JPH08286035A - 光学用素膜の保護シートおよびその光学用素膜側への貼着方法 - Google Patents

光学用素膜の保護シートおよびその光学用素膜側への貼着方法

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JPH08286035A
JPH08286035A JP7116536A JP11653695A JPH08286035A JP H08286035 A JPH08286035 A JP H08286035A JP 7116536 A JP7116536 A JP 7116536A JP 11653695 A JP11653695 A JP 11653695A JP H08286035 A JPH08286035 A JP H08286035A
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film
protective sheet
sheet
vinyl alcohol
polymer
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JP7116536A
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Inventor
Rinjiro Ichikawa
林次郎 市川
Susumu Kishi
進 岸
Hirotoshi Terui
弘敏 照井
Minako Hayashi
水奈子 林
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Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塩化ビニル系重合体フィルムを基材として用
いているにもかかわらず、ビニルアルコール系重合体の
水溶液からなる接着剤による光学用素膜との接着が容易
な光学用素膜の保護シートを提供すること、またその保
護シートの光学用素膜側への貼着方法を提供することを
目的とする。 【構成】 偏光素膜、位相差素膜などの光学用素膜の少
なくとも片面に接着積層するための保護シート(1) であ
る。この保護シート(1) は、塩化ビニル系重合体フィル
ム(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)、または、塩
化ビニル系重合体フィルム(1a)/水系アンカーコーティ
ング層(1b)/厚み 0.5〜20μm のビニルアルコール系
重合体の薄層(1c)の層構成を有する積層シートからな
る。この保護シート(1) の層(1b)または薄層(1c)上にビ
ニルアルコール系重合体の水溶液を接着剤として塗布し
て光学用素膜(2) 側と貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏光素膜、位相差素膜
などの光学用素膜を保護するためのシートに関するもの
である。またその保護シートを光学用素膜側に貼着する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように液晶表示パネルは、入射光
側を前面側、その反対側を後面側とするとき、前面側偏
光板/液晶セル/後面側偏光板の基本構成を有する。前
面側偏光板と液晶セルとの間には位相板を介在させて、
前面側偏光板/位相板/液晶セル/後面側偏光板とする
ことも多い。ここで液晶セルは、透明電極(および配向
膜)を形成させた2枚の電極基板間に液晶を封入した構
成を有する。
【0003】そして前面側および後面側の偏光板は、偏
光素膜を保護するためにその偏光素膜の両面に保護シー
トを積層接着した構成を有する。つまり、1枚の液晶表
示パネルには2枚の偏光板が使われており、2枚の偏光
板のそれぞれには各2枚の保護シートが使われているこ
とになる。また位相板は、位相差素膜を保護するために
その位相差素膜の両面に保護シートを積層接着した構成
を有する。
【0004】偏光板や位相板の保護シートとしては、実
際には大半のケースにおいてセルローストリアセテート
シートが用いられているが、他の高分子シートを用いる
ことも提案されている。
【0005】たとえば、本出願人の出願にかかる特開平
6−88907号公報には、光等方性を有するビニルア
ルコール系重合体層/活性エネルギー線硬化型硬化物層
の層構成を有する偏光板製造用保護シートが示されてい
る。この場合、ビニルアルコール系重合体層の面が偏光
素膜に接着される。なお偏光素膜の他面に貼着する保護
シートは、セルローストリアセテートなどの透湿性シー
トが好適であるとしている。
【0006】同様に、本出願人の出願にかかる特開平6
−888908号公報には、光等方性ビニルアルコール
系重合体層/光等方性基材層の層構成の積層シートのい
ずれか一方の面に、活性エネルギー線硬化型硬化物層を
設けた偏光板製造用保護シートが示されている。
【0007】さらに本出願人の出願にかかる特開平7−
26103号公報には、ビニルアルコール系ポリマーを
エチレン性不飽和単量体でグラフト変性したポリマーア
ロイまたはこれと水性架橋剤との組成物でできたシート
