JPH08286298A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料Info
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- JPH08286298A JPH08286298A JP8952195A JP8952195A JPH08286298A JP H08286298 A JPH08286298 A JP H08286298A JP 8952195 A JP8952195 A JP 8952195A JP 8952195 A JP8952195 A JP 8952195A JP H08286298 A JPH08286298 A JP H08286298A
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Abstract
に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料の提供。 【構成】 支持体上に、下記の乃至の条件を満たす
感光性層を少なくとも1層有することを特徴とするハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料。 それぞれ高感度平板状ハロゲン化銀粒子と低感度平板
状ハロゲン化銀粒子の平均粒径の関係が以下の式(1)
で表される。式(1)1.0 < Px ≦ 1.5
(Px=TH/TL、TH:TL:それぞれ高感度及び低感
度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径、Px:上記感光
性層が青感性層の場合PR、緑感性層の場合PG、赤感性
層の場合PPと表す。) 塩化銀含有率90モル%以上のハロゲン化銀乳剤を含
有する。 ハロゲン化銀粒子の投影面積の10%以上が、(10
0)面を主平面とするアスペクト比3以上の平板状ハロ
ゲン化銀粒子である。
Description
たハロゲン化銀カラー写真感光材料に関する。
ン化銀粒子を使用する技術が知られており、高感度で高
鮮鋭性なカラーネガフィルムなどで実用されていた。
又、最近では高濃度の塩化銀を含有するハロゲン化銀乳
剤でも平板状のハロゲン化銀乳剤を調製する技術が多く
知られている。
ハロゲン化銀乳剤の製造方法としては、アミノアザイン
デン、ピリミジン、アミノアジン、チオ尿素、キサンチ
ノイド等の晶癖制御剤の存在下で粒子形成を行う方法が
知られており、例えば特公昭64−8326号、特開昭
62−3046号、同62−218959号、同63−
213836号、同63−281149号、特開平3−
116133号、同4−335632号、同5−373
5号、同5−204078号等に記載されている。又、
例えば米国特許5,178,997号には、アザインドール系化
合物を用い、化学量論的な過剰塩化物イオン濃度が0.
5M未満の条件下で塩化銀含有量50モル%以上、投影
面積の50%以上がアスペクト比>8、厚さ<0.3μ
mのハロゲン化銀乳剤が得られることを開示している
し、特開平5−204070号には2−ヒドロアミノア
ジン系化合物の存在下に調製し、これを除去するととも
に2価のイオウ原子、セレン原子を含有する安定剤を吸
着させる方法を開示している。
含量50モル%以上、厚さ<0.3μm、主平面が(1
00)面であるハロゲン化銀乳剤、米国特許5,264,337
号には、実質的に沃化銀を含有せず塩化銀含量50モル
%以上、投影面積の50%以上がアスペクト比<7.5
で平行な2枚の主平面が(100)面である平板状ハロ
ゲン化銀乳剤、米国特許5,275,930号には、塩化銀含量
50モル%以上、投影面積の30%以上がアスペクト比
8以上、厚さ0.3μm以下で平行な2枚の主平面が
(100)面であり、塩化銀含量75モル%以下のエピ
タキシー部が化学増感されているハロゲン化銀乳剤が開
示されており、これらにより高感度が得られることが開
示されている。
有率50モル%以上、隣接エッジ比10未満、アスペク
ト比2以上の(100)主平面を有する平板状ハロゲン
化銀乳剤において結晶格子の隣接カチオン位置に第8族
第5〜6周期の少なくとも一対の金属イオンを平均して
含有するハロゲン化銀乳剤を開示しておりこれにより高
感度が得られると記載されている。この中に、核生成段
階を前記金属化合物の存在下に行う例が記載されてい
る。
影面積の10%以上が(100)主平面を有しアスペク
ト比が1.5以上の平板状粒子であり、ハロゲン化銀粒
子の中心部に不連続なハロゲン組成ギャップ面を少なく
とも1つ有し、該ギャップが塩化物イオン含有率もしく
は臭化物イオン含有率として10〜100モル%差及び
/又はヨウ化物イオン含有率として5〜100モル%差
であることを特徴とするハロゲン化銀乳剤が開示されて
いる。この様なハロゲン組成ギャップ面を有することに
より(100)主平面を有する平板状粒子が再現性よく
調製できると記載されている。
有率90モル%以上でありかつ表面の臭化物イオン含有
量が全体の平均値に対して2倍以上である(100)主
平面を有する平板状ハロゲン化銀乳剤に、特定のシアニ
ン色素と含窒素複素環メルカプト化合物を含有させるこ
とにより塗布液の経時による感度変動の小さい、ひいて
は製造ロット間での感度の変動の小さいハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料が得られることを開示している。特開
平6−337490号には、Fe、Ru、Re、Os、R
h、Irの金属錯体の少なくとも一種を含有する塩化銀含
有率80モル%以上の(100)主平面を有する平板状
ハロゲン化銀乳剤とメルカプト複素環化合物を含有する
ハロゲン化銀写真感光材料の被膜のpHを4.0〜6.
