JPH08286953A - プログラム検証システム - Google Patents

プログラム検証システム

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JPH08286953A
JPH08286953A JP7087119A JP8711995A JPH08286953A JP H08286953 A JPH08286953 A JP H08286953A JP 7087119 A JP7087119 A JP 7087119A JP 8711995 A JP8711995 A JP 8711995A JP H08286953 A JPH08286953 A JP H08286953A
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under test
area
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program
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JP7087119A
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English (en)
Inventor
Minoru Morofushi
実 諸伏
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Computer Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ通信のソフトウェアを複数で動作させ
る等、シミュレーションをより実環境に近い形式で実現
させ、ソフトウエアの開発期間の短縮が図る。 【構成】 領域使用状況記憶手段は、記憶手段の予め定
められた複数の領域毎に、当該領域が使用されているか
否かの使用状況を記憶する。送信側では、被試験プログ
ラムの実行により情報が発生した場合に、使用していな
い記憶手段の領域を検出し、その領域に、前記情報と当
該情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの数
と当該情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラム
の識別情報とを登録する。データ管理手段は、送信相手
先のそれぞれに受信すべき情報がある旨を通知し、受信
側では、受信すべき情報が記憶されている領域から当該
受信すべき情報を読み出し、読みだした情報を対応する
被試験プログラムに転送する。全ての送信相手先で受信
処理が行われたときに受信すべき情報をクリアする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作成したソフトウェア
についてシミュレーションにより検証するシステムに係
わり、特に、複数の通信装置に搭載するソフトウェア間
のインタフェース不良の摘出に最適な検証システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサのシミュレーション
による検証方法の従来の技術としては、特開平3−15
0641号公報に記載されているような方法がある。
【0003】この従来技術では、複数のマイクロプロセ
ッサシステムにおいて、それぞれのマイクロプロセッサ
システムのシミュレータを同時に実行させるために、複
数のマイクロプロセッサシステム間のデータの送受信を
実現するための共有記憶領域を設けている。この共有記
憶領域は排他制御され、各シミュレータからは共有記憶
領域にアクセスすることが可能である。
【0004】また、マイクロプロセッサシステムに搭載
される通信ソフトなどの複数のソフトウェアについての
検証を行うために、シミュレータにより実環境を模擬し
て検証する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通信ソフト等の場合、
ソフトウェア間の送受信が同時に複数発生したり、ま
た、複数のソフトウェアに対して同報により送信を行う
ことがある。従来のシミュレータでは、このような送受
信に対しては、送受信の管理が複雑になるので対応する
ことができず、より実環境に近い環境を実現することが
できないという課題がある。
【0006】本発明の目的は、複数のソフトウェアの検
証をより実環境に近い形式で実現させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、複数の被試験プログラムを実行させて検証
するためのプログラム検証システムであって、前記複数
の被試験プログラムを同時に実行する実行手段と、前記