を、偏光素膜や位相差素膜の保護シートとして用いるこ
とが示されている。
【0008】同じく本出願人の出願にかかる特開平7−
24978号公報には、上記のポリマーアロイまたはこ
れと水性架橋剤との組成物でできたシート上に、そのシ
ートよりも低い透湿度を有する低透湿の被覆層を設けた
シートを、偏光素膜や位相差素膜の保護シートとして用
いることが示されている。
【0009】また本出願人は、偏光素膜や位相差素膜の
保護にも使用することのできる光学用シートにつき、上
記4つの出願のほかにも多数の出願を行っている。
【0010】そして上で引用した4つの公報には、その
従来技術の説明の中で、従来提案されている保護シート
としては、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリ塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール共重
合体、ポリスチレン、アクリル系樹脂、ポリエステル、
ポリオレフィン、ポリアミド、ニトロセルロース、ポリ
−4−メチルペンテン、ポリアクリロニトリル、フェノ
キシ樹脂、ポリフェニレンオキサイド、エポキシ樹脂、
ビニル系樹脂、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、
ポリアリーレンエステルなどのシートまたは層があるこ
とが紹介されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】先にも述べたように、
偏光板や位相板作製用の保護シートとしてはセルロース
トリアセテートシートが汎用されている。これは、セル
ローストリアセテートシートの光学的性質がすぐれ、し
かも水をソルベントとする水系接着剤による偏光素膜
(一軸延伸ポリビニルアルコールフィルム−ヨウ素系の
ものを用いるのが通常である)や位相差素膜(一軸延伸
ポリビニルアルコールを用いるのが通常である)との接
着が可能であるからである。
【0012】しかしながら、セルローストリアセテート
シートは、その製膜に際し、環境汚染のおそれのある塩
素系溶剤(メチレンクロライド)を用いなければならな
いという不利がある上、比較的高コストであるので、そ
の使用量を減じていくことが望まれる。またセルロース
トリアセテートシートは、光学用素膜側との積層接着に
際し、水系接着剤による接着強度が必ずしも満足すべき
ものではなく、そのためセルローストリアセテートシー
トの表面に接着性向上のための処理(たとえばアルカリ
処理)をしておかねばならず、その結果セルローストリ
アセテートシートのコストが一段と高くなることを免か
れない。さらにセルローストリアセテートシートは、液
晶セルの電極基板がプラスチックス基板であるときは、
その基板に偏光板や位相板を貼ったときにセルロースト
リアセテートシートが湿気を吸う傾向があるので、液晶
表示パネルがカールするおそれがある。
【0013】先に引用した4つの公報の従来技術の説明
の中で、これらの公報の発明よりももっと以前から提案
されているものとして紹介されている各種の保護シート
は、セルローストリアセテートシートに比すれば保護シ
ートとしての基本的な適性が不足している。
【0014】これに対し先に引用した4つの公報自体の
発明にかかる保護シートは、種々の工夫がなされている
ためセルローストリアセテートシートに代替することが
可能であるが、益々厳しくなる市場の要求に応えるため
には、コストおよび防湿性の点でなお改良の余地があ
る。
【0015】そこで本発明者らは、光学用素膜の保護シ
ートとして極めて安価でかつ防湿性を有する塩化ビニル
系重合体フィルムを用いることにつき検討を行った。も
しこのフィルムの使用が可能となれば、1枚の液晶表示
パネルに必要な保護シート6枚(前面側偏光板で2枚、
位相板で2枚、後面側偏光板で2枚)のうちの一部を代
替することができるのでそれだけコストを低減でき、ま
た偏光板や位相板に防湿性が付与されるので、液晶セル
の電極基板がプラスチックス基板であるときであっても
液晶表示パネルがカールするおそれがない。
【0016】しかしながら、塩化ビニル系重合体フィル
ムは典型的な疎水性樹脂フィルムであるため、それ単膜
では親水性の膜である偏光素膜(一軸延伸ポリビニルア
ルコールフィルム−ヨウ素系)や位相差素膜(一軸延伸
ポリビニルアルコールフィルム)との水系接着剤による
接着は極めて難しい。また仮に接着できても、水系接着
剤のソルベントである水が抜けにくかったり、接着操作
が円滑に進まなかったりする。
【0017】本発明は、このような背景下において、塩
化ビニル系重合体フィルムを基材として用いているにも
かかわらず、ビニルアルコール系重合体の水溶液からな
る接着剤による光学用素膜との接着が容易な光学用素膜
の保護シートを提供すること、またその保護シートの光
学用素膜側への貼着方法を提供することを目的とするも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の光学用素膜の保
護シートの一つ(第1の保護シート)は、光学用素膜の
少なくとも片面に接着積層するための保護シート(1) で
