JPH08287146A - フロア管理システム及びホテルキーパーシステム - Google Patents

フロア管理システム及びホテルキーパーシステム

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JPH08287146A
JPH08287146A JP8428695A JP8428695A JPH08287146A JP H08287146 A JPH08287146 A JP H08287146A JP 8428695 A JP8428695 A JP 8428695A JP 8428695 A JP8428695 A JP 8428695A JP H08287146 A JPH08287146 A JP H08287146A
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floor
controller
terminal
portable wireless
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Application number
JP8428695A
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English (en)
Inventor
Yasuzumi Fukumura
安純 福村
Naomi Ito
直美 伊藤
Hiromitsu Komatsu
宏光 小松
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホテルでの客室清掃作業等の業務効率を向上
することができるフロア管理システムを提供する。 【構成】 多層階のビルの各フロアの管理用のシステム
において、複数のハンディターミナル2a,2b,…
と、各フロアの所定の範囲についてハンディターミナル
2a,2b,…と送受信を行う複数の無線送受信器1
6,16,…と、無線送受信器16,16,…を統合し
て制御するコントローラ1とから構成され、コントロー
ラ1に備えられた各フロア毎の管理テーブル19の情報
に基づいて、該当フロアのハンディターミナル2a,2
b,…に各客室の空き状態等の所定のデータを送信して
表示させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多層階のビルの各フ
ロアの管理システムに関し、特に各フロアの客室の管理
を行うホテルキーパーシステム等に用いて好適なフロア
管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のビルの高層化ならびに各フロアの
レイアウトや利用形態の多様化に伴い、ビル内の清掃な
どの管理の柔軟性と効率化が一層重要となってきてい
る。このような一例としてホテルについて説明するとつ
ぎのとおりである。最近のホテルでは、客室数の増加、
チェックアウト〜チェックイン間の空き室時間の短縮に
伴い、短時間で効率の良い清掃等のフロア管理作業を行
う必要がある。
【0003】図7は、従来の多層階のホテルにおける客
室清掃作業用のホテルキーパーシステムの構成例を示す
ブロック図である。101は、ホテルのホストコンピュ
ータ(図示しない)に接続されてホテルのフロントに設
置され、チェックインやチェックアウトに伴う各室のキ
ー(鍵)の授受などに基づくホストコンピュータに接続
されたフロント端末(図示しない)からの入力データ等
により、ホテル内の全客室の在室・空き室等の状態(ス
テータス)を表示するようにしたフロント・キー・イン
ジケータであり、102は、清掃作業員の管理室に設け
られ、フロント・キー・インジケータ101と同様に全
フロアの各室の状態を表示する管理室表示器であり、1
03−1,……,103−nは、それぞれ1,……,n
階の各客室階(フロア)に設けられ、各フロア毎の各室
の状態(ステータス)を表示するフロア表示器であり、
そして、100はフロント・キー・インジケータ101
からの情報に基づきそれら各表示装置の表示制御を行う
表示制御器である。
【0004】図8は、図7に示す各装置のホテル内にお
ける設置状態の一例を示す説明図であり、この図におい
て200は、地上12階、地下2階の多層階ホテルを表
している。ここで、ホテル200の各階(フロア)は、
2階がフロントとして、3〜12階が大広間又は個室の
客室として割り当てられている。したがって、フロント
・キー・インジケータ101は2階のフロント内に1
台、フロア表示器は3階〜12階の各階に各1台(10
3−3,…,103−12)据え付けられてる。また、
管理室表示器102は地下1階の管理室内に設置されて
おり、フロント・キー・インジケータ101と管理室表
示器102及び各階のフロア表示器103−3,…,1
03−12とは、表示制御回路100を経由して、信号
回線104によって接続されている。
【0005】なお、管理室表示器102は、図9に例示
するように、各フロアの各室毎に対応して、マトリック
ス状に配列された表示灯(図9では、一部省略してい
る)を点灯(在室)又は消灯(空室)することに等よっ
て各客室の状態(ステータス)を表示するように構成さ
れており、また、フロア表示器103−nは、同様にし
て、図10に示すように、該当するn階のフロアの各室
の状態(ステータス)を表示すように構成されている。
【0006】次に、図11を参照して、従来のホテルキ
ーパーシステムを用いて清掃作業を行う場合の作業手順
について説明する。図11は、図8に示すホテル200
の5階フロアを示す平面図である。図中、501〜52
6は客室、601はフロア表示器103−5が設置され
ているハウスキーパー(清掃作業員)用の準備室、60
2〜605は客用エレベータ(EV)、606は廊下で
ある。
【0007】いま、ハウスキーパーAが503号室の清
掃を完了したところであるとすると、ハウスキーパーA
は、次に清掃を行うべき部屋を確認するため、符号R1
で示す経路で、準備室601へ戻っていく。準備室60
1へ戻ってくると、ハウスキーパーAは、フロア表示器
103−5の表示状態を確認して、次に清掃を行うべき
空き室を確認する。このとき、ハウスキーパーAが、ま
だ清掃が終わっていない506号室が空き室状態である
ことを確認したとすると、ハウスキーパーAは、今来た
経路を逆向きに辿って(経路R2)、506号室へ移動
し、清掃作業を行う。なお、通常、ホテルでは、各ハウ
スキーパーに対して、できるだけ客用エレベータ602
〜605の前を通過しないようにして移動するように制
約が課せられているため、前述のような経路を辿ること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のシ
ステムでは、例えば、ハウスキーパーAが、清掃作業を
実施するに際し、客室の状態を確認するために、客室と
フロア表示器との間をその都度往復しなければならない
場合が発生する。特にフロア面積が広いホテルでは、こ
のような移動に要する時間が大きくなり、作業効率が低
下する要因となっていた。また、各階に設置されている
フロア表示器は、該当するフロアの各室の状態のみを表
示するように構成されているため、他の階のフロアの状
況を把握することが容易でなく、効率よく複数階のフロ
アを移動しながら作業を行うことが困難であり、各階の
状況に応じた要員の配置を柔軟かつ効率的に行う阻害要
因の1つとなっていた。さらに、各フロアの作業員から
の作業状況管理をホテル内の電話による連絡によって行
っていたため、各作業員の作業実施状況を迅速に把握し
難いこともあり、要員のより適切な配置等を行いサービ
ス向上を図るうえでの問題もあった。