複数の被試験プログラムごとに対応して設けられ、前記
被試験プログラムの実行により発生した情報を他の複数
の被試験プログラムと送受信するための送受信手段と、
前記被試験プログラムの実行により発生した情報と、当
該情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの数
と、当該情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラ
ムの識別情報とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の
予め定められた複数の領域毎に、当該領域が使用されて
いるか否かの使用状況を記憶するための領域使用状況記
憶手段と、前記被試験プログラム毎に、受信すべき情報
が前記記憶手段の領域に記憶されていることを、当該記
憶手段の領域を示す情報とともに記憶する受信記憶手段
と、前記領域使用状況記憶手段を参照し、前記記憶手段
の領域が使用されている状況である場合に、当該使用さ
れている状況の記憶手段の領域を参照し、前記情報の送
信相手先の他の複数の被試験プログラムの識別情報を一
つずつ抽出し、当該抽出した被試験プログラムの識別情
報を前記記憶手段から消去し、前記情報の送信相手先の
他の複数の被試験プログラムの数を1減算して前記記憶
手段に更新し、当該抽出した被試験プログラムの識別情
報に対応する前記受信記憶手段の領域に、前記受信すべ
き情報が前記記憶手段の領域に記憶されていることを、
当該記憶手段の領域を示す情報とともに登録し、当該抽
出した被試験プログラムに対応する送受信手段に対して
受信すべき情報がある旨を通知するデータ管理手段とを
有し、前記送受信手段の送信側の各々は、前記被試験プ
ログラムの実行により情報が発生した場合に、前記領域
使用状況記憶手段を参照して使用していない前記記憶手
段の領域を検出し、当該検出した使用していない前記記
憶手段の領域について使用している状況にあることを前
記領域使用状況記憶手段に登録し、当該検出した使用し
ていない前記記憶手段の領域に、前記情報と、当該情報
の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの数と、当
該情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの識
別情報とを登録し、前記送受信手段の受信側の各々は、
前記データ管理手段から通知を受けると、前記受信記憶
手段を参照し、前記受信すべき情報が記憶されている領
域から当該受信すべき情報を読み出し、読みだした情報
を対応する被試験プログラムに転送し、当該送受信手段
の被試験プログラムの識別情報に対応する前記受信記憶
手段の領域を消去し、前記情報の送信相手先の他の複数
の被試験プログラムの数が0である場合に、前記領域使
用状況記憶手段の前記読みだした情報が記憶されている
領域について当該領域が使用されていないことを登録す
る。
【0008】
【作用】本発明において、領域使用状況記憶手段は、記
憶手段の予め定められた複数の領域毎に、当該領域が使
用されているか否かの使用状況を記憶する。また、受信
記憶手段は、被試験プログラム毎に、受信すべき情報が
前記記憶手段の領域に記憶されていることを、当該記憶
手段の領域を示す情報とともに記憶する。
【0009】また、実行手段は、複数の被試験プログラ
ムを同時に実行する。例えば、計算機のOSの機能によ
り被試験プログラムをJOBとして並列して実行させる
ようにできる。
【0010】送受信手段の送信側の各々は、前記被試験
プログラムの実行により情報が発生した場合に、前記領
域使用状況記憶手段を参照して使用していない前記記憶
手段の領域を検出し、当該検出した使用していない前記
記憶手段の領域について使用している状況にあることを
前記領域使用状況記憶手段に登録し、当該検出した使用
していない前記記憶手段の領域に、前記情報と、当該情
報の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの数と、
当該情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの
識別情報とを登録する。
【0011】データ管理手段は、領域使用状況記憶手段
を参照し、前記記憶手段の領域が使用されている状況で
ある場合に、当該使用されている状況の記憶手段の領域
を参照し、前記情報の送信相手先の他の複数の被試験プ
ログラムの識別情報を一つずつ抽出し、当該抽出した被
試験プログラムの識別情報を前記記憶手段から消去し、
前記情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの
数を1減算して前記記憶手段に更新し、当該抽出した被