あって、該保護シート(1) が、塩化ビニル系重合体フィ
ルム(1a)の片面に水系アンカーコーティング層(1b)を設
けた積層シートからなることを特徴とするものである。
【0019】本発明の光学用素膜の保護シートの他の一
つ(第2の保護シート)は、光学用素膜の少なくとも片
面に接着積層するための保護シート(1) であって、該保
護シート(1) が、塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片
面に水系アンカーコーティング層(1b)を介して厚み 0.5
〜20μm のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設
けた積層シートからなることを特徴とするものである。
【0020】本発明の保護シートの光学用素膜側への貼
着方法の一つは、上記第1の保護シート(1) の水系アン
カーコーティング層(1b)上にビニルアルコール系重合体
の水溶液を接着剤として塗布して光学用素膜(2) 側と貼
着することを特徴とするものである。
【0021】本発明の保護シートの光学用素膜側への貼
着方法の他の一つは、上記第2の保護シート(1) のビニ
ルアルコール系重合体の薄層(1c)上にビニルアルコール
系重合体の水溶液を接着剤として塗布して光学用素膜
(2) 側と貼着することを特徴とするものである。
【0022】以下本発明を詳細に説明する。なお下記の
説明において「水系」とは、水を主たる溶媒としたもの
であることを意味し、その趣旨を損なわない限りにおい
て水のほかに有機溶剤が併用されていても差し支えな
い。
【0023】第1の保護シート(1) は、塩化ビニル系重
合体フィルム(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)の
層構成を有する積層シートからなる。
【0024】第2の保護シート(1) は、塩化ビニル系重
合体フィルム(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)/
ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)の層構成を有する
積層シートからなる。
【0025】第1の保護シート(1) と第2の保護シート
(1) とを比較すると、後者の第2の保護シート(1) の方
が、光学用素膜(2) 側への貼着性の点で一段とすぐれて
おり、接着強度の点でも一段とすぐれている。
【0026】塩化ビニル系重合体フィルム(1a)を構成す
る塩化ビニル系重合体としては、各種重合度(分子量)
のポリ塩化ビニルのほか、塩化ビニルを主体とする他の
コモノマーとの共重合体(グラフト共重合体を含む)も
用いられる。コモノマーの例は、酢酸ビニル等のビニル
エステル、アルキルビニルエーテル、(メタ)アクリロ
ニトリル、アクリル系モノマー、塩化ビニリデン、スチ
レン系モノマー、α−オレフィンなどである。しかしな
がら、一般には通常の未変性のポリ塩化ビニルで充分で
ある。塩化ビニル系重合体の平均重合度は、1000以
上、好ましくは1500以上、さらに好ましくは200
0以上とすることが望ましい。
【0027】塩化ビニル系重合体フィルム(1a)として
は、透明性が良好な限りにおいて任意の厚みのものが用
いられるが、通常は10〜200μm 、好ましくは20
〜100μm の厚みのものが好適である。厚みが極端に
厚いときは液晶表示パネルとしたときの斜め方向からの
視認性が損なわれる上、透明性も低下し、厚みが極端に
薄いときは平面性(形態保持性ないし自己支持性)が損
なわれるおそれがあるからである。
【0028】塩化ビニル系重合体フィルム(1a)は、適当
な溶剤、たとえば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
アノン、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、
含塩素系溶剤をはじめとする溶剤または混合溶剤に溶解
した形で、流延製膜により製造される。この場合可塑剤
を配合すると、その上に形成する層の密着性が低下する
こと、フィルムの軟化点が下がって耐熱性が低下するこ
と、腰がなくなることなどの不利を生ずるので、可塑剤
は原則として用いないようにする。ただし名目的な量の
可塑剤の使用まで除外するものではない。
【0029】このような流延製膜により、光等方性の塩
化ビニル系重合体フィルム(1a)が得られる。ただし、本
発明の保護シートを前面側偏光板の入射光側の面の保護
シートとして用いるときは、特に光等方性である必要は
ないので、延伸した塩化ビニル系重合体フィルム(1a)用
いることもできる。
【0030】水系アンカーコーティング層(1b)として
は、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、イソシ
アネート系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フ
ェオノール系樹脂、ポリアミン系樹脂、ポリイミン系樹
脂などのアンカーコーティング剤のうち水溶液または水