5に調整することによって、経時保存されたハロゲン化
銀写真感光材料を漂白定着液の混入した現像液で処理し
た際に起こるカブリの問題や圧力減感が改良されること
を開示している。特開平6−337507号には塩化銀
含有率80モル%以上の(100)主平面を有する平板
状ハロゲン化銀乳剤を含有するハロゲン化銀写真感光材
料を漂白能を有する処理液の補充量が感光材料1m2当
たり150ml以下である脱銀工程で処理することを開
示しており、脱銀性に優れていると記載している。これ
らに記載の技術は、いずれも前述の特開平6−3086
48号に記載されているハロゲン組成ギャップ面を有す
ることによりその効果が高められると記載されている。
の感光性層に(100)面を主平面とするハロゲン化銀
乳剤を含有させた通常のカラー写真感光材料を用いる技
術においては、確かに高感度で有利であることが知られ
ている。しかしながら、これら技術では現像活性度の違
いにより多大な影響を受け易いという問題が発生してお
り、処理安定性が良好なカラー写真感光材料の開発が希
求されているのが現状である。
の問題を解決し、現像活性度の違いに左右されない処理
安定性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供
することである。
下の構成により達成される。
を満たす感光性層を少なくとも1層有することを特徴と
するハロゲン化銀カラー写真感光材料。
と低感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径の関係が以
下の式(1)で表される。
合PG、赤感性層の場合PPと表す。
化銀乳剤を含有する。
上が、(100)面を主平面とするアスペクト比3以上
の平板状ハロゲン化銀粒子である。
感性層を有し、前記青感性層及び該青感性層に対する緑
感性層或いは赤感性層が、下記の乃至の条件を満た
すことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
板状ハロゲン化銀粒子、緑感性平板状ハロゲン化銀粒子
或いは赤感性平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径が以下
の式(2)で表される。
は赤感性平板状ハロゲン化銀剤粒子の平均粒径SPを示
す。
化銀乳剤を含有する。
上が、(100)面を主平面とするアスペクト比3以上
の平板状ハロゲン化銀粒子である。
なくとも1層有することを特徴とする上記(2)のハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料。
度平板状ハロゲン化銀粒子と低感度平板状ハロゲン化銀
粒子の平均粒径の関係が以下の式(1)で表される。
合PG、赤感性層の場合PPと表す。
た系で、特に青感性層に対する緑感性層、赤感性層のハ
ロゲン化銀粒子、又同様に前記感光性層に含有される高
感度平板状ハロゲン化銀粒子と低感度平板状ハロゲン化
銀粒子の粒径を特定のバランスに設定することにより、
現像液の現像活性度の違いに左右されることなく、優れ
た処理安定性を達成するというものである。
満たす感光性層を少なくとも1層有することを特徴とす
るハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、単に感光材
料という)であり、特に下記する高感度及び低感度平板
状ハロゲン化銀粒子の平均粒径に関する条件を満たすこ
とが優れた処理安定性を達成する上で重要である。
それぞれ高感度平板状ハロゲン化銀粒子と低感度平板状
ハロゲン化銀粒子の平均粒径の関係が以下の式(1)で
表される。すなわち、 式(1) 1.0 < Px ≦ 1.5 Px = TH/TL TH:高感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径 TL:低感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径 Px:上記感光性層が青感性層の場合PR、緑感性層の場
合PG、赤感性層の場合PPと表す。
粒子及び低感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径のそ
れぞれTH、TLの関係Px=TH/TLが、1.0<Px≦
1.5である。ここでPxが1.0以下であれば、現像
活性度の違いでのカブリの変動が大きく、又Pxが1.
5より大であれば、現像度変動耐性が極端に劣化する。
前記式(1)において、好ましくは1.0<Px≦1.
3である。
れぞれのハロゲン化銀粒子の平均粒径は、粒子を無作為
に1000個以上抽出して、レプリカ法により透過型電
子顕微鏡写真を投影して、画像処理装置等を用いて個々
の粒子の投影面積と厚さを測定し、それらの算術平均を
求めればよい。
が、塩化銀の含有率が90モル%以上のハロゲン化銀乳
剤を含有することである。
剤に含まれるハロゲン化銀の組成は、塩化銀、塩臭化
銀、塩沃臭化銀、塩沃化銀等任意のハロゲン組成を有す
るものであってよいが、塩化銀を95モル%以上含有す
るのが好ましい。迅速処理性、処理安定性の点から、好
ましくは97モル%以上、より好ましくは98〜99.
9モル%の塩化銀を含有するハロゲン化銀乳剤が好まし
い。
のハロゲン化銀粒子の投影面積の10%以上が、(10
0)面を主平面とするアスペクト比3以上の平板状ハロ
ゲン化銀粒子である。前記(100)面を主平面とする
アスペクト比3以上の平板状ハロゲン化銀粒子が10%
未満の場合、本発明の効果が期待されず、迅速処理性、
処理安定性が十分に奏されない。本発明においては、前
記(100)面を主平面とするアスペクト比3以上の平
板状ハロゲン化銀粒子が、好ましくは30%以上、より
好ましくは50%以上である。
ン化銀粒子の直径と厚みの比のことを意味する。すなわ
ち、個々の粒子の投影面積と同一の面積を有する円の直
径をその粒子の厚さで除した値を意味する。本発明にお
ける上記ハロゲン化銀粒子の直径とは、粒子の投影面積
に等しい面積の円の直径を指し、又ハロゲン化銀粒子の
厚みとは、該ハロゲン化銀粒子の表面を構成する最も間
隔の狭い2つの平行な面の距離で表される。
00個以上抽出して、前述のレプリカ法等により透過型
電子顕微鏡写真を投影して、画像処理装置等を用いて個
々の粒子の円相当直径と厚さを測定して求められる。こ
の場合、厚さはレプリカの影(シャドー)の長さから算
出することができる。
層を有し、前記青感性層及び該青感性層に対する緑感性