【0009】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、例えば、作業員の労力の軽減ならびに効率
化、あるいは要員の適正な配置などホテルでの客室清掃
作業など多層階ビルのメンテナンス等の管理の業務効率
を向上することができるフロア管理システムを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の部屋から構成される
フロアの管理用のシステムであって、フロア内を移動す
る複数の携帯型無線端末と、フロア内に設置されて所定
範囲内に位置する携帯型無線端末と無線信号の送受信を
行う複数の無線基地装置と、複数の無線基地装置を統合
して制御するコントローラとから構成され、コントロー
ラには複数の部屋毎のステータス情報を管理する管理テ
ーブルを設けて、携帯型無線端末からの要求に基づいて
管理テーブルの所定のデータを当該携帯型無線端末に送
信して表示させるように構成したことを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明は、複数の部屋
から構成されるフロアを含む多層階のビルの各フロアの
管理用のシステムであって、ビル内を移動する複数の携
帯型無線端末と、各フロアに少なくとも1つ設置されて
所定範囲内に位置する携帯型無線端末と無線信号の送受
信を行う無線基地装置と、複数の無線基地装置を統合し
て制御するコントローラとから構成され、コントローラ
には各フロアの部屋毎のステータス情報を管理する管理
テーブルを設けて、携帯型無線端末からの要求に基づい
て管理テーブルの所定のデータを当該携帯型無線端末に
送信して表示させるように構成したことを特徴とする。
【0012】また、請求項3記載の発明は、管理テーブ
ルが携帯型無線端末から送信される部屋のステータス情
報により管理されることを特徴とする。
【0013】また、請求項4記載の発明は、コントロー
ラには、携帯型無線端末毎に識別情報を含む携帯型無線
端末情報を管理する端末管理テーブルを設け、端末管理
テーブルの情報に基づいて、コントローラと携帯型無線
端末との間または携帯型無線端末の相互間で、メッセー
ジ通信を行うように構成したことを特徴とする。
【0014】また、請求項5記載の発明は、コントロー
ラと携帯型無線端末とに共通した定型のメッセージをそ
れぞれメモリに記憶しておき、メッセージ通信を定型メ
ッセージを指定することにより行うように構成したこと
を特徴とする。
【0015】また、請求項6記載の発明は、複数の客室
から構成されるフロアを含む多層階のホテルの客室の管
理用のシステムであって、ホテル内を移動する複数の携
帯型無線端末と、各フロアに少なくとも1つ設置されて
所定範囲内に位置する携帯型無線端末と無線信号の送受
信を行う無線基地装置と、複数の無線基地装置を統合し
て制御するコントローラとから構成され、コントローラ
にはフロアの複数の客室毎のステータス情報を管理する
管理テーブルを設けて、携帯型無線端末からの要求に基
づいて管理テーブルの所定のデータを当該携帯型無線端
末に送信して表示させるように構成したことを特徴とす
る。
【0016】また、請求項7記載の発明は、管理テーブ
ルが携帯型無線端末から送信される客室のステータス情
報により管理されることを特徴とする。
【0017】また、請求項8記載の発明は、複数の客室
から構成されるフロアを含む多層階のホテルの客室の管
理用のシステムであって、ホテル内を移動する複数の携
帯型無線端末と、各フロアに少なくとも1つ設置されて
所定範囲内に位置する携帯型無線端末と無線信号の送受
信を行う無線基地装置と、複数の無線基地装置を統合し
て制御するコントローラとから構成され、コントローラ
は、客室に設置された内線電話機を統合して制御する構
内交換装置と、ホテルのフロントに設置された各客室へ
の宿泊客の出入を管理するフロント端末を収容するホテ
ル全体の管理用電子計算機とに接続され、コントローラ
には、携帯型無線端末と内線電話機とフロント端末とか
ら送出されるデータに基づいて作成される客室毎のステ
ータス情報を管理する管理テーブルを設けて、携帯型無
線端末からの要求に基づいて管理テーブルの所定のデー
タを当該携帯型無線端末に送信して表示させるように構
成したことを特徴とする。
【0018】また、請求項9記載の発明は、各客室に、
客室内への宿泊客の在・不在を検出する検出装置を設
け、当該検出装置の検出データをコントローラに送信す
るように構成し、客室毎のステータス情報の作成を検出
データを含め行うように構成したことを特徴とする。
【0019】また、請求項10記載の発明は、コントロ
ーラには、携帯型無線端末毎に識別情報を含む携帯型無
線端末情報を管理する端末管理テーブルを設け、端末管
理テーブルの情報に基づいて、コントローラと携帯型無
線端末との間または携帯型無線端末の相互間で、メッセ
ージ通信を行うように構成したことを特徴とする。
【0020】また、請求項11記載の発明は、コントロ
ーラと携帯型無線端末とに共通した定型のメッセージを
それぞれメモリに記憶しておき、メッセージ通信を定型
メッセージを指定することにより行うように構成したこ
とを特徴とする。
【0021】
【作用】上記の構成によれば、コントローラに備えられ
た各フロア毎あるいは各フロアの部屋毎の管理テーブル
のステータス情報に基づいて、当該フロアの携帯型無線
端末に所定のデータが送信され、表示される。したがっ
て、各作業者は、複数の無線基地装置が送受信を行う所
定の範囲内であれば、任意の場所で、必要な情報を入手
することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1,図2はこの発明の一実施例に
よるフロア管理システムの構成を示すブロック図であ
り、図1はシステム全体の概要を、図2は詳細ブロック
構成をそれぞれ示す。この図に示すフロア管理システム
は、多層階のホテル内に設置されていて、各客室の管理
を行うために用いられるホテルキーパーシステムを示し
ている。
【0023】図1,図2において、1はフロア情報の管
理等のシステムを制御するコントローラであり、2(2
a及び2b)は、無線送受信器16を介してコントロー
ラ1との間で、あるいはコントローラ1を介してそれら
相互の間で、情報を無線通信するハンディターミナル
(携帯型無線端末)であり、各フロアに1または複数個
が用意される。3は、I/F(インターフェイス)装置
であり、ホテル全体を管理するホストコンピュータ4,
フロントインジケータ5,外部通信回線7及び各室8の
内線電話8−1に接続されるPBX(構内交換機)6,
並びにコントローラ1の間の信号の授受を行う。
【0024】16は、各フロアに1または複数個設けら
れた無線送受信器であり、ハンディターミナル2との間
で無線信号を送受し、コントローラ1との間の情報の授
受を中継する。ここで、フロントインジケータ5は、ホ
テルのフロント内に設けられ、フロントが管理するルー
ムキーの収納を客室対応に行うとともに、フロント係が
客のチェックイン,チェックアウト等に伴ってフロント
端末から入力する入力情報その他に基く各客室の空き室
又は在室などの状態を表示する装置である。なお、フロ
ントインジケータ5とフロント端末とは、ホストコンピ
ュータ4に接続されており、一括管理される。また、フ
ロントインジケータ5は、各客室の清掃状況や点検状況
あるいは在不在検知器8−2(後述)のデータなども併
せて表示できる。
【0025】8はホテル内の複数の客室のうちの一室を
示しており、8−1は客室8内の内線電話、8−2は客
室8内に設けられ、人の存在を検出する在不在検知器で
ある。ここで、在不在検知器8−2は、ルームキーを客