試験プログラムの識別情報に対応する前記受信記憶手段
の領域に、前記受信すべき情報が前記記憶手段の領域に
記憶されていることを、当該記憶手段の領域を示す情報
とともに登録し、当該抽出した被試験プログラムに対応
する送受信手段に対して受信すべき情報がある旨を通知
する。
【0012】送受信手段の受信側の各々は、前記データ
管理手段から通知を受けると、前記受信記憶手段を参照
し、前記受信すべき情報が記憶されている領域から当該
受信すべき情報を読み出し、読みだした情報を対応する
被試験プログラムに転送し、当該送受信手段の被試験プ
ログラムの識別情報に対応する前記受信記憶手段の領域
を消去し、前記情報の送信相手先の他の複数の被試験プ
ログラムの数が0である場合、すなわち、全ての送信相
手先で受信処理が行われたときに前記領域使用状況記憶
手段の前記読みだした情報が記憶されている領域につい
て当該領域が使用されていないことを登録する。
【0013】これにより、複数のソフトウェアに対して
同報通信を行うことができ、より実環境に近い形式でソ
フトウェアの検証を行うことができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を、図1から図5を参照して
説明する。
【0015】図1は、本発明の実施例におけるプログラ
ム検証システムの構成の概略図を示している。図1にお
いて、プログラム検証システム100は、処理を行う中
央演算処理装置101と、プログラム等を記憶するため
の主記憶装置102とを備える。主記憶装置102に
は、検証したい複数の被試験プログラム103と、デー
タ管理を行うためのデータ管理プログラム104とを記
憶し、共用して使用される領域である共有メモリ105
を備える。また、プログラム検証システム100には、
処理の制御情報や検証の開始指示などを行うためのキー
ボードなどの入力装置と検証結果等を表示するための表
示装置とを備える端末装置110を有する。
【0016】つぎに、図2に、図1に示す構成における
プログラム検証システムの構成の概念図を示す。図2に
おいて、プログラム検証システムは、複数プログラムを
タスクとして同時に実行させるOSシステム200と、
OSシステム200の下で実行可能であり、本検証シス
テムにより試験される被試験プログラム201〜203
と、被試験プログラムから受け取った情報をもとに共有
メモリ220をそれぞれアクセスする擬似モデル205
〜207と、被試験プログラム201〜203と同一レ
ベルでOSシステムに実行され、被試験プログラムおよ
び共有メモリの制御を行うデータ管理プログラム210
と、被試験プログラム201〜203およびデータ管理
プログラム210から同時にアクセス可能であり、OS
システム200に管理され、本検証システムのテーブル
やデータエリアが定義される共有メモリ220とを備え
る。擬似モデル205〜207は、被試験プログラムご
とに設けられ、被試験プログラムのデータの送受信を制
御する。データ管理プログラム210には、共有メモリ
へのアクセスを排他制御するための共有メモリアクセス
フラグ230を備えている。共有メモリアクセスフラグ
230は、擬似モデルが共有メモリにアクセスする際に
セットされ、アクセス終了後リセットされる。
【0017】図3に、図2で示したOSシステムに管理
され、データ管理プログラム210により共有メモリ内
に設定される各テーブル群の具体例を示す。図3におい
て、共有メモリのテーブルとしては、被試験プログラム
から送信されるデータがある場合のタスクの待ち行列を
管理するタスク管理テーブル310と、データエリアの
使用状況を管理するデータエリア管理テーブル320
と、送受信データを記憶するデータエリア330とがあ
る。
【0018】タスク管理テーブル310は、OSシステ
ム下で実行しているすべての被試験プログラムのプログ
ラム番号を表すPRG−NO311と、OSシステムが
各タスク(被試験プログラム)を実行する際に管理する
IDであるOS管理ID312と、該当する被試験プロ
グラムに対し受信データが発生したか否かおよび被試験
プログラムから送信されるデータを記憶する領域である
データエリア330の位置(アドレス)を格納するデー
タキュー313とを記憶する。
【0019】データエリア管理テーブル320は、各デ
ータエリア330の先頭位置を格納するデータエリアア
ドレス321と、そのデータエリアが空きであるか使用
中であるかの使用状況を示すデータエリア使用状況32
2と、そのデータエリアがどの被試験プログラムで使用
されたかを示すデータエリア使用テストプログラム番号
323とを記憶する。
【0020】また、データエリア330は、被試験プロ
グラムが他の被試験プログラムと通信を実施する際にデ
ータの格納に利用するデータ領域であり、複数用意さ