分散液タイプのものから形成した層があげられる。水系
アンカーコーティング層(1b)の厚みは、通常は 0.1〜5
μm 、好ましくは 0.2〜3μm とする。
【0031】ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)にお
けるビニルアルコール系重合体としては、水溶性を有す
る限りにおいて、種々の重合度およびケン化度を有する
ポリビニルアルコール、共重合変性ポリビニルアルコー
ル、グラフト変性ポリビニルアルコールなどが用いられ
る。共重合変性またはグラフト変性ポリビニルアルコー
ルの場合の相手方のモノマー種は、エチレン性不飽和カ
ルボン酸またはその無水物・エステル・アミド・ニトリ
ル、OH基やエポキシ基を有するモノマー、α−オレフ
ィン、スチレン系モノマーなどである。
【0032】上記のビニルアルコール系重合体の薄層(1
c)は、架橋化したビニルアルコール系重合体の薄層であ
ることが特に好ましい。そこで、上記のようなビニルア
ルコール系重合体の水溶液に、メラミン樹脂系架橋剤、
フェノール樹脂系架橋剤、水性ウレタン系架橋剤、水性
エポキシ樹脂系架橋剤、水性イソシアネート系架橋剤、
水性ポリアミン系架橋剤、ポリイミン系架橋剤などの水
系架橋剤(水溶液または水分散液タイプの架橋剤)を配
合して薄層(1c)を形成するか、自己架橋しうるビニルア
ルコール系重合体の水溶液を用いて薄層(1c)を形成する
ことが望ましい。
【0033】ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)の厚
みは、 0.5〜20μm 、好ましくは0.5〜10μm 、さ
らに好ましくは 0.5〜8μm 、なかんずく1〜5μm に
設定され、厚みがこの範囲よりも小さいときは、適切な
厚みとしたときに比してはビニルアルコール系重合体の
水溶液からなる接着剤による光学用素膜側への接着操作
の円滑性が減殺され、一方厚みがこの範囲よりも大きい
ときは、サイドからの吸湿を防止できず、また透明性の
点でもマイナスになる。
【0034】上記の構成を有する第1の保護シート(1)
は、塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片面に、水系ア
ンカーコーティング剤を塗布し、乾燥を行い、さらにキ
ュアや熱処理あるいは比較的低温での長時間エイジング
を行って水系アンカーコーティング層(1b)を形成させる
ことにより製造される。
【0035】上記の構成を有する第2の保護シート(1)
は、塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片面に、水系ア
ンカーコーティング剤を塗布して水系アンカーコーティ
ング層(1b)を形成させ、ついでその上からビニルアルコ
ール系重合体を主剤とする水溶液を塗布してビニルアル
コール系重合体の薄層(1c)を形成させることにより製造
される。なお、水系アンカーコーティング剤の塗布後お
よびビニルアルコール系重合体を主剤とする水溶液の塗
布後は、乾燥を行い、さらに必要に応じてキュアや熱処
理あるいは比較的低温での長時間エイジングを行う。こ
の場合、工業的には、水系アンカーコーティング層(1b)
およびビニルアルコール系重合体の薄層(1c)の形成を2
ヘッドコーターを用いて一挙に行うことが特に好まし
い。
【0036】このようにして第1または第2の保護シー
ト(1) を得た後は、第1の保護シート(1) の水系アンカ
ーコーティング層(1b)上にまたは第2の保護シート(1)
のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)上に、ビニルア
ルコール系重合体の水溶液を接着剤として塗布して、光
学用素膜(2) 側と貼着する。このときの光学用素膜(2)
は、単膜の状態の光学用素膜(2) であってもよく、すで
に片方の保護シートに貼着した状態の光学用素膜(2) で
あってもよい。一般には、片面側の保護シートおよび反
対面側の保護シートのうちのいずれか一方の保護シート
にビニルアルコール系重合体の水溶液を滴下等の手段に
より塗布しながら光学用素膜(2) を重ねつつ対ロールに
より絞ってから乾燥に供し、続いてもう一方の保護シー
トにビニルアルコール系重合体の水溶液を滴下等の手段
により塗布しながら先に作製した保護シート/光学用素
膜(2) の積層体の光学用素膜(2) 側を重ねつつ対ロール
により絞ってから乾燥に供する方法が採用される。ま
た、片面側の保護シートおよび反対面側の保護シートの
それぞれにビニルアルコール系重合体の水溶液を滴下等
の手段により塗布しながら、これら両保護シート間に光
学用素膜(2) を挟むようにして対ロールにより絞ってか
ら乾燥に供する方法も採用される。
【0037】接着剤として用いるビニルアルコール系重
合体の水溶液としては、先に述べたようなビニルアルコ
ール系重合体の水溶液が用いられるが、通常の未変性の
ポリビニルアルコールの水溶液で充分である。このとき
の水溶液の重合体濃度は、接着性、円滑塗布性などを考
慮して適宜の値(たとえば1〜20重量%)に定められ