室8内の所定の検知器に挿入することにより当該客室の
照明等の供給制御と在室検知とを行うように構成した既
存のものでよい。また、9−1はコントローラ1とI/
F装置3との間の構内通信回線、9−2は複数の内線電
話8−1,8−1,……とPBX6を接続する構内通信
回線、9−3は在不在検知器8−2,8−2,……とフ
ロントインジケータ5を接続する構内回線、9−4はフ
ロントインジケータ5とコントローラ1を接続する構内
回線、9−5はコントローラ1と各無線送受信器16,
16,……を接続する構内回線である。なお、無線送受
信器16,16,……は、それぞれ、送受信用のアンテ
ナ16−1,16−1,……を備え、各フロアの所定の
範囲に位置するハンディターミナル2(2a,2b,…
……)との無線通信を行う。また、在不在検知器8−
2,8−2,……の検出信号は、フロントインジケータ
5からさらに、構内回線9−4を介してコントローラ1
へ入力される。
【0026】次に、コントローラ1の詳細について説明
する。コントローラ1は、CPU(中央処理装置)から
なる制御部10である。さらに、制御部10の動作プロ
グラム等を記憶しているメモリ12,プリンタ13,キ
ーボード等の入力部14,種々の管理情報等を表示する
CRTディスプレイ等からなる表示部15,複数の無線
送受信器16,16,……をバス11へ接続する通信I
/O17,I/F装置3とフロントインジケータ5との
間でデータの入出力を制御するデータI/O18,及び
管理ファイルを記憶する管理ファイルテーブル19によ
って構成され、これらはデータバス11を介して制御部
10に接続される。
【0027】管理ファイルテーブル19は、客室ステー
タス情報領域19a,清掃時間情報領域19b,在不在
情報領域19c,客室冷蔵庫情報領域19d,メッセー
ジ通信情報領域19e,ハンディターミナル情報領域1
9f,ゲスト(宿泊客)情報領域19gの7つの記憶領
域に分かれ、これらの各情報を記憶・更新する記憶装置
である。この管理ファイルテーブル19に記憶される各
情報を管理・制御することがコントローラ1の主要な機
能である。以下、管理ファイルテーブル19の各情報内
容及び各情報の処理の流れの一例について詳細に説明す
る。
【0028】(1)客室ステータス情報(客室ステータ
ス情報領域19aに格納される情報である。) 以下の各客室毎に項目〜のいずれかのステータス
(状態)を示す情報であり、客室管理の基本となる情報
である。なお、各項目毎に設定されている記号(ステー
タス記号)は、表示部15又は複数のハンディターミナ
ル2(2a,2b,……)の後述する表示部に表示され
る記号を示している。
【0029】チェクイン(又はステイ)(記号:
S):該当する客室8に客が滞在中である状態を示す。
ホストコンピュータ4からI/F装置3を介してコント
ローラ1及びフロントインジケータ5へ供給される。こ
の情報は、客のチェックイン処理の際に、フロント係が
ホストコンピュータ4に接続された端末(図示しない)
から所定のデータを入力することにより設定される。
【0030】チェックアウト(又はアウト)(記号:
D):出発済の状態を示す。と同様、ホストコンピュ
ータ4からI/F装置3を介してコントローラ1及びフ
ロントインジケータ5へ供給される。この情報は、客の
チェックアウト処理の際に、フロント係が前記のホスト
コンピュータ4に接続されたフロント端末から所定のデ
ータを入力することにより設定される。
【0031】クリーン(記号:C):清掃開始又は清
掃中の状態であることを示す。作業者が内線電話8−1
から所定の番号をダイヤルしてPBX6に接続し、さら
に所定のコードをPBX6へ入力することによって設定
される。したがって、コントローラ1へはI/F装置3
を介してPBX6から入力される。
【0032】インスペクション(記号:I):清掃完
了又は清掃確認待ちの状態であることを示す。上記と
同様にして内線電話8−1から所定の番号をダイヤルし
てPBX6に接続し、とは異なる所定のコードをPB
X6へ入力することによって設定される。そして、この
情報は、PBX6からI/F装置3を介してコントロー
ラ1及びフロントインジケータ5へ供給される。
【0033】ヴェイカント(記号:V):点検完了の
状態であることを示す。上記と同様にしてコントロー
ラ1とフロントインジケータ5へ入力される。
【0034】アウトオブオーダー(記号:X):故障
部屋であることを示す。この情報は、図示しない保守端
末等からホストコンピュータ4に入力され、さらにホス
トコンピュータ4からI/F装置3を介してコントロー
ラ1とフロントインジケータ5へ入力される。
【0035】メイクアップ(記号:M):客等からの
清掃要求が発生している状態であることを示す。この情
報は、例えば客室8の内線電話8−1から客がPBX6
を介してフロント係を呼び出して要求し、この要求デー
タをフロント係はフロントインジケータ5へ投入するこ
とによって入力され、さらに、コントローラ1へ送信さ
れる。
【0036】在不在(記号:−):客が在室している
状態であることを示す。在不在検知器8−2,8−2,
………から回線9−3を介してフロントインジケータ5
に送信され、さらにコントローラ1へ入力される。
【0037】以上の項目〜の管理ファイル19の客
室ステータス情報領域19aの記録・更新は、コントロ
ーラ1のデータI/O18でI/F装置3あるいはフロ
ントインジケータ5からの各情報を受信すると、制御部
10の処理によりデータバス11を介して行われる。
【0038】なお、以上に述べた各ステータスに関する
情報の流れは、上述したものに限定されるものではな
く、例えば、項目〜において、内線電話8−1,8
−1,……を使用して情報を入力する場合に、コードに
よる入力ではなく、内線電話8−1からPBX6を介し
て管理担当者を電話で呼び出し、口頭で伝達し、管理担
当者がコントローラ1の入力部14からデータ入力する
ようにすることもできる。この場合、当該データは、デ
ータバス11を介して、客室ステータス情報領域19a
に記録・更新されるとともに、データI/O18を介し
てI/F装置3に送信されて、さらにフロントインジケ
ータ5及びホストコンピュータ4へと送信される。ま
た、項目〜において、内線電話8−1を使用して情
報を入力する代わりに、ハンディターミナル2(2a,
2b,……)を使用して情報を入力するようにすること
もできる。その場合、例えば、項目〜の各情報を、
ハンディターミナル2→コントローラ1→ホストコンピ
ュータ4及びフロントインジケータ5というような流れ
で、伝送するようにすることができる。
【0039】さらに、項目についても、在不在検知器
8−2を使用しないで、フロントインジケータ5のルー
ムキーの有無情報とチェックインあるいはチェックアウ
ト情報とから設定することもでき、例えば、チェックイ
ン済みでルームキー無とのデータから「在室」と設定す
ることができる。
【0040】(2)清掃時間情報(清掃時間情報領域1
9bに格納される情報である。) 客室ステータス情報のクリーン及びインスペクショ
ンの情報をコントローラ1が受信した各時刻を、コント
ローラ1内蔵のクロックを利用して記録する情報であ
る。コントローラ1は、この清掃時間情報から各客室の
清掃所要時間を算出・集計し、また管理を行い、必要に
応じてリスト等の形式でプリンタ13から帳票出力す
る。
【0041】(3)在不在情報(在不在情報領域19c
に格納される情報である。) 所定時間分について、客室ステータス情報の在不在ス
テータスの状態又はその変化の履歴を記憶した情報であ
る。
【0042】(4)客室冷蔵庫情報(客室冷蔵庫情報領
域19dに格納される情報である。) 客室8内の冷蔵庫を点検したときに、ハンディターミナ