れ、データエリア管理テーブル320により管理され
る。データエリア330には、図6に示すように、送信
相手数と送信相手先アドレスと送信データとが送信側の
擬似モデルにより格納される。同報通信の場合に、デー
タエリア330には、複数の送信相手先アドレスが示さ
れ、また、その送信相手先数が格納される。データ管理
プログラム210は、データエリア330の送信相手先
数と送信相手先アドレスとを参照して受信側の擬似モデ
ルを起動させるように割込みをかけるとともに、送信相
手先数を1減算しておく。受信側の擬似モデルでは、該
当するデータエリア330のデータを受信するととも
に、送信相手先数が0になった場合にデータエリア33
0の内容をクリアする。
【0021】本実施例においては、通信ソフトなどのプ
ログラムを複数同時に実行させ、そのプログラム(被試
験プログラム)の検証を行う。被試験プログラム間で
は、擬似モデルを介してデータが送受信される。擬似モ
デルでは、データエリア管理テーブルを参照して空きの
データエリア送受信データを記憶させ、データエリア管
理テーブルのデータエリア使用状況に使用中データある
ことを登録する。また、共有メモリへのアクセスを排他
制御するために、データ管理プログラム210内に共有
メモリアクセスフラグ230を設けておき、擬似モデル
が共有メモリにアクセスする際には、データ管理プログ
ラム210内のこの共有メモリアクセスフラグ230を
参照し、共有メモリアクセスフラグ230がセットされ
ていない場合に、共有メモリアクセスフラグ230をセ
ットして共有メモリにアクセスし、アクセス終了後、共
有メモリアクセスフラグ230をリセットすることとす
る。これにより、複数の擬似モデルが同時に共有メモリ
にアクセスするのを制御している。さらに、被試験プロ
グラムから複数の被試験プログラムに対して同報通信を
行う場合には、被試験プログラムは、データエリアに送
信相手先数と複数の相手先アドレスとを記憶させてお
く。データ管理プログラムは、この送信相手先数と複数
の相手先アドレスとを参照して相手先アドレスに対応す
るOS管理ID312により割込みを発生させることに
より対応する相手先の擬似モデルを起動させるととも
に、起動させた相手先アドレスを消去し、送信相手先数
を1減算しておく。データ管理プログラムは、相手先の
擬似モデルの受信処理が終了後、つぎの相手先アドレス
に対して同様の処理を行う。擬似モデルでは、割込みに
より起動されると受信処理を行い、受信処理終了後、デ
ータエリアの送信相手先数0になっている場合にデータ
エリアのデータの内容を消去する。これにより同報通信
を実現している。詳細については、図4および図5を参
照して後述する。
【0022】まず、本実施例におけるプログラム検証シ
ステムの動作開始時の処理を説明する。
【0023】図2に示すデータ管理プログラム210
は、被試験プログラム201〜203が利用する共有メ
モリ内に格納される各テーブルの初期設定を行う。初期
設定としてデータ管理プログラム210は、タスク管理
テーブル310、データエリア管理テーブル320およ
びデータエリア330をそれぞれ作成する。また、デー
タ管理プログラム210は、データエリア管理テーブル
320のデータエリアアドレス321に予め定められた
データエリアのアドレスを設定し、データエリア使用状
況322のすべてに空きであることを示す。そして、デ
ータ管理プログラム210は、被試験プログラムからの
コールを待つ。
【0024】被試験プログラムの各々は、オペレータか
ら入力装置を介して指示された自分のプログラム番号を
タスク管理テーブル310内のPRG−NO311に設
定する。OSは、被試験プログラムの管理番号を示すI
Dをタスク管理テーブル内OS管理ID312へ登録す
る。これらの処理がすべて完了したところで被試験プロ
グラムは、オペレータから入力装置を介して指示される
通信実行の要求を待つ。オペレータが、入力装置を介し
て通信実行要求を発生させると各被試験プログラム20
1〜203のそれぞれは、通信動作を開始する。
【0025】以下、図2に示す被試験プログラム201
から被試験プログラム203への通信を例にし、図4お
よび図5を参照してプログラム検証システムの動作の説
明を行う。図4に、各擬似モデルで処理されるデータエ
リアに通信データを格納する処理フローと、データエリ
アに格納された通信データを検出し、被試験プログラム
へ伝達する処理フローとを示す。また、図5に、データ
管理プログラムの概略処理フローを示し、データの検出
からデータ転送先への伝達の処理を示す。
【0026】被試験プログラム201は、プログラムを
実行し、実行中に送信したいデータが発生すると、送信
したいデータとそのデータの先頭に、通信相手先数と通