層或いは赤感性層が下記の条件を満たす感光材料であ
り、特に下記するそれぞれ上記各層に含有される平板状
ハロゲン化銀粒子の平均粒径に関する条件を満たすこと
が優れた処理安定性を達成する上で重要である。
有される青感性平板状ハロゲン化銀粒子、緑感性平板状
ハロゲン化銀粒子或いは赤感性平板状ハロゲン化銀粒子
の平均粒径が以下の式(2)で表されることである。す
なわち、 式(2) 1.0 < Rx ≦ 2.5 Rx = SR/Sx SR:青感性平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径 Sx:緑感性平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径SG或い
は赤感性平板状ハロゲン化銀剤粒子の平均粒径SPを示
す。
R/Sxが、それぞれ1.0<Rx≦2.5である。前記
Rxが1.0以下であれば、現像度による変動が大きく
なり、又Rxが2.5より大であれば、更に大幅に現像
度による変動が劣化する。
<Rx≦2.0であり、更に好ましくは1.4<Rx≦
1.8である。
び該青感性層に対する緑感性層或いは赤感性層が、それ
ぞれ塩化銀含有率90モル%以上のハロゲン化銀乳剤を
含有することである。又、上記感光性層に含有されるハ
ロゲン化銀乳剤に含まれるハロゲン化銀の組成等は、前
述した記載と同様である。
及び該青感性層に対する緑感性層或いは赤感性層の何れ
か一方のハロゲン化銀粒子の投影面積の10%以上が、
(100)面を主平面とするアスペクト比3以上の平板
状ハロゲン化銀粒子である。
ゲン化銀粒子の投影面積の30%以上が(100)面を
主平面とするアスペクト比3以上の平板状粒子であり、
より好ましいのは50%以上である。
達成するのは、式(1)と式(2)を同時に満足する感
光材料である。
乳剤は、感度の異なる単分散のハロゲン化銀乳剤を2種
以上同一層に添加することが特に好ましい。
合、各感光性層の平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径S
R、SG、SPは、それぞれ混合添加する平板状単分散ハ
ロゲン化銀粒子の平均粒径を平板状ハロゲン化銀粒子数
で加重平均して計算することができる。
は、臭化銀を高濃度に含有する部分を有するハロゲン化
銀乳剤が特に好ましく用いられる。この場合、高濃度に
臭化銀を含有する部分は、ハロゲン化銀乳剤粒子にエピ
タキシー接合していても、いわゆるコア/シェル乳剤で
あってもよいし、完全な層を形成せず単に部分的に組成
の異なる領域が存在するだけであってもよい。又、組成
は連続的に変化してもよいし不連続に変化してもよい。
臭化銀が高濃度に存在する部分は、ハロゲン化銀粒子の
表面の結晶粒子の頂点であることが特に好ましい。
は、重金属イオンを含有させるのが有利である。この様
な目的に用いることの出来る重金属イオンとしては、
鉄、イリジウム、白金、パラジウム、ニッケル、ロジウ
ム、オスミウム、ルテニウム、コバルト等の第8〜10
族金属、又カドミウム、亜鉛、水銀などの第12族遷移
金属や、鉛、レニウム、モリブデン、タングステン、ガ
リウム、クロムの各イオンを挙げることができる。中で
も鉄、イリジウム、白金、ルテニウム、ガリウム、オス
ミウムの金属イオンが好ましい。これらの金属イオン
は、塩や錯塩の形でハロゲン化銀乳剤に添加することが
出来る。
は、その配位子又はイオンとしてシアン化物イオン、チ
オシアン酸イオン、シアン酸イオン、塩化物イオン、臭
化物イオン、沃化物イオン、硝酸イオン、カルボニル、
アンモニア等を挙げることができる。中でも、シアン化
物イオン、チオシアン酸イオン、イソチオシアン酸イオ
ン、塩化物イオン、臭化物イオン等が好ましい。
オンを含有させるためには、該重金属化合物をハロゲン
化銀粒子の形成前、ハロゲン化銀粒子の形成中、ハロゲ
ン化銀粒子の形成後の物理熟成中の各工程の任意の場所
で添加すればよい。前述の条件を満たすハロゲン化銀乳
剤を得るには、重金属化合物をハロゲン化物塩と一緒に
溶解して粒子形成工程の全体或いは一部にわたって連続
的に添加することができる。
添加する際の量はハロゲン化銀1モル当り1×10-9〜
1×10-2モルがより好ましく、特に1×10-8〜5×
10-5モルが好ましい。
意の平板状粒子を用いることが出来る。好ましいのは、
(100)面を主平面とする平板状粒子である。
いては特に制限はないが、迅速処理性及び感度等、他の
写真性能を考慮した場合、好ましくは0.1〜1.8μ
mである。前記ハロゲン化銀粒子の粒径は、粒子の投影
面積か直径近似値を使って測定することができる。粒子
が実質的に均一形状である場合は、粒径分布は直径か投
影面積としてかなり正確にこれを表すことができる。
は、好ましくは変動係数が0.22以下、更に好ましく
は0.15以下の単分散ハロゲン化銀粒子であり、特に
好ましくは変動係数0.15以下の単分散乳剤を2種以
上同一層に添加することである。ここで変動係数は、粒
径分布の広さを表す係数であり、次式によって定義され
る。
その直径、又立方体や球状以外の形状の粒子の場合は、
その投影像を同面積の円像に換算したときの直径を表
す。
製方法としては、特開平5−204073、同6−19
4768、同6−301129、同6−337507、
同6−337490、同6−337489、米国特許第
5,320,938号等に記載されているものを挙げることがで
きる。
を反応させる形式としては、順混合法、逆混合法、同時
混合法、それらの組合せ等いずれでもよいが、同時混合
法で得られたものが好ましい。更に同時混合法の一形式
として特開昭54−48521号等に記載されているp
Agコントロールド・ダブルジェット法を用いることも
できる。
92524号等に記載の反応母液中に配置された添加装
置から水溶性銀塩及び水溶性ハロゲン化物塩水溶液を供
給する装置、ドイツ公開特許2,921,164号等に記載され
た水溶性銀塩及び水溶性ハロゲン化物塩水溶液を連続的
に濃度変化して添加する装置、特公昭56−50177
6号等に記載の反応器外に反応母液を取り出し、限外濾
過法で濃縮することによりハロゲン化銀粒子間の距離を
一定に保ちながら粒子形成を行なう装置等を用いてもよ
い。
ン化銀溶剤を用いてもよい。又、メルカプト基を有する
化合物、含窒素ヘテロ環化合物又は増感色素の様な化合
物をハロゲン化銀粒子の形成時、又は粒子形成終了の後
に添加して用いてもよい。
物を用いる増感法、カルコゲン増感剤を用いる増感法を