ル2(2a,2b,……)から送信されてきた補充商品
に関する情報を客室別及び全ホテルで集計した情報であ
り、この情報は帳票出力される。
【0043】(5)メッセージ通信情報(メッセージ通
信情報領域19eに格納される情報である。) コントローラ1とハンディターミナル2(2a,2b,
……)との間及びハンディターミナル2(2a,2b,
……)相互間で通信した定型メッセージの送受信の来歴
を記録した情報であり、例えば、受信側のハンディター
ミナル2(2a,2b,……)で発信元からの定型メッ
セージを受信したことが未確認であった場合に、コント
ローラ1から数秒後に再度、同一の定型メッセージを当
該ハンディターミナル2(2a,2b,……)向けに送
信される場合等において利用される情報である。
【0044】(6)ハンディターミナル情報(ハンディ
ターミナル情報領域19fに格納される情報である。) 位置、使用状況等の各ハンディターミナル2(2a,2
b,……)に関する情報である。この情報は、各ハンデ
ィターミナル2の識別番号に対応させて、所在位置(フ
ロアの階数,客室の位置など)や使用状況(使用者,表
示使用中,通信中等)などの情報を記録したものであ
る。例えば各ハンディターミナル2の利用に伴って、無
線電波を送・受信する無線送受信器16から得られる情
報によって更新される。
【0045】(7)ゲスト情報(ゲスト情報領域19g
に格納される情報である。) チェックイン後のステイ状態(ステータス)にある客
(ゲスト)に関する情報であり、部屋番号に対応させた
部屋のタイプ(シングル,ツインなど),ゲスト名,チ
ェックイン日,出発日,泊日数,人数などのデータで構
成される。この情報は、例えば、ホストコンピュータ4
に接続されたフロント端末や予約用端末(いずれも図示
しない)などからの入力データを、ホストコンピュータ
4からの送信を受けて設定される。この情報は、ハンデ
ィターミナル2からの要求に基づいて、当該ハンディタ
ーミナル2の表示器に表示される。
【0046】以上が、管理ファイル19内の各情報の詳
細であり、これらの情報は、制御部10の制御により、
以下のようにしてコントローラ1の表示部15に表示さ
れる。例えば、客室ステータス情報を表示する場合に
は、各ルームナンバー(部屋番号)とステータス情報を
ステータスに応じて異なった色又はコントラストで表示
する。その一例を示すと、点検完了の状態では、ルーム
ナンバーとステータ記号Vを緑色で表示し、チェックイ
ン又はステイ状態では、ルームナンバーとステータス記
号Sを白色で表示し、チェックアウトした状態すなわち
清掃に入ることができる状態又は清掃中の状態では、ル
ームナンバーとステータ記号Oを赤色で表示し、清掃が
完了した状態では、ルームナンバーとステータ記号Iを
緑色の点滅状態で表示し、点検完了の通知によって上述
した点灯状態へと切り換えて表示する、というようにす
ることができる。
【0047】次に、ハンディターミナル2について詳細
に説明する。ハンディターミナル2は、その全体の動作
制御を行う制御部20と、制御部20にバス21を介し
て接続された制御プログラム等を記憶するメモリ22、
テンキー等の入力部24、液晶ディスプレイ等の表示部
25、無線送受信部26、図示していないバッテリー等
から構成されている。この無線送受信部26は、送受信
用のアンテナ26−1、コントローラ1から無線送受信
器16を介して送出される呼び出し信号等の受信時に鳴
動する鳴動素子等を備えている。なお、ハンディターミ
ナル2(2a,2b,……)は、それぞれで呼び出し番
号(識別番号)が異なる以外、全く同様に構成されてい
る。
【0048】図3は、ハンディターミナル2の外観構成
の一例を示す図であり、図2に示すものに対応する構成
要素には同一の符号を付けている。図3に示す場合、液
晶ディスプレイによって構成されていてる表示部25の
表示面には、初期状態のメニュー画面や所定の要求画面
が示されている。入力部24は、例えば、テンキーと他
のファンクションキーを組み合わせたキーボードによっ
て構成されいる。なお、入力部24としては、この他に
表示部25の前面に一体的に設けたタッチパネルの構成
としてもよい。
【0049】入力部24の各キーの操作に応じて入力さ
れた所定の要求信号等は、無線送受信部26から、コン
トローラ1に対して、無線送受信器16へ向けて送信さ
れる。一方、無線送受信器16から受信したコントロー
ラ1からの情報又は入力部24からの入力情報に応じた
表示画面情報に対応して、表示部25の表示内容が制御
される。
【0050】ここで、図4を参照して、表示部25の表
示状態の制御の一例を説明する。ハンディターミナル2
の入力部24から所定のデータを入力すると、例えば、
図4(a)に示すように、5階のフロアにある全客室の
ステータス情報(ルームナンバーとステータス記号)が
一覧表示される。また、同様に所定のデータを入力する
と、図4(b)のように5階における客室でステータス
情報がアウト(記号:D)の状態のルームナンバーのみ
が一覧表示される。
【0051】次に、図5を参照して、図1,図2に示す
ホテルキーパーシステムの多層階のホテル内での設置状
態について説明する。図5に示す300は、ホテルキー
パーシステムが設置されているホテルであり、図8に示
すホテル200と同様に地上12階、地下2階の階層を
有している。ホテル300の各階は、地下1階が、ハウ
スキーパーの管理室であるハウスキーパルーム等がある
業務用フロアとして、2階がフロントとして、3〜12
階が大広間又は個室の客室として割り当てられている。
この場合、コントローラ1は、地下1階のハウスキーパ
ールーム内に設置されていて、地上2階のフロント内に
は、フロントインジケータ5とPBX6が設置され、こ
れらのコントローラ1、フロントインジケータ5及びP
BX6は有線回線によって互いに接続されている。な
お、I/F装置3は、PBX6の内部に設置されている
ものとする。
【0052】また、地上3階〜12階の各客室階には、
フロア毎に各2台の無線送受信器16,16が各フロア
の天井裏に設置されており、すべての無線送受信器1
6,16,16,………は、有線回線9−5によってコ
ントローラ1内の通信I/O17(図2参照)に接続さ
れている。なお、無線送受信器16のフロア毎の設置台
数は、建物の形状、面積等によって、適宜増減される。
また、この図に示す場合、無線送受信器16,16,1
6,………と通信I/O17は、一系統の回線で接続さ
れているが、例えば、8階以上フロアの回線を高層階系
統、それ未満の階層のフロアの回線を低層階系統という
ように、2系統の回線に分割してもよいし、各フロア毎
に各1系統を割り当てて、接続することもできる。
【0053】さらに、各階には、各1台のハンディター
ミナル2a,2b,2c,………,2i,2jを携帯す
るハウスキーパー各1名が配置されている。なお、ハン
ディターミナル2a、2b、……の各フロア毎の設置台
数は、作業上の必要性に応じて、増減することができ
る。以上が本実施例のシステム構成の説明である。以下
では、本実施例のホテルキーパーシステムの動作を使用
状況に沿って説明する。
【0054】〔動作例1〕まず、図6及び図2を参照し
て、以上のように構成されているホテルキーパーシステ
ムを用いた清掃作業等の作業手順について説明する。図
6は、図11に示すものと同様にして、図5に示すホテ
ル300の5階フロアを表した平面図であり、501〜
526は客室、16,16は無線送受信器、Aは清掃担
当者(ハウスキーパー)、2hは清掃担当者Aが携帯す
るハンディターミナルである。また、図12は、作業手
順とコントローラ1の処理との関係を説明するものであ
り、作業者とコントローラ1との間のデータ等の送受に