信相手のアドレス(被試験プログラムのプログラム番
号)とを、被試験プログラム201のワーク用として設
けられるデータエリアに仮設定し、擬似モデル205を
コールする。図4において、コールされた擬似モデル2
05は、被試験プログラムからコールがあった場合に
は、送信であると判断する(S401)。擬似モデル2
05は、送信の場合、被試験プログラム201のワーク
用として設けられた被試験プログラム201のデータエ
リアのアドレスを被試験プログラム201から取得する
(S402)。つぎに、擬似モデル205は、データエ
リア管理テーブル320を参照するために、共有メモリ
アクセスフラグ230を参照し、共有メモリアクセスフ
ラグ230がセットされていない場合には(S402−
1)、共有メモリアクセスフラグ230をセットし、共
有メモリへのアクセスを行う(S402−2)。まず、
擬似モデル205は、データエリア管理テーブル320
内のデータエリア使用状況322をチェックし(S40
3、S404)、未使用(空き)の領域があれば、被試
験プログラム201のワーク用として設けられるデータ
エリアに仮設定されたデータと通信相手のアドレス(被
試験プログラムのプログラム番号)とを、共有領域の未
使用のデータエリア331に転送する(S405)と共
に、データエリア管理テーブル320の該当するエリア
のデータエリア使用状況324を使用状態に設定する
(S406)。また、擬似モデル205は、送信側の被
試験プログラム201のプログラム番号をデータエリア
使用テストプログラム番号325に記入する(S40
7)。この後、擬似モデル205は、共有メモリアクセ
スフラグ230をリセットし(S414)、被試験プロ
グラム201に制御を戻す。これにより被試験プログラ
ム1からのデータの送信を完了する。
【0027】図5において、データ管理プログラム21
0は、定期的に、データが格納されたか否かを判断する
ために、データエリア管理テーブルのデータエリア使用
状況324を参照し(S501)、データエリア使用状
況324が使用状態であるデータエリアを検出する(S
502)。データ管理プログラム210は、検出したデ
ータエリア331に格納されている通信相手のアドレス
を参照する(S503)。通信相手先が複数ある場合に
は、先頭の通信相手先アドレスから取得する。また、タ
スク管理テーブル内のPRG−NO314を参照し(S
504)、通信相手のアドレスに該当するPRG−NO
のデータキュー313にデータエリアのアドレスを設定
する(この場合、通信相手先が被試験プログラム203
であるので図3に示すデータキュー315に値を設定す
る)(S505、S506)。この後、データ管理プロ
グラム210は、PRG−NOに対応するOS管理ID
316から通信相手のOS管理ID番号を取得し(S5
07)、それに対応する被試験プログラムへの割込み信
号を発生させる(この場合、PRG−NO=3のOS管
理ID=90へ割込みを発生させる)(S508)。ま
た、データエリアの送信相手先数を1減算し(S50
8)割込みを発生させた、データエリアの送信相手先ア
ドレスを消去する。同報通信の場合には、S501に移
行し、つぎの送信相手先アドレスに対して同様の処理を
行い、データエリア使用状況が擬似モデルにより空きに
設定されるまで各送信相手先に対して処理を行う。ま
た、データ管理プログラム210が共有メモリにアクセ
スする際にも排他制御を行う必要がある場合には、擬似
モデルにおける処理と同様に、共有メモリへのアクセス
の際に、共有メモリアクセスフラグ230がセットされ
ているか否かを判断し、セットされていない場合に、共
有メモリアクセスフラグ230をセットしてアクセスを
行い、アクセス終了後リセットするようにしてもよい。
【0028】OSは、割込み信号を受け取ると、OS管
理IDを元に被試験プログラム3へ割込みを発生させ
る。
【0029】割込みを受けた被試験プログラム203に
接続される擬似モデル207は、図4において、割込み
の場合には受信であると判断する(S401)。つぎ
に、擬似モデル207は、データエリア管理テーブル3
20を参照するために、共有メモリアクセスフラグ23
0を参照し、共有メモリアクセスフラグ230がセット
されていない場合には(S401−1)、共有メモリア
クセスフラグ230をセットし、共有メモリへのアクセ
スを行う(S401−2)。擬似モデル207はタスク
管理テーブルの被試験プログラム203のPRG−NO
311のプログラム番号をもとに(S408)、データ
キュー315を検索し、格納されているデータエリアを
検出する(S409)。それと共に、データエリア内の
データを、被試験プログラム203のワーク用として設
けられるデータエリアに転送し(S410)、被試験プ
ログラム203に対してワーク用として設けられるデー