組み合わせて用いることが出来る。
感剤、セレン増感剤、テルル増感剤等を用いることが出
来るが、イオウ増感剤が好ましい。前記イオウ増感剤と
してはチオ硫酸塩、アリルチオカルバミドチオ尿素、ア
リルイソチアシアネート、シスチン、p−トルエンチオ
スルホン酸塩、ローダニン、無機イオウ等が挙げられ
る。
されるハロゲン化銀乳剤の種類や期待する効果の大きさ
等により変えることが好ましいが、ハロゲン化銀1モル
当たり5×10-10〜5×10-5モルの範囲、好ましく
は5×10-8〜3×10-5モルの範囲が好ましい。
酸、硫化金等の他各種の金錯体として添加することがで
きる。用いられる配位子化合物としては、ジメチルロー
ダニン、チオシアン酸、メルカプトテトラゾール、メル
カプトトリアゾール等を挙げることができる。金化合物
の使用量は、ハロゲン化銀乳剤の種類、使用する化合物
の種類、熟成条件等によって一様ではないが、通常はハ
ロゲン化銀1モル当たり1×10-4〜1×10-8モルで
あることが好ましく、更に好ましくは1×10-5〜1×
10-8モルである。
法としては、還元増感法を用いてもよい。
ロゲン化銀写真感光材料の調製工程中に生じるカブリを
防止したり、保存中の性能変動を小さくしたり、現像時
に生じるカブリを防止する目的で公知のカブリ防止剤、
安定剤を用いることが出来る。こうした目的に用いるこ
とのできる好ましい化合物の例として、特開平2−14
6036号7頁下欄に記載された一般式(II)で表され
る化合物を挙げることができ、更に好ましい具体的な化
合物としては、同8頁に記載の(IIa−1)〜(IIa−
8)、(IIb−1)〜(IIb−7)の化合物、1−(3
−メトキシフェニル)−5−メルカプトテトラゾール、
1−(4−エトキシフェニル)−5−メルカプトテトラ
ゾール等の化合物を挙げることができる。これらの化合
物は、その目的に応じて、ハロゲン化銀乳剤粒子の調製
工程、化学増感工程、化学増感工程の終了時、塗布液調
製工程等の工程で添加される。これらの化合物の存在下
に化学増感を行う場合には、ハロゲン化銀1モル当り1
×10-5〜5×10-4モル程度の量で好ましく用いられ
る。化学増感終了時に添加する場合には、ハロゲン化銀
1モル当り1×10-6〜1×10-2モル程度の量が好ま
しく、1×10-5〜5×10-3モルがより好ましい。塗
布液調製工程において、ハロゲン化銀乳剤層に添加する
場合には、ハロゲン化銀1モル当り1×10-6〜1×1
0-1モル程度の量が好ましく、1×10-5〜1×10-2
モルがより好ましい。
る場合には、塗布被膜中の量が1m2当り1×10-9〜
1×10-3モル程度の量が好ましい。
ョン防止やハレーション防止の目的で種々の波長域に吸
収を有する染料を用いることができる。この目的で、公
知の化合物をいずれも用いることが出来るが、特に可視
域に吸収を有する染料としては、特開平3−25184
0号第308頁に記載のAI−1〜11の染料及び特開
平6−3770号記載の染料が好ましく用いられ、赤外
線吸収染料としては、特開平1−280750号第2頁
左下欄に記載の一般式(I)、(II)、(III)で表さ
れる化合物が好ましい分光特性を有し、ハロゲン化銀写
真乳剤の写真特性への影響もなく、又残色による汚染も
なく好ましい。好ましい化合物の具体例として、同3頁
左下欄〜5頁左下欄に挙げられた例示化合物(1)〜
(45)を挙げることができる。
を改良する目的には感光材料の未処理試料の680nm
における分光反射濃度が0.7以上にする量が好ましく
更には0.8以上にすることがより好ましい。
添加することが白地性を改良でき好ましい。好ましく用
いられる化合物としては、特開平2−232652号記
載の一般式IIで示される化合物が挙げられる。
料として用いる場合には、イエローカプラー、マゼンタ
カプラー、シアンカプラーに組み合わせて400〜90
0nmの波長域の特定領域に分光増感されたハロゲン化
銀乳剤を含む層を有する。該ハロゲン化銀乳剤は一種又
は二種以上の増感色素を組み合わせて含有する。
光増感色素としては、公知の化合物をいずれも用いるこ
とができるが、青感光性増感色素としては、特開平3−
251840号28頁に記載のBS−1〜8を単独で又
は組み合わせて好ましく用いることができる。緑感光性
増感色素としては、同28頁に記載のGS−1〜5が好
ましく用いられる。又、赤感光性増感色素としては同2
9頁に記載のRS−1〜8が好ましく用いられる。又、
半導体レーザーを用いて赤外光により画像露光を行う場
合には、赤外感光性増感色素を用いる必要があるが、赤
外感光性増感色素としては、特開平4−285950号
6〜8頁に記載のIRS−1〜11の色素が好ましく用
いられる。又、これらの赤外、赤、緑、青感光性増感色
素に特開平4−285950号8〜9頁に記載の強色増
感剤SS−1〜SS−9や特開平5−66515号15
〜17頁に記載の化合物S−1〜S−17を組み合わせ
て用いるのが好ましい。
ロゲン化銀粒子形成から化学増感終了までの任意の時期
でよい。
ル、エタノール、フッ素化アルコール、アセトン、ジメ
チルホルムアミド等の水混和性有機溶媒や水に溶解して
溶液として添加してもよいし、固体分散物として添加し
てもよい。
用いられるカプラーとしては、発色現像主薬の酸化体と
カップリング反応して340nmより長波長域に分光吸
収極大波長を有するカップリング生成物を形成し得るい
かなる化合物をも用いることが出来るが、特に代表的な
物としては、波長域350〜500nmに分光吸収極大
波長を有するイエロー色素形成カプラー、波長域500
〜600nmに分光吸収極大波長を有するマゼンタ色素
形成カプラー、波長域600〜750nmに分光吸収極
大波長を有するシアン色素形成カプラーとして知られて
いるものが代表的である。
とのできるシアンカプラーとしては、特開平4−114
154号5頁左下欄に記載の一般式(C−I)、(C−
II)で表されるカプラーを挙げることができる。具体的
な化合物は、同5頁右下欄〜6頁左下欄にCC−1〜C
C−9として記載されているものを挙げることができ
る。
とのできるマゼンタカプラーとしては、特開平4−11
4154号第4頁右上欄に記載の一般式(M−I)、
(M−II)で表されるカプラーを挙げることができ
る。具体的な化合物は、同4頁左下欄〜5頁右上欄にM
C−1〜MC−11として記載されているものを挙げる
ことができる。上記マゼンタカプラーのうちより好まし
いのは、同号第4頁右上欄に記載の一般式(M−I)で
