21Mが、ホース13を先端ブーム3断面内の
所定位置に案内する。
【0017】従って、ブームBの内部のホース13のぶ
れは少なくなり、ホース13が先端ブーム3の後端部等
に衝突してホースを損傷させるおそれはない。多数のホ
ース13が張設されていても、ブームBの伸縮作動によ
ってブーム内部でホース13の食い込みや干渉は生じな
い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ホー
スはブームに内蔵されているため、外部の障害物による
損傷が生じることはない。内蔵されたホースは、ぶれが
少なくなるよう保持案内され、多数のホースを張設する
場合でも、ブームの伸縮による食い込みや干渉等は生じ
ないないので、ホースの損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるホース保持機構を備え
た3段のブームの構成の説明図である。
【図2】ホースガイドを拡大して示す縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 基端ブーム 2 中間ブーム 3 先端ブーム 4 油圧シリンダ 5 ピストンロッド 6 シリンダチューブ 7 伸長用滑車 8 伸長用ワイヤロープ 9 縮小用滑車 10 縮小用ワイヤロープ 11 ホース用滑車 12 ジョイント部 13 ホース 14 ジョイント部 20 ホースガイド 21B ガイドローラ 21L ガイドローラ 21M ガイドローラ 21R ガイドローラ 21T ガイドローラ B ブーム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 9/22 V 7515−3F 11/04 // F16L 3/18 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端ブームと中間ブームと先端ブームと
    を備え、基端ブームと中間ブームとの間に伸縮用の油圧
    シリンダが設けられており、内部にホースが張設される
    多段伸縮ブームにおいて、前記ホースを案内するホース
    ガイドを前記油圧シリンダの先端部に設けたことを特徴
    とする多段伸縮ブームのホース保持構造。
  2. 【請求項2】 ホースガイドが少なくとも上下左右にそ
    れぞれ一対のガイドローラを備えてなる請求項1 記載の
    多段伸縮ブームのホース保持構造。
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