タエリアのアドレスを受け渡す(S411)。擬似モデ
ル207は、データエリア内の送信相手先数が0になっ
ているか否かを判断し(S412−1)、送信相手先数
が0の場合には、全ての送信相手先で受信処理が行われ
たと判断できる。この場合、タスク管理テーブル310
内のデータキュー315をクリアし(S412)、対応
するデータエリア330をクリアし、データエリア管理
テーブル320のデータエリアの使用状況322に空き
を設定し、データアリア使用テストプログラム番号32
3をクリアする(S413)。送信相手先数が0でない
場合には、全ての送信相手先で受信処理が行われていな
いので、S412およびS413の処理は行わずに、共
有メモリアクセスフラグ230をリセットして、割込み
処理を終了する(S414)。
【0030】本実施例によれば、これら一連の処理を連
続で実行することにより、通信のシュミレーションを実
現することができる。また、複数の被試験プログラムが
タスク管理テーブル内のある一つのPRG−NOのデー
タキューに情報を集中させた場合、一局集中のシミュレ
ーションが可能となる。また、共有メモリへのアクセス
を排他制御することができ、同報通信が可能となる。
【0031】さらに、シュミレーション実施の最中に被
試験プログラムを追加するには、タスク管理テーブルを
追加することにより可能となる。具体的には、図3に示
すタスク管理テーブルのPRG−NO、管理テーブル内
OS管理IDおよびデータキュー317の一列を追加す
ることにより被試験プログラムの追加が可能となる。こ
のとき、他の被試験プログラムに指定されたPRG−N
Oと異なった番号を指定する。
【0032】本実施例によれば、複数の通信プログラム
間の動作に対するシステムテストを計算機でのシュミレ
ーションによって実現されるため、実機完成後でなけれ
ばできなかったシステムテストを実機完成前に実施でき
ることになり、プログラムの開発期間を短縮することが
できると共に、共有領域内に設定されるタスク管理テー
ブルを更新するのみで新たな通信プログラムを動作中に
加入することが可能であり、操作性の面からも簡単にシ
ュミレーションが実施できるという効果がある。
【0033】また、ソフトウェア間の送受信が同時に複
数発生したり、また、複数のソフトウェアに対して同報
により送信を行う場合にも対応でき、より実環境に近い
環境を実現することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、より実環境に近い形式
で、複数の被試験プログラム間の動作に対するシステム
テストを計算機でのシュミレーションによって実現する
ことができ、ソフトウエアの開発期間の短縮が図ること
ができる。また、本発明によれば、共有領域内に設定さ
れるタスク管理テーブルを更新するのみで新たな被試験
プログラムを動作中に加入することが可能であり、操作
性の面からも簡単にシュミレーションが実施できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるシステム構成図であ
る。
【図2】本発明のシステム構成のブロック図である。
【図3】本実施例における共有メモリの詳細情報を示す
説明図である。
【図4】本実施例における被試験プログラムへの伝達処
理のフローチャートである。
【図5】データ管理プログラムの概略処理を示すフロー
チャートである。
【図6】データエリアに格納する内容を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
100…プログラム検証システム、101…中央演算装
置、102…主記憶装置、200…OSシステム、20
1〜203…被試験プログラム、205〜207…疑似
モデル、210…タスク管理処理、220…共有メモ
リ、310…タスク管理テーブル、311…PRG−N
O、312…OS管理ID、313…データキュー、3
14…被試験プログラム3のPRT−NO、315…被
試験プログラムのデータキュー、316…被試験プログ
ラム3のOS管理ID、317…被試験プログラム1の
管理テーブル、320…データエリア管理テーブル、3
21…データエリアアドレス、322…データエリア使
用状況、323…データエリア使用テストプログラム番
号、324…データエリア331の使用状況エリア、3
25…データエリア331の使用被プログラム番号、3
30…データエリア、331…データエリア。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の被試験プログラムを実行させて検証
    するためのプログラム検証システムであって、 前記複数の被試験プログラムを同時に実行する実行手段
    と、 前記複数の被試験プログラムごとに対応して設けられ、