表されるカプラーであり、そのうち、上記一般式(M−
I)のRMが3級アルキル基であるカプラーが耐光性に
優れ特に好ましい。同号第5頁上欄に記載されている
MC−8〜MC−11は青から紫、赤に到る色の再現に
優れ、更にディテールの描写力にも優れており好まし
い。
とのできるイエローカプラーとしては、特開平4−11
4154号第3頁右上欄に記載の一般式(Y−I)で表
されるカプラーを挙げることができる。具体的な化合物
は、同3頁左下欄以降にYC−1〜YC−9として記載
されているものを挙げることができる。中でも同号の一
般式(Y−1)のRY1がアルコキシ基であるカプラー
又は特開平6−67388号記載の一般式(I)で示さ
れるカプラーは好ましい色調の黄色を再現でき好まし
い。このうち特に好ましい化合物例としては特開平4−
114154号第4頁左下欄に記載されているYC−
8、YC−9、及び特開平6−67388号13〜14
頁に記載のNo.(1)〜(47)で示される化合物を挙
げることができる。更に最も好ましい化合物は特開平4
−81847号第1頁及び同号第11〜17頁に記載の
一般式(Y−1)で示される化合物である。
ーやその他の有機化合物を添加するのに水中油滴型乳化
分散法を用いる場合には、通常沸点150℃以上の水不
溶性高沸点有機溶媒に、必要に応じて低沸点及び/又は
水溶性有機溶媒を併用して溶解し、ゼラチン水溶液等の
親水性バインダー中に界面活性剤を用いて乳化分散す
る。分散手段としては、撹拌機、ホモジナイザー、コロ
イドミル、フロージェットミキサー、超音波分散機等を
用いることができる。分散後、又は、分散と同時に低沸
点有機溶媒を除去する工程を入れてもよい。カプラーを
溶解して分散するために用いることの出来る高沸点有機
溶媒としては、ジオクチルフタレート、ジイソデシルフ
タレート、ジブチルフタレート等のフタル酸エステル
類、トリクレジルホスフェート、トリオクチルホスフェ
ート等のリン酸エステル類が好ましく用いられる。又、
高沸点有機溶媒の誘電率としては3.5〜7.0である
ことが好ましい。又、二種以上の高沸点有機溶媒を併用
することもできる。又、高沸点有機溶媒を用いる方法に
代えて、又は高沸点有機溶媒と併用して、水不溶性かつ
有機溶媒可溶性のポリマー化合物を必要に応じて低沸点
及び/又は水溶性有機溶媒に溶解し、ゼラチン水溶液等
の親水性バインダー中に界面活性剤を用いて種々の分散
手段により乳化分散する方法をとることもできる。この
時用いられる水不溶性で有機溶媒可溶性のポリマーとし
ては、ポリ(N−t−ブチルアクリルアミド)等を挙げ
ることができる。
整のため用いられる界面活性剤として好ましい化合物と
しては、1分子中に炭素数8〜30の疎水性基とスルホ
ン酸基又はその塩を含有するものが挙げられる。具体的
には特開昭64−26854号記載のA−1〜A−11
が挙げられる。又アルキル基に弗素原子を置換した界面
活性剤も好ましく用いられる。これらの分散液は通常ハ
ロゲン化銀乳剤を含有する塗布液に添加されるが、分散
後塗布液に添加されるまでの時間、及び塗布液に添加後
塗布までの時間は短いほうがよく各々10時間以内が好
ましく、3時間以内、20分以内がより好ましい。
の光、熱、湿度等による褪色を防止するため褪色防止剤
を併用することが好ましい。特に好ましい化合物として
は、特開平2−66541号第3頁記載の一般式I及び
IIで示されるフェニルエーテル系化合物、特開平3−
174150号記載の一般式IIIBで示されるフェノー
ル系化合物特開平64−90445号記載の一般式Aで
示されるアミン系化合物、特開昭62−182741号
記載の一般式XII、XIII、XIV、XVで示される金
属錯体が特にマゼンタ色素用として好ましい。又、特開
平1−196049号記載の一般式I’で示される化合
物及び特開平5−11417号記載の一般式IIで示され
る化合物が特にイエロー、シアン色素用として好まし
い。
で、特開平4−114154号第9頁左下欄に記載の化
合物(d−11)、同号10頁左下欄に記載の化合物
(A’−1)等の化合物を用いることができる。又、こ
れ以外にも米国特許4,774,187号に記載の蛍光色素放出
化合物を用いることも出来る。
体と反応する化合物を感光層と感光層の間の層に添加し
て色濁りを防止したり又ハロゲン化銀乳剤層に添加して
カブリ等を改良することが好ましい。このための化合物
としてはハイドロキノン誘導体が好ましく、更に好まし
くは2、5ージーt−オクチルハイドロキノンの様なジ
アルキルハイドロキノンである。特に好ましい化合物は
特開平4−133056号記載の一般式IIで示される化
合物であり、同号13〜14頁記載の化合物II−1〜II
−14及び17頁記載の化合物1が挙げられる。
を添加してスタチックカブリを防止したり色素画像の耐
光性を改良することが好ましい。好ましい紫外線吸収剤
としてはベンゾトリアゾール類が挙げられ、特に好まし
い化合物としては特開平1−250944号記載の一般
式III−3で示される化合物、特開昭64−66646
号記載の一般式IIIで示される化合物、特開昭63−1
87240号記載のUV−1L〜UV−27L、特開平
4−1633号記載の一般式Iで示される化合物、特開
平5−165144号記載の一般式(I)、(II)で示
される化合物が挙げられる。
してゼラチンを用いることが有利であるが、必要に応じ
て他のゼラチン、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分
子のグラフトポリマー、ゼラチン以外のタンパク質、糖
誘導体、セルロース誘導体、単一あるいは共重合体のご
とき合成親水性高分子物質等の親水性コロイドも用いる
ことができる。
スルホン型硬膜剤やクロロトリアジン型硬膜剤を単独又
は併用して使用することが好ましい。特開昭61−24
9054号、同61−245153号記載の化合物を使
用することが好ましい。又、写真性能や画像保存性に悪
影響するカビや細菌の繁殖を防ぐためコロイド層中に特
開平3−157646号記載の様な防腐剤及び抗カビ剤
を添加することが好ましい。又、感光材料又は処理後の
試料の表面の物性を改良するため保護層に特開平6−1
18543号や特開平2−73250号記載の滑り剤や
マット剤を添加することが好ましい。
ては、どの様な材質を用いてもよく、ポリエチレンやポ
リエチレンテレフタレートで被覆した紙、天然パルプや
合成パルプからなる紙支持体、塩化ビニルシート、白色