る。
【0038】先に述べたように、本発明の保護シート
(1) は、塩化ビニル系重合体フィルム(1a)/水系アンカ
ーコーティング層(1b)、または塩化ビニル系重合体フィ
ルム(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)/ビニルア
ルコール系重合体の薄層(1c)の層構成を有する積層シー
トからなるが、塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の他面
には、直接またはアンカーコーティング層(1d)を介して
機能性層(1e)を設けておくことができる。このときのア
ンカーコーティング層(1d)は、水系に限らず、溶剤系の
アンカーコーティング剤を用いて形成させることもでき
る。
【0039】機能性層(1e)設置の目的は、防眩、防傷、
描画、集光などのためである。機能性層(1e)は、熱硬化
型樹脂硬化物層、活性エネルギー線硬化型樹脂硬化物
層、無機質層などで構成される。
【0040】本発明の保護シート(1) は透湿性が小さい
ので、通常は光学用素膜(2) の片面に接着積層される。
光学用素膜(2) のもう一方の面に接着積層する他面側の
保護シート(3) としては、透湿度(JIS Z0208
に基き、温度40℃、相対湿度90%RHで測定)が1
00g/m2・24hr以上、殊に200g/m2・24hr以上、さら
には400g/m2・24hr以上の透湿性シートが好適に用い
られ、そのような透湿性シートの一例はセルローストリ
アセテートシート(表面をコロナ放電処理やアルカリ処
理したものを含む)である。他面側の保護シート(3) と
して透湿性シートを用いることにより、貼着時の水抜け
が円滑に進むからである。ただし事情が許せば、他面側
の保護シート(3) として、本発明の保護シート(1) ある
いは従来の技術の項で述べたような任意の保護シートを
用いることもできる。
【0041】光学用素膜(2) への保護シート(1) および
他面側の保護シート(3) の接着積層により、偏光板また
は位相板が作製される。この場合、他面側の保護シート
(3)の設置を省略し、保護シート(1) /光学用素膜(2)
からなる偏光板あるいは位相板の光学用素膜(2) 側の面
を、粘着剤層を介して電極基板または位相板あるいは偏
光板に直接積層するようにしてもよい。
【0042】
【作用】本発明の保護シート(1) は、塩化ビニル系重合
体フィルム(1a)の片面に水系アンカーコーティング層(1
b)を設けた積層シート(あるいはさらにその上から厚み
0.5〜20μm のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)
を設けた積層シート)からなるので、光学用素膜の保護
シート(1) の基材として疎水性の塩化ビニル系重合体フ
ィルムを用いているにもかかわらず、ビニルアルコール
系重合体の水溶液による光学用素膜(2) との接着が容易
である。
【0043】これは、水系アンカーコーティング層(1b)
(あるいはビニルアルコール系重合体の薄層(1c))上に
ビニルアルコール系重合体の水溶液を接着剤として塗布
して光学用素膜(2) 側と貼着するとき、接着剤がすみや
かに水系アンカーコーティング層(1b)(あるいはビニル
アルコール系重合体の薄層(1c))に吸収され、過剰の水
分なしに光学用素膜(2) と接着するためである。殊に第
2の保護シートにあっては、ビニルアルコール系重合体
の薄層(1c)および光学用素膜(2) のいずれもポリビニル
アルコール系であるため、ビニルアルコール系重合体の
水溶液による接着が一段と円滑になりかつ一段と強固に
なる。
【0044】なお、第2の保護シートにあっては、塩化
ビニル系重合体フィルム(1a)とビニルアルコール系重合
体の薄層(1c)との間には水系アンカーコーティング層(1
b)が介在しているため、塩化ビニル系重合体フィルム(1
a)とビニルアルコール系重合体の薄層(1c)との界面の密
着性不足も生じない。
【0045】そして、このように保護シート(1) の基材
として塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の使用を実用化
にまでもたらしたことは、偏光板や位相板の大幅なコス
ト低下に貢献し、市場の強い要求に応えることができ
る。
【0046】また塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の使
用により偏光板や位相板に防湿性が付与されるので、液
晶セルの電極基板がプラスチックス基板であるときであ
っても液晶表示パネルがカールするおそれがない。
【0047】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下「部」とあるのは重量基準で表わしたものであ
る。
【0048】実施例1 図1は、本発明の光学用素膜の保護シート(1) の一例を
模式的に示した説明図である。
【0049】水系アンカーコーティング剤として、ポリ
エステル樹脂とウレタン系樹脂との混合物よりなる水系
アンカーコーティング剤(高松油脂株式会社製の「WA