より対応づけてある。
【0055】 いま、ハウスキーパーAが503号室
の清掃を開始したところであるとする(図12のSTE
P1)。ハウスキーパーAは、開始にあたって、ハンデ
ィターミナル2hにより清掃開始の通知をコントローラ
1に行う。即ち、ハンディターミナル2hの入力部24
より「ルームナンバ503」と「清掃開始」のデータを
入力すると、制御部20の処理により、当該入力データ
はバス21と無線送受信部26を介して、アンテナ26
−1より無線信号として送出される。このとき、ハンデ
ィターミナル2hの識別情報が付加される。
【0056】この無線信号は、最寄りの無線送受信器1
6で受信され、回線9−5を介してコントローラ1に伝
送される。コントローラ1では、回線9−5を介して通
信I/O17で受信した信号を、制御部10で判断・処
理して、管理ファイル19の管理を行う。ここでは、受
信した信号から「ルームナンバ503の清掃開始」を判
断し、503号室の客室ステータス情報(19a)を
「D」から「C」に書き替える。また、503号室の清
掃時間情報(19b)として、内蔵クロックの時刻を清
掃開始時間として記録する。
【0057】また、コントローラ1は、適宜、これらの
各情報(データ)をデータI/O18から送出し、I/
F装置3を介して、ホストコンピュータ4及びフロント
インジケータ5に伝達する。これにより、例えば、フロ
ントインジケータ5により503号室が清掃中であるこ
とを確認することが可能となる。さらにまた、コントロ
ーラ1は、受信した信号からハンディターミナル2hの
識別情報を認識し、ハンディターミナル情報(19f)
としてハンディターミナル2hの識別情報に対応させて
所在位置「503」が記録される。
【0058】以上では、清掃開始の通知をハンディター
ミナル2hにより行うように説明したが、客室8の内線
電話8−1によって行うことできる。その場合には、ハ
ウスキーパーAは、内線電話8−1をオフフックしてP
BX6に接続し、「清掃開始」を示す特定のダイヤルを
行う。PBX6は、内線電話8−1の呼び出し接続を受
けると、503号室の内線電話と識別してルームナンバ
を判別し、また特定ダイヤル番号から「清掃開始」を判
別する。これにより、PBX6は、ルームナンバと清掃
開始のデータをI/F装置3を介して、コントローラ1
とホストコンピュータ4及びフロントインジケータ5に
送出する。コントローラ1は、このデータをデータI/
O18により受信し、ハンディターミナル2hからの場
合と同様に、制御部10の処理により管理ファイル19
の管理を行う。
【0059】ここで、内線電話8−1からの通知をPB
X6で識別させる代わりに、同様に内線電話8−1から
ハウスキーパールームの管理者を電話で呼び出して行っ
てもよい。この場合には、ハウスキーパーAは、内線電
話8−1により、ハウスキーパールームを電話で呼び出
し、管理者に口頭でルームナンバと清掃開始を含む情報
を伝達する。これにより、管理者は、コントローラ1の
入力部14からデータを投入して、管理ファイル19の
管理を行う。なお、清掃開始の通知を行った後に、ハン
ディターミナル2hにより、5階のステータス情報を表
示させると、図4(a)のようになる。
【0060】 つぎに、ハウスキーパーAが503号
室の清掃を終了する(図12のSTEP2)と、ハウス
キーパーAは、ハンディターミナル2hにより清掃終了
の通知をコントローラ1に行う。即ち、ハンディターミ
ナル2hの入力部24より「ルームナンバ503」と
「清掃開始」のデータを入力すると、制御部20の処理
により、当該入力データはバス21と無線送受信部26
を介して、アンテナ26−1より無線信号として送出さ
れる。この無線信号は、最寄りの無線送受信器16で受
信され、回線9−5を介してコントローラ1に伝送され
る。コントローラ1では、回線9−5を介して通信I/
O17で受信した信号を、制御部10で判断・処理し
て、管理ファイル19の管理を行う。ここでは、受信し
た信号から「ルームナンバ503の清掃終了」を判断
し、503号室の客室ステータス情報(19a)を
「C」から「I」に書き替える。また、503号室の清
掃時間情報(19b)として、内蔵クロックの時刻を清
掃終了時間として記録する。このとき、既に記録されて
いる開始時間とから清掃所要時間を算出して併せて記録
することもできる。
【0061】これらの各情報(データ)は、前述の清掃
開始の場合と同様にホストコンピュータ4及びフロント
インジケータ5に伝達される。また、この場合もハンデ
ィターミナル2hに代えて、内線電話8−1を用いて終
了通知を行うこともできる。(詳細は前述の場合と同様
なので省略する。)
【0062】 つぎに、ハウスキーパーAが503号
室の冷蔵庫を点検し、不足している商品をチェックする
(図12のSTEP3)。ハウスキーパーAは、点検の
結果、冷蔵庫内の商品が不足している場合には、ハンデ
ィターミナル2hにより補充商品情報をコントローラ1
に通知する。即ち、ハンディターミナル2hの入力部に
よりルームナンバに加えて補充すべき「商品名」と「数
量」とを補充商品情報として入力する。この場合、補充
商品情報等の入力にあたっては、表示部25にリスト表
示したデータをタッチパネルで指示入力する方法が好ま
しい。
【0063】そして、入力された情報は、制御部20の
処理により、バス21と無線送受信部26を介して、ア
ンテナ26−1より無線信号として送出される。この無
線信号は、無線送受信器16で受信され、回線9−5を
介してコントローラ1に伝送される。コントローラ1で
は、通信I/O17で受信した当該信号を、制御部10
で判断・処理して、管理ファイル19に記録する。ここ
では、受信した信号から「ルームナンバ503の冷蔵庫
の商品補充情報」を判断し、503号室の客室冷蔵庫情
報(19d)として補充商品名とその数量が記録され
る。また、これらの情報は、必要に応じて、前述の清掃
情報の場合と同様にホストコンピュータ4に伝達するこ
ともできる。
【0064】客室冷蔵庫情報(19d)の内容は、制御
部10の処理により、その後、客室毎並びに全客室の情
報として集計され、プリンタ13により出力され、ホテ
ル内の所定の部門に配送等される。なお、ホストコンピ
ュータ4に伝達した場合には、所定部門の端末により取
り出すようにすることもできる。
【0065】 つぎに、ハウスキーパーAは、503
号室の清掃等を終了したので、他の清掃等すべき部屋に
移動する(図12のSTEP4)。この場合、ハウスキ
ーパーAは、ハンディターミナル2hにより、5階の客
室ステータス情報の表示をコントローラ1に要求する。
即ち、ハウスキーパーAは、ハンディターミナル2hの
入力部24より、フロア5階の情報と所定の要求データ
(特定のキー入力等)を入力する。この入力データは、
前述と同様にアンテナ26−1から無線信号として送出
されて、5階の無線送受信器16→通信I/O17を経
由してコントローラ1に送信される。制御部10は、こ
の信号を「5階の全客室ステータス情報要求」と判断
し、管理ファイル19の客室ステータス情報領域19a
から、5階の全客室情報を読み出して、通信I/O17
→5階の無線送受信器16→無線送受信部26と経由し
てハンディターミナル2hに送信する。ハンディターミ
ナル2hでは、制御部20の処理により、当該受信した
5階の全客室のステータス情報を表示部25に表示する
(図4(a)参照)。
【0066】ハウスキーパーAは、この表示部25の一
覧表示から、客室ステータスが「D」または「M」と表
示されている客室を選定して(図4(a)の例では50
5号室が最も近いステータス「D」の部屋となる)、移
動を行う。以降の手順は、ここで述べた〜が繰り返