顔料を含有してもよいポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート支持体、バライタ紙等を用いることができ
る。中でも、原紙の両面に耐水性樹脂被覆層を有する支
持体が好ましい。耐水性樹脂としてはポリエチレンやポ
リエチレンテレフタレート又はそれらのコポリマーが好
ましい。
は、無機及び/又は有機の白色顔料を用いることがで
き、好ましくは無機の白色顔料が用いられる。例えば硫
酸バリウム等のアルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸カルシ
ウム等のアルカリ土類金属の炭酸塩、微粉ケイ酸、合成
ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ酸カルシウム、アルミナ、
アルミナ水和物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、クレ
イ等が挙げられる。白色顔料は好ましくは硫酸バリウ
ム、酸化チタンである。
る白色顔料の量は、鮮鋭性を改良する上で13重量%以
上が好ましく、更には15重量%が好ましい。
の分散度は、特開平2−28640号に記載の方法で測
定することができる。この方法で測定した際に、白色顔
料の分散度が前記に記載の変動係数として0.20以下
であることが好ましく、0.15以下であることがより
好ましい。
値が0.15μm以下、更には0.12μm以下である
ほうが光沢性がよいという効果が得られより好ましい。
又、反射支持体の白色顔料含有耐水性樹脂中や塗布され
た親水性コロイド層中に処理後の白地部の分光反射濃度
バランスを調整し白色性を改良するため群青、油溶性染
料等の微量の青味付剤や赤味付剤を添加することが好ま
しい。
持体表面にコロナ放電、紫外線照射、火炎処理等を施し
た後、直接又は下塗層(支持体表面の接着性、帯電防止
性、寸度安定性、耐摩擦性、硬さ、ハレーション防止
性、摩擦特性及び/又はその他の特性を向上するための
1又は2以上の下塗層)を介して塗布されていてもよ
い。
を向上させるために増粘剤を用いてもよい。塗布法とし
ては2種以上の層を同時に塗布することの出来るエクス
トルージョンコーティング及びカーテンコーティングが
特に有用である。
を形成するには、ネガ上に記録された画像を、プリント
しようとするハロゲン化銀写真感光材料上に光学的に結
像させて焼き付けてもよいし、画像を一旦デジタル情報
に変換した後その画像をCRT(陰極線管)上に結像さ
せ、この像をプリントしようとするハロゲン化銀写真感
光材料上に結像させて焼き付けてもよいし、デジタル情
報に基づいてレーザー光の強度を変化させて走査するこ
とによって焼き付けてもよい。
いない感光材料に適用するこのが好ましく、特に直接鑑
賞用の画像を形成する感光材料に適用することが好まし
い。
ー、ポジ画像を形成する感光材料、ディスプレイ用感光
材料、カラープルーフ用感光材料を挙げることができ
る。特に反射支持体を有する感光材料に適用することが
好ましい。
ン現像主薬としては、公知の化合物を用いることができ
る。これらの化合物の例として下記の化合物を上げるこ
とができる。
ニレンジアミン CD−2) 2−アミノ−5−ジエチルアミノトルエン CD−3) 2−アミノ−5−(N−エチル−N−ラウ
リルアミノ)トルエン CD−4) 4−(N−エチル−N−(βーヒドロキシ
エチル)アミノ)アニリン CD−5) 2−メチル−4−(N−エチル−N−(β
ーヒドロキシエチル)アミノ)アニリン CD−6) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N
−(β−(メタンスルホンアミド)エチル)−アニリン CD−7) N−(2−アミノ−5−ジエチルアミノフ
ェニルエチル)メタンスルホンアミド CD−8) N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミ
ン CD−9) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N
−メトキシエチルアニリン CD−10)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N
−(β−エトキシエチル)アニリン CD−11)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N
−(γーヒドロキシプロピル)アニリン 本発明においては、上記現像主薬は色現像液を任意のp
H域で使用できるが、迅速処理の観点からpH9.5〜
13.0であることが好ましく、より好ましくはpH
9.8〜12.0の範囲で用いられる。
〜70℃が好ましい。温度が高いほど短時間の処理が可
能であり好ましいが、処理液の安定性からはあまり高く
ない方が好ましく、37℃〜60℃で処理することが好
ましい。
程度で行われているが、本発明では40秒以内が好まし
く、更に25秒以内の範囲で行うことが更に好ましい。
えて、既知の現像液成分化合物を添加することが出来
る。通常、pH緩衝作用を有するアルカリ剤、塩化物イ
オン、ベンゾトリアゾール類等の現像抑制剤、保恒剤、
キレート剤等が用いられる。
理及び定着処理を施される。漂白処理は定着処理と同時
に行なってもよい。定着処理の後は、通常は水洗処理が
行なわれる。又、水洗処理の代替として、安定化処理を
行なってもよい。本発明のハロゲン化銀写真感光材料の
現像処理に用いる現像処理装置としては、処理槽に配置
されたローラーに感光材料を挟んで搬送するローラート
トランスポートタイプであっても、ベルトに感光材料を
固定して搬送するエンドレスベルト方式であってもよい
が、処理槽をスリット状に形成して、この処理槽に処理
液を供給するとともに感光材料を搬送する方式や処理液
を噴霧状にするスプレー方式、処理液を含浸させた担体
との接触によるウエッブ方式、粘性処理液による方式等
も用いることができる。大量に処理する場合には、自動
現像機を用いてランニング処理されるのが通常だがこの
際、補充液の補充量は少ない程好ましく、環境適性等よ
り最も好ましい処理形態は、補充方法として錠剤の形態
で処理剤を添加することであり、公開技法94−169
35に記載の方法が最も好ましい。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
3.5%ゼラチン水溶液(塩化ナトリウム0.654
g、ヨウ化カリウム0.050gを含有)2l中に下記