C−10」)を準備した。
【0050】平均重合度2500〜3200のストレー
トポリ塩化ビニルをテトラヒドロフランとジオキサンと
の重量比で1:1の混合溶剤に溶解した溶液を支持体上
に流延して、温度50℃で5分間、ついで温度100℃
で10分間乾燥し、厚み50μm の塩化ビニル系重合体
フィルム(1a)を得た。
【0051】この塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片
面に上記の水系アンカーコーティング剤を塗布して、温
度70〜100℃で乾燥し、ついで温度120℃で5分
間キュアすることにより、厚み1μm の水系アンカーコ
ーティング層(1b)を形成させた。
【0052】これにより、塩化ビニル系重合体フィルム
(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)の層構成を有す
る積層シートからなる保護シート(1) が得られたので、
その水系アンカーコーティング層(1b)側の面に、平均重
合度1000、ケン化度98.5モル%のポリビニルアルコ
ールの濃度12重量%の水溶液を滴下しながら、光学用
素膜(2) の一例としての一軸延伸ポリビニルアルコール
フィルム−ヨウ素系の偏光素膜を重ねつつ、対ロールに
より絞り、続いて温度60℃で乾燥した。
【0053】別途準備した市販の厚み80μm のアルカ
リ処理したセルローストリアセテートシートからなる保
護シート(3) の片面に上記と同じポリビニルアルコール
の水溶液を滴下しながら、上記で得た保護シート(1) /
光学用素膜(偏光素膜)(2)の積層体の光学用素膜(2)
側を重ねつつ、対ロールにより絞り、続いて温度60℃
で乾燥した。これにより、保護シート(1) /光学用素膜
(2) /保護シート(3)の層構成の偏光板が得られた。
【0054】得られた偏光板は極めて美麗であり、保護
シート(1) と光学用素膜(偏光素膜)(2) との間の密着
性は剥離不能であった、他面側の保護シート(3) と光学
用素膜(偏光素膜)(2) との間の密着性も、アルカリ処
理したセルローストリアセテート用いたため良好であっ
た。
【0055】実施例2 光学用素膜(2) として、偏光素膜に代えて一軸延伸ポリ
ビニルアルコールフィルムからなる位相差素膜を用いた
ほかは実施例1を繰り返した。
【0056】得られた位相板は極めて美麗であり、保護
シート(1) と光学用素膜(位相差素膜)(2) との間の密
着性は剥離不能であった、他面側の保護シート(3) と光
学用素膜(位相差素膜)(2) との間の密着性も、アルカ
リ処理したセルローストリアセテート用いたため良好で
あった。
【0057】実施例3 図2は、本発明の光学用素膜の保護シート(1) の他の一
例を模式的に示した説明図である。
【0058】塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の他面
に、予めアンカーコーティング層(1d)を介して紫外線硬
化型樹脂による防眩、防傷、描画または集光のための微
細な凹凸のある薄膜の機能性層(1e)を設けておいたほか
は、実施例1を繰り返した。これにより、実施例1と同
様の好ましい性質を有する偏光板に、さらに機能性が付
与されたものが得られた。
【0059】実施例4 塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片面に、水系アンカ
ーコーティング剤(ただし東洋紡績株式会社製の「バイ
ロン」を使用)の塗布、乾燥、キュアを行って、水系ア
ンカーコーティング層(1b)を形成させた。この場合も、
実施例1と同様の性質を有する保護シート(1) が得られ
た。
【0060】実施例5 図3は、本発明の光学用素膜の保護シート(1) の別の一
例を模式的に示した説明図である。
【0061】水系アンカーコーティング剤として、ポリ
エステル樹脂とウレタン系樹脂との混合物よりなる水系
アンカーコーティング剤(高松油脂株式会社製の「WA
C−10」)を準備した。また、ビニルアルコール系重
合体を主剤とする水溶液として、ポリビニルアルコール
/アクリル酸/N−メチロールアクリルアミドのグラウ
フト共重合体からなるポリマーアロイの濃度15重量%
の水溶液100部に、メチロール化メラミン系の架橋剤
の濃度80重量%の水溶液2部を添加、混合した塗布液
を準備した。
【0062】平均重合度2500〜3200のストレー
トポリ塩化ビニルをテトラヒドロフランとジオキサンと
の重量比で1:1の混合溶剤に溶解した溶液を支持体上
に流延して、温度50℃で5分間、ついで温度100℃
で10分間乾燥し、厚み50μm の塩化ビニル系重合体
フィルム(1a)を得た。
【0063】この塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片
面に、2ヘッドコーターを用いて、上記の水系アンカー
コーティング剤を塗布して100℃で1分間乾燥すると
共に、直ちに上記の架橋剤入りポリマーアロイの水溶液
を塗布して温度70〜120℃で5分間乾燥し、ついで
温度120℃で20分間キュアすることにより、厚み0.