される。なお、ハンディターミナル2hへの表示につい
ては、適宜選択でき、異なる要求データを入力すること
により、客室ステータス情報が「D」のものだけ(図4
(b))などを表示部25に表示させることもできる。
また、例えば、フロア5階に選択すべき空き室がない場
合には、他の階(例えば6階)の客室ステータス情報を
表示させることもできる。
【0067】 つぎに、点検者B(通常、ハウスキー
パーAと異なる者)が清掃結果状況等を点検する(図1
2のSTEP5)。この場合、点検者Bは、ハンディタ
ーミナル2qを所持しており、5階に位置しているもの
とする。点検者Bは、ハンディターミナル2qにより、
5階の客室ステータス情報が「I」のものの表示をコン
トローラ1に要求する。即ち、点検者Bは、ハンディタ
ーミナル2qの入力部24よりフロア5階の情報を所定
の要求データ(特定のキー入力等)を入力する。
【0068】この入力データは、制御部20の処理によ
り、バス21と無線送受信部26を介して、アンテナ2
6−1より無線信号として送出される。このとき、ハン
ディターミナル2qの識別情報が付加される。この無線
信号は、5階の最寄りの無線送受信器16で受信され、
回線9−5を介して、コントローラ1に伝送される。コ
ントローラ1では、回線9−5を介して通信I/O17
で受信した信号を、制御部10で「5階の客室ステータ
ス情報「I」の要求」と判断し、管理ファイル19の客
室ステータス情報領域19aを検索して、5階の客室ス
テータス情報の中でステータス「I」のルームナンバを
読み出す。そして、その結果を、前記とは逆ルートでハ
ンディターミナル2qに送出する。
【0069】このとき、コントローラ1は、受信した信
号からハンディターミナル2qの識別情報を認識し、ま
た例えばハンディターミナル2qからの無線信号を受信
した無線送受信器16の位置情報などから、ハンディタ
ーミナル2qの所在情報を認識して、ハンディターミナ
ル情報(19f)としてハンディターミナル2qの識別
情報に対応させて所在位置「5階」が記録される。一
方、コントローラ1からの客室ステータス情報を受信し
たハンディターミナル2qでは、当該の5階でステータ
ス「I」のもののみのルームナンバーを表示部25に表
示する。
【0070】 つぎに、点検者Bが503号室を選択
して、清掃等の点検を終了(図12のSTEP6)する
と、点検者Bは、ハンディターミナル2qにより点検結
果をコントローラ1に通知する。即ち、点検結果が「良
好」であれば、ハンディターミナル2qの入力部24よ
り「ルームナンバ503」と「点検完了」のデータを入
力し、前述と同様の方法でコントローラ1に送信する。
コントローラ1では、「ルームナンバ503の点検完
了」と判断して、503号室の客室ステータス情報(1
9a)を「I」から「V」に変更する。
【0071】他方、点検結果が「不良」であれば、ハン
ディターミナル2qの入力部24より「ルームナンバ5
03」と「点検不良(あるいは清掃要求)」を入力し、
前述と同様にコントローラ1に送信する。コントローラ
1では、「点検不良(または清掃要求)」と判断して、
503号室の客室ステータス情報(19a)を「I」か
ら「M」に変更する。それ以降は、ここでの,を繰
り返して行う。なお、点検結果に係る情報についても、
清掃情報の場合と同様に、コントローラ1のデータI/
O18からI/F装置3を介して、ホストコンピュータ
4及びフロントインジケータ5に適宜送信することがで
きる。
【0072】〔動作例2〕ここでは、コントローラ1
からハンディターミナル2へのメッセージ通信とハン
ディターミナル2の相互間でのメッセージ通信の動作に
ついて説明する。 コントローラ1→ハンディターミナル2のメッセージ
通信 ハウスキーパールーム内の管理者Cが5階に居るハウス
キーパーにメッセージを送出する場合を例に説明する。
【0073】まず、管理者Cは、コントローラ1の入力
部14から5階にあるハンディターミナル2を検索す
る。即ち、入力部14から、所定の命令を入力して、ハ
ンディターミナル情報(19f)を検索して、5階にあ
るハンディターミナル2の情報を表示部15に表示させ
る。この結果、例えば、ハンディターミナル2h(使用
者:ハウスキーパA)が503号室に、ハンディターミ
ナル2q(使用者:点検者B)が5階にあることが判明
した場合、ハンディターミナル2hにメッセージを通信
するものとする。
【0074】管理者Cは、予め用意されている定型メッ
セージの中から必要なものを選択し(例えば、「至急連
絡を下さい」)、ハンディターミナル2hの識別情報
(呼び出し番号)を入力部14からの入力またはハンデ
ィターミナル情報(19f)により設定し、送信指示を
行う。制御部10は、この送信指示とハンディターミナ
ル情報(19f)とに基づいて、通信I/O17→回線
9−5→無線送受信器16を経由して、アンテナ16−
1から無線信号によりハンディターミナル2hを呼び出
す。この呼び出し信号をハンディターミナル2hの無線
送受信部26で受信すると、鳴動素子を駆動してハウス
キーパーAに知らせる。
【0075】ハウスキーパーAが、入力部24等から所
定の操作をすると、制御部20の処理により、アンテナ
26−1から応答信号が送出され、この応答信号が無線
送受信器16を介してコントローラ1によって受信され
ると、コントローラ1から先に選択された定型メッセー
ジに対応するメッセージ番号がハンディターミナル2h
に送信される。ハンディターミナル2hでは、受信した
メッセージ番号に対応する定型メッセージをメモリ22
から読み出して表示部25に表示する(この例では「至
急連絡下さい」)。この表示を確認したハウスキーパー
Aは、内線電話8−1等により管理者Cに連絡を行うこ
ととなる。なお、以上では定型メッセージとして説明し
たが、入力部24から任意のテキストメッセージ等を送
信するようにすることも可能である。
【0076】ハンディターミナル2a→ハンディター
ミナル2bのメッセージ通信 ハンディターミナル2aの所持者aがハンディターミナ
ル2bの所持者bに定型メッセージを送出する場合を例
に説明する。所持者aが、ハンディターミナル2aを操
作し、メッセージ送出用のメニュー画面を表示部25に
表示する。当該画面にはメモリ22に予め記憶されてい
る定型メッセージがその番号と共に表示されている。所
持者aは、表示された定型メッセージの中から必要なメ
ッセージの番号とハンディターミナル2bの識別情報
(呼び出し番号)、及び必要な場合には近傍の内線番号
を、入力部24により入力する。ハンディターミナル2
aの制御部20は、入力された各情報を前述と同様にア
ンテナ26−1からの無線信号を利用してコントローラ
1に送信する。
【0077】ハンディターミナル2aからの信号を受信
したコントローラ1では、それらの信号情報をメッセー
ジ通信情報領域19eに記憶するとともに、ハンディタ
ーミナル2bを呼び出し、ハンディターミナル2aから
送信されたメッセージ番号等の情報を送信する(この処
理手順は、コントローラ1からハンディターミナル2に
メッセージ通信する場合と同様である)。コントローラ
1では、ハンディターミナル2bへのメッセージ通信を
完了すると、メッセージ通信情報領域19eに記憶して
いる前記情報に「完了フラグ」を立てる。
【0078】一方、ハンディターミナル2bへのメッセ
ージ通信がハンディターミナル2bの使用中や応答が無
くて配信できないときには、メッセージ通信情報領域1
9eに記憶している前記情報に「未了フラグ」を立てる
とともに、内蔵のクロックにより計時を開始し、所定時
間後に再度呼び出しを行う(所定の回数繰り返す)。再
度の呼び出しにより、ハンディターミナル2bにメッセ