(A1液)及び(B1液)を30秒で同時添加し、10分
間熟成した後、更に下記(C1液)及び(D1液)をpC
l=2.32に制御しつつ170分かけて同時添加し
た。
ゼラチン水溶液と混合して再分散した。こうして、平均
粒径1.53μm、平均厚さ0.11μm(アスペクト
比13.9)の(100)面を主平面として持ち、アス
ペクト比3.0以上のハロゲン化銀粒子が投影面積で7
5%含まれる塩沃化銀乳剤(EM−1)を得た。
用いpH6.0、60℃にて最適に化学増感を行い、青
感性ハロゲン化銀乳剤EMR−1を得た。
5−メルカプトテトラゾール STAB−2: 1−フェニル−5−メルカプトテトラ
ゾール STAB−3: 1−(4−エトキシフェニル)−5−
メルカプトテトラゾール
液)乃至(D1液)の添加時間を変更した以外はハロゲ
ン化銀乳剤EM−1の調製と同様にしてハロゲン化銀乳
剤EM−2を調製した。こうして、平均粒径0.45μ
m、平均厚さ0.05μm(アスペクト比9.0)の
(100)面を主平面として持ち、アスペクト比3.0
以上のハロゲン化銀粒子が投影面積で82%含まれる塩
沃化銀乳剤(EM−2)を調製した。
を用い55℃にて最適に化学増感を行い、緑感性ハロゲ
ン化銀乳剤EMO−2を得た。
(D1液)の添加時間を変更した以外はハロゲン化銀乳
剤EM−1の調製と同様にして表3に示すハロゲン化銀
乳剤EM−3〜6を調製した。これらの乳剤は、いずれ
も(100)面を主平面として持ち、アスペクト比3.
0以上のハロゲン化銀粒子が投影面積でそれぞれ81
%、75%、77%、83%占めていた。前記EMR−
1と同様最適に化学増感を行い青感性乳剤EMR−3〜
6を調製した。
に保温した2%ゼラチン水溶液1l中に下記(A液)及
び(B液)をpAg=7.3、pH=3.0に制御しつ
つ30分かけて同時添加し、更に下記(C液)及び(D
液)をpAg=8.0、pH=5.5に制御しつつ18
0分かけて同時添加した。この時、pAgの制御は特開
昭59−45437号記載の方法により行い、pHの制
御は硫酸又は水酸化ナトリウム水溶液を用いて行った。
の5%水溶液と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用い
て脱塩を行った後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径
0.73μm、粒径分布の変動係数0.07、塩化銀含
有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EM−7を得
た。次に(A液)乃至(D液)の添加時間を変更した以
外はEM−7と同様にして平均粒径0.93μm、粒径
分布の変動係数0.08、塩化銀含有率99.5モル%
の単分散立方体乳剤EM−8と平均粒径0.30μm、
粒径分布の変動係数0.06、塩化銀含有率99.5モ
ル%の単分散立方体乳剤EM−9を調製した。上記得ら
れた乳剤EM−1〜9のアスペクト比を以下の表1に示
す。
1と同様に最適に化学増感を行い青感性乳剤EMR−
7、EMR−8を調製した。又、EM−7,EM−9に
対して、EMO−2と同様に最適に化学増感をおこない
緑感性乳剤EMO−7、EMO−9を調製した。
得られたEM−2に対し、下記化合物を用い65℃にて
最適に化学増感を行い、赤感性乳剤EMP−2を得た。
ン化銀1モル当り2.0×10-3モル添加した。又、E
M−7、EM−9に対して、EMP−2と同様にして最
適に化学増感を行い赤感性乳剤EMP−7、EMP−9
を調製した。
パルプの両面に高密度ポリエチレンをラミネートし、紙
支持体を作製した。但し、乳剤層を塗布する側には、表
面処理を施したアナターゼ型酸化チタンを15重量%の
含有量で分散して含む溶融ポリエチレンをラミネート
し、反射支持体を作製した。この反射支持体をコロナ放
電処理した後、ゼラチン下塗層を設け、更に以下に示す
構成の各層塗布液を塗設し、ハロゲン化銀写真感光材料
の試料1を作製した。塗布液は下記のごとく調製した。
界面活性剤(SU−1)7mlを含有する10%ゼラチ
ン水溶液220mlに超音波ホモジナイザーを用いて乳
化分散させてイエローカプラー分散液を調製した。この
分散液を上記調製した青感性ハロゲン化銀乳剤EMR−
1と混合し第1層塗布液を調製した。
と同様にして表2及び表3の塗布量となるように各層塗
布液を調製した。
を添加した。塗布助剤としては、界面活性剤(SU−
2)、(SU−3)を添加し、表面張力を調整した。
又、各層にF−1を全量が0.04g/m2となるよう
に添加した。
スルホン酸ナトリウム SU−2:スルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)・ナ
トリウム塩 SU−3:スルホ琥珀酸ジ(2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフ
ルオロペンチル)・ナトリウム塩 DBP :ジブチルフタレート DNP :ジノニルフタレート DOP :ジオクチルフタレート DIDP :ジ−i−デシルフタレート PVP :ポリビニルピロリドン H−1 :テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタ
ン H−2 :2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシ-s-トリアジン・
ナトリウム HQ−1 :2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン HQ−2 :2,5−ジ−sec−ドデシルハイドロキ
ノン HQ−3 :2,5−ジ−sec−テトラデシルハイド
ロキノン HQ−4 :2−sec−ドデシル−5−sec−テトラデシ
ルハイドロキノン HQ−5 :2,5−ジ〔(1、1−ジメチル−4−ヘ
キシルオキシカルボニル)ブチル〕ハイドロキノン 画像安定剤A :P−t−オクチルフェノール
変更した以外は、試料1と同様にして試料2〜7を作製
した。この様に作製した試料を白色光0.5秒でウエッ
ジ露光した後、下記現像処理工程により現像処理を行っ
た。
いての評価を以下の様にして行った。
て求めた。
露光量/カブリ濃度より0.8高い濃度を与えるに必要
な露光量) 次にイエロー発色、マゼンタ発色、シアン発色の階調γ
1のバランスを評価するためG1M、G1Cを以下のよう
に定義して求めた。