    前記被試験プログラムの実行により発生した情報を他の
    複数の被試験プログラムと送受信するための送受信手段
    と、 前記被試験プログラムの実行により発生した情報と、当
    該情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの数
    と、当該情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラ
    ムの識別情報とを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段の予め定められた複数の領域毎に、当該領
    域が使用されているか否かの使用状況を記憶するための
    領域使用状況記憶手段と、 前記被試験プログラム毎に、受信すべき情報が前記記憶
    手段の領域に記憶されていることを、当該記憶手段の領
    域を示す情報とともに記憶する受信記憶手段と、 前記領域使用状況記憶手段を参照し、前記記憶手段の領
    域が使用されている状況である場合に、当該使用されて
    いる状況の記憶手段の領域を参照し、前記情報の送信相
    手先の他の複数の被試験プログラムの識別情報を一つず
    つ抽出し、当該抽出した被試験プログラムの識別情報を
    前記記憶手段から消去し、前記情報の送信相手先の他の
    複数の被試験プログラムの数を1減算して前記記憶手段
    に更新し、当該抽出した被試験プログラムの識別情報に
    対応する前記受信記憶手段の領域に、前記受信すべき情
    報が前記記憶手段の領域に記憶されていることを、当該
    記憶手段の領域を示す情報とともに登録し、当該抽出し
    た被試験プログラムに対応する送受信手段に対して受信
    すべき情報がある旨を通知するデータ管理手段とを有
    し、 前記送受信手段の送信側の各々は、前記被試験プログラ
    ムの実行により情報が発生した場合に、前記領域使用状
    況記憶手段を参照して使用していない前記記憶手段の領
    域を検出し、当該検出した使用していない前記記憶手段
    の領域について使用している状況にあることを前記領域
    使用状況記憶手段に登録し、当該検出した使用していな
    い前記記憶手段の領域に、前記情報と、当該情報の送信
    相手先の他の複数の被試験プログラムの数と、当該情報
    の送信相手先の他の複数の被試験プログラムの識別情報
    とを登録し、 前記送受信手段の受信側の各々は、前記データ管理手段
    から通知を受けると、前記受信記憶手段を参照し、前記
    受信すべき情報が記憶されている領域から当該受信すべ
    き情報を読み出し、読みだした情報を対応する被試験プ
    ログラムに転送し、当該送受信手段の被試験プログラム
    の識別情報に対応する前記受信記憶手段の領域を消去
    し、前記情報の送信相手先の他の複数の被試験プログラ
    ムの数が0である場合に、前記領域使用状況記憶手段の
    前記読みだした情報が記憶されている領域について当該
    領域が使用されていないことを登録することを特徴とす
    るプログラム検証システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記記憶手段へのアク
    セスを許可するか否かを示すアクセスフラグをさらに備
    え、 前記送受信手段の各々は、前記記憶手段へアクセスする
    際に、前記アクセスフラグがアクセスを許可することを
    示している場合に、前記アクセスフラグをアクセスを許
    可しないようにセットして前記記憶手段へアクセスし、
    アクセス終了後、前記アクセスフラグをアクセスを許可
    するようにリセットし、前記アクセスフラグがアクセス
    を許可しないことを示している場合に、前記記憶手段へ
    のアクセスを行わないことを特徴とするプログラム検証
    システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109597632A (zh) * 2017-09-30 2019-04-09 美的智慧家居科技有限公司 家电模块升级测试方法及装置
US10838786B2 (en) 2016-09-05 2020-11-17 Mitsubishi Electric Corporation Embedded system, embedded system control method and data consistency judgment method

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