8μm の水系アンカーコーティング層(1b)と厚み4μm
のビニルアルコール系重合体の薄層(1c)とをこの順に形
成させた。
【0064】これにより、塩化ビニル系重合体フィルム
(1a)/水系アンカーコーティング層(1b)/ビニルアルコ
ール系重合体の薄層(1c)の層構成を有する積層シートか
らなる保護シート(1) が得られたので、そのビニルアル
コール系重合体の薄層(1c)側の面に、平均重合度100
0、ケン化度98.5モル%のポリビニルアルコールの濃度
12重量%の水溶液を滴下しながら、光学用素膜(2) の
一例としてのポリビニルアルコール−ヨウ素系の偏光素
膜を重ねつつ、対ロールにより絞り、続いて温度60℃
で乾燥した。
【0065】別途準備した市販の厚み80μm のアルカ
リ処理したセルローストリアセテートシートからなる保
護シート(3) の片面に上記と同じポリビニルアルコール
の水溶液を滴下しながら、上記で得た保護シート(1) /
光学用素膜(偏光素膜)(2)の積層体の光学用素膜(2)
側を重ねつつ、対ロールにより絞り、続いて温度60℃
で乾燥した。これにより、保護シート(1) /光学用素膜
(2) /保護シート(3)の層構成の偏光板が得られた。
【0066】得られた偏光板は極めて美麗であり、保護
シート(1) と光学用素膜(偏光素膜)(2) との間の密着
性は剥離不能であった、他面側の保護シート(3) と光学
用素膜(偏光素膜)(2) との間の密着性も、アルカリ処
理したセルローストリアセテート用いたため良好であっ
た。
【0067】実施例6 光学用素膜(2) として、偏光素膜に代えて一軸延伸ポリ
ビニルアルコールフィルムからなる位相差素膜を用いた
ほかは実施例1を繰り返した。
【0068】得られた位相板は極めて美麗であり、保護
シート(1) と光学用素膜(位相差素膜)(2) との間の密
着性は剥離不能であった、他面側の保護シート(3) と光
学用素膜(位相差素膜)(2) との間の密着性も、アルカ
リ処理したセルローストリアセテート用いたため良好で
あった。
【0069】実施例7 図4は、本発明の光学用素膜の保護シート(1) のさらに
別の一例を模式的に示した説明図である。
【0070】塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の他面
に、予めアンカーコーティング層(1d)を介して紫外線硬
化型樹脂による防眩、防傷、描画または集光のための微
細な凹凸のある薄膜の機能性層(1e)を設けておいたほか
は、実施例5を繰り返した。これにより、実施例5と同
様の好ましい性質を有する偏光板に、さらに機能性が付
与されたものが得られた。
【0071】実施例8 塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片面に、まず水系ア
ンカーコーティング剤(ただし東洋紡績株式会社製の
「バイロン」を使用)の塗布、乾燥、キュアを行ってか
ら、架橋剤入りポリマーアロイの水溶液の塗布、乾燥、
キュアを行って、水系アンカーコーティング層(1b)およ
びビニルアルコール系重合体の薄層(1c)をそれぞれ形成
させた。この場合も、実施例5と同様の性質を有する保
護シート(1) が得られた。
【0072】
【発明の効果】作用の項でも述べたように、本発明の保
護シート(1) は、塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片
面に水系アンカーコーティング層(1b)を設けた積層シー
ト(あるいはさらにその上から厚み 0.5〜20μm のビ
ニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設けた積層シー
ト)からなるので、光学用素膜の保護シート(1) の基材
として疎水性の塩化ビニル系重合体フィルムを用いてい
るにもかかわらず、ビニルアルコール系重合体の水溶液
による光学用素膜(2) との接着が容易である。殊に第2
の保護シートにあっては、ビニルアルコール系重合体の
薄層(1c)および光学用素膜(2) のいずれもポリビニルア
ルコール系であるため、ビニルアルコール系重合体の水
溶液による接着が一段と円滑になりかつ一段と強固にな
る。
【0073】なお、第2の保護シートにあっては、塩化
ビニル系重合体フィルム(1a)とビニルアルコール系重合
体の薄層(1c)との間には水系アンカーコーティング層(1
b)が介在しているため、塩化ビニル系重合体フィルム(1
a)とビニルアルコール系重合体の薄層(1c)との界面の密
着性不足も生じない。
【0074】そして、このように保護シート(1) の基材
として塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の使用を実用化