ージ通信が完了すれば、メッセージ通信情報領域19e
の「未了フラグ」を「完了フラグ」に変更する。
【0079】以上2つの場合を例にとり、動作を説明し
たが、その他にも種々の動作態様が設定される。例え
ば、ハンディターミナル2から、コントローラ1のゲス
ト情報領域19gの記憶内容を検索して、ハンディター
ミナル2の表示部25にゲスト情報を表示させることも
できる。これにより。宿泊(ステイ)中の宿泊者(ゲス
ト)に対するフロアでの応対の際に、各フロアからフロ
ント等にゲスト情報を問い合わせて確認することなくゲ
スト情報(名前、人数、泊数、出発日など)を知ること
ができるので、フロント等での稼働軽減を含めて宿泊客
への一層の適切な対応が可能となり、サービスの向上に
有効となる。この他の場合については、これまでの説明
により自明である。
【0080】〔応用例〕図13は、図1に示したシステ
ム構成の他の実施例である。図13では、図1と比べる
と、I/F装置3とコントローラ1とを接続する回線9
−1がないことを除くと他は同じ構成である。したがっ
て、コントローラ1とI/F装置3との間の信号の送受
は、フロントインジケータ5を介して行われることとな
る他は、動作において図1の場合と全く同じである。図
13の構成は、I/F装置3を介して伝送される信号が
必ずフロントインジケータ5にも送受される点に着目し
たものであり、通信回線の配線の簡素化やI/F装置3
とコントローラ1とのインターフェイスの整合性を軽減
する場合に有効である。
【0081】上述したようにホテルキーパーシステムの
実施例では、各客室の最新の清掃状況を手元で確認する
ことができるので、従来のシステムに比べて、清掃状況
を確認するために要する重複しての移動等の不要な作業
を大幅に低減することができる。また、客室清掃の所要
時間等の管理や全フロアの客室清掃の作業状況などをハ
ウスキーパールームに設置したコントローラ1により管
理できるため、清掃作業者等の適切な配置など従来方式
よりも格段に業務上の改善を図ることが可能となる。
【0082】また、上述したように、各ハンディターミ
ナル2は、それらの位置するフロアの階数に関係なく、
任意の階のフロアの客室ステータス情報を表示すること
ができるので、ハウスキーパーは、他の階に移動するか
否かの判断を的確且つ迅速に行うことができるようにな
る。また、上記の実施例によれば、定型メッセージ送受
信機能を使用して、無線呼び出しによる緊急の清掃手配
等を行うことも可能である。
【0083】以上では、ホテルについての実施例を説明
したが、本発明のフロア管理システムは、通常の多層階
のビル等のメンテナンス等にもきわめて容易に適用でき
る。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、コントローラに複数の部屋毎のステータス情報を
管理する管理テーブルを設けて、携帯型無線端末からの
要求に基づいて管理テーブルの所定のデータを当該携帯
型無線端末に送信して表示させるようにしたので、各部
屋の最新の状況等を手元で確認することができ、従来の
システムに比べて不要な確認作業等を低減して業務効率
を向上することができる。
【0085】また、請求項2記載の発明は、コントロー
ラに各フロアの部屋毎のステータス情報を管理する管理
テーブルを設けて、携帯型無線端末からの要求に基づい
て管理テーブルの所定のデータを当該携帯型無線端末に
送信して表示させるように構成したので、多数階のフロ
アの各部屋の最新の状況等を手元で確認することがで
き、従来のシステムに比べて不要なフロア間の移動等の
不要な作業を減らして業務効率を向上することができ
る。
【0086】また、請求項3記載の発明は、管理テーブ
ルが携帯型無線端末から送信される部屋のステータス情
報により管理されるようにしたので、容易にステータス
情報を最新の情報に更新することができる。
【0087】また、請求項4記載の発明は、さらに、コ
ントローラに携帯型無線端末毎に識別情報を含む携帯型
無線端末情報を管理する端末管理テーブルを設け、端末
管理テーブルの情報に基づいて、コントローラと携帯型
無線端末との間または携帯型無線端末の相互間で、メッ
セージ通信を行うようにしたので、所在位置が時々刻々
と変化する携帯型無線端末の携帯者とコントローラの操
作者との間で、あるいは他の携帯者との間で、迅速に連
絡をとることが可能となる。
【0088】また、請求項5記載の発明は、コントロー
ラと携帯型無線端末とに共通した定型のメッセージをそ
れぞれメモリに記憶しておき、メッセージ通信を、定型
メッセージを指定することによって行うようにしたの
で、簡単な操作で明確な通信を行うことができる。
【0089】また、請求項6記載の発明は、コントロー
ラにフロアの複数の客室毎のステータス情報を管理する
管理テーブルを設けて、携帯型無線端末からの要求に基
づいて管理テーブルの所定のデータを当該携帯型無線端
末に送信して表示させるようにしたので、多数階のフロ
アの各客室の最新の状況等を手元で確認することができ
るようになり、従来のシステムに比べて確認作業等に要
する不要な作業量を低減して、ホテルの管理における業
務効率を向上することができる。
【0090】また、請求項7記載の発明は、管理テーブ
ルが携帯型無線端末から送信される客室のステータス情
報によって管理されるので、容易にステータス情報を最
新の情報に更新することができる。
【0091】また、請求項8記載の発明は、コントロー
ラが、客室に設置された内線電話機を統合して制御する
構内交換装置と、ホテルのフロントに設置された各客室
への宿泊客の出入を管理するフロント端末を収容するホ
テル全体の管理用電子計算機とに接続され、さらにコン
トローラに、携帯型無線端末と内線電話機とフロント端
末とから送出されるデータに基づいて作成される客室毎
のステータス情報を管理する管理テーブルを設けて、携
帯型無線端末からの要求に基づいて管理テーブルの所定
のデータを当該携帯型無線端末に送信して表示させるよ
うにしたので、ホテル全体の統合された最新の情報等を
手元で確認することができるようになり、従来のシステ
ムに比べて不要な作業を減らし、ホテルの管理における
業務効率を向上することができる。
【0092】また、請求項9記載の発明は、各客室に、
客室内への宿泊客の在・不在を検出する検出装置を設
け、当該検出装置の検出データをコントローラに送信す
るように構成し、客室毎のステータス情報の作成を検出
データを含め行うようにしたので、各客室のステータス
の変化に迅速に対応してステータス情報を更新すること
ができる。
【0093】また、請求項10記載の発明は、コントロ
ーラに、携帯型無線端末毎に識別情報を含む携帯型無線
端末情報を管理する端末管理テーブルを設け、端末管理
テーブルの情報に基づいて、コントローラと携帯型無線
端末との間または携帯型無線端末の相互間でメッセージ
通信を行うようにしたので、携帯型無線端末の携帯者と
コントローラの操作者との間で、あるいは他の携帯者と
の間で、迅速に連絡をとることが可能となる。
【0094】また、請求項11記載の発明は、コントロ
ーラと携帯型無線端末とに共通した定型のメッセージを
それぞれメモリに記憶しておき、メッセージ通信を定型
メッセージを指定することにより行うようにしたので、
簡単な操作で明確な通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるフロア管理システム
のシステム全体の概要を示すブロック図である。
【図2】図1に示すフロア管理システム(ホテルキーパ
ーシステム)の詳細ブロック構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2に示すハンディターミナル2の外観図であ