1C:赤感性層のγ1 G1Mを100として上記現像工程の発色現像時間を4
0秒と短くした場合の相対値をG1M(40)として求
めた。同様に発色現像時間を35秒と短くした場合の相
対値をG1M(35)として求めて評価した。G1C(4
0)、G1C(35)も同様にして評価した。結果を表
4に示す。
発色現像時間を変化させて現像度を変えても、イエロー
発色とマゼンタ発色のバランスは、良好に保たれること
がわかる。
(D1液)の添加時間を変更した以外は実施例1のEM
−1の調製と同様にして表1に示すようにハロゲン化銀
乳剤EM−10〜12を調製した。EM−10〜12
は、(100)面を主平面として有する平板状ハロゲン
化銀乳剤であった。又、アスペクト比3.0以上のハロ
ゲン化銀粒子が投影面積でそれぞれ68%、71%、7
3%を占めていた。
MR−1と同様に最適に化学増感、分光増感を行いEM
R−10〜12を調製した。
加する(C液)、(D液)の添加量を減量する以外は実
施例1のEM−7の調製と同様にしてEM−13を調製
した。得られたEM−13は、表1に示すように立方体
塩臭化銀乳剤〔平均粒径0.61μm、粒子サイズ分布
の変動係数(粒径の標準偏差/平均粒径)0.08、塩
化銀含有率 99.9モル%〕であった。
1と同様に最適に化学増感した乳剤EMR−13を調製
した。
の含有総量を試料1と同様にし、各層の乳剤種をそれぞ
れ変更して添加する以外は、表5のように乳剤を混合添
加して試料8〜12を作製した。その後、試料1と同様
にして処理及び評価し、その結果を表5に示す。
合して添加した場合、比較例に対しPR値が本発明の規
定するを満たしている試料9、10は現像変動耐性が著
しく改良されていることがわかる。この改良効果は、単
分散性立方体ハロゲン化銀粒子の乳剤を含有している試
料11、12では得られなかった。
(D1液)の添加時間を変更した以外は実施例1のEM
−1の調製と同様にして、表1に示すようにハロゲン化
銀乳剤EM−14を調製した。EM−14は、(10
0)面を主平面として有する平板状ハロゲン化銀乳剤で
あった。又、アスペクト比3.0以上のハロゲン化銀粒
子が投影面積で77%を占めていた。EM−14は、E
MO−2及びEMP−2と同様に最適に化学増感、分光
増感をおこないEMO−14及びEMP−14を調製し
た。
られたEM−3、EM−6に対し、それぞれEMO−2
と同様に最適に化学増感、分光増感させてEMO−3、
EMO−6を調製した。
られたEM−3、EM−6に対し、それぞれEMP−2
と同様に最適に化学増感、分光増感させてEMP−3、
EMP−6を調製した。
例2と同様にして表6に示したように試料13〜18を
作製し、処理、評価した。結果を表6、7に示す。
各感光性層の乳剤を2種混合して用いた場合でも現像度
変動耐性の効果が優れていることがわかる。特に、全層
において本発明の条件を満たした試料18は、顕著に優
れた効果を奏している。
ることで現像度を変えて処理を行っても、イエロー発色
とマゼンタ発色のバランスは良好に保たれており、現像
活性度の違いに左右されない優れた現像変動耐性の効果
を奏している。
た場合でも現像度変動耐性の効果が優れている。特に、
全感光性層において本発明の条件を満たした場合におい
ては、顕著に優れた効果を奏している。
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体上に、下記の乃至の条件を満
たす感光性層を少なくとも1層有することを特徴とする
ハロゲン化銀カラー写真感光材料。 それぞれ高感度平板状ハロゲン化銀粒子と低感度平板
状ハロゲン化銀粒子の平均粒径の関係が以下の式(1)
で表される。 式(1) 1.0 < Px ≦ 1.5 Px = TH/TL TH:高感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径 TL:低感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径 Px:上記感光性層が青感性層の場合PR、緑感性層の場
合PG、赤感性層の場合PPと表す。 塩化銀含有率90モル%以上のハロゲン化銀乳剤を含
有する。 ハロゲン化銀粒子の投影面積の10%以上が、(10
0)面を主平面とするアスペクト比3以上の平板状ハロ
ゲン化銀粒子である。 - 【請求項2】 支持体上に、青感性層、緑感性層、赤感
性層を有し、前記青感性層及び該青感性層に対する緑感
性層或いは赤感性層が、下記の乃至の条件を満たす
ことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 それぞれ上記各層に含有される青感性平板状ハロゲン
化銀粒子、緑感性平板状ハロゲン化銀粒子或いは赤感性
平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径が以下の式(2)で
表される。 式(2) 1.0 < Rx ≦ 2.5 Rx = SR/Sx SR:青感性平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径 Sx:緑感性平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径SG或い
は赤感性平板状ハロゲン化銀剤粒子の平均粒径SPを示
す。 塩化銀含有率90モル%以上のハロゲン化銀乳剤を含
有する。 ハロゲン化銀粒子の投影面積の10%以上が、(10
0)面を主平面とするアスペクト比3以上の平板状ハロ
ゲン化銀粒子である。 - 【請求項3】 下記の条件を満たす感光性層を少なく
とも1層有することを特徴とする請求項2記載のハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料。 上記感光性層に含有されるそれぞれ高感度平板状ハロ
ゲン化銀粒子と低感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒
径の関係が以下の式(1)で表される。 式(1) 1.0 < Px ≦ 1.5 Px = TH/TL TH:高感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径 TL:低感度平板状ハロゲン化銀粒子の平均粒径 Px:上記感光性層が青感性層の場合PR、緑感性層の場
合PG、赤感性層の場合PPと表す。
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