にまでもたらしたことは、偏光板や位相板の大幅なコス
ト低下に貢献し、市場の強い要求に応えることができ
る。
【0075】また塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の使
用により偏光板や位相板に防湿性が付与されるので、液
晶セルの電極基板がプラスチックス基板であるときであ
っても液晶表示パネルがカールするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学用素膜の保護シート(1) の一例を
模式的に示した説明図である。
【図2】本発明の光学用素膜の保護シート(1) の他の一
例を模式的に示した説明図である。
【図3】本発明の光学用素膜の保護シート(1) の別の一
例を模式的に示した説明図である。
【図4】本発明の光学用素膜の保護シート(1) のさらに
別の一例を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
(1) …保護シート、 (1a)…塩化ビニル系重合体フィルム、 (1b)…水系アンカーコーティング層、 (1c)…ビニルアルコール系重合体の薄層、 (1d)…アンカーコーティング層、 (1e)…機能性層、 (2) …光学用素膜、 (3) …他面側の保護シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 水奈子 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番16号 藤森工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学用素膜の少なくとも片面に接着積層す
    るための保護シート(1) であって、該保護シート(1)
    が、塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片面に水系アン
    カーコーティング層(1b)を設けた積層シートからなるこ
    とを特徴とする光学用素膜の保護シート。
  2. 【請求項2】光学用素膜の少なくとも片面に接着積層す
    るための保護シート(1) であって、該保護シート(1)
    が、塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の片面に水系アン
    カーコーティング層(1b)を介して厚み 0.5〜20μm の
    ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)を設けた積層シー
    トからなることを特徴とする光学用素膜の保護シート。
  3. 【請求項3】ビニルアルコール系重合体の薄層(1c)が、
    架橋化したビニルアルコール系重合体の薄層である請求
    項2記載の保護シート。
  4. 【請求項4】塩化ビニル系重合体フィルム(1a)の他面
    に、直接またはアンカーコーティング層(1d)を介して機
    能性層(1e)が設けられている請求項1または2記載の保
    護シート。
  5. 【請求項5】機能性層(1e)が、防眩、防傷、描画または
    集光のための層である請求項4記載の保護シート。
  6. 【請求項6】請求項1の保護シート(1) の水系アンカー
    コーティング層(1b)上にビニルアルコール系重合体の水
    溶液を接着剤として塗布して光学用素膜(2) 側と貼着す
    ることを特徴とする保護シートの光学用素膜側への貼着
    方法。
  7. 【請求項7】請求項2の保護シート(1) のビニルアルコ
    ール系重合体の薄層(1c)上にビニルアルコール系重合体
    の水溶液を接着剤として塗布して光学用素膜(2) 側と貼
    着することを特徴とする保護シートの光学用素膜側への
    貼着方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002156526A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Konica Corp 光学異方性フィルム、その製造方法及び偏光板の製造方法
JP2002221619A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Gunze Ltd 偏光板
CN100342249C (zh) * 2004-11-22 2007-10-10 日东电工株式会社 光学薄膜及其应用、光学薄膜的制造方法

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