る。
【図4】図3に示すハンディターミナル2の表示部25
の表示状態を示す表示状態図である。
【図5】図2に示すホテルキーパーシステムのホテル内
での設置状況を示す模式図である。
【図6】図5に示すホテル300の5階部分を示す平面
図である。
【図7】従来のホテルキーパーシステムの構成例を示す
ブロック図である。
【図8】図7に示す従来のホテルキーパーシステムのホ
テル内での設置状況を示す説明図である。
【図9】図7に示す管理室表示器102の外観図であ
る。
【図10】図7に示すフロア表示器103−nの外観図
である。
【図11】図7に示すホテル200の5階部分を示す平
面図である。
【図12】作業手順とコントローラ1の処理との関係を
説明する説明図である。
【図13】図1に示したシステム構成を変形した他の実
施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2,2a,2b,……,2j ハンディターミナル 5 フロントインジケータ 6 PBX 16 無線送受信器 19 管理ファイルテーブル 19a 客室ステータス情報領域 300 ホテル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部屋から構成されるフロアの管理
    用のシステムであって、 前記フロア内を移動する複数の携帯型無線端末と、前記
    フロア内に設置されて所定範囲内に位置する前記携帯型
    無線端末と無線信号の送受信を行う複数の無線基地装置
    と、前記複数の無線基地装置を統合して制御するコント
    ローラとから構成され、 前記コントローラには前記複数の部屋毎のステータス情
    報を管理する管理テーブルを設けて、 前記携帯型無線端末からの要求に基づいて前記管理テー
    ブルの所定のデータを当該携帯型無線端末に送信して表
    示させるように構成したことを特徴とするフロア管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 複数の部屋から構成されるフロアを含む
    多層階のビルの各フロアの管理用のシステムであって、 前記ビル内を移動する複数の携帯型無線端末と、各フロ
    アに少なくとも1つ設置されて所定範囲内に位置する前
    記携帯型無線端末と無線信号の送受信を行う無線基地装
    置と、前記複数の無線基地装置を統合して制御するコン
    トローラとから構成され、 前記コントローラには前記各フロアの部屋毎のステータ
    ス情報を管理する管理テーブルを設けて、 前記携帯型無線端末からの要求に基づいて前記管理テー
    ブルの所定のデータを当該携帯型無線端末に送信して表
    示させるように構成したことを特徴とするフロア管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記管理テーブルは、前記携帯型無線端
    末から送信される前記部屋のステータス情報により管理
    されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    フロア管理システム。
  4. 【請求項4】 前記コントローラには、前記携帯型無線
    端末毎に識別情報を含む携帯型無線端末情報を管理する
    端末管理テーブルを設け、 該端末管理テーブルの情報に基づいて、前記コントロー
    ラと前記携帯型無線端末との間または前記携帯型無線端
    末の相互間で、メッセージ通信を行うように構成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかの請求
    項記載のフロア管理システム。
  5. 【請求項5】 前記コントローラと前記携帯型無線端末
    とに共通した定型のメッセージをそれぞれメモリに記憶
    しておき、 前記メッセージ通信を前記定型メッセージを指定するこ
    とにより行うように構成したことを特徴とする請求項4
    記載のフロア管理システム。
  6. 【請求項6】 複数の客室から構成されるフロアを含む
    多層階のホテルの前記客室の管理用のシステムであっ
    て、 前記ホテル内を移動する複数の携帯型無線端末と、各フ
    ロアに少なくとも1つ設置されて所定範囲内に位置する
    前記携帯型無線端末と無線信号の送受信を行う無線基地
    装置と、前記複数の無線基地装置を統合して制御するコ
    ントローラとから構成され、 前記コントローラには前記フロアの複数の客室毎のステ
    ータス情報を管理する管理テーブルを設けて、 前記携帯型無線端末からの要求に基づいて前記管理テー
    ブルの所定のデータを当該携帯型無線端末に送信して表
    示させるように構成したことを特徴とするホテルキーパ
    ーシステム。
  7. 【請求項7】 前記管理テーブルは、前記携帯型無線端
    末から送信される前記客室のステータス情報により管理
    されることを特徴とする請求項6記載のホテルキーパー
    システム。
  8. 【請求項8】 複数の客室から構成されるフロアを含む
    多層階のホテルの前記客室の管理用のシステムであっ
    て、 前記ホテル内を移動する複数の携帯型無線端末と、各フ
    ロアに少なくとも1つ設置されて所定範囲内に位置する
    前記携帯型無線端末と無線信号の送受信を行う無線基地
    装置と、前記複数の無線基地装置を統合して制御するコ
    ントローラとから構成され、 前記コントローラは、前記客室に設置された内線電話機
    を統合して制御する構内交換装置と、前記ホテルのフロ
    ントに設置された前記各客室への宿泊客の出入を管理す
    るフロント端末を収容する前記ホテル全体の管理用電子
    計算機とに接続され、 前記コントローラには、前記携帯型無線端末と前記内線
    電話機と前記フロント端末とから送出されるデータに基
    づいて作成される前記客室毎のステータス情報を管理す
    る管理テーブルを設けて、 前記携帯型無線端末からの要求に基づいて前記管理テー
    ブルの所定のデータを当該携帯型無線端末に送信して表
    示させるように構成したことを特徴とするホテルキーパ
    ーシステム。
  9. 【請求項9】 前記各客室に、客室内への宿泊客の在・
    不在を検出する検出装置を設け、当該検出装置の検出デ
    ータを前記コントローラに送信するように構成し、前記
    客室毎のステータス情報の作成を前記検出データを含め
    行うように構成したことを特徴とする請求項8記載のホ
    テルキーパーシステム。
  10. 【請求項10】 前記コントローラには、前記携帯型無
    線端末毎に識別情報を含む携帯型無線端末情報を管理す
    る端末管理テーブルを設け、 該端末管理テーブルの情報に基づいて、前記コントロー
    ラと前記携帯型無線端末との間または前記携帯型無線端
    末の相互間で、メッセージ通信を行うように構成したこ
    とを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかの請求
    項記載のホテルキーパーシステム。
  11. 【請求項11】 前記コントローラと前記携帯型無線端
    末とに共通した定型のメッセージをそれぞれメモリに記
    憶しておき、 前記メッセージ通信を前記定型メッセージを指定するこ
    とにより行うように構成したことを特徴とする請求項1
    0記載のホテルキーパーシステム。
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